JP2007332503A - 糸処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の糸に対して同時に交絡処理を施すことができ、さらに、交絡性能の向上及び流体消費量の低減の両方を実現可能な糸処理装置を提供すること。
【解決手段】糸処理装置1は、所定方向に沿って並べて配置されるとともに、所定方向にそれぞれ移動可能な複数枚のプレート3と、複数のプレート3の間にそれぞれひとつづつ形成された複数の糸処理通路20と、複数のプレート3の間にそれぞれひとつづつ設けられて複数の糸処理通路20にそれぞれエアを噴射する複数の噴射流路23とを備えており、隣接するプレート3同士を互いに離間又は密着させることにより、複数の糸処理通路20を開閉することが可能に構成されている。
【選択図】図2
【解決手段】糸処理装置1は、所定方向に沿って並べて配置されるとともに、所定方向にそれぞれ移動可能な複数枚のプレート3と、複数のプレート3の間にそれぞれひとつづつ形成された複数の糸処理通路20と、複数のプレート3の間にそれぞれひとつづつ設けられて複数の糸処理通路20にそれぞれエアを噴射する複数の噴射流路23とを備えており、隣接するプレート3同士を互いに離間又は密着させることにより、複数の糸処理通路20を開閉することが可能に構成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数のフィラメントからなる糸(マルチフィラメント糸)に流体を噴射することによって交絡処理を施す糸処理装置に関する。
紡糸直後の撚りが付与されていない複数のフィラメントからなる糸は集束性に乏しく、糸切れが生じやすいため、このような糸には、ワインダーで巻き取られる前に交絡処理が施されて集束性が付与される。このような交絡処理を行う糸処理装置として、糸に流体(一般には加圧エア)を噴射することにより、複数のフィラメント同士を交絡させるように構成されたものが広く知られている。
その中でも、同時並行して巻き取られる複数の糸に対して、同時に交絡処理を施すことが可能な糸処理装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の糸処理装置(多糸条流体処理装置)は、加圧流体の導入路を有する流体供給部材と、導入路に連通する複数の流体通路がそれぞれ形成された複数の糸道部材を有する。隣接する2つの糸道部材のうち、一方の糸道部材にはその内部の流体通路に連通する流体噴射孔が設けられ、他方の糸道部材の流体噴射孔に対向する位置には溝状の処理部が設けられている。また、隣接する2つの糸道部材の間には糸掛けスリットが設けられ、この糸掛けスリットから処理部へ糸を導入することができるようになっている。そして、処理部に糸が導入された状態で、流体噴射孔から処理部に向けて加圧流体が噴射されることにより、複数のフィラメントからなる糸に交絡処理が施される。
前述の特許文献1の糸処理装置においては、糸に交絡処理を施す処理部が、糸掛けスリットを介して常に外部に開放されていることから、流体噴射孔から処理部に向けて噴射された流体の一部が外部へ逃げてしまう。そのため、処理部内の糸に十分な交絡を生じさせるのに必要なエネルギーを糸に与えられなくなり、交絡性能が低下する。また、外部へ逃げる分だけエアの消費量が余計に増えてしまう。
本発明の目的は、複数の糸に対して同時に交絡処理を施すことができ、さらに、交絡性能の向上及び流体消費量の低減の両方を実現可能な糸処理装置を提供することである。
第1の発明の糸処理装置は、所定方向に沿って並べて配置されるとともに、前記所定方向にそれぞれ移動可能な複数の通路形成部材と、前記複数の通路形成部材の間にそれぞれ形成された複数の糸処理通路と、前記複数の通路形成部材のそれぞれに設けられ、前記複数の糸処理通路にそれぞれ前記糸処理通路を通過する糸を処理するための流体を供給する複数の流体噴射流路と、隣接する前記通路形成部材同士を互いに前記所定方向に移動させることにより離間又は密着させて、前記複数の糸処理通路を開放又は閉止する開閉手段とを備えていることを特徴とするものである。
