JPH1084307A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH1084307A
JPH1084307A JP8261478A JP26147896A JPH1084307A JP H1084307 A JPH1084307 A JP H1084307A JP 8261478 A JP8261478 A JP 8261478A JP 26147896 A JP26147896 A JP 26147896A JP H1084307 A JPH1084307 A JP H1084307A
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transmitting
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JP8261478A
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Naoto Kagaya
直人 加賀谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム内で双方向通信を行う場合に、各種
のデータが互いに衝突したり、あるいは送信待ち状態に
なることを防止し、効率の良い通信を行える無線通信シ
ステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 システム内の端末間で通信を行う際に、
各端未が、データによって優先順位をつけて送信する機
能を設けた。また、発信側端末、着信側端末とで各種デ
ータを出す際の送信優先順位を決める機能を設けた。さ
らに、データ送信の優先順位を変更するコマンドデータ
を送信して、データ通信中にデータの送信優先順位を変
更する機能を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線を利用した通
信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信の無線化が急速に進みさまざ
まな分野で利用されてきている。特にマルチメディアの
データ通信を無線で行うシステムが提案されてきてい
る。
【0003】さらに、無線交換システムにおいても、無
線方式としてデジタル無線方式を使用するものが多くな
ってきた。
【0004】デジタル無線通信方式の中で特に注目され
ているのがスペクトラム拡散通信(Spread Sp
ectrum:SS)である。スペクトラム拡散通信
は、伝送する情報を広い帯域に拡散することで、妨害除
去能力が高く、秘話性に優れたものとして知られてい
る。世界各国で、2.4GHz帯の周波数がスペクトラ
ム拡散通信のために割り当てられ、全世界で普及が進も
うとしている。
【0005】スペクトラム拡散通信方式としては、大き
く分けて周波数ホッピング(FH方式)と直接拡散(D
S方式)がある。前者は変調周波数を一定時間以内に変
化させることによって、広い帯域を使用した伝送を行う
ものであり、後者は伝送する情報をその十倍から数百倍
の速度の疑似雑音符号で拡散変調することにより広い帯
域を使用するものである。
【0006】FH方式のスペクトラム拡散通信方式にお
いては、変調周波数の変化の形状(ホッピングパター
ン:HP)によって、複数の通信を同時に行うことがで
きる。すなわちそれぞれの通信端末が異なるHPで通信
することによって、同一時間に多重化された通信を実現
することができる。
【0007】また、無線通信システムにおいては、送信
を行う場合、複数の端末が同時に送信を開始する可能性
がある。このような場合、各端末が送信するデータが衝
突してしまうので、データが壊れてしまい、受信側にデ
ータが伝わらず、またデータの送信中にはデータの受信
ができないので、送信したデータが壊れているかどうか
が送信する端末にはわからなかった。
【0008】そこで、従来このようなシステムにおいて
は、CSMA/CA(搬送波検知多重アクセス/衝突回
避)といった方法がとられている。これは、データを送
信する前に、衝突検出ウインドウといったものを設け、
この間に何回か送信要求としてのキャリアを発信し、周
りの端末に送信の意思表示を行う。
【0009】このキャリアの発信間隔は、乱数によって
時間設定がされ、他の端末と衝突しないようにする。そ
して、この衝突検出ウインドウの間に、他の端末からの
キャリアを監視し、周りにキャリアを発信して送信の意
思表示をしている端末がなかった場合、データを送信す
るといったものである。
【0010】また、この間に、他の端末からのキャリア
を検出した場合、規定回数キャリアを発信した後、乱数
によって時間を設定し、その時間だけ待ってから、また
衝突検出ウインドウを設けてキャリアを発信し、送信の
意思表示を始める。このように、キャリアを衝突させる
ことによって、周りの端未のデータ送信の意思表示を確
