JP2007332322A

JP2007332322A - ニンニク臭気除去用洗浄剤、食品、および口腔用組成物

Info

Publication number: JP2007332322A
Application number: JP2006168462A
Authority: JP
Inventors: Tomoko Hirayama; 知子平山; Chiyoko Uchiyama; 千代子内山; Yoko Koike; 陽子小池; Kumiko Ushiogi; 久美子潮木; Fumihiko Tokida; 文彦常田
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 2006-06-19
Filing date: 2006-06-19
Publication date: 2007-12-27

Abstract

【課題】
ニンニクを調理した後の手指や調理器具、食器類に残るにおいを除去する洗浄剤、ニンニクを食べたあと口腔内やのどから胃にかけての消化管に残る不快感（モヤモヤしてさっぱりしない感じ）を軽減する食品組成物、口腔用組成物を提供する。
【解決手段】アリルメルカプタン産生剤およびそれを配合する洗浄剤、食品組成物、口腔用組成物によれば、簡便な方法で、ニンニク調理後の皮膚および調理器具の不快なにおいの除去や効果的にニンニク摂取後の口腔内やのどから胃にかけての消化管の不快感（モヤモヤしてさっぱりしない感じ）の解消が可能である。
【選択図】なし

Description

本発明は、ニンニクを調理したあとに手指や、調理器具、食器に残る不快なにおいの除去、およびニンニク料理を食べたあとに口腔内やのどから胃にかけての消化管に残る不快感（モヤモヤしてさっぱりしない感じ）の軽減の目的でアリルメルカプタン産生剤を配合した洗浄剤組成物、食品組成物、口腔用組成物に関する。

ニンニク料理はとても美味しく、またニンニクは体によい食品のひとつであり、その効果は多岐にわたっていることから、ニンニクは積極的に摂取したい食品のひとつである。また、ニンニクを使用した料理の香味は食欲をそそるが、調理した後の手指や調理器具、食器類に付着したにおい、ニンニクを食べたあと口腔内やのどから胃にかけての消化管に残る不快感（モヤモヤしてさっぱりしない感じ）などは非常に不快で、その解決が望まれている。

ニンニク臭の消臭のために、セリ科抽出物に含硫化合物を組み合わせた消臭剤（特許文献１）、ガラクツロン酸に含硫化合物を組み合わせた消臭剤（特許文献２）などが開示されている。しかし、これらはニンニク口臭の消臭効果のみであり、口腔内やのどから胃にかけての消化管に残る不快感（モヤモヤしてさっぱりしない感じ）を解消するものではない。また、ニンニクを調理した後の手指や調理器具、食器類に付着したにおいに対する解決策は開示されていない。

特開２００３−２６５５８号公報特開２００３−１９１８８号公報

本発明は上記事情に鑑みなされたもので、ニンニクを調理した後の手指や調理器具、食器類に残るにおいを除去する洗浄剤、ニンニクを食べたあと口腔内やのどから胃にかけての消化管に残る不快感（モヤモヤしてさっぱりしない感じ）を軽減する食品組成物、口腔用組成物を提供することを目的とする。

本発明者は、鋭意研究の結果、ニンニクを食べたあと口腔内やのどから胃にかけての消化管に残る不快感（モヤモヤしてさっぱりしない感じ）およびニンニクを調理した後、手指や調理器具、食器に残るにおいの原因がジアリルジスルフィド（以下、ＤＡＤＳ）であることを見出した。ＤＡＤＳは親油性成分であり、生体の皮膚および粘膜に吸着しやすく、実際、ニンニクを摂取した1時間後の呼気中からもＤＡＤＳが検出されている。ＤＡＤＳは親油性であるが故に、うがいで口腔内から洗い流すことが難しく、お茶などを飲んでものどから胃にかけての消化管からも洗い流されにくい。また、調理器具、食器においても、まな板、タッパーなど特に合成樹脂表面に吸着しやすく、洗い流しにくい。