この構成によれば、隣接する通路形成部材の間に複数の糸処理通路がそれぞれ形成されることから、これら複数の糸処理通路に流体通路から流体を供給することにより、複数の糸に対して同時に交絡処理を施すことが可能である。それに加えて、複数の糸処理通路にそれぞれ糸を挿入するときには、開閉手段により隣接する通路形成部材同士を離間させて糸処理通路を開放し、流体通路から糸処理通路へ流体を供給するときには、開閉手段により隣接する通路形成部材同士を密着させて糸処理通路を閉止することができる。そのため、交絡処理時に糸処理通路から流体が外部へ逃げるのを防止することができ、交絡性能の向上及び流体消費量の低減の両方を実現できる。また、流体噴射時に糸処理通路が閉止されることから、良好な交絡処理を実現するために必要な、糸処理通路への糸挿入方向と流体の噴射方向に関する制約が少なくなり、流体通路の配置自由度が高まる。さらに、糸処理通路を開放することで、その内部の清掃を容易に行うことができる。
第2の発明の糸処理装置は、前記第1の発明において、前記複数の通路形成部材にわたって延びる共通流路をさらに備え、この共通流路は、前記複数の通路形成部材にそれぞれ形成された複数の貫通孔からなり、前記複数の流体噴射流路は、前記共通流路から分岐して前記複数の糸処理通路へ延びており、さらに、前記複数の通路形成部材の間に複数のシール部材がそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、複数の通路形成部材に複数の貫通孔が形成され、これら複数の貫通孔により、複数の通路形成部材にわたって延びる共通流路が形成されていることから、糸処理通路へ流体を導くための流路構成が簡素化されてその形成が容易になり、また、コストも低減できる。
第3の発明の糸処理装置は、前記第2の発明において、前記シール部材は弾性体からなるものであり、隣接する前記通路形成部材同士をその弾性により互いに離間させて、前記複数の糸処理通路を開放する開閉手段の一部を構成していることを特徴とするものである。
この構成によれば、シール部材が、開閉手段の一部、即ち、隣接する通路形成部材の間を一定幅で離間させる手段を兼ねることから、糸処理装置の構成を簡素化することができる。
第4の発明の糸処理装置は、前記第1〜第3の何れかの発明において、各流体噴射流路は、対応する前記糸処理通路を形成する2つの前記通路形成部材の対向面の、少なくとも一方の対向面に形成された溝と他方の対向面とにより構成されていることを特徴とするものである。この構成によれば、通路形成部材の内部に流体噴射流路が形成される場合と比べて、流路構造が簡単になるとともにその形成も容易になり、コストを低減できる。また、通路形成部材の幅も小さくすることができる。尚、この第4の発明には、2つの通路形成部材の対向面の両方にそれぞれ溝が形成されて、これら2つの溝により流体噴射流路が構成されている形態も含まれる。
第5の発明の糸処理装置は、前記第1〜第4の何れかの発明において、前記糸処理通路への糸挿入方向と、前記流体噴射流路から前記糸処理通路への流体の噴射方向が、前記糸処理通路内の糸に直交する平面上においてほぼ逆方向であることを特徴とするものである。
糸処理通路が開放された状態で糸処理通路内に流体が噴射される従来の構成では、良好な交絡性能を得るために、糸処理通路への流体噴射方向が、糸に直交する平面上において、糸挿入方向に対してある角度(例えば、90度)をなしていることが必須となる。例えば、糸挿入方向と流体噴射方向が逆方向になっていると、糸処理通路内に噴射された流体の一部が外部へ素通りしてしまうために交絡性能が低下し、さらに、噴射された流体による糸の外部への飛び出しや流体の漏れ量増加といった問題も生じる。しかし、糸挿入方向と流体噴射方向とがある角度をなすようにすると、通路形成部材の幅が大きくなり、複数の糸処理通路のピッチが広がってしまうため、糸処理装置のサイズが大きくなる。
しかし、本発明では、流体噴射時には糸処理通路が閉止されることから、前述のような制約を受けることがなく、糸挿入方向と流体噴射方向とを逆方向にすることが可能となる。そのため、通路形成部材の幅を狭くして、複数の糸処理通路のピッチを小さくすることができ、糸処理装置の一層の小型化を実現できる。
第6の発明の糸処理装置は、前記第1〜第5の何れかの発明において、糸を前記糸処理通路内に位置規制する糸挟み込み防止手段を有することを特徴とするものである。この構成によれば、糸挟み込み防止手段により、糸が通路形成部材間に挟まれるのを防止できる。
