JP2007331542A - エンジンマウント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 他車との衝突時においてエンジン重量を用いて十分な反力が得られるエンジンマウント装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る車両のエンジンマウント装置は、弾性支持部材40を介してエンジン10をマウントするエンジンマウント装置であって、車両への衝突を検知する衝突検知手段30と、衝突検知手段30が衝突を検知した場合、弾性支持部材40より剛性の大きい部材によってエンジン10を車体側に固定する固定手段50を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両に搭載されるエンジンをマウントするエンジンマウント装置に関するものである。
従来、エンジンマウント装置としては、特許文献1に示すように、マウントラバーなどの弾性支持手段を介して、エンジンを車体側に取り付けるものが知られる。
特開平5−8754号公報
しかしながら、このようなエンジンマウント構造にあっては、他車との衝突があった際、その衝突初期において、慣性によってエンジン重量が衝突に対抗する反力として寄与しない。そのため、衝突に対する自車の反力が小さいものとなってしまう。
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、他車との衝突時においてエンジン重量を用いて十分な反力が得られるエンジンマウント装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明に係るエンジンマウント装置は、弾性支持部材を介してエンジンをマウントするエンジンマウント装置であって、車両への衝突を検知する衝突検知手段と、前記衝突検知手段が衝突を検知した場合、前記弾性支持部材より剛性の大きい部材によってエンジンを車体側に固定する固定手段とを備えて構成されている。
また本発明に係るエンジンマウント装置において、前記固定手段は、車体側に取り付けられ衝突検知時においてエンジン側に設けられた挿通孔に挿通されエンジンを固定する棒状部材を有することが好ましい。
また本発明に係るエンジンマウント装置において、前記固定手段は、車体側に取り付けられエンジンに対して進退自在に設けられ、衝突検知時においてエンジン側に設けられた嵌合部に嵌合してエンジンを固定するスライド部材を有することが好ましい。
また本発明に係るエンジンマウント装置において、前記固定手段は、エンジン側と車体側との間に接続され衝突検知時において張力が加えられてエンジンを固定するワイヤ部材を有することが好ましい。
また本発明に係るエンジンマウント装置において、前記固定手段は、車体側に取り付けられ衝突検知時においてエンジンを挟持して固定する挟持部材を有することが好ましい。
これら発明によれば、衝突時において、弾性支持部材より剛性の大きい固定部材でエンジンを固定することができる。従って、他車との衝突時において、エンジン重量を用いて十分な反力が得られる。
本発明のエンジンマウント装置によれば、他車との衝突時においてエンジン重量を用いて十分な反力を得ることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
図1、2は、第一実施形態に係るエンジンマウント装置の構成概略を示す説明図である。図1はエンジンマウント装置を正面側からの見た図であり、図2はエンジンマウント装置を上方から見た図である。
図1に示すように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1は、車体側に弾性支持部材40を介してマウントされているエンジン10に対し、車両衝突時に弾性支持部材40より剛性の大きい部材によってエンジンを車体側に固定する装置である。エンジン10は、通常時、ゴムブッシュなどの弾性支持部材40を介してサイドメンバ20にマウントされている。
エンジンマウント装置1は、衝突検知センサ30、エンジン固定機構50を備えて構成されている。衝突検知センサ30は、衝突を検知する衝突検知手段として機能する部材であり、例えばエアバッグセンサが用いられる。また、衝突検知センサ30として、エアバックセンサとは別個のセンサを用いてもよい。衝突検知センサ30は、衝突を検知した際、エンジン固定機構50に対し検知信号を出力する。
エンジン固定機構50は、衝突検知時にエンジンを固定する固定手段として機能するものであり、例えば車体側のサイドメンバ20に設置されている。エンジン固定機構50は、エンジン10側へ向けて移動可能に設けられる棒状部材51を備えており、衝突検知時に棒状部材51をエンジン10側に移動させ棒状部材51によりエンジン10を固定する。棒状部材51は、弾性支持部材40より剛性の大きい素材により構成され、例えば鋼材により構成されるものが用いられる。