本発明者は、さらに、ニンニク口臭の発生メカニズム検討の過程で、ニンニク臭気成分であるＤＡＤＳがアリルメルカプタン産生剤によって、容易にアリルメルカプタンに分解されることを見出した。（第５８回日本栄養・食糧学会大会要旨集ｐ２０２）
これらの分配係数（ＬｏｇＰ）を比較してみると、ＤＡＤＳが３．５６、アリルメルカプタンが１．６２で、ＤＡＤＳよりアリルメルカプタンの水溶性が約１００倍高い。したがって、ＤＡＤＳがアリルメルカプタンに分解されることで水系溶剤での洗い流されやすさが格段に向上することを見出し、本発明をなすに至ったものである。

したがって、下記発明を提供する。
［１］アリルメルカプタン産生剤を含むことを特徴とするニンニク臭気成分除去用洗浄剤組成物。
［２］アリルメルカプタン産生剤を含むことを特徴とするニンニク臭気成分除去用食品組成物。
［３］アリルメルカプタン産生剤を含むことを特徴とするニンニク臭気成分除去用口腔用組成物。
［４］前記アリルメルカプタン産生剤がグルタチオンであることを特徴とする［１］、［２］、［３］に記載のニンニク臭気成分除去用組成物。
［５］前記アリルメルカプタン産生剤がグルタチオン含有物であることを特徴とする［１］、［２］、［３］に記載のニンニク臭気成分除去用組成物

すなわち、アリルメルカプタン産生剤を配合した洗剤を用いることにより、手指、調理器具、食器のニンニク残香が除去され、あるいはアリルメルカプタン産生剤を配合した食品を食べることにより消化管に残った不快感が解消され、アリルメルカプタン産生剤を配合した口腔用組成物を用いることにより口腔内の不快感が解消される。

本発明のアリルメルカプタン産生剤およびそれを配合する組成物によれば、簡便な方法で、効果的にニンニク摂取後の口腔内やのどから胃にかけての消化管の不快感（モヤモヤしてさっぱりしない感じ）の解消、ニンニク調理後の皮膚および調理器具の不快なにおいの除去が可能である。

以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に用いられるアリルメルカプタン産生剤は、ＤＡＤＳと接触した場合にアリルメルカプタンを産生するものであれば何でもよく、人体に応用することからL−システイン、グルタチオンなどが挙げられるが、中でも特にグルタチオンが良好に利用され得る。グルタチオンは精製されたものに限らず、グルタチオンを含有する粗精製物でも構わない。グルタチオン含有物としては動物の肝臓、酵母などが挙げられ、酵母エキスなどが良好に用いられる。

本発明のアリルメルカプタン産生剤を配合することを特徴とするニンニク臭気除去用洗浄剤組成物、食品組成物、口腔用組成物中のアリルメルカプタン産生剤の配合濃度は、組成物全体の０．００１〜１００％、特に０．０１〜１００％とすることが好ましく、０．００１％に満たないと満足な効果が発揮されない場合がある。

本発明のアリルメルカプタン産生剤を配合することを特徴とするニンニク臭気除去用洗浄剤組成物、食品組成物、口腔用組成物はいずれも、アリルメルカプタン産生剤に加えて任意成分として、剤形に応じて必要な成分、安定化剤、消臭剤などを配合することができる。

アリルメルカプタン産生剤を配合することを特徴とするニンニク臭気成分除去用洗浄剤組成物は、液状、粉末状、固体状など剤形に制限はない。液状洗浄組成物としては、台所用洗浄剤、スプレー剤、ハンドソープなど、粉末状組成物としては台所用クレンザー、固体状では石鹸などが挙げられる。

前記洗浄剤組成物のその他の添加可能な成分としては、製品に応じてアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、金属イオン封鎖剤、ハイドロトロープ剤、増粘剤、殺菌剤、防腐剤、色素、香料等が挙げられる。

アリルメルカプタン産生剤を配合することを特徴とするニンニク臭気除去用食品組成物としては、アイスクリーム、シャーベット、ゼリー、ババロア等のデザート類、お茶、各種飲料、などが挙げられるが、剤形はこれに制限されるものではない。また、アリルメルカプタン産生剤を配合したシロップや顆粒剤などにして、それを食品組成物や飲料に添加する利用法も可能である。