認し、データの衝突を避けて通信を行って行った。
【0011】さらに、無線通信の場合、有線に比べてデ
ータが壊れる可能性が高く、データが正確に受信できな
かった場合に備えてデータの再送を行う手段を持ってい
ることが多い。この際、受信側から再送要求といったコ
マンドを送信して再送を行う手段があるが、通常、この
再送要求のコマンドは前記のキャリアなどを操作するこ
とによって、通常データより優先させて送信する場合が
多かった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、以下のような問題点があった。 (1)通常のデータと再送のデータという2段階程度の
画一的な優先度によりデータ伝送を行うため、特に双方
向でデータをやり取りする場合、データが互いに衝突し
たり、あるいは送信待ち状態になることがあった。 (2)双方向通信の場合、互いの端末が再送要求を出す
場合があり、緊急を要する再送データが互いに衝突した
り、あるいは送信待ち状態になり、早く送ることができ
なかった。
【0013】本発明は、各種のデータが互いに衝突した
り、あるいは送信待ち状態になることを防止し、効率の
良い通信を行える無線通信システムを提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明においては、例え
ばFH方式を使ったSS無線通信手段を備え、システム
内の端末が通信を行う際の呼設定を行う集中制御局と、
前記集中制御局とSS無線通信する手段を有する通信端
末から構成される無線通信システムにおいて、前記シス
テム内の端末同士が、相互にデータの双方向通信を行う
手段と、前記無線通信端末がデータ送信を行う際、キャ
リアを発信する手段と、前記無線通信端末は、一定時間
キャリアの検出を行い、キャリアがなかった場合キャリ
アを発信し、その後にデータを送信する手段と、前記無
線通信端末がキャリアを出す際に、それぞれがキャリア
を出す時間スロットを設ける手段と、送信したいデータ
があった場合、前記時間スロットにおいてキャリアを発
信し、データの送信することを相手端末に伝える手段
と、前記無線通信端末が、データによって優先順位をつ
けて送信する手段と、優先順位の高いデータを送信する
際、キャリアを出すスロットを早めてキャリアを発信
し、データを送信する手段とを有する。
【0015】また、前記無線通信システムにおいて、呼
設定時に発進側端末、着信側端末それぞれが各種データ
を出す際の送信優先順位を決める手段を有する。
【0016】さらに、前記無線通信システムにおいて、
データ送信の優先順位を変更するコマンドデータを送信
する手段と、データ通信中に前記コマンドデータを送信
してデータの送信優先順位を変更する手段とを有する。
【0017】以上のような構成において、通常のデータ
や、再送要求データなどにおいて、それぞれのデータ送
信優先順位を、発信側端末、着信側端末それぞれで変え
て設定できるので、衝突を回避することができる。ま
た、1度決めた優先順位を通信途中で変更することもで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態および実施例】本実施例において
は、周波数ホッピング方式によるデジタル無線通信を交
換システムの内線伝送に使用する場合について詳細に説
明する。 (システム構成)図1は、本実施例で想定するシステム
の構成を示す説明図である。
【0019】本システムは、各無線端未間の無線接続機
能を有する集中制御局101、制御データおよび音声デ
ータの通信を行う複数の無線専用電話機102−A、1
02−B、制御データの通信および端末間の直接のデー
タ通信を行うデータ端末装置103−A〜103−Fか
ら構成される。
【0020】本実施例におけるデータ端末装置の定義
は、「任意の量のデータをバースト的に送信する機能を
有する端末(データ端末)と該データ端末の間の無線通
信を司る無線アダプタを合わせたもの」であり、データ
端末としては、コンピュータ103−Aに限らず、プリ
ンタ103−B、複写機103−C、テレビ会議端末1
03−D、ファクシミリ103−E、LANブリッジ1
03−F、その他、電子カメラ、ビデオカメラ、スキャ
ナなどデータ処埋を行うさまざまな端末が該当する。 (集中制御局の構成)図2は、集中制御局101の構成
を示すブロック図である。
【0021】CPU201は、集中制御局101の中枢
であり、通話チャネル制御、無線部制御を含め集中制御
局101全体の制御を司るものである。ROM202
は、CPU201の制御プログラム等を格納し、EEP
ROM203は、本交換システムの呼出し符号(システ
ムID)等を記億する。RAM204は、CPU201
の制御のための各種データを記憶するとともに、各種演
算用にワークエリアを提供するものである。
【0022】チャネルコーデック205は、CPU20
1の制御の下、制御信号にスクランブル等の処理を行う
