JP2007333416A - コモンモードノイズ検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板上で放射されている電磁波がコモンモードノイズによる電磁波なのか否かを正確に判別することができるコモンモードノイズ検出方法を提供する。
【解決手段】電界プローブ1(又は磁界プローブ2)の先端部11aをプリント配線基板100の導電線路111,112を横切るように走査させ、電界成分(磁界成分)を、導電線路111,112上の位置及び導電線路111,112間の複数位置において検出する。導電線路111,112上の測定電界成分レベル(測定磁界成分レベル)の内の最大レベル値と導電線路111,112間の測定電界成分レベル(測定磁界成分レベル)の内の最小レベル値との差が、予め定められた基準レベルΔref以下か否かで、導電線路111,112上におけるコモンモードノイズの有無を判別する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電磁界測定用プローブとスペクトラムアナライザ等の測定器とを用いてプリント配線基板上のコモンモードノイズを検出するためのコモンモードノイズ検出方法に関するものである。
従来、プリント配線基板の線路に侵入したノイズや基板から発生する電磁ノイズを検出する方法としては、電界プローブ,磁界プローブ又は電界磁界用プローブを線路上に接触させてノイズの電界成分及び磁界成分を検出し、当該線路上のノイズの電界成分や磁界成分のレベルをスペクトラムアナライザ等の測定器で測定して、ノイズの有無を判別する技術が開示されている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2005−134169号公報 特開2003−321244号公報
しかし、上記した従来のノイズ検出方法では、プリント配線基板上のノイズの電磁界レベルを単に測定するだけであり、測定された電磁界がコモンモードノイズによるものであるのか、又はノーマルモード信号によるものであるのかを判別することができない。放射される電磁ノイズで実際に問題となるのは、コモンモードノイズであり、このコモンモードノイズを判別することはノイズ対策の効率化につながる。このため、コモンモードノイズを正確に判別することができる技術の提案が期待されていた。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、基板上で放射されている電磁波がコモンモードノイズによる電磁波なのか否かを正確に判別することができるコモンモードノイズ検出方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、電界プローブの先端を基板上の所定位置に近接させて、基板面に垂直な方向の電界成分を検出し、この検出した電界成分のレベルを測定することにより、コモンモードノイズの有無を判別するコモンモードノイズ検出方法であって、電界プローブの先端を隣り合う一対の導電線路を横切るように移動させて、各導電線路上における電界成分と当該一対の導電線路の間の複数位置における電界成分とを検出し、各検出位置における電界成分のレベルを測定し、測定した電界成分レベルに基づいて、コモンモードノイズの有無を判別する構成とした。
かかる構成により、各導電線路上における電界成分のレベルと当該一対の導電線路の間の複数位置における電界成分のレベルとを確認することができる。ところで、これらの電界成分は、一対の導電線路をそれぞれ流れる一対の電流による電界の重畳電界である。すなわち、電界成分は、一対の導電線路をそれぞれ流れる電荷による電界の重畳電界の成分であると考えられる。したがって、ノーマルモード信号が一対の導電線路を流れる場合には、逆極性の電荷によって電界が生成され、コモンモードノイズが一対の導電線路を流れる場合には、同極性の電荷によって電界が生成される。このため、コモンモードノイズが流れている場合における導電線路上及び一対の導電線路間の電界成分レベルの分布が、コモンモードノイズが流れていない場合に比べて、明らかに異なる。したがって、測定した電界成分レベルに基づいて、コモンモードノイズが一対の導電線路に流れているか否かを容易に判別することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のコモンモードノイズ検出方法において、一対の導電線路上の電界成分レベルのうちの最大の電界成分レベルと、一対の導電線路の間の電界成分のうちの最小の電界成分レベルとの差が、一定基準レベル以下の場合に、当該一対の導電線路上にコモンモードノイズが存在すると判断する構成とした。
