JP2007333581A - 分光器及び分光方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度な分光を行うことが可能な分光器等を提供する。
【解決手段】分光器は、入射された光を分光する凹面回折格子303と、凹面回折格子303に光を入射させる入射光導入手段301と、凹面回折格子303によって波長ごとに分光された出射光を受光する出射光受光手段305とを有する。分光器は、入射光導入手段301によって発せられた光の凹面回折格子303への入射角度を制限する入射開口302と、凹面回折格子303によって波長ごとに分光された出射光の出射光受光手段305への出射角度を制限する出射開口304とをさらに有する。凹面回折格子303と入射開口302と出射開口304とのうちの少なくとも2つが、凹面回折格子303が成すローランド円に沿って相対的に回転移動できるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、試料の分光特性の測定等に用いられる分光器及び分光方法に関する。
従来の分光器は回折格子が用いられたものが多く、主に図7に示されるような構成がとられている。
光源101からの光は入射スリット102によって制限され、回転可能な回折格子103へ入射される。回折格子103へ入射された光は、波長毎に異なる角度へ回折され、特定の波長の光のみが出射スリット104を通過し、集光レンズ105で集光されて検出器106に入る。このような構成の分光器では、回折格子103を回転させることによって出射スリット104を通過する波長が変化するので、分光測定が可能となる。
また、図8に示される構成をとることにより、回折格子を回転させなくても分光測定が可能となる。図8の構成では、検出器204にダイオードアレイを用いており、各ダイオードで各波長に対応した測定データを取得することにより、分光測定を可能としている。
図7に示した構成のように回折格子を回転させる場合、回転角の角度制御の精度が分光測定の精度に大きく影響する。そこで特許文献1には、測定波長精度を高めるため、光源と回折格子との位置関係を固定した分光器本体と、分光器本体の外部に設けられた検出部と、分光器本体と検出部とを相対的に回転移動させる回転移動機構とを有する分光器が提案されている。特許文献1の分光器によれば、回折格子自体を回転させることなく分光を行うことが可能である。
また、凹面回折格子にはローランド円と呼ばれるものが存在する。ローランド円とは、凹面に作った回折格子の中心で接し、その凹面回折格子の曲率半径を直径とする円である。ローランド円上の任意の点にスリットを置いて光を入射し、凹面回折格子で回折を起こすと、収差のないスペクトルがローランド円上に結像する。
特開平7−198487号公報
特許文献1の分光器のように回折格子と光源との位置関係を固定した分光器本体と検出器とを相対的に回転移動させた場合も、あるいはローランド円上の出射スリットを回転移動させた場合も、測定する波長の精度を高めることは可能である。しかし、出射スリットのみが相対的に動作するため、回折効率が最大となる出射スリットの位置は特定の波長のみでしか実現されない。つまり、出射スリットを通過する光の強度に波長分散があるため、波長によっては光強度におけるノイズ成分が大きくなってしまい、分光精度が低下するという問題が生じる。
そこで本発明は、高精度な分光を行うことが可能な分光器及び分光方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の分光器は、入射された光を波長ごとに分光する凹面回折格子と、該凹面回折格子に光を入射させる入射光導入手段と、前記凹面回折格子によって波長ごとに分光された出射光を受光する出射光受光手段と、を有する分光器において、前記入射光導入手段によって発せられた光の前記凹面回折格子への入射角度を制限する入射開口と、前記凹面回折格子によって波長ごとに分光された出射光の前記出射光受光手段への出射角度を制限する出射開口と、をさらに有し、分光対象の波長に関して、前記入射開口と前記出射開口が前記凹面回折格子の最大回折効率の位置に配置されるように、前記凹面回折格子と前記入射開口と前記出射開口とのうちの少なくとも2つを前記凹面回折格子が成すローランド円に沿って相対的に回転移動できるように構成したことを特徴とする。
上記本発明によれば、高精度な分光を行うことができる。
図1を参照して、本発明の一実施形態に係る分光器について説明する。
