JP2007502143A - バルーン部材が引っ込んだ状態で取り付けられたカテーテル - Google Patents
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Abstract
本発明は、バルーンの少なくとも1つの端部が凹部内のカテーテルシャフトに取り付けられている。カテーテルの他の態様は、引っ込んだ状態で固定されたバルーンの両端部を有する。バルーンの引っ込んだ状態での取り付けは、凹部を持たない従来のカテーテルに必要であったものより小さい導腔開口を使用する機会を提供する。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
身体内腔へのカテーテル挿入は、身体へ物質を挿入するか又は身体から物質を取り除くために、医療処置においてなされることが多い。これらの処置の多くにおいては、望ましい挿入又は取り除きを達成するために、カテーテルを比較的安定した位置に維持することが必要である。消化器官給送用カテーテル(すなわち、栄養溶液を直接胃又は腸に投与することが可能なカテーテル)を使用する場合には、例えば、カテーテルが胃又は腸から誤って取り外されることがないことを確実にする必要がある。これは、実際に投与がなされているか又は流体を取り除く時、及びその間の時間の両方において言えることである。
カテーテルが適当な位置に維持されることを保証するために、カテーテルシャフトの末端部(患者側)の近くにバルーンを配置して使用することが一般的である。バルーンを膨らませると、バルーンが身体構造部分(すなわち管又は胃壁)に接触するようになり、これによりカテーテルが適当な位置から移動することを妨げられる。消化器官用給送の場合には、胃又は腸に通じる導腔が形成される。カテーテルはこの導腔を通って延びるように配置され、消化器官用給送溶液が浸透できるように、胃又は腸へのチャネルを形成する。
図1は、カテーテル10の近位端部15に配置されたヘッド14を持つ従来のバルーンカテーテル10の側面図を示している。ヘッド14はバルブを含み(示されず)、バルーンカテーテル10の中を通る流体の流れを調整する。ヘッド14は又、バルーンカテーテル10が導腔を通して患者の胃又は腸へ進むことを完全に妨げる。
カテーテル10が、胃及び/又は腸の壁から引っ張られることを妨げるために、バルーン18がカテーテルシャフト26に沿って配置される。任意に設けられる剛性先端部30を持つカテーテル10が示されており、この先端部30は、ヘッド14とは反対側の末端部17においてカテーテルシャフト26に取り付けられている。カテーテルシャフト26は、典型的には医療用シリコンで形成される。剛性先端部30は、これが存在する場合には、医療用シリコンで形成されることが多いが、通常はカテーテルシャフト26と同じぐらい剛いか又はカテーテルシャフトより剛くならないように形成される。
バルーン18が膨らんでいない時、バルーン18がカテーテルシャフト26を導管(図示せず)内に挿入するのを可能にするという理由から、バルーンは有益である。カテーテルシャフト26が導管内に適切に位置決めされると、注入器(図示されず)がヘッド14の側部ポート36内に挿入され、バルーン18を膨らませるために、流体がカテーテル10の内腔(図1には図示されず)を通してバルーン18の中に注入される。
バルーン18が膨らまされている間は、カテーテル10は導腔内に適切に位置決めされたままでいる。カテーテル10が取り外される必要がある場合には、バルーン18はしぼませることができ、カテーテルシャフト26及び剛性先端部30の引抜きを妨げないであろう。バルーンカテーテル10の位置は、取り外しが望まれるまでこのような状態で維持される。図1に示した型のバルーン18は、カテーテルシャフト26の周りに形成され、しぼむと、シャフト26の周りで縮小し、又は収縮するが、カテーテルの直径全体よりは明らかに大きいままである。
バルーン18のカテーテルシャフト26への取り付けは、バルーン近位端部20及びバルーン末端部22を対応するカテーテルシャフト26の外側表面上の位置に接着することにより形成されることが多く、それぞれ近位側カフス32及び遠位側カフス34が形成される。このようなカフス32及び34はバルーン18の縦方向領域にあり、その内径は、カテーテル10に取り付けられるそれぞれの点で、シャフト26の外径に対応しており、その2つの間の距離は膨らませていないバルーン18の長さとほぼ同じである。カフス32及び34は、バルーン18とカテーテルシャフト26の間に堅固で耐久性のあるシールを提供するのに十分な長さを持たなければならない。
図1に示されている従前技術のバルーン形態は、バルーンカテーテル10を患者内の適切な位置に維持するように機能するが、この型のバルーンカテーテル並びに他の公知のバルーンカテーテルは欠点を持っている。例えば、従前のバルーンカテーテルの欠点は、カテーテル10へのバルーン18の取り付け及び大きさに関する問題である。図1のカテーテル10に関して言えば、バルーン18は近位側カフス32及び遠位側カフス34をそれぞれ介してカテーテルシャフト26に取り付けられ、該カフスは、バルーン18の残りの部分から外向きに、又はこれから離れる方向に延びており、これらのカフスは、それらの点でシャフト26の直径を実効上増加させることになる。
使用においては、選択されたカテーテルを受け入れ、更に漏れを避けるために患者(図示されず)に対してバルーン18によるシールを形成する、できるかぎり小さい導腔を形成することが一般的に望ましい。従前のカテーテルにおいて、近位側に延びるカフス32の存在は、シャフト26の直径に付加的な寸法を加え、そのため、大きい導腔開口(図示されず)が必要とされる。すなわち、従前のカテーテルにおいては、バルーン18と患者(図示されず)の間に必要な接触又はシールを得るために、少なくとも近位側カフス32の一部分が導腔(図示されず)内にあるように、近位側カフス32はカテーテルシャフト26の外側表面上に配置される必要がある。カフス全体がカテーテルシャフト26の外側表面上に延びるか、該表面上に位置させられる場合には、この凹部なしの取り付けによりシャフトの実効直径(測定点でシャフトの直径にカフスの厚さを加えたもの)が増加されるので、近位側カフス32がカテーテルシャフト26の表面上に延びるようにされていないか、又はその一部分だけが該表面上に延び、或いは該表面上に位置させられている場合よりも、大きい導腔開口が必要とされる。