前記食品組成物のその他の添加可能な成分としては、製品に応じて、水飴、ゼラチン、糖類、有機酸類、果汁、香料などを挙げることができる。

アリルメルカプタン産生剤を配合することを特徴とするニンニク臭気除去用口腔用組成物としては、歯磨剤、洗口液、口中清涼剤、ガム、錠菓、キャンディ、カプセル、顆粒剤、ドリンク剤などが挙げられる。

前記口腔用組成物のその他の添加可能な成分としては、製品に応じて糖類、エタノール、有機酸類、果汁、香料、ガムベース、ゼラチンなどを挙げることができる。歯磨としては、研磨剤、粘結剤、粘稠剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、香料、着色剤などを挙げることができる。この研磨剤としては、シリカ系研磨剤、リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、炭酸マグネシウム、ゼオライトなどを挙げることができる。粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、ゼラチンなどを挙げることができる。粘稠剤としては、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、キシリトールなどを挙げることができる。界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、非イオン性界面活性剤が挙げられ、具体的にはラウリル硫酸ナトリウム、Ｎ−アシルサルコシネート、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プルロニック、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートなどを挙げることができる。甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビアエキスなどを挙げることができる。防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウムなどを挙げることができる。香料としては、１−メントール、カルボン、アネトール、リモネン等のテルペン類またはその誘導体などを挙げることができる。着色剤としては、青色１号、黄色４号、二酸化チタンなどを挙げることができる。

以下、実験例、実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制
限されるものではない。なお、下記の例において特に明記のない場合は、組成の％は質量％を示すものである。

［実験例１］
方法：薄皮をむいた生ニンニクを半分に切り、スライス面を２つのプラスティック製容器底面（１０．５ｃｍ×１０．５ｃｍ）にまんべんなくこすりつけた。一方の容器は下記組成の洗浄剤１でスポンジを用いて洗い（対照群）、もう一方の容器はグルタチオン１％を含む洗浄剤２で同様に洗った（実験群）。どちらの容器も流水で３０秒間すすいで洗い流した。これら２つの容器の洗浄後のニオイを３名の専門パネラー（Ａ、Ｂ、Ｃ）が６段階臭気強度によって評価した。
６段階臭気強度
０：無臭
１：やっと認知できるにおい
２：何のにおいであるかわかる弱いにおい
３：楽に感知できるにおい
４：強いにおい
５：強烈なにおい

台所用洗浄剤組成

以上の結果から、ニンニク臭がついたプラスティック製容器をアリルメルカプタン産生剤を含む洗浄剤で洗浄した場合、洗浄後に残る容器のニンニク臭の低減化が認められた。

［実験例２］
方法：被験者６名が、各々、生ニンニク1片をすりおろし、両手の指先（親指、人差し指、中指）でニンニクをつまんで、においを指先になじませた。その後、被験者のうちの３名は下記に組成を示すハンドソープ１で手を洗い、残りの３名は１％グルタチオン配合ハンドソープ２で手を洗った。
評価は３名の専門パネラー（Ａ、Ｂ、Ｃ）が、洗浄後の被験者の手指のにおいを嗅いで、上記の６段階臭気強度により評点した。

ハンドソープ組成

以上の結果から、アリルメルカプタン産生剤を含むハンドソープで手指を洗浄すると、洗浄後に手指に残るニンニク臭の低減化が認められた。

［実験例３］
方法：被験者３名が生ニンニクすりおろし４ｇを加えたカップラーメンを摂取し、直後にグルタチオン０．０１％配合したヨーグルト１００ｇを摂取した。３０分後の口腔内やのどから胃にかけての消化管の不快感について、以下の評価基準で自己評価した（実験群）。別の日に、同一被験者が、同様のラーメン摂取直後に、グルタチオンを添加しないヨーグルト１００ｇを摂取して評価した（対照群）。
不快感評価基準
０：不快感なし
１：わずかに不快感あり
２：弱い不快感あり
３：不快感あり
４：強い不快感あり

以上の結果から、アリルメルカプタン産生剤を含む食品を摂取すると、ニンニクを食べたあと口腔内やのどから胃にかけての消化管に残る不快感（モヤモヤしてさっぱりしない感じ）が軽減する効果が認められた。

