JP2007504767A - IEEE802.11e通信媒体における公平なレートの割り当て - Google Patents

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Abstract

通信媒体(112)により通信するために所定の期間にわたって排他的アクセスを得ようと競争する(S232)無線局(108−1〜108−N)は、1つのタイミングパラメータを使用して共通の外部コントローラ(104)により調整される。送信アクセスへの試みは、通信媒体がアイドル状態であることを局が検知するときに同時に共通のレートで局により満了されるそれぞれの遅延によって先行される(S224)。局のそれぞれのアクセス試行において局間での衝突を避けるため、遅延が擬似ランダムに選択される(S208)。デフォルト、すなわち、局に対して加えられるそれぞれの遅延(S204)の初期値は、不成功的な送信試行がない期間にわたる長い間に局による送信試行のそれぞれの予期される数が乗じられると、全ての局に共通の一定値に等しいそれぞれの積を生じる(S312)。したがって、初期値は、コントローラが放送時間機会を調整するためのノブとして役立つ。

Description

本発明は、共通の通信媒体で競争する局間での公平なチャンネルアクセス割り当てに関する。特に、本発明は、1つのチューニングパラメータを使用したアクセスの公平な調整に関する。
無線ローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)における局はそれらの場所に応じて異なる送信レートを有しており、このことが、共通の通信媒体に対する局による送信アクセスの調整を複雑にする。
有線ネットワークにおけるデータ送信の公平なスケジューリングは、長い間、競争するトラフィックに対するリソース割り当て手段として広く研究されてきた。一般に、公平なスケジューリングの目的は、競争するトラフィックフローに対し、それらの持分に比例したシステムリソースを割り当てることである。この基本的な機能を用いると、多くの異なる目的で公平なスケジューリングを使用できる。一方で、それは、強欲な或いは不正を働くユーザが他のユーザを追い出すことを防止でき、それにより、ユーザ間での公平性を達成できる。他方で、それは、多くのリソースを好ましいユーザに対して割り当て、それにより、サービスの差別化を達成できる。公平なスケジューリングは主に汎用プロセッサ共有に基づいており、その性能に近づけるために多数のスケジューリングアルゴリズムが提案されてきた。当初は有線ネットワーク用に設計されたこれらのスケジューリングアルゴリズムは、無線通信サービスおよび用途の急速な成長に対応するように適合されている。しかしながら、有線ネットワークでは見られない幾つかの新たな課題が存在し、これを解決することにより、無線/モバイルネットワークにおける公平性が高まる。
IEEE(米国電気電子技術者協会:Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11無線LANは、公平性の実施がいかに問題であるかについての一例を与えている。図1に示されるように、802.11LAN100は、2つのモード、すなわち、インフラモードおよびアドホックモードで動作できる。インフラモードにおいて、局は、制御局またはアクセスポイント(AP:Access Point)104に対して/から、フレームを送信/受信することができるだけである。AP104は、無線LAN100内の他の全ての局108−1〜108−Nからフレームを送信/受信できる唯一の局であるため、「スーパーステーション」と見なすことができる。この機能は、同じ媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)プロトコルを実行し且つ同じ共有媒体に対するアクセスを得るために競争する多くの無線QoS局(QSTA:QoS Station)を備えるサービス品質(QoS:Quality of Service)基本サービスセット(QBSS:Qos Basic Service Set)の他の隣接する局に対して局が直接に通信できるようにすることにより、IEEE802.11e(WLANにおけるサービスの品質に関する新たな規格)において高められてきた。局は、送信をスケジュールするために幾つかの同時トラフィックフローを有していてもよく、また、無線媒体112中の共有無線/チャンネルに対するアクセスに関して他の局と競争してもよい。