従前のバルーンカテーテルの別の欠点は、使用者に対する不快感である。カテーテルの末端部に接触するようになる身体的構造部分の刺激を減少する試みにおいては、従前の幾つかのカテーテルには、カテーテルシャフト26の先端部30の周りをバルーン18の遠位側カフス34により包み、次に遠位側カフス34をカテーテルシャフトの内側に取り付けるものがある。しかしながら、従前の装置においては、遠位側カフス34がカテーテルシャフト26の内側に取り付けられる場合には、カフスの厚さはシャフトの実効内径を減少させることになる。カテーテルシャフト26の実効内径の減少は、その中の流量を低下させる結果となる。したがって、遠位側カフスの内部取り付けが行なわれる場合に望ましい流量を得ることができるようにするには、長い給送時間が必要となるか又は大きいカテーテルシャフトに交換されなければならない。このように、いずれの代替的構成も欠点がある。
したがって、当技術において、従前の装置に関する困難点及び/又は欠点に遭遇することなくカテーテルシャフトに内側バルーンを取り付けることができるバルーンカテーテルについての必要性がある。
図1に示されているような従前のカテーテルの更に別の欠点は、カフス32及び34の縁部35及び37はそれぞれ、患者の中を通過するとき組織に引っかかることになるか又はそうでなければ刺激の原因となるか、又は刺激をもたらす縁部となる。
したがって、導腔の大きさを増加する必要がなく、カテーテルと患者の間に十分なシールを形成させることができるカテーテルの必要性がある。更に、当技術において、カテーテルへのバルーン又はスリーブの取り付けに関係する粗い又は鋭い縁部に患者が接触又は露出される度合いを減少し、これにより患者への刺激を減少又は除去することができるカテーテルの必要性がある。
上記した困難点及び問題点に対応して、凹部のカテーテルシャフトに取り付けられた膨らませ得る部材を持つカテーテルが開発された。より特定的には、本発明の1つの態様は、第一端部及び第二端部を有する膨らませ得る部材と、第一端部、第二端部、凹部を持つ外面、流体連通のための第一内腔及び膨張部材に流体連通させられる第二内腔を持つ細長いシャフトを持つカテーテルに向けられており、膨らませ得る部材の第一端部の少なくとも一部分がシャフトの凹部に取り付けられている。シャフトは、膨らませ得る部材の第二端部が取り付けられる第二凹部を持つことができる。
本発明の別の実施形態は、膨らませ得る部材及び細長いシャフトを有するカテーテルに向けられる。膨らませ得る部材は、第一端部及び第二端部を有し、膨らませ得る部材の各々の端部は厚さを持っている。細長いシャフトは、壁、流体連通のための第一内腔及び膨らませ得る部材に流体連通させられる第二内腔を有する。シャフトの壁は、外側壁及び凹部を有する。更に壁は、凹部の直ぐ近くにおける第一厚さと、第二厚さの凹部を有する。この実施形態においては、膨らませ得る部材の第一端部の少なくとも一部は、シャフトの凹部に取り付けられ、膨らませ得る部材の第一端部の少なくとも一部の厚さと、凹部内における壁の第二厚さの厚さとが、壁の第一厚さより大きくない。
本発明は又、細長いシャフト及び膨らませ得る部材を含むカテーテルに向けられている。細長いシャフトは、第一及び第二端部を持つ。膨らませ得る部材は、シャフトの第一端部に対して近位端部及び末端部を有し、近位端部及び末端部の各々は厚さを有する。細長いシャフトは更に、外側表面及び凹部を持つ壁を有する。シャフトは、少なくとも凹部の直ぐ近くにおける第一直径と、第二直径の凹部とを有する。細長いシャフトは又、流体連通のための第一内腔及び膨らませ得る部材に流体連通させられる第二内腔を含む。本発明のこの態様においては、膨らませ得る部材の近位端部の少なくとも一部は、シャフトの凹部に取り付けられ、膨らませ得る部材の近位端部の少なくとも一部の厚さとシャフトの凹部の第二直径とが、シャフトの第一直径の約1.15倍より小さい。
本発明は、第一端部及び第二端部を有し、各々の端部が厚さを有する、膨らませ得る部材と、細長いシャフトとを含むカテーテルに向けられている。細長いシャフトは、流体連通のための第一内腔と、膨らませ得る部材との流体連通のための第二内腔と、外側表面及び凹部を有する壁とを含む。壁は又、凹部の直ぐ近くの少なくとも第一直径と、第二直径の凹部とを有する。カテーテルは、膨らませ得る部材の第一端部の少なくとも一部がシャフトの凹部に取り付けられる場合には、膨らませ得る部材の第一端部の厚さの少なくとも一部及び凹部の壁の第二直径は、壁の第一直径の約1.25倍より小さくなるようにする。
本発明の別の実施形態は、流体が通過できる少なくとも2つの開口を持つヘッドと、該ヘッドから延びるカテーテルシャフトと、第一端部及び第二端部を持つスリーブとを有するバルーンカテーテルに向けられている。カテーテルシャフトは、少なくとも2つの開口に対して連通状態にあるように配置された第一及び第二内腔を持ち、かつ、内部、外部、外径及び凹部を有する。スリーブの各々の端部は厚さを有する。この実施形態においては、スリーブの第一端部の少なくとも一部は、シャフトに沿って凹部に取り付けられ、シャフトの凹部の外径と凹部に取り付けられたスリーブの第一端部の少なくとも一部の厚さを加えた値が、凹部の直ぐ近くにおけるシャフトの外径の約1.15倍より小さいものとする。膨らませ得る内腔を、スリーブとシャフトの間に形成することができる。
更に本発明の別の態様は、カテーテルを導腔内に維持することができるように、身体内腔に導腔を通して設置するように形成されたカテーテルに向けられる。カテーテルは、全体として、ヘッド、第一端部及び第二端部を持ち、各々の端部が縁部を持つ膨らませ得るスリーブ、更に縦方向に延びる少なくとも第一内腔、第一端部、第二端部、内部、内径及び凹部を持つ細長いシャフトを含むことができる。スリーブの1端部の少なくとも一部は、シャフト内の凹部に取り付けられ、シャフトの実効内径は、スリーブ端部の縁部において、凹部の直ぐ近くにおけるシャフトの内径の少なくとも約90%とする。
本発明の更に別の態様は、一般的に、ヘッド、第一端部及び第二端部を有し、各々の端部が縁部を有する、膨らませ得るスリーブと、縦方向に延びる少なくとも第一内腔、第一端部、第二端部、内部、内径及び凹部を有する細長いシャフトとを含むカテーテルに向けられる。スリーブの1端部の少なくとも一部は、シャフト内の凹部に取り付けられ、スリーブ端部の縁部でシャフトの実効内径が、凹部の直ぐ近くにおけるシャフトの内径の約0.95倍より大きくなく、更に、約0.97倍より大きくないことが望ましい。
