JPH0287028A - 回折格子分光器 - Google Patents
回折格子分光器Info
- Publication number
- JPH0287028A JPH0287028A JP23824788A JP23824788A JPH0287028A JP H0287028 A JPH0287028 A JP H0287028A JP 23824788 A JP23824788 A JP 23824788A JP 23824788 A JP23824788 A JP 23824788A JP H0287028 A JPH0287028 A JP H0287028A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diffraction grating
- wavelength
- grating
- diffracted light
- sign bar
- Prior art date
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- Pending
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Spectrometry And Color Measurement (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は紫外可視域と云うような測定可能波長領域の広
い分光光度計に関する。
い分光光度計に関する。
(従来の技術)
分光光度itでは分散素子として回折効率の高いエシェ
レット型回折格子をブレーズ波長付近で使用することが
一般に行われている。回折格子でブレーズ回折光を利用
しようとすると、一つの回折格子でカバーできる波長域
は比較的せまいものとなる。従って従来の広波長域分光
光度計ではブレーズ波長の異る幾つかの回折格子を切換
えて使用するようにしていた。
レット型回折格子をブレーズ波長付近で使用することが
一般に行われている。回折格子でブレーズ回折光を利用
しようとすると、一つの回折格子でカバーできる波長域
は比較的せまいものとなる。従って従来の広波長域分光
光度計ではブレーズ波長の異る幾つかの回折格子を切換
えて使用するようにしていた。
(発明が解決しようとする課題)
ブレーズ波長の異る複数の回折格子を切換えて使用する
型の分光器では回折格子が複数個必要であり、また切換
機構も必要なので装置が高価になる上、切換機構は高精
度を要求されるので耐久性も低下する。
型の分光器では回折格子が複数個必要であり、また切換
機構も必要なので装置が高価になる上、切換機構は高精
度を要求されるので耐久性も低下する。
本発明は一個の回折格子で切換え機構なしに異るブレー
ズ波長を設定して広い波長領域をカバーできるようにし
ようとするものである。
ズ波長を設定して広い波長領域をカバーできるようにし
ようとするものである。
(課題を解決するための手段)
格子溝の両側の斜面の格子面に対する傾斜角を互いに異
らせた回折格子を用い、測定波長の所属波長領域に従っ
て+1次回折光或は−1次回折光の何れかを利用するよ
うにした。
らせた回折格子を用い、測定波長の所属波長領域に従っ
て+1次回折光或は−1次回折光の何れかを利用するよ
うにした。
(作用)
本発明で用いられる回折格子は第1図に示すような溝断
面を有する。図でgが格子溝で、■は格平面である。溝
gの左右斜面の格子面Vに対する傾斜角がθ1.θ2と
互いに異らせである。回折格子による回折光の波長は溝
の斜面の傾斜角には関係なく格子定数(溝のピッチ)d
と格子面に対する光の入射角と回折光の出射角によって
のみ決まる。第2図は回折格子を用いた分光器の一般的
構成でInは入射スリット、Exは出射スリットで、こ
れらの位置は固定されており、Gは回折格子で0点を中
心に回動できる。回折格子として凹面回折格子を使用す
るときは、0点とIn、Exの3点は一つのローランド
円上に位置するように配置される。回折格子として平面
回折格子を用いるときは、回折格子GとInおよびEx
との間には夫々コリメータレンズ(或は鏡)とテレメー
タレンズ(或は鏡)が置かれ回折格子に入出射する光は
平行光束となる。何れの場合にしても、0点において光
の入射方向と出射方向との2等分線の方向をNとすると
き、回折格子の格子面の中心法線がONと一致した位置
は回折格子の波長0の位置である。回折格子の中心法線
がONより左側に位置したときのExからの出射光を−
1次回折光、右側に位置したときの出射光を+1次回折
光とする。正負何れの1次回折光でもその波長は回折格
子の中心法線OnとONとのなす角φによって決まり、
φが等しければ正負何れの1次光でも波長は等しい。こ
の波長λと角φおよび格子定数で与えられる。他方ブレ
ーズ回折光(単にブレーズ光と云う)の波長は、ブレー
ズ回折が入射光と1次回折光とが格子溝の斜面に対して
鏡面反射の関係になる場合に起ることを考慮して、第1
図のa面に対してはブレーズ波長λaは格子面中心法f
IOnがONに対し正側にθ1回転した位置であるから
、 λa−2d cos 7 sinθ1 同じく5面に関しては λl) −−2dcos 7stn (−θ2)(−1
次回折光) 回折格子の回折効率は回折格子がブレーズ回折を起す方
向で最大であり、その前後で次第に低下しているので、
回折光の波長λと回折効率との関係は第3図のようにな
る。θ2〉θ1にしておくとλb〉λaとなり、正の1
次回折光を用いるが負の1次回折光を用いるかでブレー
