JP2003218882A - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

通信装置及び通信方法

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JP2003218882A
JP2003218882A JP2002013177A JP2002013177A JP2003218882A JP 2003218882 A JP2003218882 A JP 2003218882A JP 2002013177 A JP2002013177 A JP 2002013177A JP 2002013177 A JP2002013177 A JP 2002013177A JP 2003218882 A JP2003218882 A JP 2003218882A
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JP2002013177A
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Wataru Tachibana
渉 立花
Yasushi Fukushige
泰志 福重
Shiko Dougasaki
士行 堂ヶ崎
Yuuki Nishio
勇希 西尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局が特定の子局との間に偏った通信をしな
いようにする。 【解決手段】 親局と複数の子局の各々との間に通信リ
ンクを有し、前記複数の子局のうち前記親局が送信した
パケットの送信先の子局が、前記パケットを受信すると
前記親局に対してパケットを返信する無線通信システム
において、前記親局として動作する通信装置であって、
前記複数の子局のいずれかが送信したパケットを受信し
て出力する受信管理部と、前記複数の子局の各々との間
の各通信リンクの状態に応じて、前記各通信リンクの間
の優先順位を求める優先順位管理部と、前記優先順位に
従って、通信を行うべき通信リンクを選択し、選択され
た通信リンクに対するパケットを出力する送信決定部
と、前記選択された通信リンクに対するパケットを対応
する子局に対して送信する送信部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親局と複数の子局
の各々との間で無線通信を行う通信システムに用いられ
る通信技術に関する。
【0002】
【従来の技術】主に携帯電話や携帯用コンピュータを対
象とした近距離無線データ通信の規格として、Bluetoot
hと呼ばれるものが知られている。これは、1つの端末
が複数の端末との間で通信を行うための無線通信規格で
あって、世界的に普及が進みつつある。
【0003】Bluetooth通信規格による親局と子局との
間でのパケット交換の例について説明する。図17は、
従来の通信装置の構成の例を示すブロック図である。図
17の通信装置は、図2の親局290として動作するも
のであって、機器接続管理部900と、送信部970
と、論理接続管理部980とを備えている。機器接続管
理部900は、送信管理部910、イベント管理部93
0、タイマ部940、受信管理部950とを備えてい
る。以下では、図2のように、親局290が子局29
1,292,293のそれぞれとの間で通信を行ってい
るものとし、図17の通信装置が図2の親局290とし
て動作する場合について説明する。
【0004】図18は、親局290と子局291との間
におけるパケット交換の例についての説明図である。親
局290から子局291に対して送信するデータがある
場合、論理接続管理部980は、機器接続管理部900
に対して送信を要求する。Bluetooth通信規格では、親
局が送信するタイミングは1.25ms毎と規定されて
いるので、送信管理部910は、送信するように要求さ
れたパケットを送信キュー格納部916に格納する。子
局291〜293は、親局290が送信したパケットを
受信したときにのみ親局290に対してパケットを送信
する。
【0005】送信決定部914は、通信規格に従って、
送信要求されたデータを含むデータパケットを生成し
て、図18におけるタイミングTM1で子局291に送
信する。このデータパケットは、親局290と子局29
1との間の通信リンクのリンク番号を含んでいる。子局
291は、このデータパケットを受信し、このパケット
に含まれるリンク番号から、このパケットが自局宛てで
あることを確認すると、正常パケットであるか、異常パ
ケットであるかの判断を行う。正常パケットの場合は、
パケットの種別を判断して、リンク管理層等に受信内容
を知らせる。
【0006】子局291は、タイミングTS1で親局2
90にパケットを送信する。このパケットは、親局29
0からのデータパケットを正常に受信したか否かを示す
判別フラグを含んでいる。このとき、子局291は、送
信すべきデータがある場合はデータパケットを送信し、
そうでない場合にも、データを含まないパケットを送信
する。
【0007】親局290は、子局291が送信したパケ
ットを受信し、受信したパケットの判別フラグから、子
局291が正常にデータを受信したか否かを判断する。
正常にデータを受信したと判断した場合は、親局290
と子局291との間の通信は終了する。
【0008】親局290は、子局291が正常にデータ
を受信しなかったと判断した場合は、タイミングTM2
でデータパケットを再送する。子局291は、親局29
0が送信したデータパケットを受信する。もし、子局2
91がこのパケットに含まれるリンク番号を取得できな
かったとすると、子局291は、受信したパケットが自
局宛てであると判断できないので、このパケットに応答
して親局290にパケットを送信することはしない。
【0009】親局290は、タイミングTS2で子局2
91からのパケットを受信しないので、データパケット
が子局291で正常に受信されなかったと判断し、タイ
ミングTM3でデータパケットを再送する。このパケッ
トに応答して、子局291がタイミングTS3で親局2
90にパケットを送信する。親局290がこれを受信し
て、子局291が正常にデータを受信したと判断する
と、親局290と子局291との間の通信は終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図2のよう
に、親局と複数の子局の各々との間に通信リンクがある
場合であって、親局において複数の子局に対する送信要
求があるとき、子局に対してどのような順で送信するべ
きかは、Bluetooth通信規格では規定されていない。
【0011】このように、親局と複数の子局の各々との
間に通信リンクがあって、親局が送信したパケットを受
信したときにのみ、子局は親局に対してパケットを送信
することができるように規定されている場合において
は、次のような問題点がある。
【0012】すなわち、親局がある子局に対して頻繁に
パケットを送信すると、親局と他の子局との間では、パ
ケットを交換する機会が減少するので、効率よく通信を
行うことができない。
【0013】また、子局が親局に対してパケットを送信
した場合には、子局は、親局が自局に対して送信したパ
ケットを受信するまでは、親局がパケットを正常に受信
したか否かを判断することができない。子局は、パケッ
トを受信するタイミングを予め知ることはできないの
で、親局からのパケットを待ち続ける必要があり、送信
を完了していても、次の処理に移行できない状態が長く
続くことがある。このため、親局とこの子局との間では
効率よく通信を行うことができない。
【0014】また、無線により通信を行うので、親局と
子局との間の通信路の状況がよくない場合には、送受信
ができなくなったり、通信リンクが切断される事態が生
じやすい。
【0015】本発明は、このような問題点を解決するも
のであり、親局が特定の子局との間に偏った通信をしな
いようにし、親局と各子局との間で効率よく通信を行う
ことができるようにすることを課題とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明が講じた手段は、親局と複数の子局
の各々との間に通信リンクを有し、前記複数の子局のう
ち前記親局が送信したパケットの送信先の子局が、前記
パケットを受信すると前記親局に対してパケットを返信
する無線通信システムにおいて、前記親局として動作す
る通信装置であって、前記複数の子局のいずれかが送信
したパケットを受信して出力する受信管理部と、前記複
数の子局の各々との間の各通信リンクの状態に応じて、
前記各通信リンクの間の優先順位を求める優先順位管理
部と、前記優先順位に従って、通信を行うべき通信リン
クを選択し、選択された通信リンクに対するパケットを
出力する送信決定部と、前記選択された通信リンクに対
するパケットを対応する子局に対して送信する送信部と
を備えたものである。
【0017】請求項1の発明によると、各通信リンクの
状態に応じて、通信リンクの間の優先順位を求め、通信
を行う通信リンクを定めるので、親局が特定の子局との
間に偏った通信をしないようにすることができる。通信
の機会を多くするべき通信リンクの通信を優先させるよ
うにすることができるので、その結果、通信システム全
体の効率を向上させることができる。
【0018】ここで、通信リンクの状態には、通信路の
状態のみではなく、その通信リンクによる送信を待つパ
ケットの数や、その通信リンクを介して受信されたパケ
ットの種類等をも含むものとする。
【0019】請求項2の発明は、請求項1に記載の通信
装置において、前記優先順位を前記優先順位管理部に設
定する優先度設定部を更に備えたものである。
【0020】請求項3の発明は、請求項1に記載の通信
装置において、前記各通信リンクに対して送信すること
が必要なパケットを格納する送信キューと、前記送信キ
ューが格納するパケットの数を、前記各通信リンク毎に
求めて出力する送信要求パケット数管理部とを更に備
え、前記優先順位管理部は、前記送信要求パケット数管
理部が出力する前記パケットの数に応じて、前記優先順
