JP2007503998A - 液滴を放出するための装置 - Google Patents

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Abstract

液滴を放出するための装置が開示される。その装置は、放出される液体の一定量を受け入れる液体加速ベッセル(11)と、液体加速ベッセル(11)に直接機械的に結合するノズル(14)と、自由に振動する1つの部分(17)を有するたわみ要素(15)であってそのたわみ要素(15)のたわみ振動を起こすための駆動手段を有するたわみ要素(15)と、を含む。液体加速ベッセル(11)は入口開口部(12)及び出口開口部(13)を有している。ノズル(14)は、液体加速ベッセル(11)の内部(21)と流体連通状態にある通路(22)を有する。駆動手段は、たわみ要素(15)の部分(16)に直接機械的に結合する圧電トランスデューサ(18)を含み、部分(17)は自由に振動する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、請求項1の前段部分に記載の装置に関する。
米国特許第4,546,361号明細書には、一定量のインクと接触している壁面中のノズルからインク滴を吐出するための装置が開示されており、その接触しているインクへ向かって壁面を急激に動かすことにより、壁面と向かい合っている印刷媒体に衝撃を与えるようになっている。このような壁面の急激な動きは、圧電性スリーブに電圧を加えることで生じるものであって、その圧電性スリーブの一端は壁面に結合される一方、他端は枠体(フレーム)に結合されている。壁面がインクへ向かって急激に動くと、その壁面の動きを受けて反応するインクの慣性により、エネルギーを持ったインク滴が印刷媒体に到達するような速度でノズルを通って噴出される。
欧州特許出願公開第0510648号明細書には、50kHz以上の噴出周波数でインク(ホットメルトインクを含む)を噴出可能なインクジェット噴出装置を有する高周波の印刷機構が開示されている。片持ち梁の基部が圧電素子に取り付けられ、圧電素子はその基部を振動させる。梁は、その自由端へ向かってその慣性モーメントが減少するように形成されている。素子は、梁の固有振動数と同じかそれに近い振動数の、振動する電気信号によって駆動させる。このような梁の振動周波数では、梁の先端部は基部の振動振幅よりもかなり大きい振幅で振動する。梁の先端部には、好ましくはテーパー状の断面であるアパーチャ(開口)が設けられている。テーパー状アパーチャの一方の開口部はインクの貯留部と流体連通状態にあり、アパーチャの他方の開口部は、貯留部からの個々のインク滴が噴射される印刷用紙と適切な距離を隔てて位置している。先端部の振幅が所定の閾値を超えると、アパーチャとインクとの間の固体−流体相互作用によりインク滴がアパーチャを通って加速され、印刷媒体へ向かう梁の先端部のそれぞれの軌跡上に噴出される。
欧州特許出願公開第0416540号明細書には、圧電材料からなる複数の振動板がノズルプレートから離れて固定され、その間の小さい隙間にインクの一部分を収容するようにしたインクジェットプリンターの記録ヘッドが開示されている。各振動板の表面には、一組の正負のくし状タイプ電極が一体的に設けられている。これらのくし状タイプの電極に電圧を印加することにより、振動板がノズルの方へたわんでインクを押し、結果としてインクがノズルを通って記録紙上にインク滴の状態で噴出される。
国際公開第95/03179号パンフレットには、インク室、インク室にインクを供給する手段、及び一方の側がインク室に堅く固定された圧電アクチュエータから構成された、プリンターのインクジェットアレイが開示されている。各インク室は、インク室のノズルを通して液滴を噴出するため、作動信号に反応して運動することができる。
本発明の目的は、以下のような1つ又は複数の利点を備えた、上述の種類の装置を提供することである。
・低コストな装置
・より小さい圧電トランスデューサで液滴を噴出するために十分な振幅の振動を得ることを可能にする装置構造
・高い放出再現性、すなわち1μlの放出量に対して変動係数が1%より低いこと
・放出される液体の特性に依存しない放出性能(従って放出される液体は、例えば酸、塩基、酵素及びオリゴヌクレオチドを含む溶液、生理食塩水等、であり得る)
・一定の流速
・圧電トランスデューサが放出される液体に接触しないこと
・一定の応答性及びスイッチオフ特性
・0.05〜5nlの範囲で放出される液滴量
・装置から最大数cm離れて位置する受取地点まで液滴が放出されること
本発明によれば、この目的は請求項1で規定される装置によって達成される。具体的な実施形態は下位クレームで規定される。
本発明の装置によって提供される利点は次の通りである。
・低コストな装置
・装置の構造が、より小さい圧電トランスデューサで液滴を噴出するために十分な振幅の振動を得ることを可能にするようになっていること
・装置の高い再現性の精度、すなわち1μlの放出量に対して1%より低い変動係数が達成されること
・装置の放出性能が、放出される液体の特性に依存しないこと(従って放出される液体は、例えば酸、塩基、酵素及びオリゴヌクレオチドを含む溶液、生理食塩水等、であり得る)
・一定の流速の装置
・装置の駆動手段の一部である圧電トランスデューサが放出される液体に接触しないこと
・装置が一定の応答性及びスイッチオフ特性を有すること
・装置が0.05〜5nlの範囲の量を有する液滴の放出を可能にすること
・装置から最大数cm離れて位置する受取地点まで液滴が放出されること
ここで、添付の図面を参照していくつか例示する実施形態により本発明を説明する。これらの実施形態は、発明の理解を助けるために説明されるものであり、限定するものと解釈されるべきではない。
(本発明による装置の例1)
