JP2006203266A - 伝送制御方法、無線基地局および無線端末 - Google Patents

伝送制御方法、無線基地局および無線端末 Download PDF

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Abstract

【課題】通信品質の劣悪な無線端末によるシステムスループットの低下を防ぎ、高システムスループットを実現可能な伝送制御方法を得ること。
【解決手段】本発明にかかる伝送制御方法は、特定の通信エリアを提供する無線基地局(1)と、当該通信エリアに存在する複数の無線端末(2,3,4,5)と、から構成される無線通信システムにおいて実施可能な伝送制御方法であって、各無線端末の位置および移動の有無に基づいて得られる通信品質に応じて、各無線端末の優先度を設定し、優先度の高い無線端末に対してより多くの連続送信の機会を与えるような伝送制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ディジタル無線通信システムにおける伝送制御方法に関するものであり、特に、無線LAN通信において、無線端末の通信品質に応じて優先制御を行うための伝送制御方法に関するものである。
従来のディジタル無線通信システムにおいて用いられている一般的なランダムアクセス技術の一つとして、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)と呼ばれる方式があり、このCSMAは、たとえば、無線パケット通信で用いられている。CSMAでは、各々の無線端末が、無線パケットの送信に先立ち、無線チャネルのキャリアセンスを行い、たとえば、チャネルの使用中(チャネルビジー)を確認した場合には無線パケットの送信を控え、一方で、チャネル未使用(チャネルアイドル)を確認した場合には無線パケットを送信する。
なお、米国の無線LAN標準化規格IEEE802.11(下記非特許文献1参照)では、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)が使用されている。これに対して、欧州の無線LAN標準化規格HiperLAN(下記非特許文献2参照)においては、無線端末の送信要求に応じて送信機会を与えるTDMA(Time Division Multiple Access)が使用されている。
また、従来の無線LANシステムにおいては、送信したフレームに対応するACKフレームが返信されない場合、特定時間後(CSMA/CAを使用する場合には「ACKタイムアウト+キャリアセンス時間+バックオフ」に相当)にデータを再送することとしている。
IEEE802.11 Standard HyperLAN2 Standard
しかしながら、アクセスポイント(AP)に対して複数の無線端末(STA)が接続されている無線LANシステムにおいて、セル端では、APからの距離が遠くなるため、セルの中心近くに存在する場合と比較して電波環境が悪くなる。また、移動中のSTAは、時間的に変化するフェージングなどによって、停止している場合と比較して電波環境が悪くなる。したがって、セル端でのパケットエラーの低下および移動中STAの通信品質の向上、を実現するためには、送信レートを下げるかまたはデータ長を短くする等の対策を取らざるを得ない、という問題があった。また、固定長のデータを送信する場合には、送信レートを下げると、その分だけ送信時間が増加し、結果としてシステムスループットの低下を招く、という問題があった。さらに、この問題は、複数のAPが存在し、STAがAP間を移動するようなローミングを行うシステムにおいて、顕著な問題となる。
具体的には、図14に示すように、AP(101,102)に対して複数のSTA(111,112,113,114)が接続されている無線LANシステムにおいて、セル端に存在するSTA111や移動中で通信品質が劣悪なSTA113が、繰り返しフレームを再送することになるため、通信品質が良好なSTA112やSTA114が再送トラフィックの影響を受けることとなり、結果としてシステムスループットが低下する。
また、ランダムアクセス技術としてCSMA/CAを採用するシステムにおいては、たとえば、再送処理を行う場合、図15に示すように、特定のタイムアウト時間経過後に一定時間DIFS(Distributed Inter Frame Space)のキャリアセンスを行い、さらに、ランダムバックオフを行うため、帯域が有効に使用できない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、セル端の端末や移動中の端末によるシステムスループットの低下を防ぎ、高システムスループットを実現可能な伝送制御方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる伝送制御方法は、特定の通信エリアを提供する無線基地局と、当該通信エリアに存在する複数の無線端末と、から構成される無線通信システムにおいて実施可能な伝送制御方法であって、前記無線端末の位置および移動の有無に基づいて得られる通信品質に応じて、当該無線端末の優先度を設定する優先度設定ステップと、前記優先度の高い無線端末に対してより多くの連続送信の機会を与えるような伝送制御を行う伝送制御ステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、特定の無線基地局が提供する通信エリアにおいて、静止している無線端末と移動中の無線端末が存在する場合に、各無線端末の通信品質に応じて送信に関する優先度を制御し、通信品質の劣悪な無線端末の送信機会(連続送信回数およびリトライ回数)をより少なくし、通信品質の良好な無線端末の送信機会をより多くすることとした。