位を求めるものである。
【0021】請求項3の発明によると、送信すべきパケ
ットが多い通信リンクの通信を優先させるようにするこ
とができる。
【0022】請求項4の発明は、請求項1に記載の通信
装置において、前記各通信リンクに対する送信パケット
の再送回数をカウントして出力する再送信数管理部を更
に備え、前記優先順位管理部は、前記再送信数管理部が
出力する前記再送回数に応じて、前記優先順位を求める
ものである。
【0023】請求項4の発明によると、再送回数が多い
通信リンクの通信を優先させるようにすることができ
る。
【0024】請求項5の発明は、請求項1に記載の通信
装置において、前記複数の子局の各々に対するポールパ
ケットを送信するか否かを判断するためのタイマの残量
を求めて出力するポールパケットタイマを更に備え、前
記優先順位管理部は、前記ポールパケットタイマが出力
する前記タイマの残量に応じて、前記優先順位を求める
ものである。
【0025】請求項5の発明によると、ポールパケット
タイマのタイマ残量が少ない通信リンクの通信を優先さ
せるようにすることができる。
【0026】請求項6の発明は、請求項1に記載の通信
装置において、前記各通信リンクを切断するか否かを判
断するためのタイマの残量を求めて出力する切断タイマ
を更に備え、前記優先順位管理部は、前記切断タイマが
出力する前記タイマの残量に応じて、前記優先順位を求
めるものである。
【0027】請求項6の発明によると、切断タイマのタ
イマ残量が少ない通信リンクの通信を優先させるように
することができる。したがって、通信リンクの切断が生
じにくいようにすることができる。
【0028】請求項7の発明では、請求項1に記載の通
信装置において、前記受信管理部は、受信した前記パケ
ットの種別を判別し、得られた判別結果を出力するパケ
ット種別判別部を更に備えるものであり、前記優先順位
管理部は、前記パケット種別判別部が出力する前記判別
結果に応じて、前記優先順位を求めるものである。
【0029】請求項7の発明によると、子局が送信した
パケットの種別に応じて、その子局に係る通信リンクの
通信を優先させるようにすることができる。
【0030】請求項8の発明では、請求項1に記載の通
信装置において、前記受信管理部は、受信した前記パケ
ットが正常なパケットではない場合に、前記パケットの
種別を判別し、得られた判別結果を出力するパケット形
式取得部と、前記パケットを送信した子局に係る通信リ
ンクのリンク番号を求めて出力するリンク番号取得部と
を更に備えるものであり、前記優先順位管理部は、前記
判別結果及び前記リンク番号に応じて、前記優先順位を
求めるものである。
【0031】請求項8の発明によると、受信したパケッ
トが正常なパケットではない場合に、そのパケットに係
る通信リンクの通信を優先させるようにすることができ
るので、そのパケットを送信した子局に正常なパケット
を早く再送させることができる。
【0032】請求項9の発明では、請求項1に記載の通
信装置において、前記受信管理部は、受信した前記パケ
ット中の誤りビットの割合であるエラーレートを求めて
出力する正常受信判断部を更に備えるものであり、前記
優先順位管理部は、前記正常受信判断部が出力する前記
エラーレートに応じて、前記優先順位を求めるものであ
る。
【0033】請求項9の発明によると、パケットのエラ
ーレートに応じて、そのパケットに係る通信リンクの通
信を優先させるようにすることができる。したがって、
エラーが生じやすい通信リンクにおいて、パケットの再
送の必要がある場合に、そのことをパケットの送信元に
早く通知することができる。
【0034】請求項10の発明では、請求項1に記載の
通信装置において、前記受信管理部は、前記各通信リン
クに係る子局から受信した受信電力の大きさを求めて出
力する受信電力測定部を更に備えるものであり、前記優
先順位管理部は、前記受信電力測定部が出力する前記受
信電力の大きさに応じて、前記優先順位を求めるもので
ある。
【0035】請求項10の発明によると、子局から受信
した受信電力の大きさに応じて、その子局に係る通信リ
ンクの通信を優先させるようにすることができる。した
がって、受信電力が小さくてエラーが生じやすい通信リ
ンクにおいて、パケットの再送の必要がある場合に、そ
のことをパケットの送信元に早く通知することができ
る。
【0036】請求項11の発明は、親局と複数の子局の
各々との間に通信リンクを有し、前記複数の子局のうち
前記親局が送信したパケットの送信先の子局が、前記パ
ケットを受信すると前記親局に対してパケットを返信す
る無線通信システムにおいて、前記親局で用いる通信方
法であって、前記複数の子局のいずれかが送信したパケ
ットを受信して出力するステップと、前記複数の子局の
各々との間の各通信リンクの状態に応じて、前記各通信
リンクの間の優先順位を求めるステップと、前記優先順
位に従って、通信を行うべき通信リンクを選択し、選択
された通信リンクに対するパケットを出力するステップ
と、前記選択された通信リンクに対するパケットを対応
する子局に対して送信するステップとを備えたものであ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0038】図1は、本発明の実施形態に係る通信装置
の構成の例を示すブロック図である。図1の通信装置
は、機器接続管理部100と、送信部170と、論理接
続管理部180とを備え、Bluetooth通信規格に従って
子局との間で無線通信を行う親局として動作するものと
して説明する。
【0039】機器接続管理部100は、物理層及びベー
スバンド層として動作するものであって、送信管理部1
10と、イベント管理部130と、タイマ部140と、
受信管理部150とを備えている。論理接続管理部18
0は、リンク管理層及び論理リンク管理層として動作す
るものである。送信管理部110は、優先順位管理部1
12と、送信決定部114と、送信キュー格納部116
と、送信要求パケット数管理部118とを備えている。
イベント管理部130は、優先度設定部132を備えて
いる。タイマ部140は、ポールパケットタイマ142
と、切断タイマ144とを備えている。受信管理部15
0は、受信電力測定部152と、正常受信判断部154
と、パケット種別判別部156とを備えている。
【0040】図2は、1つの親局と3つの子局との間の
通信リンクの状態の例を示す説明図である。図2におい
て、親局290は、子局291,292,293のそれ
ぞれとの間で通信を行っている。親局290と子局29
1との間の通信リンクにはリンク番号1が割り当てられ
ている。また、親局290と子局292との間の通信リ
ンクにはリンク番号2、親局290と子局293との間
の通信リンクにはリンク番号3が割り当てられている。
以下では、図1の通信装置が図2の親局290として動
作する場合について説明する。
【0041】図3は、図2の親局290と子局291〜
293の各々との間におけるパケット交換の例を示す説
明図である。本実施形態に係る無線通信システムでは、
子局291〜293のうち、親局290が送信したパケ
ットの送信先の子局が、このパケットを受信すると親局
290に対してパケットを返信する。親局290からパ
ケットを受信する前に、子局が親局290にパケットを
送信することはできない。
【0042】基本的に、親局290と子局291〜29
3のうちのいずれかとが交互に送信を行い、親局290
が送信可能なタイムスロットと、子局291〜293の
いずれかが送信可能なタイムスロットとが交互に割り当
てられている。親局290がパケットを送信するタイム
スロットの直後が、そのパケットを受信した子局が送信
するタイムスロットとなっている。各タイムスロットの
長さTは625μsである。図2,3では、親局が3局
の子局との間で通信する場合について示しているが、親
局は最大7局の子局との間で通信を行うことができる。
【0043】送信要求パケットの数が多い通信リンクの
優先度を大きくし、その通信リンクの優先順位が高くな
るようにする場合について説明する。この場合、優先順
位管理部112が、送信キュー格納部116が格納して
いる送信要求パケットの数に基づいて、各通信リンクの
優先度を求める。
【0044】論理接続管理部180は、送信したいパケ
ットを送信要求パケットSRとして送信キュー格納部1
16に出力する。送信キュー格納部116は、論理接続
管理部180が出力した送信要求パケットSRをリンク
番号毎に格納し、必要に応じて送信決定部114に出力
する。また、送信キュー格納部116は、パケットが入
力された場合や、パケットを出力した場合には、そのパ
ケットのリンク番号を送信要求パケット数管理部118
に通知する。送信要求パケット数管理部118は、送信
キュー格納部116の出力に基づいて、送信キュー格納
部116が格納している送信要求パケットの数をリンク
番号毎に求め、優先順位管理部112に通知する。
【0045】優先度設定部132は、論理接続管理部1
80の指示に従って、基本優先度IRを優先順位管理部
112に出力している。優先順位管理部112は、優先
度設定部132が出力する基本優先度IRを必要に応じ
て読み込み、この優先度と送信要求パケット数管理部1
18の出力とに応じて、通信リンクの優先順位を求めて
送信決定部114に出力する。
【0046】送信決定部114は、優先順位管理部11
2が出力する通信リンクの優先順位に従って、優先すべ
き通信リンクを選択し、選択した通信リンクに対応した
パケットを送信キュー格納部116から読み出し、この
送信パケットPOを送信部170に出力する。送信部1
70は、送信決定部114が出力したパケットを、この
パケットに対応する子局に対して無線により送信する。
送信決定部114は、正常受信判断部154から再送の
必要があるか否かを示す信号RTを受け取り、再送の必
要がある場合は出力したパケットを送信部170に再送
させ、再送の必要がない場合は出力したパケットを送信
キュー格納部116から削除する。
【0047】イベント管理部130は、機器接続管理部
100における状況等を把握して、論理接続管理部18