図1に、本発明による装置の第1実施形態の断面図を示す。この装置は、放出される液体の一定量を受け入れる液体加速ベッセル(容器)11と、液体加速ベッセル11に、例えば直接機械的に結合されるノズル14と、自由に振動する1つの部分17を有する、例えば金属、セラミック、もしくはプラスチック板のたわみ要素15と、たわみ要素15のたわみ振動を起こすための駆動手段とを含む。液体加速ベッセル11は、入口開口部12及び出口開口部13を有している。ノズル14は、液体加速ベッセル11の内部21と流体連通状態にある通路22(図2)と出口オリフィス20(図2)とを有している。駆動手段は、たわみ要素15の部分17に直接機械的に結合している圧電トランスデューサ18を含み、部分17は自由に振動する。圧電トランスデューサ18は、たわみ要素15と強固に機械的結合している。たわみ要素15もまた、液体加速ベッセル11と強固に機械的結合している。
図1に示す実施形態では、たわみ要素15が、固定本体19に機械的に結合され従って自由に振動しない部分16を有している。
圧電トランスデューサ18及びたわみ要素15は、リード線57、58を通して電気パルスを発生する電源56に接続されている。電源56によって供給される電気パルスにより、圧電トランスデューサ18の図1に示すX軸に沿った収縮と伸張が各々起こり、本質的に図1に示すY軸に沿ってたわみ要素15の部分17が振動することになる。
たわみ要素15の停止位置では、すなわち圧電トランスデューサ18に印加される電気パルスはなく、X軸はたわみ要素15の長手方向軸と平行である。Y軸はX軸に対して垂直である。
放出される液体は導管23を通ってベッセル11へ供給される。Oリングシール29は、導管23とベッセル11との間の継ぎ目で液体が漏れ得ないよう保証する。Oリングシール29は、たわみ要素15の振動運動を許容する。
ベッセル11、ノズル14、及び導管23は、例えば円形断面を有している。
図1から理解されるように、ベッセル11の内部は、その入口開口部12を通じ、またその出口開口部13を通じてアクセス可能である。
装置の駆動手段が圧電トランスデューサ18への適切な電気パルスの印加によって作動すると、たわみ要素15の部分17がY軸の方向に振動し、そしてこれによりベッセル11の振動が起こる。この振動のため、液滴がノズル14を通ってベッセル11の外へ吐出され、受取地点、例えば吐出される液滴の経路中に設置された容器へ届く。適切な装置の寸法及び圧電トランスデューサに印加される作動パルスによって、本発明による装置は非常に正確かつ再現性のある液体の放出が可能となり、放出される液体の量は1滴の液滴サイズに等しいか又はその倍数である。
図1に示す例において、ベッセル11、ノズル14、及びたわみ要素15は一体に組み立てられる別個の部分である。別の実施形態では、これらの部分のいくつか又は全てが1つの一体成形された部分に結合される。
図1、2、及び7に示す例では、ノズル14は装置の交換可能な部分である。
図1及び2に示す例において、ベッセル11及びノズル14は一体に組み立てられる別個の部分であり、また装置の交換可能な部分である。
図1及び2に示す例において、ベッセル11及びたわみ要素15は一体に組み立てられる別個の部分である。
図2に、図1における液体加速ベッセル11の第1実施形態及びノズル14の第1実施形態の拡大断面図を示す。図2から理解されるように、ノズル14は、ノズル14の出口へ向かって小さくなるテーパー状断面を有する第1の部位、ノズル14の出口を形成する実質的に一定した断面の第2の部位、そして前記第1の部位から前記第2の部位へのなだらかな移行部、から構成される通路22を有している。
図1に示す装置の実施形態において、ベッセル11及びノズル14は、図3に示す一体成形要素24に置き換えられる。要素24は、一体的に作られた液体加速ベッセル及びノズルの両方を含む。このために一体成形要素24は、液体加速ベッセルとして機能する第1の部分25とノズルとして機能する第2の部分26とを有し、ノズル通路28を包含している。従って一体成形要素24は、図1に描いた液体加速ベッセル11及びノズル14の機能を果たすように構成されている。
1つの実施形態において、図3に示す一体成形要素24のベッセル部分25の断面は、部分25の中央領域で与えられる大きさからその出口13へ向かって連続的に減少し、そしてベッセル部分25の内部27の、要素24のノズル部分26の通路28への移行部は、なだらか且つ連続的なものである。
図3に示すタイプの一体成形要素24の製造を、図4及び5を参照して説明する。図4は、図3に示す概略形状を有する一体成形要素24の製造における途中経過を説明する断面図である。この図は、その底層部35が穿孔されてノズルの出口開口部を形成する前の要素24を示している。一体成形要素24のノズル部分は、入口開口部32及び出口開口部33を有している。ノズル部分の断面は、入口開口部32からノズル部分の出口開口部33へ向かって減少している。ノズル部分の出口開口部33は、ノズルを製造する間、層部35によって最初閉じられている。図5に表されるように、層部35が穿孔されてノズルの出口開口部33が形成されると、一体成形要素24のノズル部分の出口開口部33での望ましくない液滴形成を最小限にするような外側縁36が作られる。層部35は、例えばパンチング力を加えながら超音波振動させることによって、もしくは熱パンチング手段によって開口される。
図6aには、図1における液体加速ベッセル11の別の実施形態111の断面図を示す。この液体加速ベッセル111は、例えば図9及び10に示す装置に対して好適である。ベッセル111の末端部分はノズル部分119である。ノズル部分119の拡大図である図6bに示すように、このノズルはノズル通路41を有している。この通路41は、ファンネル(漏斗)形状とノズルの出口へ向かって小さくなる断面とを有する第1の部位44、ノズルの出口を形成している実質的に一定した断面の第2の部位45、そして前記第1の部位44から前記第2の部位45へのなだらかな移行部46、から構成されている。本発明による装置の部分を形成する他のノズルは、このようなノズル通路の形状を有することができる。
