JP5314899B2 - 揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、液滴ディスペンサーデバイスに関する。そのような液滴ディスペンサーデバイスは、時にエアゾール発生器、ネブライザーなどとも呼ばれる。該デバイスは、通常は支持部上のノズル本体を含み、特に液体液滴スプレーデバイスのノズル本体を含み、該ノズル本体は、液体の物質を液滴スプレーとしてディスペンスするか、またはノズル本体のノズルを介してデバイスからディスペンスする。該デバイスは、振動要素に基づくアクチュエータからさらに構成され、該アクチュエータは、通常は液体を振動させ、加速させて液滴として噴出させる。該デバイスは、液体の空間、リザーバに対する液体送りおよび流体インタフェース、リザーバ、ならびに振動要素と対応する電子回路との間の電気的接続からさらに構成される。該要素は、前述の支持部またはさらなる支持部に含まれ得、または多数の支持部に含まれ得る。支持部または複数の支持部、および要素は、アクチュエータおよび振動要素とともに製造され、組み立てられる必要がある。液体は、例えば、芳香剤、香水、殺虫剤、液状の薬剤、水性ベースの液体、および可燃性または燃焼性の液体であり得る。
そのようなノズル本体は、時にアパーチャプレート、ノズルアレイ、容量調整アパーチャ、オリフィスプレート、振動可能膜部材、容量調整アパーチャ装置配置、エアゾール発生器などと呼ばれる。該用語は、故に、本明細書にわたって、互換性があると理解されたい。
実際、そのようなノズル本体および液滴スプレーデバイスは、周知である。例えば、本出願人名義の特許文献1を参照されたい。この特許文献は、本体およびノズル本体から形成された頂部基板を有する液体液滴スプレーデバイスを記述する。ノズル本体は、液滴出口手段のノズルアレイを含み、液体液滴スプレーデバイスに含まれる液体の物質が、この場合には液滴のスプレーとしてデバイスを出て行くことを可能にする。ノズル本体は、シリコン、ポリマー、SU−8などの樹脂、ニッケル、金属合金、パリレン、デュロプラスト(Duroplast)、または任意の適切な材料、あるいは出口ノズルアレイに対して十分に精度があり費用対効果の良い製造を可能にする材料の組み合わせから作られるノズルアレイから従来は形成される。周知のシリコン、金属およびSU−8樹脂の微細機械加工方法の他に、ノズルアレイは、シリコン微細機械加工で作られたツールを用いる方法によって、または他の公知の複製方法、例えばLIGA(リソグラフィ−ガルヴァーニ電流形成)、熱エンボッシング、UVプリンティング、ポリマーおよびパウダー微細射出成形、微細EDMおよび同様の高度3D微細機械加工方法、ならびに、樹脂、シリコン、金属およびプラスチックのフォトリソグラフィおよび微細構造化を用いる方法の適切な組み合わせによって生成され得る。
本出願人名義の特許文献2および特許文献3も、微細機械加工の方法を開示する。
特許文献4は、圧電駆動噴霧器に対するアクチュエータ構成要素を示し、該アクチュエータは、液体が適切に供給され、表面張力波の理論に従って、すなわち2MHzを超える振動周波数において噴霧される半導体基板において特に形成される振動ダイヤフラムの特色をなす。これらの周波数において、ノズルは、エアゾールを生成する必要はないので、デバイスは、1つの単一の大型アパーチャを用い、液滴は、表面張力波の理論に従って、液体の自由表面から直接的に形成される。原理的には、ノズルがないということは、閉塞の恐れがないということを意味し、原理的には、開放アパーチャとは、デバイスが水平位置にあるか、または閉じられていない場合には、漏洩し得るということを意味する。開示によれば、デバイスは、過圧コンテナから液体を供給される。半導体基板は、超音波振動を提供する圧電要素を接合する膜を生成するためだけ、高価な材料であるように思われる。
特許文献5は、電気的に伝導性のマンドレルを用いる特定のアパーチャプレートの製造方法を開示し、該マンドレルには、非伝導性アイランドが、フォトリソグラフィ工程を用いて光を通さない材料から形成されている。アパーチャプレートのための所望の材料を含むガルヴァーニ電気の溶液にマンドレルを配置することによって、該材料は、堆積され、伝導領域において成長し、一方で、非伝導性アイランドは、特定の形状に従ってアパーチャ開口部を形成する。1つ以上の堆積のステップの後に、アパーチャプレートは、マンドレルから放され、所望の形状をなし得る。
本出願人名義の特許文献6は、本体に装着されたノズル本体の別の例を示し、ここでは、ノズル本体のノズルを介して、デバイスから液体の噴出を可能にする。
これも本出願人名義のPCT/EP2006/006059は、ノズル本体、支持部分、振動要素を含むアクチュエータを含むそのような液滴スプレーデバイス、およびそのようなデバイスを組み立てる一般的な方法を示す。
これも本出願人名義の特許文献7および特許文献8は、そのような液滴スプレーデバイスが製造され得、効率的かつ経済的な方法で組み立てられる必要がある、さまざまなデバイス構成の実施例を示す。
PCT/EP2006/006059、特許文献6、特許文献1、特許文献7、特許文献8、特許文献2、および特許文献3の開示全体は、本明細書において参考として援用される。
引用される先行技術文献から理解され得るように、それら全ては、主にそれぞれの液滴スプレーデバイスの特定の構成要素の製造に関する特定の局面から取りかかっているが、工業的な製造、ならびに構成要素およびデバイスの組み立てに対する総合的なデバイスの取り組み方を欠いている。実際的に、これらのデバイスは、他のものとともに、マルチ材料電気メカニカルシステムに分類される。一般的に、そのようなデバイスの製造、生成、および組み立ては、可能な限り最低の費用で達成することに加えて、相反する効果および条件を提示し得るいくつかの主要な基準または問題に優位を占めることが必要である。
該効果および条件は、1mbar(100Pa)またはその数割よりも十分に下の非常に低い圧力で毛管供給または供給を提供する必要性を、まず指す。一部の液体に対する毛管供給は、数百ミクロンから100μm未満、特に10〜50μmの範囲における直径を有し、微細な気泡のトラップさえも避けるために、浸水面は絶対的に均一かつ滑らかであり、デッドスペース、コーナーおよびポケットが存在しない、液体チャネル、チャンバ、および他の流体を取り扱う構造または特徴を指す。これらの気泡は、液体の超薄膜によって囲まれた空気から成り、毛管供給を妨げる傾向があり、故に、非常に効果的な方法におけるデバイスの機能性を妨げる。
第2の問題は、液密性が、さまざまな液体に対して保証される必要があるということである。液密性は、頑丈な本体構造およびその構成要素の組み立て、ならびに時に刺激的な溶剤に対する構成要素の長期にわたる抵抗力を通常は意味する。
第3の問題は、振動要素、すなわち圧電要素によって伝えられる超音波エネルギーの最も効果的な使用を提供する方法で、アクチュエータを組み立てることである。