以下に述べられる本発明の例示的実施形態の詳細な説明及び添付された図面を参照して、本発明はより十分に理解され、かつ、特徴及び利点が明らかになるであろう。
本発明の上記及び他の目的、特徴並びに利点は、添付した図面と共に示された、次に続く詳細な説明を考慮することにより明らかになるであろう。
本発明の様々な要素に番号で表示を与えた図面を参照し、当業者が本発明を実現し、かつ使用できるように説明する。各々の例は、本発明の説明のために与えられたもので、本発明を限定するものではないことが認識されるべきである。例えば、1つの実施形態に対して述べられ又は説明された特徴を、別の実施形態において利用し、更なる実施形態とすることができる。これら及び他の変更及び修正は、本発明の範囲及び意図内のものとする。
膨らませ得る部材について言及されているが、膨らませ得る部材という用語は、これらに制限されるものではなく、バルーン、スリーブ、膨らませることができる部材、他のあらゆる適当な膨らませることが可能な手段、及び同様のものを意味するか又は含むものであることが認識されるであろう。しかしながら本発明を容易に説明し、かつ、理解できるようにするために、しかも、これにより制限されることがないものとして、膨らませ得る部材は、今後バルーンとして示されるであろう。開示全体にわたってバルーンを膨らませることについて言及されているが、本発明は膨らませのみに制限されるものではないことが認識されるであろう。すなわち、ここで用いられる膨らませは、本開示を容易に説明し理解するためではあるが、膨らませという用語は、これらに制限されるものではなく、膨張、拡大、膨潤及び同様のものを意味するか、又は含むものである。
図2、3及び図3Aを参照すると、本発明の教示により形成されたカテーテル110の側面図、断面図及び部分的断面図がそれぞれ示されている。カテーテル110は、一般的に、ヘッド114(図2及び図3)、バルーン118、及びカテーテルシャフト126を含む。ヘッド114(図2及び図3)は、患者(描かれず)に対し塊状物を供給し、或いは、他の栄養溶液、調合剤、及び同様のものを付与するために、シャフト126内に給送用内腔156(図3及び図3A)に通じる開口140(図2及び図3)をもつ。カテーテル110(図3及び図3A)には又、カテーテルシャフト126の末端部112(図3及び図3A)に取り付けられた任意に設けられる剛性先端部130(図3及び図3A)が示されている。剛性先端部130(図3及び図3A)は、内面133(図5−7A)を持ち、これは流体、溶液、ある種の固体、又は同様のものがカテーテル110(図2及び図3)を通って、カテーテルの中へ又は外へ通過するように形成された通路を定める。栄養調合剤の逆流を防ぐために一般的に含まれる逆止バルブ152(図3)が、開口140(図2及び図3)と膨張用内腔168(図3及び図3A)の間に配置されている状態が示されている。膨張用ポート148(図2及び図3)が、ヘッド114(図2及び図3)に配置され、シャフト126に縦方向に延びる膨張用内腔168(図3及び図3A)と連通する。バルーン118及びシャフト126により形成された内腔135(図3及び図3A)に向かって、ポート172でシャフト126に横方向に終結する膨張用内腔168(図3及び図3A)が示されている。
一方向バルブ164(図3)を、膨張用ポート148と膨張用内腔168(図2及び図3A)の間に配置することができる。膨張用ポート148(図2及び図3)によって膨張用内腔168(図2及び図3A)の中に及び/又は内腔上に、空気又は生理的食塩水などの正の流体圧を付与し、流体がバルーン118とカテーテルシャフト126の間の内腔135(図3及び図3A)を満たすようにしてバルーン118を膨らませることができる。バルブ164(図3)は、バルーン118の意図しないしぼみを妨げることができる。ヘッド114(図2及び図3)に関連して、開口140(図2及び図3)のためのプラグ142(図2及び図3)と、該プラグ142を待機位置に保持するための連結紐144(図2及び図3)が示されている。プラグ142は、開口140に挿入され、これにより開口140が使用されない時に感染を減少又は妨げる。給送用内腔156(図3及び図3A)は、シャフト126を通って縦方向に延び、シャフト126の第二端部又は末端部112(図3及び図3A)で終わるように示されている。ここで用いられる「近位」及び「末端」という用語は、説明及び理解し易い目的のためだけであって、ここでは、図2、3、5、6、7及び8に示されるように本発明の望ましい実施形態のヘッドに関する要素の位置を示すために使用されていることが認識されるであろう。
シャフト126(図2−3A、図5、図6及び図7)の外側141(図2−3A及び図5B)とバルーン118(図2−7A)の間に定められた内腔135(図3及び図3A)の大きさ及び形状は、製造に際して種々異ならせることができるか、又は使用者又は使用する医療介護人によって制御することができることが認識されるであろう。更に、より詳細に以下に述べているように、カテーテル110(図2及び図3)のバルーン118は、膨らませるか、又は膨らませない形態のいずれか、又は両方の大きさ及び/又は形状を持つように設計することができる。バルーン118(図2−7A)の長さ及び/又はバルーン118(図2−7A)の端部120(図2−4)及び122(図2−4)が取り付けられるシャフト126に沿った点を種々異ならせることは、形成されたバルーンの形状に影響する。
