JP2007507327A - 体重だけで均衡がとれた傾斜を可能とする、調整可能な、座面と背もたれシートがフレームにより吊ら支えられたリクライニングチェアー - Google Patents
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Abstract
人間工学にかなっており、リラックスでき、調整可能で、無段階の傾斜を可能とし、安全で、機械仕掛けやクリックがなくとも体重のみによってバランスがとれるハンモック式のリクライニングチェアー装置。この発明は、シートの長さの調整機能が付き、バランスを崩して後ろに倒れてしまう危険性はなく、他の作業や機械仕掛けがなくとも体を人間工学的に支え、横に寝た姿勢まで、あらゆるポジションが取れ、そのポジションを維持することを可能とするリクライニングチェアー装置に関するものである。
この装置は、長さの調整(T2)ができる人間工学にかなったシート(A)が、シートフレーム(B1,B2,B3)の上に吊り支えられてシーソーし、変形可能な六面体構造のおかげでこのフレームが縦方向に傾斜し変形することができ、体重の均衡点と六面体の中心とを結ぶ軸(G,G’)を中心としてバランスをとり、変形しない固定された土台につけられるが、フレームのバランスは土台からは独立しており土台の変形は必要なく、土台にはフットレスト(R)と安全留め具(S)が備わるという構造になる。
本発明による装置は、快適で実用的で、室内・室外両用であり、プライベートにでも業務にも使用できるリクライニングチェアーに適用され、あらゆる通常の家具用材料によって実現することができる。
この装置は、長さの調整(T2)ができる人間工学にかなったシート(A)が、シートフレーム(B1,B2,B3)の上に吊り支えられてシーソーし、変形可能な六面体構造のおかげでこのフレームが縦方向に傾斜し変形することができ、体重の均衡点と六面体の中心とを結ぶ軸(G,G’)を中心としてバランスをとり、変形しない固定された土台につけられるが、フレームのバランスは土台からは独立しており土台の変形は必要なく、土台にはフットレスト(R)と安全留め具(S)が備わるという構造になる。
本発明による装置は、快適で実用的で、室内・室外両用であり、プライベートにでも業務にも使用できるリクライニングチェアーに適用され、あらゆる通常の家具用材料によって実現することができる。
Description
本発明はハンモック式のリクライニングシート装置に関するもので、その座面と背もたれシートは、人間工学に配慮しており、リラックスでき、体型に応じた調整が可能で、無段階で安全な傾斜を可能とし、機械仕掛けやクリックがなくとも体重だけでバランスがとれるようにできている。
従来の椅子装置の中には、様々なリクライニングが可能なものもあるが、頭から足まで体全体を支えなかったり、シートが硬く人間工学的ではなかったりと、体の一部だけの安楽しか得られない。
従来の椅子装置の中には、座面と背もたれシートが柔らかいものもあるが、シート部分の長さやヘッドレストの位置の調整機能がなく、使用者の身体的相違に完全には適用しない。
従来の椅子装置にはリクライニングが可能ではあるが、傾斜がシートの一部に限られる、あるいは傾斜角度が限られる椅子もあり、例えば背もたれだけしかリクライニングしなかったり、あるいは最大傾斜角度が半座状態にとどまったり、あるいはリクライニングさせると椅子の土台が変形して、土台が床にこすれることで動きが限られたりする。
また、使用者が座っている状態を離れたり移動したりしなければならなかったり、クリック、機械仕掛け、電気仕掛けなどを作動させなければならなかったり、あるいは、椅子を傾けたり戻したりするのに特別な労力が必要だったり、というようにリクライニングに条件が必要なものも存在する。
本発明による装置は、既存の無段階リクライニングチェアーの装置を、次に述べるように補完し、完成させたものである。
本発明は、人間工学に沿っていてリラックスできる、座面と背もたれシートがフレームにより吊り支えられたリクライニングチェアーに関するものである。(0011)と(0012)に述べるそれぞれのプロセスによって、本発明に従った装置では、使用者の体全体を人間工学的に支え、どの傾斜角度においても筋肉と循環器系の本当の弛緩とリラクゼーションを得ることができる。
