JP2007335031A - 記録メディア収容体及び記録メディアカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】データストレージ用途に適した記録メディア収容体、及び記録メディアカートリッジを得る。
【解決手段】記録メディア収容体10は、記録媒体12Aがメディア筺体12Bで覆われて構成された記録メディア12を開口部25から出し入れ可能に収容するためのケース14と、ケース14内に設けられて該ケース14内に記録メディア12を保持する保持部16と、ケース14内に設けられたローディング機構18とを備える。ローディング機構18は、記録メディア12への情報の書き込み又は記録メディア12に記録された情報の読み取りを行うためのドライブ装置にケースが装填された場合に、該ドライブ装置の要求に応じて記録メディア12における少なくとも情報の書き込み又は読み取りが行われる部分を、開口部25を通じてケース14の外側に突出させるように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録メディアをドライブ装置による自動的な出し入れ可能に収容する記録メディア収容体、及び該記録メディア収容体に記録メディアを収容した記録メディアカートリッジに関する。
長期のデータストレージ用途には、高容量で容量当たりのコストが低い記録テープカートリッジが主に用いられている。また、このような記録テープカートリッジと共通のライブラリ装置で取り扱い可能な携帯用カートリッジが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特表2004−525475号公報 特開平10−208424号公報
しかしながら、前者の長尺の磁気テープを記録媒体とする記録テープカートリッジでは、ランダムアクセスができない、長期保存時にはカートリッジケースごと保管するため保管スペースが大きくなる等の問題があった。一方、後者の携帯用カートリッジでは、カートリッジ内に、磁気ディスク、ディスクを回転させるモータ、ヘッド等を収容して構成されているため、データストレージ用途としては無駄が多く改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、データストレージ用途に適した記録メディア収容体、及び記録メディアカートリッジを得ることが目的である。
上記の目的を達成するために請求項1記載の発明に係る記録メディア収容体は、記録媒体が筺体で覆われて構成された記録メディアを、開口部から出し入れ可能に収容するためのケースと、前記ケース内に設けられ、前記記録メディアを前記ケース内に保持する保持手段と、前記ケース内に設けられ、前記記録メディアへの情報の書き込み又は前記記録メディアに記録された情報の読み取りを行うためのドライブ装置に前記ケースが装填された場合に、該ドライブ装置の要求に応じて前記記録メディアにおける少なくとも情報の書き込み又は読み取りが行われる部分を、前記開口部を通じて前記ケースの外側に突出させるローディング機構と、を備えている。
請求項1記載の記録メディア収容体では、ケース内に記録メディアが収容されており、この記録メディアに対する情報の読み書きを行う場合には、ケースすなわち記録メディアが収容されている記録メディア収容体をドライブ装置に装填する。すると、ローディング機構がドライブ装置の要求に応じて(例えば、ドライブ装置によって電気的又は機械的に操作されて)記録メディアの少なくとも一部がケースから突出する。ドライブ装置は、この記録メディアの記録領域にアクセスし、又はこの記録メディアを情報の読み取り部又は書き込み部に移動させ、記録メディアの記録媒体に対し情報の読み書きを行う。
ここで、記録メディアを取り出し可能に収容する記録メディア収容体は、異なる記録メディアに対し共通の外形(識別部分の形状が異なる場合を含む)を採ることができる。これにより、例えば、情報の読み書きを行い得る期間は、複数の記録メディアを共通のライブラリ装置(記録メディアを収容した複数の記録メディア収容体をそれぞれ格納部に格納し、選択した記録メディア収容体を適宜ドライブ装置(その記録メディアに対応したもの)と格納部との間で搬送する装置)にて取り扱うことができる。一方、記録した情報を長期保存する場合には、記録メディアを記録メディア収容体から取り出して保存し、記録メディア収容体の保存スペースを不要にすることができる。これにより、情報読み書き時の取り扱い性と、保管時の省スペースとを確保することができる。
このように、請求項1記載の記録メディア収容体では、データストレージ用途に適している。
請求項2記載の発明に係る記録メディア収容体は、請求項1記載の記録メディア収容体において、前記ケースは、前記ドライブ装置への装填方向に沿う一対の壁部にそれぞれ把持用凹部が設けられており、前記把持用凹部は、前記記録メディアを収容した前記記録メディア収容体を格納部とドライブ装置との間で搬送するための搬送装置によって把持されるように構成されている。
請求項2記載の記録メディア収容体では、ケースの把持凹部において搬送機構に把持されて、格納部とドライブ装置との間で搬送される。これにより、記録メディア収容体は、適正な姿勢で搬送される。そして例えば、この把持凹部の相対位置を異なる記録メディアを収容する記録メディア収容体や既存の記録メディアカーリッジと共通化しておけば、これらの記録メディア収容体や既存の記録メディアカートリッジとの間でも共通のライブラリ装置による取り扱いが可能となる。換言すれば、既存の記録メディアカートリッジ用のライブラリ装置による取り扱いが可能となる。
請求項3記載の発明に係る記録メディア収容体は、請求項1又は請求項2記載の記録メディア収容体において、前記ケースは、前記開口部においてのみ内外が連通される。
請求項3記載の記録メディア収容体では、ケースには記録メディアを出し入れするための開口部以外には開口部が存在しないので、防塵性が良好である。この構成は、ケース外に突出させた記録メディアに対しドライブ装置が情報の読み書きを行う構成によって、換言すれば、ケース内の記録メディアにドライブ装置側の部品や装置がアクセスする必要がないことによって実現された。
請求項4記載の発明に係る記録メディア収容体は、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の記録メディア収容体において、前記ケースは、扁平状に形成された前記記録メディアの扁平方向に対向する一対の板部と、該一対の板部を連結し周方向の一部に前記開口部が形成された周壁とを有しており、かつ前記一対の板部の外面の一方に、ドライブ装置に対する記録メディア扁平方向の位置基準となる基準面が形成されている。
請求項4記載の記録メディア収容体では、扁平状の(筺体を有する)記録メディアは、ケースが基準面においてドライブ装置に対し記録メディアの扁平方向に位置決めされた状態で、その扁平方向との直交方向に移動することで、ケースの周壁に形成された開口部を通じて、ケースから突出される。これにより、本記録メディア収容体では、ドライブ装置に対する高い位置精度を確保することができる。また、ケース(の周壁)に設ける開口部の開口部面積を小さく抑えられ、またケースを構成する一対の板部にケース内外を連通する開口部が存在しない構成とすることができる。