膨らませた状態でのバルーンの形状を制御する別の適当な手法は、これに制限されるものではないが、図4に160、160′、及び160″で示されているような環状リングを含むものであり、これらのリングは、1つ又はそれより多い方向にバルーンの膨張を制限し、又は助長」することができる。形成されたバルーンの形状を制御する他の適当な方法は、これに制限されるものではないが、Willis他の米国特許第6,264,631号に記載されており、その全体が引用によりここに組み入れられる。例えば、複数の環状リングを、バルーンの近位端部近傍に位置させることができる。これらのリングは、膨張用媒体の多くの体積をバルーンの末端部に押しやり、それによって、該媒体を先端部の方向に拡がらせる。別の実施形態においては、複数の中央部に位置された環状リングが、バルーンの膨らみに抗して半径方向の付勢作用をもたらす。これらの力は、バルーンを縦方向に拡がらせる。近位側膨張は、近位側身体内腔壁により制限される。その結果、先端部の膨張は更に強調される。更に別の実施形態においては、膨らまされていないバルーンが、取り付けられているシャフトの部分より長い。このことは、膨らませた場合、バルーンがバルーンカフスと重なり更に縦方向に膨張させられるために、縦方向に余剰部分を形成する。前に示された実施形態におけるように、バルーンの近位側壁は、バルーンの末端膨張を助長することができる。更に別の実施形態においては、バルーンは、近位側端部に厚い部分すなわち壁、更に末端部に薄い部分すなわち壁を持つことができる。このような実施形態においては、近位側カフスに近い部分でのバルーンの固有の習性によって、膨らみの大部分が固有の習性が比較的弱い遠位側カフスの近くで起こるように強制される。
バルーンカテーテル110(図2、3、5、6及び7)の様々な部品は、適当な材料のいずれで形成してもよく、医療用シリコン又は同様のもののような生物学的適合性材料から形成されることが望ましい。更に、バルブ152(図3)及び164(図3)は、適当な材料のいずれにより形成してもよいが、ポリカーボネートのような適当なポリマーで形成することが望ましい。
図1に示した従前のバルーンカテーテル10は、バルーン18の膨らまされる部分から遠ざかる方向にカテーテルシャフト26上でほぼ長さ方向に延びるか、又はカテーテルシャフト26の直径に付加寸法をもたらすものとなるアタッチメントを含むものであるが、このような従前のバルーンカテーテル10とは異なり、図3及び図3Aに示す本発明の実施形態によるバルーン118の第一すなわち近位端部120は、凹部127(図3A)においてカテーテル110に取り付けられる。すなわち、バルーン118の第一端部120は、少なくとも部分的には、カテーテルシャフト126と同軸状態になるように該カテーテルシャフト126に沿って縦方向に延び、例えば第一カフス132を形成するようになるが、カテーテルシャフト126は、バルーン118の第一カフス132の少なくとも一部を受けるか、又は受け入れることができる凹部127を持つことが望ましい。凹部127(図3A)は、種々異なる直径とすることができるが、凹部127は、第一カフス(図3及び3A)の少なくとも縁部121(図3−4)を受け入れることできるものが望ましく、更に、第一カフス132全体を受け入れ可能であることが望ましい。いずれの場合においても、凹部127(図3A)の第一カフス132の周囲の隙間を最小にするか又は避けることが望ましい。カフス132(図3及び3A)の縁部121(図3−4)は、ヘッド114(図3)に最も近位である凹部127(図3A)の近位側縁部143(図3)に対して同一平面内に位置決めされることが望ましい。第一カフス132(図3及び3A)の隙間、更により特定的には第一カフス132の縁部121(図3−4)の隙間を最小にし、又は避けることは、患者と接触し、更に以下に詳細に述べるように、刺激の原因となり更に/又は細菌を表面上に与えるようになる多くの縁部を減少するものとなる。幾つかの実施形態においては、凹部は、カテーテルシャフト(図2−3A、5、6及び7)の中央軸146(図2)に対してほぼ平面状又は平行とし、他の実施形態においては、凹部127a(図5A)は、ヘッド114(図5)に最も近い凹部127a(図5A及び5B)の縁部143(図5B)から該凹部127a(図5A及び5B)の反対側の端部145に漸次的な移行が生じるように、テーパ状とすることができる。テーパは、凹部127aの底面147(図5B)がカテーテルシャフト126の外面141に対して単に滑らかに連続し、又は連なり、凹部127aの縁部143(図5B)とは反対側の凹部127aの端部145(図5B)は、目視できず、又は容易に認識されることもない(図5Bに示すように)ようにすることができる。
バルーン端部が凹部内に完全に受け入れられる構成、並びに、バルーンの端部のいずれかの部分が受け入れられる構成の利点は分かるであろうが、これらの利点の幾つかを以下に示す。
本発明の少なくとも1つの望ましい実施形態を説明してきたが、本発明のカテーテルは、小さい実効外径を持つカテーテル、及び/又は、バルーン端部の内部取り付けを行うが、カテーテル内を通る可能な流量を減少することがないカテーテル、又はこの内部取り付けがない初めの場合に達成可能であった流量を達成できるカテーテル提供するのに望ましいことを認識できるであろう。
ここに示唆されているように、カテーテルの凹部の外径とバルーンの端部の厚さの組み合わせは、凹部の直ぐ近くのカテーテルシャフトの外径より大きくなく、更に小さくもないことが望ましい。このような望ましい直径は、カテーテルの取り付けを補助することができ、更に幾つかの実施形態においては、ここでより詳細に述べられるように、刺激を起こさせるか、又は細菌繁殖の表面を与える原因となる縁部(図3及び図3Aにおける縁部121のような)の数または大きさを減少する。
ほとんどの実施形態においては、バルーンの端部をカテーテルシャフトに沿って完全に引っ込ませることが望ましいが、本発明は、幾つかの実施形態においては、バルーンの端部がカテーテルシャフトの表面に対して部分的にのみ引っ込ませることができることを考えている。例えば、本発明のある実施形態においては、特に小児科用装置のように小さいフランスサイズである場合には、カテーテルシャフトの内径及び/又は外径の制限、カテーテルシャフトの壁の厚さの制限のために、及び/又は、バルーンの端部又はカフスが、必要とするシールを効果的に形成するためには最小の大きさ又は厚さか必要であることのために、バルーンの端部を完全に引っ込ませることができない。更に、少なくとも幾つかの実施形態におけるように、カテーテルが適切に配置された状態のもとで、バルーンの端部又はカフス全体が導腔内に配置されるようにならない場合には、バルーンの端部又はカフスを完全に引っ込ませる必要はない。すなわち、1つ又はそれより多くの実施形態においては、バルーン118(図2−7A)の第一端部120(図2−4)は、ある程度の長さの直径を持ち、端部120全体がカテーテルシャフト(図2−3A、5、6及び7)に沿って凹部127(図3A)に取り付けられているかどうかにかかわらず、患者(図示されず)内にカテーテルが設置されている時には、縁部121(図3及び3A)に近い側にある端部120の一部分の長さだけが、導腔内に存在するようにすることができる。