そのようなネットワークにおいて、公平性の付与は、概念的には、2つの段階、すなわち、各局におけるスケジューラがそのローカルトラフィックフロー116−1〜116−Nをスケジュールしてこれらの間の公平性を確保するパーフローフェアネス(per-flow fairness)(フロー毎の公平性)と、無線リソースを公平に共有できるようにネットワーク全体の全ての局108−1〜108−Nを制御しなければならないパーステーションフェアネス(per-station fairness)(局毎の公平性)とに分けることができる。
両方のタイプの公平性、すなわち、パーフローおよびパーステーションは、公平性付与を広域にわたって与えるために維持されなければならない。有線ノードが行なうように、無線局がパーフローフェアネスを達成するべくスケジュールできる場合であっても、局間の調整がなければ、パーステーションフェアネスが問題となる。通常の解決策は、全ての局から/に対する、フレーム送信のスケジューリングをAPに担わせる。APは個々の局のトラフィックフローに関する情報を有していないため、これらの局は、APのスケジューラが適切に機能できるようにそれらのキュー/トラフィック状態情報をAPに与える。例えば、スケジューラは、1つの局が送信のためのパケットを有しているかどうかを少なくとも知っている必要がある。つまり、最も公平なスケジューリングアルゴリズムは、送信順序の正確な計算のために、個々のパケットの到達時間等といった、これよりも詳細な情報を必要とする。しかしながら、この状態情報を中継する際の遅延により、情報は、それがAPスケジューラによって使用されるときに陳腐化する可能性がある。この情報を更に頻繁に送信すれば上記問題を軽減できるが、実質的な制御オーバーヘッドを招いてしまう。したがって、パーステーションフェアネスを達成するための更に良好で更に頑強な方法は、APスケジューラに頼ることなく、分散型スケジューリングアルゴリズムを使用することである。
多くの既存の無線ネットワークは、複数の物理的な送信レートをサポートする。802.11無線LANは、11、5.5、2、および、1メガビット/秒(Mbps)をサポートすることができる。チャンネル状態に応じて、特にAPからのチャンネルの距離に応じて、無線局は、異なる送信レートを選択して、送信が成功する可能性を高めることができる。図1に示されるように、例えば、局108−Nが1Mbpsを選択してデータフレームをAPに対して/から送信/受信してもよく、一方、局108−1が11Mbpsを選択する。そのようなネットワークにおいて複数の局間でリソースの公平な割り当てを定めることは厄介である。なぜなら、等しい量のトラフィックを有する異なる局を扱うために異なる送信レートを使用するには、異なる長さの放送時間をこれらの局に対して割り当てる必要があるからである。したがって、システムのスループットの公平な割り当ては、もはや、複数の送信レートをサポートするシステム内での放送時間の公平な割り当てと同義ではなくなる。そのような場所に依存する送信レートは有線ネットワークには存在せず、そのため、この特性を考慮しないで(有線ネットワーク用に設計された)既存のスケジューリングアルゴリズムを適用すると、局による無線リソースの悪用を招くおそれがある。
無線ネットワークにおける他のよく知られた特性は、送信エラーの高い可能性、および、その固有の場所依存性である。各無線局は、マルチパスフェーディングおよび電磁妨害に起因して、送信エラーの可能性が異なる。パーステーションフェアネスに影響を与える場所に依存する送信レートとは異なり、場所に依存するエラーは、主に、1つの局内における複数のトラフィックフロー間のパーフローフェアネスに影響を与える。例えば、図1の局104のフロー116−1は、高レベルの送信エラーを招くおそれがあり、一方、フロー116−2はエラーが無い。一般的な解決策は、チャンネル状態がクリアとなった時に余分な放送時間をもってエラーを受けたフローを補償することである。しかしながら、エラー率が高いフローは、多くの放送時間を使用して、送信エラーにより引き起こされるそれらのスループットの損失を補償する。エラーを起こし易いフローによる無線リソースのこのような過剰使用は、同様に、システム全体のスループットを低下させる。IEEE802.11無線LANにおいて、各フレームは、送信が失敗する場合には、再試行限度(=7)の回数まで再送信される。この媒体アクセス制御(MAC)レイヤー再送信機構は、前述したスケジューラが行なうように、エラーを起こし易いフローを間接的に補償し、したがって、無線リソースを過剰使用する。そのため、無線ネットワークで使用されるスケジューリングアルゴリズムは、MACレイヤー再送信機構によって引き起こされる不公平性を扱うこともできなければならない。
本発明は、従来技術における前述した欠点を扱う。本発明の目的は、一度に多くて1つの通信媒体によって成功的に送信でき且つ通信媒体による送信を再び試みる前に加えられるそれぞれの実際の遅延を同時に共通のレートで満了する複数の局を有するパーフロー・パーステーションフェアネス(フロー毎および局毎の公平性)広域ネットワークを実施することである。
