JPH1098474A - 無線lanシステムの端末装置及びブリッジ装置 - Google Patents

無線lanシステムの端末装置及びブリッジ装置

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JPH1098474A
JPH1098474A JP25129696A JP25129696A JPH1098474A JP H1098474 A JPH1098474 A JP H1098474A JP 25129696 A JP25129696 A JP 25129696A JP 25129696 A JP25129696 A JP 25129696A JP H1098474 A JPH1098474 A JP H1098474A
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transmission
collision
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terminal device
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JP25129696A
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Taiho Higuchi
大奉 樋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、無線LANシステムの端末装置に関
し、送信時の衝突の発生を抑えることができるようにす
ることを目的する。 【解決手段】有線LAN1の接続窓口となるブリッジ装
置2と無線を介して接続される無線LANシステムの端
末装置3であって、ブリッジ装置2に送信したデータに
対する受信確認の返信の有無を検出することで、送信デ
ータに対する衝突の発生を検出する検出手段12bと、
検出手段12bが衝突の発生を検出するときに、送信デ
ータの伝送時間と同程度の時間を持つ固定のバックオフ
時間を使って、次に送信処理に入るまでの待ち時間を設
定する設定手段13bと、設定手段13bの設定する待
ち時間の経過後に、衝突した送信データの再送信を指示
する指示手段14bとを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線LANシステ
ムの端末装置及びブリッジ装置に関し、特に、送信時の
衝突の発生を抑えることができるようにする無線LAN
システムの端末装置及びブリッジ装置に関する。
【0002】無線で接続される無線LANシステムが普
及しつつある。このような無線LANシステムを実用的
なものとしていくためには、スループットの向上を実現
する構成を構築していく必要がある。
【0003】
【従来の技術】ISN波を利用する無線LANシステム
では、プロトコルとして、CSMA/CDを利用してい
る。
【0004】このプロトコルは、送信の直前までは伝送
媒体(この場合には電波)の空き状態を監視している
が、送信に入ると、監視をしないで送信を実行して、相
手からの受信確認により正常に伝送できたのか否かを知
る方式である。これは、無線では、送信と受信のエネル
ギー比が非常に大きいために、送信中は受信が不可能と
なることで、送信中の衝突の検出が本質的に困難である
ことによる。
【0005】しかしながら、このような手順では、媒体
への伝送負荷が大きい場合に、衝突の発生頻度が極端に
高くなり、ほとんど伝送が不可能となる現象が発生する
ことが知られている。
【0006】従来では、このような事態に対処するため
に、衝突が発生した場合に、次の送信要求の優先度を低
下させるという方法を採っていた。この優先度の低下
は、実際には、次に送信に入るまでの時間を確率的に延
ばしていくことで実現されており、再度発生する度に確
率的に時間を2倍、4倍と順次延ばしていくことで、衝
突の発生頻度を低くする構成を採っている。
【0007】このペナルティ(バックオフ)の手順は、
従来のCSMA/CDの有線LANシステムで広く用い
られている方式である。有線では、送信中の衝突の発生
を検出できることから、衝突の発生頻度もそれほど高く
なく、この手順で衝突の発生頻度を低くできることにな
る。
【0008】このように、従来の無線LANシステムで
は、有線LANシステムで用いられているバックオフの
手順を使って、衝突の発生頻度を低くするという方法を
採っていたのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無線L
ANシステムで、このバックオフの手順を用いると、次
のような問題点がある。
【0010】すなわち、無線では、空き状態の監視から
送信に入るまでの時間が長くなるため、この間に複数の