このように、カテーテルの遠位端から凹部127(図3A)の縁部143(図3及び5A)までのすべての部分の実効外側直径すなわち外径が、凹部127の直ぐ近くのシャフト126(図2−3A、5、6及び7)直径より小さいことが望ましいが、シャフト126及びバルーン118(図2−7A)の端部120(図2−4)の実効外径は、凹部に沿った少なくとも1つの点で、凹部が存在しなかった場合よりも小さいものとする必要があるだけである。すなわち、バルーン118の第一端部120(図2−4)の厚さと凹部127(図3A)の壁の第二直径とは、凹部の直ぐ近くの壁における第一直径の約1.25倍より小さく、より望ましくは約1.15倍より小さい。ある実施形態又は適用例においては、バルーン118の第一端部120(図2−4)の厚さと凹部127(図3A)の壁の第二直径とが、凹部の直ぐ近くの壁における第一直径の約1.1倍より小さく、約1.05倍より小さく、約1倍より小さく、約0.95倍より小さいことが望ましく、更には、約0.9倍より小さいことがより望ましい。これらの直径は、バルーンが膨らませていない状態の時に最も容易に観ることができることが認識されるであろう。更に、バルーンの膨らませ得る部分が上記の直径を越えるが、カテーテルシャフトに取り付けられた端部120、122又はカフス132、134が上記した直径に含まれる場合には、その実施形態は、本発明の特許請求の範囲内であると考えられることが認識されるであろう。ここに述べたように、上記した直径は、凹部内のカフスの長さに沿って少なくとも1つの点(例えば、凹部内のバルーンの取り付けに最も近位の点で)にだけ存在することができるが、直径が、凹部に取り付けられたカフス又は端部の長さのほとんど全体に沿って存在することが望ましい。
バルーン118(図2−7A)の第二端部122(図2−4)は、これらに制限されるものではないが、バルーン118(図2−7A)の第一端部120(図2−4)を取り付けるために使用されたのと同じ方法を含む、種々異なる方法でカテーテル110(図2、3、5、6及び7)に固定することができる。したがって、バルーン118の第二端部122(図2−4)をカテーテルシャフト126(図2−3A、5、6及び7)に取り付けることは、例えば、図5A及び6Aに示されるように、凹部129においてなされることができる。本発明のすべての実施形態が、バルーン118の第二端部122(図2−4)を凹部129(図5A及び6A)において取り付け、又はバルーン118の第二端部122をカテーテルシャフト126に取り付けることを要求するわけではない。バルーン118の第二端部122を本発明のカテーテル110(図2及び3)に、直接又は間接的に取り付けるあらゆる適当な方法が、本発明において考えられる。
種々異なる方法でカテーテル110に取り付けることが可能であることに加えて、バルーン118は、種々異なる位置でカテーテル110(図2、3、5、6及び7)に取り付けることができることが認識されるであろう。カテーテル110(図2、3、5、6及び7)の大きさ、並びにバルーン118(図2−7A)の長さ(膨らませた時及び膨らませない時)は、カテーテル110が使用される身体内腔(図示されず)の大きさ及び形状、更にカテーテル110を通して動かされる物の性質によって種々異ならせることができることが更に認識されるであろう。すなわち、幾つかの例においては、他の実施形態におけるものより大きく、及び/又は広いシャフトを持つカテーテルを使用することが望ましい。
更に、図5−6Aのように、カテーテルシャフト126の内部に沿って凹部129(図5A及び6A)を設けることは、カテーテルシャフト126の内径を本発明による凹部を持たないカテーテルのものより小さくする必要があることを必ずしも意味するものではなく、更にカテーテルシャフト126の内面133(図5−7A)に沿って凹部129(図5A及び6A)を設けることは、凹部なしの実施形態より大きい外径を持つシャフトを持つカテーテルを使用することを必要とするものでもないことが認識されるであろう。
上記したように、幾つかの実施形態においては、バルーン118のカフス(例えば132又は134)の厚さを完全に受けることができない凹部を設けることが必要であることが認識されるであろうが、バルーンの端部又はカフスの部分的隠蔽をもたらす凹部は、凹部を設けていない従来のカテーテルを改良したものであることが、更に認識されるであろう。特に、カテーテルシャフト126の外面141(図2−3A)に沿ってバルーン端部を部分的に隠蔽する凹部を持つ本発明の実施形態は、ある程度の実効外径の減少が、導腔寸法を最小にするという潜在的減少の可能性をもたらす点で、通常のカテーテルに比べて利点を示すものである。少なくとも1つの実施形態においては、カテーテルシャフト126の外面141に沿った凹部を使用すると、凹部を持たない入手可能な通常の装置で可能なものより小さい、約2フランスサイズ(各々が約0.013インチ)の寸法を持つカテーテルの使用が可能となることがわかった。更に、カテーテルシャフト126(図2−3A、5、6及び7)の内面133(図5−7A)に沿ってバルーン端部を少なくとも部分的に隠蔽する凹部129(図5A及び6A)を持つ本発明の実施形態は、凹部がなく、バルーン端部122(図2−4)を隠蔽しない場合より大きい流量をシャフト内においてもたらす機会を提供する。更に、最小の内径が必要とされる実施形態においては、外径は、凹部の利点のないバルーンの内部アタッチメントを持つ通常のカテーテルほどには増加させる必要はない。更に、バルーンの端部がシャフト126(図2−3A、5、6及び7)の内側すなわち内面133(図5−6A)上の凹部129(図5A及び6A)に取り付けられる場合には、シャフト126(及び、取り付け部に最も近い点でのバルーン)の実効内径が、凹部129(図5A及び6A)の直ぐ近くにおけるシャフト126の内径の少なくも約90%となるようにすることが望ましい。更にバルーンの端部が、バルーン取り付け部に最も近い点(例えば、図2−5A及び図6−7Aに示したようにバルーン118の端部122の縁部123で)でのシャフト126(図2−3A、5、6及び7)の実効内径が、凹部129の直ぐ近くにおけるシャフトの内径の約0.95倍より小さくないことが望ましく、更に約0.97倍より小さくないことが望ましい。シャフトの外面に凹部がある場合には、内面凹部は、カテーテルシャフトの長さに対して深さが均一である必要はないが、凹部を持たない従来のカテーテルに対し、少なくとも幾つかの改善を提供することが望ましい。