ノーマルモード信号が一対の導電線路を流れる場合には、電界が、逆極性の電荷によって生成されるので、一対の導電線路の間のほぼ中央部で検知される電界成分のレベルはほぼゼロになる。このため、この電界成分のレベルと導電線路上で検知される電界成分のレベルとの差は非常に大きくなる。これに対して、コモンモードノイズが一対の導電線路を流れる場合には、電界が、同極性の電荷によって生成されるので、一対の導電線路の間のほぼ中央部で検知される電界成分のレベルがかなり高くなる。この結果、この電界成分のレベルと導電線路上で検知される電界成分のレベルとの差が、非常に小さくなる。したがって、一対の導電線路上の電界成分レベルのうちの最大の電界成分レベルと一対の導電線路の間の電界成分のうちの最小の電界成分レベルとの差が一定基準レベル以下か否かを判断することで、コモンモードノイズの有無を正確に判別することができる。
請求項3の発明は、請求項1に記載のコモンモードノイズ検出方法において、一対の導電線路上の電界成分レベルの差が、一定基準レベル以上の場合に、当該一対の導電線路上にコモンモードノイズが存在すると判断する構成とした。
ノーマルモード信号が流れている導電線路にコモンモードノイズが侵入した場合には、一対の導電線路上の電界成分レベルのうちの最大の電界成分レベルと一対の導電線路の間の電界成分のうちの最小の電界成分レベルとの差が大きくなり、ノーマルモード信号のみが導電線路上を流れてる場合と判別することができなくなるおそれがある。しかし、ノーマルモード信号が流れている導電線路にコモンモードノイズが侵入した場合には、一対の導電線路上の電界成分レベルの差が、コモンモードノイズのみが導電線路上を流れている場合に比べて非常に大きくなる。このため、一対の導電線路上の電界成分レベルの差が一定基準レベル以上か否かを判断することで、ノーマルモード信号が流れている導電線路にコモンモードノイズが侵入しているか否かを正確に判別することができる。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコモンモードノイズ検出方法において、電界プローブの先端の幅を、一対の導電線路間の間隙の3分の1未満に設定した構成とする。
かかる構成により、電界プローブの先端を一対の導電線路間の3点以上の位置に位置させることができるので、導電線路間における狭ピッチの詳しい走査が可能となる。
請求項5の発明は、磁界プローブの先端を基板上の所定位置に近接させて、基板面に水平な方向の磁界成分を検出し、この検出した磁界成分のレベルを測定することにより、コモンモードノイズの有無を判別するコモンモードノイズ検出方法であって、磁界プローブの先端を隣り合う一対の導電線路を横切るように移動させて、各導電線路上における磁界成分と当該一対の導電線路の間の複数位置における磁界成分とを検出し、各検出位置における磁界成分のレベルを測定し、測定した磁界成分レベルに基づいて、コモンモードノイズの有無を判別する構成とした。
かかる構成により、各導電線路上における磁界成分のレベルと当該一対の導電線路の間の複数位置における磁界成分のレベルとを確認することができる。ところで、これらの磁界成分は、一対の導電線路をそれぞれ流れる一対の電流による磁界の重畳磁界である。したがって、ノーマルモード信号が一対の導電線路を流れる場合には、逆方向の電流によって磁界が生成され、コモンモードノイズが一対の導電線路を流れる場合には、同方向の電流によって磁界が生成される。このため、コモンモードノイズが流れている場合における導電線路上及び一対の導電線路間の磁界成分レベルの分布が、コモンモードノイズが流れていない場合に比べて、明らかに異なる。したがって、測定した磁界成分レベルに基づいて、コモンモードノイズが一対の導電線路に流れているか否かを容易に判別することができる。
請求項6の発明は、請求項5に記載のコモンモードノイズ検出方法において、一対の導電線路上の磁界成分レベルのうちの最大の磁界成分レベルと、一対の導電線路の間の磁界成分のうちの最小の磁界成分レベルとの差が、一定基準レベル以下の場合に、当該一対の導電線路上にコモンモードノイズが存在すると判断する構成とした。
ノーマルモード信号が一対の導電線路を流れる場合には、磁界が、逆方向の電流によって生成されるので、一対の導電線路の間のほぼ中央部で検知される磁界成分のレベルはほぼゼロになる。このため、この磁界成分のレベルと導電線路上で検知される磁界成分のレベルとの差は非常に大きくなる。これに対して、コモンモードノイズが一対の導電線路を流れる場合には、磁界が、同方向の電流によって生成されるので、一対の導電線路の間のほぼ中央部で検知される磁界成分のレベルがかなり高くなる。この結果、この磁界成分のレベルと導電線路上で検知される磁界成分のレベルとの差が、非常に小さくなる。したがって、一対の導電線路上の磁界成分レベルのうちの最大の磁界成分レベルと一対の導電線路の間の磁界成分のうちの最小の磁界成分レベルとの差が一定基準レベル以下か否かを判断することで、コモンモードノイズの有無を正確に判別することができる。