(本発明による装置の例2)
図7に、本発明による装置の第2実施形態の断面図を示す。この実施形態の特徴及び作用の大部分は上記の例1で述べたものと同じであるが、図7に示す実施形態に特有の特徴は、液体加速ベッセル51がたわみ要素55の一体部分になっていることである。しかしながらノズル14は、別の実施形態で交換可能な別個の部品である。
(本発明による装置の例3)
図8に、本発明による装置の第3実施形態の断面図を示す。この実施形態の特徴及び作用の大部分は上記の例1で述べたものと同じあるが、図8に示す実施形態に特有の特徴は、ノズル64に加えてさらに液体加速ベッセル61がたわみ要素65の一体部分になっていることである。
(本発明による装置の例4)
図9及び10に、本発明による装置の第4実施形態の図を示す。この実施形態の特徴及び作用の大部分は上記の例1で述べたもの同じであるが、図9及び10に示す実施形態に特有の特徴は、たわみ要素113、例えばアルミニウム板が、それぞれ自由に振動する対向する2つの末端部分を有し、液体加速ベッセル111がたわみ要素113に機械的に結合されてその末端部分の一方に配置され、また圧電トランスデューサ112は、例えば接着剤によって、前記の対向する末端部分の間に位置するたわみ要素113の第3の部分に機械的に結合されていることである。従ってこの第4実施形態は、前の実施形態とは異なり、たわみ要素113の末端部分が固定本体に結合されていない。放出される液体は、その先端部にあるその開口部を通ってベッセル111へ供給される。
たわみ要素113及び圧電トランスデューサ112は、バイモルフ構造を形成している。例えばプラスチック材料製の枠体114が、その節点115、116、117及び118でこのバイモルフ構造を保持している。圧電トランスデューサが適切な信号によって駆動されると、バイモルフ構造は、例えばその構造の共振周波数で振動する。バイモルフ構造をその節点115、116、117及び118で保持することにより、該構造の、その共振周波数での非常に効果的な振動が可能となる。
本発明の別の実施形態が図23及び24に表されているが、上述の実施形態を基にしたものである。たわみ要素113上にさらに質量要素が設けられ、振動するたわみ要素113の波腹に位置付けられている。より具体的な実施形態では、図23及び24にもまた表されているように、液体加速ベッセル111がたわみ要素113の一方の末端部分に備えられ、質量要素150がたわみ要素113の他方の末端部分に備えられている。それをもって、低質量を有するたわみ要素113の末端部分の振動について振幅増幅が得られる。すなわち、質量要素150は、圧電トランスデューサ112によって与えられる励振に対する振幅増幅を調整するための手段である。
本発明のさらに別の実施形態では、たわみ要素113の、ノズル出口と同じ側であって、加速ベッセル111が取り付けられるたわみ要素113の末端部分に、ストップ用要素110が備えられる。ストップ用要素110は固定され、例えば枠体114に結合されている。ストップ用要素110の、たわみ要素113もしくは別の振動部分までの距離はそれぞれ、ノズルの出口から外へ液滴を正確に噴出する効果を有するような所望のたわみの時にその振動する部分がストップするような距離である。この実施形態は、限定されるものではないが、例えば油のような高粘度の液体に対して非常に良く適している。
(本発明による装置の例5)
図11に、本発明による装置の第5実施形態の断面図を示す。この実施形態の特徴及び作用の大部分は上記の例1で述べたものと同じであるが、図11に示す実施形態に特有の特徴は、この実施形態では第1の圧電トランスデューサ81と第2の圧電トランスデューサ82とのバイモルフ型配置によって、上述の他の実施形態におけるたわみ要素15及びそれに取り付けられた圧電トランスデューサ18が置き換えられていることである。第1及び第2の圧電トランスデューサ81、82のバイモルフ型配置が、例1による実施形態に対して適しているだけでなく、たわみ要素113(図9及び10)が図11によるバイモルフ型配置によって形成される、例4による実施形態に対しても非常に好適であることは明確に指摘される。
図11に示す装置はまた、トランスデューサのたわみ振動と、その結果それと一体に形成するたわみ要素の対応するたわみ振動を起こすための、圧電トランスデューサ81、82へ必要な作動電気パルスを印加する電力供給源86及びリード線87、88、89を含む。この実施形態の上述の他の実施形態に対する利点は、たわみ要素の振動の振幅、またそれによる液体加速ベッセル111の振幅が、圧電トランスデューサを1個のみ用いた場合よりも大きいことである。加えて、放出される液滴のより高度な加速を得ることができる。
(本発明による装置の例6)
図12〜15に、本発明による装置の第6実施形態の様々な図を示す。この実施形態の特徴及び作用の大部分は上記の例1で述べたものと同じであるが、図12〜15に示す実施形態に特有の特徴は、この実施形態では液体加速ベッセル111の上側部分がベッセルへ液体を供給するための導管として機能していることである。従って図1におけるOリングシール29及び導管23はこの実施形態では必要ない。ベッセル111の開口した先端部は、弾性材料製のホース129、例えばシリコーン製ホースに接続されている。従ってホース129は、ベッセル111の振動運動を許容する。放出される液体はホース129を通ってベッセル111へ供給される。
図12〜15に示す実施形態の有利な特徴は、固定本体19、圧電トランスデューサ18、及び液体加速ベッセル11の互いに対する相対的位置にある。このような配置は、装置の最適なパフォーマンスを得ることを可能にする。圧電トランスデューサ18を作動させるのに必要な電気的手段は図12〜15に示していない。
(本発明による装置の例7)
