JP2007501935A - 燃焼エンジンの排気流動をシミュレーションするための試験台 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本発明は、燃焼エンジンの排気流動をシミュレーションするための試験台に関し、この試験台が、
− シリンダー36、並びに、シリンダーヘッドとして形成された基体39を有しており、
この基体内において、燃焼室を複製、即ち模擬するための、少なくとも1つの、ガス給排気弁43、44によって監視された排気管路41、42、および、凹部即ち球冠部40が設けられており、その際、このガス給排気弁43、44が、可変の弁往復行程切り替えを用いて操作可能であり、
− この弁往復行程切り替えのための制御装置を有しており、
− 圧縮空気でもって、このシリンダー36を充填するための装置を有している。

Description

本発明は、請求項1の特徴に従う、燃焼エンジンの排気流動をシミュレーションするための試験台に関する。
4サイクルエンジンの出力特性は、著しい度合いで、ガス給排気の品質の良さによって決定される。燃焼エンジンの場合、排気弁が、実際的に、常にシリンダーを臨界超過の圧力差の際に開放するので、流動過程は、ガス交換サイクル管路(Ladungswechselkanaelen)内において、強度に非定常である。ピストンの下死点位置への到達の前のこの排気弁の開放の際に、予排気衝撃(Vorauslassstoss)、即ち、臨界超過の圧力差を有する噴出過程(Ausstroemvorgang)が形成される。燃焼エンジンの排気弁によって監視された(ueberwachte)排気管路は、不完全に構成されたラバルノズルとみなされ得るので、非定常な流動諸条件に基づいて、常に垂直方向の圧縮衝撃の形成を誘起する、流過不連続性の状態となる。この垂直方向の圧縮衝撃によって、この流動は、即座に亜音速へと減速され、従って、排気ガス質量流量は、強度に減少する。更に、この予排気衝撃によって、相応する圧力変動を誘起する空気力学上の騒音が形成される。特にこの予排気衝撃の際の、前記の不十分性を防止するために、ガス交換サイクル過程(Gaswechselladungsvorgaenge)の改良に関しての多数の検査が実施されてきた。
従って、例えば、MTZ(非特許文献1)において、排気ガスの空気力学上の亜音速流動のため、および弁の形状賦与状態のための、計算方法、およびプログラムが開発されている。その際、目的は、排気管路、もしくは弁の幾何学的形状を、算出されたシステムが、衝撃および脈動無しに作動するように形成することである。その際、流動を燃焼ガスの噴出速度の低下によって改良するという可能性も注視される。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第196 01 587号明細書 ドイツ連邦共和国特許出願公開第195 28 505号明細書 MTZ(Motor Technische Zeitschrift 51, 1990年, 7/8号, 336頁から343頁まで)
ガス交換サイクル過程(Gaswechselvorgaengen)の際の、先に説明された非定常な流動過程を、より良く理解、もしくは検査することを可能にするために、本発明の課題は、
一方では、現実内において行われる噴出過程を種々の管路モデルに基づいて模擬することが可能な状態にあり、且つその際に再現可能な結果を提供し、
および他方では、簡単な構造上の変換のために、標準規格構造部材を備え付けられている、
試験台を発展させることである。
この課題は、請求項1に提示された、試験台の特徴によって解決される。
本発明による試験台でもって、簡単な構造およびやり方で、排気流動過程がシミュレートされ、これら排気流動過程の結果は、管路排気流動過程、もしくは弁排気流動過程、および弁座の幾何学的形状の変換の際に援用される。
従属請求項に記載された特徴、および更なる構成によって、試験台の有利な構成は可能である。
種々の排気管路形状、並びに、排気弁および弁座リングの幾何学的な形状を検査するために、シリンダーヘッドは、基体を有しており、この基体内に、排気管路、および、凹部即ち球冠部が、燃焼室を形成するために一体にまとめられている。
シリンダーヘッドの基体に、ハウジングが固定されており、このハウジング内において、切り替え可能なタペットが収容されており、これらタペットが、このハウジングの上に、もしくは沿って、固定されたカムシャフトによって操作可能である。切り替え可能な弁駆動装置は、このタペットの内側の往復ピストンが、ゼロの往復行程の変換のために、このカムシャフトの円直径と協働し、これに対して、このタペットの外側の往復ピストンが、弁往復行程の変換のために、このカムシャフトのカムと協働するように構成されている。この切り替え可能な可能な弁駆動装置でもって、所望された噴出過程が、予備選択された、もしくは所望された作動点に関してシミュレートされる。