装置が送信を開始する確率が高くなって、従来のCSM
A/CDのシステムでは考慮していなかった多重衝突が
多発する。この場合、小さな時間のバックオフでは、次
の機会に再度衝突する確率が高くなることから、高い負
荷において通信性能が大幅に低下することになる。
【0011】在来LANとの接続窓口であるブリッジ装
置(アクセスポイント)は、複数の装置に対してデータ
を分配していく処理を行うが、この増加する衝突による
バックオフによって、その送信サービスが大幅に低下す
ることになる。特に、このブリッジ装置が、LANシス
テムの管理機能を兼用している場合には、管理用データ
を通常のデータに優先して送信する必要があるが、この
管理用データの送信性能を確保することさえ難しくな
る。
【0012】更に、無線LANシステムでは、有線LA
Nシステムと異なって、電波の伝搬状況により意図しな
い衝突が発生する。これから、装置によっては、運悪く
衝突の発生しやすい位置に配置される場合があり、この
ような装置は、他の装置に比べて大きいペナルティが課
されることで、他の装置に比べてスループットが極端に
低下するという問題点もある。
【0013】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、送信時の衝突の発生を抑えることができるよ
うにする新たな無線LANシステムの端末装置及びブリ
ッジ装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理構成
を図示する。図中、1は有線LAN、2は無線LANシ
ステムを構成するブリッジ装置であって、有線LAN1
の接続窓口となるもの、3は無線LANシステムを構成
する複数の端末装置であって、ブリッジ装置2と無線を
介して接続されるものである。
【0015】このブリッジ装置2は、送信手段10a
と、受信手段11aと、検出手段12aと、設定手段1
3aと、指示手段14aとを備え、端末装置3は、送信
手段10bと、受信手段11bと、検出手段12bと、
設定手段13bと、指示手段14bとを備える。
【0016】この送信手段10aは、端末装置3に対し
てデータを送信する。受信手段11aは、端末装置3か
らのデータを受信する。検出手段12aは、端末装置3
に送信したデータに対する受信確認の返信の有無を検出
することで、その送信データに対する衝突の発生を検出
する。設定手段13aは、検出手段12aが衝突の発生
を検出すると、バックオフ時間を使って、次に送信処理
に入るまでの待ち時間を設定する。指示手段14aは、
設定手段13aの設定する待ち時間の経過後に、衝突し
た送信データの再送信を指示する。
【0017】一方、送信手段10bは、ブリッジ装置2
に対してデータを送信する。受信手段11bは、ブリッ
ジ装置2からのデータを受信する。検出手段12bは、
ブリッジ装置2に送信したデータに対する受信確認の返
信の有無を検出することで、その送信データに対する衝
突の発生を検出する。設定手段13bは、検出手段12
bが衝突の発生を検出すると、バックオフ時間を使っ
て、次に送信処理に入るまでの待ち時間を設定する。指
示手段14bは、設定手段13bの設定する待ち時間の
経過後に、衝突した送信データの再送信を指示する。
【0018】このように構成される本発明では、端末装
置3の設定手段13bは、検出手段12bが衝突の発生
を検出すると、送信データの伝送時間と同程度の時間を
持つ固定のバックオフ時間を使って、次に送信処理に入
るまでの待ち時間を設定し、これを受けて、指示手段1
4bは、設定手段13bの設定する比較的長い待ち時間
の経過後に、衝突した送信データの再送信を指示する。
【0019】一方、ブリッジ装置2の設定手段13a
は、少なくとも端末装置3が2台接続されることと、端
末装置3が送信データの伝送時間と同程度の時間を持つ
固定のバックオフ時間を使うことを考慮して、検出手段
12aが衝突の発生を検出すると、送信データの伝送時
間の半分程度の時間を持つ固定のバックオフ時間を使っ
て、次に送信処理に入るまでの待ち時間を設定し、これ
を受けて、指示手段14aは、設定手段13aの設定す
る比較的長い待ち時間の経過後に、衝突した送信データ
の再送信を指示する。この構成を採るときにあって、設
定手段13aは、端末装置3の台数に応じて、バックオ
フ時間を短く設定することがある。
【0020】このように、本発明の無線LANシステム
では、ブリッジ装置2及び端末装置3は、従来に比べて
比較的長い固定のバックオフ時間を使って、衝突した送
信データに対する再送信のペナルティを課すことから、
送信データが衝突した後、再送信を行うときに、再び衝
突する確率を大幅に減少できるようになって、従来に比
べて通信性能を大幅に向上できるようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。図2に、本発明の適用される無線L