この発明によれば、上記のように、通信品質の劣悪な無線端末の送信機会をより少なくし、通信品質の良好な無線端末の送信機会をより多くすることとした。これにより、通信品質の良好な無線端末がより多くのデータを集中的に送信でき、また、通信品質が劣悪な無線端末の再送トラフィックを低減することができ、さらに、非効率的なデータ送信を低減することができるので、無線帯域の利用効率が上がり、高システムスループットを実現することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる伝送制御方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以降の実施の形態においては、一例として、無線LAN通信を想定した場合について記載するが、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではなく、無線端末の通信品質に応じて優先制御を行うすべての通信システムに適用可能である。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる伝送制御方法を実現する通信システムの構成例を示す図であり、基地局(AP)と無線端末(STA)の通信状況が示されている。この通信システムにおいては、たとえば、AP1が提供する通信エリア内に、STA2,STA3,STA4,STA5が存在している。また、STA2,3は通信エリア内で静止しており、STA4はセル端からAP1の近傍を通り再びセル端へ向かって移動しており、STA5はセル端を移動している。
図2は、上記図1に示す各STAの通信品質と時間の関係を示す図である。図2において、STA2は、AP1の近傍で静止しているので定常的に通信品質が良好である。STA3は、セルの中心から離れた場所(STA2よりも離れた場所)に存在しているので定常的にSTA2よりも通信品質が悪い。STA4は、セル端からAP1の近傍を通り再びセル端へ移動するので、AP1との距離に応じて時間的に通信品質が変化する。STA5は、セル端近くを移動するので、AP1との距離にあまり変化が無く、常に通信品質が悪い。なお、STAの送受信電力,移動速度,フェージング状態などによる通信状態の変化を考慮したうえで、通信品質を評価することも可能である。通信状態を知る方法としては、「Open Loop」、「Closed Loop」のどちらを使用してもよいし、単位時間当たりのリトライ回数などを利用することとしてもよい。また、通信品質は、各STAの通信状態に加え、送受信可能なレート,データ長などを考慮して決めることも可能である。
図3−1は、STAの優先度を識別するための図であり、本実施の形態においては、APが、静止しているSTAおよび移動中のSTAに対してそれぞれ優先度を設定している。たとえば、APは、通信品質に基づいて、APの近くに存在する静止しているSTAに対して最も高いクラス(5)を与え、APの近くに存在する移動中のSTAに対して次に高いクラス(4)を与え、APから離れて存在する静止しているSTAに対して次に高いクラス(3)を与え、APから離れて存在する移動中のSTAに対して最も低いクラス(2)を与える。なお、STAがアンテナダイバーシチを利用できる場合や、高利得なアンテナを有する場合など、無線状況が悪い場合であっても通常のSTAよりも受信感度が高いSTAに対しては、その性能を加算して優先度を決定することも可能である。この場合、STAのCapabilityは、STAがAPに登録するときに行ってもよいし、専用のフレームを作成しSTAのCapabilityを通知することとしてもよい。ただし、図3−1に示す優先度に限定するものではない。
また、たとえば、図3−2に示すように、移動状況,APからの距離,ダイバーシティ利用可否,高利得なアンテナの有無,などの各STA情報に、予め個々にポイントを設定しておき、その総和でSTAの優先度を決めることも可能である。この場合、STA−Aが最もポイント(20)が高く、優先度が高いSTAになる。また、システム容量を考慮して、各STAのポイントの総和に対する自STAのポイントの割合に応じて優先度を決めることも可能である。たとえば、総数の35の場合、STA−Aは、システム容量の20/35を利用でき、STA−Cは、5/35を利用できる。