さらなる問題は、簡素で信頼のおける組み立てのステップにおける、最少の組み立て動作に伴う、前述された可能な限り最低の製造費用である。
さらなる問題は、使用後に全ての部分を放棄するのではなく、一部分のみを放棄し、残りの部分は、例えば洗浄後に再び用いるために保有するように、1度または数度の使用の後に液滴スプレーデバイスを分解する必要性によって、または一部の部品を定期的に洗浄するために分解し、さらなる使用のために再び組み立てる必要性によって代表される。
当業者によって理解され得るように、これらの基準は、該デバイスの必要条件および効果において非常に相反するものであり得る。また、前述のように、先行技術のデバイスのいずれも、1つのデバイスまたはデバイスの群においてこれら相反する基準をどのように達成するかは開示していない。
他の先行技術のデバイスは、一部の個別の問題の領域を、より詳細に述べている。例えば、特許文献9は、振動可能要素、振動可能部材および支持部材を含むエアゾール発生器を製造する方法を開示する。振動可能部材自体は、複数のアパーチャを含み、液体が振動可能部材の背面に加えられ、かつ該振動部材が輪状圧電要素を含む振動可能要素によって超音波周波数で振動されるときに、該アパーチャは、液滴を生成するように構成される。該特許文献は、振動可能部材および支持部材を有する振動可能部材をオーバーモールディングし、全ての要素は、本質的に同心であることを開示する。該特許文献は、さまざまな流量を生成するために、輪状および同心の補強要素、例えばワッシャおよび該補強材に対するさまざまな寸法の材料の導入を開示する。該特許文献は、液体がどのようにして振動可能部材の背面に加えられるかについて、ならびに、液密性および最適な流体の挙動がこの構造によって達成されるか否か、およびどのように達成されるかについては述べていない。
特許文献10は、前面、背面、背面から前面にわたる複数のアパーチャ、外部周辺部および該外部周辺部の周りに配置された支持要素を有する振動可能部材上に振動要素を有するエアゾール発生器を開示する。該特許文献は、振動要素を振動に関して支持構造から隔離するために、支持要素に結合された隔離構造をさらに開示する。該特許文献は、金属アーム、エラストマーのブッシング、プラスチックのレッグなど、ならびにシリコン、ウレタン、エラストマー、および金属のような材料が用いられ得ることを開示するが、概して、この特徴が、どのように液密性、流体の最適化、および低費用の組み込みを提供する最終的なデバイスに組み込まれ得るかについては述べられていない。
特許文献11は、アパーチャプレートを有する流体噴出デバイスを開示し、該アパーチャプレートは、先細のアパーチャを有する振動面を有し、該振動面に対するさまざまな相対的に複雑な組み合わせの流体供給を開示する。再び、この特許文献は、概して、この特徴がどのように液密性、流体の最適化、および低費用の組み込みを提供する最終的なデバイスに組み込まれ得るかについては述べられていない。
前述の引用特許文献5は、アパーチャプレートが、どのように圧電トランスデューサが結合した支持部材に結合されるかについて、および得られた流体噴射デバイスを該デバイスの他の構成要素に結合するインタフェースを開示する。しかし、該特許文献は、どのようにこの特徴が、液密性、流体の最適化、および低費用の統合を提供する最終的なデバイスに統合され得るかについては、再び述べられていない。
特許文献12は、液体噴出部材を囲む柔軟な部材を含むことによって、デバイスの筐体に該液体噴出部材を柔軟に接続する、液体スプレーヘッドを開示する。
特許文献13は、他の文献であり、類似したデバイスを開示し、液密性、流体の最適化、および低費用を提供する最終的なデバイスへの組み込みは開示されていない。
特許文献14は、小型ポンプに対する圧力アクチュエータを開示し、図1から図6によれば、弱い地点であるアイテム6および9を含み、該アイテムは、この場合において、たわみを調節させることに役立ち、したがって圧力要素のポンピング動作、故に液体を含むキャビティの効率的な充填および、キャビティを空にすることに役立つ。
特許文献15は、該特許文献の図3aにおけるアイテム4aを用いて示され、また図3b〜図3dによって示されるように、筐体からアクチュエータを隔離する支持リングを提供することによって同一の原理を用いる、マイクロポンプを開示する。
特許文献16は、周囲に媒体をディスペンスする容量調整デバイスを開示する。該特許文献は、別の液体液滴スプレーデバイスを開示し、図1において明確に、壁部分とも呼ばれる上部部分3に導入され、一部の前述の引用文献において開示されるように、接着性接続14を用いて固定される、シリコンから作られた容量調整アパーチャ配置5を示す。この特許文献は、上部部分への容量調整アパーチャ配置の組み込みのための特定の製造工程は、デバイスの他の部分から独立して選択され得、該工程は、特に容量調整アパーチャは位置に対して適しているということを特に述べる。該特許文献はまた、振動手段が提供される第2の壁部分への弾性帯の提供を開示する。該弾性帯は、円形の溝として置かれ、前述の引用文献と同様の方法のように、デバイスの他の部分への望まれない振動の伝達を防止するか、または少なくとも実質的に低減させるために提供される。それにもかかわらず、明らかに、壁部分は後に、接着剤による結合、超音波溶接またはレーザー溶接を用いて、部品の間の液密で結合性の接続を介し、他の筐体部品に直接的に接触するようにしっかりと組み立てられる(該特許文献の図1、図2および図4を参照)。しかし、超音波振動は、本質的に平らな超音波によって表されるが、それにもかかわらず、超音波エネルギーは、この堅固さが、ぴったりと合わさるような配置によって提供されている場合でさえ、明らかに、部品間の堅い接続を介して全ての接続部分に伝達される。該特許文献は、円形で曲折するチャネルの組み合わせをさらに開示し、該チャネルは、容量調整アパーチャ(この場合においてはノズルプレート)である下の容量調整空間に、液体を供給する。該円形で曲折するチャネルは、約50μmの高さを有する容量調整空間よりも実質的に大きな容量を有するということを、該特許文献は明らかに述べる。従って、チャネルの高さは、実質的に容量調整チャンバよりも大きいということが明らかである。これは、チャネルが主に呼び水を差す理由および適用量の格納の理由で用いられているが、デバイスが機能すると、液体を容量調整空間に近接させ得たり、流体による接続を保持させ得たりしないということを意味する。該特許文献は、アパーチャ配置および振動手段のオーバーモールディング、ならびに多数の構成要素の射出成形をさらに述べている。