とともに、所定のフレームに時分割多重化するものであ
る。また、無線部206は、CPU201の制御の下、
チャネルコーデック205からのフレーム化されたデジ
タル信号を変調して無線で送信できるように処理してア
ンテナに送信するとともに、アンテナより無線で受信し
た信号を復調してフレーム化したデジタル信号に処理す
るものである。 (無線アダプタの構成)図3は、データ端末103に接
続される無線アダプタ402の構成を示すブロック図で
ある。
【0023】無線部403は、他の無線アダプタ等との
間で無線通信を行うものである。主制御部404は、C
PU、割り込み制御やDMA制御等を行う周辺デバイ
ス、システムクロック用の発振器などから構成され、無
線アダプタ402内の各ブロックの制御を行う。
【0024】メモリ405は、主制御部404が使用す
るプログラムを格納するためのROM、各種処理用のバ
ッファ領域として使用するRAM等から構成される。
【0025】通信インタフェース(i/f)部406
は、上述のデータ端末103に示すようなデータ端末機
器が標準装備する通信i/f、例えば、RS232C、
セントロニクス、LAN等の通信i/fや、パーソナル
コンピュータ、ワークステーションの内部バス、例え
ば、ISAバス、PCMCIAi/f等に接続される。
【0026】端末制御部407は、通信i/f406を
介したデータ端末103と無線アダプタ402間のデー
タ通信の際に必要となる各種の通信制御を司る。
【0027】チャネルコーデック408は、フレーム処
理部、無線制御部からなり、このチャネルコーデック4
08で、フレームに組み立てられたデータが無線部40
3を介して集中制御局101や対向端末103に伝送さ
れることになる。
【0028】また、優先順位変更コマンドデータ作成部
409は、通信中に互いのデータ送信の優先順位を変更
する際に用いる優先順位変更コマンドデータを作成する
ものであり、データ送信優先順位決定部410は、デー
タ送信時の送信優先順位を付加するものである。
【0029】また、キャリア発信部411は、データを
送る際に発信するキャリアを発信するものであり、キャ
リア検出部412は、キャリアを検出するものである。 (無線フレーム)図4(1)〜図4(8)は、本システ
ムにおいて使用する無線フレーム構成を示すものであ
る。以下、フレームの内部データの詳細の説明を行う。
【0030】図4(1)に全体フレーム構成を示す。同
図において、CNTはシステム制御チャネル、LCCH
は論理制御チャネルである。また、音声チャネルは双方
向それぞれ1チャネルずつ2チャネルで1通信行う。デ
ータチャネルは、データ伝送用に使用し、ENDは次の
フレームのための周波数切り替え時間である。また、こ
の図において、F1、F3とあるのは、このフレームを
無線で伝送する際に使用する周波数チャネルのことで、
1フレーム毎に周波数チャネルを変更することを示す。
【0031】図4(2)にシステム制御チャネルのフレ
ーム構成を示す。同図において、CSは12.8use
c分のキャリアセンス時間、Rは6.4usec分のラ
ンプビット、PRはビット同期捕捉のための56ビット
のプリアンブル、SYNは1ダミービット+RCRで規
定する31ビットのフレーム同期信号、IDはRCRで
規定する63ビットの呼び出し信号+1ダミービットで
ある。
【0032】また、BFは8ビットの基本フレーム番号
情報(1〜20をサイクル)、MFは8ビットのマルチ
フレーム番号情報(1〜16をサイクル)、WAはスリ
ープモードの端末のうち、起動させる端末のシステムア
ドレスを記入するフィールド、Revは隣接セルとの区
別のためのエリア番号、GTはガードタイムを表す。こ
のチャネルはシステム全体の同期をとるため、また制御
を行うために集中制御局から発信される。
【0033】図4(3)に論理制御チャネルのフレーム
構成を示す。同図において、CS0、CS1、CS2は
キャリアセンス時間スロットで、使用目的に応じて優先
度を付けることができる。PRはビット同期捕捉のため
の56ビットのプリアンブル、UWは24ビットのユニ
ークワード(バイト同期の捕捉用)、DAはシステムア
ドレスを記入するフィールドで、自己のアドレスと同一
のものを受信する。
【0034】DATAは論理制御データを収容するデー
タ用スロット、CRCはBF〜LCCHのデータ部まで
のデータに対するCRC情報、CFは周波数切り換え用
のガードタイムを表す。論理制御チャネルはフレーム同
期信号チャネルと同じ周波数で伝送され、各端末が呼設
定などをするときに用いる。
【0035】図4(4)にデータチャネルのフレーム構
成を示す。同図において、CFは周波数切り換え用のガ
ードタイム、CS0、CS1、CS2はキャリアセンス
時間スロットで、使用目的に応じて優先度を付けること
ができる。
【0036】PRはビット同期捕捉のための56ビット
のプリアンブル、UWは24ビットのユニークワード