請求項5記載の発明に係る記録メディア収容体は、請求項4記載の記録メディア収容体において、前記ケースは、前記周壁における前記ドライブ装置への装填側の面に前記開口部が形成されている。
請求項5記載の記録メディア収容体では、ケースがドライブ装置に装填されると、周壁における該ドライブ装置への装填方向の先頭となる部分(開口部)から記録メディア(の一部)がケース外に突出する。このため、ドライブ装置の構造を簡素化することができる。
請求項6記載の発明に係る記録メディア収容体は、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の記録メディア収容体において、前記開口部を開閉可能に閉止する閉止部材をさらに備えた。
請求項6記載の記録メディア収容体では、ケースの開口部を閉止部材にて閉止することができるので、ケース内の記録メディアを塵埃等から保護することができる。
請求項7記載の発明に係る記録メディア収容体は、請求項6記載の記録メディア収容体において、前記閉止部材は、付勢部材によって前記開口部を閉止する閉止位置に偏倚されており、前記ドライブ装置の押圧部材に押圧されて前記ケースの内方に変位することで前記開口部を開放するように構成されている。
請求項7記載の記録メディア収容体では、通常は付勢部材の付勢力によって閉止部材がケースの開口部を閉止している状態が維持される。このケースがドライブ装置に装填されると、閉止部材が押圧部材に押圧されてケース内方に変位(例えば、倒れるように回動)して開口部が開放される。この開口部から記録メディアが突出する。
請求項8記載の発明に係る記録メディア収容体は、請求項6又は請求項7記載の記録メディア収容体において、前記閉止部材を前記開口部の閉止位置にロックし、前記ケースが前記ドライブ装置に位置決めされた状態で前記ロック状態が解除されるロック機構をさらに備えた。
請求項8記載の記録メディア収容体では、通常は、ロック機構によって閉止部材が閉止位置にロックされており、開口部が不用意に開放されてしまうことが防止されている。これにより、ケース内の記録メディアを塵埃等から一層効果的に保護することができる。そして、ケースがドライブ装置に装填された状態で、ロック機構によるロック状態が解除され(ており)、閉止部材の変位すなわち開口部の開放を許容する。
請求項9記載の発明に係る記録メディア収容体は、請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の記録メディア収容体において、前記ケースは、複数の前記記録メディアを共通の前記開口部から出し入れ可能に収容可能に構成され前記保持手段は、前記複数の記録メディアを独立して保持可能に構成され、かつ前記ローディング機構は、前記複数の記録メディアを独立して前記ケースから突出させ得るように構成されている。
請求項9記載の記録メディア収容体では、複数の記録メディアをケースに収容することができるため、これらの記録メディアの収容数や容量に応じて、全体(1つの記録メディア収容体当たり)の記録容量を設定することが可能となる。また、保持手段が独立して保持した各記録メディアをローディング機構が独立してケース外に突出させ得るので、記録メディアごとに独立して情報の読み書きを行うことができる。
請求項10記載の発明に係る記録メディア収容体は、請求項9記載の記録メディア収容体において、前記保持手段は、それぞれ扁平状に形成された前記複数の記録メディアを、該記録メディアの扁平方向に対向させつつ保持するようになっている。
請求項10記載の記録メディア収容体では、それぞれ扁平状とされた複数の記録メディアが扁平方向に対向して(非接触で積層されて)保持手段に保持されつつ、ケース内に収容されている。これにより、複数の記録メディアを良好なスペース効率で収容することができる。また、複数の記録メディアのケースに対する扁平方向以外の位置が略一致するので、各記録メディアのドライブ装置へのアクセスも良好である。特に、請求項4、請求項5に従属する構成とすることが好ましい。
請求項11記載の発明に係る記録メディア収容体は、請求項10記載の記録メディア収容体において、前記ケースは、前記ドライブ装置への装填方向に沿う方向の長さが100mm、前記長さ方向に直交する方向の幅が105mm、前記長さ及び幅放送法に直交する方向の高さが20mmで、かつ前記各寸法に対する公差が±5mmである外径寸法を有し、前記保持手段は、前記扁平状に形成された記録メディアを3枚まで保持可能とされている。
請求項11記載の記録メディア収容体では、上記寸法のケース内に1枚から3枚の記録メディアを扁平方向に対向させて収容することができる。
請求項12記載の発明に係る記録メディア収容体は、請求項10記載の記録メディア収容体において、前記ケースは、前記ドライブ装置への装填方向に沿う方向の長さが125mm、前記長さ方向に直交する方向の幅が110mm、前記長さ及び幅放送法に直交する方向の高さが25mmで、かつ前記各寸法に対する公差が±5mmである外径寸法を有し、前記保持手段は、前記扁平状に形成された記録メディアを4枚まで保持可能とされている。
請求項12記載の記録メディア収容体では、上記寸法のケース内に1枚から4枚の記録メディアを扁平方向に対向させて収容することができる。
請求項13記載の発明に係る記録メディアカートリッジは、記録媒体が筺体で覆われて保護されている記録メディアが、請求項1乃至請求項12の何れか1項記載の記録メディア収容体に収容されている。
請求項13記載の記録メディアカートリッジでは、上記した各記録メディア収容体に記録メディアを収容、保持して構成されている。したがって、本記録メディアカートリッジは、データストレージ用途に適している。
以上説明したように、本発明に係る記録メディア収容体、及び記録メディアカートリッジは、それぞれデータストレージ用途に適するという優れた効果を有する。
本発明の実施形態に係る記録メディア収容体10について、図1乃至図13に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、記録メディア収容体10のドライブ装置への装填方向(各図に適宜示される矢印A方向)を前方向とし、矢印Aにそれぞれ直交する矢印B、矢印C方向をそれぞれ左方向、上方向とする。
図1には、記録メディア収容体10の内部構造を示す上側から見た斜視図が示されており、図2には、記録メディア収容体10の内部構造を示す下側から見た斜視図が示されている。なお、図2では、後述する下ケース22への固定部品(ディスクシャシ62等)の図示を省略している。また、図3には、記録メディア収容体10の分解斜視図が示されており、図4、図5には、記録メディア収容体10の外観を上側、下側から見た斜視図がそれぞれ示されている。