簡単に言えば、所定の期間にわたって媒体への排他的な送信アクセスを得ようとする試行数を調整するために1つのパラメータが使用される。調整は、任意の所定の1または複数の局のために作用するとともに、上記遅延のうちの対応する遅延が選択される基準となるそれぞれの初期設定量を上記パラメータの値として特定することにより行なわれる。上記値は、上記試行のうちの対応する試行の結果に応じて更新される。不成功的試行がなく且つその間に局が連続的にバックログされる長い期間にわたって、上記初期設定量と上記試行のうちの対応する試行の期待レートとの積がそれぞれ所定の定数に近づく。
ここに開示された本発明の内容を、図面を用いて説明する。
本発明においては、例示的で且つ非限定的な実施例として、図1に示されるような特にIEEE802.11eの下で動作する無線LAN100に対してパーフロー・パーステーションフェアネス(フロー毎および局毎の公平性)が適用される。この規格は、4つの異なるユーザ優先(UP:User Priority)クラスに基づくQoS局(QSTA)でのパケットに対するサービス品質(QoS)保証を特徴としている。したがって、例えば、911コールは、電話からの一般的なショート・メッセージ・サービス(SMS:Short messaging service)メッセージよりも高い優先クラスを利用する場合がある。QSTAおよびQoSコントローラまたはAP(QAP)は、ハイブリッドコーディネーション機能(HCF:Hybrid coordination function)を有するQoS機構を構成する。(このHCFは、QoSのための今度のIEEE802.11eの規格案で規定される新しいコーディネーション機能である)。後者は、2つの動作モード、すなわち、EDCA(拡張型分散チャンネルアクセス:Enhanced Distributed Channel Access)として知られるコンテンション式のチャンネルアクセス機能と、HCCA(HCF制御チャンネルアクセス:HCF Controlled Channel Access)として知られるポーリングに基づくチャンネルアクセス機能とを有している。本発明の原理は、優先的なトラフィックに対処するEDCAに対して適切に適用され、インフラモードすなわちQSTAからQAPへの通信あるいはこの逆の通信に関連して以下で説明する。
EDCAの下で、QSTAは、一度に多くて1つの無線媒体により成功的に送信することができる。異なる局の同時に試みられた送信間の衝突(コリジョン)により、それぞれの送信の試みが失敗に終わることを回避するため、QSTAは、衝突回避搬送波検知多重アクセス(CMSA/CA)プロトコル下で動作する。各QSTA108−1〜108−Nは、媒体112、例えば送信チャンネルがビジー状態(使用中)であるか或いはアイドル状態(未使用中)であるかを検知し、媒体がビジー状態であることが検知される場合には送信を見送る。それにもかかわらず、他のQSTAのアクティビティについての各QSTAによる認識の遅れに起因して、衝突を完全になくすことはできない。QSTAは、QSTAが一連のフレームまたは媒体アクセス制御(MAC)サービスデータ単位(MSDU)の形態でトラフィックを送信することができる有界区間である送信機会(TXOP:Transmission Opportunity)を得ようと競争する。TXOP中、または、確認応答(ACK:Acknowledgment)タイマの満期のように、衝突または他の要因に起因する試みられた送信の失敗が明らかになる時まで、任意のQSTAは、媒体がビジー状態であることを検知し、したがって、送信することを試みない。衝突を避けるため、TXOPまたは衝突を受けたばかりのQSTAは、送信を再び試みる前に、2つの連続する異なる期間を待たなければならない。第1の期間は、任意フレーム間スペース(AIFS:Arbitrary Inter-Frame Space)として知られている。これは、送信を試みる前に各QSTAが媒体をアイドル状態であると認識しなければならない時間間隔である。第2の時間間隔はバックオフ間隔と呼ばれている。バックオフ間隔は、持続時間の一連の同一のタイムスロットaSlotTimeから成り、この間隔は、チャンネルがクリア(空いている)であると検知される期間中に1スロットずつデクリメントすることにより満了する。バックオフ間隔は、擬似ランダムに選択され、すなわち、スロットの擬似乱数を用いて選択され、そのため、2つ以上のQSTAが同時に送信しようとする可能性は少ない。擬似ランダム選択が行なわれる間隔は、その下限が0で、上限がCWaSlotTimeである。ここで、CWはコンテンション