ANシステムのシステム構成を図示する。
【0022】この図に示すように、本発明の適用される
無線LANシステムは、有線LAN1に、サーバ4とブ
リッジ装置2とが接続されるとともに、端末装置3が無
線を介してブリッジ装置2と接続され、端末装置3は、
ブリッジ装置2を介してサーバ4とデータを送受信した
り、ブリッジ装置2を介して直接的に他端末装置3とデ
ータを送受信したり、ブリッジ装置2を介しサーバ4を
通して他端末装置3とデータを送受信することになる。
【0023】このブリッジ装置2及び端末装置3は、デ
ータの送受信を実行するデータ送受信機構20と、送信
データが衝突するときのバックオフ制御を実行するバッ
クオフ制御機構21とを備える。
【0024】図3に、端末装置3のバックオフ制御機構
21が実行する処理フローの一実施例を図示する。端末
装置3のバックオフ制御機構21は、データ送受信機構
20が送信データの衝突を検出することで呼び出される
と、この図3の処理フローに示すように、先ず最初に、
ステップ1で、その送信データに対しての最初の衝突で
あるのか否かを判断して、最初の衝突であることを判断
するときには、ステップ2に進んで、変数iに“1”を
セットする。なお、最初の衝突であるのか否かの判断
は、データ送受信機構20が送信に成功するときに変数
iに“0”をセットしていくので、変数iの値が“0”
であるのか否かをチェックすることで実行する。
【0025】続いて、ステップ3で、“0”ないし
“1”の間に入る乱数を発生し、続くステップ4で、そ
の発生した乱数値と、送信データの伝送時間と同程度の
固定時間に設定されるバックオフ時間とを乗算すること
で待ち時間を設定する。続いて、ステップ5で、その設
定した待ち時間が経過するのを待って、待ち時間の経過
を確認すると、ステップ6に進んで、データ送受信機構
20に対してデータの再送信を指示してから、続くステ
ップ7で、変数iの値を1つインクリメントして処理を
終了する。
【0026】一方、ステップ1で最初の衝突でないこと
を判断するときには、ステップ8に進んで、変数iの値
が規定の最大値に到達したのか否かを判断して、到達し
ていないことを判断するときには、ステップ3に進んで
いくことでデータの再送信を指示し、到達したことを判
断するときには、ステップ9に進んで、データ送受信機
構20に対してリトライアウトを指示して処理を終了す
る。
【0027】このように、本発明の端末装置3では、送
信データの伝送時間と同程度の固定時間に設定されるバ
ックオフ時間を使って、再送信の待ち時間を設定してい
くという構成を採っている。
【0028】これに対して、従来では、図3の処理フロ
ーのステップ4で、送信データの伝送時間よりかなり短
い時間として設定されるバックオフ単位時間を使い、こ
のバックオフ単位時間と2i との乗算値により設定され
る時間をバックオフ時間として設定して、それを使って
再送信の待ち時間を設定していくという構成を採ってい
る。
【0029】この構成の違いにより、本発明では、従来
技術と比べて衝突の発生を大幅に減少できるようにな
る。先ず最初に、図4に従って、この理由を具体的に説
明する。
【0030】図4(a)に示すように、端末装置3-2か
らデータD1を端末装置3-1に送信する場合、端末装置
3-2は、最初に、t1時間の間、無線空間の空きを受信
モードで監視した後、t2時間かけて送信モードに切り
替えからデータD1を送信し、端末装置3-1は、このデ
ータD1を正常に受信すると、送信元である端末装置3
-2に確認応答して応答データA1を送信する。
【0031】続いて、同様の手順に従って無線空間の空
きを確認してから、端末装置3-2が端末装置3-1にデー
タD2を送信しているときに、端末装置3-3が、端末装
置3-2の送信に入る前に、同様の手順に従って無線空間
の空きを確認してから、同じく端末装置3-1にデータD
3の送信を開始すると、端末装置3-2と端末装置3-3
は、どちらも無線空間の空き状態を規定通り監視してい
るのにもかかわらず衝突が発生してしまい、どちらも端
末装置3-1からの確認応答データA1を得られないこと
になる。
【0032】このように、無線LANでは、受信モード
にないときには、無線空間が空いているのか否かを監視
できないことから、複数の端末装置3がほとんど同時に
データを送信する場合に、それらの端末装置3が無線空
間の空きを正規に検出して送信処理に入ることが起こ
り、これにより有線LANでは発生しない衝突が起こる
ことになる。
【0033】端末装置3-1からの確認応答データA1が
得られないことで衝突の発生を検出すると、端末装置3
-2と端末装置3-3は、それぞれ、バックオフ時間と乱数
値との乗算値に求まるb1,b2という待ち時間をとっ
て、先に説明した手順でデータを再送信していく。