これらの図に示される如く、記録メディア収容体10は、記録メディア12をケース14内に出し入れ可能に収容するようになっており、ケース14内には、記録メディア12を所定位置に保持する保持部16と、ドライブ装置の要求に応じて記録メディア12をケース14外に突出するためのローディング機構18とが配設されている。そして、この記録メディア収容体10に記録メディア12を収容保持させたものが、本発明における記録メディアカートリッジ11とされる。
(記録メディアの構成)
記録メディア12は、図1及び図2に示される如く、例えば磁気ディスク、光ディスク、メモリ等の記録媒体12Aをメディア筺体12B内に収容して構成されている。これにより、記録媒体12Aは、メディア筺体12Bによって、落下衝撃や塵埃の付着等に対し保護されている。この記録メディア12は、全体として略扁平直方体状(各図では上下方向に一致している扁平方向から見て正方形状又は矩形状)に形成されている。この実施形態では、記録メディア12は、平面視で略30mm(1.2インチ)四方〜略40mm(1.5インチ)四方の範囲の寸法(正方形状に限られない)を有する。なお、メディア筺体12Bにおけるドライブ装置が記録媒体12Aにアクセス(駆動や情報の読み書き等)するための構造は、公知の構造を含む各種構造を適宜採用することができる。
(ケースの構成)
図4及び図5に示される如く、ケース14は、全体として略扁平直方体状(扁平方向から見て正方形状又は矩形状)に形成されている。図1乃至図3に示される如く、この実施形態では、ケース14の扁平方向は、記録メディア12の扁平方向(上下方向)に一致している。以下、具体的に説明する。
ケース14は、上ケース20と下ケース22との接合により構成されている。上ケース20は、略矩形状に形成された天板20Aの周縁から周壁20Bが立設(垂下)されて下向きに開口部しており、下ケース22は、天板20Aに対応する略矩形状に形成された底板22Aから周壁22Bが立設されて上向きに開口部している。この上ケース20と下ケース22とを、周壁20Bの開口部端と周壁22Bの開口部端とを突き当てた状態で接合することで、内部に記録メディア12を収容する空間を有するケース14が構成されている。この実施形態では、上下のケース20、22は、天板20A、周壁20Bから立設されたビスボス24において、図示しないビスにて締結されて接合されている。
また、ケース14には、記録メディア12を出し入れするための開口部25が設けられている。開口部25は、周壁20Bと周壁22Bとで構成する周壁におけるドライブ装置への装填方向(前側)を向く前壁14Aに設けられている。この実施形態では、開口部25は、周壁20B及び周壁22Bの双方を開口部端から切り欠いて、上下のケース20、22に跨って、正面視で左右方向に長手の矩形状に形成されている。
この開口部25は、閉止部材としての開口部開閉機構26によって開閉されるようになっている。開口部開閉機構26は、開口部25を開閉するための上下一対のフラッパ28、30を備えており、下側のフラッパ28は開口部25の下半分を開閉し、上側のフラッパ30は開口部25の上半分を開閉するようになっている。図3に示される如く、フラッパ28、30は、それぞれ開口部25の対応部分を閉塞し得る矩形平板状のフラッパ本体28A、30Aと、フラッパ本体28A、30Aの幅方向(25の閉止状態では上下方向)端部における長手方向両端から該長手方向に延出された左右一対の支軸28B、30Bとを有する。
一方、図6に示される如く、下ケース22における開口部25の左右縁部よりも外側の底板22Aからは、上向きに開口部した左右一対の軸受32が突設されている。フラッパ28は、各軸受32に対応する支軸28Bを嵌め込むことで、下ケース22(ケース14)に対して支軸28B廻りに回動自在に支持されている。フラッパ28は、この支軸28B廻りの回動によって、周壁22Bに沿って起立して開口部25の下半分を閉止する閉止位置と、底板22A上に横臥して開口部25の下半分を開放する開放位置とを取り得る(切り替える)構成とされている。
図示は省略するが、上ケース20の天板20Aにおける開口部25の左右方向外側には、軸受32と上下対称となるように下向きに開口部した一対の軸受が突設されており、これらの軸受に対応する支軸30Bを嵌め込むことで、フラッパ30は、上ケース20(ケース14)対して支軸30B廻りに回動自在に支持されている。フラッパ30は、この支軸30B廻りの回動によって、周壁20Bに沿って開口部25の上半分を閉止する閉止位置と、底板22A下面に沿って開口部25の下半分を開放する開放位置とを取り得る(切り替える)構成とされている。
また、図3に示される如く、フラッパ28と下ケース22との間、フラッパ30と上ケース20との間には、それぞれ付勢部材としてのリターンスプリング34が配設されており、各リターンスプリング34は、それぞれの付勢力によってフラッパ28、30を閉止位置に偏倚させている。この実施形態では、リターンスプリング34は、捩りコイルばねとされており、ケース係合部34Aとフラッパ係合部34Bとの間に形成されたコイル部34Cに支軸28B又は支軸30Bを挿通させて配置されている。
なお、閉止位置に位置するフラッパ28、30は、それぞれの周縁部を前壁14A(周壁20B、22B)の内面に当接させて該閉止位置に保持されるようになっている。また、閉止位置に位置するフラッパ28、30は、それぞれの支軸28B、支軸30Bから遠い方の幅方向端部を接触又はごく近接させて、互いの隙間から塵埃等が14内に入り込むことを防止するようになっている。また、閉止位置に位置する上下のフラッパ28、30の一部を前後に重ね合わせるように構成しても良い。
以上説明した開口部開閉機構26は、フラッパ28、30がドライブ装置のフラッパ押圧部材102(図10参照)によって前方から後方に押圧されることで、リターンスプリング34の付勢力に抗して開放位置に変位(角変位)するようになっている。
また、記録メディア収容体10は、開口部開閉機構26のフラッパ28、30を閉止位置で保持するためのロック機構36を備えている。ロック機構36は、フラッパ30に設けられた被ロック部30Cを備えている。図3に示される如く、被ロック部30Cは、フラッパ30の左右両端から幅方向(閉止位置では下方向)及び長手方向に張り出した延設部として一体に形成されている。
また、ロック機構36は、ロック部材38を備えている。ロック部材38は、左右の被ロック部30Cに対応して一対設けられている。各ロック部材38は、被ロック部30Cに係合し得る棒状のロック部38Aと、ロック部38Aの一端に設けられた円環状の連結部38Bとをそれぞれ含んで構成されており、連結部38Bにはそれぞれロック解除部材40が接続されている。
各ロック解除部材40は、下ケース22の底板22Aの前端でかつ左右両端から上向きに突設された筒状のロックボス部42に、上下方向のスライド自在に支持されており、連結部38Bに連結されることで抜け止めされている。ロック部材38は、ロック解除部材40のケース14(ロックボス部42)に対する上下方向の位置に応じて、ロック位置とロック解除位置とが切り替えられる構成とされている。