タペットの内側および外側の往復ピストンは、液圧的に操作可能なロックユニットを介して、切り替え可能、もしくは互いにロック可能である。液圧システムのオイル圧供給のために、この目的で、モータによって駆動されるオイルポンプが設けられている。この液圧的な弁クリアランス調整、並びに弁往復行程切り替え用の、オイル圧供給のための液圧システムは、このモータを有するオイルポンプと同時に、圧力制限弁、オイルタンク、オイルフィルター、並びに切替弁を有している。このカムシャフトを駆動するために、試験台は、駆動用歯付きベルトを介してこのカムシャフトを駆動する、電気モータを有している。今日的な高出力モータのために必要な回転数を模擬可能とするために、この電気モータは、周波数変換器によって制御される。この周波数変換器を用いて、三相交流モータの回転数は、250〜8000U/minの範囲内において制御される。
流動試験台において、種々の排気管の幾何学的形状、排気弁の幾何学的形状、および弁座リングの幾何学的形状を、ガス動力学的に、および音響的に検査可能とするために、多数にセンサー、およびマイクロホンが設けられている。
その際、シリンダー、および排気管路内において、一つまたは多数の圧力センサー、および温度センサーが設けられており、これに対して、
この排気管路内において、多数の位置に分配された状態で、音圧測定のためのマイクロホンが設けられている。
以下の説明および図でもって、本発明の実施例を詳しく説明する。
図1に図示されている試験台は、矩形のケーシング2から成っており、このケーシングが、下側の、および上側のベースプレート4および6を有しており、これら両方のベースプレートが、4つの隅形材8を介して、相互に離間されている。この下側のベースプレート4の上に、電気モータ10が固定されており、この電気モータは、後に更に詳しく説明されるカムシャフト12の駆動のために設けられている。この電気モータ10は、例えば上側のベースプレート6上に固定された配電盤ボックス(図示されていない)内に収容されている周波数変換器を用いて制御される。この下側のベースプレート4に、更に2つの保持アングル部材14および15を介して、中間プレート16が固定されており、この中間プレートは、上側のベースプレート6に至るまで延在し、且つこの上側のベースプレートにおいて、同様に固定されている。図4に図示されているように、この中間プレート16内に開口部17が設けられており、この開口部内において、2つの深溝玉軸受18および19を介して、中間軸20が回転可能に軸受けされている。この中間プレート16の両側に、この中間軸20の上で、それぞれ1つのベルトプーリホイール21、および22が差し込まれており、且つ、六角ボルト23、および六角ナット24によって軸線方向に固定されている。この電気モータ10の駆動軸上に、同様に、ベルトプーリホイール25が固定されており、その際、この電気モータ10のベルトプーリホイール25と、この中間軸20のベルトプーリホイール21との間に、駆動用歯付きベルト26が敷設されている。下側のベースプレート4の上に、更に、モータによって駆動されるオイルポンプ27が固定されており、このオイルポンプは、例えば、後に詳細に説明する、切替可能な弁駆動装置のオイル圧力供給のために設けられている。
上側のベースプレート6に、図3から見て取れるように、オイルタンク28が固定されており、このオイルタンクは、矩形のフランジ面29を有しており、このフランジ面が、このベースプレート6に対して封隙されている。この上側のベースプレート6内において、更に、第1の円形開口部30が形成されており、この円形開口部内において、オイル循環回路内において一体にまとめられたオイルフィルター31が差し込まれている。このオイルフィルター31は、オイルフィルターブロック32に固定されており、このオイルフィルターブロックが、構造ユニットとして、切替弁33を収容する切替弁ブロック34と統合されている。この上側のベースプレート6内において、第2の円形開口部35が形成されており、この円形開口部を通って、シリンダー36が貫通案内されている。このシリンダー36の底部側の端面37内において、弁38が設けられており、この弁は、圧縮空気でもってのこのシリンダー36の充填に使用される。つぼ形に形成されたこのシリンダー36は、上方に開いており、且つ、基体39に対して封隙されている。図6および7から見て取れるように、この基体39内において、燃焼室を複製、即ち模擬するための球冠部40、並びに、この球冠部40と結合状態にある排気管路41および42が一体にまとめられている。これら両方の排気管路41、42は、その際、2つの排気弁43および44によって制御、もしくは監視される。この基体39と、タペットハウジング45が接続しており、このタペットハウジング内において、2つの、カムフォローワとして形成されたタペット46および47が案内されている。