請求項7の発明は、請求項5に記載のコモンモードノイズ検出方法において、一対の導電線路上の磁界成分レベルの差が、一定基準レベル以上の場合に、当該一対の導電線路上にコモンモードノイズが存在すると判断する構成とした。
ノーマルモード信号が流れている導電線路にコモンモードノイズが侵入した場合には、一対の導電線路上の磁界成分レベルのうちの最大の磁界成分レベルと一対の導電線路の間の磁界成分のうちの最小の磁界成分レベルとの差が大きくなり、ノーマルモード信号のみが導電線路上を流れてる場合と判別することができなくなるおそれがある。しかし、ノーマルモード信号が流れている導電線路にコモンモードノイズが侵入した場合には、一対の導電線路上の磁界成分レベルの差が、コモンモードノイズのみが導電線路上を流れている場合に比べて非常に大きくなる。このため、一対の導電線路上の磁界成分レベルの差が一定基準レベル以上か否かを判断することで、ノーマルモード信号が流れている導電線路にコモンモードノイズが侵入しているか否かを正確に判別することができる。
請求項8の発明は、請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のコモンモードノイズ検出方法において、磁界プローブの先端の幅を、一対の導電線路間の間隙の3分の1未満に設定した構成とする。
かかる構成により、磁界プローブの先端を一対の導電線路間の3点以上の位置に位置させることができるので、導電線路間における狭ピッチの詳しい走査が可能となる。
以上詳しく説明したように、この発明に係るコモンモードノイズ検出方法によれば、導電線路上及び一対の導電線路間の電界成分や磁界成分のレベルを測定し、測定した電界成分レベルや磁界成分レベルに基づいて、コモンモードノイズが導電線路上を流れているか否か判断する構成であるので、特別な器具を要することなく、コモンモードノイズの判別を容易且つ正確に行うことができるという優れた効果がある。
特に、請求項4及び請求項8の発明によれば、電界プローブや磁界プローブを導電線路間において狭ピッチで詳しく走査することができるので、より高精度な判別が可能となる。
以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係るコモンモードノイズ検出方法を示す斜視図であり、図2は、この実施例のコモンモードノイズ検出方法に適用される電界プローブの正面図である。
この実施例のコモンモードノイズ検出方法は、図1に示すように、電界プローブ1とアンプ3とスペクトラムアナライザ4とコンピュータ5とを用いて実行することができる。
電界プローブ1は、プリント配線基板100における近傍電磁界の電界成分を検出するための周知の器具である。電界プローブ1は、例えば、図2に示すように、同軸ケーブルから成るセミリッジドケーブル10内に、芯線11を設け、芯線11の先端部11aを外部に露出させた構造を成す。これにより、この芯線11の先端部11aがアンテナとして作用し、プリント配線基板100から放射される近傍電磁波の電界成分を検出することができる。
また、図1において、アンプ3は、電界プローブ1で検出した信号を増幅してスペクトラムアナライザ4に送る機器であり、コネクタ12を通じて電界プローブ1に接続されている。
スペクトラムアナライザ4は、アンプ3を介して電界プローブ1から送られてきた電界成分のレベルを測定し、その検出位置と電界成分レベルとを対応付けてコンピュータ5に出力する。
コンピュータ5は、後述するように、検出位置と電界成分レベルとを示すスペクトラムアナライザ4からのデータに基づいて、コモンモードノイズの有無の判断演算を行う。
この実施例のコモンモードノイズ検出方法は、検出された電界成分がノーマルモード信号の電界成分か又はコモンモードノイズの電界成分かを判別する技術である。
図3は、電界プローブ1の走査方向と検出点とを示すプリント配線基板100の平面図であり、図4は、線路間における検出位置数を説明するための概略図である。