特許文献17は、表面弾性波を利用する超音波噴霧器を記述する。該噴霧器は、表面弾性波を生成する発振器、および小さな隙間を伴って発振器の発振面に配置された、穿孔された多孔性の薄いプレートを含む。液体は、発振器と多孔性の薄いプレートとの間の小さな隙間部分に、表面弾性波または毛管現象による振動によって吸い上げられる。表面弾性波の振動は、小さな隙間部分の液体を介して多孔性の薄いプレートに伝達され、少量の液体が、孔、すなわちこの薄いプレートの出口ノズルの中に入り込み、振動によって噴霧され、外部に噴射される。
後に説明されるように、出願人は、前述の引用文献に述べられていることとは対照的に、アパーチャ配置は実際には、工業的製造環境、特に射出成形の工程および該デバイスの特定の機能性、例えばさまざまな液体に対する化学的な抵抗性、流体の最適化、液密性などに従うために、特に機械加工される必要があることを発見した。
出願人は、円形の溝の弾性帯、弱い地点、または多数の構成要素の射出成形のいずれも、効果的で液密、かつ流体工学的に最適化され、費用対効果の良いデバイスを提供するためには必要なく、毛管供給の方法が刷新されることが必要であることを発見した。
チャネルがシステムの呼び水を差すため、および適用量の格納のために用いられる場合には、チャンバへの液体供給を維持し、さらには逆流を防ぐために、毛管供給のための明らかに異なる設計が発明される必要がある。前述の引用文献に開示されたようなフィルタ膜のディスクを用いて、妥当な許容誤差を有する、50μmよりも小さな、または実質的に等しい寸法を保証することが、別な問題である。
出願人は、傾きおよびデバイスの取り扱いなどによる逆流を防ぐ意味で、例えば約3cps(センチポイズ)の粘性を有する一部の液体に対して、50μmの高さは、毛管流および保持力の上限であることを発見した。出願人はまた、特定の条件下で、特にチャネルの高さが容量調整空間の高さよりも大きい構造を有すると、全ての条件の下で充填されたチャンバを維持することは、明らかに信頼できることではなく、液柱の破損を受けやすいということを発見した。
欧州特許出願公開第1129741号明細書 米国特許第6,722,582号明細書 欧州特許出願公開第1273355号明細書 米国特許第6,536,682号明細書 米国特許第7,066,398号明細書 米国特許第6,802,460号明細書 米国特許出願公開第2004/0263567号明細書 欧州特許出願公開第1604701号明細書 米国特許第6,554,201号明細書 米国特許第6,732,944号明細書 米国特許第6,926,208号明細書 国際公開第03/068413号パンフレット 国際公開第2005/097349号パンフレット 国際公開第2005/024967号パンフレット 国際公開第2004/031580号パンフレット 米国特許出願公開第2005/0201870号明細書 欧州特許出願公開第1602414号明細書
従って、先行技術文献によって提示された不都合を克服する、革新的な液滴噴霧デバイス、およびそのようなデバイスに対する革新的な製造および組み立て方法を提供することが、本発明の目的である。
故に、本発明は、相対的に単純かつ安価な方法で取得され得る、さまざまな実施形態においてこれらの目的を効果的に実現する革新的で創意の見られるディスペンサーデバイスの構造に関する。
本発明に従った革新的で創意の見られるディスペンサーデバイスの構造のおかげで、さまざまな実施形態においてこれらの目的を実現する効果的なデバイスが、相対的に単純かつ安価な方法で取得され得る。
さらに、本発明に従ったデバイスの特定の設計により、リザーバに含まれた液体の好ましくない流出(spill)または浪費なしに、リザーバを容易に交換することが可能である。
本発明に従った液体液滴噴霧システムの他の特徴および利点は、以下の記述を読むことによって明確になり、以下の記述は、限定的ではない単なる実施例として与えられ、それらは、添付の図面を参照する。
本発明は、さらに以下の手段を提供する。
(項目1)
ディスペンスされる液体の物質を含むリザーバ(7)に接続される揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスであって、該デバイスは、
該液体の物質を含む空間(2c)を有し、かつ該デバイスから該液体の物質を噴出させる液体出口手段(2a)を有する第1基板(1)であって、該空間は、該液体出口手段に隣接するように配置されることによって、該液体の物質は、該液体出口手段を移動することによって該デバイスの該空間から出得る、第1基板と、
該リザーバ(7)を受け取るように配置された接続手段(23)を含み、該液体の物質が該リザーバから該デバイスに流入することを可能にする液体入口手段(3i)を有する第2基板(3)と、
該空間(2c)の中の液体の物質を動かすように配置されることによって、該液体の物質が振動を受け、該液体出口手段(2a)に接触し、それによって液体液滴スプレーとして該デバイスから出る、作動要素(2b、8、10)と
を備えており、
該第1基板の該液体出口手段(2a)は、複数の出口ノズルを有する、穿孔されたノズル膜(2a)を含み、
該第1基板(1)は、該空間(2c)から該液体の物質を受け取るように配置された、少なくとも1つの流体毛管プライミングチャネル(1a、1b、1c)を含むことによって、該液体の物質が該出口ノズルに隣接し、該ノズル膜を介する噴出のために該液体の物質に呼び水を差すように該チャネルを満たす、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(項目2)
上記第1基板は、上記液体の物質が上記液体出口手段(2a)から流れ出ることを防止するための、毛管保持区域をさらに含む、項目1に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(項目3)
上記出口手段は、上記流体毛管プライミングチャネルのうちの2つ以上を含む、項目1または項目2に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(項目4)
上記出口手段は、3つの流体プライミングチャネルを含む、項目1または項目2に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(項目5)
上記第2基板は、上記液体入口手段から上記液体の物質を受け取るように配置された少なくとも1つの溝を含み、該少なくとも1つの溝は、該少なくとも1つの溝における毛管現象によって、該液体の物質を保持するように形成される、項目1または項目2に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(項目6)
上記少なくとも1つの溝のそれぞれは、上記第1基板の、上記少なくとも1つの流体プライミングチャネルのうちの対応する1つに隣接するように配置され、その結果として、該溝の中の液体の物質と上記チャネルとの間に流体による接触がある、項目1または項目2に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(項目7)