【0034】このバックオフ時間として、従来では、例
えばt2時間のように、送信データの伝送時間よりかな
り短い時間として設定されるバックオフ単位時間を使
い、リトライ回数に応じて、このバックオフ単位時間の
2倍から始めて最大32倍程度まで、衝突が続く毎に2
倍ずつ逓増させていくものを使うという構成を採ってい
る。
【0035】しかしながら、このような従来技術に従っ
ていると、複数の端末装置3がほとんど同時にデータを
送信する場合に発生するという無線LANに固有の衝突
に対して、対応できないという問題点がある。すなわ
ち、このような衝突では、ほとんど同時に無線空間の空
きの検出に入ることでその空きを検出して、データ送信
に入り、その結果、衝突を検出することになるが、従来
技術に従っていると、図4(a)に示すように、待ち時
間b1と待ち時間b2との差が時間t2に比べて小さい
ことで、再び、ほとんど同時に無線空間の空きの検出に
入ってしまうので、衝突を繰り返していくことになるの
である。
【0036】これに対して、本発明の端末装置3では、
バックオフ時間として、送信データの伝送時間と同程度
の固定時間に設定される比較的長い時間を使う構成を採
っている。この構成に従って、図4(b)に示すよう
に、衝突した端末装置3の待ち時間b1と待ち時間b2
との差が時間t2に比べて大きくなることから、その内
のいずれかの端末装置3が先に送信に入り、他の端末装
置3は、それより後に無線空間の空きの検出に入って、
無線空間が空いていないことを検出することで再送信処
理に入らないことになることから、衝突を繰り返してい
くことを停止できるようになる。
【0037】次に、この本発明の効果を検証したシミュ
レーション結果について説明する。図5及び図6に、こ
のシミュレーション結果を図示する。ここで、図5は、
本発明に従う場合のシミュレーション結果であり、図6
は、従来技術に従う場合のシミュレーション結果であ
る。
【0038】このシミュレーションは、端末装置3の台
数を2台〜9台、送信データのデータ長を500バイ
ト、送信データの送信速度を1Mbps、送信時間を1
00秒間で行った。従って、送信データの時間長は4m
s(=500バイト×8ビット÷106)である。
【0039】図5及び図6中、「成功パケット」は送信
に成功したパケットの個数、「コリジョン」は衝突した
回数、「コンテンション」は無線空間の空きをモニタし
た回数、「リトライアウト」は送信を諦めた回数、「送
信ビーコン」はブリッジ装置2が送信に成功したマーカ
信号の個数、「消失ビーコン」はブリッジ装置2が送信
に失敗したマーカ信号の個数、「スループット」は1秒
に送信できたバイト数、「利用率」は無線空間の利用率
である。
【0040】図5に示すシミュレーション結果は、本発
明に従う場合のシミュレーション結果であり、バックオ
フ時間として、4ms(=64×66μs)という送信
データの送信時間と概略一致する固定時間を用いてい
る。
【0041】一方、図6に示すシミュレーション結果
は、従来技術に従う場合のシミュレーション結果であ
り、バックオフ時間として、「0.25ms(=4×66
μs)→0.5ms→0.75ms→・・・→4ms(=6
4×66μs)」という形で増大していくものを用いて
いる。
【0042】図5及び図6のシミュレーション結果から
分かるように、無線LANシステムでは、多重衝突の発
生頻度が非常に高く、端末装置3の台数が3台を超える
と、再度衝突が発生することが判明した。
【0043】この対策としては、図5のシミュレーショ
ン結果と図6のシミュレーション結果とを比較するれば
分かるように、端末装置3が2台のときには、従来技術
に従っている方のがスループットが僅かながら大きいも
のの、端末装置3が3台以上となると、衝突数の減少に
伴って、本発明に従っている方のがスループットが大幅
に大きくなり、本発明を用いることが有効であることが
分かる。
【0044】更に、本発明では、比較的長い固定のバッ
クオフ時間を用いる構成を採っているが、これにより、
電波状態の変動に対しても十分に長い監視時間を確保で
きるので、たまたま電波状態の悪い位置に配置された端
末装置3でも、他の端末装置3の通信への妨害や他の端
末装置3からの妨害の確率を減少させることができる。
【0045】一方、ブリッジ装置2は、端末装置3のよ
うなバックオフ時間を用いていると、全ての端末装置3
に対する送信サービスを行うことができない。送信性能
を確保するためには、送信に成功する確率を一般の端末
装置3の数倍から10倍程度までに高める必要がある。
これから、バックオフ時間としては、一般の端末装置3
より小さな値に設定する必要がある。
【0046】このブリッジ装置2のバックオフ時間は、
同時に送信する必要のある端末装置3の台数に応じて最
適の値がある。その最適値より小さな値であると、他の
端末装置3からの送信のスループットが低下し、大き過