図4は、APの通信状況の概要を示す図である。ここでは、横軸を時間とし、縦長の矩形はBeaconフレームを表し、他の矩形はアクセス方式(CFP,CP)の時間期間を表す。まず、APは、帯域割り当て情報やアクセス方式の切り替え情報などの基地局情報を含む報知フレームとして、たとえば、Beaconフレームを、定期的に送信する。また、APは、CSMA/CAによるContentionベースのアクセス方式期間(CP:Contention Period)とポーリングやTDMAのようなAPによる統合管理のアクセス方式期間(CFP:Contention Free Period)とを、送信フレームあるいはBeaconフレームに含まれる時間情報を用いて切り替えている。なお、図4に示すように、CFPとCPの切り替えに専用のフレーム(CFP-END)を用いることとしてもよいし、Beaconフレーム内にCFPの終了時間を指定してもよい。
図5は、本実施の形態の伝送制御方法における連続送信時間(PBT:Priority Batch Transmission)を示す図である。本実施の形態においては、APとSTAの通信品質に基づいて、連続送信の回数を規定する。たとえば、図3−1または図3−2にて規定した優先度に基づいて、通信品質の良好なSTAに対してより多くの連続送信の機会を与えている。なお、上記連続送信回数は、システム容量や、移動によるSTAの通信品質の変化、に応じて動的に変化し、通信品質が良好なSTAに対してより多くの連続送信回数を割り当てる。たとえば、ここでは、STA2(図1参照)に対して「PBT=3」を割り当てている。
また、本実施の形態においては、上記連続送信回数(PBT)の割り当て処理に代えて、図3−1または図3−2にて規定した優先度に基づいてエラー時のリトライ回数を制御することとしてもよい。または、上記連続送信回数(PBT)の割り当て処理に加えて、たとえば、図3−1または図3−2にて規定した優先度に基づいてエラー時のリトライ回数を制御することとしてもよい。すなわち、これらの場合は、通信品質の悪いほどリトライ回数が少なくなるように、STAのリトライを制限する。
また、たとえば、通信品質の良好なSTAがほとんど存在せずに、通信品質が劣悪なSTAが多く存在する場合には、無線帯域の効率的な使用の観点から、システムスループットが下がるが通信品質の劣悪なSTAに対しても、より多くの連続送信回数およびリトライ回数を割り当てることとしてもよい。
図6は、たとえば、「AP1→STA2」方向の通信におけるPBTを示す図である。まず、STA2が、CSMA/CAのアクセス方式に基づいて、規定時間DIFSにわたるキャリアセンスを行う。そして、ランダムの待ち時間(Back Off)の後に、チャネルがビジーでなければ、データを送信する。その後、STA2とAP1との間の通信においては、より短いキャリアセンス時間SIFS(Short Inter Frame Space)をあけてデータ交換を行う。なお、本実施の形態においては、1つのデータを送信した後に、ACKフレームを送る構成になっているが、これに限らず、たとえば、送信元が連続的にデータを送信して、複数データに対するACKを1つのACKフレームにまとめて送るような「Block ACK」を使用することも可能である。
図7は、図2の時刻T1における、APと各STAの通信状況(各STA→AP1)の詳細を示す図である。ここでは、横軸が時間を表し、各矩形がパケットを示している。なお、各STAは、図7の処理が開始される前のフレームのやり取りで、STAの通信品質や現在の通信環境において使用可能な送信レート,データ長等を、AP1に対して通知しておく。この通知方法としては、たとえば、フレーム内の専用のフィールドあるいはデータフィールドを使用してもよいし、専用のマネージメントフレームにて通知してもよい。AP1では、上記通知により各STAの通信品質を把握し、たとえば、図5に示すPBT,リトライ上限値,Length,送受信可能なRate情報などを決定する。なお、本実施の形態においては、上記通信方法を用いることなく、たとえば、AP1が通信の中で各STAの通信品質を把握することとしてもよい。
図7において、まず、AP1は、ブロードキャストで送信するBeaconフレームにより、各STAに対して次のBeaconフレームまでの最大PBT数,リトライ上限値、さらに、必要に応じて送信開始,送信終了時間、などの通信の割り当て情報を通知する。たとえば、時刻T1においては、STA2の通信品質が最も良好で、STA4の通信品質が最も悪いので、AP1は、図3−1または図3−2の優先度に基づいて最大PBTを規定する。なお、PBTの合計は、AP1がチャネル容量と各STAの通信品質を考慮した上で決定する。図7においては、AP1は、STA2に対して「PBT=3」,STA3に対して「PBT=2」,STA4に対して「PBT=1」,STA5に対して「PBT=1」を割り当てている。なお、本実施の形態においては、Up-linkのみのPBTを割り当てているが、Down-LinkのPBTも別途割り当てることとしてもよい。その際は、AP1内でその値を保持しておく。
