JP2007331244A - インクジェット記録ヘッド及び記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 フルマルチヘッドにおけるヘッド間レジ合わせの簡易化。
【解決手段】 ヘッドの両端にヒーターボード上に細長い抵抗体電極を設ける。電極の一端はコネクターを通して本体と接続されている。本体にヘッド装着状態でこの抵抗体電極に接触することにより両端の抵抗値を計測。抵抗値を寸法に換算しヘッドのずれ量を算出。n本の相対的位置関係(傾き、ノズル並び方向)を知ることができる。このデータをもとにソフト的に画像を修正し良好な印字を得る。
【選択図】 図1
【解決手段】 ヘッドの両端にヒーターボード上に細長い抵抗体電極を設ける。電極の一端はコネクターを通して本体と接続されている。本体にヘッド装着状態でこの抵抗体電極に接触することにより両端の抵抗値を計測。抵抗値を寸法に換算しヘッドのずれ量を算出。n本の相対的位置関係(傾き、ノズル並び方向)を知ることができる。このデータをもとにソフト的に画像を修正し良好な印字を得る。
【選択図】 図1
Description
本発明は、記録に用いられる液体を記録媒体の記録面に対して吐出動作を行う記録ヘッド及び記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、いわゆるノンインパクト記録方式の記録装置である。高速な記録と様々な記録メディアに対して記録することが可能であり、記録時における大きな音がほとんど生じないといった特徴を持つ。このようなことから、プリンタ、ワードプロセッサ、ファクシミリ、複写機などの記録機構を担う装置として広く採用されている。
最近では記録されるデータ量も増大しており、特にグラフィック等もプリントアウトされるようになるとそのデータ量の多さから一層の高速記録が要求されるようになってきている。被記録材の幅にわたって吐出口及び電気熱変換体を長尺に配列されるいわゆるフルラインタイプのインクジェットヘッドおよび該インクジェットヘッドを備えるインクジェット装置は上述の記録速度を向上させるものとして大いに期待されている。
インクジェット記録は、微小な吐出口から微小な液滴を吐出させ、記録紙に対し記録を行うこともので、代表的な方法としては電気熱変換素子を用いた方法がある。電気熱変換素子を用いたインクジェット記録ヘッドでは、電気熱変換素子をノズル内に設け、これに記録信号となる電気パルスを与えることにより記録液に熱エネルギーを与え、そのときの記録液の相変化により生じる記録液の発泡(沸騰)時の気泡圧力を記録液滴の吐出に利用する。
上記のような電気熱変換方式を用いたインクジェット記録ヘッドの場合、電気熱変換素子が配列された基板に対して平行に記録液を吐出させる方式(エッジシューター)と電気熱変換素子が配列された基板に対して垂直に記録液を吐出させる方式(サイドシューター)がある。以下、サイドシューターを例に挙げ、インクジェット記録ヘッドの具体的な構成について説明する。
図9は従来のインクジェット記録ヘッドを示す。記録素子基板201の中央付近の表面側にはインクを吐出するための吐出口202が複数開口しており、各々の吐出口に対応してインクを発泡させるための不図示の加熱ヒーターが記録素子基板201上に形成されている。
図10においては、加熱ヒーターからの配線は、各々、記録素子基板201上の駆動素子205実装部にのびており、ここに実装された駆動素子に電気的に接続されている。駆動素子205は異方性導電フィルムや、半田バンプ等によるCOB(chip on board)接続方法により、記録素子基板201に接続されている。また、駆動素子205には、トランジスタ回路の他にトランジスタを駆動するためのロジック回路が搭載されており、そのロジック回路を駆動する信号は、記録素子基板201を介してフレキシブルフィルム206に接続される。さらにフレキシブルフィルム206は、ガラスエポキシ等の複合材料からなる回路基板207に接続され、回路基板207には、外部から電気的信号を入力するための電気コネクタ208が搭載されている。
駆動素子205およびフレキシブルフィルム206の電気的接続部は、エポキシ系、フッ素、シリコン系樹脂等の封止性、イオン遮断性に優れた封止剤212により被覆され、封止されている。
記録素子基板201の裏面側には、記録素子基板保持部材211および支持部材212によって形成される、インクを保持するための共通液室210がそれら吐出口列の長さとほぼ等しい長さで開口しており、記録素子基板201には、この裏面側のインクを表面側に供給するためのスリット219が設けられている。
共通液室210は、さらにインク供給口203に連通しており、不図示のヘッドの外部からのインクの供給を受ける構成になっている。
記録装置とは穴213と長穴214で位置決めされ、この穴と吐出口が設けられている記録素子基板とはある程度の精度はでているものの別部品による組み立てである為、それだけの精度でヘッド位置を精度良く合わせる事は出来ない。
従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2をあげることが出来る。
特開20000−15814号公報
特開平11−165414号公報
各色のヘッドは印字時には相対位置を合わせる必要がある。
従来位置を合わせるために各色印字をし、印刷物を見ながら電気的に補正をかけ、調整していた。
紙送り方向、ノズル並び方向及び傾きをn色分ヘッドの相対位置を合わせる必要があり、非常に手間がかかっていた。
また、インクの構成によっては透明なインクを使用することもあり、特殊な記録媒体が必要であった。