上記少なくとも1つの流体毛管プラミングチャネルは、上記ノズル膜の中に直接的に形成される、項目1に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(項目8)
上記流体毛管プラミングチャネルは、該チャネルの上記空間に隣接する側において開放されていることによって、該空間から上記液体の物質を受け取り、該チャネルの対向する側が穿孔されていることによって上記ノズル膜の上記出口ノズルを構成する、項目7に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(項目9)
上記出口ノズルは、一部が隣り合うことによって液体出口スロットを形成する、項目1から項目8のうちのいずれか1項に記載の、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(項目10)
上記ノズル膜は、ドーム型である、項目1に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(項目11)
上記作動要素は、圧電性バイブレータである、項目1に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(項目12)
上記作動要素は、SAWトランスデューサである、項目1に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
(摘要)
揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスであって、該液体の物質を含む空間(2c)を有し、かつ該液体の物質を噴出させる液体出口手段(2a)を有する第1基板(1)と、該液体の物質が該デバイスに流入することを可能にする液体入口手段(3i)を有する第2基板(3)と、液体の物質を動かすことによって液体液滴スプレーとして該デバイスから出るように配置された、作動要素(2b、8、10)とを備えており、該第1基板の該液体出口手段(2a)は、複数の出口ノズルを有する、穿孔されたノズル膜(2a)を含み、該第1基板(1)は、該空間(2c)から該液体の物質を受け取るように配置された、少なくとも1つの流体毛管プライミングチャネル(1a、1b、1c)を含むことによって、該液体の物質が該出口ノズルに隣接し、該ノズル膜を介する噴出のために該液体の物質に呼び水を差すように該チャネルを満たす、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
好適な実施形態の実施例が、ここに記述される。一般的に、本発明に従った揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスは、第1基板(頂部パッケージングとも呼ばれる)、および第2基板(底部パッケージングとも呼ばれる)を含み、一方の上に他方が取り付けられ、液体リザーバから液体を受け取るように配置される。組み立てられたデバイスはまた、霧状にするために、すなわちリザーバから受け取った液体の液体液滴の霧を生成するように配置されているので、噴霧器とも呼ばれる。
図1aに示されるように、第1基板1は、液体受取区間1fを含み、該区間は、揮発性液体ディスペンサーデバイスの内部または外部のいずれかのリザーバから、液体の物質を受け取り得る。この受取区間1fはまた、液体の物質に対する内部リザーバとしても構成され得、完全に使い捨ての頂部基板を可能にする。液体の物質は、液体受取区間1fから第1基板に提供される液体出口手段2aに流れ得る。
第1基板1は、液体の物質を受け取り、かつ含有するための空間2cをさらに含み、揮発性液体ディスペンサーデバイスから液体の物質を噴出させる、液体出口手段2aを含む。空間2cは、液体出口手段2aに最も近いように配置され、その結果として、液体の物質は、液体出口手段2aを通り抜けてデバイスの空間から出て行き得、これは、後により詳細に説明される。
第1基板1は、外部面1a(不図示)および図1aにおいて示される内部面1bを有する。内部面1bは、くぼみ部分を有し、該くぼみ部分は、リザーバからの液体の物質を受け取る空間2cを構成する。この空間は、受動的な蒸発を制限し、故に嗅覚の疲労を制限することに関連する、本発明の第1の目的に到達するために全ての実施形態に対して重要である。この実施形態において、液体は、実質的に主要な水平面内の毛管現象によって、横に向けて空間2cに供給される。該空間に液体を横方向に供給する毛管圧は、液体と基板材料との間の接着力を圧倒するほど十分に高くはないので、デバイスが起動せず、揮発性液体の蒸発が可能な唯一の面であるノズルの結合した開放面が、該空間の内部面と比較して非常に小さいときには、液体は内部に留まる。ノズルの直径および密度に応じて、比率は1.8E−5ほどまで小さくなり得る。ガス抜きチャネル1gが、第1基板1内にさらに提供され得、スプレーヘッド2を液体出口手段2aとともに位置づけ得る。
故に、空間2cの周囲には、毛管保持区域1dおよび1eがあり、それらは、液体受取区間1fから空間2cへの液体の物質の流体の輸送を容易にする。これらの区域は、高い毛管保持を有し、液体がリザーバに戻るように流れる、すなわち空間2cから流れ出ることを防止する。
図1aは、さらにスプレーヘッド2の詳細な図を示す。さらに、スプレーヘッド2の、線D−Dに沿った詳細な断面図も示される。見られ得るように、液体出口手段は、シリコン、ポリマー、SU−8などの樹脂、ニッケル、パリレン、または任意の適切な材料、あるいは出口ノズルアレイの十分に精度がありコスト効果のある製造を可能にする材料の組み合わせから作られるノズルアレイを有する、穿孔されたノズル膜2aから形成され得る。例えば、より高い精度の工程、例えばICP(誘導制御プラズマエッチング)、SU−8スピンコーティング、照射および現像(development)、ならびに陽子ビームまたはイオンビームの機械加工が、流体の能力に対して比較的に重要ではないその他の部分以外の、液体出口手段2aのノズル部分の製造に用いられ得る。孔は、液滴ノズルを構成し、液体の物質が、穿孔膜のうちの1つ以上の孔を移動することによって、液体出口手段2aおよび揮発性液体ディスペンサーデバイスを介して、その下に配置された空間2cを出て行き得るように提供される。故に、出口手段2aは、スプレーヘッド2に嵌合され、該スプレーヘッドは、第1基板の開口部に配置されることによって、第1基板を完成させる。圧電性バイブレータなどの振動要素2bが、ノズル膜2aの下に取り付けられ、その結果として空間2cにおける液体の振動を起こし、これによって液体出口スプレーを生成する。そのような出口手段は、それ自体としては公知であり、例えば本出願人名義の、欧州特許出願公開第0923957号および第1273355号を参照されたい。この配置の特性および革新的な揮発性液体液滴ディスペンスの他の構成要素は、さらに示されるように、先行技術のデバイスによって扱われなかった問題のほとんどを克服することを可能にする。同一出願人によって導入された該先行技術から公知のように、液体出口手段は、一定の直径および隣接したノズル出口を有する、まっすぐな壁で囲まれたチャネルによって形成される出口チャネルを含み得るか、または所定のチャネルの直径および減少した直径のノズル出口を有する段のあるチャネルを含む。
