JP2007332636A - 建設機械用の操作ノブ - Google Patents
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Abstract
【課題】オペレータの掻いた汗が表面部を濡らしたままの状態になることにより、操作する手が滑ってしまうことを防止した操作ノブを提供する。
【解決手段】操作用ノブ1は、表面が凹凸状に形成した本体部3に、吸水性を有する繊維を編組した表面部4を装着しているものであるため、外表面部4を把持するオペレータの手に汗を掻いた場合、該汗は、吸水性繊維で形成された表面部4に効率よく吸収されることになる。そして該吸収された汗は、本体部3の表面が凹凸形状になっていて通気性が有るため、効率よく蒸発することになって不快感のないものにできる。
【選択図】図1
【解決手段】操作用ノブ1は、表面が凹凸状に形成した本体部3に、吸水性を有する繊維を編組した表面部4を装着しているものであるため、外表面部4を把持するオペレータの手に汗を掻いた場合、該汗は、吸水性繊維で形成された表面部4に効率よく吸収されることになる。そして該吸収された汗は、本体部3の表面が凹凸形状になっていて通気性が有るため、効率よく蒸発することになって不快感のないものにできる。
【選択図】図1
Description
本発明は、油圧制御弁、ポンプ等を操作するためのコントロールレバーに備えるための操作ノブであって、主に建設機械の上部旋回体やフロントアタッチメント用の操作ノブの技術分野に属するものである。
一般に、建設機械の作業をするオペレータは、作業の特殊性もあって緊張感から手に汗を掻くことが多く、特に、夏等の高温化した作業現場では、キャブ内の室温も高くなりがちでより手に汗を掻き易い状態になる。このように手に汗を掻いた状態で操作ノブを握ると、操作ノブが汗で濡れることになるが、該濡れた状態の操作ノブは不快であるうえ、手が滑り易いという問題がある。また交代したオペレータが作業する場合に、前任のオペレータの汗で濡れた操作ノブを把持して作業する場合、不快感が大きいものがある。
そこで操作ノブのなかには、本体を、オレフィン系エラストマーやポリエステル系エラストマー等の高分子樹脂材で形成した表面部で被覆したものが知られているものがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開2001−163077号公報
特開2004−203351号公報
そこで操作ノブのなかには、本体を、オレフィン系エラストマーやポリエステル系エラストマー等の高分子樹脂材で形成した表面部で被覆したものが知られているものがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
しかしながら前記特許文献1、2の高分子樹脂材は吸水性に乏しく、このため掻いた汗が表面部を濡らしたままの状態になって依然として不快である上、滑りやすいといった問題が有る。そこで、操作ノブに吸水性のある布を巻きつけて使用することが提唱されるが、従来の操作ノブは表面が平滑状であったため、巻いた布が外れたりずれたりしやすく操作性に劣るといった問題がさらに有り、ここに本発明が解決しようとする課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、本発明の操作ノブは、請求項1に記載するように、油圧制御弁、ポンプ等を制御するためのコントロールレバーの先端部に備えられる本体部と、該本体部の表面に装着される表面部とを有する操作ノブにおいて、表面部は吸水性を有した素材で形成され、本体部表面は凹凸形状になっていることを特徴とする建設機械用の操作ノブである。
本発明の操作ノブは、請求項2に記載するように、前記表面部は、速乾性を有した素材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の建設機械用の操作ノブである。
本発明の操作ノブは、請求項3に記載するように、前記本体部は、表面に柱状または半球状の突起が間隙を存して複数形成されることで凹凸形状になっていることを特徴とする請求項1または2記載の建設機械用の操作ノブである。
本発明の操作ノブは、請求項4に記載するように、表面部は本体部に着脱自在に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の建設機械用の操作ノブである。
本発明の操作ノブは、請求項5に記載するように、表面部は伸縮性を有する素材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の建設機械用の操作ノブである。
本発明の操作ノブは、請求項6に記載するように、表面部は編組されたものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載の建設機械用の操作ノブである。
本発明の操作ノブは、請求項2に記載するように、前記表面部は、速乾性を有した素材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の建設機械用の操作ノブである。
本発明の操作ノブは、請求項3に記載するように、前記本体部は、表面に柱状または半球状の突起が間隙を存して複数形成されることで凹凸形状になっていることを特徴とする請求項1または2記載の建設機械用の操作ノブである。
本発明の操作ノブは、請求項4に記載するように、表面部は本体部に着脱自在に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の建設機械用の操作ノブである。