(バイト同期の捕捉用)、DAはシステムアドレスを記
入するフィールドで、自己のアドレスと同一のものを受
信する。
【0037】呼設定が終了し集中制御局よりHP(例え
ばシフトコード6)が割り振られたら、このフレームの
間だけ割り振られたHPに周波数を変えて(F1に対し
てはF7)データを送信する。
【0038】図4(5)にデータのフレーム構成を示
す。同図において、CMDはこのフレームがデータ伝送
用のものであることを示すID、NUMはパケットの番
号、LNGは有効データ長、FLGは再送が可能かどう
かを示すフラグである。
【0039】図4(6)に送信優先順位変更要求のフレ
ーム構成を示す。同図において、CMDはこのフレーム
が送信優先順位変更要求であることを示すID、NUM
はデータのパケット番号である。PKTYPEは、論理
制御チャネル、音声、データのどのチャネルの優先順位
を変更するかを示し、PRIは優先順位を示す。
【0040】図4(7)に音声チャネルのフレーム構成
を示す。同図において、CSは12.8usec分のキ
ャリアセンス時間、PRはビット同期捕捉のための56
ビットのプリアンブル、UWは24ビットのユニークワ
ード(バイト同期の捕捉用)、T/Rは32kbpsの
Bチャネル情報、データに対するCRC情報、GTはガ
ードタイムを表す。音声データの通信を行う場合、集中
制御局より別のHP(例えばシフトコード12)を受け
取り、このフレームの間だけ割り振られたHPに周波数
を変えて(F1に対してはF13)音声データを送信す
る。
【0041】図4(8)にENDのフレーム構成を示
す。CFは周波数切り換え用のガードタイムを表す。 (詳細動作説明)以上説明したように、本システムにお
いては集中制御局と無線専用電話機やデータ端末の間、
端末相互間での通信のためにフレームを組立て、また使
用する周波数を一定時間ごとに切り替える制御を行って
いる。
【0042】以下、本システムの具体的な動作をいくつ
かの場合に分けて説明を行う。
【0043】無線通信端末間の伝送時の処理 図5は、本実施例におけるデータ通信動作を示すシーケ
ンス図である。
【0044】同図において、HP取得要求1201は、
発信端末局がデータを送信する際に使用するHPを集中
制御局から受け取るために発信するものである。また、
HP通知1202は、HP取得要求を受けた集中制御局
が発信端末局に対してHPを与えるものである。
【0045】接続要求1203は、発信端末局が着信端
末局に対して通信の要求を知らせるものであり、接続確
認1204は、着信端末局が接続要求を受け入れたこと
を発信端未局に通知するものである。接続完了1205
は、発信端未局が呼設定が終了し、通信を開始すること
を集中制御局に知らせるためのものである。
【0046】また、通常データ1206は、発信端末
局、着信端末局が互いに送信しあう通常のデータであ
り、コマンドデータ1207は、再送要求等が起こった
場合等に送信するデータである。
【0047】回線切断通知1208は、発信端末局がデ
ータ通信を終了することを着信端末局に知らせるもので
あり、回線切断確認1209は、着信端末局が回線切断
通知を受け入れたことを発信端末に知らせるものであ
る。HP解放1210は、発信端末局が通信を終了し、
使っていたHPを解放することを集中制御局に知らせる
ものであり、HP解放確認1211は、HP解放を受け
たことを集中制御局が発信端末局に知らせるものであ
る。
【0048】なお、以上の各信号1201〜1205と
1208〜1211は、論理制御チャネルにて通信を行
い、データ1206、1207は、データチャネルで通
信を行う。
【0049】図6は、本実施例のデータ通信における接
続時の無線端末の動作を示すフローチャートであり、図
7は、本実施例の通信端末におけるデータ送信の動作を
示すフローチャートである。
【0050】図6において、まず、無線端末の発信端末
局で送信操作が行われると(S1301)、集中制御局
101にHP取得要求1201を送信する(S130
2)。集中制御局101からHP通知1202が来たら
(S1303)、発信端末局は接続要求コマンドフレー
ムを組み立てる(S1304)。この際、発信端末局は
通常データや再送データを送信する際の、発信端未、着
信端末それぞれの優先順位を決定する(S1305)。
【0051】例えば、これから行われる通信が着信端末
局からのデータの引き抜きであった場合、発信端末局の
データ送信優先順位を着信端末局のデータ送信優先順位
より低くする。また、着信端末へのデータ登録であった
場合、発信端末局のデータ送信優先順位を着信端末局の
データ送信優先順位より高くする。各端末局のコマンド
データは優先順位を高くして送信する。
【0052】ここで決定された優先順位と通信で使われ
るHPを、上述した論理制御チャネルフレーム(図4
(3))形式の接続要求コマンドのData部にいれ
る。そして、着信端末局に対して、接続要求1203を