本発明によれば、第1基板1は、少なくとも1つの流体プライミングチャネルを含み、該流体プライミングチャネルは、ノズル膜2aと流体工学的に接続され、液体受取区間1fから空間2cへと液体の物質を輸送することによって、液体の物質に呼び水を差してノズル膜2aの出口ノズルを介して噴出するように配置される。図1aにおいて示されるように、この実施例において、3つの流体プライミングチャネル1a、1bおよび1cが存在し、液体受取区間1fと空間2cとを接続する。これらのプライミングチャネルのおかげで、毛管流によって液体の物質はより容易に空間2cに入り、かつ該空間を満たし、故にデバイスが起動されると、噴出する準備ができた液体の物質の存在を保証する。
図1bは、第2基板3、すなわち底部パッケージングの実施例を示し、該底部パッケージングは、第1基板1とともにこれら2つの基板を組み立てることによって、すなわち頂部パッケージングを底部パッケージング上に配置することによって、第1の実施形態に従った揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスを形成する。
第2基板3は、導入される揮発性の液体の物質を含むリフィルとも呼ばれるリザーバへの接続のための、接続手段3iを含む。この場合において、接続手段3iは、部分的な内部スレッドを有するスクリュー型であり得、リザーバを部分的なスレッドへとねじることによって該リザーバを受けるか、または第2基板3に提供された液体入口手段を取り入れることによって、液体の物質がリザーバから揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスに入ることを可能にし得る。そのような手段は、それ自体では発明ではなく、例えば柔らかな多孔性の媒体から作られた芯などの、デバイスへの液体の抽出を可能にするためにリザーバに入る、受動的なポンプであり得る。そのような手段はまた、ディップチューブを介してリザーバへ延びるチューブ状のロッドを有し液体をリザーバから汲み出す、能動的なポンプでもあり得る。故に、液体は、例えばフラスコ、(折り畳み)バッグまたは他のリザーバから直接的に、芯またはディップチューブを介してポンプに、および芯またはポンプからディスペンサーデバイスに供給され得る。本発明に関して、芯およびポンプは、受動的および能動的な液体供給手段の単なる典型である。実際的に、リザーバ内部の折り畳みバッグは、当業者に周知の方法において、芯のない配置において用いられ得る。示されていないガス抜き手段が、リザーバから揮発性液体ディスペンサーデバイスへの液体の流れを容易にするために、公知の方法で液体入口手段を囲む第2基板に提供され得る。
図1cにおいて示されるように、芯5aおよび5bが、好適に配置されることによって、接続手段3iを介して第2基板3に入り、第1基板1の液体受取区間1fに入ることによって液体がデバイスに流れることを可能にするために、第2基板3の頂部面を僅かに超えて延び得るが、これは、後に詳細に説明される。当業者は、記述の他の箇所と同じであるが、分離型または双噴出型のモールドガスケットが、必要な箇所に提供され、簡素化のために図面に示されていないことを認識されたい。
図1bにおいてさらに見られ得るように、いくつかの突起部21aが提供され、例えば超音波溶接またはレーザー溶接による接合のために該突起部と第1基板(図1aを参照)にある適切な穴部11cとを整列させることによって、第2基板3と第1基板1とを組み立てる。勿論、デバイスを組み立てる他の手段、例えば同時注入、接着などが、代わりに用いられ得る。
本発明のさらなる局面によれば、第2基板3は、液体の物質の毛管保持のために、少なくとも1つの溝を含む。図1bに示されるように、この実施例において、第2基板3は、3つの毛管保持の溝3e、3fおよび3gを含み、それらのそれぞれが、液体入口手段を構成する接続手段3iに照合している。これらの毛管保持の溝は、デバイスに対する長手方向に提供され、好適にはV字型であることによって、液体の分子と該溝の側壁との間の向上した結合によって、最適の毛管保持を可能にする。これらの溝3e、3fおよび3gの間および周囲において、第1基板1の毛管保持区域1dおよび1eに類似した、高い毛管保持区域3a、3b、3cおよび3dが提供される。ガスケット溝3hが、ガスケット4(図1cを参照)を受けるために第2基板3においてさらに提供され、組み立てられたデバイスを液密にする。
図1cは、組み立てられた揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスの断面図を示し、ここでは、第1基板および第2基板が、互いに接合され、外部リザーバ7に取り付けられている。この断面図は、液体が入っている区間に相当する、線A−Aに沿っている。詳細図Bも示される。故に、リザーバ7に含まれる液体は、公知の方法でデバイスの中に流れ得、次いで、主に毛管流によって第1基板1の空間2cに運ばれる。この図面の詳細図Bから見られ得るように、第1基板および第2基板は、第1基板1の流体プライミングチャネル1a、1bおよび1cが、第2基板の毛管保持溝3e、3fおよび3gと重なり合い、整列されるように組み立てられる。そのように、デバイスへのあらゆる液体の流入は、流れが第1基板1および第2基板3における毛管チャネルによって容易にされるので、空間2cに容易に入り得る。液体は、毛管保持チャネルのおかげで、空間2cの隣接した付近にさらに留まる。また、プライミングチャネル1a、1bおよび1cのあらゆる液体の物質は、毛管保持溝3e、3fおよび3gのあらゆる液体の物質と流体的に接触する。ガスケット4が、ガスケット溝3hにおいてさらに示される。故に、デバイスが起動されたときに該デバイスが正しく動作することを可能にするように、リザーバが接続されると、勿論空間2cは常に液体で満たされる。この実施例において示されるように、リザーバ7は、芯5aおよび5bを用いて芯プラグ6に接続され、その結果として、液体が液体受取区間1fに入り得る。
実際的に、先行技術のデバイスとは対照的に、例えば重力または他の力により、該空間の外へ液体が戻るように流れる危険性はなく、これらの力は、空の空間または部分的に満たされた空間にし得る。そのような場合に、先行技術のデバイスが起動されるときには、液体を液体出口手段に移動させるために必要な力が高すぎてデバイスがうまく機能し得ないために、液体の噴霧が生成されない可能性が高い。本発明は、プライミングチャネルのおかげで、充満した空間および穿孔されたノズル膜の板の出口ノズルに近接する液体を保証することによって、この問題をも克服する。