図16に、本発明による装置の第7実施形態の斜視図を示す。この実施形態は、本発明によるマイクロポンプ125、例えば図9及び10を参照して上記で述べたタイプのマイクロポンプを含む。
図16に示す実施形態はさらに、液体加速ベッセルに含まれる液体を一定の所定の静水圧H1に保ち、それによってそのベッセルに結合したノズルへ供給される液体の静水圧を一定に保つために用いる流体供給配置を有する。流体供給配置は、先端開口部がネジ蓋128によって閉じられたコンテナ127を含む。
コンテナ127は、第1の量の液体122が含有され且つその液体が通過してマイクロポンプ125の液体加速ベッセル126へ供給される開口部を有するような、下部チャンバーを有している。コンテナ127は、第2の量の液体124が含有され且つ液体が通過して上部チャンバーから下部チャンバーへ流れることができる出口123を有するような、上部チャンバーを有している。適切なノズルが、液体加速ベッセル126の下部末端に挿入され又は形成されている。
下部チャンバー中の液体122が所定の液面である場合、フロート121が出口123を閉鎖している。液体がマイクロポンプ125によって放出されるにつれ、コンテナ127の下部チャンバー中の液体122の液面は下がり、フロート121が下方へ移動してコンテナ127の上部チャンバーの出口123を開く。出口123を通る、上部チャンバーから下部チャンバーへの液体の流れは、液体122の液面を増加させ、その結果として上方へ動くフロート121が、後者の液面が所定の静水圧H1に対応する値に到達するときに出口123を閉じる。
ネジ蓋128とコンテナ127の上端開口部との間のネジ式結合は、空気がコンテナ127の上部チャンバーへ入ることを確保する。
マイクロポンプ125の液体加速ベッセル126は、図16に示すような垂直な導管を通じて、あるいは水平な導管を通じてコンテナ127の下部チャンバーに接続される。
図16に示す実施形態は、さらにバードバスのような流体供給配置を含む。この配置は、液体加速ベッセルに含有される液体の所定の静水圧H1を一定に保つため、またそれによってそのベッセルに結合するノズルへ供給される液体の静水圧を一定に保つために用いられる。静水圧H1を周囲の圧力に対して負もしくは正の値に調整可能であることが指摘される。その結果として生じる効果は図26及び27に関連してさらに説明される。
本発明の別の実施形態は、放出される液体のために用いられるカートリッジに対する静水圧の関数として液滴サイズが与えられるような、静水圧曲線を利用する。この情報を使って、放出される特定の量に対する液滴の数を一時的な静水圧に従って調整可能である。その結果として、放出される液体の量は一時的な静水圧に依存しない。本発明のこの実施形態は、本発明による装置の制御装置としてコンピュータ上でソフトウェアを実行するときに非常に良好に実施することが可能である。
(本発明による装置の例8)
図17に、本発明による装置の第8実施形態の斜視図を示す。この実施形態は、本発明によるマイクロポンプ138、例えば図9及び10を参照して上記で述べたタイプのマイクロポンプを含む。
図17によって示される流体供給配置は、第1の量の液体135で満たされた下部チャンバー137と、第2の量の液体135を含有する上部チャンバー136とを有するようなコンテナ134を含む。
上側部分131及び下側部分132を有する吸引管が図17に示すように配置されている。コンテナ134に対する吸引管の位置は、ブッシュ133によって調整可能であり、吸引管の位置の連続的な調整と、それによって所定の一定な静水圧H1の調整を可能にしている。
マイクロポンプ138は、導管141を通じ、また接続要素142、144及びシーリングリング143を含むシーリングセットを通じて、上述の液体供給配置に接続される。導管141は、弾性もしくは可撓性材料から構成され、気密シールを提供している。これを達成するため、例えばゴムもしくはシリコーンが用いられる。
図17に示す配置はさらに一方向弁145を含み、バードバス配置の動作をスタートさせるための空気吸引を可能にしている。
液体がマイクロポンプ138によって放出されるにつれ、液体135の液面が下がり、それによって上部チャンバー136に負圧状態ができる。この負圧状態は気泡が吸引管131、132を通って吸引されるまで増大する。
コンテナ136は、所定の一定な静水圧H1のより柔軟な調整を可能にするような、さらなる出口146を有する。
(キャビテーション効果を最小限にするための液体加速ベッセルの例)
別の実施形態において、本発明による装置は、キャビテーション効果を防止又は少なくとも最小限にするキャビテーション防止手段を包含した構造を有する、液体加速ベッセル11を含む。そのようなベッセル構造の例を、図18〜21を参照して以下に述べる。
図18〜20には、ベッセルの内面からその中心部分へ延びる環状突出部91を有する液体加速ベッセル11の様々な図を示す。環状突出部91は、液体加速ベッセル11の側壁の内面を増大させ、それによってキャビテーション効果を防止又は少なくとも最小限にするのに寄与する。
図21は液体加速ベッセル11の別の例を示しており、内面がキャビテーション効果を最小限にするのに適した形状となっている。この形状は、液体加速ベッセル11の一部分にわたり、液体加速ベッセル11の断面の大きさが、その液体加速ベッセル11の部分の中央領域に位置する面101で最大値をとり、その最大値から液体加速ベッセル11の入口開口部12及び出口開口部13へ向かって減少することを特徴としている。
(複数のノズル通路と接続される液体加速ベッセルの例)
本発明による装置のさらに別の実施形態では、ノズル14は複数のノズル通路を有している。図22に、例えば図1に示す装置で用いたベッセル及びノズルの変形体の断面図を示す。この変形体では、液体加速ベッセル71の内部72がベッセル71に結合したノズル74の複数のノズル通路75、76、77と流体連通している。上述した全ての装置例の液体加速ベッセルは、図22によって概ね示されるタイプのものであることができる。