0に通知している。ポールパケットタイマ142及び切
断タイマ144は、ほぼ一定の速度で値を減じていく減
算タイマを通信リンク毎に備えており、各通信リンクに
ついてのタイマの値(タイマ残量)を求めて送信管理部
110に出力する。
【0048】ポールパケットタイマ142は、ポールパ
ケットを送信するか否かを判断するために用いられるも
のであり、親局290からある通信リンクへパケットの
送信が行われると、その通信リンクに対応したタイマを
リセットする。ポールパケットは、親局290からある
通信リンクに対して送信すべきデータが一定の期間ない
場合(例えば、タイマ残量が零になった場合)に、通信
リンクを保持するためにその通信リンクに対して送信さ
れるパケットである。
【0049】切断タイマ144は、通信リンクを切断す
るか否かを判断するために用いられるものであり、親局
290がある通信リンクからのパケットを受信すると、
その通信リンクに対応したタイマをリセットする。リセ
ット後、この子局から一定の期間パケットを受信しない
場合(例えば、タイマ残量が零になった場合)は、この
子局との間の通信リンクが切断される。
【0050】受信電力測定部152には、アンテナで受
信された受信信号RSが入力されている。受信電力測定
部152は、受信信号RSの電力を測定し、これを受信
電力の大きさとして出力するとともに、入力された受信
信号RSを正常受信判断部154に出力する。
【0051】正常受信判断部154は、入力された信号
に対して復調、誤り訂正等の処理を行い、子局291〜
293のいずれかが親局290に対して送信したパケッ
トを求める。正常受信判断部154は、パケットが正常
に求められたときには、この正常パケットNPをパケッ
ト種別判別部156に出力する。また、正常受信判断部
154は、求めたパケットにおいて、そのパケットを送
信した子局が親局290からのパケットを正常に受信で
きなかったことを示すデータがある場合や、パケット送
信先の子局からパケットが返信されて来なかった場合に
は、直前に送信したパケットを再送する必要があると判
断する。正常受信判断部154は、再送の必要があるか
否かを示す信号RTを送信決定部114に出力する。
【0052】パケット種別判別部156は、正常パケッ
トNPのパケット種別を判別する。パケット種別判別部
156は、例えば、入力された正常パケットNPがデー
タパケットである場合には、このパケットRPを上位層
である論理接続管理部180に出力する。
【0053】図4は、図1の送信管理部110の構成の
例を示すブロック図である。図4において、優先順位管
理部112は、処理結果管理部122と、優先度格納部
124と、基本優先度格納部126とを備えている。図
5(a)は、図4の優先度格納部124及び基本優先度
格納部126が格納するデータの例を示す説明図であ
る。図5(b)は、図5(a)よりも後の時点における
図4の優先度格納部124が格納するデータの例を示す
説明図である。
【0054】ここでは、基本優先度格納部126には、
全ての通信リンクに対して基本優先度“7”が設定され
ているものとする。動作開始時において、優先度格納部
124は、基本優先度格納部126が出力する基本優先
度IRを読み込み、図5(a)のように、各リンク番号
と“7”とを対応付けて記憶している。
【0055】なお、基本優先度格納部126に設定する
基本優先度を、優先度設定部132が動的にいつでも変
更することができるようにし、変更が行われると、優先
度格納部124が基本優先度を再び読み込むようにして
もよい。また、通信リンク毎に基本優先度を異なる値と
し、一部の通信リンクを優先させるようにしてもよい。
【0056】優先順位管理部112の動作について説明
する。動作開始時において、優先度格納部124は、基
本優先度格納部126が格納する基本優先度を読み出し
て格納する。
【0057】送信キュー格納部116は、論理接続管理
部180が出力する送信要求パケットSRを格納する
と、そのパケットが送信される通信リンクについての送
信要求パケットの数が増加したことを送信要求パケット
数管理部118に通知する。図4において、リンク番号
(LN)1,2,3の通信リンクへの送信要求パケット
の数(NP)が、それぞれ5,4,0であるとする。送
信要求パケット数管理部118は、これらの値を求めて
処理結果管理部122に出力する。
【0058】処理結果管理部122は、送信要求パケッ
トの数が多い順に、通信リンクの順位付けを行う。ここ
では、通信リンクの順位は、リンク番号1,2,3の順
となる。処理結果管理部122は、この順位が上位1/
3である通信リンクを上位グループ、下位1/3である
ものを下位グループ、それ以外を中位グループに分け
る。通信リンクの数は3であるので、順位が上位1/3
であるリンク番号1の通信リンクは上位グループに、順
位が下位1/3であるリンク番号3の通信リンクは下位
グループに、リンク番号2の通信リンクは中位グループ
に属することになる。
【0059】初期状態では、処理結果管理部122は、
全ての通信リンクが中位グループに属するものとしてい
る。処理結果管理部122は、より上位のグループに属
するようになったリンク番号1の通信リンクの優先度に
1を加算し、より下位のグループに属するようになった
リンク番号3の通信リンクの優先度から1を減算するよ
うに、優先度格納部124に指示する。処理結果管理部
122は、中位グループに属するリンク番号2の通信リ
ンクの優先度は変更させない。
【0060】優先度格納部124は、処理結果管理部1
22の指示に従って、リンク番号1の通信リンクの優先
度“7”に1を加算して“8”にし、リンク番号3の通
信リンクの優先度“7”から1を減算して“6”にす
る。図5(a)は、このとき優先度格納部124が格納
している、各通信リンクに対する優先度を示している。
優先度格納部124は、優先度から通信リンクの間の優
先順位を求めて送信決定部114に出力する。
【0061】送信決定部114は、優先度格納部124
が出力する優先順位に応じて、最も優先順位が高いリン
ク番号1の通信リンクへのパケットを送信キュー格納部
116から読み出して送信部170に出力し、これが親
局290が送信するタイムスロットにおいて送信される
ようにする。
【0062】その後、送信決定部114は、最も優先順
位が高いリンク番号1の通信リンクへのパケットを送信
キュー格納部116から再び読み出して出力し、これが
親局290が送信する次のタイムスロットにおいて送信
されるようにする。
【0063】親局290が送信するタイムスロットが2
つ終了すると、各通信リンクに対する優先度及び優先順
位が更新される。リンク番号1の通信リンクへのパケッ
トが2個送信されたので、論理接続管理部180が新た
な送信要求パケットSRを出力しなかったとすると、送
信キュー格納部116が格納するリンク番号1,2,3
の通信リンクへの送信要求パケットの数は、それぞれ
3,4,0となる。送信要求パケット数管理部118
は、これらの値を処理結果管理部122に出力する。
【0064】処理結果管理部122は、送信要求パケッ
トの数が多い順に、通信リンクの順位付けを再び行う。
通信リンクの順位は、リンク番号2,1,3の順とな
る。したがって、リンク番号2の通信リンクは上位グル
ープ、リンク番号3の通信リンクは下位グループ、リン
ク番号1の通信リンクは中位グループに属することにな
る。
【0065】処理結果管理部122は、より上位のグル
ープに属するようになったリンク番号2の通信リンクの
優先度に1を加算し、より下位のグループに属するよう
になったリンク番号1の通信リンクの優先度から1を減
算するように、優先度格納部124に指示する。処理結
果管理部122は、属するグループが変化しないリンク
番号2の通信リンクの優先度は変更させない。
【0066】優先度格納部124は、処理結果管理部1
22の指示に従って、リンク番号1の通信リンクの優先
度“8”から1を減算して“7”にし、リンク番号2の
通信リンクの優先度“7”に1を加算して“8”にす
る。図5(b)は、このとき優先度格納部124が格納
している、各通信リンクに対する優先度を示している。
優先度格納部124は、優先度から通信リンクの間の優
先順位を求めて送信決定部114に出力する。
【0067】送信決定部114は、優先度格納部124
が出力する優先順位に応じて、最も優先順位が高いリン
ク番号2の通信リンクへのパケットを送信キュー格納部
116から読み出して送信部170に出力し、これが親
局290が送信するタイムスロットにおいて送信される
ようにする。その後、親局290がパケットを2個送信
する毎に、同様に各通信リンクに対する優先度及び優先
順位が更新される。
【0068】このように、本実施形態によると、送信す
べきパケット数が多い通信リンクの通信を優先させ、パ
ケットを送信する機会がこの通信リンクに対して多く与
えられる。親局が特定の子局との間に偏った通信をせ
ず、送信すべきパケット数が多い通信リンクにおいて効
率よく通信を行うことができるようになるので、その結
果、通信システム全体の効率を向上させることができ
る。
【0069】なお、処理結果管理部122は、送信要求
パケットの数が多い順に順位付けられた通信リンクの順
位が、上位1/3である通信リンクを上位グループに、
下位1/3であるものを下位グループに、それ以外を中
位グループに分類する例について説明したが、どのよう
な順位の通信リンクをどのグループに分類するかは、こ
の例には限らない。例えば、最上位の通信リンクのみを
上位グループに、最下位の通信リンクのみを下位グルー
プに分類するようにしてもよい。また、通信リンクを2
又は4以上のグループに分類してもよい。
【0070】また、同様にして、親局が送信するタイム
スロット毎に、又は、親局が送信する3つ以上のタイム
スロット毎に、各通信リンクに対する優先度が更新され
るようにしてもよい。
【0071】また、優先順位管理部112が、基本優先
度を用いずに、送信要求パケット数管理部118の出力
から直接、通信リンクの優先順位を求めるようにしても
よい。
【0072】また、送信要求パケットの数が多い通信リ