ズ波長を切換えることができ、第3図でλlからλ2の
範囲は正の1次回折光を用い、λ2゛からλ3の範囲で
は負の1次回折光を用いることで、一つの回折格子を用
い、光学的な切換機構なしに広い波長範囲をカバーする
ことができる。
面を有する。図でgが格子溝で、■は格平面である。溝
gの左右斜面の格子面Vに対する傾斜角がθ1.θ2と
互いに異らせである。回折格子による回折光の波長は溝
の斜面の傾斜角には関係なく格子定数(溝のピッチ)d
と格子面に対する光の入射角と回折光の出射角によって
のみ決まる。第2図は回折格子を用いた分光器の一般的
構成でInは入射スリット、Exは出射スリットで、こ
れらの位置は固定されており、Gは回折格子で0点を中
心に回動できる。回折格子として凹面回折格子を使用す
るときは、0点とIn、Exの3点は一つのローランド
円上に位置するように配置される。回折格子として平面
回折格子を用いるときは、回折格子GとInおよびEx
との間には夫々コリメータレンズ(或は鏡)とテレメー
タレンズ(或は鏡)が置かれ回折格子に入出射する光は
平行光束となる。何れの場合にしても、0点において光
の入射方向と出射方向との2等分線の方向をNとすると
き、回折格子の格子面の中心法線がONと一致した位置
は回折格子の波長0の位置である。回折格子の中心法線
がONより左側に位置したときのExからの出射光を−
1次回折光、右側に位置したときの出射光を+1次回折
光とする。正負何れの1次回折光でもその波長は回折格
子の中心法線OnとONとのなす角φによって決まり、
φが等しければ正負何れの1次光でも波長は等しい。こ
の波長λと角φおよび格子定数で与えられる。他方ブレ
ーズ回折光(単にブレーズ光と云う)の波長は、ブレー
ズ回折が入射光と1次回折光とが格子溝の斜面に対して
鏡面反射の関係になる場合に起ることを考慮して、第1
図のa面に対してはブレーズ波長λaは格子面中心法f
IOnがONに対し正側にθ1回転した位置であるから
、 λa−2d cos 7 sinθ1 同じく5面に関しては λl) −−2dcos 7stn (−θ2)(−1
次回折光) 回折格子の回折効率は回折格子がブレーズ回折を起す方
向で最大であり、その前後で次第に低下しているので、
回折光の波長λと回折効率との関係は第3図のようにな
る。θ2〉θ1にしておくとλb〉λaとなり、正の1
次回折光を用いるが負の1次回折光を用いるかでブレー
ズ波長を切換えることができ、第3図でλlからλ2の
範囲は正の1次回折光を用い、λ2゛からλ3の範囲で
は負の1次回折光を用いることで、一つの回折格子を用
い、光学的な切換機構なしに広い波長範囲をカバーする
ことができる。
(実施例)
第4図に本発明の一実施例を示す。Gは本発明発明の回
折格子である。Inは入射スリット、EXは出射スリッ
トで、CMはコリメータ鏡、TMはテレメータ鏡である
。同格子は0点を中心に回転可能な軸の」1端に取付け
られている。Sはこの軸から水平に突設したサインバー
である。Tは送りねじで、パルスモータを用いた駆動装
置LDによって回転せしめられ、図外の回路によりその
回転量が波長に換算されて表示される。NAは送りねじ
Tに螺合されたナツトでサインバーSの先端の球が当接
せしめられる。−リーインパーSはばねSpにより図で
時計回り方向に付勢されている。サインバーSは回折格
子Gの格子面に垂直でONの方向にあるとき、回折光波
長はOで、これが分光器の始動位置になる。サインバー
Sははねspにより右回りに付勢されているので、常に
ナラl−NAに弾接しており、ナツトが右方に移動する
のに従って右回りに回動する。回折格子の中心法線はサ
インバーと平行で、その方向がONより図で下方に来る
場合+1次回折を用いるようになっており、このときの
ブレーズ波長は前記作用の項で述べたλaで短波長側に
ある。つまりナツトNAをON線より下方において動か
すのは短波長領域の測定時である。ただしこの状態では
第3図に見られるように長波長域まで比較的高い回折効
率を持っているので、紫外から可視まで一貫して測定し
たいような場合、この状態で全波長域を測定してもよい
。長波長側で高感度を得たいときは送りねじTを上述と
逆に回転して、サインバーSが図のON線より上側に位
置する範囲で測定を行う。
折格子である。Inは入射スリット、EXは出射スリッ
トで、CMはコリメータ鏡、TMはテレメータ鏡である
。同格子は0点を中心に回転可能な軸の」1端に取付け
られている。Sはこの軸から水平に突設したサインバー
である。Tは送りねじで、パルスモータを用いた駆動装
置LDによって回転せしめられ、図外の回路によりその
回転量が波長に換算されて表示される。NAは送りねじ
Tに螺合されたナツトでサインバーSの先端の球が当接
せしめられる。−リーインパーSはばねSpにより図で
時計回り方向に付勢されている。サインバーSは回折格
子Gの格子面に垂直でONの方向にあるとき、回折光波
長はOで、これが分光器の始動位置になる。サインバー
Sははねspにより右回りに付勢されているので、常に
ナラl−NAに弾接しており、ナツトが右方に移動する
のに従って右回りに回動する。回折格子の中心法線はサ
インバーと平行で、その方向がONより図で下方に来る
場合+1次回折を用いるようになっており、このときの
ブレーズ波長は前記作用の項で述べたλaで短波長側に
ある。つまりナツトNAをON線より下方において動か
すのは短波長領域の測定時である。ただしこの状態では
第3図に見られるように長波長域まで比較的高い回折効
率を持っているので、紫外から可視まで一貫して測定し
たいような場合、この状態で全波長域を測定してもよい