第7の発明の糸処理装置は、前記第6の発明において、前記複数の通路形成部材を貫通して前記所定方向に延び、これら複数の通路形成部材の前記所定方向への移動をガイドする案内部材を備えており、前記案内部材の少なくとも一部が、前記複数の糸処理通路内に入り込んで、前記糸挟み込み防止手段を構成していることを特徴とするものである。
この構成によれば、複数の通路形成部材の所定方向への移動が案内部材によりガイドされるため、糸処理通路の開閉動作がスムーズに行われる。これに加えて、案内部材の少なくとも一部が複数の糸処理通路内に入り込んで、糸挟み込み手段を構成しているため、糸が通路形成部材の間に挟まれるのが防止される。また、糸の挟み込みを防止するための部品を案内部材とは別に設ける必要がなく、部品数を少なくすることができる。
第8の発明の糸処理装置は、前記第1〜第7の何れかの発明において、前記開閉手段は、制御装置からの運転開始信号を受けて、前記複数の通路形成部材を互いに密着する方向に押圧する押圧手段を含んでいることを特徴とするものである。この構成によれば、押圧手段が、制御手段からの信号を受けて、複数の通路形成部材を所定方向に押圧して複数の糸処理通路を自動的に閉止することから、糸処理通路の閉止がなされずに交絡処理が行われて、不良糸が発生してしまうのを防止することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図1〜図6を参照して説明する。尚、図1における前後左右の方向を前後左右と定義して以下説明する。図1に示すように、糸処理装置1は、本体部材2と、左右方向に沿って並べて配置されるとともに、本体部材2に対して左右方向にそれぞれ移動可能に取り付けられた複数枚のプレート3(通路形成部材)とを備えている。
図1、図2に示すように、本体部材2は、複数枚のプレート3の配置方向(左右方向)に延びる側壁部2aと、この側壁部2aの右端から前方へ延び、最も右側に位置するプレート3を受けとめる受け部2bとを備えており、この本体部材2は逆L字形の平面形状を有する。受け部2bのほぼ中央部には、この受け部2bを貫通するようにエア供給孔10が形成されており、このエア供給孔10には、次述の複数枚のプレート3内のエア通路へエアを供給するための、コンプレッサ等のエア供給装置11(図6参照)が接続される。さらに、受け部2bには、後述する4本のガイドバー12の一端部がそれぞれ固定されている。
図3に示すように、各プレート3は矩形板状に形成されており、各プレート3の四隅近傍部分を、左右方向に延びる4本のガイドバー12(案内部材)がそれぞれ貫通している。つまり、複数枚のプレート3は4本のガイドバー12にガイドされて、左右方向にスムーズに移動できる。そして、このように各プレート3が左右方向に移動することによって、複数枚のプレート3は、それぞれ、隣接する別のプレート3に密着した状態(図1、図2参照)と、隣接する別のプレート3から離間した状態(図5参照)の何れかの状態となる。
また、最も左に位置しているプレート3には押圧板13が当接している。この押圧板13も4本のガイドバー12に貫通されており、これら4本のガイドバー12に沿って左右方向に移動可能である。押圧板13にはアクチュエータ14(押圧手段)が接続されており、このアクチュエータ14により押圧板13は左右方向へ駆動される。尚、アクチュエータ14としては、例えば油圧シリンダやエアシリンダなどを用いることができるが、これらに限られるものではない。そして、押圧板13がアクチュエータ14により右方へ駆動されたときには、複数枚のプレート3が受け部2bへ押圧されて、本体部材2の受け部2bと押圧板13との間で圧縮され、図2に示すように、複数枚のプレート3が互いに密着した状態となる。
図2〜図5に示すように、各プレート3の前端側部分の両面には、上下に延びる溝3a,3bがそれぞれ形成されている。そして、これら2つの溝3a,3bにより1つの糸処理通路20が形成されている。即ち、複数枚のプレート3の間に複数の糸処理通路20がそれぞれ形成される。各糸処理通路20には、複数のフィラメントからなるフィラメント糸Yが走行し、各糸処理通路20において、走行する糸Yが加圧エアにより交絡処理される。ここで、図5に示すように、隣接するプレート3が互いに離間している状態では糸処理通路20が開放されており、前方から2枚のプレート3の隙間21を通して糸処理通路20内に糸Yを挿入することが可能である。一方、図2に示すように、隣接するプレート3同士が密着している状態では、これらプレート3間の隙間21が塞がれて糸処理通路20が閉止されている。