この方法においては、まず、図3に示すように、電界プローブ1の先端部11aを、プリント配線基板100や導電線路111,112の所定位置P1〜P7に近接させながら、隣り合う一対の導電線路111,112を横切るように移動させる。この際、図4に示すように、導電線路111,112間における検出位置を位置P3〜P5の3点に設定して、検出精度を高める。このため、この実施例では、電界プローブ1の先端部11aの幅dを、導電線路111,112間の間隙Wの3分の1未満に設定し、電界プローブ1を狭ピッチで3点以上の位置で検出することができるようにしている。なお、後述するように導電線路111,112の中央部位置の電界検出が重要となるので、導電線路111,112間では、奇数点以上の位置で検出することが好ましい。
上記のように、電界プローブ1の先端部11aをプリント配線基板100に対して垂直に立てた状態で走査することで、各位置P1〜P7における垂直方向(図1のz軸方向)の電界成分が検出され、スペクトラムアナライザ4において、各位置P1〜P7における電界成分レベルが測定される。
図5は、導電線路111,112にノーマルモード信号である差動信号が流れている場合の電界成分レベルの分布図であり、図6は、最大電界成分レベルと最小電界成分レベルとの差を説明するための線図である。
図5に示すように、差動信号I,−Iが導電線路111,112を逆方向に流れている場合には、各位置P1〜P7における電界成分は、導電線路111,112を流れる逆極性の差動信号I,−Iの電界成分の重畳電界成分である。したがって、位置P1〜P3における電界成分Ez1〜Ez3は、上向きになり、位置P1〜P3における電界成分レベル曲線S1では、電界成分Ez2のレベルが最大となる。そして、導電線路111,112間の中央部の位置P4では、電界成分Ez4がゼロとなる。また、位置P5〜P7における電界成分Ez5〜Ez7は、下向きになり、位置P5〜P7においては、最小の電界成分レベルEz6を有した電界成分曲線S2を得るが、レベルは、電界成分の絶対値であるので、この範囲では、最大の電界成分レベルEz6を有した破線の電界成分レベル曲線S2′として測定される。この結果、差動信号I,−Iが導電線路111,112に流れている場合には、図6に示すような電界成分レベルと検出位置とを示すデータD1がスペクトラムアナライザ4からコンピュータ5に送られる。
図7は、導電線路111,112にコモンモードノイズが流れている場合の電界成分レベルの分布図であり、図8は、最大電界成分レベルと最小電界成分レベルとの差を説明するための線図である。
図7に示すように、コモンモードノイズN,Nが導電線路111,112を同方向に流れている場合には、各位置P1〜P7における電界成分は、導電線路111,112を流れる同極性のコモンモードノイズN,Nの電界成分の重畳電界成分である。したがって、位置P1〜P7における電界成分Ez1〜Ez7の全てが上向きになり、電界成分Ez2,Ez6のレベルを最大とする電界成分レベル曲線S4を得る。この結果、コモンモードノイズN,Nが導電線路111,112に流れている場合には、図8に示すような電界成分レベルと検出位置とを示すデータD2がスペクトラムアナライザ4からコンピュータ5に送られる。
コンピュータ5は、スペクトラムアナライザ4からのデータD1やデータD2に基づいて、導電線路111,112上におけるコモンモードノイズの有無の判断演算を行う。
具体的には、差動信号I,−Iが導電線路111,112を流れている場合には、図6に示したように、電界成分曲線S3における最大値と最小値との差Δ1、即ち、導電線路111,112上の位置P2,P6に生じる最大電界成分レベルEz2,Ez6と導電線路111,112間の中央位置P4に生じる最小電界成分レベルEz4との差Δ1が非常大きい。これに対して、コモンモードノイズN,Nが導電線路111,112を流れている場合には、図8に示すように、電界成分曲線S4における最大値と最小値との差Δ2が非常小さい。したがって、この実施例では、コンピュータ5において、Δ1よりも小さな基準レベルΔrefを設定した。そして、スペクトラムアナライザ4からコンピュータ5に送られてきたデータが示す位置P2(又はP6)の最大電界成分レベルEz2(又はEz6)と中央位置P4の最小電界成分レベルEz4との差が、この基準レベルΔref以下の場合に、導電線路111,112上にコモンモードノイズが存在すると判断し、この基準レベルΔrefを超えている場合には、導電線路111,112上に差動信号I,−Iが流れていると判断するように、コンピュータ5のプログラムを組んだ。
次に、この実施例のコモンモードノイズ検出方法が示す作用及び効果について説明する。