送信し、通信で使われるHPと前記優先順位を通知する
(S1306)。着信端末局より接続確認1204が来
たら(S1307)、集中制御局101に接続完了(1
205)を送信し、呼接続を終了する(S1308)。
【0053】このようにして、呼接続が終了するとデー
タ通信が行われる。なお、本実施例では、発信端末局が
着信端末局からのデータの引き抜く場合を想定し、また
各端未のコマンドデータが衝突しないように設定するた
め、発信側端未が通常データを送る際は、キャリアセン
ススロットのCS2を用い、コマンドデータを送信する
際は、キャリアセンススロットのCS0を用い、また着
信側端末がデータを送る際は、通常データ、コマンドデ
ータともCS1で送るように呼設定を行ったとする。
【0054】図7において、まず、自端末に送信するデ
ータがあるかどうかを調べる(S1401)。送信デー
タがあった場合、自端末が着信端末であるなら(S14
02)、キャリア検出部412においてキャリアの検出
を行い(S1404)、キャリアがなかったら(S14
05)、キャリア発信部411より、データ送信優先順
位決定部410に登録されているキャリアセンススロッ
トCS1でキャリアを発信し(S1406)、その後に
データを送信する(S1407)。
【0055】発信側端末であれば、送信データがコマン
ドデータであるか、通常データであるかを調べ(S14
03)、通常のデータであれば、キャリア検出部412
においてキャリアの検出を行い(S1408)、キャリ
アがなかったら(S1409)、キャリア発信部411
より、データ送信優先順位決定部410に登録されてい
るキャリアセンススロットCS2でキャリアを発信し
(S1410)、その後にデータを送信する(S141
1)。
【0056】優先順位変更コマンド作成部409で作ら
れる優先順位変更コマンドのような、送信優先順位の高
いコマンドデータであったなら、キャリア検出部412
においてキャリアの検出を行い(S1412)、キャリ
アがなかったら(S1413)、キャリア発信部411
より、データ送信優先順位決定部410に登録されてい
るキャリアセンススロットCS0でキャリアを発信し
(S1414)、その後にデータを送信する(S141
5)。
【0057】通信中に発信端末局が、着信端末局へのデ
ータ登録を行うようになった場合、発信端末は送信優先
順位変更コマンドを作成する。送信優先順位変更コマン
ドは、データチャネルフレーム(図4(4))形式のフ
レームのData部に優先順位変更要求フレーム(図4
(6))の形式でいれる。着信端末局は、送信優先順位
変更コマンドを受信した場合(S1416)、図4
(6)のPKTYPEに該当するデータを送信する際の
送信キャリアスロットを、図4(6)のPRIに該当す
るキャリアスロットに変更し、データ送信優先順位決定
部410に登録する(S1417)。
【0058】以上説明したように、本実施例では、双方
向でデータの通信を行う際に、データ送信の優先度を分
ける制御を行うことができ、データの衝突を避けること
ができる。そして、通信の状態によって片方からデータ
を送る可能性が多い場合、そのデータを優先的に送るこ
とができる。また、通信の状態が通信中に変わった場
合、データの優先度を変更して送ることもできる。ま
た、通信途中でデータ送信の優先度を変更することによ
って、互いの端未が送信するデータの量を均一化するこ
とができ、データをスムーズに流すこともできる。
【0059】なお、上記実施例では、キャリアセンスの
時間スロットを3つ設けていたが、4つ以上設けてもよ
い。これによって、コマンドデータを送信する際に、指
定するキャリアスロットに自由度を持たせることがで
き、発着信両方の端末でコマンドデータなどの優先度の
高いデータを優先順位をわけて送信できるので、確実に
早く流すことができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
システム内の端末間で通信を行う際に、各端未が、デー
タによって優先順位をつけて送信することができ、各種
のデータが互いに衝突したり、あるいは送信待ち状態に
なることを防止し、効率の良い通信を行える。
【0061】また、同一レベルの優先度のデータにおい
ても、発信側端未と着信側端末とで優先度を変えること
ができ、データの衝突を避けることができる。
【0062】さらに、データ通信中にデータの送信優先
順位を変更することにより、通信途中で逆の端末からの
データを優先的に送れるように変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で想定するシステムの構成を示
す説明図である。
【図2】上記実施例における集中制御局101の構成を
示すブロック図である。
【図3】上記実施例におけるデータ端末103に接続さ
れる無線アダプタ402の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】上記実施例において使用する無線フレーム構成