ウインドウを表わしている。衝突の発生率を減らすため、1つのQSTAにおいては、最大値CWmaxに晒される度に、また、パケットを除去するMAC再試行限界到達に晒される度に、式CW:=2(CW+1)−1にしたがってその衝突後にCWのスロットの数がインクリメントされる。一方、所定の期間において排他的な送信アクセスを得るための任意の成功的試行、すなわち、任意の成功的TXOPは、QSTAにおけるCWを、その初期設定量CWminにリセットする。CWのインクリメントは、衝突の再発を防ぐが、TXOPを得ようとするQSTAによる試行数または試行頻度も減少させる。実際に、EDCAは、CWmin、CWmax、AIFS、TXOPのそれぞれがUPクラスによって異なると定めている。最初の3つのパラメータの値が高いと、excl usive送信アクセス(以下、「ETAA」という)を得ようとする試行数が減少し、これに対し、その後のパラメータの高い値は、ETAAに影響を与えないが、多くの送信時間がかかる。これらのパラメータは、UPとのその機能的な関係により、以下では折に触れて、CWmin[UP]、CWmax[UP]、AIFS[UP]、TXOP[UP]としてそれぞれ表わされる。これらのアクセスパラメータは、AP104から他の局116−1〜116−Nへと定期的に(例えば、50ミリ秒)放送されるビーコン信号中に設けられ、任意の特定の放送で更新されてもよい。
UPによるアクセスパラメータの変化は、当初のIEEE802.11規格では見出されないIEEE802.11eにおける新たな特徴である。802.11の下では、各無線局(WSTAまたはSTA)が設定された時間間隔にわたって送信するとともに、ACKタイマが設定された時間間隔にわたって満了し、いずれの間隔も優先クラスによって異ならず、この概念は802.11には存在しなかった。また、802.11e AIFSに対応する802.11宛先フレーム間スペース(DIFS)は一定である。前述の結果として、STAは、同時に共通のレートで送信を再び試みる前にバックオフ遅延を満了する。すなわち、STAの送信の最後に、あるいは、衝突または他のタイプの不成功的送信試行が明らかにされるときに、DIFS間隔後、各STAは、1スロットずつその対応するバックオフを同時に満了し、その後の送信試行は、STAがバックオフスロットを使い果たすときに行なわれる。先と同様、その後の試行時に、バックオフの満了は、期間DIFSの間に媒体が再びアイドル状態になるまで延期される。
長期間にわたって見ると、IEEE802.11下でのバックオフのロックステップ満了は、複数のSTAの間で、衝突間の平均バックオフを等しくする。理由は以下の通りである。最初に、簡単のため、2つのSTAだけのネットワークを考えると、最初の衝突の直後のバックオフを除き、衝突間の各バックオフは、間隔[0−CWminaSlotTimeから擬似ランダムに選択される。最初の衝突直後のバックオフでさえも同じ間隔から選択される。したがって、2つのそれぞれのSTAにおけるバックオフの予期される中間値または平均値は、aSlotTimeCWmin/2に等しく、また、直後のバックオフを考えると若干高いが、aSlotTimeCWmin/2にほぼ等しい。しかしながら、衝突間の時間が増大するにつれて、予期される平均値は、各STAにおいてaSlotTimeCWmin/2に近づく。長い期間は、ランダムバックオフを伴うシステムにおける低い衝突頻度に起因していると考えることができる。3つ以上のSTAを考えると、全てのSTAが衝突に巻き込まれるとは限らず、任意の特定の時間に何らかの衝突が起こる可能性は増大する。しかしながら、成功的送信がCWをリセットするという事実は、長い期間にわたりN個のSTAにおいて予期される平均値がaSlotTimeCWmin/2に近づくことを示唆している。同じ時間長にわたって複数のSTAが連続的にバックログされるとすると、それぞれのSTAのバックオフ間隔が同時に満了するため、また、バックオフ間隔の平均長が等しいため、それぞれのSTAにおけるバックオフ間隔の数は同じである。また、バックオフの数はETAAの数に等しいため、それぞれのSTAにおけるETAAの数は同一である。その結果、各STAは、放送時間のその公平な割り当てが与えられる。STAが連続的にバックログされない可能性は、この公平性を失わせず、これは、STAが送信のためのトラフィックを有していない時に、STAが送信機会を逃したことを訴えることができないからである。すなわち、各STAは、同じ数の機会を得て、STA間で変わらない期間にわたって排他的な送信アクセスを得る。衝突またはエラーに起因する幾つかのSTAによる機会の消耗、あるいは、送信レートの高/低に起因して幾つかの局が機会を生かせる可能性/不可能性は、全ての局に対して与えられる潜在的に等しい放送時間の局毎の公平性に影響を与えない。