図1に示すように、電界プローブ1の先端部11aをプリント配線基板100に対して垂直に立てた状態で、導電線路111,112を横切るように走査することにより、各位置P1〜P7における電界成分Ez1〜Ez7が、電界プローブ1によって検出され、各位置P1〜P7における電界成分レベルが、スペクトラムアナライザ4によって測定される。そして、かかる電界成分レベルと検出位置とのデータがスペクトラムアナライザ4からコンピュータ5に送られ、このデータに基づいて、導電線路111,112を流れている信号がコモンモードノイズであるのか又は差動信号であるのかの判断が行われる。
すなわち、スペクトラムアナライザ4からコンピュータ5にデータD1が送られた場合には、データD1が示す差Δ1は、基準レベルΔrefよりも大きいので、差動信号が導電線路111,112に流れていると判断され、その判断がモニタ50に表示される。また、コンピュータ5にデータD2が送られた場合には、データD2が示す差Δ2は、基準レベルΔrefよりも小さいので、コモンモードノイズが導電線路111,112に流れていると判断され、その判断がモニタ50に表示される。
このように、この実施例のコモンモードノイズ検出方法によれば、導電線路111,112や導電線路111,112間の電界成分Ez1〜Ez7を測定し、測定した電界成分レベルに基づいて、コモンモードノイズの判別を容易且つ正確に行うことができる。さらに、図4に示したように、電界プローブ1の先端部11aの幅dを、導電線路111,112間の間隙Wの3分の1未満に設定して、狭ピッチで詳しく走査することができるようにしたので、より高精度な判別が可能である。
図9は、各種の線路を備える基板における電界プローブ1の走査方法を説明するための平面図である。
この実施例では、平行な導電線路111,112が設けられたプリント配線基板100について走査する例を説明したが、図9に示すように、各種形状の導電線路113〜115を有する基板に対しても、電界プローブ1を同様に走査することで、この実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。具体的には、矢印A〜Cで示すように、導電線路113,114、導電線路114,115、導電線路113,115を横切るように、電界プローブ1を走査し、上記位置P1〜P7と同様の位置で電界成分Ez1〜Ez7を検出することで、これらの線路上にある信号が、ノーマルモード信号又はコモンモードノイズのいずれかであるかを判別することができる。
すなわち、導電線路113,114、導電線路114,115、導電線路113,115に流れる差動信号やこれらの線路間を跨ぐICの端子近傍に生じる電荷のように、一対の線路上に逆極性の電荷が生じる場合には、図6で示したように、これらの線路上の最大電界成分レベルと線路間の中央位置に生じる最小電界成分レベルとの差が非常大きくなる。逆に、コモンモードノイズのように同極性の電荷が流れる場合には、図8で示したように、線路上の最大電界成分レベルと線路間の中央位置に生じる最小電界成分レベルとの差が非常小さくなるという作用原理を利用して、コモンモードノイズの有無を判別する。
発明者等は、かかる作用原理を確認すべく、次のようなシミュレーションを行った。
図10は、シミュレーションの結果を示す線図である。
このシミュレーションでは、プリント配線基板100上の導電線路111,112のそれぞれの幅と間隙Wとを共に5mmに設定し、差動信号とコモンモードノイズを導電線路111,112に流した場合における各位置での電界成分レベルを計算させた。
すると、差動信号を導電線路111,112に流した場合には、破線の電界レベル曲線V1で示すように、最大約100dBμVの電界レベルが導電線路111,112の真上に生じると共に、最小約79dBμVの電界レベルが導電線路111,112間の中央位置に生じ、これらのレベル差は、約21dBμVという非常に大きなものであった。
これに対して、コモンモードノイズを導電線路111,112に流した場合には、実線の電界レベル曲線V2で示すように、最大約100dBμVの電界レベルが導電線路111,112の真上に生じると共に、最小約97dBμVの電界レベルが導電線路111,112間の中央位置に生じ、これらのレベル差は、約3dBμVという非常に小さなものであり、その差は、差動信号を流した場合の差と明らかに異なることが確認された。
次に、この発明の第2実施例について説明する。
図11は、この発明の第2実施例に係るコモンモードノイズ検出方法の作用原理を説明するための線図であり、図12は、差動信号とコモンモードノイズが同時に流れている状態を示すプリント配線基板100の平面図である。
この実施例のコモンモードノイズ検出方法は、ノーマルモード信号の上にコモンモードノイズが侵入しているか否かを判断することができるようにした点が、上記第1実施例と異なる。