〔処方例１〕台所用スプレー（＊）
発酵エタノール４０％
クエン酸０．０３％
グルタチオン１％
精製水残部
計１００％
＊：ニンニクを扱ったまな板や包丁、卸し金などに吹き付けて使用する。

〔処方例２〕液体クレンザー
アルミナ３０．００％
ジエチレングリコールモノブチルエーテル１０．００％
酵母エキス５．００％
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド３．００％
モノエタノールアミン３．００％
キサンタンガム０．４５％
香料０．１％
精製水残部
計１００％

〔処方例３〕石鹸
脂肪酸ナトリウム８０．０％
パルミチン酸４．０％
酵母粗精製物５．０％
水分１０．０％
酸化チタン０．２％
香料０．８％
計１００％

〔処方例４〕台所用洗剤
ｎ−オクチルグルコシド（グルコース平均縮合度１．３モル３．０％
ポリオキシエチレン（２）アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム２７．０％
Ｎ−ラウリル−Ｎ，Ｎ−ジメチルアミンオキシド５．０％
塩化マグネシウム６水塩３．５％
ｐ−トルエンスルホン酸ナトリウム２．５％
エタノール２．５％
プロピレングリコール５．０％
グルタチオン１．０％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例５〕台所用洗剤
ｎ−ヘキシルグリコシド（グルコース平均縮合度１．３モル）５．０％
パーム核油脂肪酸ジエタノールアミド１０．０％
リンゴ酸ナトリウム０．５％
グルタチオン０．２％
精製水残部
計１００．０%

〔処方例６〕台所用洗剤
ポリオキシエチレン（４）アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム１５．０％
アルファ−オレフィンスルフォン酸ナトリウム（Ｃ１４）５．０％
ポリオキシエチレン（７）ドデシルエーテル７．０％
安息香酸ナトリウム０．５％
酵母エキス５．０％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例７〕つけ置きタイプ洗剤
ｎ−デシルモノグリセリルエーテル３．０％
ポリオキシエチレン（６）アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム１３．０％
アルキル硫酸エステルナトリウム１３．０％
ドデシルジメチルアミンオキシド６．０％
ポリオキシエチレン（８）ドデシルエーテル２．０％
ｐ−トルエンスルホン酸ナトリウム５．０％
プロピレングリコール５．０％
エタノール５．０％
酵母エキス３．０％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例８〕台所用漂白剤
過酸化水素５．０％
ポリオキシエチレン（５）ドデシルエーテル５．０％
アルキルベンセンスルホン酸ナトリウム（Ｃ１０〜１４）１．０％
ヒドロキシエタン−１，１−ジホスホン酸（６０％品）０．５％
４−メトキシフェノール０．１％
香料０．０５％
グルタチオン０．５％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例９〕排水管用洗剤
次亜塩素酸ナトリウム３．０％
水酸化ナトリウム１．０％
ヤシ脂肪酸ナトリウム１．０％
ヤシジメチルアミンオキサイド０．５％
アルキルベンゼンスルフォン酸ナトリウム０．１％
香料０．０１％
酵母エキス１０．０％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例１０〕シート状清掃剤
ポリオキシエチレン（６）ドデシルエーテル０．３％
モノエタノールアミン０．５％