記録ヘッドの両端部に記録素子を作り込んだ基盤上の両端部に抵抗体を作りこみ、記録装置に設定されたピンにより抵抗値を検出する。
これにより記録装置取り付け状態で各ヘッドの相対位置関係を検出可能とする。
本発明は、以上説明してきたように、記録素子基板両端に抵抗体電極を設け、記録装置本体の固定位置よりこの抵抗体電極両をあたることで抵抗値を測定しヘッドの傾きを検出できるようにしたことで各ヘッドの傾き、ノズル方向の位置ずれを知ることができる。
そのデータを記録装置本体で処理することでソフト的に画像を変更し、各色のレジずれを修正することが可能となる。
これにより印字結果を見ながら調整を繰り返していたものが自動的に記録装置本体で調整され、ヘッドの取り付け、調整が格段に早く正確にできるようになった。
図1は本発明実施例のインクジェット記録ヘッドを示す。図1において、本発明のインクジェット記録ヘッドは、記録素子基板101の中央付近の表面側にインクを吐出するための吐出口102が複数開口しており、この吐出口102から吐出されるインク滴によって記録を行うものである。
図2および図3に示すように、記録素子基板101上には、各々の吐出口102に対応して加熱ヒーター103が形成されており、この加熱ヒーター103に通電加熱してインクを発泡させ、その運動エネルギで記録液であるインクを吐出口102から吐出させる。
加熱ヒーター103からの配線は、各々、記録素子基板101上の駆動素子105実装部にのびており、ここに実装された駆動素子に電気的に接続されている。駆動素子105は異方性導電フィルムを介してCOB(chip on board)接続方法により、記録素子基板101に接続されている。また、駆動素子105には、トランジスタ回路の他にトランジスタを駆動するためのロジック回路が搭載されており、そのロジック回路を駆動する信号は、記録素子基板101を介してフレキシブルフィルム106に接続される。さらにフレキシブルフィルム106は、ガラスエポキシ等の複合材料からなる回路基板107に接続され、回路基板107には、外部から電気的信号を入力するための電気コネクタ116,117が搭載されている。
駆動素子105およびフレキシブルフィルム106の電気的接続部は封止性、イオン遮断性に優れたエポキシ系、シリコン系、フッ素系などの樹脂封止剤112により被覆され、封止されている。
記録素子基板101の裏面側には、記録素子基板保持部材108および支持部材111によって形成されるインクを保持するための共通液室112がそれら吐出口列の長さとほぼ等しい長さで開口しており、記録素子基板101には、この裏面側のインクを表面側に供給するためのスリット104が設けられている。
共通液室112はインク供給ジョイント115に連通しており、インクジェット記録ヘッド外部の不図示のインクタンクからインクの供給を受ける構成になっている。
穴113および長穴114は記録装置に取り付ける際の取り付け用の穴であり、ここに記録装置本体の取り付けピンが挿入され記録装置本体に固定される。
図4には記録素子基板101両端(図1A部)に設けられた電極(抵抗体)120a,bを示す。
電極(抵抗体)120a,bは記録素子基板上に作りこまれているのでノズル位置とはフォトリソ工程での精度で作り込まれ、その一端は電気コネクター116に接続されている。
電極120a,bはノズル列方向と直角方向に記録素子基板の短方向に長く形成されている。
図7に示すようにこの電極120a,bに記録装置本体から電極123a、bを当て、各端部の抵抗の差(電圧差)を検知しその値をずれ量に換算することによりヘッドの位置(傾き)を知ることができる。
つまり、電極の単位長さあたりの抵抗値Rlは既知の値であるので、図6に示すようにRa、Rbを測定する事で、Ra/Rl、Rb/Rlによりずれ量を算出する。各ヘッドの傾きを同様に検出すくことで、相対的な位置関係を知ることができる。このデータを記録装置で補正し画像へフィードバックすることにより、ソフト的に傾き補正をかける。
図5は他の実施例で、両端の電極(抵抗体)121a,b,122a,bがノズル方向とそれに直角な方向の2つづつもうけられている。電極122では実施例1に示した様に傾きを検出し、電極121では同様の方法でノズル並び方向の位置を検出することができる。これにより2方向の位置合わせが可能となる。実施例1と同様、ずれ量のデータは記録装置内でフィードバックされソフト的に補正をかける。
図8は本発明の記録ヘッドを用いたフルマルチインクジェットプリンターの概略図である。
10はカセット給紙、8は手差し給紙であり給紙方式として、給送ローラーと分離パッドにより記録紙を一枚ずつ分離する方式(デュプロ方式)や、ツメ分離方式、リタード方式などが考えられる。カセット給紙10や手差し給紙9により給紙された記録紙Pは、止まっているレジストローラー対4のニップへ記録紙の先端を突き当て、さらに少し給送ローラーを回転させレジストローラー4と給送ローラー8の間で記録紙Pにたるみをつくらせることにより、記録紙Pの斜送を補正することができ、さらに記録紙Pがレジストローラーのニップへ突き当たったことをフォトセンサーで検地してからレジストローラーを回転させ、レジストローラー4の回転開始をトリガーとして記録ヘッド1の記録タイミングをあわせることにより記録紙P上の所定位置に画像を形成することができる。
レジストローラーにより搬送された記録紙Pは、搬送ベルト5dとピンチローラ対12とで挟持され、さらにピンチローラー12の下ローラー12bには高圧がかけられておりまた上ローラー12aは接地されていることにより、ピンチローラー12を通った記録紙Pは搬送ベルト5dに静電吸着されながら搬送する。そして搬送ベルト上に静電吸着された記録紙Pは不図示のパルスモータである駆動源によって駆動される駆動ローラ5bによって搬送されるベルト5dによって記録ヘッド1K〜1Cの直下の印字開始位置まで搬送される。搬送ベルト5dは駆動ローラ5bと従動ローラ5a及び圧力ローラ5cとによって張架され、その圧力ローラ5cは一端が図示しない搬送ベルト筐体5eに揺動可能に付けられたアーム(不図示)の他端に回動可能に付けられ、アームがバネによって押圧されることで搬送ベルト5dに張力を加している。
