JP2007331754A - ブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブレーキペダルの操作量を検出する操作量検出手段と、ブレーキ力を発生させるブレーキ力発生手段と、操作量検出手段により検出されたブレーキペダルの操作量に応じたブレーキ力を発生させるようブレーキ力発生手段を制御する制御手段と、を有するものであって、制御手段は、運転者のブレーキペダルの操作の緊急の度合いを割り出すブレーキ操作状況判定手段を有するとともに、ブレーキペダルの操作量が減少した際に減少にかかわらずブレーキ力発生手段で発生させていたブレーキ力を保持させるヒステリシス幅をブレーキ操作状況判定手段で割り出された緊急の度合いに応じて変化させる。
【選択図】図6
Description
このように、制御手段は、ブレーキペダルの操作量が減少した際に該減少にかかわらずブレーキ力発生手段で発生させていたブレーキ力を保持させるヒステリシス幅を運転者のブレーキペダルの操作の緊急の度合いに応じて変化させることになるため、ブレーキ操作の緊急の度合いに応じて最適なブレーキ力を発生させることができる。
このように、制御手段は、運転者のブレーキペダルの操作の緊急の度合いが高くなるほどヒステリシス幅を大きくするため、運転者がブレーキペダルを踏み続けられずにブレーキペダルを緩めてしまっても緊急の度合いに応じたブレーキ力を確保することができる。
したがって、車両の停止に必要な距離を短縮させることができる。
したがって、車両の停止に必要な距離を短縮させることができる。
図1において10はブレーキ操作部材としてのブレーキペダルである。ブレーキペダル10はマスタシリンダ12に接続されており、マスタシリンダ12の2個の加圧室にそれぞれ、ブレーキペダル10の操作量に対応する液圧が発生させられる。マスタシリンダ12の一方の加圧室は、液通路14,16および分岐通路18,20により、左右前輪22,24にそれぞれ設けられたブレーキのフロントホイールシリンダ26,28に接続されており、他方の加圧室は、液通路30,32および分岐通路34,36により、左右後輪38,40にそれぞれ設けられたブレーキのリヤホイールシリンダ42,44に接続されている。46は後輪38,40用の液通路32に設けられたプロポーショニングバルブである。
出力部110には、液圧制御弁58〜64および電磁方向切換弁50,52,54,56,84,86が接続されている。
制御装置100は、運転者のブレーキペダルの操作の緊急の度合いを割り出すブレーキ操作状況判定手段(図示略)を有している。
なお、図2に示すフローチャートの制御ルーチンは、一の制御サイクルがタイマ割り込み処理により一定時間間隔T毎に起動され実行されるようになっている。
VB=(sB−sB´)/T
すなわち、ブレーキ操作状況判定手段は、このブレーキ操作速度VBを割り出すことにより、ブレーキペダル10の操作の緊急の度合いを割り出すのである。
なお、制御サイクルが初回である場合、前回の制御サイクルのストローク値sB´が記憶されておらずブレーキ操作速度VBを算出できないため、ストローク値sBを割り出して記憶するとともに、この制御サイクルの制御ルーチンを終了する。
Kb=Kb_nom×(VB−C1)×C2
ここで、C1は緊急度としてのブレーキ操作速度VBの最大値VBmaxをKbに反映させる際のオフセット値であり、C2はその係数である。ここで、(VB−C1)×C2は、1以上であり、ブレーキ操作速度VBが増加するに伴って増加する。
そして、カウンタBA_cntが予め設定された所定値T1(緊急ブレーキ増加モード開始後0.1〜1秒、好ましくは0.5秒経過するに相当する値)を越えたか否かを判定する(ステップSA14)。
そして、このブレーキ力を発生させるように液圧制御弁58〜64を制御してホイールシリンダ26,28,42,44の制動液圧を制御する。
そして、このブレーキ力を発生させるように液圧制御弁58〜64を制御してホイールシリンダ26,28,42,44の制動液圧を制御する。
図3中符号200で示す線は、通常ブレーキモードにおけるブレーキ操作量の増加に対するブレーキ力の増加の関係を表しており、このように通常ブレーキモードでは、操作量とブレーキ力とがKb_nomを比例定数とした比例関係をなすことになる。
さらに、符号202で示す線は、緊急ブレーキ増加モードにおけるブレーキ操作量の増加に対するブレーキ力の増加の関係を表しておりブレーキ操作速度VBが符号201で示すものより大きくかつ一定と仮定した場合のものである。
また、操作量センサ114はブレーキペダル10の操作量を直接的または間接的に検出できるものであればよく、上記したストロークセンサに代えて、例えば、ストロークシュミレータ88,90に導入される液圧を検出する制動液圧センサを用いることができる。この場合、図2のフローチャートのステップSA1で液圧値の変化速度を計算し、ステップSA3で液圧値の変化速度をしきい値と比較し、ステップSA7で、液圧値をその最大値とするとともに液圧値の変化速度をその最大値とし、ステップSA8でブレーキ操作速度として液圧値の変化速度を用い、ステップSA9で、液圧値をその最大値と比較し、ステップSA10で液圧値をその最大値とし、ステップSA11で、液圧値の変化速度をその最大値と比較し、ステップSA12で液圧値の変化速度をその最大値として、ステップSA15で、液圧値の最大値から液圧値を減算した値が予め定められた所定値を越えたか否かを判定すればよい。なお、このとき、しきい値、比較のための値および係数C1,C2は液圧に対応して設定されることになる。