ンクの優先度を大きくする場合について説明したが、送
信要求の回数、又は送信要求されるデータのバイト数が
多い通信リンクの優先度を大きくするようにしてもよ
い。
【0073】(第1の変形例)第1の変形例では、再送
されるパケットの数が多い通信リンクの優先度を大きく
し、その通信リンクの優先順位が高くなるようにする場
合について説明する。
【0074】図6は、第1の変形例に係る送信管理部2
10の構成の例を示すブロック図である。図6におい
て、送信管理部210は、優先順位管理部212と、送
信決定部214と、送信キュー格納部216と、再送信
数管理部218とを備えている。優先順位管理部212
は、処理結果管理部222と、優先度格納部224と、
基本優先度格納部226とを備えている。送信管理部2
10は、図1の送信管理部110に代えて用いられるも
のである。基本優先度格納部226は、図4の基本優先
度格納部126と同様のものである。
【0075】優先順位管理部212の動作について説明
する。基本優先度格納部226は、図5(a)のよう
に、各リンク番号に対して、基本優先度“7”を記憶し
ている。動作開始時において、優先度格納部224は、
基本優先度格納部226が格納する基本優先度を読み出
して格納する。
【0076】送信キュー格納部216は、論理接続管理
部180が出力する送信要求パケットSRを格納し、必
要に応じて送信決定部214に出力する。ここでは、送
信キュー格納部216は、リンク番号1〜3の各通信リ
ンクへの送信要求パケットを常に格納しているものとす
る。送信決定部214は、送信決定部114と同様の動
作をする他、パケットの再送を行った場合には、再送信
数管理部218に通知を行う。
【0077】再送信数管理部218は、各通信リンクに
ついて、親局からの例えば過去10回の送信のうち、パ
ケットの再送を何回行ったかを求め、処理結果管理部2
22に出力する。いま、リンク番号1,2,3の通信リ
ンクへのパケットの再送回数が、それぞれ4,3,1で
あるとする。再送信数管理部218は、これらの値を処
理結果管理部222に出力する。
【0078】処理結果管理部222は、パケットの再送
回数が多い順に、通信リンクの順位付けを行う。ここで
は、通信リンクの順位は、リンク番号1,2,3の順と
なる。処理結果管理部222は、処理結果管理部122
と同様に、通信リンクを3グループに分ける。リンク番
号1,2,3の通信リンクは、それぞれ上位グループ、
中位グループ、下位グループに属することになる。
【0079】初期状態では、処理結果管理部222は、
全ての通信リンクが中位グループに属するものとしてい
る。処理結果管理部222は、より上位のグループに属
するようになったリンク番号1の通信リンクの優先度に
1を加算し、より下位のグループに属するようになった
リンク番号3の通信リンクの優先度から1を減算するよ
うに、優先度格納部224に指示する。
【0080】優先度格納部224は、処理結果管理部2
22の指示に従って、リンク番号1の通信リンクの優先
度“7”に1を加算して“8”にし、リンク番号3の通
信リンクの優先度“7”から1を減算して“6”にする
(図5(a)と同様)。優先度格納部224は、優先度
から通信リンクの間の優先順位を求めて送信決定部21
4に出力する。送信決定部214は、優先度格納部22
4が出力する優先順位に応じて、最も優先順位が高いリ
ンク番号1の通信リンクへのパケットを送信キュー格納
部216から読み出して送信部170に出力し、これが
親局が送信するタイムスロットにおいて送信されるよう
にする。
【0081】その後、送信決定部214は、最も優先順
位が高いリンク番号1の通信リンクへのパケットを送信
キュー格納部216から再び読み出して出力し、これが
親局が送信するタイムスロットにおいて送信されるよう
にする。
【0082】親局が送信するタイムスロットが2つ終了
すると、各通信リンクに対する優先度及び優先順位が更
新される。このように、リンク番号1の通信リンクへの
パケットが2個送信されたが、これらのパケットを再送
する必要がなかったとする。また、このため、過去10
回の送信のうちのパケットの再送回数が2回減ったとす
ると、リンク番号1,2,3の通信リンクへのパケット
の再送回数は、それぞれ2,3,1となる。再送信数管
理部218は、これらの値を求めて処理結果管理部22
2に出力する。
【0083】処理結果管理部222は、パケットの再送
回数が多い順に、通信リンクの順位付けを再び行う。通
信リンクの順位は、リンク番号2,1,3の順となる。
したがって、リンク番号1,2,3の通信リンクは、そ
れぞれ中位グループ、上位グループ、下位グループに属
することになる。
【0084】処理結果管理部222は、より上位のグル
ープに属するようになったリンク番号2の通信リンクの
優先度に1を加算し、より下位のグループに属するよう
になったリンク番号1の通信リンクの優先度から1を減
算するように、優先度格納部224に指示する。
【0085】優先度格納部224は、処理結果管理部2
22の指示に従って、リンク番号1の通信リンクの優先
度“8”から1を減算して“7”にし、リンク番号2の
通信リンクの優先度“7”に1を加算して“8”にする
(図5(b)と同様)。優先度格納部224は、優先度
から通信リンクの間の優先順位を求めて送信決定部21
4に出力する。送信決定部214は、優先度格納部22
4が出力する優先順位に応じて、最も優先順位が高いリ
ンク番号2の通信リンクへのパケットを送信キュー格納
部216から読み出して送信部170に出力し、これが
親局が送信するタイムスロットにおいて送信されるよう
にする。
【0086】その後、親局が送信するタイムスロットが
2つ終了する毎に、同様に各通信リンクに対する優先度
及び優先順位が更新される。
【0087】このように、第1の変形例によると、パケ
ットを送信する機会が、再送が生じやすい通信リンクに
対して多く与えられるので、このような通信リンクにお
いて効率よく通信を行うようにすることができる。
【0088】なお、各通信リンクについて、パケットの
再送回数を親局からの過去10回の送信において求める
場合について説明したが、過去のどのような回数の送信
において求めるようにしてもよい。
【0089】(第2の変形例)第2の変形例では、ポー
ルパケットタイマの値に応じて通信リンクの優先順位を
変更する場合について説明する。
【0090】図7は、第2の変形例に係る送信管理部3
10の構成の例を示すブロック図である。図7におい
て、送信管理部310は、優先順位管理部312と、送
信決定部314と、送信キュー格納部316とを備えて
いる。優先順位管理部312は、処理結果管理部322
と、優先度格納部324と、基本優先度格納部326と
を備えている。送信管理部310は、図1の送信管理部
110に代えて用いられるものである。送信決定部31
4及び基本優先度格納部326は、それぞれ図4の送信
決定部114及び基本優先度格納部126と同様のもの
である。送信キュー格納部316は、図6の送信キュー
格納部216と同様のものである。
【0091】図8(a)は、図7の優先度格納部324
及び基本優先度格納部326が格納するデータの例を示
す説明図である。図8(b)は、図8(a)よりも後の
時点における図7の優先度格納部324が格納するデー
タの例を示す説明図である。
【0092】優先順位管理部312の動作について説明
する。基本優先度格納部326は、図8(a)のよう
に、各リンク番号に対して、基本優先度“7”を記憶し
ている。動作開始時において、優先度格納部324は、
基本優先度格納部326が格納する基本優先度を読み出
して格納する。送信キュー格納部316は、リンク番号
1〜3の各通信リンクへの送信要求パケットを常に格納
しているものとする。
【0093】ポールパケットタイマ142は、各通信リ
ンクについてのタイマの値(タイマ残量)を処理結果管
理部322に出力する。処理結果管理部322は、ある
通信リンクのタイマ残量が所定のしきい値以下になった
ときに、その通信リンクの優先度を変化させる。処理結
果管理部322は、例えば、ある通信リンクのタイマ残
量がタイマの最大値の30%以下に減少したときに、そ
の通信リンクの優先度に1を加算し、タイマ残量がタイ
マの最大値の20%以下に減少したときに、その通信リ
ンクの優先度に更に1を加算し、タイマ残量がタイマの
最大値の10%以下に減少したときに、その通信リンク
の優先度に更に1を加算するように、優先度格納部32
4に指示する。
【0094】また、処理結果管理部322は、ある通信
リンクのタイマ残量が所定のしきい値以下から100%
に変化したときに、その通信リンクの優先度を変化させ
る。処理結果管理部322は、例えば、ある通信リンク
のタイマ残量がタイマの最大値の30%以下から100
%に変化したときに、その通信リンクの優先度から1を
減算し、タイマ残量がタイマの最大値の20%以下から
100%に変化したときに、その通信リンクの優先度か
ら2を減算し、タイマ残量がタイマの最大値の10%以
下から100%に変化したときに、その通信リンクの優
先度から3を減算するように、優先度格納部324に指
示する。
【0095】図7では、ポールパケットタイマ142に
おける、リンク番号(LN)とタイマ残量(T1)との
関係の例を示している。いま、リンク番号1,2,3の
通信リンクのタイマ残量が、それぞれタイマの最大値の
20%,40%,50%であるとする。リンク番号1の
通信リンクの優先度は、そのタイマ残量が最大値の30
%以下に変化したとき、及び最大値の20%以下に変化
したときに、それぞれ1が加算されているので、“9”
となっている。
【0096】リンク番号1,2,3の通信リンクのタイ
マ残量が、それぞれタイマの最大値の10%,30%,
40%に変化したとすると、優先度格納部324は、処
理結果管理部322の指示に従って、リンク番号1の通
信リンクの優先度“9”に1を加算して“10”にし、
リンク番号2の通信リンクの優先度“7”に1を加算し
て“8”にする(図8(a)参照)。
【0097】優先度格納部324は、優先度から通信リ
ンクの間の優先順位を求めて送信決定部314に出力す