さらに本発明に従った装置では、(0013)と(0014)に述べるそれぞれのプロセスによって、使用者の体型に合わせて座面と背もたれからなるシート部分の形態を調整できる。
本発明に従った装置は、(0015)、(0016)、(0017)に述べるそれぞれのプロセスによって、シートの安全で完全に無段階な傾斜を可能とし、使用者は、最大限に後ろに傾いた時にひっくり返ってしまう危険性なく、座っている状態から横になった状態まで、その中間のあらゆる傾斜角度のポジションを得ることができる。また、安定した完全な無段階傾斜ができるリクライニングチェアー装置として、本発明に従った装置は、固定された頑丈で変形しない土台の上で、土台から独立しかつ土台を変形することなく、双縦方向にシーソーし同時に変形するフレームにより吊り支えられた座面と背もたれシート((0011)参照)からなるが、さらに、土台には固定の安全留め具装置が備わっており、後ろへの傾きを制御できる。
最後に、本発明に従った装置は、(0018)に説明するように、機械仕掛けやクリックがなくとも、使用者の体重だけでシート/フレーム構造の傾斜の制御とバランスを可能とする。
一つ目のプロセスは、使用者の体の形に人間工学的に対応する、しなやかな座面と背もたれシートにあり、このシートは両端でシートフレームによって吊られた格好になっており、膝のあたる部分でバー(貫)によって支えられ、可動式で調整できるヘッドレストと固定されたフットレストがついている。このシートによって使用者の体全体が、椅子によって可能となるあらゆるポジションにおいて、頭から足まで常に支えられる。このハンモック式のしなやかなシートは、体重を分散しかつ完全に支え、どの傾斜角度においても筋肉の弛緩を可能とする。
こうやって常に体全体が支えられたところで、さらに、いかなる傾斜角度でもシートに連動するフットレストによる二つ目のプロセスが体を楽にする。
フレームにつり下げられた座面と背もたれシートが、いかなる傾斜角度においても、連動して使用者の体を完全に伸ばしかつ支える(体を支えるプロセス(0011)参照)と、体は完全に横になった状態まで傾斜することができ(傾斜プロセス(0016)、(0017)、(0018)を参照)、その際足は同時に上にあがり、フレームに備え付けられたフットレストによって支えられ、使用者の体の循環器系の弛緩を可能とする。
フレームにつり下げられた座面と背もたれシートが、いかなる傾斜角度においても、連動して使用者の体を完全に伸ばしかつ支える(体を支えるプロセス(0011)参照)と、体は完全に横になった状態まで傾斜することができ(傾斜プロセス(0016)、(0017)、(0018)を参照)、その際足は同時に上にあがり、フレームに備え付けられたフットレストによって支えられ、使用者の体の循環器系の弛緩を可能とする。
座面と背もたれシートの形態の調整装置として、三つ目のプロセスでは、使用者の身長に合わせて、このシートを短くしたり長くしたりすることができる。このプロセスは、フレームの左右両端についた留め具によってシートの足下を固定するバーを前後に動かすという調整装置が基本になっている。シートの頭部を留めるバーは固定されたままである。この左右対称になっているシート足部の固定用バーが前後することによってその長さや張りが調節できる。このようにして、使用者の身長に合わせてシートを長くしたり短くしたりすることができる。
四つ目のプロセスでは、使用者の身長に合わせて、シートについているヘッドレストの位置を決めることができる。このプロセスは、ヘッドレストの高さを調整できる可動装置によるもので、側面にある接着式の留具によってフレームの背の部分につけられたクッションを固定して引っ張る。このように使用者の身長に合わせて、ヘッドレストの位置を正確に決めることができる。
五つ目のプロセスは、変形可能な平行六面体が真ん中につけられたシートフレームの土台構造を基本としている。この平行六面体は、椅子の軸に沿った平行な2面上にある、左右対称かつ変形可能な2つの等辺平行四辺形を連結することで形成されている。このフレームシートの土台構造により、安定した頑丈な土台の上に吊られたシートとフレームが一緒になって、自由に軸回転(ローテーション)できる:
・この変形可能な平行六面体は、フレームを形成する3つの丈夫なパーツの結合によってできている。この3つの丈夫なパーツは、土台に取り付けられお互いに軸回転し、土台上のこの結合により、2つの平行な面上に2つの左右対称な等辺平行四辺形を形成する。これら平行四辺形の等辺性は、それぞれの向かい合った平行四辺形の4つの角それぞれの間が等距離になることによって得られる。
・2つの平行した面上の左右対称な2つの等辺平行四辺形は、それぞれが安定した土台の上に固定され土台を軸に回転するようになっている。平行四辺形の上部の辺の両端の2点は、向かいの平行四辺形の上部の辺の両端2点との間に架空の平行な2軸を形成し、この2軸は前述の2面に対しては垂直になり、さらにこの2軸に平行した下部の2軸を支点として、下部の2つの角によって形成される2点で固定され軸回転する。この2つの等辺平行四辺形は、前述の2面上の4つの角を中心とした軸回転によりひしゃげた等辺の菱形を形成しながら、縦方向に変形するようになっている。
・このように形成された平行六面体は、上部の2軸と下部の2軸を支えとして、安定した土台の上で縦方向に左右対称に軸回転することによって変形する。上下の4軸は、前述の平行な2平面に対しては垂直で、お互いは平行になるという構造になる。
・この変形可能な平行六面体は、フレームを形成する3つの丈夫なパーツの結合によってできている。この3つの丈夫なパーツは、土台に取り付けられお互いに軸回転し、土台上のこの結合により、2つの平行な面上に2つの左右対称な等辺平行四辺形を形成する。これら平行四辺形の等辺性は、それぞれの向かい合った平行四辺形の4つの角それぞれの間が等距離になることによって得られる。
・2つの平行した面上の左右対称な2つの等辺平行四辺形は、それぞれが安定した土台の上に固定され土台を軸に回転するようになっている。平行四辺形の上部の辺の両端の2点は、向かいの平行四辺形の上部の辺の両端2点との間に架空の平行な2軸を形成し、この2軸は前述の2面に対しては垂直になり、さらにこの2軸に平行した下部の2軸を支点として、下部の2つの角によって形成される2点で固定され軸回転する。この2つの等辺平行四辺形は、前述の2面上の4つの角を中心とした軸回転によりひしゃげた等辺の菱形を形成しながら、縦方向に変形するようになっている。
・このように形成された平行六面体は、上部の2軸と下部の2軸を支えとして、安定した土台の上で縦方向に左右対称に軸回転することによって変形する。上下の4軸は、前述の平行な2平面に対しては垂直で、お互いは平行になるという構造になる。
六つ目のプロセスは、前述の平行六面体の軸回転が、この六面体自体が含まれるフレームの構造の他の部分(背もたれとフットレスト)に与える作用からなる。安定した変形しない土台の上に固定され、そこで自由に軸回転するフレームは、使用者を支えるシートを吊り支える。フレームの変形や傾斜はシートの変形や傾斜を引き起こし、使用者のポジションの傾斜のバリエーションが得られることになる。
七つ目のプロセスは、シートとフレーム構造全体の傾斜によるシーソー移動で、後ろに最大限に倒れた際の制御を可能とするものだ。この制御は、動かない土台に取り付けられた変形しない安全留め具によって確保され、この安全留め具が、フレームの上部を受け留める仕組みになっている。
この装置は、椅子のシートに座る使用者の体重と、フレームの均衡の中心とが、同じ一つの軸の上に並びかつ作用する八つ目のプロセスによって可能となる。
この八つ目の同軸プロセスは次の2つの点を結ぶ。
・頑丈で変形しない土台((0015)、(0016)、(0017)参照)に固定されかつこの土台の上で回転するフレームを構成する3つのバーの上で、しなやかなシートは、膝の高さレベルで支えられながら((0011)と(0012)参照)自由にシーソーし、その両端でフレームにより吊り支えられるが、そのシートの中心にいる使用者の体重の均衡点。
・フレーム全体のバランスを支える、前述で定義された((0015)、(0016)、(0017)参照)変形可能な六面体の中心点。これは、六面体の対極同士の角を結んだ交差点に位置し、フレームの均衡点でもある。