優先順位を伴うアクセスパラメータの変化がバックオフのロックステップ満了を破るので、この全てはIEEE802.11eと共に変化する。特に、AIFS[UP]はQoS優先クラスUPに伴って変化し、それにより、AIFS[UP]遅延が短いクラスが他のクラスよりも前にバックオフスロットの満了となり、そのため、バックオフのロックステップ満了が破られる。
本発明において、バックオフ間隔のロックステップ満了は、ユーザ優先UPに基づいて送信アクセスの公平な割り当て機会を与えるように送信アクセスを正確に調整するための 「ノブ」として1つのタイミングパラメータ(時間パラメータ)CWmin[UP]を使用することにより回復される。
本発明に係るロックステップ満了に起因して、また、簡単のために2つの局を有する1つのネットワークを考慮し、更に簡略化するために局が異なるそれぞれのUPを有しているとすると、局1における衝突間の平均バックオフはaSlotTimeCWmin[UP1]であり、局2における衝突間の平均バックオフはaSlotTimeCWmin[UP2]である。この場合も同様に、最初の衝突の影響が排除される。その影響は、衝突間の時間が増大するにつれて最小限に抑えられる。これは、以下のようにバックオフが同時に満了するからである。
E[n]:E[n]≒(1/CWmin[UP]):(1/CWmin[UP])
ここで、nは、衝突間の局1におけるバックオフ間隔の数であり、nは、衝突間の局2におけるバックオフ間隔の数であり、E[n]およびE[n]は、nおよびnのそれぞれの平均値または期待値であり、「:」は2つの量間の割合を示しており、「≒」は「ほぼ等しい」ことを意味している。
前述したように複数のQSTAが異なるUPを有している場合であっても、長期間にわたって完全な等式になる。つまり、任意の局iにおいて、積E[nCWmin[UP]は、QSTAが連続的にバックログされる間、長期間にわたって所定の定数に近づく。この場合、上記定数はiに伴って変化しない。
結局、排他的な送信アクセス(ETAA)の試行数はCWmin[UP]に反比例する。送信アクセスの公平な割り当て調整に対する鍵がそこにある。それに対して、IEEE802.11eの下でAIFS[UP]を使用して、優先順位が高いパケットにおける遅延を減らすことにより調整すると、あるとすればおそらく経験的観測によるものを除き、どの程度多くなるか分からないが、送信機会が多くなりおよび/又は放送時間が多くなる。したがって、AIFS[UP]は、本発明の1つの時間パラメータCWmin[UP]のような正確なノブではなく、したがって、本発明にしたがって放送時間の公平な割り当て機会を与えるためにCWmin[UP]が使用されるような正確さおよび容易さをもって利用することができない。
前述した解析は、各QSTAが1つのUPのトラフィックを扱うことを前提としているが、当該解析は、1つのUPが複数のQSTAにわたって分配される場合であっても、各STAが同じそれぞれのUPを扱い続ける期間中において持続する。すなわち、上記試みのいずれもが不成功であり且つ局が連続的にバックログされる同じそれぞれのUPを各STAが扱い続ける長い期間の間、積E[nCWmin[UP]は所定の定数に近づく。1つのUPが複数のQSTAにわたって分配される場合であっても効率的で正確な送信機会ノブとしてCWmin[UP]を利用することは、本発明の意図する範囲内である。
図2は、本発明に係るQSTAでのトラフィック送信の一例を示している。1つのQSTAによって送信されるトラフィックは複数のセッションに分割され、各セッションは、パケットまたはMSDU等のトラフィックフローまたはトラフィックフローの集合体を含んでいる。また、1つのセッションは、例えば、それぞれのQSTAによって送信されるトラフィックの全てを含んでいてもよい。各セッションには1つのUPが与えられ、また、最初にCWmin[UP]で設定された1つのセッションにおけるCWを用いて(ステップS204)、バックオフ間隔が選択される(ステップS208)。QSTAが送信できる状態になると(これは、常に、トラフィクでQSTAが連続的にバックログされる場合である)(ステップS212)、QSTAは、CSMA/CAプロトコル下で、無線媒体がアイドル状態であるかどうかを検知する。AIFSよりも短い期間の間において媒体がアイドル状態であることが検知される場合には、AIFSがリセットされ(ステップS216、S220)、そうでない場合には、バックオフ間隔の満了が始まる(ステップS224)。とりわけ、IEEE802.11eとは異なり、AIFSはUPと共に変化せず、そのため、バックオフ満了がロックステップにあり、これにより、CWmin[UP]は、送信放送時間への公平なアクセスを調整するための正確なノブになる。