ここで、図2、図3、図5に示すように、4本のガイドバー12のうち、前方に位置する2本のガイドバー12の前側部分が、溝3a,3bの内部、即ち、糸処理通路20内に入り込んでいる。そのため、糸処理通路20が開放されている状態で、前方から糸処理通路20内に糸Yが挿入されたときに、糸Yが溝3a,3bの位置に規制され、溝3a,3bを越えてさらに内側に進入してプレート3の間に入り込むのが前方2本のガイドバー12により妨げられるため、隣接するプレート3を密着させたときに糸Yがプレート3の間に挟まれるのが防止される。即ち、前方に位置する2本のガイドバー12が、糸Yを糸処理通路20内に位置規制する糸挟み込み防止手段に相当する。
図2、図3、及び、図5に示すように、各プレート3の略中央部には円形の貫通孔3cが形成されている。最も右端に位置しているプレート3の貫通孔3cは、プレート3の右側で本体部材2の受け部2bに形成されたエア供給孔10に連通する。また、最も左端に位置しているプレート3の貫通孔3cは、プレート3の左側で押圧板13により塞がれている。そして、図2に示すように、複数枚のプレート3が互いに密着したときに、これらのプレート3にそれぞれ形成された複数の貫通孔3cが連なって、複数枚のプレート3にわたって延びる共通流路22が形成される。この共通流路22には、エア供給装置11(図6参照)からエア供給孔10を介して加圧エアが供給される。
さらに、図2〜図5に示すように、各プレート3の一方の面(右面)には、貫通孔3cから糸処理通路20を形成する溝3aに達する、前後方向に直線的に延びる溝3dが形成されている。そして、隣接するプレート3同士が密着したときには、一方の対向面に形成された溝3dが他方の対向面により塞がれて、流路23が形成される。つまり、複数のプレート3にそれぞれ形成された複数の溝3dとこれら複数の溝3dを塞ぐ隣接プレート3の対向面により、共通流路22から分岐して複数の糸処理通路20へそれぞれ延びる複数の流体噴射流路23が形成される。そして、共通流路22から複数の流体噴射流路23にエアがそれぞれ供給され、さらに、これら複数の流体噴射流路23から閉止状態の複数の糸処理通路20に対してエアが噴射されて、糸処理通路20内の複数のフィラメントからなる糸Yに交絡処理が施される。
このように、本実施形態の糸処理装置1においては、複数のプレート3に複数の貫通孔3cがそれぞれ形成され、これら複数の貫通孔3cによって、複数のプレート3にわたって左右方向に延び、複数の流体噴射流路23へエアをそれぞれ供給する共通流路22が構成されている。この構成によれば、糸処理通路20へエアを導くための流路構成が簡素化されてその形成が容易になり、また、コストも低減できる。
また、図2〜図5に示すように、複数枚のプレート3の間には、複数の環状のシール部材25がそれぞれ装着されている。各シール部材25は、ゴムなどの弾性を有する材料で形成されており、図3に示すように、共通流路22を形成する円形の貫通孔3cを囲うように配置されている。そのため、アクチュエータ14により複数枚のプレート3が受け部2bに向けて右方へ押圧されているときには、図2に示すように、隣接する2枚のプレート3のそれぞれに、弾性を有するシール部材25が確実に密着し、共通流路22から隣接する2枚のプレート3の間を通してエアが漏れることが防止される。また、アクチュエータ14による押圧状態(圧縮状態)が解除されたときには、シール部材25の弾性により両側に位置するプレート3が左右にそれぞれ押し広げられ、図5に示すように、隣接するプレート3の間に一定幅の隙間21が形成されて、糸処理通路20が自然に開放される。この構成によれば、糸処理通路20を開放するための部品や機構をシール部材25とは別に設ける必要がないため、部品数を少なくすることができる。尚、以上説明したアクチュエータ14と複数のシール部材25が複数の糸処理通路20を開閉する開閉手段に相当する。
以上のように、隣接するプレート3同士が密着して糸処理通路20が閉止された状態で、流体噴射流路23から糸処理通路20へエアが噴射されるように構成されていると、交絡処理時に糸処理通路20からエアが外部へ逃げるのを確実に防止することができる。それに加えて、以下のように、流体噴射流路23の配置自由度が高まるという効果も得られる。