上記の2点が上下に重なり合うことで、使用者の体重の均衡点とフレームの均衡点とを結ぶ軸を決定する。フレームの基礎となる平行六面体は、2つの等辺平行四辺形から成るが((0015)、(0016)、(0017)参照)、上記の2点を結ぶ軸は、この2つの平行四辺形の縦軸に平行するので、フレーム全体の傾斜面に平行することになる。シート/フレーム全体は相互に作用し回転可能((0015)、(0016)、(0017)参照)であり、シート上の使用者のあらゆる体重移動が、軸上に位置するフレームの中心点を反対方向に同時に移動させ、必然的に六面体とフレームを縦方向に変形することになる。よって椅子の傾斜は、体重の移動方向に従うことになる。
この八つ目の同軸プロセスは次の2つの点を結ぶ。
・頑丈で変形しない土台((0015)、(0016)、(0017)参照)に固定されかつこの土台の上で回転するフレームを構成する3つのバーの上で、しなやかなシートは、膝の高さレベルで支えられながら((0011)と(0012)参照)自由にシーソーし、その両端でフレームにより吊り支えられるが、そのシートの中心にいる使用者の体重の均衡点。
・フレーム全体のバランスを支える、前述で定義された((0015)、(0016)、(0017)参照)変形可能な六面体の中心点。これは、六面体の対極同士の角を結んだ交差点に位置し、フレームの均衡点でもある。
上記の2点が上下に重なり合うことで、使用者の体重の均衡点とフレームの均衡点とを結ぶ軸を決定する。フレームの基礎となる平行六面体は、2つの等辺平行四辺形から成るが((0015)、(0016)、(0017)参照)、上記の2点を結ぶ軸は、この2つの平行四辺形の縦軸に平行するので、フレーム全体の傾斜面に平行することになる。シート/フレーム全体は相互に作用し回転可能((0015)、(0016)、(0017)参照)であり、シート上の使用者のあらゆる体重移動が、軸上に位置するフレームの中心点を反対方向に同時に移動させ、必然的に六面体とフレームを縦方向に変形することになる。よって椅子の傾斜は、体重の移動方向に従うことになる。
上記のように、この発明に従ったリクライニングチェアーでは、シートの長さの調整機能が付き、バランスを崩して後ろに倒れてしまう危険性はなく、他の作業や機械仕掛けがなくとも体を人間工学的に支え、横に寝た姿勢まで、あらゆるポジションが取れ、無理なくそのポジションを維持することを可能とする。
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
位置の調整が可能な側面の接着留具(L1,L2)によって固定される可動ヘッドレスト(E)が備わったしなやかな座面と背もたれシート(A)。このシートはフレームに、(0022)、(0023)、(0024)に示されるように固定され、かつ/または、吊られる。
シートの両端は2つのバー(T2,T5)に固定され、軸回転に合わせて自由に滑り(隙間を開けてバーを包む形で固定されるかあるいは他の固定方法を使用)、T5は固定されているが、T2はシートの固定と長さの調整のために位置を移動することができる。
シートは膝のあたるところの固定されたバー(T1)の上で、自由に滑る。
シートは足首のところに固定されたバー(T3)の上で、自由に滑る。
お互いの間が固定され軸回転する丈夫な3つのパーツ(B1,B2,B3)で形成されるシートフレームは、背もたれの枠とシートの枠とを連結して形成され、(0026)、(0027)、(0028)に示されるような仕組みになっている。
B1:U字型の3つの頑丈な辺を持った平行四辺形が、上部の辺(T5)でシートを支え、横の2辺の下部の端が、左右対称の2つの回転点で固定され軸回転し(4)、対摩擦仕様のジョイントを備え、この2点を結ぶと、前述のお互いが平行である2平面に垂直になる軸(X4)ができる。
B2:4つの頑丈な辺を持った平行四辺形で、その前方が構造に組み込まれたフットレスト(R)を成し、シートの滑り(T3)と固定と長さ調整(T2)を可能とする横に渡った2本のバーを備える。B2は、左右対称の2つの回転点(3)で固定され回転するようになっていて、対摩擦仕様のジョイントを備え、この2点を結ぶとX4に平行する軸(X3)ができる。
