JP2007333366A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空気調和機1は、フィルタ2と、接続部8と、駆動力発生機構11とを備えている。フィルタ2は、空気を濾過する。接続部8は、掃除機の吸込部分と接続できる。駆動力発生機構11は、掃除機の吸引力により駆動力を発生させ、フィルタ2を移動させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明の空気調和機の一実施形態として、図1〜図3に示される壁掛けルームエアコンタイプの空気調和機の室内機1は、主要な構成として、吸込口1aから吸い込まれる空気を濾過するフィルタ2と、空気と冷媒との間の熱交換を行う3個の熱交換部分3a、3b、3cを有する熱交換器3と、吸込口1aから吹出口1bへ流れる空気流れを生成するファン4と、フィルタ2に付着した塵やほこりを離脱させる離脱機構6と、駆動力発生機構11とを備えている。フィルタ2、熱交換器3、ファン4、離脱機構6、および駆動力発生機構11は、ケース5に収納されている。
離脱機構6は、図1〜図3に示されるように、ノズル部7と、接続部8と、導通部9とを有している。離脱機構6は、ノズル部7、接続部8、および導通部9を合成樹脂で一体成形することによって製造されている。
室内機1は、フィルタ2を駆動するための駆動力発生機構11をさらに備えている。
(1)
第1実施形態の室内機1は、掃除機の吸込部分Sと接続できる接続部8と、掃除機の吸引力により駆動力を発生させ、フィルタ2を移動させることができる駆動力発生機構11を備えているので、掃除機の吸引力を利用してフィルタ2をノズル部7の吸込口7aの前を順に通過するように走行させることが可能である。したがって、フィルタ移動用のモータ等の駆動源が不要になる。
第1実施形態の空気調和機の室内機1は、接続部8と連通しており、フィルタ2に向く吸込口7aを有しているノズル部7をさらに備えているので、掃除機の吸引力を利用して、ブラシなしでフィルタ2から塵やほこりを除去することが可能である。その結果、空気調和機内部に塵やほこりが残留することによる雑菌やカビ菌の発生を抑制することが可能である。
第1実施形態の空気調和機の室内機1は、ノズル部7と接続部8との間に接続された導通部9をさらに備えているので、ノズル部7から接続部8へ塵やほこりを円滑に流すことができる。しかも、接続部8は、導通部9を介してノズル部7に接続されているので、ノズル部7から離れた位置に接続部8を設置することが可能になる。
第1実施形態の室内機1は、掃除機の吸引力だけを用いてフィルタ2の塵やほこりを除去しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
第2実施形態では、室内機1がフィルタ2の表面に接触して塵を除去する塵除去部13をさらに備えているので、フィルタ2からの塵やほこりを除去する性能が高い。
第1実施形態の室内機1は、掃除機の吸引圧力を用いて、塵やほこりをノズル部7から吸い込んだ後に導通部9を通して掃除機の接続部分Sまで搬送しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
第3実施形態では、室内機1が、フィルタ2の表面に接触して塵を除去する塵除去部13と、フィルタ2と接続部8との間に配置され、フィルタ2から除去された塵やほこりを駆動力発生機構11の駆動力を用いて接続部8へ搬送する塵搬送部14とをさらに備えているので、駆動力発生機構11の駆動力を用いて接続部8へ塵やほこりを円滑に搬送することができる。しかも、塵除去部13から離れた位置に接続部8を設置することが可能になる。
図6に示される第4実施形態の室内機1は、フィルタ2に付着した塵を静電気の作用で除去する除電部15をさらに備えている。その他の構成については、第1実施形態の室内機1の構成と共通している。
第4実施形態の室内機1は、除電部15をさらに備えているので、フィルタ2に付着した塵を静電気の作用で離脱させることが可能になる。また、静電気による離脱とノズル部7の吸込みとを併用させることも可能である。その結果、塵やほこりの除去効果を向上させることが可能である。