本発明の操作ノブは、請求項5に記載するように、表面部は伸縮性を有する素材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の建設機械用の操作ノブである。
本発明の操作ノブは、請求項6に記載するように、表面部は編組されたものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載の建設機械用の操作ノブである。
請求項1の発明とすることにより、表面部を把持するオペレータの手に汗を掻いた場合、該汗は、吸水性繊維で形成された表面部に効率よく吸収されることになる。そして該吸収した汗は、表面が凹凸形状になっていて通気性があるため、効率よく蒸散するようになっている。
請求項2の発明とすることにより、吸収性を有する繊維で汗を吸収し、該吸収した汗は、速乾性繊維によって、乾燥(蒸発、蒸散)の促進が図られる。
請求項3の発明とすることにより、表面部を本体部の表面方向のどの方向にズラそうとする力に対しても強い摩擦力を生じさせることができる。
請求項4の発明とすることにより、表面部を取り換え自在なものとすることができる。この結果、大量の汗で表面部が濡れている場合や、複数のオペレータが交代で使用するような場合に、不快感を取り除くことができる。
請求項5の発明とすることにより、表面部の本体部への着脱を容易にすることができる。
請求項6の発明とすることにより、伸縮性、通気性のある表面部を容易に形成することができる。さらに、本体部の凹凸形状とのあいだで強い摩擦が生じるものとすることができる。
請求項2の発明とすることにより、吸収性を有する繊維で汗を吸収し、該吸収した汗は、速乾性繊維によって、乾燥(蒸発、蒸散)の促進が図られる。
請求項3の発明とすることにより、表面部を本体部の表面方向のどの方向にズラそうとする力に対しても強い摩擦力を生じさせることができる。
請求項4の発明とすることにより、表面部を取り換え自在なものとすることができる。この結果、大量の汗で表面部が濡れている場合や、複数のオペレータが交代で使用するような場合に、不快感を取り除くことができる。
請求項5の発明とすることにより、表面部の本体部への着脱を容易にすることができる。
請求項6の発明とすることにより、伸縮性、通気性のある表面部を容易に形成することができる。さらに、本体部の凹凸形状とのあいだで強い摩擦が生じるものとすることができる。
次に、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1は操作ノブであって、該操作ノブ1は、油圧ショベル等の建設機械の油圧制御弁やポンプ等を操作するためのコントロールレバー(ジョイスティックレバー)2の先端部(上端部)に備えられるものであり、コントロールレバー2に止着される本体部3と、該本体部3の表面に装着される表面部4とを有して構成されている。
本体部3は、下側ほど先細り状態になった略円柱状の基端部3aと、該基端部3a上端に大径状に膨出する状態の上端部3bとによって形成されている。因みに、本実施の形態の上端部3bの上面には、ホーン(警音器)を発音させる等の操作をするための操作スイッチSが設けられている。また、基端部3aの下端には、コントロールレバー2のカバーをする保護部材Pの上端部が取り付けられている。
前記本体部3は、本実施の形態では図2に示すように円柱状の突起3cの複数が縦横方向(縦横傾斜方向)に間隙を存した水玉模様状に設けられていることで表面が凹凸形状に形成されている。因みに、本体部3の表面に形成される凹凸形状としては、図6(A)に示す半球状の突起3d、同(B)に示す四角柱等の柱体3e、同(C)、(D)に示す三角錐や円錐等の錘体3f、同(E)に示す截頭円錘体等の截頭錘体3gとして凹凸形状を形成してもよく、さらには凸条を縦縞模様、横縞模様、傾斜縞模様、交差縞模様にする等しても凹凸形状にすることができ、このように各種の凹凸形状を採用することで本発明を実施することができる。
一方、表面部4は、吸水性を有する素材からなる繊維、例えば木綿、キュプラ、麻、ビスコースレーヨン等のセルロース繊維や、吸水加工を施した合成繊維、さらにはこれら吸水性(吸湿性)繊維とポリエステル繊維やポリウレタン繊維等の合成繊維とを混紡した繊維を、天竺編み、鹿子編み、丸編み、メリヤス編み等の伸縮性を有する状態で編組した生地で構成することが好ましく、これら吸水性を有する生地の裏面に、速乾性繊維をハイブリッド化する等して二層化した生地を用いることがさらに好ましい。速乾性繊維としては、ポリアミド、ポリエステル、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成繊維があり、これらの形態としては、マルチフィラメント、加工糸、紡績糸等が例示される。
以下、表面部4については、表面の吸水性繊維と裏面の速乾性繊維とによって二層化された繊維を用いたもので製造したものとして説明する。表面部4は、本体部3に対応した形状を有しているが、本体部3との密着性を向上するため相似状態で小型化した袋形状をしている。そして表面部4の本体部3への装着は、表面部4を伸張した無理嵌め状態ですることになり、これによって表面部4は、本体部3に対してずれたりすることが低減して密着性に優れた確りとした装着ができるようになっている。この場合に表面部4には、本体部3に設けたスイッチSに相当する部位が切り欠かれた窓部4aになっていて前記装着したときスイッチSが露出するようになっている。因みに、表面部4のスイッチS相当部位を、窓部4aにすることなく封止部にし、該封止部にスイッチSの存在を表示するためのマーク図柄を貼り付たり印刷したりして表示するようにしても勿論よい。