具体的には、各ロック部材38は、連結部38Bがロックボス部42上に載置された位置が、図9に示される如く閉止位置に位置するフラッパ30の被ロック部30Cの後側にロック部38Aを係合させるロック位置とされ、被ロック部30Cの後方移動すなわちフラッパ30の開放位置への変位を阻止するようになっている。一方、ロック部材38がロック解除部材40と共にロック位置から上方に移動してロック部38Aが被ロック部30Cに対し上側オフセットした位置が、フラッパ30の開放位置への移動が許容されるロック解除位置とされている。
そして、各ロック解除部材40とロックボス部42との間にはそれぞれロックスプリング44が配設されており、このロックスプリング44の付勢力によってロック解除部材40すなわちロック部材38はロック位置に偏倚されている。このロック状態では、図5に示される如くロック解除部材40の下端部40Aがロックボス部42の下向き開口部端42Aの近傍で露出しており、このロック解除部材40の下端部40Aを上向きに押圧することでロック部材38がロック解除位置に切り替わる構成とされている。
本実施形態に係る記録メディア収容体10では、ドライブ装置に装填されるのに伴って、ロック解除部材40の下端部40Aがドライブ装置のロック解除部材によって上向きに押圧される構成とされている。なお、上側のフラッパ30にのみ被ロック部30Cが設けられた例を示したが、フラッパ28にも被ロック部を設けるようにしても良い。この場合、この被ロック部と被ロック部30Cとが干渉しないように構成する必要がある。
また、図5に示される如く、下ケース22の底板22Aにおける前端近傍には、左右一対の位置決め孔46、48が開口部している。一対の位置決め孔46、48は、底板22Aを貫通して形成され(位置決め孔46について図6参照)、後述するディスクシャシ62、63によってケース14内から閉止されている。一方(後述する駆動機構側)の位置決め孔46は、ドライブ装置の位置決めピンに外接する底面視略正方形状とされ、他方の位置決め孔48は、左右方向に長手でかつ幅が位置決めピンの直径に対応する長孔とされている。
これにより、記録メディア収容体10がドライブ装置に装填されて位置決め孔46、48にそれぞれ位置決めピンが挿入されると、該記録メディア収容体10がドライブ装置内で水平方向(左右及び前後)に正確に位置決めされるようになっている。また、位置決め孔46、48に位置決めピンが入り込む動作(ドライブ装置に対する相対的な降下)に伴って、上記したロック解除部材がロックボス部42に進入しつつロック解除部材40の下端部40Aを上向き押圧する構成とされている。
さらに、底板22Aにおける位置決め孔46、48廻りの下面は、他の部分(意匠面)よりも平滑に仕上げられた位置決め基準面50、52とされている。位置決め基準面50、52は、位置決め孔46、48に位置決めピンが挿入された状態で、ドライブ装置における位置決めピンの廻りに設けられた位置決め面に当接するようになっている。これにより、記録メディア収容体10のドライブ装置内における鉛直方向の位置決めも為される構成である。
図4に示される如く、上ケース20の左前の角部には、略上半分が平面視で略三角形状に切り欠かれた如き認識凹部54が形成されている。認識凹部54の存在又は認識凹部54を構成する傾斜壁54Aの前後方向に対する傾斜角によって、後述するライブラリ装置200が記録テープカートリッジ500と記録メディア収容体10との相違を認識(識別)するように設けられている。
また、ケース14には、ライブラリ装置200を構成する搬送装置としての搬送ロボットのロボットハンドによって把持(係合)されるための把持用凹部としての把持用ノッチ56が形成されている。図4及び図5に示される如く、把持用ノッチ56は、下向き及び側方(左右方向外側)に開口部するように、それぞれ下ケース22の後部に左右一対設けられている。これらの各把持用ノッチ56は、ライブラリ装置200のホルダ部202に保持された状態では、該ホルダ部202の抜け止め部材が入り込むようになっている。
さらに、図5に示される如く、ケース14における把持用ノッチ56の前方には、把持用ノッチ56と似た形状の位置決めノッチ58が配置されている。位置決めノッチ58の下向き面は、位置決め基準面50、52と共にドライブ装置に対する上下方向の位置決め基準となる位置決め基準面58Aとされている。
ケース14では、図5に示される如く、ケース14自体の長さL、幅W、高さH、左右の把持用ノッチ56の間隔W1、ケース14の後壁14Bから把持用ノッチ56までの長さL1、所定の載置面(底板22Aの下面)から把持用ノッチ56までの高さH1が所定の寸法に決められている。
具体的には、ケース14は、長さL=100[mm]±5[mm]、幅W=105[mm]±5[mm]、高さH=20[mm]±5[mm]の外形寸法を有する。この外形寸法は、図13に示す所謂リニアテープオープン(LTO)タイプの記録テープカートリッジ500(Standard ECMA−319参照)の外形寸法とほぼ共通化されている。記録テープカートリッジ500について補足すると、記録テープカートリッジ500は、記録媒体としての磁気テープ502を巻装した単一のリール504をケース506内に取り出し不能に収容して構成され、ドライブ装置において、ドア508にて開閉可能にケース506に設けられた開口部510から磁気テープ502を引き出して情報の読み書きが行われるものである。ケース14の先端には、通常はケース506内に保持され、ドライブ装置の引出手段によって引出操作されるリーダピン512が取り付けられている。この記録テープカートリッジ500のケース506には、左右両側部に把持用ノッチ514が形成されている。このケース506では、後壁506Aから各把持用ノッチ514までの前後方向に沿う距離がL2、ケース506の載置面から把持用ノッチ514までの高さがH2とされている。
そして、ケース14は、その把持用ノッチ56に関する各寸法すなわち長さL1、高さH1が、ケース506における長さL2、高さH2と所定の許容差の範囲内で一致している。また、ケース14の幅Wは、把持用ノッチ56よりも後側において、ケース506の対応する幅に略一致されている。
(保持部、ローディング機構の構成)
図1乃至図3に示される如く、ケース14内には、記録メディア12を所定位置に保持するための保持部16と、記録メディア12をケース14の外側に突出させるためのローディング機構18とが配設されている。この実施形態では、保持部16は、複数(3枚)の記録メディア12を14内に収容保持することができ、ローディング機構18は、複数の記録メディア12を独立して(選択的に)ケース14の外側に突出させることができるように構成されている。保持部16とローディング機構18とは、不可分の構成要素を含むため、これらをまとめて説明する。