本実施形態の分光器は、光を発する入射光導入手段301と、入射光導入手段301から発せられた光の凹面回折格子303への入射角度を制限する入射開口302と、入射開口302を通過した光を波長ごとに分光する凹面回折格子303とを有している。この分光器はさらに、凹面回折格子303で分光波長が選択された光の出射光受光手段305への出射角度を制限する出射開口304と、出射開口304を通過した光を受光する出射光受光手段305とを有している。入射開口302と出射開口304は、それぞれ凹面回折格子303のローランド円309上に配置されている。分光器は、入射光導入手段301及び入射開口302をローランド円309に沿って回転移動させる入射光学系回転機構306と、出射光受光手段305及び出射開口304をローランド円309に沿って回転移動させる検出光学系回転機構307とを有している。分光器はまた、凹面回折格子303をローランド円309に沿って回転移動させる回折格子回転機構308を有している。
上記のように構成された本実施形態の分光器によれば、入射光導入手段301より発された光は、入射開口302を通じて凹面回折格子303への入射角が制限されて、凹面回折格子303に入射する。凹面回折格子303へ入射された光は、凹面回折格子303によって回折されて出射開口304へ向かう。出射開口304からは、凹面回折格子303と入射開口302と出射開口304との配置関係に応じた特定の波長範囲の光が取り出される。このとき、凹面回折格子303の回折面の中心と、入射開口302と、出射開口304とは、凹面回折格子303のローランド円309上に配置されている。さらに、入射開口302および出射開口304は、常に回折格子303の最大回折効率の位置となる位置に配置されている。これにより、出射開口304を通過する波長分光の光強度が高められている。出射開口304を通過した光を、分光器の内部もしくは外部に設置された出射光受光手段305で受光することにより、特定の波長範囲の光特性を測定することができる。
ここで、「最大回折効率の位置」について説明する。
一般的に回折格子には、形状によらず、回折効率が最大となる位置が存在する。溝形状の一例として、溝の断面形状が鋸歯状である回折格子401について、図2を用いて説明する。図2において、溝の斜面402に対して、入射光403と回折光404とが鏡面反射の関係(X=Y)にあるとき、回折光404にエネルギーの大部分が集中する。本発明では入射光403と回折光404がこの位置関係あるときを「最大回折効率の位置」ということとする。因みに溝の傾きの角度をブレーズ角(B)という。
最大回折効率の位置は入射光の波長により変化する。そのため、出射開口304が常に最大回折効率の位置にあるように、入射開口302、出射開口304、凹面回折格子303をそれぞれ、入射光学系回転機構306、検出光学系回転機構307、回折格子回転機構308を用いて相対的に回転移動させる必要がある。これにより、高精度な分光測定を行うことが可能となる。なお、入射開口302、出射開口304、凹面回折格子303はローランド円309に沿って相対的に回転移動させれば良いので、このうちの1つを固定して、それ以外の2つを回転移動させても分光測定は可能である。
ここで、鋸歯状溝の回折格子に関して「最大回折効率の位置」における、入射光、回折光の位置関係について図3および下記の数式を用いて説明する。
鋸歯状溝の回折格子の法線と入射光がなす角をα、法線と回折光がなす角をβとすると、グレーティング方程式より、
Figure 2007333581
が成り立つ。Nは単位長さあたりの溝の数であり、mは回折光の次数である。また、ブレーズ角をBとすると、
Figure 2007333581
が成り立つ。前述のように回折光の進行方向に波長λのエネルギーが集中する。このときの波長がブレーズ波長であり、「λB」とする。
式(2)を式(1)に代入することで、
Figure 2007333581
が得られる。分光測定の際、式(3)を満たすように各波長でα、βを調節することで、常に「最大回折効率の位置」の関係が維持される。
以下に、本実施形態の分光器を構成する入射光導入手段301、回折格子303、入射開口302および出射開口304、出射光受光手段305について説明する。
(入射光導入手段)
入射光導入手段301としては、基本的にはハロゲンランプ、タングステンランプ、キセノンランプ、LED、レーザー等の光源を用いることができるが、分光測定を行う試料自体が発光する蛍光や化学発光を用いてもよい。波長領域の広い分光測定を行う場合は、目的の波長帯にもよるが、ハロゲンランプやタングステンランプ、キセノンランプのような広帯域で発光できる光源を用いることが好ましい。
(回折格子)
回折格子は、大きく分けて平面回折格子と凹面回折格子との2つのタイプに分けられるが、本発明では凹面回折格子のタイプが用いられる。また、回折格子の溝形状は、図4に示したような(a)鋸歯状溝、(b)正弦波状溝、(c)矩形状溝等に細かく分けられるが、本実施形態の回折格子303としては、入射光を分光できるものであれば、上記の如何なる形状のものであっても良いが、好ましくは鋸歯状の凹面回折格子が良い。
(入射開口および出射開口)
入射開口302および出射開口304はピンホールやスリット等からなり、測定波長の精度を上げるために開口の大きさは小さいことが好ましい。なお、入射開口302と入射光導入手段301、出射開口304と出射光受光手段305は、それぞれ一体となって移動するように構成されていてもよい。
