JP2007509129A5

JP2007509129A5 -

Info

Publication number: JP2007509129A5
Application number: JP2006536214A
Authority: JP
Filing date: 2004-10-20
Publication date: 2010-11-25
Anticipated expiration: 2024-10-20

Description

発明の要旨
本発明は固形マルチトールの製造方法であって、この方法が次の工程: a) 量Aのマルチトール粉末及び量Bの、マルチトール含有シロップを20℃〜第二温度の温度で攪拌 (turbulate)して、粒状生成物を得、この際第二温度はマルチトール粉末が固体であるように選ばれ、そして量Aは≧量Bであり、 b) 粒状生成物を乾燥させ, c) 乾燥した粒状生成物の粒子サイズを減少させて、固形マルチトールを得る工程を含む、上記製造方法に関する。

さらに詳しくは, 本発明はつぎの工程:
a) マルチトール粉末を流動床バスケット中に装填し、
b) 気体注入口温度、好ましくは80℃〜第二温度（この第二温度をマルチトール粉末が依然として固体であるように選ぶ）の空気注入口温度, より好ましくは90℃〜95℃の空気注入口温度を保持し、
c) 流動床の供給バスケット中に70%の乾燥物質を有するマルチトールシロップを添加し、
d) 粒状生成物を得るためにノズルを通してこのマルチトールシロップをマルチトール粉末上に噴霧し,
e) 1%未満, 好ましくは0.5%未満の水分含量を有する乾燥粒状生成物を得るために、上記被覆された生成物を乾燥させ、
f) 固形マルチトールを得るために、上記乾燥粒状生成物を粉砕し,
g) 工程 f) で95%〜98%, 好ましくは95%〜97%, より好ましくは95.5%〜 96.5%のマルチトール含量を有する固形マルチトールを得るまで、上記固形マルチトールのすべて又は一部を工程 a)に再循環させる工程を含む方法に関する。

発明の詳細な説明
本発明は、固形マルチトールの製造方法であって、この方法が次の工程:
a) 量Aのマルチトール粉末及び量Bの、マルチトール含有シロップを20℃〜第二温度の温度で攪拌して、粒状生成物を得、この際第二温度はマルチトール粉末が固体であるように選ばれ、そして量Aは≧量Bであり、
b) 粒状生成物を乾燥させ,
c) 乾燥した粒状生成物の粒子サイズを減少させて、固形マルチトールを得る
工程を含む、上記製造方法に関する。

Claims

固形マルチトールの製造方法であって、この方法が次の工程:
a) 量Aのマルチトール粉末及び量Bの、マルチトール含有シロップを20℃〜第二温度の温度で攪拌して、粒状生成物を得、この際第二温度はマルチトール粉末が固体であるように選ばれ、そして量Aは≧量Bであり、ついで
b) 粒状生成物を乾燥させ,
c) 乾燥した粒状生成物の粒子サイズを減少させて、固形マルチトールを得、
d) 固形マルチトールのすべて又は一部をマルチトール粉末として工程 a)に再循環させ
工程を含み、そしてこの方法が流動床中で行われる、上記製造方法。
工程ａ）で、マルチトール粉末を気体と共に攪拌する、請求項1記載の方法。
工程ａ）で、マルチトール粉末を窒素ガス又は空気と共に攪拌する、請求項２記載の方法。
工程ａ）で、マルチトール粉末を空気と共に攪拌する、請求項３記載の方法。
工程ｂ）で、被覆された生成物の乾燥を、20℃〜第二温度（マルチトール粉末が依然として固体である温度）の温度を有する気体を用いて行う、請求項１〜４のいずれか1つに記載の方法。
マルチトールシロップが40% 〜80%の乾燥物質含量及び乾燥物質に対して70%に等しいか又は70%より大きいマルチトール含量を含む、請求項1〜5のいずれか1つに記載の方法。
工程ａ）の温度が50℃〜第二温度（マルチトール粉末が依然として固体である温度）である、請求項1〜6のいずれか1つに記載の方法。
工程ａ）の温度が70℃〜上記第二温度である、請求項７記載の方法。
工程 a)の温度が80℃〜上記第二温度である、請求項８記載の方法。
工程ｃ) の固形生成物のマルチトール含量が乾燥物質に対して90 % w/w 〜99.5% w/wである、請求項1〜９のいずれか1つに記載の方法。
工程ｃ) の固形生成物のマルチトール含量が好ましくは乾燥物質に対して92% w/w〜97% w/wである、請求項１０記載の方法。
工程ｃ) の固形生成物のマルチトール含量が乾燥物質に対して94% w/w〜96% w/wである、請求項１１記載の方法。
当該方法がつぎの工程:
a) マルチトール粉末を流動床バスケット中に装填し、
b) 気体注入口温度を保持し、
c) 流動床の供給バスケット中に70%の乾燥物質を有するマルチトールシロップを添加し、
d) 粒状生成物を得るために、ノズルを通してこのマルチトールシロップをマルチトール粉末上に噴霧し、
e) 1%未満の水分含量を有する乾燥粒状生成物を得るために、上記被覆された生成物を乾燥させ,
f) 固形マルチトールを得るために、上記乾燥粒状生成物を粉砕し,
g) 工程 f) で95%〜98%のマルチトール含量を有する固形マルチトールを得るまで、上記固形マルチトールのすべて又は一部を工程 a)に再循環させる
工程を含む、請求項1〜１２のいずれか1つに記載の方法。
工程ｂ）において、気体注入口温度が80℃〜マルチトールの溶融範囲までの空気注入口温度である、請求項１３記載の方法。
工程ｂ）において、空気注入口温度が90℃〜95℃である、請求項１４記載の方法。
工程ｅ）において、乾燥粒状生成物が0.5%未満の水分含量を有する、請求項１３記載の方法。
工程ｆ）で得られる固形マルチトールが95%〜97%のマルチトール含量を有する、請求項１３記載の方法。
工程ｆ）で得られる固形マルチトールが95.5%〜 96.5%のマルチトール含量を有する、請求項１７記載の方法。