つぎに、STA2は、CSMA/CAに基づいて送信機会を得た後、Beaconフレームに含まれた自STA向けの最大PBT(=3)に基づいて、3つのデータを連続送信する。なお、本実施の形態においては、1つのデータフレームに対応したACKフレームを受信した後、次のDataフレームを送る構成になっているが、これに限らず、「Block ACK」を使用することとしてもよい。
つぎに、STA4は、CSMA/CAに基づいて送信機会を得た後、Beaconフレームに含まれた自STA向けの最大PBT(=1)に基づいて、1つのデータを送信する。その後、STA3が2回の連続送信を行い、STA5が1回のデータ送信を行っている。
また、図8は、図2の時刻T2における、APと各STAの通信状況(各STA→AP1)の詳細を示す図である。まず、AP1は、ブロードキャストで送信されるBeaconフレームにより、各STAに対して次のBeaconフレームまでの最大PBT数,リトライ上限値、さらに、必要に応じて送信開始,送信終了時間、などの通信の割り当て情報を通知する。たとえば、時刻T2においては、STA4がAP1の近傍を移動しているので、時刻T1に比べて通信品質が良くなっている。したがって、この時点における図3−1または図3−2の優先度に基づいて各STAの最大PBTを規定する。
図8においては、AP1は、STA2に対して「PBT=3」,STA3に対して「PBT=2」,STA4に対して「PBT=3」,STA5に対して「PBT=1」を割り当てている。
つぎに、STA2が、CSMA/CAに基づいて送信機会を得た後、Beaconフレームに含まれた自STA向けの最大PBT(=3)に基づいて、3つのデータを連続して送信する。つぎに、STA5が、CSMA/CAに基づいて送信機会を得た後、Beaconフレームに含まれた自STA向けの最大PBT(=1)に基づいて、1つのデータを送信する。つぎに、STA4が、CSMA/CAに基づいて通信機会を得た後、Beaconフレームに含まれた自STA向けの最大PBT(=3)に基づいて、3つのデータを連続して送信する。その後、STA3が2回の連続送信を行っている。
なお、本実施の形態においては、各STAが、CSMA/CAに基づいて送信機会を得た場合における送信処理について示したが、たとえば、図4のCFP期間において、AP1から送信機会を割り当てられる場合においても同様に処理(連続送信処理)可能である。たとえば、TDMA方式においても、AP1が各STAに対してPBTおよび送信時間等を割り当てることにより、同様に処理(連続送信処理)可能である。また、CFP期間とCP期間においてそれぞれPBTを割り当てる場合には、Beaconフレームを用いてCFP期間,CP期間のPBTを通知することとしてもよい。または、CFP期間におけるPBTをBeaconフレームにて通知し、CP期間におけるPBTをCFP-Endフレームにて通知することとしてもよい。
このように、本実施の形態においては、特定のAPが提供する通信エリアにおいて、静止しているSTAと移動中のSTAが存在する場合に、各STAの通信品質に応じて送信に関する優先度を制御し、通信品質の劣悪なSTAの送信機会(連続送信回数およびリトライ回数)をより少なくし、通信品質の良好なSTAの送信機会をより多くすることとした。これにより、通信品質の良好なSTAがより多くのデータを集中的に送信でき、また、通信品質が劣悪なSTAの再送トラフィックを低減することができ、これらにより、非効率的なデータ送信を低減することができるので、無線帯域の利用効率が上がり、高システムスループットを実現することができる。
また、本実施の形態においては、BeaconフレームあるいはCFP-EndフレームなどのAPが送信するフレームを用いて、システム容量を考慮しながら適応的にPBTを変更することとした。これにより、さらにシステムスループットを向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、各STAにPBTを割り当てることとしたが、これに限らず、たとえば、送信レート,送信最大データ長、「Contention Window」等を割り当てることも可能であり、また、それらを組み合わせたものを割り当てることも可能である。
実施の形態2.
図9は、本発明にかかる伝送制御方法を実現する通信システムの構成例を示す図であり、複数の基地局(AP)と無線端末(STA)の通信状況が示されている。この通信システムにおいては、たとえば、AP1が提供する通信エリア(セル)内にSTA2,STA4,STA5が存在し、各STAがAP1と通信を行っている。また、AP6が提供する通信エリア内にSTA3が存在し、STA3がAP6と通信を行っている。また、図9では、すべてのSTAが図中を左から右へ移動し、AP1からAP6にローミングを行う場合の様子が示されている。なお、図中の各STAの位置は、たとえば、時刻T3における状態を表しており、また、矢印の終点が時刻T4のSTAの位置を表している。