図8および9に図示されているように、タペット46、47は、2つの、同心的に互いに配設された、以下で外側の往復ピストン48および内側の往復ピストン49と称される、皿状部材を有しており、これら皿状部材が、それぞれに、異なるカム(部分カム)50から52まで、もしくは50′から52′までと協働する。これらカム50、52、および50′および52′は、お互いの間で同じに形成されており、即ち、これらカムが、同じ往復行程高さ、および位相状態を有し、且つ、この外側の往復ピストン48と協働する。これら両方のカム50、52、および50′および52′の間に形成されたカムシャフト領域51もしくは51′は、それに対して、ある円直径を備えており、この円直径が、この内側の往復ピストン49との協働作用の際にカムシャフト12の回転状態に依存せずに、その場合に排気弁43および44が開放されない、ゼロの往復行程(Nullhub)が発生されるように形成されている。これら両方の往復ピストン48、49は、これらピストンの底部領域内において、穿孔53を有しており、この穿孔が、部分カム50から52まで、もしくは50′から52′の基礎円位相において、互いに一直線に並び、従って、外側の往復ピストンが内側の往復ピストン48、49と共に、この穿孔53内において長手方向に摺動可能なピストン部材54、55によって、この位置においてロック可能である。これらピストン部材54、55の摺動、および従って、ロックは液圧的に行われ;および、この目的のために、開口部56を介して、このピストン部材55の端面を、液圧オイルでもって付勢される。このロック機構について、より詳細には立ち入らず;および、このロック機構は、例えば、ドイツ連邦共和国特許出願公開第196 01 587号明細書(特許文献1)、または、ドイツ連邦共和国特許出願公開第195 28 505号明細書(特許文献2)において、比較的に詳細に説明されている。
第1の作動位置、もしくは切替位置において、この外側、および内側の往復ピストン48、および49が、ピストン部材54、55を介して互いにロックされている場合、外側のカム領域50、および52、もしくは50′および52′を介して、適当な弁往復行程は、排気弁43および44に対して伝達される。液圧的な導管内において設けられた(後に更に詳細に説明される)制御弁の操作、もしくは切り替えによって、ピストン55に対して作用される圧力は遮断され、もしくは、これらばね負荷されたピストン54、55が、これらピストンのロックされた作動位置から、導き戻される程度に低減され、従って、これら両方の往復ピストン48、49は、再び自由に移動可能に互いに設けられている。
既に詳しく述べたように、円直径として形成された部分カム51、もしくは51′に基づいて、この作動状態内において、如何なる往復行程も、これら排気弁43および44に対して伝達されない。
カムシャフト12の左側の端面側(図2に従う図示に関して)において、ベルトプーリホイール72が固定されており、このベルトプーリホイールは、二次駆動用歯付きベルト57を介して、中間軸20のベルトプーリホイール22と結合されている。適当なベルト張力のために、その際、中間プレート16に設けられた緊張ローラー58が配慮され、この緊張ローラーは、この中間プレート16に回転可能に軸受けされた軸59に固定されている。カムシャフト12の右側の端面側において、更に、フライホイール部材60が固定されている。このカムシャフト12は、タペットハウジング45の上に、2つの深溝玉軸受60および61を用いて、回転可能に軸受けされている。
以下で、図10に基づいて、可変の弁駆動装置のために設けられた液圧回路が説明されている。より良い見通しのために、他の図内においては、個別の液圧回路内において設けられた諸構造部材の間の液圧的な接続部、導管、等の図示は放棄されている。これら個別の液圧的な構造部材の結合は、鋼製フレキシブル導管を用いて実現される。これら鋼製フレキシブル導管は、ダブルユニオン(Doppelstutzen)および継ぎ手でもって、これら構造部材に固定されている。オイルポンプ27を用いて、オイルタンク28から、液圧オイルが、タペット46および47へと送られる。このオイルポンプは、ばね負荷された圧力制限弁71を装備しており、この圧力制限弁でもって、系圧力が、直接的にオイルポンプ27において調節される。液圧的な導管内において、4/3路方向制御弁として形成された切替弁33でもって、切り替え可能なタペット46、47の弁往復行程切り替えが制御される。この切替弁33の左側の切替位置において、タペット46、47内において設けられた穿孔53を介して、ロックが作動状態にされ、従って、部分カム50、および52、もしくは50′および52′によって定められた弁往復行程が作動状態にされている。