差動信号のみが導電線路111,112に流れている場合には、電界レベルの分布は、図11の一点鎖線で示すような曲線S2となり、コモンモードノイズのみが導電線路111,112に流れている場合には、電界レベルの分布は、二点鎖線で示すような曲線S4となる。したがって、図12の一点鎖線及び二点差線で示すように、差動信号I,−IとコモンモードノイズN,Nとが導電線路111,112に同時に流れた場合には、曲線S2と曲線S4との電界レベルが重畳され、その電界レベル分布は、図11の実線で示す曲線S5に示すような分布になる。このため、上記第1実施例と同様な判別方法を、この曲線S5に対して適用すると、導電線路111,112上の最大電界レベルと導電線路111,112間の中央の最小電界レベルとの差が、曲線S2に適用した場合の差Δ1(図6参照)とほとんど同じになり、導電線路111,112に差動信号のみが流れているのか、差動信号とコモンモードノイズとが同時に流れているのかを判別することができなくなる。
このため、この実施例のコモンモードノイズ検出方法では、コンピュータ5において、スペクトラムアナライザ4からのデータに基づいて、導電線路111,112上の位置P2,P6の電界成分レベルEz2,Ez6の差Δ3を求め、この差Δ3が予め定めた基準レベルΔref′以上の場合に、導電線路111,112に差動信号とコモンモードノイズとが同時に存在すると判断することとした。
すなわち、図6に示したように、差動信号のみが導電線路111,112に流れている場合には、導電線路111,112上の位置P2,P6の電界成分レベルEz2,Ez6の差Δ3が非常に小さいが、差動信号とコモンモードノイズが導電線路111,112に流れている場合には、図11に示すように、差Δ3が非常に大きいため、基準レベルΔref′によってコモンモードノイズが侵入しているか否かを正確に判別することができる。
発明者等は、かかる作用原理を確認すべく、次のようなシミュレーションを行った。
図13は、シミュレーションの結果を示す線図である。
このシミュレーションでは、プリント配線基板100上の導電線路111,112のそれぞれの幅を0.3mmに、間隙を約0.2mmに設定した。そして、差動信号のみを、導電線路111,112に流した場合と差動信号及びコモンモードノイズを流した場合とにおける各位置での電界成分レベルを計算させた。
すると、差動信号のみを導電線路111,112に流した場合には、破線の電界レベル曲線V3で示すように、導電線路111,112上の位置での電界成分レベルの差は、ほとんどゼロであった。
これに対して、差動信号及びコモンモードノイズを導電線路111,112に同時に流した場合には、実線の電界レベル曲線V4で示すように、導電線路111,112上の位置での電界成分レベルの差Δ3は、約4dBμVという非常に大きなものであり、その差Δ3は、差動信号のみを流した場合の差と明らかに異なることが確認された。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
次に、この発明の第3実施例について説明する。
図14は、この発明の第3実施例に係るコモンモードノイズ検出方法を示す斜視図であり、図15は、この実施例のコモンモードノイズ検出方法に適用される磁界プローブの正面図である。
この実施例のコモンモードノイズ検出方法は、図14に示すように、磁界プローブ2を用いて磁界成分を検出し、その放射源がノーマルモード信号又はコモンモードノイズかを判別する点が、上記第1実施例と異なる。
磁界プローブ2は、プリント配線基板100における近傍電磁界の磁界成分を検出するための周知の器具である。磁界プローブ2は、例えば、図15に示すように、基板20に、配線21を形成し、配線21のループ状の先端部21aを外部に露出させた構造を成す。これにより、この配線21の先端部21a内を貫通する磁界成分を検出し、コネクタ22を通じてスペクトラムアナライザ4に送ることができる。
図14に示すように、この磁界プローブ2も、上記第1及び第2実施例で使用した電界プローブ1と同様に、磁界プローブ2の先端部21aを、プリント配線基板100や導電線路111,112の所定位置P1〜P7に近接させながら、隣り合う一対の導電線路111,112を横切るように移動させる。この際、ループ状の先端部21aを走査方向(図14のx軸方向)に向けることで、各位置P1〜P7における水平方向(図14のx軸方向)の磁界成分が検出され、スペクトラムアナライザ4において、各位置P1〜P7における磁界成分レベルが測定される。
図16は、導電線路111,112にノーマルモード信号である差動信号が流れている場合の磁界成分を示す概略図であり、図17は、最大磁界成分レベルと最小磁界成分レベルとの差を説明するための線図である。