保持部16では、各記録メディア12をディスクローディングアーム60、ディスクシャシ62、63を介してケース14に保持するようになっている。図3に示される如く、ディスクローディングアーム60は、1つの記録メディア12に対し1つ設けられ、平面視で前向きに開口部する略「コ」字状に形成されたディスク支持部60Aを備えている。ディスク支持部60Aを構成する左右のガイドアーム部60Bには、記録メディア12の周縁部を摺動可能に入り込ませるガイド溝60Cが形成されている。これにより、記録メディア12は、周縁部をガイド溝60Cに入り込ませてディスクローディングアーム60に支持され、ディスクローディングアーム60に対し前方へ相対移動することで該ディスクローディングアーム60から取り外されるようになっている。
また、ディスクローディングアーム60には、ディスク支持部60Aの左側のガイドアーム部60Bに沿って被駆動部60Dが設けられている。被駆動部60Dは、左側のガイドアーム部60B及び該ガイドアーム部60Bから後方に延設された部分に被動側ラック64が形成されて構成されている。また、被駆動部60Dの後端からは、ストッパ部60Eが右方に張り出して形成されており、ストッパ部60Eの先端下側にはスプリング係止部60Fが形成されている。
図6乃至図8に示される如く、ディスクシャシ62、63は、左右方向に対向してディスクローディングアーム60を左右から挟むように設けられており、この実施形態では、下ケース22の底板22Aに固着されている。固着構造としては、超音波溶着、接着、ビス止め等を採用することができる。これら底板22Aに固着されたディスクシャシ62、63は、位置決め基準面50、52を閉止している。また、ディスクシャシ62、63は、前後端、側面がそれぞれ周壁20B、22Bから離間している。
これらのディスクシャシ62、63には、ディスクローディングアーム60の左右のガイドアーム部60Bを摺動可能に入り込ませるガイド溝66が前後方向の全長に亘って形成されている。ガイド溝66は、3枚の記録メディア12を独立して支持する3つのディスクローディングアーム60対応して、上下方向に離間して各3つ設けられている。したがって、保持部16、ローディング機構18では、左右一対のディスクシャシ62、ディスクシャシ63によって、3つのディスクローディングアーム60が独立して前後方向に手動可能に支持されている。
すなわち、各ディスクローディングアーム60は、ケース14内の定位置の定位置に記録メディア12を保持する収納保持位置と、記録メディア12をケース14から突出してドライブ装置100の読み書き部(図示省略)とで受け渡しを行うための受け渡し位置とを独立して取り得る。なお、収納保持位置では、ディスクローディングアーム60のストッパ部60Eは、周壁20B、22Bから突設されたストッパ受け67に当接するようになっている。
そして、保持部16は、ディスクローディングアーム60を収納保持位置に偏倚させるためのディスク保持スプリング68を備えている。図1に示される如く、ディスク保持スプリング68は、捩りコイルばねとされており、一端部68Aが底板22Aに固定されたスプリング受け部材70に係止されると共に、他端部68Bがディスクローディングアーム60のスプリング係止部60Fに係止されている。この実施形態では、スプリング受け部材70は、右側のディスクシャシ63の後方に配設されている。
また、ディスク保持スプリング68の中間コイル部68Cは、スプリング受け部材70の後方で底板22Aから立設されたポスト72を挿通させている。ディスク保持スプリング68は、1つのディスクローディングアーム60に対し1つ設けられている。保持部16では、これらディスク保持スプリング68の付勢力によって、上記の通り対応するディスクローディングアーム60を収容保持位置に偏倚させる構成とされている。
図1に示される如く、ガイド溝66においてディスクローディングアーム60の左側のガイドアーム部60Bをガイドする左側のディスクシャシ62は、その前後方向中間部が切り欠かれており、該切欠部分では、各ディスクローディングアーム60の被動側ラック64に被動側ピニオン76が噛み合わされている。被動側ピニオン76は、1つのディスクローディングアーム60に対し1つ設けられており、それぞれ底板22Aから突設された支軸78に回転自在に軸支されている。
また、図2に示される如く、各被動側ピニオン76には、駆動側ピニオン80が同軸的かつ一体(回転するように)に設けられている。この実施形態では、駆動側ピニオン80は、支軸78と歯数が同じで小径(小ピッチ)とされている。各駆動側ピニオン80は、それぞれ異なる駆動ラック82に噛み合わされている。
図1に示される如く、各駆動ラック82は、ディスクシャシ62の左方で互いに左右方向に対向する一対のラックシャシ84、85の異なるガイド溝86に摺動可能にまされることで、前後方向に移動可能とされている。図6乃至図8に示される如く、左方のラックシャシ84は、駆動側ピニオン80の前後に亘り延在しており、右方のラックシャシ85は、駆動側ピニオン80の後ろ側にのみ位置している。ラックシャシ84、85は、ディスクシャシ62、63と同様に、底板22Aに固着されると共に、周壁20B、22Bから離間している。
図2に示される如く、ディスクローディングアーム60が収容保持位置に位置する状態で(初期位置に位置する)駆動ラック82は、その長手(前後)方向中間部よりも後側部分を駆動側ピニオン80と噛み合わせている。これにより、ローディング機構18では、駆動ラック82を後方に移動することで、駆動側ピニオン80が被動側ピニオン76と同方向に回転し、被動側ラック64を有するディスクローディングアーム60が前方に移動するようになっている。駆動ラック82が初期位置から後側移動限まで移動することで、ディスクローディングアーム60が受け渡し位置に至るように、被動側ピニオン76と駆動側ピニオン80とのピッチ比が決められている。なお、駆動ラック82の後側移動限は、駆動側ピニオン80、ディスクローディングアーム60等のケースに対する当接位置(ストッパ)にて決められても良く、ドライブ装置100のラック押圧部材106の移動限として決められても良い。
図1に示される如く、駆動ラック82の前端には、被押圧部82Aが前向き壁として形成されている。駆動ラック82は、ドライブ装置のラック押圧部材106に前方から後方に押圧されることで、後側に移動するようになっている。そして、各駆動ラック82の被押圧部82Aは、正面視で開口部25の右端部に臨んで配置されており、フラッパ28、30が開放位置に位置する状態で、開口部25の右端部から前後方向に沿ってケース14内に進入したラック押圧部材106によって押圧されるようになっている。
(ドライブ装置の構成)
以上説明した記録メディア収容体10が装填され、記録メディア12に対する情報の読み書き(何れか一方でも良い)を行うためのドライブ装置100における開口部開閉機構26、ローディング機構18の操作機構について説明する。