この電気的に制御可能な切替弁33が、この切替弁の右側の切替位置に転換された場合、これらタペット46、47へと導く圧力導管は遮断され;且つ、この圧力制限弁71が開放され、および、この液圧オイルが、短い循環回路内において、オイルタンク28へと導き戻される。穿孔53内における液圧オイル圧力は下降し、且つ、両方のばね負荷されたピストン部材54、55が、その位置内において外側および内側の往復ピストン48、49が互いに再び自由に移動可能である、位置へと移行される。この位置内において、既に説明されているように、その場合に排気弁43、44が開放していない、ゼロの往復行程が発生される。オイルフィルターブロック32から、2つの(図示されていない)導管もしくは穿孔が、公知の液圧的な弁クリアランス調整のオイル供給のために、直接的にタペット案内部へと通じている。
両方の排気管路41および42に対して、排気管62が接続されており、この排気管は、フランジ63を用いて、基体39に固定されている。
図11に従う概略的な図示から認められるように、シリンダー36の内側室内において、圧力センサー64、並びに温度センサー65が配設されている。第2および第3の圧力センサー66および67は、排気管路41および42内において、 −即ち、2つの圧力センサー66が− それぞれに、弁座リングに対して直ぐ近傍に、および、圧力センサー67が、基体39内において合体された排気管路41および42の端部に設けられている。2つの第1のマイクロホン68は、同様に、これら弁座リングに対して直ぐ近傍に、且つ、第2のマイクロホン69が、同様に、この基体39内において合体された排気管路41および42の端部に設けられている。第3のマイクロホンは、排気管62内において設備されている。
予排気衝撃をシミュレーションするために、シリンダー36は、圧縮空気供給装置を通し、弁38を通して、圧縮空気でもって充填される。冒頭に記載したように周波数変換器を用いて制御されている電気モータ10を介して、カムシャフト12が、一次駆動用歯付きベルト26、および、二次駆動用歯付きベルト57を介して駆動される。この周波数変換器を用いて、この電気モータ10は、250から8000U/minまでの範囲内において、駆動可能である。先に説明した、弁往復行程切り替えでもって、ここで、所望された測定時点において、もしくは選択された作動点が存在する場合、ゼロの往復行程(中間のカムシャフト領域51、もしくは51′)から、両方の排気弁43および44の急激な開放を生じさせる弁往復行程(部分カム50、および52、もしくは50′および52′)へと切り替えることは可能である。
排気弁43、44の開放と共に、圧力センサー64、66、および67によって、圧力経過が弁往復行程にわたって測定され、その際、静的な圧力が収容される。測定終期(下死点(UT)におけるピストン)の際の、このシリンダー36内におけるシリンダー圧力、および残留圧力の圧力経過は、全予排気流動(Vorauslassstroemung)の品質の良さの評価のための重要な判断基準である。同様に詳細な情報を、特別に、予排気衝撃を介して捉え得るために、管路始端部とシリンダー36との間の圧力差を測定することは必要である。この理由から、圧力センサー66は、直接的に管路41、42の始端部に設けられている。この圧力比率は、排気弁43、44、もしくは弁座リングの領域内における、弁往復行程に関しての、圧縮衝撃の形成に関する情報を提示する。この管路始端部と管路終端部との間の圧力経過から、これら排気管路41、42内における静的な圧力における損失が検出される。従って、これら排気管路41、42内における流動損失に関する情報を捉えることは可能である。何故ならば、これら流動損失が静的な圧力に表れるからである。3つのマイクロホン68、69、および70を用いて、音圧が測定され;且つ、この音圧から、音圧レベルが規定され得る。より精確な分析のために、全ての騒音は、いわゆる周波数帯域(オクターブ帯域、および3オクターブ帯域)に分けられる。従って、それぞれの周波数帯域の影響は、全音響レベルに対して規定される。このマイクロホン68は、その際に、この音圧を、直接的に、音響的な検査のために最も注目すべき領域である管路始端部において測定する。このマイクロホン68は、その際、乱流状の自由噴流の混合ゾーンに設けられており、この混合ゾーンが、排気弁43および44の直ぐ後ろに形成されている。混合過程の際、自由な渦流、および、適当な圧力変動を誘起する強い乱流状の応力が発生する。測定の再現性のために、シリンダー36内において、温度センサー65が設けられている。何故ならば、さもないと、開始状態において発生する温度差が、測定に影響を及ぼすからである。
上側のベースプレート6に固定された基体39の、容易な交換可能性に基づいて、