ステップS212においてQSTAが送信できる状態にない場合、すなわち、QSTAがバックログされない場合、ロックステップ方式の他のQSTAがアクセスを試み、これにより、媒体がビジー状態として検知される。したがって、アクセスを見逃したQDTAは、その後、再びバックログされると、他のQSTAとの再同期を試みる。最後のスロットが満了すると(ステップS228)、QSTAは、TXOP中にセッションを含む1または複数のパケットを送信しようと試みる(S232)。 ACKの受信のように、送信が成功したものとQSTAが決定すると(ステップS236)、次のセッションに進む(ステップS240)。そうではなく、ACKタイマの満了のように、送信が失敗したものとQSTAが決定すると、CWをインクリメントし且つ新たなCWに基づいて1つのバックオフを選択することにより、そのセッションにおける送信試行が繰り返される(S244)。様々なQSTA108−1〜1−8−Nのそれぞれの送信レートに関係なく、各QSTAは、セッションの優先順位に伴ってのみ変化する放送時間中にそのセッションに対して送信機会を与える。すなわち、各QSTAは、放送時間の公平な割り当てを与える。
図3は、本発明においては正確な帯域幅割り当てノブとしてCWmin[UP]が使用される等しい送信レートのQSTAに対して送信放送時間を割り当てる方法の一例を示している。先ず初めに、異なるUPによって利用される帯域幅を観察する(ステップ304)。これは、例えば、理想的な或いは所望のチャンネル状態で行なわれてもよい。その後、それぞれの観察されたクラスの帯域幅に反比例してCWmin[UP]が設定される(S308)。これらの最初の2つのステップは、ネットワークの構成においてアプリオリに行なわれてもよい。帯域幅に対する任意の調整は、ネットワーク操作が始まった後、正確なCWmin[UP]帯域幅割り当てノブを用いてAP 104により行なわれる(S312)。帯域幅は保証されない。その代わり、目的は、放送時間の公平な割り当て機会を保証することである。この場合、公平な割り当ては、優先順位によって決定されるとともに、局毎の公平性(パーステーションフェアネス)が成功的送信にのみ基づいている場合にはともすればシステム全体の性能を低下させてしまうおそれがある誤りを犯し易いQSTAに対して弾力がある。
図4は、例えば、本発明に係る公平な割り当て、パーフローフェアネスにおける第2の段階を実施するための方法を示すフローチャートである。APによる失敗した送信試行において(ステップS404)、これにより再試行限度を上回る(ステップS408)と、次のフレームが処理される(ステップS412)。そうではなく、再試行限度を上回らない場合には、フレームが再送信される(ステップS416)。したがって、フレームが属するセッションは、再送信試行により、APの送信時間の多くを費やす。
パーフローフェアネスを補償して、また、パーフローフェアネスと調和して、他のセッションには更に多くの送信機会が与えられる(ステップS420)。更なる送信機会は、延長されたTXOPの形態を成していてもよく、その結果、セッションのフレームが更に増大されてもよい。
主として、場所に依存するフロー毎の不公平性(per−flow inequities)が懸念されるため、また、AP104は、そのフローがインフラモードで様々な送信先に向かう唯一のIEEE802.11eQSTAであるため、パーフローフェアネスにおいて前述したローカルスケジューラ機能は、AP104内にのみあってもよい。これは、分散された局毎の調整によって生じる効率に加えて実現される効率である。
図5は、本発明にしたがったシミュレーション結果の2つの表を示している。シミュレーションは、802.11eの現在のEDCAモードに類似するDCFモードで動作するIEEE802.11STAを前提とした。インフラモードも前提とした。また、11、5.5、2、1Mbpsの送信レートおよび7の再試行限度が選択された。各局は、連続的にバックログされるものとし、また、各局は、各送信機会においてフレームのみを送信することができる。更に、局は、等しい送信レートを有していることを前提とした。その値が優先順位に反比例して或いは1つの局から送信されるトラフィックの割り当てられた重みに反比例して設定される1つのタイミングパラメータCWmin[UP]による調整によって、各局の送信機会の実際の持分が割り当てられた優先順位に従うことが表1から分かる。CWmin[UP]ノブは、4つのUPのそれぞれが2つの局ではなく4つの局に対して適用される表2においては大きな忠実度を示している。
本発明の好ましい実施形態と見なされるものについて図示して説明してきたが、無論、本発明の思想から逸脱することなく、形態または内容の様々な改良および変更を容易に行なえることは言うまでもない。したがって、本発明は、図示して説明した正にその形態に限定されるものではなく、添付の請求の範囲内に入る全ての改良を網羅するように解釈されるべきである。