図10には、記録メディア収容体10が装填された状態のドライブ装置100が斜視図にて示されている。この図に示される如く、ドライブ装置100は、開口部開閉機構26のフラッパ28、30を後向きに押圧するためのフラッパ押圧部材102を備えている。フラッパ押圧部材102は、前後方向に長手とされると共に厚み方向が左右方向に一致された平板状に形成されており、その幅(高さ)は開口部25の開口部高さよりもわずかに小とされている。
このフラッパ押圧部材102は、ドライブ装置100位置決め部104上に上方からアクセスしてきた記録メディア収容体10が位置決めされた(ロック機構36によるロックが解除された)状態で、例えばモータ等によって駆動されて後方に移動しつつフラッパ28、30の左端近傍(ケース14から突出してくるディスクローディングアーム60に干渉しない位置)を後向きに押圧するようになっている。
また、ドライブ装置100は、上下方向に並列された3つの駆動ラック82を独立して後向きに押圧するために上下方向に並列された3つのラック押圧部材106を備えている。ラック押圧部材106は、前後方向に長手のロッド状に形成されており、フラッパ押圧部材102が開放させた25における該フラッパ押圧部材102よりも左側部分に対し進退可能とされている。各ラック押圧部材106は、例えばモータによって独立して駆動されるようになっている。
したがって、上段のラック押圧部材106を後方に移動すると記録メディア収容体10の上段の記録メディア12が受け渡し位置に移動し(図10参照)、中段のラック押圧部材106を後方に移動すると記録メディア収容体10の中段の記録メディア12が受け渡し位置に移動し、下段のラック押圧部材106を後方に移動すると記録メディア収容体10の下段の記録メディア12が受け渡し位置に移動するようになっている。なお、記録メディア収容体10は、ケース14内配置された図示しないメモリカードを備えており、ドライブ装置100は、メモリカードとの通信によって情報の読み書きを行う記録メディア12すなわち駆動すべきラック押圧部材106を選択するようになっている。メモリカードには、例えば各記録メディア12の容量が予め記録されており、また例えばドライブ装置100での情報書き込み又は消去の度に残容量が記録されるようになっている。
以上説明したドライブ装置100は、受け渡し位置に位置する記録メディア12を、図示しない読み書き部(記録再生部)に自動的にローディングし(引き込み)、読み書き終了後の記録メディア12を自動的に受け渡し位置に復帰させる(ディスクローディングアーム60に受け渡す)ようになっている。この構成については、公知の各種構造を採用することができる。
(ライブラリ装置の構成)
次に、多数の記録メディア収容体10を取り扱うためのライブラリ装置200の一例について説明する。図11に概略斜視図にて示される如く、ライブラリ装置200は、それぞれ記録メディア収容体10を収容可能な複数のホルダ部(マガジン)202を有する収容棚部204と、1基又は複数(本実施形態では4基)のドライブ装置100が設置された記録再生部206と、記録メディア収容体10の後端側部を把持可能なロボットハンド(チャッキング機構)208を各ホルダ部202と各ドライブ装置100との間で移動可能な搬送ロボット210とを備えて構成されている。
図12に示される如く、搬送ロボット210のロボットハンド208は、左右一対のアーム212の先端に把持用ノッチ56に入り込み(係合し)得る爪部214が設けられており、左右のアーム212を駆動して左右の爪部214を接離させることができる。これにより、ロボットハンド208は、各ホルダ部202に収容されている記録メディア収容体10にアクセスし、該記録メディア収容体10を、左右の把持用ノッチ56に爪部214を入り込ませて把持、搬送し得る。
以上説明したライブラリ装置200では、使用される記録メディア収容体10を搬送ロボット210によってホルダ部202から抜き出して記録再生部206のドライブ装置100へ装填し、使用後の記録メディア収容体10を搬送ロボット210によってドライブ装置100から抜き出して収容棚部204のホルダ部202へ収容(装填)するようになっている。これにより、複数(多数)収容した記録メディア収容体10を自動的かつ高速でドライブ装置100に着脱でき、大規模(大容量の)な情報バックアップシステムが構築されている。
以上説明したライブラリ装置200は、記録テープカートリッジ500用のライブラリ装置を転用して構成し得る。すなわち、記録メディア収容体10は、記録テープカートリッジ500とほぼ同じ外形寸法を有し、把持用ノッチ56の相対位置が把持用ノッチ514の相対位置と一致するので、搬送ロボット210はロボットハンド208で記録メディア収容体10を把持しドライブ装置100まで搬送し得る。このドライブ装置100(記録再生部206)を、記録テープカートリッジ500用のドライブ装置に代えて設置することでライブラリ装置200が構成されている。
なお、ライブラリ装置200は、記録メディア収容体10と、記録テープカートリッジ500(を含む他の記録媒体カートリッジのうちの少なくとも一部)とを、共に取り扱う構成されても良い。記録メディア収容体10と記録テープカートリッジ500とは寸法形状がほぼ共通化されているので、搬送ロボット210を共用することができる。このように共用する場合、ライブラリ装置200は、上記した認識凹部54の有無や傾斜角に応じて、各ホルダ部202において記録メディア収容体10と記録テープカートリッジ500とを識別することができる。また、記録メディア収容体10内にメディア識別用のメモリカード(ICチップ)を搭載し、ロボットハンド208に設けたカードリーダとの通信によってメディアを識別するようにしても良い。
次に、本実施形態の作用を説明する。
上記構成の記録メディア収容体10は、記録メディア12に対する情報の読み書きを行い得る又は行う可能性がある期間中は、ライブラリ装置200の各ホルダ部202に収容されている。そして、記録メディア12に対する情報の読み書きを行う際には、記録メディア収容体10は、左右の把持用ノッチ56搬送ロボット210によって把持されつつ各ホルダ部202から取り出され、ドライブ装置100に装填される。
この装填動作(降下)に伴って、ケース14の位置決め孔46、位置決め孔48に位置決めピンが挿入されると共に位置決め基準面50、52、58Aがドライブ装置の位置決め面、基準面に当接し、記録メディア収容体10はドライブ装置100の104上で水平方向及び鉛直方向に性格に位置決めされる。また、記録メディア収容体10のドライブ装置100への装填動作に伴って、ロック解除部材40の下端部40Aがロック解除部材に押圧され、ロック部材38が被ロック部30Cに対し上方に移動(オフセット)してフラッパ28、30のロック解除状態となっている。