図1dは、図1cのデバイスに類似するが、ここでは断面がノズル膜に沿った、線B−Bに沿った、組み立てられた液滴スプレーデバイスの別の断面図を示す。さらに、詳細図は、詳細図Cにおいて示される。
加えて、この図面の詳細図Cから、第1基板および第2基板は、第1基板1の流体プライミングチャネル1a、1bおよび1cが、第2基板の毛管保持溝3e、3fおよび3gと重なり合い、整列されるような方法で組み立てられることが明らかである。
図2は、第2の実施形態におけるノズル膜の代替的な配置を示す。この第2の実施形態において、ノズル膜は、ノズル膜アクチュエータを形成するために、振動要素を穿孔することによって取得される。
故に、穿孔された振動要素8は、第1の実施形態の穿孔されたノズル膜2aおよび振動要素2bを有利に置換するために用いられ得ることによって、ノズル膜アクチュエータ8を形成する。理解され得るように、そのような配置は、部品がより少ないので、最終的なデバイスのより容易な組み立てが可能になる。
この実施例において、ノズル膜アクチュエータ8には、接続手段8aが提供されることによって、スプレーとしての液体の噴出を準備するために、空間2cにおいて液体の物質に作用することを可能にする振動要素に動力を供給する。
この第2の実施形態において、第1基板および第2基板は、第1の実施形態において上述された基板と同一であり得る。唯一の変化は、実際は、結合された膜および振動要素である。例えば、圧電性要素が、スプレーデバイスの出口ノズルを構成するスルーホールを得るために打ち抜かれ得る。
この実施例において、ノズル膜アクチュエータ8には、接続手段8aが提供されることによって、スプレーとしての液体の噴出を準備するために、空間2cにおいて液体の物質に作用することを可能にする振動要素に動力を供給する。
図2aは、第3の実施形態におけるノズル膜の、別の代替的な配置の詳細図を示す。
この実施形態において、プライミングチャネルが、ノズル膜9に直接的に提供される。
9aによって参照されるこれらのプライミングチャネルは、空間2cの方向に開放されており、出口ノズル9bを構成する孔を有し、該孔は、図2aにおける詳細図Iおよび詳細図Jに示される。
故に、それぞれのプライミングチャネル9aはまた、毛管チャネルとして機能する。なぜならば、そのようなチャネルに入る液体は、チャネル9aの液体と側壁との間の毛管の制約により、漏れることがないからである。
プライミングチャネルは、ノズル膜9に直接的に提供される。好適には、ここにおいても、それぞれのプライミングチャネルは、空間からの液体の物質を受け取るために空間2cに近接する側において開放されており、また、穿孔されたノズル膜の出口ノズル9bを構成するために向かい側において穿孔される。一旦起動されると、すなわち、振動要素が振動し始めて空間2cの液体の物質を刺激すると、これらのプライミングチャネルのおかげで、出口ノズルに隣接する付近における液体の存在を保証し、故にデバイスを効果的に動作させることが可能である。この第3の実施形態における第2基板は、第1の実施形態における基板に類似し得るため、ここでは示されておらず、また、これらの溝の中の液体と空間2cの中の液体との間の流体の接触を保証するために配置される、毛管保持溝3e、3fおよび3gを含む。
図2bは、第4の実施形態におけるノズル膜の、別の代替的な配置の詳細図を示す。この実施形態において、ノズル膜は、プライミングチャネルおよび出口ノズルを除いて、図2aにおいて示される第3の実施形態のノズル膜にやや類似している。実際的に、ノズル膜9は、図2bの線A−Aに沿った断面図の詳細図Eにおいて示されるようにスリットのプライミングチャネル9aを有する。これらのプライミングチャネルは、前述の実施形態におけるプライミングチャネルと同一の機能を有する。
しかし、ここで出口ノズルは、分離したスルーホールではないが、スロット9cであり、詳細図Dにおいて示される。故に、このノズル膜は、放出される液体の流量が前述の実施形態と比較してより高いので、高出力スロットのシート状の噴霧を可能にする。そのようなスロットは、例えばいくつかのノズルを1つのより大きなノズルへと接合することによって取得され得る。
図3aおよび図3bは、本発明に従った、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスのさらなる代替的な配置を示す。
この実施例において、ノズル膜2a−1を含むスプレーヘッド2−1は、表面弾性波によって振動される。
実際的に、振動要素は、表面弾性波(SAW)トランスデューサ2dの形状である。この実施形態において、図3bにおいて見られ得るように、スプレーヘッド2−1には、1つの先端にSAWトランスデューサ2dが提供され、また、他方の先端に、第1および第2の実施形態のノズル膜に類似した、穿孔された膜区間2aが提供される。
SAWトランスデューサ2dは、前述の実施形態における方法と同一の方法で振動波を生成するが、すなわち、穿孔された膜2a−1の振動を起こし、それによって出口ノズルに隣接する付近に存在する液体の噴出を導く表面弾性波を生成する。
故に、この第3の実施形態において、スプレーデバイスの実際の動作は、他の実施形態におけるものと同一であり、振動を生成する方法のみが異なり、ここでは圧電性振動器の代わりにSAWトランスデューサによって、膜板を振動させる。
故に、図3aにおいて示されるこの実施例において、第3の実施形態に類似する、ノズル膜2a−1に配置されるプライミングチャネルも存在する。図3bの詳細図Qにおいて示されるように、第1から第3の実施形態における方法と類似する方法で液滴の形状において液体の噴出を可能にするために、頂部端において出口ノズルを有する毛管プライミングチャネルが提供される。スプレーヘッド2−1を受け取るように配置された第1基板1−1が提供される。第2基板3は、第1の実施形態の基板に類似し、加えて、これらの基板の組み立てによって、別の実施例に従った液滴スプレーデバイスが取得され得る。図3aにおいて、該組み立てが示され、ここでは、デバイスは、第1の実施形態のように、リザーバ7に取り付けられ、芯5が提供され、例えば芯プラグ6を用いて、リザーバ7をスプレーデバイスに接続する。
図4aおよび図4bは、本発明に従った、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスの別の実施形態を示し、ここでは、ノズル膜は、ドーム型である。図4aにおいて、スプレーデバイスから離れるように外側に膨らんだドーム型のノズル膜2a−2が示される。毛管プライミングチャネル9aが直接的に膜において提供され、他の実施形態に対して上に開示された同様の方法において、これらのプライミング膜は、出口ノズル9bを有することによって、液滴スプレーとして液体の通過を可能にする。しかし、この実施形態において、ドーム型の膜、および該膜の周囲の支持部分は、頂部パッケージング、すなわち、第1の実施形態の基板に類似した、第1の基板を形成する。さらに、第2の基板は、簡潔に芯プラグ6および可能性としてはリザーバへの接続手段から成り、図面において示されるように、ドーム型のノズル膜2a−2の下に直接的に提供される芯5aおよび5bを受ける。この芯は、リザーバ7からの液体の物質を受け取るように構成され、故に、液体で満たされ、それによって該液体を出口手段2a−2の方向に移動させる。故に、プライミングチャネルは、再び同一の機能を有すること、すなわち出口ノズル9bの近接において液体の存在を保証することが理解され得る。