(出射光受光手段)
出射光受光手段305は、出射開口304を通過した光を受光する素子を含んでいれば如何なるものでも良いが、測定波長範囲において受光感度特性が一定である素子が好ましい。可視領域であればシリコンダイオード、近赤外領域であればInGaAsのような化合物半導体からなる受光素子を有するものが好ましい。
出射光受光手段305は分光器の内部または外部のいずれに設置されていてもよい。分光器の外部に出射光受光手段305が設置される場合は、出射光を出射光受光手段305に導くための導波手段が分光器の内部に備えられていることが好ましい。導波手段としては、出射光の強度を効率よく出射光受光手段305に導くものであれば如何なるものでも良いが、コア層とクラッド層とで構成される導波路を有するものが好ましい。導波手段として光ファイバーを用いることがさらに好ましい。
以下に本発明の実施例について説明する。しかしながら、これらは本発明の範囲をなんら限定するものではない。
(第1の実施例)
本実施例では、試料台と検出器を移動させずに試料の分光測定を行う場合について説明する。
<構成>
図5は、本発明の第1の実施例に係る分光器の構成を示す概略図である。
本実施例の分光器は、入射スリット502を備えた光源としてのハロゲンランプ501と、入射光を分光する反射型凹面回折格子(以下、単に「凹面回折格子」と記載する)503と、凹面回折格子503で分光された回折光の特定の波長の光を取り出す出射スリット504とを有している。この分光器は、分光測定を行う試料が載置される試料台505と、出射スリット504を通過した光の集光を行う集光レンズ506と、集光レンズ506で集光された光を検出する検出器507とをさらに有している。分光器はまた、ハロゲンランプ501を凹面回折格子503のローランド円508に沿って回転移動させるハロゲンランプ回転ユニット509と、凹面回折格子503をローランド円508に沿って回転移動させる回折格子回転ユニット510とを有している。分光器にはこれらの回転ユニット509,510を制御するコントロールユニット512が備えられている。分光器は、ハロゲンランプ501および凹面回折格子503をローランド円508に沿って回転移動させるための回転移動用レール511を備えている。
<分光測定方法>
ハロゲンランプ501から発せられた光は、ハロゲンランプ501に付属した入射スリット502によって凹面回折格子503への入射角が限定されて、凹面回折格子503に入射する。凹面回折格子503で回折された光は出射スリット504へ向かうが、凹面回折格子503と出射スリット504との位置関係によって、出射スリット504を通過する光の波長が限定される。出射スリット504を通過した光のみが試料台505を照射し、集光レンズ506で集光され、検出器507で受光される。なお、検出器にはフォトダイオードを用いている。
試料台505上の試料の分光測定を行う際には、ハロゲンランプ501、凹面回折格子503を、それぞれハロゲンランプ回転ユニット509、回折格子回転ユニット510を用いてローランド円508に沿って回転移動させる。これにより、出射スリット504を通過させる波長を変化させることができる。なお、ハロゲンランプ501、凹面回折格子503は、回転移動用レール511上を移動することにより、常にローランド円508に沿って移動できるようになっている。なお、回転移動用レール511を用いずに、ローランド円508の中心を回転軸としてハロゲンランプ501、凹面回折格子503をアームで回転させるような機構を使用することによっても、同様な分光測定を行うことが可能である。分光測定におけるハロゲンランプ501、凹面回折格子503の回転制御は、コントロールユニット512によって行われる。
(第2の実施例)
本実施例では、回折格子と入射光源を移動させずに試料の分光測定を行う場合について説明する。
<構成>
図6は、本発明の第2の実施例に係る分光器の構成を示す概略図である。
本実施例の分光器は、光源としての白色LEDアレイ601と、白色LEDアレイ601からの光の入射角を限定する入射スリット602と、入射スリット602を通過した光を分光する反射型凹面回折格子(以下、単に「凹面回折格子」と記載する)603とを有している。尚、この凹面回折格子603は1mmあたり2400本の溝が形成されてあり、ブレーズ角は30°である。この分光器はさらに、凹面回折格子603で分光された回折光を取り出す出射スリット604と、分光測定を行う試料が載置される試料台605と、出射スリット604を通過した光の集光を行う集光レンズ606とを有している。分光器は、さらに、集光レンズ606で集光された光を検出する検出器607を有している。