(C)
上記の第4実施形態では、静電気の作用でフィルタ2の塵を除去する除電部15の例として、+−の電荷をフィルタ2に与える2つの電極を有する除電部15を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。他の除電部として、たとえば、アースに接続された導電部をフィルタ2に接触させて除電を行なってもよい。または、後述するプラズマ放電部16のプラズマ放電により発生した活性種の+−の電荷のバランスを調整することによりフィルタ2の塵を静電気の作用で除去してもよい。
図7に示される第5実施形態の室内機1は、少なくともフィルタ2の除菌をする活性種を発生させる活性種発生手段としてのプラズマ放電部16、およびプラズマ放電部16によって発生された活性種をフィルタ2に噴霧する活性種噴霧ノズル17をさらに備えている。その他の構成については、第1実施形態の室内機1の構成と共通している。
プラズマ放電部16によって発生された活性種は、活性種噴霧ノズル17によって、フィルタ2に向かって噴霧される。活性種は、図示しないファン等の送風機構によってプラズマ放電部16から活性種噴霧ノズル17へ送られる。
(1)
第5実施形態の室内機1は、少なくともフィルタ2の除菌をする活性種を発生させる活性種発生手段としてプラズマ放電部16をさらに備えているので、活性種によってフィルタ2を除菌することが可能である。
しかも、プラズマ放電部16がプラズマ放電によって活性種を発生させることによって、高い除菌効果を得ることが可能である。
さらに、プラズマ放電がストリーマ放電であるので、より除菌効果の高い活性種を生成することが可能である。
第5実施形態の室内機1は、プラズマ放電部16によって発生された活性種をフィルタ2に噴霧する活性種噴霧ノズル17をさらに備えているので、フィルタ2に活性種を噴霧して効果的にフィルタ2の除菌を行うことが可能である。
第5実施形態では、活性種は、図示しないファン等の送風機構によってプラズマ放電部16から活性種噴霧ノズル17へ送られるが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記の第1実施形態では、壁掛けルームエアコンタイプの空気調和機の室内機1を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、フィルタ付きの室内機であれば、種々のタイプの室内機についても本発明を適用することが可能である。
すなわち、第6実施形態の室内機1は、図9に示されるように、天井に埋め込んだ状態で設置される空気調和機の室内機(いわゆる、パッケージエアコン)であり、この室内機1は、天井面と平行に配置されたループ状のフィルタ42を備えている。その他の構成については、図9に示される天井埋込み型の室内機1は、第1実施形態の室内機1と同様に、熱交換器3、ファン4、ケース5、離脱機構6(ノズル部7、接続部8、導通部9)、駆動力発生機構11、およびローラ12を備えている。第1実施形態と同様に、駆動力発生機構11は、掃除機の吸引力により駆動力を発生させ、フィルタ2を移動させることができる。
(1)
この天井埋込み型の室内機1も、第1実施形態の室内機1と同様に、掃除機の吸込部分Sが接続部8に接続されたときに、駆動力発生機構11は、掃除機の吸引力により天井面と平行に配置されたフィルタ2をノズル部7の吸込口7aの前を順に通過するように走行させることが可能である。したがって、天井設置型の室内機においてもフィルタ移動用のモータ等の駆動源が不要になるので、部品コストの低減、製品の小型化、ランニングコストの低減、ならびに信頼性の向上が可能になる。
この天井埋込み型の室内機1も、第1実施形態の室内機1と同様に、フィルタ42に向く吸込口7aを有しているノズル部7と、ノズル部7と連通しており、掃除機の吸込部分Sと接続できる接続部8とを備えているので、掃除機の吸引力を利用して、ブラシなしでフィルタ42から塵やほこりを除去することが可能である。その結果、天井に設置される空気調和機内部に塵やほこりが残留することによる雑菌やカビ菌の発生を抑制することが可能である。