る。送信決定部314は、優先度格納部324が出力す
る優先順位に応じて、最も優先順位が高いリンク番号1
の通信リンクへのパケットを送信キュー格納部316か
ら読み出して送信部170に出力し、これが親局が送信
するタイムスロットにおいて送信されるようにする。
【0098】親局が送信を行うと、各通信リンクに対す
る優先度及び優先順位が更新される。リンク番号1の通
信リンクへ送信が行われると、ポールパケットタイマ1
42は、この通信リンクに対応するタイマをリセット
し、その残量は最大値100%に変化する。また、リン
ク番号2,3の通信リンクのタイマ残量が、それぞれタ
イマの最大値の20%,30%に変化したとする。優先
度格納部324は、処理結果管理部322の指示に従っ
て、リンク番号1の通信リンクの優先度“10”から3
を減算して“7”にし、リンク番号2の通信リンクの優
先度“8”に1を加算して“9”にし、リンク番号3の
通信リンクの優先度“7”に1を加算して“8”にする
(図8(b)参照)。
【0099】優先度格納部324は、優先度から通信リ
ンクの間の優先順位を求めて送信決定部314に出力す
る。送信決定部314は、優先度格納部324が出力す
る優先順位に応じて、最も優先順位が高いリンク番号2
の通信リンクへのパケットを送信キュー格納部316か
ら読み出して送信部170に出力し、これが親局が送信
するタイムスロットにおいて送信されるようにする。そ
の後、親局が送信を行う毎に、同様に各通信リンクに対
する優先度及び優先順位が更新される。
【0100】このように、第2の変形例によると、ポー
ルパケットタイマの残量が少ない通信リンク、すなわ
ち、親局がパケットを送信してから経過した時間が長い
通信リンクに対して、パケットを送信する機会が優先し
て与えられるので、親局が特定の子局との間に偏った通
信を行わないようにすることができる。
【0101】なお、通信リンクの優先度を変化させる際
の基準とするタイマ残量のしきい値は、他の値であって
もよい。
【0102】また、通信リンクに送信が行われても、ポ
ールパケットタイマはその通信リンクに対応するタイマ
をリセットしないようにしてもよい。この場合は、各通
信リンクに対応したタイマの値が異なる値となるように
しておけばよい。
【0103】(第3の変形例)第3の変形例では、切断
タイマの値に応じて通信リンクの優先順位を変更する場
合について説明する。
【0104】図9は、第3の変形例に係る送信管理部4
10の構成の例を示すブロック図である。図9におい
て、送信管理部410は、優先順位管理部412と、送
信決定部414と、送信キュー格納部416とを備えて
いる。優先順位管理部412は、処理結果管理部422
と、優先度格納部424と、基本優先度格納部426と
を備えている。送信管理部410は、図1の送信管理部
110に代えて用いられるものである。送信決定部41
4及び基本優先度格納部426は、それぞれ図4の送信
決定部114及び基本優先度格納部126と同様のもの
である。送信キュー格納部416は、図6の送信キュー
格納部216と同様のものである。
【0105】優先順位管理部412の動作について説明
する。基本優先度格納部426は、図8(a)のよう
に、各リンク番号に対して、基本優先度“7”を記憶し
ている。動作開始時において、優先度格納部424は、
基本優先度格納部426が格納する基本優先度を読み出
して格納する。送信キュー格納部416は、リンク番号
1〜3の各通信リンクへの送信要求パケットを常に格納
しているものとする。
【0106】切断タイマ144は、各通信リンクについ
てのタイマの値(タイマ残量)を処理結果管理部422
に出力する。処理結果管理部422は、タイマ残量に応
じて、図7の処理結果管理部322と同様に動作し、優
先度を加減算するように、優先度格納部424に指示す
る。
【0107】図9では、切断タイマ144における、リ
ンク番号とタイマ残量(T2)との関係の例を示してい
る。いま、リンク番号1,2,3の通信リンクのタイマ
残量が、それぞれタイマの最大値の20%,40%,5
0%であるとする。
【0108】リンク番号1,2,3の通信リンクのタイ
マ残量が、それぞれタイマの最大値の10%,30%,
40%に変化したとすると、優先度格納部424は、処
理結果管理部422の指示に従って、リンク番号1の通
信リンクの優先度“9”に1を加算して“10”にし、
リンク番号2の通信リンクの優先度“7”に1を加算し
て“8”にする(図8(a)と同様)。
【0109】優先度格納部424は、優先度から通信リ
ンクの間の優先順位を求めて送信決定部414に出力す
る。送信決定部414は、優先度格納部424が出力す
る優先順位に応じて、最も優先順位が高いリンク番号1
の通信リンクへのパケットを送信キュー格納部416か
ら読み出して送信部170に出力し、これが親局が送信
するタイムスロットにおいて送信されるようにする。
【0110】親局がリンク番号1の通信リンクへパケッ
トの送信を行い、このパケットを受信した子局が返信す
るパケットを親局が受信すると、切断タイマ144は、
この通信リンクに対応するタイマをリセットするので、
その残量は100%に変化する。また、リンク番号2,
3の通信リンクのタイマ残量が、それぞれタイマの最大
値の20%,30%に変化したとする。優先度格納部4
24は、処理結果管理部422の指示に従って、リンク
番号1の通信リンクの優先度“10”から3を減算して
“7”にし、リンク番号2の通信リンクの優先度“8”
に1を加算して“9”にし、リンク番号3の通信リンク
の優先度“7”に1を加算して“8”にする(図8
(b)と同様)。
【0111】優先度格納部424は、優先度から通信リ
ンクの間の優先順位を求めて送信決定部414に出力す
る。送信決定部414は、優先度格納部424が出力す
る優先順位に応じて、最も優先順位が高いリンク番号2
の通信リンクへのパケットを送信キュー格納部416か
ら読み出して送信部170に出力し、これが親局が送信
するタイムスロットにおいて送信されるようにする。そ
の後、同様に各通信リンクに対する優先度及び優先順位
が更新される。
【0112】このように、第3の変形例によると、切断
タイマの残量が少ない通信リンク、すなわち、親局がパ
ケットを最後に受信してから経過した時間が長い通信リ
ンクに対して、パケットを送信する機会が優先して与え
られるので、親局が特定の子局との間に偏った通信を行
わないようにすることができる。また、通信リンクの切
断が生じにくいようにすることができる。
【0113】(第4の変形例)第4の変形例では、受信
したパケットの種別に応じて通信リンクの優先順位を変
更する場合について説明する。
【0114】Bluetooth通信規格では、データが正確に
受信できるようにするため、親局又は子局は、データパ
ケットを正常に受信した場合には、正常に受信したこと
を示すフラグを次回の送信パケットに含めて送信する。
図3のように、子局は、親局が送信したパケットを受信
すると直ちに返信を行う。したがって、親局が子局に対
してデータパケットを送信した場合には、親局は、送信
先の子局から一定の時間内に返信がなければ、子局がデ
ータパケットを正常に受け取ることができなかったもの
として処理を行うことができる。
【0115】一方、親局は、任意の送信用のタイムスロ
ットを用いて子局に対して送信を行うことができる。こ
のため、子局が親局に対してデータパケットを送信した
場合には、子局は、親局が自局に対して送信したパケッ
トを受信するまでは、親局がデータパケットを正常に受
信したか否かを判断することができず、親局からのパケ
ットを待ち続ける必要がある。そこで、親局が子局から
データパケットを正常に受信した場合には、データパケ
ットを送信してきた子局の通信リンクの優先度を高くす
ることとする。データパケットを正常に受信できたこと
をなるべく早くその子局に知らせるためである。
【0116】図10は、第4の変形例に係る送信管理部
510の構成の例を示すブロック図である。図10にお
いて、送信管理部510は、優先順位管理部512と、
送信決定部514と、送信キュー格納部516とを備え
ている。優先順位管理部512は、処理結果管理部52
2と、優先度格納部524と、基本優先度格納部526
とを備えている。送信管理部510及びパケット種別判
別部556は、それぞれ図1の送信管理部110及びパ
ケット種別判別部156に代えて用いられるものであ
る。送信決定部514及び基本優先度格納部526は、
それぞれ図4の送信決定部114及び基本優先度格納部
126と同様のものである。送信キュー格納部516
は、図6の送信キュー格納部216と同様のものであ
る。
【0117】図11(a)は、図10の優先度格納部5
24及び基本優先度格納部526が格納するデータの例
を示す説明図である。図11(b)は、図11(a)よ
りも後の時点における図10の優先度格納部524が格
納するデータの例を示す説明図である。
【0118】優先順位管理部512の動作について説明
する。基本優先度格納部526は、図11(a)のよう
に、各リンク番号に対して、基本優先度“7”を記憶し
ている。動作開始時において、優先度格納部524は、
基本優先度格納部526が格納する基本優先度を読み出
して格納する。送信キュー格納部516は、リンク番号
1〜3の各通信リンクへの送信要求パケットを常に格納
しているものとする。
【0119】図10において、パケット種別判別部55
6は、正常受信判断部154が受信したパケットがデー
タパケットであると判断すると、そのデータパケットの
リンク番号について、データパケットを受信したことを
記録し、処理結果管理部522に通知する。その他、パ
ケット種別判別部556は、パケット種別判別部156
と同様の動作をする。
【0120】図10では、パケット種別判別部556に
おける、リンク番号と受信データパケット数(ND1)
との関係の例を示している。いま、リンク番号1の通信
リンクの受信データパケット数が1に変化し、その他の
通信リンクについては0であるとする。
【0121】処理結果管理部522は、通知されたリン