図10は、上記図9に示す通信システムにおける、各STAの通信品質と時間の関係を示す図である。図示の点線は、AP6と各STAが接続している場合を表しており、図示の実線は、AP1と各STAが接続している場合を表している。STA2は、時刻T3においてAP1の近傍に位置し、その後、時間とともにAP1のセル端に移動してAP6にローミングを行い(実線と点線の切り替え位置参照)、時刻T4においてAP6の近傍まで移動している。STA3は、AP6の通信エリアに存在し、時間とともにセル端に移動している。STA4は、時刻T3においてAP1のセル端に位置し、その後、時間とともにAP1に接近し、さらに、AP1のセル端に移動してAP6にローミングを行い(実線と点線の切り替え位置参照)、時刻T4においてAP6の近傍まで移動している。STA5は、時刻T3においてAP1の近傍に位置し、その後、時間とともにAP1のセル端に移動してAP6にローミングを行い(実線と点線の切り替え位置参照)、時刻T4においてAP6の近傍まで移動している。
なお、各時刻における伝送制御方法については、前述した実施の形態1(図3〜図8に相当)と同様であるため、それらの説明を省略する。また、図10では、説明の便宜上、実線と点線の切り替え位置において通信品質が連続的な値となっているが、この切り替え位置については連続的な値とは限らない。すなわち、切り替え位置において、AP1の通信エリアでの通信品質と、AP6の通信エリアでの通信品質と、が異なっていてもよい。
このように、本実施の形態においては、異なるAPによって提供されるネットワーク(通信エリア)間を移動する際に、各通信エリアを提供するAPが、当該エリア内に存在するSTAの通信品質に応じて送信に関する優先度を制御し、通信品質の劣悪なSTAの送信機会をより少なくし、通信品質の良好なSTAの送信機会をより多くすることとした。これにより、上記ネットワーク間を移動する場合であっても、前述した実施の形態1と同様に、通信品質が劣悪なSTAの再送トラフィックを低減することができ、また、非効率的なデータ送信を低減することができるので、無線帯域の利用効率が上がり、高システムスループットを実現することができる。また、再送トラフィックを低減できるので、長時間平均におけるスループットが上昇する。
特に、高速道路や鉄道などに無線装置(STA)が搭載されている場合には、一定方向あるいは双方向にSTAが移動することになり、これらの場合には、劣悪な通信品質と良好な通信品質が交互に繰り返されるが、上記本実施の形態の伝送制御方法の実施により、すなわち、通信品質の劣悪なSTAの送信機会をより少なくし、通信品質の良好なSTAの送信機会をより多くすることにより、効果的にシステムスループットを保つことが可能となる。
実施の形態3.
図11は、本発明にかかる伝送制御方法を実現する通信システムの構成例を示す図であり、複数の基地局(AP)と無線端末(STA)の通信状況が示されている。この通信システムにおいては、STA2aが、時刻T1においてAP1aのセル端に位置し、時刻T2においてAP1aのセルの中心付近に位置し、時刻T3においてAP6aにローミングを行い、時刻T4においてAP6aのセルの中心付近に移動する様子を示している。なお、本実施の形態においては、説明の便宜上、1つのSTAが移動する様子について記載しているが、複数のSTAが存在する通信システムにおいても適用可能であり、この場合は、それぞれのSTAに対して本実施の形態の処理が行われる。
また、本実施の形態においては、AP1aとAP6aが有線ネットワーク等の他のネットワークを経由して直接あるいは間接的に接続されており、そのネットワークを利用してお互いの情報を交換できる仕組みを備えている。なお、各APは、送信に先立って定期的に送信するBeaconフレームにて、次のBeaconフレーム受信までの期間であるBeaconインターバルにおけるSTA2aの動作を指定できる。たとえば、本実施の形態においては、各APが、Beaconフレームを用いて、STA2aに対してアップリンクの送信方法を事前に送信する。また、Beaconインターバルは、STA2aが、T1からT2へ,T2からT3へ,…、移動する時間よりも格段に短いこととする。
図12は、時刻T1における、AP1aとSTA2aとの間の通信を示す図である。なお、AP1aは、時刻T1の通信に先立って、STA2aが自通信エリアのセル端に存在しさらに移動していることから、STA2aの通信品質が予め規定された一定基準よりも劣悪であると認識している。ただし、AP1aは、STA2aの通信品質を以前の通信において判断することとしてもよいし、STA2aに通信品質を通知させることにより認識することとしてもよい。また、AP1aは、STA2aの通信品質を、上記AP間のネットワークを利用すること(AP6aからの通知)により把握することとしてもよい。
図12において、まず、AP1aは、Beaconフレームにて今回のBeaconインターバル内でのSTA2aの通信方法を通知する(ステップS1)。ここでは、上記のように、STA2aの通信品質が劣悪であると認識しているので、AP1aは、STA2aに対して自発的なアップリンクの送信を禁止する。これにより、STA2aの通信状況が悪いにもかかわらずフレームを送信し、そのフレームがパケットエラーとなることを防ぐことができ、伴って、再送フレームを低減することができるので、高システムスループットを実現することができる。