分光器は、入射スリット602を凹面回折格子603のローランド円608に沿って回転移動させる入射スリット回転ユニット609を有している。分光器はまた、出射スリット604、試料台605、集光レンズ606および検出器607を含む受光光学系をローランド円608に沿って回転移動させる受光光学系回転ユニット610を有している。分光器にはこれらの回転ユニット609,610を制御するコントロールユニット612が備えられている。分光器は、入射スリット602および受光光学系604〜607をローランド円608に沿って回転移動させるための回転移動用レール611を備えている。
<分光測定方法>
白色LEDアレイ601の1つのLEDから発せられた光は、入射スリット602によって凹面回折格子603への入射角が限定されて、凹面回折格子603に入射する。凹面回折格子603で回折された光は出射スリット604へ向かうが、第1の実施例と同様に、凹面回折格子603と出射スリット604との位置関係によって、出射スリット604を通過する光の波長が限定される。例えば、入射スリット604と凹面回折格子603の法線がなす角αを32.4807°、出射スリット604と凹面回折格子603の法線がなす角βを27.5293°とすることで、波長650nmの光を最も効率よく測定できる。また、αを32.5871°、βを27.5193°と変えることにより、波長700nmの光を最も効率よく測定ができる。このようにα、βを変えることで、常に最大回折効率の位置を維持し、分光測定を行うことができる。出射スリット604を通過した光のみが試料台605を照射し、集光レンズ606で集光され、検出器607で受光される。なお本実施例では、光源に光強度が比較的小さいLEDを用いているため、検出器607には受光感度が高い光電子増倍管を用いている。
試料台605上の試料の分光測定を行う際には、入射スリット602、受光光学系604〜607出射スリット604を、それぞれ入射スリット回転ユニット609、受光光学回転ユニット610を用いてローランド円608に沿って回転移動させる。これにより、出射スリット604を通過させる波長を変化させることができる。入射スリット602、受光光学系604〜607は、回転移動用レール611上を移動することにより、常にローランド円608上を移動できるようになっている。なお、第1の実施例と同様に、回転移動用レール611を用いずに、ローランド円608を中心を回転軸として入射スリット602、受光光学系604〜607をアームで回転させるような機構を使用することによっても、同様な分光測定を行うことが可能である。分光測定における入射スリット602、受光光学系604〜607の回転制御は、コントロールユニット612によって行われる。
本発明の一実施形態に係る分光器を示す概略構成図である。 最大回折効率の位置について説明するための図である。 ブレーズ波長の位置について説明するための図である。 回折格子の種類を説明するための図である。 本発明の第1の実施例に係る分光器の構成を示す概略図である。 本発明の第2の実施例に係る分光器の構成を示す概略図である。 従来の分光器の構成を示す図である。 従来の他の分光器の構成を示す図である。
符号の説明
301 入射光導入手段
302 入射開口
303 凹面回折格子
304 出射開口
305 出射光受光手段
309,508,608 ローランド円
501 ハロゲンランプ
502,602 入射スリット
503,603 凹面回折格子
504,604 出射スリット
507,607 検出器
601 白色LEDアレイ

Claims (2)

  1. 入射された光を波長ごとに分光する凹面回折格子と、該凹面回折格子に光を入射させる入射光導入手段と、前記凹面回折格子によって波長ごとに分光された出射光を受光する出射光受光手段と、を有する分光器において、
    前記入射光導入手段によって発せられた光の前記凹面回折格子への入射角度を制限する入射開口と、前記凹面回折格子によって波長ごとに分光された出射光の前記出射光受光手段への出射角度を制限する出射開口と、をさらに有し、
    分光対象の波長に関して、前記入射開口と前記出射開口が前記凹面回折格子の最大回折効率の位置に配置されるように、前記凹面回折格子と前記入射開口と前記出射開口とのうちの少なくとも2つを前記凹面回折格子が成すローランド円に沿って相対的に回転移動できるように構成したことを特徴とする分光器。
  2. 入射された光を波長ごとに分光する凹面回折格子と、該凹面回折格子に光を入射させる入射光導入手段と、前記凹面回折格子によって波長ごとに分光された出射光を受光する出射光受光手段と、を有する分光器を用いた分光方法において、
    前記凹面回折格子と、前記入射光導入手段によって発せられた光の前記凹面回折格子への入射角度を制限する入射開口と、前記回折格子によって波長ごとに分光された出射光の前記出射光受光手段への出射角度を制限する出射開口と、のうちの少なくとも2つを前記凹面回折格子が成すローランド円に沿って相対的に回転移動させ、分光対象の波長に関して、前記入射開口と前記出射開口を前記凹面回折格子の最大回折効率の位置に配置することを特徴とする分光方法。
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