エタノール１５．０％
プロピレングリコールモノメチルエーテル１０．０％
グルタチオン２．０％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例１１〕泡形成スプレー洗剤
デシルグルコシド（グルコース平均縮合度１．３モル）４．０％
ジエチレングリコールモノブチルエーテル６．０％
ポリオキシエチレンラウリルエーテル８．０％
アルキルベンゼンスルホン酸（Ｃ１０−１４）２．０％
ポリアクリル酸ナトリウム（重量平均分子量１万）０．２％
１−ヒドロキシエチリデン−１、１−ジホスホン酸ディクエス０．２％
酵母エキス１．０％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例１２〕ゲル状洗浄剤
カルボキシビニルポリマー１．０％
シリカ粒子５．０％
ラウリル硫酸ナトリウム０．２％
プロピレングリコール５．０％
エタノール１．０％
グルタチオン０．１％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例１３〕液体クレンザー
アルミナ（平均粒子径0.5μm）３０．０％
ジエチレングリコールモノブチルエーテル５．０％
トリエチレングリコールモノペンチルエーテル５．０％
ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド３．０％
アルキルベンゼンスルフォン酸ナトリウム１．０％
ジエタノールアミン３．０％
キサンタンガム０．５％
香料０．１％
グルタチオン１．０％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例１４〕液体クレンザー
Ｎ−エタノール−Ｎ−メチルパーム核油脂肪酸アミド４．０％
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム１．０％
リンゴ酸１．０％
炭酸カルシウム（平均粒子径２０μｍ）５０．０％
珪酸ソーダ０．５％
香料０．２％
酵母エキス３．０％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例１４〕石鹸
パーム油脂肪酸ナトリウム３０．０％
グリセリン１０．０％
ソルビトール１５．０％
塩化ナトリウム２．０％
硫酸ナトリウム２．０％
ラウリルヒドロキシスルホベタイン５．０％
グルタチオン０．１％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例１５〕液体皮膚洗浄剤
ポリオキシエチレン（３）ラウリルエーテル硫酸ナトリウム５．０％
ラウリン酸アミドプロピルベタイン１．０％
ラウリン酸０．５％
香料０．３％
酵母エキス１．０％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例１６〕ハンドソープ
ラウリン酸カリウム８．０％
ミリスチン酸カリウム４．０％
トリクロサン０．１％
モノ−Ｎ−ラウリルリンゴ酸アミン１．０％
プロピレングリコール１０．０％
ヤシ脂肪酸ジエタノールアミン５．０％
エチレンジアミン四酢酸ナトリウム・二水和物０．１％
炭酸カリウム３．０％
香料０．１％
グルタチオン０．２％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例１７〕顆粒状義歯洗浄剤
モノ過硫酸水素カリウム１０．０％
過硼酸ナトリウム５０．０％
トリポリリン酸ナトリウム２０．０％
ラウリル硫酸ナトリウム１．０％
アルカラーゼ０．５％
カルボキシメチルセルロースナトリウム４．０％
乳糖２．０％
香料１．０％
酵母エキス１．０％
硫酸ナトリウム１０．５％
計１００．０％