上記したように、本発明は、シャフト126の第二端部112(図3及び3A)に取り付けられることができる先端部130(図3、3A、5−6A及び8)を含むことを考えている。先端部130は、シャフト(例えばシャフトと一体に形成されている)の一部分とすることができるか、又は別個のアタッチメントとすることができることが考えられている。先端部130が存在する部分においては、バルーン118(図2−7A)の第二端部すなわち末端部122(図2−4)は、先端部130又はシャフト126に取り付けることができる。カテーテルシャフトの一体の部分として存在するか、或いは別個に形成されその後取り付けられるかのいずれであっても、先端部130はカテーテル110の一部とみなされるべきである。すなわち、例えば、カテーテルシャフト又は先端部に直接取り付けられているかどうかにかかわらず、各々の実施形態はカテーテルに取り付けられているとみなされるべきである。同じことが、カテーテルのシャフト126への内部アタッチメント又は先端部130に対しても考えられる。
これまで、カテーテルシャフト126(図2−3A、5、6及び7)の内面133(図5−7A)又は外面141(図2−3A)にバルーンを取り付けることに関して述べてきたが、バルーン118(図2−7A)の第二端部122(図2−4)は、代替的に、カテーテル110の先端部130(図3、3A、5−6A及び8)の遠位側157(図5B)に取り付けることができる(図示されず)。更に、先端部130とバルーン118とは、互いに別個に形成することが必要であるというものではなく、先端部は一体部品250(図8)の一部分とすることができ、該一体部品250がバルーン218と一体に形成された先端部230を含むものも考えられる。例示的な一体部品の更に詳細な説明及び理解は、同一出願人で係属中の「CATHETER WITH UNITARY COMPONENT」という名称の2002年11月30日付けのMcMichael他による米国特許出願一連番号10/306,999号(代理人整理番号17,110A号)、「PROCESS FOR SECURING A TIP MEMBER TO CATHETER DURING PRODUCTION OF THE TIP MEMBER」という名称の2002年11月30日付けのMcMichael他による米国特許出願一連番号10/306,992号(代理人整理番号17,110B号)及び「PROCESS FOR PRODUCING UNITARY COMPONENT AND A CATHETER HAVING A UNITARY COMPONENT」という名称の2002年11月30日付けのMcMichael他による米国特許出願一連番号10/306,994号(代理人整理番号17,110C号)に記載されており、それぞれその全体が引用によりここに引用される。
認識されるように、上記されているものと同様に本発明の開示及び特許請求の範囲内と考えられるカテーテルは、従前技術のカテーテルより幾つかの利点を持っている。例えば、カテーテルシャフト126(図2−3A、5、6及び7)に沿って、凹部127(図3A)にバルーン118(図2−7A)の近位端部120(図2−4)を取り付ける結果、従来の装置のように、シャフト126の実効外径に、バルーン118の第一端部120(図2−4)及び/又はカフス132(図3及び3A)が付加されないか、或いはあまり多くは付加されないので、本発明のカテーテルの使用者は、小さい導腔開口(図示されず)を利用することが可能となる。特に、本発明のバルーン及びカテーテルと比較対象の従前技術の装置が、本発明のカテーテルにおける凹部を除けば他の点では同じであるという比較目的のための仮定をすれば、バルーンの端部がカテーテルシャフトに沿って凹部に取り付けられた状態では、バルーンの端部の取り付け点において、本発明の実効外径(すなわちバルーンの取り付け点でのシャフトの直径にバルーン端部の厚さを加えたもの)が、凹部を持たない従前技術のシャフトの外径より小さくなる、という望ましい状態が得られる。その結果、カテーテルシャフトの実効直径が前技術のものより小さくなるので、当業者は、小さい導腔開口を使用できることを認識するであろう。別の言い方をすると、カテーテル110が正しく位置決めされた状態では、バルーン(図2−7A)のカフス132(図3及び3A)の全体又は一部が導腔(図示されず)の凹部127(図3)におけるカテーテルシャフトの外面141(図2−3A)上にないようにして、患者(図示されず)と、カテーテル110(図2−3A)との間に必要なシールを形成することができるので、幾つかの場合においては、最小の導腔寸法を減少させることができる。上記したように、導管の大きさを約2フランスサイズ(注:1フランスサイズは約0.013インチの直径と等しい。)まで減少することが、本発明の少なくとも1つの実施形態の使用することで、今までのところでは達成することができた。導腔サイズの減少は、すべてについて顕著なものではないが、どんな減少も通常の装置に対して利点を提供することが認識されるであろう。
更に、カテーテルシャフト126(図2−3A、5、6及び7)の外面141(図2−3A)上に延びるバルーンカフス132(図3及び3A)が、(適切に位置されている状態で)患者の導腔内に位置するのを避けるようにするか、又はその量を最小にすることにより、本発明のバルーン118は、患者との間に良好なシールを与えることができる。良好なシールが与えられる少なくとも1つの理由は、導腔(図示されず)を小さいものとすることができるので、流体(導腔側に存在する場合)が通過するための開口が小さくてすむからである。