ク番号の優先度に1を加算するように、優先度格納部5
24に指示する。優先度格納部524は、処理結果管理
部522の指示に従って、リンク番号1の通信リンクの
優先度“7”に1を加算して“8”にする(図11
(a)参照)。
【0122】優先度格納部524は、優先度から通信リ
ンクの間の優先順位を求めて送信決定部514に出力す
る。送信決定部514は、優先度格納部524が出力す
る優先順位に応じて、最も優先順位が高いリンク番号1
の通信リンクへのパケットを送信キュー格納部516か
ら読み出して送信部170に出力し、これが親局が送信
するタイムスロットにおいて送信されるようにする。
【0123】親局がリンク番号1の通信リンクへパケッ
トの送信を行い、このパケットを受信した子局が返信す
るパケットを親局が正常に受信すると、正常受信判断部
154は、パケットを正常に受信できたことをパケット
種別判別部556に通知する。パケット種別判別部55
6は、リンク番号1についての受信データパケット数を
クリアし、処理結果管理部522に通知する。
【0124】処理結果管理部522は、通知されたリン
ク番号の優先度から1を減算するように、優先度格納部
524に指示する。優先度格納部524は、処理結果管
理部522の指示に従って、リンク番号1の通信リンク
の優先度“8”から1を減算して“7”にする(図11
(b)参照)。
【0125】全ての通信リンクの優先度が等しくなるの
で、優先度格納部524は、通信リンクの間の優先順位
を送信決定部514に出力しない。送信決定部514
は、任意のリンク番号の通信リンクへのパケットを送信
キュー格納部516から読み出して送信部170に出力
し、これが親局が送信するタイムスロットにおいて送信
されるようにする。その後、同様に各通信リンクに対す
る優先度及び優先順位が更新される。
【0126】このように、第4の変形例によると、デー
タパケットを送信した子局に対して、親局が優先して送
信を行うようにするので、子局が親局からの返信を待つ
時間を短くすることができる。
【0127】なお、子局がデータパケット以外のパケッ
トを送信した場合において、同様にその子局の通信リン
クの優先度を大きくするようにしてもよい。
【0128】(第5の変形例)第5の変形例では、パケ
ットを正常に受信できなかったときに、通信リンクの優
先順位を変更する場合について説明する。
【0129】第4の変形例で説明したように、子局が親
局に対してデータパケットを送信した場合には、子局
は、親局が自局に対して送信したパケットを受信するま
では、親局がデータパケットを正常に受信したか否かを
判断することができない。そこで、親局が子局からパケ
ットを正常に受信できなかった場合であって、かつ、そ
れにもかかわらずそのパケットのパケット種別がデータ
パケットであることと、そのパケットのリンク番号とが
取得できた場合には、データパケットを送信してきた子
局の通信リンクの優先度を高くすることとする。パケッ
トを正常に受信できなかったことをなるべく早くその子
局に知らせるためである。
【0130】図12は、第5の変形例に係る送信管理部
610及び受信管理部650の構成の例を示すブロック
図である。図12において、送信管理部610は、優先
順位管理部612と、送信決定部614と、送信キュー
格納部616とを備えている。優先順位管理部612
は、処理結果管理部622と、優先度格納部624と、
基本優先度格納部626とを備えている。受信管理部6
50は、図1の受信管理部150において、正常受信判
断部154に代えて正常受信判断部654を備え、パケ
ット形式取得部662と、リンク番号取得部664とを
更に備えたものである。送信管理部610及び受信管理
部650は、それぞれ図1の送信管理部110及び受信
管理部150に代えて用いられるものである。送信決定
部614及び基本優先度格納部626は、それぞれ図4
の送信決定部114及び基本優先度格納部126と同様
のものである。送信キュー格納部616は、図6の送信
キュー格納部216と同様のものである。
【0131】優先順位管理部612の動作について説明
する。基本優先度格納部626は、図11(a)のよう
に、各リンク番号に対して、基本優先度“7”を記憶し
ている。動作開始時において、優先度格納部624は、
基本優先度格納部626が格納する基本優先度を読み出
して格納する。送信キュー格納部616は、リンク番号
1〜3の各通信リンクへの送信要求パケットを常に格納
しているものとする。
【0132】図12において、正常受信判断部654
は、パケットを正常に受信することができなかった場合
には、そのエラーを含むパケットEPをパケット形式取
得部662に出力する。その他、正常受信判断部654
は、正常受信判断部154と同様の動作をする。パケッ
ト形式取得部662は、入力されたパケットの種別を取
得する。また、パケット形式取得部662は、リンク番
号取得部664にそのパケットのリンク番号を取得さ
せ、その通知を受ける。
【0133】パケットの種別とそのパケットのリンク番
号とを取得することができた場合であって、かつ、受信
されたパケットがデータパケットであれば、パケット形
式取得部662は、そのデータパケットのリンク番号に
ついて、データパケットを正常に受信できなかったこと
を記録し、処理結果管理部622に通知する。
【0134】図12では、パケット形式取得部662に
おける、リンク番号と正常に受信できなかったデータパ
ケット数(ND2)との関係の例を示している。いま、
リンク番号1の通信リンクのパケット数が1に変化し、
その他の通信リンクについては0であるとする。
【0135】図10を参照して説明した場合と同様に、
処理結果管理部622は、通知されたリンク番号の優先
度に1を加算するように優先度格納部624に指示し、
優先度格納部624が出力する優先順位に応じて、送信
決定部614がリンク番号1の通信リンクへのパケット
を送信部170に出力し、これが親局が送信するタイム
スロットにおいて送信されるようにする。
【0136】親局がリンク番号1の通信リンクへパケッ
トの送信を行い、このパケットを受信した子局が返信す
るパケットを親局が正常に受信すると、正常受信判断部
654は、パケットを正常に受信できたことをパケット
形式取得部662に通知する。パケット形式取得部66
2は、リンク番号1についての受信データパケット数を
クリアし、処理結果管理部622に通知する。
【0137】図10を参照して説明した場合と同様に、
処理結果管理部622は、通知されたリンク番号の優先
度から1を減算するように優先度格納部624に指示
し、送信決定部614は、任意のリンク番号の通信リン
クへのパケットを送信キュー格納部616から読み出し
て送信部170に出力し、これが親局が送信するタイム
スロットにおいて送信されるようにする。その後、同様
に各通信リンクに対する優先度及び優先順位が更新され
る。
【0138】このように、第5の変形例によると、親局
が子局からのデータパケットを正常に受信できなかった
場合には、データパケットを送信した子局に対して優先
して親局が送信を行い、正常に受信できなかったことを
知らせるようにするので、子局が親局からの返信を待つ
時間を短くすることができる。
【0139】なお、子局がデータパケット以外のパケッ
トを送信した場合において、同様にその子局の通信リン
クの優先度を大きくするようにしてもよい。
【0140】(第6の変形例)第6の変形例では、受信
したパケットにおけるエラービットの割合(以下では、
エラーレートと称する)に応じて通信リンクの優先順位
を変更する場合について説明する。
【0141】図13は、第6の変形例に係る送信管理部
710の構成の例を示すブロック図である。図13にお
いて、送信管理部710は、優先順位管理部712と、
送信決定部714と、送信キュー格納部716とを備え
ている。優先順位管理部712は、処理結果管理部72
2と、優先度格納部724と、基本優先度格納部726
とを備えている。送信管理部710及び正常受信判断部
754は、それぞれ図1の送信管理部110及び正常受
信判断部154に代えて用いられるものである。送信決
定部714及び基本優先度格納部726は、それぞれ図
4の送信決定部114及び基本優先度格納部126と同
様のものである。送信キュー格納部716は、図6の送
信キュー格納部216と同様のものである。
【0142】優先順位管理部712の動作について説明
する。基本優先度格納部726は、図5(a)と同様
に、各リンク番号に対して、基本優先度“7”を記憶し
ている。動作開始時において、優先度格納部724は、
基本優先度格納部726が格納する基本優先度を読み出
して格納する。送信キュー格納部716は、リンク番号
1〜3の各通信リンクへの送信要求パケットを常に格納
しているものとする。
【0143】図13において、正常受信判断部754
は、通信リンク毎のエラーレートを求め、処理結果管理
部722に通知する。その他、正常受信判断部754
は、正常受信判断部154と同様の動作をする。
【0144】図14(a)は、ポールパケットの例を示
す説明図である。ポールパケットは、パケットヘッダH
1を有している。パケットヘッダH1は、リンク番号L
N、パケット種別TY、エラー判定ビットHEC等を有
している。エラー判定ビットHECは、パケットヘッダ
H1のエラー判定ビットHEC以外の部分におけるエラ
ーを求めるための誤り検出符号を表している。
【0145】図14(b)は、データパケットの例を示
す説明図である。データパケットは、パケットヘッダH
1、ペイロードヘッダH2、データ部DT、及びエラー
判定ビットCRCを有している。エラー判定ビットCR
Cは、ペイロードヘッダH2、及びデータ部DTにおけ
るエラーを求めるための誤り検出符号を表している。図
14(c)は、音声データパケットの例を示す説明図で
ある。音声データパケットは、パケットヘッダH1及び
音声用データ部ADTを有している。
【0146】パケットヘッダH1及び音声用データ部A
DTは、3ビットを1組にして、1ビットを表すように
している。すなわち、あるビットの組について、受信さ
れた3ビットが全て同じ値であれば、その組をその値の