その後、STA2aは、今回のBeaconインターバル内において送信したいデータが発生した場合であっても、上記Beaconフレームにて自発的にデータを送信することが禁止されているので、データ送信を控える(ステップS2)。
その後、AP1aがSTA2aに対してダウンリンクのデータを送信した場合(ステップS3)、STA2aは、そのデータを受信した時点でアップリンクのデータ(上記送信したいデータに相当)を持っていれば、受信データに対するACKフレームの返信時に、そのアップリンクのデータをピギーバック(ACK+DATA)して送付する(ステップS4)。これにより、STA2aは、自発的にアップリンクのデータを送信することはできないが、AP1aが許可したタイミング(ACK返信時)において、アップリンクのデータをピギーバックさせて送信することができる。なお、上記ACKフレームを用いてピギーバックを実行してもよいかどうかについては、ステップS3におけるデータで通知することとしてもよいし、また、予めステップS1の時点でBeaconフレームにて通知することとしてもよい。
つづいて、時刻T1以降の動作について説明する。たとえば、STA2aが移動し、AP1aのセルの中心付近に徐々に近づいている状況において(図示のT1→T2に相当)、AP1aは、上記と同様の処理(上記通信品質の認識処理に相当)で、STA2aの通信品質が徐々に改善されていることを逐一認識する。
そして、時刻T2においてSTA2aがセルの中心付近に存在する場合、AP1aは、STA2aの通信品質が上記一定基準よりも良好であることが認識できているので、Beaconフレームを用いて、STA2aに対して自発的なアップリンクの送信を許可する(今回のBeaconインターバル内でのSTA2aの通信方法に相当)。これにより、時刻T1のときと比較して、他のSTAよりも優先的に多くのデータを送信することができる。なお、上記のように、自発的なアップリンクの送信を許可する場合には、前述した実施の形態1における伝送制御方法(PBT割り当て、リトライ制限等)を適用することとしてもよい。これにより、さらに多くのデータを送信できる。
つぎに、STA2aがさらに移動し、AP1aのセル端に徐々に近づいている状況において(図示のT2→T3に相当)、AP1aは、上記と同様の処理で(上記通信品質の認識処理に相当)、STA2aの通信品質が徐々に悪くなっていることを逐一認識する。
そして、時刻T3においてSTA2aがAP1aのセル端に存在し、かつAP6aの通信エリア(セル)内に存在すること(AP6aにハンドオーバー可能な状態であること)、を認識した場合、AP1aは、STA2aの通信品質が上記一定基準よりも劣悪であることが認識できているので、Beaconフレームを用いて、STA2aに対して自発的なアップリンクの送信を禁止する(今回のBeaconインターバル内でのSTA2aの通信方法に相当)。同時に、Beaconフレームを用いて、STA2aに対してAP6aへのハンドオーバーを指示する。
なお、AP1aは、上記「AP6aにハンドオーバー可能な状態であること」を、上記AP間のネットワークを利用すること(AP6aからの通知)により把握可能である。また、時刻T3においては、上記時刻T1と同様に、STA2aに対してピギーバックによるアップリンク送信を許可することとしてもよいし、または、ピギーバックによるアップリンク送信を許可せずに、単にAP6aへのハンドオーバーを指示することとしてもよい。
つぎに、STA2aがさらに移動し、AP6aのセルの中心付近に徐々に近づいている状況において(図示のT3→T4に相当)、AP6aは、上記と同様の処理(上記通信品質の認識処理に相当)で、STA2aの通信品質が徐々に改善されていることを逐一認識する。そして、時刻T4においてSTA2aがセルの中心付近に存在する場合、AP6aは、STA2aの通信品質が上記一定基準よりも良好であることが認識できているので、Beaconフレームを用いて、STA2aに対して自発的なアップリンクの送信を許可する。
なお、上記AP1aからAP6aへハンドオーバーを行う場合は、たとえば、ハンドオーバー時のデータ(送信予定データ)をAP1aまたはAP6aにおいて保持しておき、その後、STA2aのハンドオーバーが完了し、AP6aにおいて通信品質が回復した後に、上記時刻T2と同様の処理で、上記保持したデータを集中的に送信することとしてもよい。
このように、本実施の形態においては、セル端に存在するSTAまたは移動中のSTAによる非効率的なデータ伝送を一時的に停止させ、通信品質が回復した場合に、他のSTAよりも高いプライオリティを与えてデータ伝送を行うこととした。そして、通信品質が回復した場合には、前述の実施の形態1に示す伝送制御方法(PBTおよびリトライ制限)を用いて集中的にデータ伝送を行うこととしてもよい。これにより、再送トラフィックによるシステムスループットの低下を防ぐことができ、たとえば、STAがセル間を移動する場合であっても常に高システムスループットを維持することができる。
実施の形態4.