更に、凹部127(図3A)、129(図5A及び6A)のカテーテルシャフト126(図2−3A、5、6及び7)に取り付けられた1つ又はそれより多い端部120、122を有するカテーテルを使用することは、装置の挿入及び/又は取り外しの時に、刺激を少なくし、かつ汚染の可能性を減少させる結果となる。すなわち、例えば、バルーン118(図2−7A)の端部120(図2−4)又は122(図2−4)各々に、縁部121(図3−4)又は123(図4)がそれぞれ存在する。このように、本発明のバルーン118の少なくとも1つの端部120(図2−4)又は122(図2−4)がカテーテルシャフト126(図2−3A、5、6及び7)に引っ込んだ状態又は部分的に引っ込んだ形態で取り付けられる場合には、バルーン118の少なくとも1つの縁部121(図3−4)又は123(図4)は患者に露出されないか、或いはほとんど露出されることがないようになる。従前技術のカテーテルは、典型的には2つの完全に露出された端部を持っていて、患者に入れたり或いは患者から出したりする時に組織に引っかかるか、又は他の点で刺激の原因となったり刺激を導くものとなっていた。ここで示され、かつ述べられたように、バルーン118の端部120(図2−4)又は122(図2−4)が引っ込んだ状態及び/又は裏返された状態である結果として、本発明のカテーテルは、バルーン118の端部120又は122で粗い縁部との接触又は縁部に露出されることを、これらが除去されていない場合には、減少させるであろう。この接触又は露出の減少は、従来のアタッチメント又はカフス32、34(図1)又はこれらに関連した縁部35、37(図1)によりもたらされる、患者への刺激を減少又は除去することができる。露出された縁部の減少又は除去は、細菌及び同様のものが蓄積及び/又は繁殖する可能性がある表面積も減少させ、感染の可能性は本発明のカテーテルを使用することで減少させることができる。
カテーテルシャフトに沿って凹部に又は凹部内に端部が取り付けられたバルーンを使用することは、バルーン及び/又はその端部を受けるのに必要な大きさより大きくない寸法にされたカテーテルについてのみ、これを使用することができるか、又は使用しなければならないということを意味するものではなく、むしろ、本発明は、従来の装置より小さい実効外径のカテーテルシャフトを使用することに医療介護人が関心をもつならば、そのような使用の可能性を与えるものであると、認識されるであろう。
更に、バルーンの端部は、種々異なる長さを持つカテーテルシャフト上の凹部に取り付けることができるが、カテーテルシャフトに裏返されて取り付けられた1つ又はそれより多い端部(図7−8に示されている)を持つバルーンは、従来技術のバルーンカテーテルにおいて従来可能であったものより短いカテーテルシャフトとの使用に適している。本発明のカテーテルのシャフトは、バルーンを受け、かつ、カテーテルの目的を可能にするのに十分な長さが必要であるが、カテーテルはあまり長い必要はない。すなわち、バルーン118の1つ又はそれより多い端部を裏返すことは、従来の装置と比較して、必要なシャフト126の長さを減少することができ、本発明のシャフトは、従来の装置の場合のように、両端部でバルーンの残りの部分から延びるバルーンシャフトを受けるために、シャフトに加える付加的寸法を必要としない。上記したように、カテーテルシャフトの長さの減少は、従前技術の装置に関連して生じていた刺激を減少又は最小にすることができる。すなわち、カテーテルシャフト126が短くなるので、カテーテル110(図2−3A、5、6及び7)の末端部112(図3及び3A)又は先端部130(図3、3A、5−6A及び8)は、カテーテルが配置される身体内腔(図示されず)とは反対側に接触することが少なくなり、その結果、このような接触に関連する刺激及び/又は不快感をもたらすことが少なくなる。バルーンの裏返された端部が、カテーテルに沿った凹部に取り付けられる場合には、凹部は、カテーテル及びバルーンの残りの大きさ及び形状に応じて、最小の導腔寸法を更に減少することができる。更に凹部は、バルーンの裏返された取り付けと同様にバルーンの膨らませ得る部分を受け、カテーテルの実効外径を減少することができるのに十分な大きさとすることができ、或いは少なくとも裏返された取り付けのない実施形態において、受けるために必要とされる導管寸法分を増加する必要はない。
本発明の各々の実施形態は、ここで述べられ又は考慮された各々のいずれかの部品を持たない場合があり、及び/又は、ここに述べられ又は考慮された各々のいずれかの利点を奏しない場合もあろうが、すべてのこのような実施形態は、開示及び添付された特許請求の範囲内とみなされる。
様々な特許及び他の参照資料が、該資料と説明された明細書との間に不一致が生じる範囲まで、引用によりここに組み入れられているが、記載された明細書が支配的ある。更に、本発明は、特定の実施形態について詳細に説明をしているが、当業者は、本発明を理解する時、示した実施形態の代替物、修正及び同等のものを容易に認識することができる。本発明は、添付された特許請求の範囲及びこれらに対する均等のものの範囲内に、このような修正及び変更を含むことが意図されている。
110 カテーテル
114 ヘッド
118 バルーン
121 縁部
126 シャフト
127 凹部
130 剛性先端部
132 カフス
140 開口
142 プラグ
146 中央軸
148 ポート
114 ヘッド
118 バルーン
121 縁部
126 シャフト
127 凹部
130 剛性先端部
132 カフス
140 開口
142 プラグ
146 中央軸
148 ポート
Claims (21)
- 第一端部及び第二端部を有する、膨らませ得る部材と、
第一端部及び第二端部と、凹部を持つ外面と、流体連通のための第一内腔と、前記膨らませ得る部材に流体連通させられる第二内腔とを有する細長いシャフトと、
を含み、
前記膨らませ得る部材の前記第一端部の少なくとも一部は、前記凹部内において前記シャフトに取り付けられていることを特徴とするカテーテル。 - 前記シャフトは、前記膨らませ得る部材の前記第二端部の少なくとも一部が取り付けられる第二凹部を持つことを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 前記シャフトは、凹部を持つ内面を更に含み、前記膨らませ得る部材の前記第二端部の少なくとも一部は、前記シャフトの前記内面の前記凹部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 前記シャフトの前記第二端部は、先端部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 前記先端部は凹部を有し、この凹部に前記膨らませ得る部材の前記第二端部の少なくとも一部が取り付けられたことを特徴とする請求項4に記載のカテーテル。
- 前記先端部は、前記シャフトの一部分であるか又は別個のアタッチメントであることを特徴とする請求項4に記載のカテーテル。