図3は、本実施形態に係るエンジン固定機構50の構成を示す斜視図である。
図3に示すように、エンジン固定機構50は、衝突検出時に棒状部材51をエンジン10側へ移動させ棒状部材51を介してエンジン10を車体側に固定する機構である。このエンジン固定機構50は、棒状部材51のほか、例えば、アクチュエータ52、アーム53、回動軸54を備えて構成される。
棒状部材51は、先端をエンジン10側に向けてアーム53の端部に回動可能に取り付けられている。棒状部材51は、アーム53の回動によって上下運動し、衝突検知時においては、エンジン10に設けられた挿通孔10aに挿入されて、エンジン10を固定する。
アーム53は、その中間位置に設けられる回動軸54によって軸支され、その回動軸54を中心に回動自在に設置されている。アーム53の端部には、アクチュエータ52が取り付けられている。アクチュエータ52が取り付けられるアーム53の端部は、棒状部材51が取り付けられる端部と反対側の端部である。衝突検知時においては、アーム53は、一端がアクチュエータ52の可動部に押し下げられ、これにより他端側の棒状部材51を挿通孔10aに向けて押し上げられる。
アクチュエータ52は、シリンダ側の一端をサイドメンバ20に例えばボルト締めなどによって固定され、可動部をアーム53に連結される。衝突検知時において、アクチュエータ52の可動部が突出し、アーム53の端部を押し下げて回動させる。回動軸54は、その両端をサイドメンバ20に取り付けられ、アーム53を支持する。
エンジン10の挿通孔10aは、棒状部材51bの上昇運動する軸線方向に弾性支持部材40を貫通してエンジン嵌合部10bに設けられる。挿通孔10aの開口径は、棒状部材51を挿通可能な口径に形成されている。
次に、本実施形態に係るエンジンマウント装置1の衝突時の動作について説明する。
図4、5は、本実施形態に係るエンジンマウント装置の動作を示す説明図である。図4に示すように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1を備えた車両Aに対し車両Bが側面衝突した場合、衝突検知センサ30は、衝突時に受けた圧力や加速度など物理量があらかじめ設定された値を超えているかどうかを判定する。そして、その設定値を超えていた場合には、衝突検知センサ30は、エンジン固定機構50に対して検知信号を送出する。
図5に示すように、エンジン固定機構50に対し送出された検知信号は、アクチュエータ52に入力される。この入力によりアクチュエータ52の可動部が伸び出し、アーム53の一端を押し下げる。この押し下げにより、他端側の棒状部材51が挿通孔10aに入り込む。これにより、棒状部材51を介してエンジン10が車体側に固定される。
以上のように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1は、弾性支持部材40を介してエンジン10をマウントするエンジンマウント装置であって、車両への衝突を検知する衝突検知センサ30と、衝突検知センサが衝突を検知した場合、弾性支持部材40を介さずにエンジンを車体側に固定する固定手段50とを備える。また、固定手段50は、車体側に取り付けられ、衝突検知時においてエンジン側に設けられた挿通孔10aに挿通されエンジンを固定する棒状部材51を有する。これによれば、他車との衝突時において、エンジン10が棒状部材51によってサイドメンバ20に固定され、エンジン10が車体と一体化する。このため、衝突時において、エンジン重量を用いて十分な反力を得ることができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態に係るエンジンマウント装置について説明する。
図6は、第二実施形態に係るエンジンマウント装置の構成概略を示す説明図である。図6に示すように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1aは、第一実施形態に係るエンジンマウント装置1とほぼ同様に構成されるものであるが、エンジン固定機構60の構成と動作が異なる点で第一実施形態に係るエンジンマウント装置1と異なるものである。すなわち、第一実施形態に係るエンジンマウント装置1では棒状部材51を挿通してエンジン10を固定するものであったが、本実施形態に係るエンジンマウント装置1aでは、スライド部材61を嵌合させてエンジン10を固定する点で異なっている。
図7は、本実施形態に係るエンジンマウント装置1aのエンジン固定機構60の構成を示す斜視図である。図7に示すように、エンジン固定機構60は、例えば、サイドメンバ20上に配設され、スライド部材61、ガイドレール62、接合部63、アクチュエータ64を備えて構成される。