そのようなドーム型の膜はまた、単に図1のスプレーヘッド2を、平らな膜の代わりにドーム型の膜を用いて適合させることによって、第1の実施形態において用いられ得る。
ここにおいても、出口ノズルを出口スロットに結合することによって、シート状に噴霧することが可能である。
図4bは、図4aに示される配置の変形を示すが、ここでは、ノズル膜は、逆向きのドーム型を有し、すなわち、該ドーム型が、この変形において内側に膨らんでいる。ノズル膜2a−3は、芯がノズル膜2a−3の下に直接に提供されることによって、流体をスプレーデバイスの出口手段の方向に移動させるという点において、図4aのノズル膜2a−2と機能の点においてさらに類似している。プライミングチャネル9aのおかげで、出口ノズル9cを用いて、液体は、出口ノズルに近接して存在し、故にスプレーデバイスの正しい動作を保証する。
当然ながら、図4aのドーム型の膜について上述されたように、この逆向きのドーム型の膜も、図1に示されるデバイスにおいて用いられ得る。
図5aおよび5bは、振動要素11が中間の作動膜10上に提供されている、さらなる代替的な配置を示す。故に、作動膜が、振動要素11によって振動されるときには、空間2cの中の液体に作用し、該液体を振動させ、例えば特許出願PCT/EP2006/006059に記述される従来の方法において、液滴のスプレーとして噴出させる。
図5aは、線A−A、すなわち組み立てられたデバイスの長手方向に沿ったスプレーデバイスの切断面の詳細を示す。図5bは、線B−Bに沿った断面図を示す。故に、この実施例において、作動膜10は、第1基板1と第2基板3との間に配置され、振動要素11を用いて作動され、すなわち振動され得、振動要素11のより柔軟な配置を可能にする。図1bにおける第2基板3において示される毛管保持チャネルが、代わりに作動膜10に組み入れられ得、これは、図5aおよび図5bにおいて詳細に示されており、該図において、毛管保持チャネル10a、10bおよび10cは、図1bのチャネル3e、3fおよび3gと同一の機能を有する。
図6a〜図6eは、いくつかのスプレーデバイスを1つの配置に結合する、完全なパッケージングシステムの実施例を示す。そのような配置は、2つ以上の噴霧器を有する、卓上用または壁掛け型の噴霧器のセット、すなわち、本発明に従ったスプレーデバイスとして用いられ得る。
そのような配置において、液体をいくつかのデバイスに供給し得る単一のリザーバ7が示される。勿論、リザーバ7には、補助コンパートメントが提供され得るか、またはリザーバ7は、複数の分離したリザーバから成り得、それぞれの対応するスプレーデバイスに1つを割当て、その結果としてそれぞれの分離したデバイスは、異なる物質が供給され得るか、または、この場合であり得るように、それぞれのデバイスは、単一で共通のリザーバから同一の物質を受け取り得る。図において示されるように、スプレーデバイスは、上述の実施形態におけるように、頂部パッケージング1、底部パッケージング3およびスプレーヘッド2を含む。
そのような配置を用いて、単純な、こぢんまりしたアセンブリのLego(登録商標)のようなシステムが取得され得、それぞれのスプレーデバイスに対して、リザーバは、カートリッジのような方法で、必要な場合には別のリザーバと交換され得る。例えば、リザーバのうちの1つが空になった場合には、該リザーバは、別のリザーバと容易に交換され得る。また、ユーザが、液体のディスペンスを変えることを好む場合、例えばユーザが異なる香りを用いることを望む場合には、ユーザは、好まない香りを有するリザーバを単に取外し、異なる香りを有する別のリザーバと交換し得る。あるいは、リザーバを有する完全なスプレーデバイスが、交換され得、または、スプレーデバイス自体だけが、別のスプレーデバイスと交換され得る。
故に、この複数のセットは、リザーバ、またはリザーバとスプレーデバイス、あるいはスプレーデバイスが交換されることを可能にし、ユーザに対して最大の柔軟性および選択を提供する。
図6aおよび図6bは、2つのデバイスのセットの実施例を示し、それぞれのデバイスは、互いと、およびリザーバ7と容易に固定される。
図6cおよび図6dにおいて、3つのデバイスを用いる実施例が示され、2つの端のデバイスは、図6aおよび図6bに示されるデバイスと同一であり、該端の2つのデバイスの間に容易に嵌合し得る、追加の中間のデバイスが提供される。勿論、望まれる場合には、追加の新たな中間のデバイスを加え、噴霧器のセットをさらに延長させることが可能である。
これらの実施例において、それぞれの分離したデバイスは、別のデバイスと相互接続されることによって、適切な電子制御手段による噴霧動作の制御を可能にする。
図6eは、プラグ接続式の変形における噴霧器のセットの、別の実施例を示す。このセットは、配置の中に一体化されたプラグを含み、壁にあるソケットに直接的に差し込み、噴霧器のセットに電力を供給することを可能にする。有利には、リザーバが空か満たされているかを示す、インジケータ12が提供され得る。勿論、そのようなインジケータは、それぞれのスプレーデバイスに提供され得る。さらに、強度調節手段13がまた、提供されることによって、噴霧される液体の処理量を変化させ、ユーザが個人の好みに応じて液体スプレーの拡散を変化させることを可能にし得る。
本発明の好適な実施形態をここで記述してきたが、この構想を組み入れた他の実施形態が用いられ得ることが、当業者には明確である。従って、本発明は、開示された実施形態に限定されるのではなく、添付の特許請求の範囲のみによって限定されるべきであることが感じられる。
