JP2007500697A5

JP2007500697A5 -

Info

Publication number: JP2007500697A5
Application number: JP2006521912A
Authority: JP
Filing date: 2004-07-22
Publication date: 2007-09-13

Claims

必要とする患者において微生物病原体の毒性を減弱させる、あるいは微生物病原体によるコロニー形成を阻害または低減させるための医薬組成物であって、微生物病原体の毒性を減弱させるか、または微生物病原体によるコロニー形成を阻害または低減させる有効量のｃ−ジ−ＧＭＰまたはその環状ジヌクレオチドアナログを含む医薬組成物。
微生物病原体の毒性の減弱が細菌感染症を処置することを含む、請求項１記載の医薬組成物。
細菌感染症がスタフィロコッカス・アウレウス（Staphylococcus aureus）感染症である、請求項２記載の医薬組成物。
細菌感染症が乳腺のスタフィロコッカス・アウレウス感染症である乳房炎である、請求項２記載の医薬組成物。
微生物のバイオフィルム形成を阻害することにより、または既に形成された微生物のバイオフィルムを低減させることにより細菌感染症が処置される、請求項２記載の医薬組成物。
ｃ−ジ−ＧＭＰまたはその環状ジヌクレオチドアナログが、ｃ−ジ−ＧＭＰアゴニストとして作用するｃ−ジ−ＧＭＰまたはその環状ジヌクレオチドアナログを含む、請求項５記載の医薬組成物。
微生物のバイオフィルムがスタフィロコッカス・アウレウスのバイオフィルムである、請求項６記載の医薬組成物。
ｃ−ジ−ＧＭＰまたはその環状ジヌクレオチドアナログが、ｃ−ジ−ＧＭＰアンタゴニストとして作用するｃ−ジ−ＧＭＰの環状ジヌクレオチドアナログを含む、請求項５記載の医薬組成物。
微生物のバイオフィルムがビブリオ・コレラ（Vibrio cholerae）のバイオフィルムまたはサルモネラ・エンテリティデス（Salmonella enteritidis）のバイオフィルムである、請求項８記載の医薬組成物。
微生物のバイオフィルムが皮膚、または鼻または粘膜表面上にある、請求項５記載の医薬組成物。
細菌感染症を処置する際に有効な抗生物質とともに用いられる、請求項２記載の医薬組成物。
ｃ−ジ−ＧＭＰの環状ジヌクレオチドアナログが環状ジヌクレオチド化合物（Ｉ）〜（ＸＩＸ）からなる群から選択されるものである、請求項１記載の医薬組成物。
微生物病原体のコロニー形成の阻害または低減が、微生物病原体によりコロニー形成されるリスクのある患者または微生物病原体により既にコロニー形成された患者を処置することを含む、請求項１記載の医薬組成物。
阻害または低減される微生物病原体のコロニー形成が、皮膚、または鼻または粘膜表面上にある、請求項１３記載の医薬組成物。
微生物病原体がスタフィロコッカス・アウレウスである、請求項１３記載の医薬組成物。
患者がスタフィロコッカス・アウレウスのキャリアである、請求項１３記載の医薬組成物。
固体表面上での微生物のコロニー形成およびバイオフィルム形成を阻害する、あるいはコロニー形成および既に形成された微生物のバイオフィルムを低減させるための医薬組成物であって、固体表面上での微生物のコロニー形成およびバイオフィルム形成を阻害するか、または微生物のコロニー形成および既に形成されたバイオフィルムを低減させる有効量のｃ−ジ−ＧＭＰまたはその環状ジヌクレオチドアナログを含む医薬組成物。
固体表面が医療器具の固体表面である、請求項１７記載の医薬組成物。
医療器具が患者に移植可能なものであるか、あるいは患者と接触可能なものである、請求項１８記載の医薬組成物。
医療器具が患者に移植されているか、そうでなければ患者と接触しているものである、請求項１８記載の医薬組成物。
微生物のコロニー形成およびバイオフィルムがスタフィロコッカス・アウレウスのコロニー形成およびバイオフィルムであり、ｃ−ジ−ＧＭＰまたはその環状ジヌクレオチドアナログがｃ−ジ−ＧＭＰまたはその環状ジヌクレオチドアゴニストである、請求項１７記載の医薬組成物。
細菌感染症を処置するための医薬の製造におけるｃ−ジ−ＧＭＰまたはその環状ジヌクレオチドアナログの使用。
コロニー形成および微生物のバイオフィルム形成を阻害するため、あるいはコロニー形成および既に形成された微生物のバイオフィルムを低減させるための医薬の製造におけるｃ−ジ−ＧＭＰまたはその環状ジヌクレオチドアナログの使用。