全ての、一般に行われている排気管路形状 −急傾斜の実験管路が備えられている− は、安いコストで検査され得る。従って、燃焼エンジンの排気流動をシミュレーションするための試験台が提示されており、この試験台でもって、簡単な構造およびやり方で、実際に生じる乱流状の流動が、下死点(UT)になる前の排気弁の開放の際に検査される。
基本的な構造部材を有する、試験台の側面図である。 試験台の下側のベースプレートの図である。 試験台の上側のベースプレートの図である。 2つのベルトプーリホイールを有する、試験台の中間プレートの図である。 流動試験台のシリンダーヘッドの縦断面図である。 下側からの、シリンダーヘッドの基体の図である。 図6内における、線VI−VIに沿っての断面図である。 往復行程伝達部材の横断面図である。 往復行程伝達部材の縦断面図である。 切り替え可能な弁駆動装置のための液圧配管図である。 所定の測定位置を有する、シリンダー、およびシリンダーヘッドの、概略的な図である。

Claims (11)

  1. 燃焼エンジンの排気流動をシミュレーションするための試験台であって、
    この試験台が、
    − シリンダー(36)、並びに、シリンダーヘッドとして形成された基体(39)を有しており、
    この基体内において、燃焼室を複製、即ち模擬するための、少なくとも1つの、ガス給排気弁(43、44)によって監視された排気管路(41、42)、および、凹部即ち球冠部(40)が設けられており、その際、このガス給排気弁(43、44)が、可変の弁往復行程切り替えを用いて操作可能であり、
    − この弁往復行程切り替えのための制御装置を有しており、
    − 圧縮空気でもって、このシリンダー(36)を充填するための装置を有している、
    ことを特徴とする試験台。
  2. 基体(39)に、ハウジング(45)が固定されており、このハウジング内において、切り替え可能なタペット(46、47)が収容されており、これらタペットが、このハウジング(45)の上に、もしくは沿って、固定されたカムシャフト(12)によって操作可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の試験台。
  3. タペット(46、47)は、内側、および外側の往復ピストン(48、49)から成り、その際、外側の往復ピストンが、弁往復行程の変換のために、カム(50、52)、もしくは(50′)および(52′)と、および、
    内側の往復ピストン(49)が、ゼロの往復行程の変換のために、このカムシャフト(12)の、円直径を有するカムシャフト領域(51)もしくは(51′)と協働するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の試験台。
  4. タペット(46、47)の内側および外側の往復ピストン(48、49)は、液圧的に操作可能なロックユニット(53〜56)を介して、切り替え可能、もしくは互いにロック可能であるように構成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の試験台。
  5. 液圧システムのオイル圧供給のために、モータによって駆動されているオイルポンプ(27)が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の試験台。
  6. 液圧システムは、切替弁(33)、オイルタンク(28)、並びにオイルフィルター(31)を有していることを特徴とする請求項5に記載の試験台。
  7. カムシャフト(12)は、駆動用歯付きベルト(26、57)を介して、電気モータ(10)によって駆動されていることを特徴とする請求項2から6のいずれか一つに記載の試験台。
  8. 電気モータ(10)を制御するために、周波数変換器が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の試験台。
  9. シリンダー(36)、および排気管路(41、42)内において、物理的な状態量を検出するためのセンサー(64〜70)が設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の試験台。
  10. シリンダー(36)、および排気管路(41、42)内において、一つまたは多数の圧力センサー、および温度センサー(64〜67)が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の試験台。
  11. 排気管路(41、42)内において、多数の位置に分配された状態で、音圧測定のためのマイクロホン(68、69、70)が設けられていることを特徴とする請求項9に記載の試験台。
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