(電力供給手段の例)
本発明による装置のさらに別の実施形態では、上述の電力供給手段が、(1つ又は複数の)圧電トランスデューサに対して所望のタイムインターバルの間に共振周波数以外の周波数を有する電気信号を選択的に供給し、そのような信号の印加がノズルから外への液滴の噴出を防止する効果を有するように構成される。
本発明による装置の別の実施形態では、上述の電力供給手段が、所望のタイムインターバルの間に、ノズル洗浄効果をもたらすのに適した所定の周波数及び電圧を有する電気信号を選択的に供給するように構成される。例えば、超音波振動数の信号の印加は、ノズルの出口オリフィスで放出可能な液体が形成する、起こり得る結晶の破壊をもたらすであろう。
結晶化は、液体の放出について用いられるものとは別の速度で液体及び/又は装置を振動させ、もしくは振盪することによって防止される。この振動又は振盪は、例えば、中断することなく、あるいは前もって設定された例えば5分の時間間隔で与えられる。
(装置の作動をモニタリングするための手段の例)
本発明による装置の別の実施形態は、さらに装置の作動をモニタリングするための手段を含む。そのような手段は、例えば、(1つ又は複数の)圧電トランスデューサの電力の消費量を測定する手段や、液体加速チャンバーへ、又はその外への液体の流れを検出する手段である。
装置の作動をモニタリングするための他の手段は、液滴カウンターを実装するための静電容量センサもしくは光電子ビームからなる。
(本発明による装置の構成部品の製造)
本発明による装置の構成部品は、例えば、大量生産方式で、例えばプラスチック射出成形、セラミック射出成形もしくは金属射出成形により、又はプラスチックもしくは金属材料のスタンピングにより製造される。
上述の例においては、液体加速ベッセルは、例えば金属、プラスチック、セラミック、ガラスもしくは貴石製であり、ノズルは、金属、プラスチック、セラミック、ガラスもしくは貴石製であり、そしてたわみ要素15は、金属、セラミック、ガラスもしくはプラスチック製である。固定本体19及び質量要素150は、例えば、金属もしくはプラスチック製である。
上述した本発明の全ての実施形態のさらなる変形において、前記ノズルの内面は親水性であり、及び/又は前記ノズルの外面は疎水性である。この表面特性は、例えば適切な表面処理によって得られる。
一般に、本発明による装置のたわみ要素は、装置構造の共振周波数で振動する。この周波数は、例えば2〜40キロサイクル/秒の範囲にある。
ノズルの内面が親水性を有し、及び/又は外面が疎水性を有することができることは既に指摘した。最初の特性は液滴生成の合間にノズル内での液面が定まることを保証する。一方、後の特性は液体がノズルの外面に付着することが防止されることを保証する。
結晶化する傾向のある液体が使われるいくつかの応用について、特に液体を放出する合間にある程度長い休止状態があるのが一般的である応用においては、ノズルが詰まる可能性はかなり高い。結晶化する傾向のある液体の結晶化は、図25及び26に表されるタイプのノズルを備えることにより防止され得る。本発明のこの態様によれば、それは他の実施形態とは独立して使用されまた適用され得るが、疎水性表面が少なくともノズル通路41の部分、例えばノズルオリフィスの出口から、ノズルの第1から第2の部位への移行部46まで与えられる。図25の実施形態では、第2の部位45が一定の断面積を有している一方で、図26の実施形態では、第2の部位45の断面積が、ノズルの第1から第2の部位への移行部46での第2の部位45の断面積よりもノズルオリフィスの出口においてより小さくなっている。
いずれの実施形態においても、液体は、液体放出を休止している間、移行部46、すなわち疎水性表面が終わる位置まで後退するであろう。その結果として、第2の部位45に高湿度の雰囲気が作られ、それによって液体表面の領域における液体の結晶化が防止されるであろう。従ってノズルは、第2の部位45に疎水性表面を有さない実施形態の場合のように簡単には詰まらないであろう。第2の部位での所望の雰囲気の確立は、円錐状の第2の部位45を備えることによってさらに有利になるであろう。一般に、本発明のこの態様は、ほとんどの第2の部位45の断面積に比べてある程度小さくしたノズルオリフィスの出口の断面積によって特徴付けられる。
ノズルの外面が疎水性表面を含むことは必須ではないことを指摘する。第2の部位45の内面のみに疎水性を有する表面を含むことはあり得る。
本発明のさらに別の実施形態では、ノズルの結晶化を防止する態様を対象としており、液体放出の休止状態の間の液体の後退を、疎水性表面を全く備えていないにも関わらず、図16に明示されるような負の静水圧によって得ることが可能である。それと共に負メニスカスがノズルのオリフィスで得られ、その負メニスカスによって領域中で高湿度の雰囲気が確立されるために結晶化が防止される。この実施形態は図27によって説明される。その図ではノズルのオリフィスでの液体表面が点線によって示されている。無論、もし疎水性表面が図26によって説明したようにノズルの中まで到達しているならば、さらに良い結果が得られる。
図28では、結晶化を防止し且つノズルを洗浄する態様を対象とする本発明の別の実施形態が、断面図によって説明される。ノズルの第1及び第2の部位44、45に加え、その第2の部位45に続く第3の部位47が備えられている。第3の部位47は、図26による実施形態に関連して説明されたように飽和した雰囲気が得られる予室50を含む。さらに、フラッシュチャネル49が備えられ、予室50を洗い流し、もしくは飽和した雰囲気が予室50へ取り込まれる。それにより同じ効果を生ずることになる。
予室50及びフラッシュチャネル49はいずれも、それぞれ別個の部分であるか、あるいは第1及び第2の部位44、45とともに一体成形物を形成する。