スライド部材61は、弾性支持部材40より剛性の大きい素材により構成されるものであって、例えば鋼材により構成される。スライド部材61は、エンジン10の嵌合部に嵌合可能な形状とされ、例えばコ字型のものが用いられる。スライド部材61は、ガイドレース62に沿ってスライド可能に設けられている。ガイドレール62は、サイドメンバ20上に設けられ、スライド部材61のスライド方向に向けて配置されている。
スライド部材61は、接合部63を介してアクチュエータ64の可動部に接合されており、アクチュエータ64の伸縮に伴いガイドレール62に沿って滑動する。衝突検知時において、スライド部材61は、エンジン10側に向けてスライドし、エンジン嵌合部10bに嵌合して、エンジン10を車体側に固定する。
アクチュエータ64は、サイドメンバ20上でガイドレール62と同方向に載置される。アクチュエータ64は、サイドメンバ20に固定され、伸縮する可動部を接合部63に接合させている。衝突検知時において、アクチュエータ64は伸張し、接合部63の端面を押してスライド部材61をエンジン10のエンジン嵌合部10bに向かって滑動させる。
次に、本実施形態に係るエンジンマウント装置1aの衝突時の動作について説明する。
図8、9は、本実施形態に係るエンジンマウント装置の動作を示す説明図である。図8に示すように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1aを備えた車両Aに対し車両Bが側面衝突した場合、衝突検知センサ30は、衝突時に受けた圧力や加速度など物理量があらかじめ設定された値を超えているかどうかを判定する。そして、その設定値を超えていた場合には、衝突検知センサ30は、エンジン固定機構60に対して検知信号を送出する。
図9に示すように、エンジン固定機構60に対し送出された検知信号は、アクチュエータ64に入力される。この入力によりアクチュエータ64の可動部が伸長し、スライド部材61をエンジン側へ押し付ける。この押し付けにより、スライド部材61がエンジン10側に向けてスライドし、エンジン10の嵌合部10bに嵌合する。この嵌合により、スライド部材61を介してエンジン10が車体側に固定される。
以上のように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1bにおける固定手段60は、車体側に取り付けられエンジン10に対して進退自在に設けられ、衝突検知時においてエンジン側に設けられた嵌合部10bに嵌合されエンジンを固定するスライド部材61を有する。これによれば、他車との衝突時において、エンジン10がスライド部材61によってサイドメンバ20に固定され、エンジン10が車体と一体化する。このため、衝突時において、エンジン重量を用いて十分な反力を得ることができる。
(第三実施形態)
次に、第三実施形態に係るエンジンマウント装置について説明する。
図10は、第三実施形態に係るエンジンマウント装置の構成概略を示す説明図である。図6に示すように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1aは、第一実施形態に係るエンジンマウント装置1とほぼ同様に構成されるものであるが、エンジン固定機構70の構成と動作が異なる点で第一実施形態に係るエンジンマウント装置1と異なるものである。すなわち、第一実施形態に係るエンジンマウント装置1では棒状部材51を挿通してエンジン10を固定するものであったが、本実施形態に係るエンジンマウント装置1bでは、ワイヤ部材71によりエンジン10を固定する点で異なっている。
図11は、本実施形態に係るエンジンマウント装置1bのエンジン固定機構70の構成を示す斜視図である。図11に示すように、エンジン固定機構70は、例えばサイドメンバ20上に配設され、ワイヤ部材71、アーム72、滑車部材73、アクチュエータ74を備えて構成される。
ワイヤ部材71は、高い強度の材料、例えば鋼材により構成される。このワイヤ部材71は、その一端がアーム72に接続され、その他端が滑車部材73に掛け渡されてエンジン嵌合部10bに接続される。衝突検知時においては、アーム72の回動によってワイヤ部材71に張力が与えられる。そのとき、ワイヤ部材71は、エンジン10の端部10cをサイドメンバ20側に牽引して、エンジン10を固定する。
アクチュエータ74は、サイドメンバ20に固定され、伸縮する可動部を有している。アクチュエータ74の可動部の先端には、アーム72の一端が軸着されている。衝突時において、アクチュエータ74は伸張し、アーム72の端部を押してアーム72を回動させる。