。長波長側で高感度を得たいときは送りねじTを上述と
逆に回転して、サインバーSが図のON線より上側に位
置する範囲で測定を行う。
この場合−1次の回折光を利用することになり、第3図
のλbがブレーズ波長となる。この状態で測定を行う場
合、ばねS I)の固定端ビンpを保持しているレバー
I7を矢印方向に回してレバーLを固点線位置にし、は
ねspの引張力を弱める。これは−1次光を用いる場合
、サインバーSは図のON線より上側になり、リーラl
−N AがサインバーをはねSl)に抗して左方に押動
するときの所要力が太き(なり過ぎるので、ばねSpの
引張力を弱め、サインバーの先端球とナツトとの間の摩
擦を低減するためある。
のλbがブレーズ波長となる。この状態で測定を行う場
合、ばねS I)の固定端ビンpを保持しているレバー
I7を矢印方向に回してレバーLを固点線位置にし、は
ねspの引張力を弱める。これは−1次光を用いる場合
、サインバーSは図のON線より上側になり、リーラl
−N AがサインバーをはねSl)に抗して左方に押動
するときの所要力が太き(なり過ぎるので、ばねSpの
引張力を弱め、サインバーの先端球とナツトとの間の摩
擦を低減するためある。
上述実施例は平面回折格子を用いているが、凹面回折格
子であっても本発明を適用できることは云うまでもない
。
子であっても本発明を適用できることは云うまでもない
。
(発明の効果)
本発明によれば、一つの回折格子を分光器の波長Oの位
置から正負何れに駆動するかで、ブレーズ波長を切換え
ることができるので、回折格子−個、切換え機構なしで
広い波長範囲をカバーすることができ、安価に広波長域
用分光器を得ることができる。
置から正負何れに駆動するかで、ブレーズ波長を切換え
ることができるので、回折格子−個、切換え機構なしで
広い波長範囲をカバーすることができ、安価に広波長域
用分光器を得ることができる。
第1図は本発明に用いられる回折格子の拡大断面図、第
2図は分光器の一般構成図、第3図は第1図の回折格子
の回折効率のグラフ、第4図は本発明の一実施例分光器
の平面図である。 G・・・回折格子、In・・・入射スリット、En・・
・出射スリット、S・・・−リ゛インバー、T・・・送
りねじ、NA・・・リーット、D・・・駆動装置、Sp
・・・ばね、CM・・・コリメータ鏡、TM・・・テレ
メータ鏡。 代理人 弁理士 縣 浩 介
2図は分光器の一般構成図、第3図は第1図の回折格子
の回折効率のグラフ、第4図は本発明の一実施例分光器
の平面図である。 G・・・回折格子、In・・・入射スリット、En・・
・出射スリット、S・・・−リ゛インバー、T・・・送
りねじ、NA・・・リーット、D・・・駆動装置、Sp
・・・ばね、CM・・・コリメータ鏡、TM・・・テレ
メータ鏡。 代理人 弁理士 縣 浩 介
Claims (1)
- 格子溝の両側の斜面の格子面に対する傾斜角を互いに異
らせた反射型回折格子を用い、回折格子を回折光波長0
の位置から正方向回転範囲で用いるか負方向回転範囲で
用いるかにより、ブレーズ波長を変えるようにしたこと
を特徴とする回折格子分光器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23824788A JPH0287028A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 回折格子分光器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23824788A JPH0287028A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 回折格子分光器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0287028A true JPH0287028A (ja) | 1990-03-27 |
Family
ID=17027335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23824788A Pending JPH0287028A (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | 回折格子分光器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0287028A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7688445B2 (en) | 2006-06-15 | 2010-03-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Spectroscope and spectroscopic method |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP23824788A patent/JPH0287028A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7688445B2 (en) | 2006-06-15 | 2010-03-30 | Canon Kabushiki Kaisha | Spectroscope and spectroscopic method |
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