図13は、実施の形態4の伝送制御方法の一例を示す図である。ここでは、STA(前述した実施の形態1〜3のSTAに相当)が、データフレームを送信したにもかかわらず、その応答フレームがAP(前述した実施の形態1〜3のAPに相当)から返信されないためにデータフレームを再送する場合の様子を表している。
たとえば、特定のSTA(またはAP)がデータフレームを送信した場合、通常であれば、一定期間後のSIFS(Short Interframe Space)後に、応答フレームであるACKフレームが返信される。一方で、SIFS後に、ACKフレームが返信されない場合は、STA(またはAP)は、予め決めておいたタイムアウト(Timeout)時間までACKフレームの返信を待つ。そして、タイムアウト時間までにACKフレームが返信されなければ、さらに「DIFS+Back off」のキャリアセンス(図15参照)を行った後に、データフレームを再送する。
これに対して、本実施の形態においては、タイムアウト時間までにACKフレームが返信されなければ、前述した実施の形態1、2または3の処理で優先度が特定のしきい値よりも高く割り当てられている場合(通信品質が高い場合)、「DIFS+Back off」よりも格段に短い1スロット時間(Slot time)にてデータフレームの再送を許可する。たとえば、優先度が高く、「PBT=3」が割り当てられている場合は、1回目の送信や2回目の送信に対応する再送については、タイムアウト後、さらに1スロット時間が経過した後に(「タイムアウト時間+1スロット時間」)、データフレームを再送する。ただし、3回目の送信に対応する再送については、通常通り「タイムアウト時間+DIFS+Back off」でデータフレームを再送する。
さらに、本実施の形態においては、優先的に再送可能な(「タイムアウト時間+1スロット時間」で再送可能な)独自のリトライ回数を新たに設定することとしてもよい。これにより、フレームの連続送信を許可されているSTAが、長時間にわたって連続的に再送を行うことを回避することができる。なお、リトライ回数制限まで再送を繰り返した場合は、その後、通常通り「タイムアウト時間+DIFS+Back off」で再送を行うこととしてもよいし、または、次にAPからリトライ回数上限が割り当てられるまでデータを保持することとしてもよい。
このように、本実施の形態においては、APから割り当てられた優先度(PBT)およびリトライ回数制限を用いて再送処理を行うこととした。これにより。フェージングの影響で一時的に電波環境が劣化した場合であっても、データを効率的に再送することが可能となる。また、リトライ回数制限を設定することによって、フェージングの影響による再送トラフィックを低減できる。
以上のように、本発明にかかる伝送制御方法は、ディジタル無線通信システムにおいて有用であり、特に、無線LAN通信において、無線端末の通信品質に応じて優先制御を行う場合に適している。
本発明にかかる伝送制御方法を実現する実施の形態1の通信システムの構成例を示す図である。 図1に示す各STAの通信品質と時間の関係を示す図である。 STAの優先度を識別するための図である。 STAの優先度を識別するための図である。 APの通信状況の概要を示す図である。 実施の形態1の伝送制御方法における連続送信時間(PBT)を示す図である。 「AP1→STA2」方向の通信におけるPBTを示す図である。 図2の時刻T1におけるAPと各STAの通信状況(各STA→AP1)の詳細を示す図である。 図2の時刻T2におけるAPと各STAの通信状況(各STA→AP1)の詳細を示す図である。 本発明にかかる伝送制御方法を実現する実施の形態2の通信システムの構成例を示す図である。 図9に示す各STAの通信品質と時間の関係を示す図である。 本発明にかかる伝送制御方法を実現する実施の形態3の通信システムの構成例を示す図である。 時刻T1におけるAP1aとSTA2aとの間の通信を示す図である。 実施の形態4の伝送制御方法の一例を示す図である。 従来の問題点を説明するための図である。 従来の問題点を説明するための図である。
符号の説明
1,1a,6,6a AP(基地局)
2,2a,3,4,5 STA(無線端末)

Claims (16)

  1. 特定の通信エリアを提供する無線基地局と、当該通信エリアに存在する複数の無線端末と、から構成される無線通信システムにおいて実施可能な伝送制御方法であって、
    前記無線端末の位置および移動の有無に基づいて得られる通信品質に応じて、当該無線端末の優先度を設定する優先度設定ステップと、
    前記優先度の高い無線端末に対してより多くの連続送信の機会を与えるような伝送制御を行う伝送制御ステップと、
    を含むことを特徴とする伝送制御方法。
  2. 異なる通信エリアを提供する複数の無線基地局と、ローミングを行いながら前記通信エリア間を移動する複数の無線端末と、から構成される無線通信システムにおいて実施可能な伝送制御方法であって、
    前記各無線基地局において、自局が提供する通信エリアに存在する無線端末の位置および移動の有無に基づいて得られる通信品質に応じて、当該無線端末の優先度を設定する優先度設定ステップと、
    前記通信エリア単位に、前記優先度の高い無線端末に対してより多くの連続送信の機会を与えるような伝送制御を行う伝送制御ステップと、
    を含むことを特徴とする伝送制御方法。