B3:前述の2面上に、さらに平行な、3つの頑丈な辺を持った平行四辺形で、その上辺は、両端が平行四辺形の内側(下)にずれたところから横にバー(貫)(T1)が固定され、このバーが座った使用者の膝があたる高さでシートを支え、体重移動による傾斜に合わせて自由にシートが滑るようになっている。
(0026)、(0027)、(0028)に示されるB1、B2、B3が一緒になり、お互いに軸回転ができるようになってフレーム構造ができあがり、このフレーム構造が吊り支えられ、2つずつ(1,2)が左右に備わる4つの回転点で不動の土台に固定される。4つの回転点は、対摩擦仕様のジョイントを備え、お互いに平行な2軸(X1,X2)に支えられ、さらにX3とX4に平行にシーソーする。平行な2平面上の左右対称な2つの等辺平行四辺形(P1/P2)がこうやって形成され、4つの角が変化してひしゃげた菱形に変形する。その中には、1、2、3、4点によってできる前述の平行な2平面の間に左右対称に変形する六面体が形成され、それが頑丈で安定した土台の上で軸回転する。
頑丈で安定した土台(C)は、床の上に置かれ、土台の足と肘掛け(F)を形成する変形しない左右対称の要素によって形作られ、後ろにシートが傾斜した時の制御となる安全留め具(S)を備える。
この装置が作動するために、構造の形とは別に、装置の適用において守らなければならない特徴と留意点は、次に示す(0032)、(0033)の通りである。
回転点である1、2、3、4の間が等間隔で、よって平行した2平面上で、菱形に変形する左右対称の2つの等辺四辺形(P1/P2)を構成する。この要件は、この2つの平行四辺形を隔てる距離、つまり2平面を隔てる距離には関係ない。変形しない土台の上に固定されそれを軸に回転する、P1/P2によってできる変形する六面体は、六面体の対極同士の角を結んだ交差点上に位置する中心点(’G)を支点にして回転のバランスをとる。この中心点は、使用者の体重バランスの中心点(G)と結ばれて、2つの平行四辺形の縦軸に平行な軸を形成する。
地面とX1またはX2軸の距離が、2つの平行四辺形P1/P2の高さ(1−3の距離と2−4の距離)より長くなり、それによって床にこすれることなく、G点を中心にフレームが自由に傾斜できるような土台の上に、フレームを吊るすことが可能となる。
第1図と第2図に示されるように、多様なプロセスや相互作用が、椅子に座った使用者によって次のように動かされる。
a)シート(A)によって支えられる体重(G)を前後に軽く移動させることで、何もしなくても、望んだ姿勢を獲得できる。
b)この使用者の体重移動(G)は、六面体の中心(G’)との間に結ばれた架空の軸の位置を変更する。
c)同時に次の動きを生む。
・六面体の左右対称な縦方向への変形が、平行した2平面(P1,P2)上の左右対称の2つの平行四辺形の構成によって特殊的に可能となり、回転点1、2、3、4が結ばれることで辺ができるこの2つの等辺四辺形自身もひしゃげた菱形に変形し、2つの軸(X1,X2)、さらに平行した他の2つの回転軸(X3,X4)を中心として、安定した土台の上でシーソーする。この4つの軸は、平行四辺形の回転角(1、2、3、4)に対応する。
・バランスよく吊られたフレーム(B1,B2,B3)上で固定されかつ回転する(T5,T2)シート(A)が、自由にシーソーする。フレーム自身も、固定された頑丈な土台(C)の上で回転(X1,X2)し、ひざのあたる高さのバー(T1)と足首の部分(T3)で自由にシーソーする。シート上でのバランスの移動は、新しい姿勢におけるフレームのバランスの移動を生じさせる。フレームは、その中心点の周りで軸が回転することにより、縦方向のシーソー運動と、使用者により意図された体重移動の方向に従った寝そべり(あるいは起き上がり)という二重の動きを同時に行う。
・六面体の左右対称な縦方向への変形が、平行した2平面(P1,P2)上の左右対称の2つの平行四辺形の構成によって特殊的に可能となり、回転点1、2、3、4が結ばれることで辺ができるこの2つの等辺四辺形自身もひしゃげた菱形に変形し、2つの軸(X1,X2)、さらに平行した他の2つの回転軸(X3,X4)を中心として、安定した土台の上でシーソーする。この4つの軸は、平行四辺形の回転角(1、2、3、4)に対応する。