アーム72は、その中間部分でサイドメンバ20に対し軸支されている。衝突時においては、アーム72がアクチュエータ74の伸張によって回動し、端部に接続されたワイヤ部材71に張力が与えられる。
滑車部材73は、その中心を例えばボルト締めなどでサイドメンバ20に軸着されている。滑車部材73には、ワイヤ部材71が掛着され、ワイヤ部材71の動きに伴って回動する。
次に、本実施形態に係るエンジンマウント装置1bの衝突時の動作について説明する。
図12は、本実施形態に係るエンジンマウント装置の動作を示す説明図である。図12に示すように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1bを備えた車両Aに対し車両Bが側面衝突した場合、衝突検知センサ30は、衝突時に受けた圧力や加速度など物理量があらかじめ設定された値を超えているかどうかを判定する。そして、その設定値を超えていた場合には、衝突検知センサ30は、エンジン固定機構70に対して検知信号を送出する。
その際、エンジン固定機構70に対し送出された検知信号は、アクチュエータ74に入力される。この入力によりアクチュエータ74の可動部が伸長し、アーム72を回動させる。このアーム72の回動により、ワイヤ部材71の一端が引っ張られ、ワイヤ部材71に張力が与えられる。このワイヤ部材71の張力がエンジン10の端部10cに伝達され、エンジン10がワイヤ部材71の張力によって車体側に固定される。
以上のように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1bの固定手段70は、エンジン側と車体側との間を接続し、衝突検知時において張力が加えられてエンジン10を固定するワイヤ部材71を有する。これによれば、他車との衝突時において、エンジン10はワイヤ部材71によってサイドメンバ20に固定され、エンジン10が車体と一体化する。このため、衝突時において、エンジン重量を用いて十分な反力を得ることができる。
(第四実施形態)
次に、第四実施形態に係るエンジンマウント装置について説明する。
図13は、第四実施形態に係るエンジンマウント装置の構成概略を示す説明図である。図13に示すように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1cは、第一実施形態に係るエンジンマウント装置1とほぼ同様に構成されるものであるが、エンジン固定機構80の構成と動作が異なる点で第一実施形態に係るエンジンマウント装置1と異なるものである。すなわち、第一実施形態に係るエンジンマウント装置1では棒状部材51を挿通してエンジン10を固定するものであったが、本実施形態に係るエンジンマウント装置1cでは、挟持部材81で挟持してエンジン10を固定する点で異なっている。
図14は、本実施形態に係るエンジンマウント装置1cのエンジン固定機構80の構成を示す平面図である。図14に示すように、エンジン固定機構80は、例えば、サイドメンバ20上に配設され、挟持部材81、ワイヤ部材82、アクチュエータ83を備えて構成される。
挟持部材81は、高い強度の材料、例えば鋼材により構成される鋏型挟持体であって、屈曲した2つの部材の交差部分を軸支して構成される。挟持部材81のアクチュエータ83側の端部には、ワイヤ部材82が連結されている。衝突検知時においては、挟持部材81はこれら二つの部材の交差角θが小さくなる方向に動作し、挟持部材81の先端部でエンジン10の端部10cを挟持してエンジン10を固定する。
アクチュエータ83は、サイドメンバ20に取り付けられている。アクチュエータ83は、エンジン10側に向けて進退する可動部を有している。そのアクチュエータ83の可動部の先端には、ワイヤ部材82が接続されている。衝突検知時においては、アクチュエータ83の可動部がエンジン10から離間するように後退しワイヤ部材82を引っ張る構造となっている。
ワイヤ部材82は、一端がアクチュエータ83の可動部に接続され、他端が分岐して挟持部材81に接続されている。衝突検知時においては、アクチュエータ83によってワイヤ部材82の一端側が引っ張れると、ワイヤ部材82を通じて挟持部材81の角度θが狭まり、挟持部材の先端側がエンジン10の端部10cを挟み込み、エンジン10を固定状態とする。
次に、本実施形態に係るエンジンマウント装置1cの衝突時の動作について説明する。
図15、16は、本実施形態に係るエンジンマウント装置の動作を示す説明図である。図15に示すように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1cを備えた車両Aに対し車両Bが側面衝突した場合、衝突検知センサ30は、衝突時に受けた圧力や加速度など物理量があらかじめ設定された値を超えているかどうかを判定する。そして、その設定値を超えていた場合には、衝突検知センサ30は、エンジン固定機構80に対して検知信号を送出する。