図29に、本発明の別の実施形態を示す。たわみ要素113が、それぞれ図9、10、及び23、24による実施形態の場合のように、それぞれ節点115、117、及び116、118で支持されている。それぞれ図9、10、及び23、24による実施形態の場合のようにたわみ要素113の末端部分の一方に液体加速ベッセル11を備える代わりに、図29による実施形態の液体加速ベッセル111は、本質的にたわみ要素113の中央位置にある。2つの圧電トランスデューサ112a、112bが、たわみ要素113上の液体加速ベッセル111から等しい距離に備えられている。対称的な圧電トランスデューサ112a、112bの励振によって、液体加速ベッセル111は矢印Dの方向に振動し、それに応じて液体が放出される。図29に示す矢印Cは、矢印Dに垂直であって、たわみ要素113に対して平行な面内にある振動を示している。本発明による装置の対称的な配置に関しては、矢印Cの方向での振動はないであろう。圧電トランスデューサ112a、112bの非対称的な励振に対しては、液体加速ベッセル111は本質的に矢印Cの方向に振動する。結果として、この動作モードでは液体は放出されない。このモードは、ノズルを洗浄するため、あるいは前述したような結晶化を防止するために非常に良く用いられ得る。
本発明の全ての実施形態について、液体の放出速度を増加させるために1つ以上の液体加速ベッセルをたわみ要素もしくは圧電トランスデューサ上にそれぞれ配置することが実現可能であることを指摘する。
本発明のいくつかの実施形態を具体的な用語を用いて説明したが、そのような説明はただ例示を目的とするものであって、添付の特許請求の範囲の精神あるいは範囲から逸脱しない変更及び変形が可能であることは理解されよう。
本発明による装置の第1実施形態の断面図を示す。 図1における液体加速ベッセル11の第1実施形態及びノズル14の第1実施形態の拡大断面図を示す。 液体加速ベッセル及びノズルの両方を含む一体成形要素24の断面図を示す。この要素は、図1における液体加速ベッセル11及びノズル14の機能を果たすように構成されている。 図3に示すような概略形状を有する一体成形要素24の製造における途中経過を説明する断面図を示す。この図は、その底層部35がノズルの出口開口部を形成するために穿孔される前のこの一体成形要素を示す。 図4に示す層部35が穿孔されてノズルの出口開口部33及び外側縁36が形成された後の一体成形要素24の断面図を示す。 図1におけるベッセル11の第2実施形態111の断面図を示す。 図6aにおけるベッセル111の末端部分120の拡大断面図を示す。 本発明による装置の第2実施形態の断面図を示しており、液体加速ベッセル51はたわみ要素55の一体部分である。 本発明による装置の第3実施形態の断面図を示しており、液体加速ベッセル61及びノズル64はたわみ要素65の一体部分である。 本発明による装置の第4実施形態の上面図を示す。 図9に示す実施形態のX−X面に沿った断面図を示す。 本発明による装置の第5実施形態の断面図を示している。バイモルフ型配置の圧電トランスデューサがたわみ要素15の機能を果たし、またたわみ振動を起こすための駆動手段の一部になっている。 本発明による装置の第6実施形態の斜視図を示す。 図12に示す実施形態の側面図を示す。 図12に示す実施形態の断面図を示す。 液体加速ベッセル11の底部分と、図12におけるベッセル111の出口開口部に配置されたノズル14の拡大断面図を示す。 本発明による装置の第7実施形態の斜視図を示しており、液体加速ベッセルに含まれる液体を一定の静水圧に保つための流体供給配置が用いられている。 本発明による装置の第8実施形態の斜視図を示しており、液体加速ベッセルに含まれる液体を一定の静水圧に保つため、バードバスのように配置される流体供給部が用いられている。 キャビテーション効果を防止するための手段を含む液体加速ベッセル11の斜視図を示す。 図18に示す液体加速ベッセル11の断面図を示す。 図18に示す液体加速ベッセル11の上面図を示す。 同様にキャビテーション効果を最小限にするのに適している液体加速ベッセル11の別の実施形態を示す。 図1に示す装置で使用するように構成された液体加速ベッセル71の第2実施形態の断面図を示す。このベッセルの内部は複数のノズル通路75、76、77と流体連通している。 質量要素150を有する図9による第4実施形態の上面図を示す。 図23に示す実施形態のX−X面に沿った断面図を示す。 ノズルの別の実施形態を示す断面図である。 ノズルの別の実施形態を示す断面図である。 負の静水圧が加わった液体加速ベッセルの断面図を示す。 予室を含む第3の部位を備えた流体加速ベッセルの断面図を示す。 たわみ要素上の中央に配置された流体加速ベッセルを有する本発明の別の実施形態を示す。
符号の説明
11 液体加速ベッセル
12 入口開口部
13 出口開口部
14 ノズル
15 たわみ要素
16 たわみ要素の第1の部分
17 たわみ要素の第2の部分
18 圧電トランスデューサ
19 固定本体
20 ノズル14の出口オリフィス
21 液体加速ベッセル11の内部
22 ノズル14内の通路
23 導管
24 一体成形要素(一体に成形されたベッセル及びノズル)
25 一体成形要素24のベッセル部分
26 一体成形要素24のノズル部分
27 一体成形要素24のベッセル部分25の内部
28 一体成形要素24のノズル部分26中の通路
29 Oリングシール
32 一体成形要素24のノズル部分の入口開口部
33 一体成形要素24のノズル部分の出口開口部
35 底層部
36 一体成形要素24のノズル部分の出口開口部の外側縁
41 ノズルの通路
42 ノズルの入口
44 ノズルの第1の部位
45 ノズルの第2の部位
46 ノズルの第1の部位から第2の部位への移行部
47 ノズルの第3の部位
48 負メニスカス
49 フラッシュチャネル
50 飽和した予室
51 たわみ要素55の一体部分として形成された液体加速ベッセル
56 電力供給部
57 リード線