図16に示すように、差動信号I,−Iが導電線路111,112を逆方向に流れている場合には、各位置P1〜P7における磁界成分Hx1〜Hx7は、導電線路111,112を流れる逆極性の差動信号I,−Iによる磁界成分の重畳磁界成分である。したがって、位置P1〜P3における磁界成分Hx1〜Hx3が、右向きになり、磁界成分Hx2のレベルが最大となる。そして、中央部の位置P4では、磁界成分Hx4がゼロとなり、位置P5〜P7における磁界成分Hx5〜Hx7は、左向きになり、磁界成分Hx6のレベルが最大となる。かかるデータDh1がスペクトラムアナライザ4からコンピュータ5に送られる。
図18は、導電線路111,112にコモンモードノイズが流れている場合の磁界成分を示す概略図であり、図19は、最大磁界成分レベルと最小磁界成分レベルとの差を説明するための線図である。
図18に示すように、コモンモードノイズN,Nが導電線路111,112を同方向に流れている場合には、各位置P1〜P7における磁界成分Hx1〜Hx7は、導電線路111,112を流れる同極性のコモンモードノイズN,Nによる磁界成分の重畳磁界成分である。したがって、位置P1〜P7における磁界成分Hx1〜Hx7の全てが右向きになり、中央部の位置P4では、磁界成分Hx4がゼロにならない。そして、位置P1〜P7において、磁界成分Hx2,Hx6のレベルが最大となる。かかるデータDh2がスペクトラムアナライザ4からコンピュータ5に送られる。
コンピュータ5では、上記第1実施例と同様に、スペクトラムアナライザ4からのデータDh1やデータDh2に基づいて、導電線路111,112上におけるコモンモードノイズの有無の判断演算を行う。すなわち、差動信号I,−Iが導電線路111,112を流れている場合における最大磁界成分レベルHx2,Hx6と中央位置に生じる最小磁界成分レベルHx4との差Δh1が非常大きく、コモンモードノイズN,Nが導電線路111,112を流れている場合における同差Δh2が非常小さいことに着目する。そして、これらの差が、予め定められた基準レベルΔhref以下の場合に、導電線路111,112上にコモンモードノイズが存在すると判断し、この基準レベルΔhrefを超えている場合には、導電線路111,112上に差動信号I,−Iが流れていると判断するように、コンピュータ5のプログラムを組んだ。
その他の構成,作用及び効果は上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
次に、この発明の第4実施例について説明する。
図20は、この発明の第4実施例に係るコモンモードノイズ検出方法における判断方法を説明するための線図である。
この実施例のコモンモードノイズ検出方法は、磁界プローブ2を用いてノーマルモード信号の上にコモンモードノイズが侵入しているか否かを判断することができるようにした点が、上記第2実施例と異なる。
すなわち、図20に示すように、導電線路111,112上の位置P2,P6の磁界成分レベルHx2,Hx6の差Δh3を求め、この差Δh3が予め定めた基準レベルΔhref′以上の場合に、差動信号とコモンモードノイズとが、同時に導電線路111,112に存在すると判断することとした。
その他の構成、作用及び効果は、上記第2実施例と同様であるので、その記載は省略する。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記実施例では、導電線路111,112間における検出位置を点P3〜P5の3点に設定したが、それ以上に設定して検出精度を高めることができることは勿論である。
この発明の第1実施例に係るコモンモードノイズ検出方法を示す斜視図である。 この実施例のコモンモードノイズ検出方法に適用される電界プローブの正面図である。 電界プローブの走査方向と検出点とを示すプリント配線基板の平面図である。 線路間における検出位置数を説明するための概略図である。 一対の導電線路にノーマルモード信号である差動信号が流れている場合の電界成分レベルの分布図である。 最大電界成分レベルと最小電界成分レベルとの差を説明するための線図である。 一対の導電線路にコモンモードノイズが流れている場合の電界成分レベルの分布図である。 最大電界成分レベルと最小電界成分レベルとの差を説明するための線図である。 各種の線路を備える基板における電界プローブの走査方法を説明するための平面図である。 シミュレーションの結果を示す線図である。 この発明の第2実施例に係るコモンモードノイズ検出方法の作用原理を説明するための線図である。 差動信号とコモンモードノイズが同時に流れている状態を示すプリント配線基板の平面図である。 シミュレーションの結果を示す線図である。 この発明の第3実施例に係るコモンモードノイズ検出方法を示す斜視図である。 この実施例のコモンモードノイズ検出方法に適用される磁界プローブの正面図である。 一対の導電線路にノーマルモード信号である差動信号が流れている場合の磁界成分を示す概略図である。 最大磁界成分レベルと最小磁界成分レベルとの差を説明するための線図である。 一対の導電線路にコモンモードノイズが流れている場合の磁界成分を示す概略図である。 最大磁界成分レベルと最小磁界成分レベルとの差を説明するための線図である。 この発明の第4実施例に係るコモンモードノイズ検出方法における判断方法を説明するための線図である。