図1aは、本発明の第1の実施形態に従った、揮発性液体ディスペンサーデバイスの第1基板の実施例を示す。 図1bは、第1の実施形態に従った、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスを第1基板とともに形成する、第2基板の実施例を示す。 図1cは、第1の実施形態に従った、組み立てられた揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスの液体入口区間に沿った断面図を示し、ここでは、第1基板および第2基板が、互いに接合され、外部リザーバに取り付けられている。 図1dは、第1の実施形態に従った、組み立てられた揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスのノズル膜に沿った断面図を示す。 図2は、第2の実施形態におけるノズル膜の代替的な配置を示す。 図2aは、第3の実施形態におけるノズル膜の別の代替的な配置の詳細図を示す。 図2bは、第4の実施形態におけるノズル膜の別の代替的な配置の詳細図を示す。 図3は、本発明に従った、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスのさらなる代替的な配置を示す。 図4aは、本発明に従った、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスのドーム型のノズル膜を有する別の実施形態を示す。 図4bは、本発明に従った、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスのドーム型のノズル膜を有する別の実施形態を示す。 図5aは、本発明に従った、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスの別の実施形態を示す。 図5bは、本発明に従った、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスの別の実施形態を示す。 図6a〜図6eは、同一のパッケージに取り付けられた、本発明に従ったいくつかの揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスを有する複数の噴霧器パッケージの実施例を示す。 図6a〜図6eは、同一のパッケージに取り付けられた、本発明に従ったいくつかの揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスを有する複数の噴霧器パッケージの実施例を示す。 図6a〜図6eは、同一のパッケージに取り付けられた、本発明に従ったいくつかの揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスを有する複数の噴霧器パッケージの実施例を示す。
符号の説明
1 第1基板
1a、1b、1c プライミングチャネル
1g ガス抜きチャネル
1d、1e 毛管保持区域
2a 液体出口手段
2c 空間
3 第2基板
3i 液体入口手段
11c 穴部

Claims (11)

  1. ディスペンスされる液体の物質を含むリザーバ(7)に接続される揮発性液体液滴ディスペンサーデバイスであって、該デバイスは、
    該液体の物質を含む空間(2c)を有し、かつ該デバイスから該液体の物質を噴出させる液体出口手段(2a)を有する第1基板(1)であって、該空間は、該液体出口手段に隣接するように配置されることによって、該液体の物質は、該液体出口手段を移動することによって該デバイスの該空間から出得る、第1基板と、
    該リザーバ(7)から液体の物質を受け取るように配置された接続手段(3i)を含み、該液体の物質が該リザーバから該デバイスに流入することを可能にする液体入口手段を有する第2基板(3)と、
    該空間(2c)の中の液体の物質を動かすように配置されることによって、該液体の物質が振動を受け、該液体出口手段(2a)に接触し、それによって液体液滴スプレーとして該デバイスから出る、作動要素(2b、8、10)と
    を備えており、
    該第1基板の該液体出口手段(2a)は、複数の出口ノズルを有する、穿孔されたノズル膜(2a)を含み、
    該第1基板(1)は、該リザーバ)から該液体の物質を受け取るように配置された、少なくとも1つの流体毛管プライミングチャネル(1a、1b、1c)を含むことによって、該液体の物質が該出口ノズルに隣接し、該ノズル膜を介する噴出のために該液体の物質をプライミングするように該チャネルを満たし、
    該第2基板は、該液体入口手段から該液体の物質を受け取るように配置された少なくとも1つの溝を含み、該少なくとも1つの溝は、該少なくとも1つの溝における毛管現象によって、該液体の物質を保持するように形成される、揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
  2. 前記第1基板は、前記液体の物質が前記液体出口手段(2a)から流れ出ることを防止するための、毛管保持区域をさらに含む、請求項1に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
  3. 前記液体出口手段(2a)は、前記流体毛管プライミングチャネル2つ以上含む、請求項1または請求項2に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
  4. 前記出口手段は、3つの流体毛管プライミングチャネルを含む、請求項1または請求項2に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
  5. 前記少なくとも1つの溝のそれぞれは、前記第1基板の、前記少なくとも1つの流体毛管プライミングチャネルのうちの対応する1つに隣接するように配置され、その結果として、該溝の中の液体の物質と前記チャネルとの間に流体による接触がある、請求項1記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
  6. 前記少なくとも1つの流体毛管プラミングチャネルは、前記ノズル膜の中に直接的に形成される、請求項1に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
  7. 前記流体毛管プラミングチャネルは、該チャネルの前記空間に隣接する側において開放されていることによって、該空間から前記液体の物質を受け取り、該チャネルの対向する側が穿孔されていることによって前記ノズル膜の前記出口ノズルを構成する、請求項に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
  8. 前記出口ノズルは、一部が隣り合うことによって液体出口スロットを形成する、請求項1から請求項のうちのいずれか1項に記載揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
  9. 前記ノズル膜は、ドーム型である、請求項1に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
  10. 前記作動要素は、圧電性バイブレータである、請求項1に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
  11. 前記作動要素は、SAWトランスデューサである、請求項1に記載の揮発性液体液滴ディスペンサーデバイス。
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