一般的な無線/モバイルネットワークを示す流れ図である。 本発明に係る1つの局で実行できるプロセスの一例を示すフローチャートである。 本発明に係る局コントローラに関するプロセスの一例を示すフローチャートである。 本発明に係る局コントローラで実行可能な他のプロセスの一例を示すフローチャートである。 本発明にしたがったシミュレーション結果の一対の表である。

Claims (20)

  1. 通信媒体によるトラフィックの送信を調整するための方法において、
    一度に多くて1つの前記通信媒体によって成功的に送信できる複数の局を設けるステップであって、前記複数の局が、前記通信媒体による送信を再び試みる前に加えられるそれぞれの実際の遅延を同時に共通のレートで満了するステップと、
    1つのタイミングパラメータを使用するステップであって、前記パラメータの値としてそれぞれの初期設定量を特定することにより、その値に基づいて、前記遅延のうちの対応する遅延が選択され、それにより、前記複数の局のうちの任意の与えられた1または複数に関して、所定の期間にわたって排他的な送信アクセスを得ようとする試行数を調整し、前記試行のうちの対応する試行の結果に応じて前記値が更新され、不成功的試行がなく且つその間に局が連続的にバックログされる長い期間にわたって、前記初期設定量と前記試行のうちの対応する試行の期待レートとの積がそれぞれ所定の定数に近づくステップと、
    を含む、方法。
  2. 前記初期設定量は、前記遅延のうちの前記対応する遅延が選択される範囲のそれぞれの上限を表わしていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記更新は、前記試行のうちのそれぞれの不成功的試行に基づいて更新されるように前記値をインクリメントするとともに、前記試行のうちのそれぞれの成功的試行に基づいてその対応する初期値へと更新されるように前記値をリセットすることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記局は、前記媒体によりトラフィックを無線送信するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記初期値は、同じサービス品質(QoS)優先順位においては、それぞれのデータ送信レートに関係なく、前記試行のうちの対応する試行に関して同じであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 複数の局のうちの任意の局によって送信されたトラフィックの一部は、それぞれの優先順位の複数のセッションに分割され、前記期待レートおよび前記初期設定量は、それぞれの優先順位にしたがって優先的に変化することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. トラフィックの一部がコントローラにより前記局へ送信され、前記一部が複数のセッションに分割され、前記セッションが複数のフレームに分割され、前記コントローラは、複数のフレームのうちの1つのフレームにおける送信の不成功的試行に基づいて、他のセッションのフレームに対して付加的な送信機会を与えることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  8. その値として特定する前記ステップは、トラフィックの異なる優先クラスによって実際に利用された帯域幅を観察するとともに、前記初期値のうちの対応する初期値を、観察された帯域幅に反比例するように設定することを含み、また、前記期待レートのうちの対応するレートにおける任意の与えられた目標とする比例増加または比例減少を満たすために、再仕様の1つのインスタンスを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  9. 前記局は、前記それぞれの実際の遅延を加える前に、所定の期間にわたって前記媒体がアイドル状態にあることを検知し、前記所定の期間がサービス品質(QoS)優先順位により変化せず、前記期待レートおよび前記初期設定量が前記優先順位により変化することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  10. 通信媒体によるトラフィックの送信を調整するためのシステムにおいて、
    一度に多くて1つの前記通信媒体によって成功的に送信できる複数の局であって、前記通信媒体による送信を再び試みる前に加えられるそれぞれの実際の遅延を同時に共通のレートで満了するように構成された複数の局と、