次いで、ドライブ装置100は、フラッパ押圧部材102を駆動する。すると、後方に移動するフラッパ押圧部材102に押圧されたフラッパ28、フラッパ30は閉止位置から開放位置に切り替わり、開口部25が開放される。さらに、ドライブ装置100は、3つのラック押圧部材106のうち、情報の読み書きを行うべき記録メディア12に対応した1つのラック押圧部材106を駆動する。すると、このラック押圧部材106と共に駆動ラック82が後方に移動して駆動側ピニオン80を被動側ピニオン76と共に回転させ、被動側ピニオン76に噛み合っている被動側ラック64すなわちディスクローディングアーム60を前方に移動させる。
ラック押圧部材106が後側移動限に達すると、ディスクローディングアーム60は、支持している記録メディア12と共に受け渡し位置に至り、受け渡し位置に至った記録メディア12は、ドライブ装置100の読み書き部に自動的にローディングされる。この記録メディア12に対する情報の読み書きが終了すると、記録メディア12はドライブ装置によって受け渡し位置に復帰し、受け渡し位置で待機していたディスクローディングアーム60に受け渡される。ラック押圧部材106が前方に退避すると、ディスク保持スプリング68の付勢力によってディスクローディングアーム60は記録メディア12と共に収容保持位置に復帰する。
他の記録メディア12に対し情報の読み書きを行う場合には、該他の記録メディア12に対応したラック押圧部材106を駆動し、上記した動作が再度行われる。記録メディア収容体10の記録メディア12に対する情報の読み書きが終了すると、ドライブ装置100はフラッパ押圧部材102を前方に退避させる。すると、フラッパ28、30がリターンスプリング34の付勢力によって閉止位置に復帰する。さらに記録メディア収容体10をドライブ装置100位置決め部104から持ち上げると(排出動作に伴って)、ロックボス部42からロック解除部材が抜け出し、ロックスプリング44の付勢力によってロック部材38がロック位置に復帰する。
この状態で、記録メディア収容体10はドライブ装置100から排出される。すると、ライブラリ装置200の搬送ロボット210は、左右の把持用ノッチ56において記録メディア収容体10を把持しつつ、該記録メディア収容体10を所定のホルダ部202に収容する。
この記録メディア収容体10の記録メディア12に対する情報の読み書きの要求がなくなった場合、記録メディア12に記録されている情報を記録メディア12と共に保存する場合がある。この場合、記録メディア12を記録メディア収容体10から取り出し、記録メディア12を保管するための記録メディア保管部に保存する。
ここで、記録メディア収容体10では、単なる扁平矩形状に形成された記録メディア12を収容し、ライブラリ装置200での取り扱いを可能とすることができる。これにより、記録メディア12を自動的にドライブ装置100に装填して所要の情報を書き込み、又は読み取ることができる。また、ライブラリ装置200での取り扱い中に、記録メディア12は、ケース14によって落下衝撃等から効果的に保護される。
そして、記録媒体12Aをメディア筺体12Bで被覆した記録メディア12を情報記録媒体として保管する場合には、記録メディア収容体10から取り出して、ケース14の保管スペースを要しないコンパクトな保存空間にて保存することができる。すなわち、記録テープカートリッジ500のように磁気テープ502(を巻装した504)をケース506と共に保存する必要がないので、情報を保管するためのスペース効率が高い。
また、記録メディア収容体10では、把持用ノッチ56においてライブラリ装置200の搬送ロボット210に確実に把持され、適正な姿勢でホルダ部202とドライブ装置100との間の搬送経路を搬送される。そして、記録メディア収容体10の外形寸法(長さL、幅W、高さH)及び把持用ノッチ56の相対寸法(長さL1、高さH1、及び把持用ノッチ56よりも後側での幅W)が記録テープカートリッジ500の対応する寸法と共通化されているので、該記録テープカートリッジ500のライブラリ装置を転用してライブラリ装置200を構成したり、記録テープカートリッジ500とでライブラリ装置200を共用したりすることが可能となる。
さらに、記録メディア収容体10では、前壁14Aに設けられて開口部開閉機構26にて開閉される開口部25の他には、開放し得る開口部が存在しないので、例えば、単一のリール504をドライブ装置によって回転駆動するためのリールアクセス孔を底板に有する記録テープカートリッジ500と比較して、高い防塵性、剛性、耐衝撃性を達成することができる。しかも、開口部開閉機構26のフラッパ28、30はリターンスプリング34にて閉止位置に偏倚されているので、開口部25が不用意に開放されてしまうことが防止され、また特にロック機構36を備えるために開口部25が不用意に開放されてしまうことが効果的に防止され、一層良好な防塵効果を得ることができる。
またさらに、記録メディア収容体10では、前壁14Aに設けた開口部25から記録メディア12が前向きに移動して受け渡し位置に至るため、ドライブ装置100を大型化することなく、かつ簡素な構成とすることができる。
またここで、記録メディア収容体10は、複数の記録メディア12を独立して取り出し(ドライブ装置100へ受け渡し)可能に収容するため、これらの記録メディア12の収容数や個々の容量に応じて、全体(1つの記録メディア収容体10当たり)の記録容量を所望の容量に設定することが可能となる。また、扁平状の記録メディア12を該扁平方向に並列してケース14内に収容するため、これら複数の記録メディア12を高いスペース効率で収容することができる。さらに、各記録メディア12のドライブ装置100への受け渡し良好である。
なお、上記実施形態では、記録メディア収容体10が図13に示す記録テープカートリッジ500と同等の外形寸法を有する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、図14に示される記録テープカートリッジ600と略共通の(ライブラリ装置を転用乃至共用し得る)外形寸法としても良い。記録テープカートリッジ600について、500と異なる部分を補足すると、記録テープカートリッジ600は、ケース601の角隅部を切り欠いて形成された開口部602から磁気テープ502を引き出すようになっており、この開口部602は、磁気テープ502の先端に設けられたリーダブロック604が装着されて閉止されるようになっている。
この記録テープカートリッジ600の外形寸法(JIS X−6123参照)に対応して、変形例に係る記録メディア収容体10では、長さL=125[mm]±5[mm]、幅W=110[mm]±5[mm]、高さH=25[mm]±5[mm]の外形寸法を有する。また、内蔵する記録メディア12は、35[mm]四方から70[mm]四方とされ、ケース14内に扁平方向に対向されつつ4枚収納保持されるようになっている。なお、保持部16、ローディング機構18の構造は上記実施形態と同様である。
また、記録テープカートリッジ600(と同程度の寸法を有する記録テープカートリッジ)には、把持用ノッチ514に相当するノッチは存在しないものと、把持用ノッチ514を有するものとが存在するが、本変形例に係る記録メディア収容体10は把持用ノッチ56を備える。ノッチを備えない600は、後端部がロボットアームにて上下から把持されるが、このロボットアームにて記録メディア収容体10の後端部をも把持することができる。