すなわち、ステップSB8では、ブレーキペダル10の操作量から必要とされるブレーキ力を、緊急度を示すブレーキ操作速度VBに基づいて次式により算出する。
ブレーキ力=FB×Kb_nom×[FB_offset+(VB−C3)×C4×(FB−FB_offset)]
図5中符号203で示す線は、前提となる実施の形態と同様の通常ブレーキモードにおけるブレーキ操作量の増加に対するブレーキ力の増加の関係を表しており、符号204で示す線は、緊急ブレーキ増加モードにおけるブレーキ操作量の増加に対するブレーキ力の増加の関係を表しておりブレーキ操作速度VBが一定と仮定した場合のものである。さらに、符号205で示す線は、緊急ブレーキ増加モードにおけるブレーキ操作量の増加に対するブレーキ力の増加の関係を表しておりブレーキ操作速度VBが符号204で示すものより大きくかつ一定と仮定した場合のものである。
Hb=Hb_nom×(VB−C5)×C6
この場合も、(VB−C5)×C6は、1以上であり、ブレーキ操作速度VBが増加するに伴って増加する。
図3中符号206で示す線は、ブレーキ操作量の増加に対するブレーキ力の増加の関係を、符号207,208で示す線は、ブレーキペダル10の踏込み時における緊急度が低い場合のブレーキ操作量の減少に対するブレーキ力の減少の関係を、符号207,209,210で示す線は、ブレーキペダル10の踏込み時における緊急度が高い場合のブレーキ操作量の減少に対するブレーキ力の減少の関係を、それぞれ表しており、このように、符号207で示す緊急度が低い場合のヒステリシス幅Hbより、符号207,209で示す緊急度が高い場合のヒステリシス幅Hbを大きくすることになる。
58,60,62,64 液圧制御弁(ブレーキ力発生手段)
100 制御装置(制御手段)
114 操作量センサ(操作量検出手段)
Claims (2)
- ブレーキペダルの操作量を検出する操作量検出手段と、
ブレーキ力を発生させるブレーキ力発生手段と、
前記操作量検出手段により検出されたブレーキペダルの操作量に応じたブレーキ力を発生させるよう前記ブレーキ力発生手段を制御する制御手段と、を有するブレーキ装置において、
前記制御手段は、運転者のブレーキペダルの操作の緊急の度合いを割り出すブレーキ操作状況判定手段を有するとともに、ブレーキペダルの操作量が減少した際に該減少にかかわらず前記ブレーキ力発生手段で発生させていたブレーキ力を保持させるヒステリシス幅を前記ブレーキ操作状況判定手段で割り出された緊急の度合いに応じて変化させることを特徴とするブレーキ装置。 - 前記制御手段は、前記ブレーキ操作状況判定手段で割り出された緊急の度合いが高くなるほど前記ヒステリシス幅を大きくすることを特徴とする請求項1記載のブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007214027A JP2007331754A (ja) | 2007-08-20 | 2007-08-20 | ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007214027A JP2007331754A (ja) | 2007-08-20 | 2007-08-20 | ブレーキ装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36154297A Division JP4104712B2 (ja) | 1997-12-26 | 1997-12-26 | ブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007331754A true JP2007331754A (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=38931607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007214027A Pending JP2007331754A (ja) | 2007-08-20 | 2007-08-20 | ブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007331754A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017149170A (ja) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | マツダ株式会社 | 自動車の制動装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6038238A (ja) * | 1983-07-16 | 1985-02-27 | ダイムラ− ベンツ アクチェン ゲゼルシャフト | 自動車の制動装置 |
JPH04121260A (ja) * | 1990-09-11 | 1992-04-22 | Toyota Motor Corp | 液圧ブレーキ装置 |
JPH05193481A (ja) * | 1991-10-21 | 1993-08-03 | Toyota Motor Corp | 車両用液圧ブースタ |
-
2007
- 2007-08-20 JP JP2007214027A patent/JP2007331754A/ja active Pending
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