1K、1Y、1M、1Cは記録シートPの記録領域の全幅にわたって複数の記録素子が配列するフルラインタイプの記録ヘッドで、記録紙P搬送方向上流側から1K(黒)、1Y(シアン)、1M(マゼンタ)、1C(イエロー)の順に所定間隔で配置され、記録ヘッド1はヘッドホルダ2に取り付けられている。
以上のような構成において、記録紙Pは静電吸着力よって搬送ベルト5dの上面に吸着され、記録ヘッド1で印字されながら搬送ベルト5dで搬送される。
7は排紙ローラで、不図示の伝達手段によって従動ローラ7bの回転力によって駆動される。
7aは排紙ローラ7と圧接する拍車で、印字後の記録紙Pは、排紙ローラ7bと拍車7aとによって挟持され、排紙トレイ13へ排紙、収容されるようになっており、拍車7bは記録後の印字面を転走するため、印字された画像のインクがなるべく転移しないように先端をとがらせた形状となっている。
1 記録ヘッド
2 ヘッドホルダ
4 レジストローラー
5d 搬送ベルト
5a 従動ローラ
5c 加圧ローラ
5e 搬送ベルト筐体
5b 駆動ローラ
7 排紙ローラ
8 給送ローラー
9 手差し給紙
10 カセット給紙
12 ピンチローラー
13 排紙トレー
101 記録素子基板
102 吐出口
103 加熱ヒーター
104 スリット
105 駆動素子
106 フレキシブルフィルム
107 回路基板
108 支持部材
109 キャップ受け
111 記録素子基板保持部材
112 共通液室
113 位置決め穴
114 位置決め穴
115 インク供給ジョイント
116 電気コネクタ
117 電気コネクタ
2 ヘッドホルダ
4 レジストローラー
5d 搬送ベルト
5a 従動ローラ
5c 加圧ローラ
5e 搬送ベルト筐体
5b 駆動ローラ
7 排紙ローラ
8 給送ローラー
9 手差し給紙
10 カセット給紙
12 ピンチローラー
13 排紙トレー
101 記録素子基板
102 吐出口
103 加熱ヒーター
104 スリット
105 駆動素子
106 フレキシブルフィルム
107 回路基板
108 支持部材
109 キャップ受け
111 記録素子基板保持部材
112 共通液室
113 位置決め穴
114 位置決め穴
115 インク供給ジョイント
116 電気コネクタ
117 電気コネクタ
Claims (4)
- 基板上に記録液を吐出させるための複数の記録素子が配列され、基板の背面からインクを供給するためにインク供給口を設けた記録素子基板とその記録素子基板にインクを供給するための供給路と前記記録素子基板を保持固定するための支持部材とを備えたインクジェット記録ヘッドにおいて、前記記録素子基板両端に外部より接触し抵抗値を検出できる抵抗体電極が作り込まれていることを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
- 前記抵抗体は記録素子と同一の材質で形成されている請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記抵抗体はノズル列方向とそれに直角な方向の2種類設けられている請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 請求項1のヘッドが搭載され、両端の抵抗値を検出し、n本搭載されたヘッドの相対位置関係を検出してずれ量をソフトで画像データを補正する機構を有する記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006166068A JP2007331244A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | インクジェット記録ヘッド及び記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006166068A JP2007331244A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | インクジェット記録ヘッド及び記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007331244A true JP2007331244A (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=38931182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006166068A Withdrawn JP2007331244A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | インクジェット記録ヘッド及び記録装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007331244A (ja) |
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2006
- 2006-06-15 JP JP2006166068A patent/JP2007331244A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090901 |