即ち、糸処理通路20が開放された状態でこの糸処理通路20内にエアが噴射される場合には、糸処理通路20へのエア噴射方向が、糸挿入方向に対してある角度(例えば、90度)なしていることが必要である。例えば、図4に示すように、糸挿入方向とエアの噴射方向が、糸Yに直交する平面上において逆方向になっていると、糸処理通路20内に噴射されたエアの一部が通路壁面に衝突せずに外部へ素通りしてしまうために交絡性能が低下し、さらに、噴射されたエアによる糸Yの外部への飛び出しやエアの漏れ量増加といった問題も生じる。
しかし、本実施形態の糸処理装置1においては、糸処理通路20が閉止された状態でこの糸処理通路20内へエアが噴射されることから、前述したような、流体噴射流路23の配置に関する制約を受けない。そのため、図4に示すように、流体噴射流路23が前後方向に延びて、糸挿入方向とエアの噴射方向がほぼ逆方向となっていても、十分な交絡性能が得られることになる。このように噴射方向を前後方向に設定すると、エア噴射方向がプレート厚み方向である場合に比べてプレート3の厚みを薄くすることができるため、複数の糸処理通路20の配置間隔(ピッチ)を小さくすることができ、糸処理装置1を一層小型化することが可能となる。
それに加えて、隣接するプレート3同士を密着させることにより、これらのプレート3の対向面に設けられた溝3a,3bによって各流体噴射流路23が形成されることから、各プレート3にノズル状の流体噴射流路が形成される場合と比べて流路構造が単純化し、製造コストを低下させることができる。また、プレート3同士が離間した状態で、流体噴射流路23内の異物を容易に除去することができる。
次に、糸処理装置1を制御する制御装置30について図6を参照して説明する。制御装置30は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びプログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read-Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)等で構成されている。
また、制御装置30は、外部から糸処理装置1の運転開始指令が入力されたときには、エア供給装置11と糸処理装置1のアクチュエータ14にそれぞれ制御信号を出力し、エア供給装置11による糸処理装置1へのエア供給動作と、アクチュエータ14による押圧動作(糸処理通路20の閉止動作)をそれぞれ制御する。
つまり、制御装置30に運転開始指令が入力されると、アクチュエータ14は、制御装置30からの信号を受けて、押圧板13を右方へ駆動し、これによって、複数枚のプレート3を右方に押圧して複数の糸処理通路20を自動的に閉止する。そのため、糸処理通路20の閉止がなされずに糸Yに交絡処理が行われて、不良糸が発生してしまうことがない。
次に、糸Yに交絡処理を施す際の糸処理装置1の作用について説明する。
まず、制御装置30に運転停止指令が入力されているときには、制御装置30は、エア供給装置11によるエア供給動作を禁止している。同時に、制御装置30は、アクチュエータ14に対してプレート3を押圧しない(糸処理通路20を開放する)信号を出力する。即ち、アクチュエータ14により押圧板13が左方へ駆動され、図5に示すように、複数枚のプレート3がそれらの間のシール部材25の弾性により互いに離間している状態である。この状態では、複数の糸処理通路20が開放されており、複数の糸処理通路20に対して前方からそれぞれ糸Yを挿入することができる。
まず、制御装置30に運転停止指令が入力されているときには、制御装置30は、エア供給装置11によるエア供給動作を禁止している。同時に、制御装置30は、アクチュエータ14に対してプレート3を押圧しない(糸処理通路20を開放する)信号を出力する。即ち、アクチュエータ14により押圧板13が左方へ駆動され、図5に示すように、複数枚のプレート3がそれらの間のシール部材25の弾性により互いに離間している状態である。この状態では、複数の糸処理通路20が開放されており、複数の糸処理通路20に対して前方からそれぞれ糸Yを挿入することができる。