ぎると、ブリッジ装置2からの送信性能が低下する。
【0047】この値はブリッジ装置2側だけの設定値で
あり、システムの配置の面では、ブリッジ装置2は、ど
の端末装置3に対しても伝送条件の良い位置に配置され
ているので、電波状況により受信できない事態への考慮
は必要なく、送信データ長よりも短い値を設定すること
もできる。
【0048】これらの点を考慮し、端末装置3として少
なくとも2台が接続されることから、ブリッジ装置2の
バックオフ時間としては、端末装置3のバックオフ時間
の1/2程度がそれ以下にすることが適当であるが、同
時にサービスの必要となる端末装置3が多い場合には、
更に短い時間を示すバックオフ時間が必要である。
【0049】なお、最大のサービスを行うときには、ブ
リッジ装置2のバックオフ時間を、サービスの状況に応
じて下り(ブリッジ装置2からの送信)と上り(端末装
置3からの送信)のスループットの比に応じて動的に可
変とすることが好ましい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無線LA
Nシステムでは、ブリッジ装置及び端末装置は、従来に
比べて比較的長い固定のバックオフ時間を使って、衝突
した送信データに対する再送信のペナルティを課すこと
から、送信データが衝突した後、再送信を行うときに、
再び衝突する確率を大幅に減少できるようになって、従
来に比べて通信性能を大幅に向上できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の適用される無線LANシステムのシス
テム構成図である。
【図3】バックオフ制御機構の実行する処理フローの一
実施例である。
【図4】本発明と従来技術のバックオフ制御の説明図で
ある。
【図5】シミュレーション結果の説明図である。
【図6】シミュレーション結果の説明図である。
【符号の説明】
1 有線LAN 2 ブリッジ装置 3 端末装置 10a,b 送信手段 11a,b 受信手段 12a,b 検出手段 13a,b 設定手段 14a,b 指示手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線LANの接続窓口となるブリッジ装
    置と無線を介して接続される無線LANシステムの端末
    装置であって、 ブリッジ装置に送信したデータに対する受信確認の返信
    の有無を検出することで、該送信データに対する衝突の
    発生を検出する検出手段と、 上記検出手段が衝突の発生を検出するときに、送信デー
    タの伝送時間と同程度の時間を持つ固定のバックオフ時
    間を使って、次に送信処理に入るまでの待ち時間を設定
    する設定手段と、 上記設定手段の設定する待ち時間の経過後に、衝突した
    送信データの再送信を指示する指示手段とを備えること
    を、 特徴とする無線LANシステムの端末装置。
  2. 【請求項2】 有線LANの接続窓口として機能して、
    複数の端末装置と無線を介して接続される無線LANシ
    ステムのブリッジ装置であって、 端末装置に送信したデータに対する受信確認の返信の有
    無を検出することで、該送信データに対する衝突の発生
    を検出する検出手段と、 上記検出手段が衝突の発生を検出するときに、送信デー
    タの伝送時間の半分程度の時間を持つ固定のバックオフ
    時間を使って、次に送信処理に入るまでの待ち時間を設
    定する設定手段と、 上記設定手段の設定する待ち時間の経過後に、衝突した
    送信データの再送信を指示する指示手段とを備えること
    を、 特徴とする無線LANシステムのブリッジ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の無線LANシステムのブ
    リッジ装置において、 設定手段は、端末装置の台数に応じて、バックオフ時間
    を短く設定するよう処理することを、 特徴とする無線LANシステムのブリッジ装置。
JP25129696A 1996-09-24 1996-09-24 無線lanシステムの端末装置及びブリッジ装置 Withdrawn JPH1098474A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007504767A (ja) * 2003-09-03 2007-03-01 コニンクリユケ フィリップス エレクトロニクス エヌ.ブイ. IEEE802.11e通信媒体における公平なレートの割り当て
JP2011150448A (ja) * 2010-01-20 2011-08-04 Shinshu Univ 地域見守システムの送信方法

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