1ビットとして扱い、受信ビット数3、エラービット数
0とする。受信された3ビットのうち、1ビットだけ異
なる値であれば、これ以外の2ビットの値をその組の値
として扱い、受信ビット数3、エラービット数1とす
る。
【0147】また、エラー判定ビットHECに基づいた
所定の演算により、エラーが検出された場合は、パケッ
トヘッダH1の全ビットをエラービットとして扱う。エ
ラー判定ビットCRCに基づいた所定の演算により、エ
ラーが検出された場合は、そのパケットのパケットヘッ
ダH1以外の全ビットをエラービットとして扱う。
【0148】図15は、エラーレートを求める期間を示
す説明図である。受信ビット数とエラービット数の記録
を時間TR1から時間TR2までの期間T1において行
い、この期間のエラービット数を受信ビット数で割って
得た値をエラーレートとして求める。求めたエラーレー
トを、時間TR2から時間TR3までの期間T2におい
て、通信リンクの順位付けに用いる。同様に、期間T2
において求めたエラーレートを、その次の期間T3にお
いて通信リンクの順位付けに用いる。
【0149】いま、リンク番号1,2,3の通信リンク
のエラーレートが、それぞれ0.0005,0.000
4,0.0001であるとする。処理結果管理部722
は、エラーレートが大きい順に、通信リンクの順位付け
を行う。ここでは、通信リンクの順位は、リンク番号
1,2,3の順となる。処理結果管理部722は、図4
の処理結果管理部122と同様に、通信リンクを3グル
ープに分ける。リンク番号1,2,3の通信リンクは、
それぞれ上位グループ、中位グループ、下位グループに
属することになる。
【0150】初期状態では、処理結果管理部722は、
全ての通信リンクが中位グループに属するものとしてい
る。図4を参照して説明した場合と同様に、処理結果管
理部722が、リンク番号1の通信リンクの優先度に1
を加算し、リンク番号3の通信リンクの優先度から1を
減算するように、優先度格納部724に指示する。優先
度格納部724は、図5(a)と同様に優先度を変化さ
せ、優先度から通信リンクの間の優先順位を求めて送信
決定部714に出力する。送信決定部714は、これに
応じて、最も優先順位が高いリンク番号1の通信リンク
へのパケットを送信キュー格納部716から読み出して
送信部170に出力し、これが親局が送信するタイムス
ロットにおいて送信されるようにする。
【0151】その後、リンク番号1,2,3の通信リン
クのエラーレートが、それぞれ0.0003,0.00
04,0.0001になったとする。処理結果管理部7
22は、エラーレートが大きい順に、通信リンクの順位
付けを再び行う。通信リンクの順位は、リンク番号2,
1,3の順となる。したがって、リンク番号1,2,3
の通信リンクは、それぞれ中位グループ、上位グルー
プ、下位グループに属することになる。
【0152】処理結果管理部722は、より上位のグル
ープに属するようになったリンク番号2の通信リンクの
優先度に1を加算し、より下位のグループに属するよう
になったリンク番号1の通信リンクの優先度から1を減
算するように、優先度格納部224に指示する。優先度
格納部724は、図5(b)と同様に優先度を変化さ
せ、優先度から通信リンクの間の優先順位を求めて送信
決定部714に出力する。送信決定部714は、これに
応じて、最も優先順位が高いリンク番号2の通信リンク
へのパケットを送信キュー格納部716から読み出して
送信部170に出力し、これが親局が送信するタイムス
ロットにおいて送信されるようにする。その後、同様に
各通信リンクに対する優先度及び優先順位が更新され
る。
【0153】このように、第6の変形例によると、誤り
が生じやすい通信リンクに対してパケットを送信する機
会が多く与えられる。パケットを正常に受信できない可
能性が高い子局が、正常に受信できなかったことを親局
に対して通知しやすくなるので、データの伝送効率を向
上させることができる。また、通信リンクの切断が生じ
にくいようにすることができる。
【0154】なお、エラーレートは、以上で説明したも
のには限らず、受信ビット中のエラービットの割合を示
す指標となるものであれば、他の方法で求めた値であっ
てもよい。
【0155】(第7の変形例)第7の変形例では、通信
リンク毎の受信電力に応じて通信リンクの優先順位を変
更する場合について説明する。
【0156】図16は、第7の変形例に係る送信管理部
810の構成の例を示すブロック図である。図16にお
いて、送信管理部810は、優先順位管理部812と、
送信決定部814と、送信キュー格納部816とを備え
ている。優先順位管理部812は、処理結果管理部82
2と、優先度格納部824と、基本優先度格納部826
とを備えている。送信管理部810及び受信電力測定部
852は、それぞれ図1の送信管理部110及び受信電
力測定部152に代えて用いられるものである。送信決
定部814及び基本優先度格納部826は、それぞれ図
4の送信決定部114及び基本優先度格納部126と同
様のものである。送信キュー格納部816は、図6の送
信キュー格納部216と同様のものである。
【0157】優先順位管理部812の動作について説明
する。基本優先度格納部826は、図5(a)と同様
に、各リンク番号に対して、基本優先度“7”を記憶し
ている。動作開始時において、優先度格納部824は、
基本優先度格納部826が格納する基本優先度を読み出
して格納する。送信キュー格納部816は、リンク番号
1〜3の各通信リンクへの送信要求パケットを常に格納
しているものとする。
【0158】図16において、受信電力測定部852
は、通信リンク毎の受信電力を求め、処理結果管理部8
22に通知する。その他、受信電力測定部852は、受
信電力測定部152と同様の動作をする。以下では、受
信電力を指数で表示することとし、指数が大きいほど電
力が大きいことを表すこととする。
【0159】いま、リンク番号1,2,3の通信リンク
の受信電力が、それぞれ10,15,25であるとす
る。処理結果管理部822は、受信電力が小さい順に、
通信リンクの順位付けを行う。ここでは、通信リンクの
順位は、リンク番号1,2,3の順となる。処理結果管
理部822は、図4の処理結果管理部122と同様に、
通信リンクを3グループに分ける。リンク番号1,2,
3の通信リンクは、それぞれ上位グループ、中位グルー
プ、下位グループに属することになる。
【0160】初期状態では、処理結果管理部722は、
全ての通信リンクが中位グループに属するものとしてい
る。図4を参照して説明した場合と同様に、処理結果管
理部822が、リンク番号1の通信リンクの優先度に1
を加算し、リンク番号3の通信リンクの優先度から1を
減算するように、優先度格納部824に指示する。優先
度格納部824は、図5(a)と同様に優先度を変化さ
せ、優先度から通信リンクの間の優先順位を求めて送信
決定部814に出力する。送信決定部814は、これに
応じて、最も優先順位が高いリンク番号1の通信リンク
へのパケットを送信キュー格納部816から読み出して
送信部170に出力し、これが親局が送信するタイムス
ロットにおいて送信されるようにする。
【0161】その後、リンク番号1,2,3の通信リン
クの受信電力が、それぞれ20,15,25になったと
する。処理結果管理部822は、受信電力が小さい順
に、通信リンクの順位付けを再び行う。通信リンクの順
位は、リンク番号2,1,3の順となる。したがって、
リンク番号1,2,3の通信リンクは、それぞれ中位グ
ループ、上位グループ、下位グループに属することにな
る。
【0162】処理結果管理部822は、より上位のグル
ープに属するようになったリンク番号2の通信リンクの
優先度に1を加算し、より下位のグループに属するよう
になったリンク番号1の通信リンクの優先度から1を減
算するように、優先度格納部224に指示する。優先度
格納部824は、図5(b)と同様に優先度を変化さ
せ、優先度から通信リンクの間の優先順位を求めて送信
決定部814に出力する。送信決定部814は、これに
応じて、最も優先順位が高いリンク番号2の通信リンク
へのパケットを送信キュー格納部816から読み出して
送信部170に出力し、これが親局が送信するタイムス
ロットにおいて送信されるようにする。その後、同様に
各通信リンクに対する優先度及び優先順位が更新され
る。
【0163】このように、第7の変形例によると、受信
電力が小さい通信リンクに対してパケットを送信する機
会が多く与えられる。このような通信リンクにおいては
誤りが生じやすいが、パケットを正常に受信できない可
能性が高い子局が、正常に受信できなかったことを親局
に対して通知しやすくなるので、データの伝送効率を向
上させることができる。また、通信リンクの切断が生じ
にくいようにすることができる。
【0164】なお、以上の実施形態で説明した各例を組
み合わせて、通信リンクの優先順位を求めるようにして
もよい。
【0165】また、以上の実施形態において、通信リン
クの優先度を変化させる際の変化量や基本優先度は、他
の値であってもよい。
【0166】また、送信決定部は最も優先度の高い通信
リンクに対してパケットを送信するものとして説明した
が、優先度が高い通信リンクに対する送信確率が高くな
るようにし、優先度が低い通信リンクに対する送信確率
が低くなるようにして、優先度が低い通信リンクに対し
ても送信が行われるようにしてもよい。
【0167】また、以上の実施形態では、Bluetooth通
信規格に従って通信をするものとして説明したが、図3
のように、親局が送信したパケットを受信したときにの
み、子局が親局に対してパケットを送信するような場合
であれば、本発明を同様に適用することができる。
【0168】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、親局と
各子局との間の通信リンクの状態に応じて通信リンクの
優先順位を変化させるので、親局が特定の子局との間に
偏った通信をしないようにすることができ、親局と各子
局との間で効率よく通信を行うことができる通信装置及