符号の説明
1…電界プローブ、 2…磁界プローブ、 3…アンプ、 4…スペクトラムアナライザ、 5…コンピュータ、 10…セミリッジドケーブル、 11…芯線、 11a,21a…先端部、 12,22…コネクタ、 20…基板、 21…配線、 50…モニタ、 100…プリント配線基板、 111〜115…導電線路、 Ez1〜Ez7…電界成分、 Hx1〜Hx7…磁界成分、 I,−I…差動信号、 N…コモンモードノイズ、 P1〜P7…検出位置、 W…間隙、 d…幅。

Claims (8)

  1. 電界プローブの先端を基板上の所定位置に近接させて、基板面に垂直な方向の電界成分を検出し、この検出した電界成分のレベルを測定することにより、コモンモードノイズの有無を判別するコモンモードノイズ検出方法であって、
    上記電界プローブの先端を隣り合う一対の導電線路を横切るように移動させて、各導電線路上における上記電界成分と当該一対の導電線路の間の複数位置における上記電界成分とを検出し、
    上記各検出位置における電界成分のレベルを測定し、測定した電界成分レベルに基づいて、コモンモードノイズの有無を判別する、
    ことを特徴とするコモンモードノイズ検出方法。
  2. 請求項1に記載のコモンモードノイズ検出方法において、
    上記一対の導電線路上の電界成分レベルのうちの最大の電界成分レベルと、上記一対の導電線路の間の電界成分のうちの最小の電界成分レベルとの差が、一定基準レベル以下の場合に、当該一対の導電線路上にコモンモードノイズが存在すると判断する、
    ことを特徴とするコモンモードノイズ検出方法。
  3. 請求項1に記載のコモンモードノイズ検出方法において、
    上記一対の導電線路上の電界成分レベルの差が、一定基準レベル以上の場合に、当該一対の導電線路上にコモンモードノイズが存在すると判断する、
    ことを特徴とするコモンモードノイズ検出方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコモンモードノイズ検出方法において、
    上記電界プローブの先端の幅を、上記一対の導電線路間の間隙の3分の1未満に設定した、
    ことを特徴とするコモンモードノイズ検出方法。
  5. 磁界プローブの先端を基板上の所定位置に近接させて、基板面に水平な方向の磁界成分を検出し、この検出した磁界成分のレベルを測定することにより、コモンモードノイズの有無を判別するコモンモードノイズ検出方法であって、
    上記磁界プローブの先端を隣り合う一対の導電線路を横切るように移動させて、各導電線路上における上記磁界成分と当該一対の導電線路の間の複数位置における上記磁界成分とを検出し、
    上記各検出位置における磁界成分のレベルを測定し、測定した磁界成分レベルに基づいて、コモンモードノイズの有無を判別する、
    ことを特徴とするコモンモードノイズ検出方法。
  6. 請求項5に記載のコモンモードノイズ検出方法において、
    上記一対の導電線路上の磁界成分レベルのうちの最大の磁界成分レベルと、上記一対の導電線路の間の磁界成分のうちの最小の磁界成分レベルとの差が、一定基準レベル以下の場合に、当該一対の導電線路上にコモンモードノイズが存在すると判断する、
    ことを特徴とするコモンモードノイズ検出方法。
  7. 請求項5に記載のコモンモードノイズ検出方法において、
    上記一対の導電線路上の磁界成分レベルの差が、一定基準レベル以上の場合に、当該一対の導電線路上にコモンモードノイズが存在すると判断する、
    ことを特徴とするコモンモードノイズ検出方法。
  8. 請求項5ないし請求項7のいずれかに記載のコモンモードノイズ検出方法において、
    上記磁界プローブの先端の幅を、上記一対の導電線路間の間隙の3分の1未満に設定した、
    ことを特徴とするコモンモードノイズ検出方法。
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