〔処方例１８〕粉末状義歯洗浄剤
過炭酸ナトリウム６０．０％
テトラアセチルエチレンジアミン５．０％
トリポリリン酸ナトリウム１２．０％
ラウリル硫酸ナトリウム１．０％
アルカラーゼ１．０％
酸化マグネシウム２．０％
香料１．０％
グルタチオン０．１％
硫酸ナトリウム１７．９％
計１００．０％

〔処方例１９〕錠剤状義歯洗浄剤
モノ過硫酸水素カリウム２０．０％
過硼酸ナトリウム３５．０％
テトラアセチルエチレンジアミン５．０％
トリポリリン酸ナトリウム１０．０％
ラウリル硫酸ナトリウム１．０％
アルカラーゼ０．５％
スルファミン酸５．０％
乳糖２．０％
ポリビニルピロリドン２．０％
色素０．０１％
酵母エキス３．０％
硫酸ナトリウム１６．４９％
計１００．０％

〔処方例２０〕アイスクリーム
牛乳６６％
生クリーム１３％
卵黄７％
グラニュー糖１３％
香料０．１％
グルタチオン０．９％
計１００％

〔処方例２１〕シャーベット
果汁１０％
上白糖１０％
卵白１０％
グルタチオン０．５％
水残部
計１００％

〔処方例２２〕ゼリー
ゼラチン３％
コーヒー粉末１．５％
砂糖１０．０％
酵母エキス０．１％
水残部
計１００％

〔処方例２３〕ババロア
ゼラチン２．４％
水８％
牛乳４０％
生クリーム３２％
グルタチオン０．１％
卵黄８％
砂糖９．５％
計１００％

〔処方例２４〕お茶飲料
昆布茶８７．８％
グルタチオン２％
L-システイン０．２％
梅エキス１０％
計１００％

〔処方例２５〕練歯磨
沈降性シリカ２５．００％
グリセリン２５．００％
ソルビット１５．００％
キシリトール１０．００％
ラウロイルデカグリセリンエステル１．００％
ミリスチン酸ジエタノールアミド２．００％
香料１．００％
サッカリンナトリウム０．２０％
グルタチオン０．５０％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例２６〕液状歯磨
水酸化アルミニウム２５．００％
グリセリン４０．００％
ソルビット１５．００％
カルボキシメチルセルロース（重合度＝５００）０．２０％
プロピレングリコール２．００％
ラウリル硫酸ナトリウム１．５０％
モノラウリン酸デカグリセリル１．００％
香料１．００％
サッカリンナトリウム０．１０％
グルタチオン０．５０％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例２７〕洗口液
エタノール２０．００％
香料１．００
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油（ＥＯ＝６０）０．３０
モノフルオロリン酸ナトリウム０．１０
サッカリンナトリウム０．０５
酵母エキス１．００
精製水残部
計１００．０％

〔処方例２８〕うがい用錠剤
炭酸水素ナトリウム５３．０％
クエン酸１８．０％
無水硫酸ナトリウム１２．０％
第２リン酸ナトリウム１０．０％
ポリエチレングリコール３．０％
香料２．０％
酵母エキス２．０％
計１００．０％

〔処方例２９〕トローチ
キシリトール９２．０％
アラビアゴム５．０％
タルク２．０％
ステアリン酸マグネシウム０．７％
グルタチオン０．３％
計１００．０％

〔処方例３０〕咀嚼錠
エリスリトール８５．０％
馬鈴薯デンプン４．０％
タルク３．５％
ステアリン酸マグネシウム１．５％
クエン酸５．０％
酵母エキス１．０％
計１００．０％

〔処方例３１〕口中清涼剤
エタノール３０．０％
キシリトール１０．０％
香料２．０％
ポリオキシエチレン（ＥＯ６０）硬化ヒマシ油１．５％
グルタチオン０．５％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例３２〕キャンディ
砂糖５０．０％
水飴３３．０％
有機酸２．０％
香料０．２％
酵母エキス０．１％
精製水残部
計１００．０％

〔処方例３３〕チューインガム
キシリトール３０％
マルチトール３６．３％
ガムベース３０．０％
オイル香１．５％
粉末１．５％
アスパルテー０．１％
グルタチオン０．１％
ローズマリーエキス０．５％
計１００．０％

〔処方例３４〕ドリンク剤
ブドウ糖１．３５％
果糖１．３５％
乳成分０．１％
酵母エキス０．５％
塩化ナトリウム０．０２９％
ビタミンＣ０．０３％
ビタミンＢ１０．０００２２％
バリン０．０３８４％
ロイシン０．０４６２％
イソロイシン０．０１５４％
クエン酸０．０１％
リンゴ酸０．０１％
香料０．０１％
水残部
計１００．０％

〔処方例３５〕グミ
砂糖４０．３％
水飴４７．２％
ゼラチン８．０％
果汁２．０％
クエン酸０．５％
リンゴ酸０．５％
香料０．５％
酵母エキス１．０％
計１００．０％

以上のように、本発明にかかる洗浄剤、食品組成物、口腔用組成物はニンニクを調理した後の手指や調理器具、食器類に残るニンニクのにおいの除去やニンニクを食べたあと口腔内やのどから胃にかけての消化管に残る不快感（モヤモヤしてさっぱりしない感じ）を軽減する効果に有効である。

Claims

アリルメルカプタン産生剤を含むことを特徴とするニンニク臭気成分除去用洗浄剤組成物。
アリルメルカプタン産生剤を含むことを特徴とするニンニク臭気成分除去用食品組成物。
アリルメルカプタン産生剤を含むことを特徴とするニンニク臭気成分除去用口腔用組成物。
前記アリルメルカプタン産生剤がグルタチオンであることを特徴とする請求項１、２、３に記載のニンニク臭気成分除去用組成物。
前記アリルメルカプタン産生剤がグルタチオン含有物であることを特徴とする請求項１、２、３に記載のニンニク臭気成分除去用組成物。