び通信方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る通信装置の構成の例を
示すブロック図である。
【図2】1つの親局と3つの子局との間の通信リンクの
状態の例を示す説明図である。
【図3】図2の親局と子局の各々との間におけるパケッ
ト交換の例を示す説明図である。
【図4】図1の送信管理部の構成の例を示すブロック図
である。
【図5】(a)は、図4の優先度格納部及び基本優先度
格納部が格納するデータの例を示す説明図である。
(b)は、(a)よりも後の時点における図4の優先度
格納部が格納するデータの例を示す説明図である。
【図6】第1の変形例に係る送信管理部の構成の例を示
すブロック図である。
【図7】第2の変形例に係る送信管理部の構成の例を示
すブロック図である。
【図8】(a)は、図7の優先度格納部及び基本優先度
格納部が格納するデータの例を示す説明図である。
(b)は、(a)よりも後の時点における図7の優先度
格納部が格納するデータの例を示す説明図である。
【図9】第3の変形例に係る送信管理部の構成の例を示
すブロック図である。
【図10】第4の変形例に係る送信管理部の構成の例を
示すブロック図である。
【図11】(a)は、図10の優先度格納部及び基本優
先度格納部が格納するデータの例を示す説明図である。
(b)は、(a)よりも後の時点における図10の優先
度格納部が格納するデータの例を示す説明図である。
【図12】第5の変形例に係る送信管理部及び受信管理
部の構成の例を示すブロック図である。
【図13】第6の変形例に係る送信管理部の構成の例を
示すブロック図である。
【図14】(a)は、ポールパケットの例を示す説明図
である。(b)は、データパケットの例を示す説明図で
ある。(c)は、音声データパケットの例を示す説明図
である。
【図15】エラーレートを求める期間を示す説明図であ
る。
【図16】第7の変形例に係る送信管理部の構成の例を
示すブロック図である。
【図17】従来の通信装置の構成の例を示すブロック図
である。
【図18】親局と子局との間におけるパケット交換の例
についての説明図である。
【符号の説明】
100 機器接続管理部 110,210 送信管理部 112,212,312,412,512,612,7
12,812 優先順位管理部 114,214,314,414,514,614,7
14,814 送信決定部 116 送信キュー格納部 118 送信要求パケット数管理部 132 優先度設定部 140 タイマ部 142 ポールパケットタイマ 144 切断タイマ 150 受信管理部 152,852 受信電力測定部 154,754 正常受信判断部 156,556 パケット種別判別部 170 送信部 180 論理接続管理部 218 再送信数管理部 290 親局 291,292,293 子局 662 パケット形式取得部 664 リンク番号取得部
フロントページの続き (72)発明者 堂ヶ崎 士行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西尾 勇希 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K033 CA01 CB04 CB17 DA01 DA17 DB13 EA07 5K067 AA13 CC08 GG01 JJ17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と複数の子局の各々との間に通信リ
    ンクを有し、前記複数の子局のうち前記親局が送信した
    パケットの送信先の子局が、前記パケットを受信すると
    前記親局に対してパケットを返信する無線通信システム
    において、前記親局として動作する通信装置であって、 前記複数の子局のいずれかが送信したパケットを受信し
    て出力する受信管理部と、 前記複数の子局の各々との間の各通信リンクの状態に応
    じて、前記各通信リンクの間の優先順位を求める優先順
    位管理部と、 前記優先順位に従って、通信を行うべき通信リンクを選
    択し、選択された通信リンクに対するパケットを出力す
    る送信決定部と、 前記選択された通信リンクに対するパケットを対応する
    子局に対して送信する送信部とを備えた通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通信装置において、 前記優先順位を前記優先順位管理部に設定する優先度設
    定部を更に備えたことを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の通信装置において、 前記各通信リンクに対して送信することが必要なパケッ
    トを格納する送信キューと、 前記送信キューが格納するパケットの数を、前記各通信
    リンク毎に求めて出力する送信要求パケット数管理部と
    を更に備え、 前記優先順位管理部は、 前記送信要求パケット数管理部が出力する前記パケット
    の数に応じて、前記優先順位を求めるものであることを
    特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の通信装置において、 前記各通信リンクに対する送信パケットの再送回数をカ
    ウントして出力する再送信数管理部を更に備え、 前記優先順位管理部は、 前記再送信数管理部が出力する前記再送回数に応じて、
    前記優先順位を求めるものであることを特徴とする通信
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の通信装置において、 前記複数の子局の各々に対するポールパケットを送信す
    るか否かを判断するためのタイマの残量を求めて出力す
    るポールパケットタイマを更に備え、 前記優先順位管理部は、 前記ポールパケットタイマが出力する前記タイマの残量
    に応じて、前記優先順位を求めるものであることを特徴
    とする通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の通信装置において、 前記各通信リンクを切断するか否かを判断するためのタ
    イマの残量を求めて出力する切断タイマを更に備え、 前記優先順位管理部は、 前記切断タイマが出力する前記タイマの残量に応じて、
    前記優先順位を求めるものであることを特徴とする通信
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の通信装置において、 前記受信管理部は、 受信した前記パケットの種別を判別し、得られた判別結
    果を出力するパケット種別判別部を更に備えるものであ
    り、 前記優先順位管理部は、 前記パケット種別判別部が出力する前記判別結果に応じ
    て、前記優先順位を求めるものであることを特徴とする
    通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の通信装置において、 前記受信管理部は、 受信した前記パケットが正常なパケットではない場合
    に、前記パケットの種別を判別し、得られた判別結果を
    出力するパケット形式取得部と、 前記パケットを送信した子局に係る通信リンクのリンク
    番号を求めて出力するリンク番号取得部とを更に備える
    ものであり、 前記優先順位管理部は、 前記判別結果及び前記リンク番号に応じて、前記優先順
    位を求めるものであることを特徴とする通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の通信装置において、 前記受信管理部は、 受信した前記パケット中の誤りビットの割合であるエラ
    ーレートを求めて出力する正常受信判断部を更に備える
    ものであり、 前記優先順位管理部は、 前記正常受信判断部が出力する前記エラーレートに応じ
    て、前記優先順位を求めるものであることを特徴とする
    通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の通信装置において、 前記受信管理部は、 前記各通信リンクに係る子局から受信した受信電力の大
    きさを求めて出力する受信電力測定部を更に備えるもの
    であり、 前記優先順位管理部は、 前記受信電力測定部が出力する前記受信電力の大きさに
    応じて、前記優先順位を求めるものであることを特徴と
    する通信装置。
  11. 【請求項11】 親局と複数の子局の各々との間に通信
    リンクを有し、前記複数の子局のうち前記親局が送信し
    たパケットの送信先の子局が、前記パケットを受信する
    と前記親局に対してパケットを返信する無線通信システ
    ムにおいて、前記親局で用いる通信方法であって、 前記複数の子局のいずれかが送信したパケットを受信し
    て出力するステップと、 前記複数の子局の各々との間の各通信リンクの状態に応
    じて、前記各通信リンクの間の優先順位を求めるステッ
    プと、 前記優先順位に従って、通信を行うべき通信リンクを選
    択し、選択された通信リンクに対するパケットを出力す
    るステップと、 前記選択された通信リンクに対するパケットを対応する
    子局に対して送信するステップとを備えた通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007504767A (ja) * 2003-09-03 2007-03-01 コニンクリユケ フィリップス エレクトロニクス エヌ.ブイ. IEEE802.11e通信媒体における公平なレートの割り当て
US7623489B2 (en) 2003-12-24 2009-11-24 Ntt Docomo, Inc. Packet transmission control apparatus and packet transmission control method

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