58 リード線
61 たわみ要素65の一体部分として形成された液体加速ベッセル
64 たわみ要素65の一体部分として形成されたノズル
65 たわみ要素
71 液体加速ベッセル
74 ノズル
75 ノズル通路
76 ノズル通路
77 ノズル通路
81 第1の圧電トランスデューサ
82 第2の圧電トランスデューサ
86 電力供給部
87 リード線
88 リード線
89 リード線
91 環状突出部
101 面
110 ストップ用要素
111 液体加速ベッセル
112 圧電トランスデューサ
113 たわみ要素
114 プラスチック枠体、固定本体
115 節点
116 節点
117 節点
118 節点
119 ベッセル111のノズル部分
120 ベッセル111の末端部分
121 フロート
122 液体
123 出口
124 液体
125 マイクロポンプ
126 液体加速ベッセル
127 液体コンテナ
128 ネジ蓋
129 ホース
131 吸引管の上側部分
132 吸引管の下側部分
133 ブッシュ
134 コンテナ
135 液体
136 コンテナ134の上部チャンバー
137 コンテナ134の下部チャンバー
138 マイクロポンプ
139 液体加速ベッセル
141 導管
142 接続要素
143 接続要素
144 O−リング
145 一方向弁
146 出口
150 質量要素

Claims (36)

  1. 液体を放出するための装置であって、該装置が、
    固定本体(19、114)と、
    自由に振動する少なくとも1つの部分を含むたわみ要素(15、55、65、113)と、
    放出される液体の一定量を受け入れる液体加速ベッセル(11、24、51、61、71、111、126、139)であり、液体加速ベッセル(11、24、51、61、71、111、126、139)の内部(21)と流体連通状態にある通路(22)を含むノズル(14、64、74、119)を含む、前記液体加速ベッセル(11、24、51、61、71、111、126、139)と、
    前記たわみ要素(15、55、65、113)のたわみ振動を起こすための駆動手段と、
    を含み、たわみ要素(15、55、65、113)は固定本体(19、114)に結合され、
    前記液体加速ベッセル(11、24、51、61、71、111、126、139)が、自由に振動するたわみ要素(15、55、65、113)の少なくとも1つの部分のうち1つと接続されていることを特徴とする装置。
  2. 請求項1記載の装置において、液体加速ベッセル(11、24、51、61、71、111、126、139)が、弾性もしくは可撓性材料製のホースに結合される入口開口部(12)を含むことを特徴とする装置。
  3. 請求項1又は2記載の装置において、前記液体加速ベッセル(11、24、51、61、71、111、126、139)の内部が、入口開口部(12)を通じ、また出口開口部(13)を通じてアクセス可能であることを特徴とする装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項記載の装置において、前記ノズル(14、74)が交換可能な部分であることを特徴とする装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項記載の装置において、前記液体加速ベッセル(11、24、51、61、71、111、126、139)及び前記ノズル(14、74)が、一体に組み立てられる別個の部分であることを特徴とする装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項記載の装置において、前記ノズル(14、74)の内面が親水性であり、前記ノズル(14、74)の外面が疎水性であることを特徴とする装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項記載の装置において、前記ノズル(14、74)の外面、及びノズル通路(41)の少なくとも一部が疎水性であることを特徴とする装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項記載の装置において、前記液体加速ベッセル(11、24、71、111、126、139)及び前記たわみ要素(15、113)が、一体に組み立てられる別個の部分であることを特徴とする装置。
  9. 請求項1記載の装置において、前記液体加速ベッセル(11)及び前記ノズル(14)が、液体加速ベッセル(11)として機能する第1の部分(25)と、ノズル(14)として機能し且つ通路(28)を含む第2の部分(26)と、を有する一体成形要素(24)として一体的に構成されることを特徴とする装置。
  10. 請求項9記載の装置において、前記第1の部分(25)の断面が、前記第1の部分(25)の中央領域で与えられる大きさからその出口開口部(13)へ向かって連続的に減少し、前記液体加速ベッセル(11)の内部(27)の、前記第2の部分(26)の通路(28)への移行部が、なだらか且つ連続的なものであることを特徴とする装置。
  11. 請求項9記載の装置において、前記一体成形要素(24)のノズル部分が入口開口部(32)及び出口開口部(33)を有し、ノズルの断面が入口開口部から前記出口開口部へ向かって減少し、前記出口開口部が、ノズルを製造する間は層部(35)によって最初閉じられており、前記層部が超音波力もしくは熱パンチング手段によって開口され、開口した層部の残りが、前記ノズルの前記出口開口部での液滴形成を最小限にする環状の縁(36)を形成することを特徴とする装置。