    1つのタイミングパラメータを使用するように構成されるコントローラであって、前記パラメータの値としてそれぞれの初期設定量を特定することにより、その値に基づいて、前記遅延のうちの対応する遅延が選択され、それにより、前記複数の局のうちの任意の与えられた1または複数に関して、所定の期間にわたって排他的な送信アクセスを得ようとする試行数を調整し、前記試行のうちの対応する試行の結果に応じて前記値が更新され、不成功的試行がなく且つその間に局が連続的にバックログされる長い期間にわたって、前記初期設定量と前記試行のうちの対応する試行の期待レートとの積がそれぞれ所定の定数に近づくコントローラと、
    を備えるシステム。
  11. 前記初期設定量は、前記遅延のうちの前記対応する遅延が選択される範囲のそれぞれの上限を表わしていることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  12. 前記更新は、前記試行のうちのそれぞれの不成功的試行に基づいて更新されるように前記値をインクリメントするとともに、前記試行のうちのそれぞれの成功的試行に基づいてその対応する初期値へと更新されるように前記値をリセットすることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  13. 前記コントローラがアクセスポイントを備え、前記局は、前記媒体によりトラフィックを無線送信するように構成されていることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  14. 前記初期値は、同じサービス品質(QoS)優先順位においては、それぞれのデータ送信レートに関係なく、前記試行のうちの対応する試行に関して同じであることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  15. 複数の前記局のうちの任意の局によって送信されたトラフィックの一部は、それぞれの優先順位の複数のセッションに分割され、前記期待レートおよび前記初期設定量は、それぞれの優先順位にしたがって優先的に変化することを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  16. トラフィックの一部が前記コントローラにより前記局へ送信され、前記一部が複数のセッションに分割され、前記セッションが複数のフレームに分割され、前記コントローラは、複数のフレームのうちの1つのフレームにおける送信の不成功的試行に基づいて、他のセッションのフレームに対して付加的な送信機会を与えることを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  17. その値として特定する前記ステップは、トラフィックの異なる優先クラスによって実際に利用された帯域幅を観察するとともに、前記初期値のうちの対応する初期値を、観察された帯域幅に反比例するように設定することを含み、また、前記期待レートのうちの対応するレートにおける任意の与えられた目標とする比例増加または比例減少を満たすために、再仕様の1つのインスタンスを含むことを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  18. 前記局は、前記それぞれの実際の遅延を加える前に、所定の期間にわたって前記媒体がアイドル状態にあることを検知し、前記所定の期間がサービス品質(QoS)優先順位により変化せず、前記期待レートおよび前記初期設定量が前記優先順位により変化することを特徴とする、請求項10に記載のシステム。
  19. 一度に多くて1つの通信媒体によって成功的に送信できる複数の局と通信するステップであって、前記複数の局が、前記通信媒体による送信を再び試みる前に加えられるそれぞれの実際の遅延を同時に共通のレートで満了するステップと、
    1つのタイミングパラメータを使用するステップであって、前記パラメータの値としてそれぞれの初期設定量を特定することにより、その値に基づいて、前記遅延のうちの対応する遅延が選択され、それにより、前記複数の局のうちの任意の与えられた1または複数に関して、所定の期間にわたって排他的な送信アクセスを得ようとする試行数を調整し、前記試行のうちの対応する試行の結果に応じて前記値が更新され、不成功的試行がなく且つその間に局が連続的にバックログされる長い期間にわたって、前記初期設定量と前記試行のうちの対応する試行の期待レートとの積がそれぞれ所定の定数に近づくステップと、
    を、通信媒体による送信を調整するコンピュータに実行させる、コンピュータ可読媒体に記憶された通信プログラム。
  20. 請求項19に記載のプログラムおよびコンピュータ可読媒体を含むことを特徴とする、集積回路。
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