・バランスよく吊られたフレーム(B1,B2,B3)上で固定されかつ回転する(T5,T2)シート(A)が、自由にシーソーする。フレーム自身も、固定された頑丈な土台(C)の上で回転(X1,X2)し、ひざのあたる高さのバー(T1)と足首の部分(T3)で自由にシーソーする。シート上でのバランスの移動は、新しい姿勢におけるフレームのバランスの移動を生じさせる。フレームは、その中心点の周りで軸が回転することにより、縦方向のシーソー運動と、使用者により意図された体重移動の方向に従った寝そべり(あるいは起き上がり)という二重の動きを同時に行う。
フレームに備わったフットレスト(R)は、自動的にフレームの傾斜の変化に沿い、あらゆる姿勢において足を支える。
使用者による単純な体重移動で、椅子のシート装置全体の制御の効いた傾斜運動を招き、部分的にでも完全な形でも、意図された姿勢に従ってシートが横になったり起きたりする。可能なすべての姿勢が、安定しており、姿勢維持にもまったく力を必要としない。
使用者による単純な体重移動で、椅子のシート装置全体の制御の効いた傾斜運動を招き、部分的にでも完全な形でも、意図された姿勢に従ってシートが横になったり起きたりする。可能なすべての姿勢が、安定しており、姿勢維持にもまったく力を必要としない。
人間工学的であり、リラックスでき、調整可能で、完全な無段階傾斜ができ、体重のみによってバランスを保つことができるフレームに吊り下げられたこのリクライニングチェアー装置は、次のように使用される。
・家具製造分野において一般的に使われる材料(金属、木材、合成材料など)を使用でき、いろいろなフォーム(丸みを持つ、角張りを持つなど)に適用でき、流行にとらわれない。
・実用的で快適な家具を必要とするすべての経済分野(タラソテラピー療法、ホテル設備、インテリア家具、庭用など)において使用できる。
・家具製造分野において一般的に使われる材料(金属、木材、合成材料など)を使用でき、いろいろなフォーム(丸みを持つ、角張りを持つなど)に適用でき、流行にとらわれない。
・実用的で快適な家具を必要とするすべての経済分野(タラソテラピー療法、ホテル設備、インテリア家具、庭用など)において使用できる。
Claims (2)
- シートフレーム(B1,B2,B3)に吊られた(T2,T5)、体の形に適用する柔らかいシート(A)が、膝のあたる部分(T1)と足首の部分(T3)のフレームにつけられたバーの上で自由にシーソーし、上部に位置調整が可能なヘッドレスト(E)が備えられ、フレームにはフレームの傾斜に従って上にあがるフットレスト(R)が備えられるリクライニング装置で、シートの下についたバー(T2)の留め具の位置を変更することによってシートの長さを調節する機能や、ヘッドレスト(E)のクッションの位置を調整する機能によって、使用者の身長にあった椅子になり、シート(A)を支える平行の2平面の上の2つの等辺四辺形(P1,P2)から形成される、頑丈な3つの構成部分(B1,B2,B3)の結合によってできる縦方向に変形する六面体によって特徴づけられ、シートに使用者が乗り、固定された土台(C)における軸回転によってシートは自由にシーソーし、完全な無段階傾斜を可能とする装置。傾斜は、固定の土台(C)につけられた安全留め具の存在によって安全である。
- 人間工学的に調整できリラックスでき、無段階傾斜を可能とし、請求項1の通り安全が確保され、シートに座った使用者の体重(G)と六面体の中心点(G’)を結んだ軸によって特徴づけられる、ハンモック式の座面と背もたれシートがついた装置。体重(G)移動によって、G−G’軸が動き、従って均衡点が移動し、請求項1にある六面体の変更を生じ、シートを支えるフレーム構造の傾斜が得られ、それによって、機械仕掛けやクリックがなくとも使用者の体重のみで、このシートの傾斜や横になった姿勢が得られることになる。
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