- 前記膨らませ得る部材の前記第二端部の少なくとも一部は、前記先端部に取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のカテーテル。
- 前記膨らませ得る部材が一体に形成された先端部を有する一体の部品を含み、前記先端部が前記シャフトの前記第二端部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 第一端部及び第二端部を有し、前記各々の端部は厚さを有する、膨らませ得る部材、及び、
外面及び凹部を有し、前記凹部の直ぐ近くの少なくとも第一厚さと前記凹部における第二厚さとを有する壁と、
流体連通のための第一内腔及び前記膨らませ得る部材に流体連通させられる第二内腔と、
を有する細長いシャフト、
を備え、
前記膨らませ得る部材の前記第一端部の少なくとも一部が、前記凹部内において前記シャフトに取り付けられ、前記膨らませ得る部材の前記第一端部の少なくとも一部における前記厚さと前記凹部の前記壁の前記第二厚さとが、前記壁の前記第一厚さより大きくないことを特徴とするカテーテル。 - 第一端部及び第二端部を有し、前記各々の端部が厚さを有する、膨らませ得る部材、及び、
外面及び凹部を有する壁と、
流体連通のための第一内腔及び前記膨らませ得る部材に流体連通させられる第二内腔と、
を有し、前記凹部の直ぐ近くに少なくとも第一直径を、前記凹部に第二直径を有する細長いシャフト、
を備え、
前記膨らませ得る部材の前記第一端部の少なくとも一部が、前記凹部の前記シャフトに取り付けられ、前記膨らませ得る部材の前記第一端部における前記厚さの少なくとも一部と前記凹部の前記シャフトの前記第二直径とが、前記シャフトの前記第一直径の約1.5倍より小さいことを特徴とするカテーテル。 - 第一及び第二端部を持つ細長いシャフトと、前記シャフトの前記第一端部に対して近位端部及び遠位端部を持ち、前記近位端部及び前記遠位端部の各々が厚さを有する、膨らませ得る部材と、を含むカテーテルであって、前記細長いシャフトは更に、外面及び凹部を持つ壁を有し、前記シャフトは前記凹部の直ぐ近くに少なくとも第一直径、前記凹部に第二直径、流体連通に適した第一内腔、及び、前記膨らませ得る部材に流体連通させられる第二内腔を有し、前記膨らませ得る部材の前記近位端部の少なくとも一部は、前記凹部の前記シャフトに取り付けられており、前記膨らませ得る部材の前記近位端部における前記厚さの少なくとも一部と前記凹部の前記シャフトの前記第二直径とが、前記シャフトの前記第一直径の約1.15倍より小さいことを特徴とするカテーテル。
- 前記膨らませ得る部材の前記近位端部の少なくとも一部は、前記凹部の前記シャフトに取り付けられており、前記膨らませ得る部材の前記近位端部における前記厚さの少なくとも一部及び前記凹部の前記シャフトの前記第二直径は、凡そ前記シャフトの前記第一直径より大きくないことを特徴とする請求項11に記載のカテーテル。
- 前記膨らませ得る部材の前記近位端部の少なくとも一部は、前記凹部内において前記シャフトに取り付けられており、前記膨らませ得る部材の前記近位端部における前記厚さの少なくとも一部と前記凹部の前記シャフトの前記第二直径とが、前記シャフトの前記第一直径の約0.95倍より小さいことを特徴とする請求項12に記載のカテーテル。
- バルーンカテーテルであって、
流体が通過できる少なくとも2つの開口を持つヘッドと、
前記ヘッドから延び、前記少なくとも2つの開口と連通状態に配置される第一及び第二内腔を持ち、かつ、内側、外側、外径及び凹部を持つシャフトと、
第一端部及び第二端部を持つスリーブと、
を備え、
前記スリーブの各々の端部は厚さを持ち、前記スリーブの前記第一端部の少なくとも一部は前記シャフトに沿って凹部に取り付けられ、前記凹部の前記シャフトの前記外径に前記凹部に取り付けられた前記スリーブの前記第一端部における前記厚さの少なくとも一部を加えた値が、前記凹部の直ぐ近くの前記シャフトの前記外側直径の約1.15倍より小さいことを特徴とするカテーテル。 - 前記スリーブの前記第一端部の少なくとも一部が前記シャフトの前記外側に取り付けられ、前記スリーブの前記第二端部の少なくとも一部が前記シャフトの前記内側に取り付けられることを特徴とする請求項14に記載のカテーテル。
- 前記スリーブの前記第一端部の少なくとも一部が前記シャフトの前記外側に取り付けられ、前記スリーブの前記第二端部の少なくとも一部が前記シャフトの前記外側に取り付けられることを特徴とする請求項14に記載のカテーテル。
- 前記カテーテルは、前記カテーテルシャフトの端部に取り付けられた先端部を更に含むことを特徴とする請求項14に記載のカテーテル。
- 前記スリーブの前記第一端部の少なくとも一部が、前記カテーテルシャフトの前記外側に取り付けられ、前記スリーブの前記第二端部の少なくとも一部が前記先端部に取り付けられることを特徴とする請求項17に記載のカテーテル。
- ヘッドと、
縦方向全体に延びる少なくとも第一内腔、第一端部、第二端部、内側、内径、及び凹部を持つ細長いシャフトと、
第一端部及び第二端部を有し、前記端部の各々が縁部を有する、膨らませ得るスリーブと、
を含み、
前記スリーブの1端部の少なくとも一部が、前記シャフトの前記内側上の前記凹部に取り付けられ、前記スリーブの前記第二端部の前記縁部における実効内径が、前記凹部の直ぐ近くにおける前記シャフトの内径の少なくとも約90%であることを特徴とするカテーテル。 - 前記スリーブの前記第一端部の少なくとも一部が前記シャフトに取り付けられて第一カフスを形成し、前記スリーブの前記第二端部が前記シャフトに取り付けられて第二カフスを形成することを特徴とする請求項19に記載のバルーンカテーテル。
- ヘッドと、
縦方向全体に延びる少なくとも第一内腔、第一端部、第二端部、内側、内径、及び凹部を持つ細長いシャフトと、
第一端部及び第二端部を有し、前記端部の各々が縁部を有する、膨らませ得るスリーブと、
を含み、
前記スリーブの1端部の少なくとも一部が、前記シャフトの前記内側上の前記凹部に取り付けられ、前記スリーブの前記端部の前記縁部における前記シャフトの実効内径は、前記凹部に直ぐ近くにおける前記シャフトの前記内径の約0.95倍より小さいことを特徴とするカテーテル。
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