を示す説明図である。
【図5】上記実施例におけるデータ通信動作を示すシー
ケンス図である。
【図6】上記実施例におけるデータ通信の接続時の無線
端末の動作を示すフローチャートである。
【図7】上記実施例における通信端末のデータ送信の動
作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…集中制御局、 102−A、102−B…無線専用電話機、 103−A…コンピュータ、 103−B…プリンタ、 103−C…複写機、 103−D…テレビ会議端末、 103−E…ファクシミリ、 103−F…LANブリッジ。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム内の端末間で通信を行う際に、
    各端未が、データによって優先順位をつけて送信する手
    段を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 送信側端末は、データ送信を行う際に、一定時間キャリ
    アの検出を行い、キャリアがなかった場合にキャリアを
    発信してデータを送信することを相手端未に伝え、その
    後、データを送信するものであり、優先順位の高いデー
    タを送信する際に、キャリアを早めて発信し、データを
    送信することを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記送信側端末は、キャリアを発信する際に、キャリア
    を出す時間スロットを設ける手段を有し、優先順位の高
    いデータを送信する場合、キャリアを出すスロットを早
    めてキャリアを発信することを特徴とする無線通信シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において、 システム内の端末が通信を行う際の呼設定を行う集中制
    御局と、前記集中制御局と無線通信を行う複数の無線通
    信端末とを有して構成されたことを特徴とする無線通信
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において、 前記集中制御局および無線通信端末は、周波数ホッピン
    グ方式を使ったスペクトラム拡散無線通信手段を備え、
    スペクトラム拡散無線通信による通信を行うものである
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、 システム内の端末同士が、相互にデータの双方向通信を
    行うものであることを特徴とする無線通信システム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において、 呼設定時に発信側端末、着信側端末それぞれが各種デー
    タを出す際の送信優先順位を決める手段を有することを
    特徴とする無線通信システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項において、 データ送信の優先順位を変更するコマンドデータを送信
    する手段と、データ通信中に前記コマンドデータを送信
    してデータの送信優先順位を変更する手段とを有するこ
    とを特徴とする無線通信システム。
  9. 【請求項9】 システム内の他の端末にデータ送信を行
    う際に、一定時間キャリアの検出を行い、キャリアがな
    かった場合にキャリアを発信してデータを送信すること
    を相手端未に伝え、その後、データを送信する無線通信
    装置であって、優先順位の高いデータを送信する際に、
    キャリアを早めて発信し、データを送信することを特徴
    とする無線通信装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 キャリアを発信する際に、キャリアを出す時間スロット
    を設ける手段を有し、優先順位の高いデータを送信する
    場合、キャリアを出すスロットを早めてキャリアを発信
    することを特徴とする無線通信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004086684A1 (ja) * 2003-03-26 2004-10-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 無線情報通信システム
JP2007504767A (ja) * 2003-09-03 2007-03-01 コニンクリユケ フィリップス エレクトロニクス エヌ.ブイ. IEEE802.11e通信媒体における公平なレートの割り当て

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