そして、複数の糸処理通路20内に糸Yがセットされた状態で、制御装置30に糸処理装置1の運転開始指令が入力されたときには、制御装置30からアクチュエータ14に対してプレート3を押圧する(糸処理通路20を閉止する)信号が出力される。すると、図2に示すように、押圧板13を介して複数枚のプレート3が押圧されて互いに密着し、複数の糸処理通路20がそれぞれ閉止される。
次に、制御装置30からエア供給装置11に対してエア供給信号が出力される。すると、エア供給装置11から糸処理装置1の共通流路22へエアが供給され、さらに、共通流路22から複数の流体噴射流路23を介して複数の糸処理通路20へそれぞれエアが噴射される。従って、複数の糸処理通路20において複数の糸Yに同時に交絡処理が施される。尚、糸切れ時のメンテナンスを行う場合などに、運転停止指令が制御装置30に入力されたときには、制御装置30はエア供給装置11によるエアの供給を停止させるとともに、アクチュエータ14により押圧板13を左方へ駆動して、複数の糸処理通路20を開放させる。
以上説明した糸処理装置1によれば、次のような効果が得られる。
複数枚のプレート3の間に複数の糸処理通路20がそれぞれ形成されることから、これら複数の糸処理通路20にそれぞれエアを噴射することにより、複数の糸Yに対して同時に交絡処理を施すことができる。それに加えて、糸処理通路20に糸Yを挿入するときには糸処理通路20を開放し、エアを噴射するときには糸処理通路20を閉止できるため、交絡処理時に糸処理通路20からエアが外部へ逃げるのを防止することができ、交絡性能の向上及びエア消費量の低減の両方を実現できる。さらに、糸処理通路20を開放することにより、その内部の清掃を容易に行うことができる。
複数枚のプレート3の間に複数の糸処理通路20がそれぞれ形成されることから、これら複数の糸処理通路20にそれぞれエアを噴射することにより、複数の糸Yに対して同時に交絡処理を施すことができる。それに加えて、糸処理通路20に糸Yを挿入するときには糸処理通路20を開放し、エアを噴射するときには糸処理通路20を閉止できるため、交絡処理時に糸処理通路20からエアが外部へ逃げるのを防止することができ、交絡性能の向上及びエア消費量の低減の両方を実現できる。さらに、糸処理通路20を開放することにより、その内部の清掃を容易に行うことができる。
エア噴射時に糸処理通路20が閉止されることから、図4に示すように、流体噴射流路23を前後方向に延びるように形成して、糸挿入方向とエア噴射方向を糸Yに直交する平面上でほぼ逆方向にすることが可能になる。この構成によれば、プレート3の厚みを薄くすることができるため、複数の糸処理通路20のピッチを小さくすることができ、糸処理装置1を一層小型化することができる。
複数の流体噴射流路23(複数の糸処理通路20)へエアをそれぞれ供給する共通流路22が複数のプレート3に亙って形成されているため、共通流路22が複数のプレート3とは別の部材に形成されている場合には必須のシール構造が不要になる。また、共通流路22が、複数のプレート3にそれぞれ形成された貫通孔3cからなるため、共通流路22の構造が簡素化されてその形成も容易になり、コストをさらに低減できる。
さらに、各流体噴射流路23は、対応する糸処理通路20を形成する2枚のプレート3の対向面のうちの、一方に形成された溝3dと他方の対向面により構成されている。この構成によれば、プレート3の内部に流体噴射流路23が形成される場合と比べて、流路構造が簡単になるとともにその形成も容易になり、コストを低減できる。さらに、プレート3の厚みも薄くできる。また、プレート3の離間時に流体噴射流路23も開放されるため、清掃も容易になる。
複数枚のプレート3の左右方向への移動が4本のガイドバー12によりガイドされるため、糸処理通路20の開閉動作をスムーズに行うことができる。それに加えて、前方に位置する2本のガイドバー12の一部が糸処理通路20内に入り込んでいるため、糸Yがプレート3の間に挟まれるのが防止される。また、糸Yの挟み込みを防止するための部品をガイドバー12とは別に設ける必要がなく、部品数を少なくすることができる。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]前記実施形態では、隣接する2枚のプレート3の対向面にそれぞれ形成された2本の溝3a,3bにより糸処理通路20が形成されているが、一方の対向面にのみ溝が形成され、この溝と他方の対向面とにより糸処理通路20が形成されてもよい。