図16に示すように、エンジン固定機構80に対し送出された検知信号は、アクチュエータ83に入力される。この入力によりアクチュエータ83の可動部が後退し、ワイヤ部材82が引っ張られる。このワイヤ部材82の引っ張りにより、挟持部材81を構成する二つの部材が回動し、挟持部材81の先端部分がエンジン10の端部10cを挟持する。この挟持により、挟持部材81を介してエンジン10が車体側に固定される。
以上のように、本実施形態に係るエンジンマウント装置1cにおける固定手段80は、車体側に取り付けられ衝突検知時においてエンジンを挟持して固定する挟持部材81を有する。これによれば、他車との衝突時において、エンジン10が挟持部材81によってサイドメンバ20に固定され、エンジン10が車体と一体化する。このため、衝突時において、エンジン重量を用いて十分な反力を得ることができる。
なお、上述した各実施形態は、本発明に係るエンジンマウント装置の一例を示すものである。本発明に係るエンジンマウント装置は、このようなものに限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しないように変更したものであってもよい。
本発明の第一実施形態に係るエンジンマウント装置の構成概略図である。 図1のエンジンマウント装置の構成概略を示す説明図である。 図1のエンジンマウント装置におけるエンジン固定機構の斜視図である。 図1のエンジンマウント装置の動作を示す説明図である。 図1のエンジンマウント装置におけるエンジン固定機構の動作を示す説明図である。 第二実施形態に係るエンジンマウント装置の構成概略図である。 図6のエンジンマウント装置におけるエンジン固定機構の斜視図である。 図6のエンジンマウント装置の動作を示す説明図である。 図6のエンジンマウント装置におけるエンジン固定機構の動作を示す説明図である。 第三実施形態に係るエンジンマウント装置の構成概略図である。 図10のエンジンマウント装置におけるエンジン固定機構の斜視図である。 図10のエンジンマウント装置の動作を示す説明図である。 第四実施形態に係るエンジンマウント装置の構成概略を示す説明図である。 図13のエンジンマウント装置におけるエンジン固定機構の平面図である。 図13のエンジンマウント装置の動作を示す説明図である。 図13のエンジンマウント装置におけるエンジン固定機構の動作を示す説明図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c…エンジンマウント装置、10…エンジン、10a…挿通孔、10b…エンジン嵌合部、20…サイドメンバ、30…衝突検知センサ(衝突検知手段)、40…弾性支持部材、50、60、70、80…エンジン固定機構(固定手段)、51…棒状部材、52、64、74、83…アクチュエータ、53、72…アーム、54…回動軸、61…スライド部材、62…ガイドレール、63…接合部、71、82…ワイヤ部材、73…滑車部材、81…挟持部材、A、B…車両。

Claims (5)

  1. 弾性支持部材を介してエンジンをマウントするエンジンマウント装置であって、
    車両への衝突を検知する衝突検知手段と、
    前記衝突検知手段が衝突を検知した場合、前記弾性支持部材より剛性の大きい部材によってエンジンを車体側に固定する固定手段と、
    を備えたことを特徴とするエンジンマウント装置。
  2. 前記固定手段は、車体側に取り付けられ衝突検知時においてエンジン側に設けられた挿通孔に挿通されエンジンを固定する棒状部材を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載のエンジンマウント装置。
  3. 前記固定手段は、車体側に取り付けられエンジンに対して進退自在に設けられ、衝突検知時においてエンジン側に設けられた嵌合部に嵌合してエンジンを固定するスライド部材を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載のエンジンマウント装置。
  4. 前記固定手段は、エンジン側と車体側との間に接続され衝突検知時において張力が加えられてエンジンを固定するワイヤ部材を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載のエンジンマウント装置。
  5. 前記固定手段は、車体側に取り付けられ衝突検知時においてエンジンを挟持して固定する挟持部材を有すること、
    を特徴とする請求項1に記載のエンジンマウント装置。
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