さらに表面部4は、本体部3への着脱を容易にするため、本実施の形態ではスライダー5aの移動によって開閉ができるファスナー5が設けられている。因みに、表面部4の着脱を容易にするための手段としては、スライダー付きのファスナー5に限定されず、面ファスナー、スナップあるいは釦による着脱方式としても良く、さらには例えば図6に示す他の実施の形態のように、本体部3に螺子孔等の係止孔6aを設けておき、表面部4を本体部3に装着した状態で懸回したバンド6bを、ビス6cやピンを外側から強制挿入して止着するようにしても実施することができる。
叙述の如く構成された本発明の実施の形態において、操作用ノブ1は、表面が凹凸状に形成した本体部3に、吸水性を有する繊維を編組した表面部4を装着しているものであるため、該表面部4を把持するオペレータの手に汗を掻いた場合、該汗は、吸水性繊維で形成された表面部4に効率よく吸収されることになる。そして該吸収された汗は、本体部3の表面が凹凸形状になっていて通気性が有るため、効率よく蒸発することになって不快感のないものにできる。
しかもこのものでは、表面部4は、表面を吸水性繊維で形成して汗を効率よく吸収することができるが、該吸収された汗は、本体部3表面の通気性がある凹凸形状に接している裏面側の速乾性繊維によって乾燥(蒸発、蒸散)が促進されることになって、湿気のないサラサラ感のあるものになって不快感を一段と解消できることになる。
1 操作ノブ
2 コントロールレバー
3 本体部
3c 突起
4 表面部
5 ファスナー
2 コントロールレバー
3 本体部
3c 突起
4 表面部
5 ファスナー
Claims (6)
- 油圧制御弁、ポンプ等を制御するためのコントロールレバーの先端部に備えられる本体部と、
該本体部の表面に装着される表面部とを有する操作ノブにおいて、
表面部は吸水性を有した素材で形成され、
本体部表面は凹凸形状になっていることを特徴とする建設機械用の操作ノブ。 - 前記表面部は、速乾性を有した素材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の建設機械用の操作ノブ。
- 前記本体部は、表面に柱状または半球状の突起が間隙を存して複数形成されることで凹凸形状になっていることを特徴とする請求項1または2記載の建設機械用の操作ノブ。
- 表面部は本体部に着脱自在に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の建設機械用の操作ノブ。
- 表面部は伸縮性を有する素材で形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一つに記載の建設機械用の操作ノブ。
- 表面部は編組されたものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載の建設機械用の操作ノブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006164888A JP2007332636A (ja) | 2006-06-14 | 2006-06-14 | 建設機械用の操作ノブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006164888A JP2007332636A (ja) | 2006-06-14 | 2006-06-14 | 建設機械用の操作ノブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007332636A true JP2007332636A (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=38932368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006164888A Withdrawn JP2007332636A (ja) | 2006-06-14 | 2006-06-14 | 建設機械用の操作ノブ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007332636A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110072934A1 (en) * | 2009-09-25 | 2011-03-31 | Rene Ulbrich | Control lever for a vehicle |
-
2006
- 2006-06-14 JP JP2006164888A patent/JP2007332636A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110072934A1 (en) * | 2009-09-25 | 2011-03-31 | Rene Ulbrich | Control lever for a vehicle |
US8516915B2 (en) * | 2009-09-25 | 2013-08-27 | Class Selbstfahrende Erntemaschinen Gmbh | Control lever for a vehicle |
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