  3. 前記伝送制御ステップでは、通信品質の良好な無線端末がデータを集中的に送信できるように、前記優先度の高い無線端末から順に、より多くのデータの連続送信回数を割り当てることを特徴とする請求項1または2に記載の伝送制御方法。
  4. 前記伝送制御ステップでは、通信品質の劣悪な無線端末における再送トラフィックを低減させるために、前記優先度の低い無線端末から順に、より少ないエラー時のリトライ回数を割り当てることを特徴とする請求項1または2に記載の伝送制御方法。
  5. 前記伝送制御ステップでは、通信品質の劣悪な無線端末における再送トラフィックを低減させるために、前記優先度の低い無線端末から順に、より少ないエラー時のリトライ回数を割り当てることを特徴とする請求項3に記載の伝送制御方法。
  6. 前記伝送制御ステップでは、優先度に関するパラメータ(前記連続送信回数および/または前記リトライ回数に相当)を、前記無線基地局が定期的および/または必要に応じて送信する制御フレームを用いて各無線端末に通知することによって、適用的に前記優先度および前記パラメータを変更する伝送制御を行うことを特徴とする請求項3、4または5に記載の伝送制御方法。
  7. 前記優先度が特定のしきい値よりも高い無線端末のデータ送信時にエラーが発生した場合、当該無線端末に対して優先的に再送を許可する伝送制御を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の伝送制御方法。
  8. 優先的に再送可能な回数を設定することを特徴とする請求項7に記載の伝送制御方法。
  9. 前記伝送制御ステップでは、通信品質の良好な無線端末が存在しない場合、通信品質の劣悪な無線端末に対してより多くの連続送信の機会を与えるような伝送制御を行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の伝送制御方法。
  10. 異なる通信エリアを提供する複数の無線基地局と、前記通信エリア間を移動する単一または複数の無線端末と、から構成される無線通信システムにおいて実施可能な伝送制御方法であって、
    前記各無線基地局において、自局が提供する通信エリアに存在する無線端末の位置および移動の有無に基づいて得られる通信品質が一定基準よりも劣悪な無線端末に対して、自発的なアップリンクの送信を禁止する伝送制御を行うアップリンク制御ステップと、
    アップリンクの送信を禁止されている無線端末が、前記無線基地局からのデータを受信した時点でアップリンクのデータがある場合、当該受信データに対するACKフレームの返信時に当該アップリンクのデータをピギーバックして送信するACK返信ステップと、
    を含むことを特徴とする伝送制御方法。
  11. 前記アップリンク制御ステップでは、
    さらに、通信品質が一定基準よりも良好な無線端末に対して自発的なアップリンクの送信を許可する伝送制御を行い、
    アップリンクの送信が許可されている無線端末に対して前記請求項1〜8のいずれか一つに記載の伝送制御方法を実施可能とすることを特徴する請求項10に記載の伝送制御方法。
  12. 前記アップリンク制御ステップでは、
    前記無線端末の通信品質が一定基準よりも劣悪で、かつ当該無線端末が他の無線基地局にハンドオーバー可能な状態である場合、当該無線端末に対して、自発的なアップリンクの送信を禁止するとともにハンドオーバーを指示する伝送制御を行い、
    ハンドオーバー時における前記無線端末宛のデータをハンドオーバー元またはハンドオーバー先の無線基地局に保持し、ハンドオーバー完了後、前記無線端末の通信品質が前記一定基準よりも回復した時点で、前記保持したデータを集中的に送信することを特徴する請求項10または11に記載の伝送制御方法。
  13. 自局が提供する特定の通信エリアに存在する複数の無線端末とともに無線通信システムを構成し、前記無線端末の通信品質に応じた優先制御を行う無線基地局において、
    前記無線端末の位置および移動の有無に基づいて得られる通信品質に応じて、当該無線端末の優先度を設定し、優先度の高い無線端末に対してより多くの連続送信の機会を与えるような伝送制御を行うことを特徴とする無線基地局。
  14. 前記優先度が特定のしきい値よりも高い無線端末のデータ送信時にエラーが発生した場合、当該無線端末に対して優先的に再送を許可する伝送制御を行うことを特徴とする請求項13に記載の無線基地局。
  15. 自局が提供する特定の通信エリアに存在する単一または複数の無線端末とともに無線通信システムを構成し、前記無線端末の通信品質に応じた優先制御を行う無線基地局において、
    前記無線端末の位置および移動の有無に基づいて得られる通信品質が一定基準よりも劣悪な無線端末に対して、自発的なアップリンクの送信を禁止する伝送制御を行うことを特徴とする無線基地局。
  16. 一定基準よりも通信品質が劣悪な無線端末に対して自発的なアップリンクの送信を禁止する伝送制御を行う無線基地局とともに、無線通信システムを構成する無線端末において、
    アップリンクの送信を禁止された状態で、かつ前記無線基地局からのデータを受信した時点でアップリンクのデータがある場合に、当該受信データに対するACKフレームの返信時に当該アップリンクのデータをピギーバックして送信することを特徴とする無線端末。
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