しかも、室内機41は、ノズル部7と接続部8との間に接続された導通部9をさらに備えているので、ノズル部7から接続部8へ塵やほこりを円滑に流すことができる。しかも、接続部8は、導通部9を介してノズル部7に接続されているので、ノズル部7から離れた位置に接続部8を設置することが可能になる。
上記の第1実施形態では、本発明の空気調和機として、空気調和機の室内機1を例にあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、フィルタ付きの空気調和機であれば、種々のタイプの空気調和機についても本発明を適用することが可能である。
第6実施形態の空気清浄機31では、第1実施形態の室内機1と同様に、掃除機の吸込部分Sが接続部8に接続されたときに、駆動力発生機構11は、掃除機の吸引力によりフィルタ2をノズル部7の吸込口7aの前を順に通過するように走行させることが可能である。したがって、空気清浄機31においてもフィルタ移動用のモータ等の駆動源が不要になるので、部品コストの低減、製品の小型化、ランニングコストの低減、ならびに信頼性の向上が可能になる。
2、42 フィルタ
6 離脱機構
7 ノズル部
7a 吸込口
8 接続部
9 導通部
11 駆動力発生機構
12 ローラ
15 除電部
16 プラズマ放電部
17 活性種噴霧ノズル
31 空気清浄機
33 空気清浄部
Claims (13)
- 空気を濾過するフィルタ(2、42)と、
掃除機の吸込部分と接続できる接続部(8)と、
前記掃除機の吸引力により駆動力を発生させ、前記フィルタ(2、42)を移動させることができる駆動力発生機構(11)と
を備えている空気調和機(1、31)。 - 前記接続部(8)と連通しており、前記フィルタ(2、42)に向く吸込口(7a)を有しているノズル部(7)をさらに備えている、
請求項1に記載の空気調和機(1、31)。 - 前記ノズル部(7)と前記接続部(8)との間に接続され、前記ノズル部(7)の吸込口(7a)から前記フィルタ(2、42)に付着した塵を吸い込んで前記掃除機の吸込部分へと流す塵除去空間(9a)を内部に有する導通部(9)をさらに備えている、
請求項2に記載の空気調和機(1、31)。 - 前記フィルタ(2、42)の表面に接触して塵を除去する塵除去手段(13)をさらに備えている、
請求項1に記載の空気調和機(1、31)。 - 前記フィルタ(2、42)の表面に接触して塵を除去する塵除去手段(13)と、
前記フィルタ(2、42)と前記接続部(8)との間に配置され、前記フィルタ(2、42)から除去された塵を前記駆動力発生機構(11)の駆動力を用いて前記接続部(8)へ搬送する塵搬送手段(14)と
をさらに備えている、
請求項1に記載の空気調和機(1、31)。 - 前記フィルタ(2、42)に付着した塵を静電気の作用で除去する除電手段(15)をさらに備えている、
請求項1から5のいずれかに記載の空気調和機(1、31)。 - 少なくとも前記フィルタ(2、42)の除菌をする活性種を発生させる活性種発生手段(16)をさらに備えている、
請求項1から6のいずれかに記載の空気調和機(1、31)。 - 前記活性種発生手段(16)は、プラズマ放電によって活性種を発生させる、
請求項7に記載の空気調和機(1、31)。 - 前記プラズマ放電は、ストリーマ放電である
請求項8に記載の空気調和機(1、31)。 - 前記活性種発生手段(16)によって発生された活性種を前記フィルタ(2、42)に噴霧する活性種噴霧ノズル(17)をさらに備えている、
請求項7から9のいずれかに記載の空気調和機(1、31)。 - 前記活性種噴霧ノズル(17)は、空気調和機の吹出口(1b)に連通する空気取入れ口を有している、
請求項10に記載の空気調和機(1、31)。 - 天井に設置される空気調和機(1、31)であり、
前記フィルタ(42)は、天井面と平行に配置されている、
請求項1から11のいずれかに記載の空気調和機(1、31)。 - 空気清浄機能を有する空気清浄部(33)をさらに備えている、
請求項1から12のいずれかに記載の空気調和機(31)。
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