本発明の実施形態に係る記録メディア収容体の内部構造を示す上側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体の内部構造を示す下側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体の外観を示す上側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体の外観を示す下側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体を構成する下ケース及び該下ケースへの固定部品を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体を構成する下ケース及び該下ケースへの固定部品を示す、図6とは異なる方向から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体を構成する下ケース及び該下ケースへの固定部品を示す、図6及び図7とは異なる方向から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体を構成するロック機構による付ラッパのロック状態を示す一部切り欠いた斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体のドライブ装置内での記録メディアローディング状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体を取り扱うライブラリ装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体を取り扱うライブラリ装置のロボットハンドを拡大して示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る記録メディア収容体とでライブラリ装置を共用し得る記録テープカートリッジの斜視図である。 本発明の実施形態の変形例に係る記録メディア収容体とでライブラリ装置を共用し得る記録テープカートリッジの斜視図である。
符号の説明
10 記録メディア収容体
12 記録メディア
12B メディア筺体
12A 記録媒体
14 ケース
16 保持部(保持手段)
18 ローディング機構
25 開口部
28・30フラッパ(閉止部材)
36 ロック機構
56 把持用ノッチ(把持用凹部)
100 ドライブ装置
102 フラッパ押圧部材(押圧部材)
210 搬送ロボット(搬送装置)

Claims (13)

  1. 記録媒体が筺体で覆われて構成された記録メディアを、開口部から出し入れ可能に収容するためのケースと、
    前記ケース内に設けられ、該ケース内に前記記録メディアを保持する保持手段と、
    前記ケース内に設けられ、前記記録メディアへの情報の書き込み又は前記記録メディアに記録された情報の読み取りを行うためのドライブ装置に前記ケースが装填された場合に、該ドライブ装置の要求に応じて前記記録メディアにおける少なくとも情報の書き込み又は読み取りが行われる部分を、前記開口部を通じて前記ケースの外側に突出させるローディング機構と、
    を備えた記録メディア収容体。
  2. 前記ケースは、前記ドライブ装置への装填方向に沿う一対の壁部にそれぞれ把持用凹部が設けられており、
    前記把持用凹部は、前記記録メディアを収容した前記記録メディア収容体を格納部とドライブ装置との間で搬送するための搬送装置によって把持されるように構成されている請求項1記載の記録メディア収容体。
  3. 前記ケースは、前記開口部においてのみ内外が連通される請求項1又は請求項2記載の記録メディア収容体。
  4. 前記ケースは、扁平状に形成された前記記録メディアの扁平方向に対向する一対の板部と、該一対の板部を連結し周方向の一部に前記開口部が形成された周壁とを有しており、かつ前記一対の板部の外面の一方に、ドライブ装置に対する記録メディア扁平方向の位置基準となる基準面が形成されている請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の記録メディア収容体。
  5. 前記ケースは、前記周壁における前記ドライブ装置への装填側の面に前記開口部が形成されている請求項4記載の記録メディア収容体。
  6. 前記開口部を開閉可能に閉止する閉止部材をさらに備えた請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の記録メディア収容体。
  7. 前記閉止部材は、付勢部材によって前記開口部を閉止する閉止位置に偏倚されており、前記ドライブ装置の押圧部材に押圧されて前記ケースの内方に変位することで前記開口部を開放するように構成されている請求項6記載の記録メディア収容体。
  8. 前記閉止部材を前記開口部の閉止位置にロックし、前記ケースが前記ドライブ装置に位置決めされた状態で前記ロック状態が解除されるロック機構をさらに備えた請求項6又は請求項7記載の記録メディア収容体。
  9. 前記ケースは、複数の前記記録メディアを共通の前記開口部から出し入れ可能に収容可能に構成され、
    前記保持手段は、前記複数の記録メディアを独立して保持可能に構成され、
    かつ前記ローディング機構は、前記複数の記録メディアを独立して前記ケースから突出させ得るように構成されている請求項1乃至請求項8の何れか1項記載の記録メディア収容体。
  10. 前記保持手段は、それぞれ扁平状に形成された前記複数の記録メディアを、該記録メディアの扁平方向に対向させつつ保持するようになっている請求項9記載の記録メディア収容体。
  11. 前記ケースは、前記ドライブ装置への装填方向に沿う方向の長さが100mm、前記長さ方向に直交する方向の幅が105mm、前記長さ及び幅放送法に直交する方向の高さが20mmで、かつ前記各寸法に対する公差が±5mmである外径寸法を有し、
    前記保持手段は、前記扁平状に形成された記録メディアを3枚まで保持可能とされている請求項10記載の記録メディア収容体。
  12. 前記ケースは、前記ドライブ装置への装填方向に沿う方向の長さが125mm、前記長さ方向に直交する方向の幅が110mm、前記長さ及び幅放送法に直交する方向の高さが25mmで、かつ前記各寸法に対する公差が±5mmである外径寸法を有し、
    前記保持手段は、前記扁平状に形成された記録メディアを4枚まで保持可能とされている請求項10記載の記録メディア収容体。
  13. 記録媒体が筺体で覆われて保護されている記録メディアが、請求項1乃至請求項12の何れか1項記載の記録メディア収容体に収容されている記録メディアカートリッジ。
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