  12. 請求項1記載の装置において、前記ノズル(14)の通路(22)が、ノズルの出口開口部へ向かって小さくなるテーパー状断面を有する第1の部位と、ノズルの出口開口部を形成する実質的に一定断面の第2の部位と、そして前記第1の部位から前記第2の部位へのなだらかな移行部と、を含むことを特徴とする装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項記載の装置において、前記ノズル(14)の通路(41)が、ファンネル形状で且つノズルの出口へ向かって小さくなる断面を有する第1の部位(44)と、ノズルの出口を形成する実質的に一定断面の第2の部位(45)と、そして前記第1の部位(44)から前記第2の部位(45)へのなだらかな移行部(46)と、を含むことを特徴とする装置。
  14. 請求項1記載の装置において、前記液体加速ベッセル(51)が、前記たわみ要素(55)の一体部分であることを特徴とする装置。
  15. 請求項1記載の装置において、前記液体加速ベッセル(61)及び前記ノズル(64)が、前記たわみ要素(65)の一体部分であることを特徴とする装置。
  16. 請求項1記載の装置において、前記ベッセル(71)の内部(72)が、ノズル(74)の複数のノズル通路(75、76、77)と流体連通していることを特徴とする装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項記載の装置において、前記たわみ要素(15)は互いに対向する第1及び第2の末端部分を有し、第1の末端部分(16)が固定本体(19)に結合され、前記たわみ要素(15)の第2の末端部分(17)が自由に振動することを特徴とする装置。
  18. 請求項17記載の装置において、液体加速ベッセルは、たわみ要素(15)の第2の末端部分(17)に結合されていることを特徴とする装置。
  19. 請求項1〜16のいずれか一項記載の装置において、前記たわみ要素(15)がそれぞれ自由に振動する対向する2つの末端部分を有し、そして前記たわみ要素(15)が、たわみ要素の振動する節点で固定本体に結合されることを特徴とする装置。
  20. 請求項19記載の装置において、前記液体加速ベッセル(11)がたわみ要素の前記末端部分のうち1つに結合され、前記駆動手段が前記対向する末端部分の間に結合されることを特徴とする装置。
  21. 請求項19記載の装置において、前記液体加速ベッセル(11)が本質的にたわみ要素の中央においてたわみ要素に結合されることを特徴とする装置。
  22. 請求項1〜21のいずれか一項記載の装置において、駆動手段が、少なくとも1つの圧電トランスデューサ(18)と前記少なくとも1つの圧電トランスデューサ(18)に電気信号を印加するための電力供給手段とを含み、後者の、少なくとも1つの圧電トランスデューサ(18)への信号の印加により、そのたわみ振動が起こり、それによってたわみ要素(15)の対応するたわみ振動が起こることを特徴とする装置。
  23. 請求項22記載の装置において、たわみ要素及び前記駆動手段が、第1の圧電トランスデューサ(81)及び第2の圧電トランスデューサ(82)から構成されることを特徴とする装置。
  24. 請求項22又は23記載の装置において、前記電力供給手段が、共振周波数以外の周波数を有する電気信号を供給するように構成され、そのような信号の圧電トランスデューサへの印加が、ノズルから外への液滴の噴出を防止することを特徴とする装置。
  25. 請求項22又は23記載の装置において、電力供給手段が、ノズル洗浄効果をもたらすのに適した所定の周波数及び電圧を有する電気信号を供給するように構成されることを特徴とする装置。
  26. 請求項1〜25のいずれか一項記載の装置において、前記液体加速ベッセル(11)が、キャビテーション効果を防止するか少なくとも最小限にするキャビテーション防止手段を含むことを特徴とする装置。
  27. 請求項26記載の装置において、前記キャビテーション防止手段が、液体加速ベッセル(11)の側壁の内面を増大させる環状突出部(91)であることを特徴とする装置。
  28. 請求項26記載の装置において、液体加速ベッセル(11)の内面の形状によってキャビテーション効果が防止又は少なくとも最小限にされ、前記形状が、液体加速ベッセル(11)の一部分にわたり、液体加速ベッセル11の断面の大きさが、その液体加速ベッセル(11)の前記部分の中央領域に位置する面(101)で最大値をとり、その最大値から液体加速ベッセル(11)の入口開口部(12)及び出口開口部(13)へ向かって減少するようになっていることを特徴とする装置。
  29. 請求項1〜28のいずれか一項記載の装置において、さらにノズルに供給される液体を一定の静水圧に維持するための手段を含むことを特徴とする装置。
  30. 請求項29記載の装置において、一定の静水圧を維持するための手段が、液体加速ベッセル外部の一時的な圧力に対して負圧を生じさせることを特徴とする装置。
  31. 請求項1〜30のいずれか一項記載の装置において、さらに作動モニタリングのための手段を含むことを特徴とする装置。
  32. 請求項1〜31のいずれか一項記載の装置において、前記液体加速ベッセル(11)が、プラスチック射出成形、セラミック射出成形もしくは金属射出成形によって形成されることを特徴とする装置。
  33. 請求項1〜32のいずれか一項記載の装置において、前記たわみ要素(15)が、セラミック、ガラスもしくは金属射出成形によって形成されることを特徴とする装置。
  34. 請求項1〜31のいずれか一項記載の装置において、前記液体加速ベッセル(11)が、金属、プラスチック、セラミック、ガラスもしくは貴石製であることを特徴とする装置。
  35. 請求項1〜31のいずれか一項記載の装置において、前記ノズル(14)が、金属、プラスチック、セラミック、ガラスもしくは貴石製であることを特徴とする装置。
  36. 請求項1〜31のいずれか一項記載の装置において、前記たわみ要素(15)が、金属、セラミックもしくはプラスチック材料製であることを特徴とする装置。
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