2]前記実施形態では、隣接する2枚のプレート3の一方に溝3dが形成され、この溝3dが他方の対向面により塞がれることによって流体噴射流路23が形成されているが、2枚のプレート3の両方に溝が形成され、これら2つの溝により流体噴射流路23が形成されてもよい。
3]前記実施形態では、隣接する2枚のプレート3の間にそれぞれ設けられたシール部材25の弾性により2枚のプレート3を押し広げて糸処理通路20を開放するようになっているが、アクチュエータ等により強制的に2枚のプレート3を互いに離間させるように構成されていてもよい。
4]複数枚のプレート3を押圧して糸処理通路20を閉止する手段としては、制御装置30からの指令により自動的に作動するアクチュエータ14に限られるものではなく、手動で作動するクランプ装置などを採用してもよい。
5]前記実施形態では、プレート3の移動をガイドするガイドバー12が、プレート3間における糸Yの挟み込みを防止する手段を兼ねているが、挟み込みを防止するための部品や機構がガイドバー12とは別に設けられていてもよい。
1 糸処理装置
3 プレート
3c 貫通孔
3d 溝
12 ガイドバー
14 アクチュエータ
20 糸処理通路
22 共通流路
23 流体噴射流路
25 シール部材
30 制御装置
3 プレート
3c 貫通孔
3d 溝
12 ガイドバー
14 アクチュエータ
20 糸処理通路
22 共通流路
23 流体噴射流路
25 シール部材
30 制御装置
Claims (8)
- 所定方向に沿って並べて配置されるとともに、前記所定方向にそれぞれ移動可能な複数の通路形成部材と、
前記複数の通路形成部材の間にそれぞれ形成された複数の糸処理通路と、
前記複数の通路形成部材のそれぞれに設けられ、前記複数の糸処理通路にそれぞれ前記糸処理通路を通過する糸を処理するための流体を供給する複数の流体噴射流路と、
隣接する前記通路形成部材同士を互いに前記所定方向に移動させることにより離間又は密着させて、前記複数の糸処理通路を開放又は閉止する開閉手段と、
を備えていることを特徴とする糸処理装置。 - 前記複数の通路形成部材にわたって延びる共通流路をさらに備え、
この共通流路は、前記複数の通路形成部材にそれぞれ形成された複数の貫通孔からなり、
前記複数の流体噴射流路は、前記共通流路から分岐して前記複数の糸処理通路へ延びており、
さらに、前記複数の通路形成部材の間に複数のシール部材がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の糸処理装置。 - 前記シール部材は弾性体からなるものであり、隣接する前記通路形成部材同士をその弾性により互いに離間させて、前記複数の糸処理通路を開放する開閉手段の一部を構成していることを特徴とする請求項2に記載の糸処理装置。
- 各流体噴射流路は、対応する前記糸処理通路を形成する2つの前記通路形成部材の対向面の、少なくとも一方の対向面に形成された溝と他方の対向面とにより構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の糸処理装置。
- 前記糸処理通路への糸挿入方向と、前記流体噴射流路から前記糸処理通路への流体の噴射方向が、前記糸処理通路内の糸に直交する平面上においてほぼ逆方向であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の糸処理装置。
- 糸を前記糸処理通路内に位置規制する糸挟み込み防止手段を有することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の糸処理装置。
- 前記複数の通路形成部材を貫通して前記所定方向に延び、これら複数の通路形成部材の前記所定方向への移動をガイドする案内部材を備えており、
前記案内部材の少なくとも一部が、前記複数の糸処理通路内に入り込んで、前記糸挟み込み防止手段を構成していることを特徴とする請求項6に記載の糸処理装置。 - 前記開閉手段は、制御装置からの運転開始信号を受けて、前記複数の通路形成部材を互いに密着する方向に押圧する押圧手段を含んでいることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の糸処理装置。
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