JP2007331045A - 自律移動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定の人のそばについて自律的に移動する自律移動装置において、特定の人から見て死角となる領域に関する情報を報知することが可能な自律移動装置を提供する。
【解決手段】自律移動装置C1は、主人B1のそばについて自律的に移動しつつ、カメラ10および通信機12により主人B1の視野が総合的に認識されて視覚情報が取得される。そして、この視覚情報に基づいて死角領域VF1が死角領域検出部22により検出される。そして、検出された死角領域VF1に関する死角情報が、プロジェクタ42などにより歩道SW1上の地面に対して投影されて主人B1に報知される。この結果、主人B1から見て死角となる領域VF1に関する情報を、この主人B1に対して報知することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、特定の人のそばについて自律的に移動する自律移動装置に関する。
従来から、搬送物を自動的に目的地まで運搬するための自動搬送ロボットが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の自動搬送ロボットでは、搬送物をロボットの収納部に収納してロック部をロックした状態で指定目的位置に移動させ、指定目的位置へのロボットの到達確認と取扱登録者の確認が行われた場合に、ロック部の解除が行われる。これにより、取扱登録者は、ロボットの収納部内に収納してある搬送物を、指定目的位置で確実に取り出すことができる。
特開2001−287183号公報
上記の自動搬送ロボットによれば、搬送物を自動的に目的地まで運搬することができる。しかしながら、人に追従して移動し、その人から見て死角となる領域に関する情報を報知するということに関してはなんら考慮されていない。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、特定の人のそばについて自律的に移動する自律移動装置において、特定の人から見て死角となる領域に関する情報を報知することが可能な自律移動装置を提供することを目的とする。
本発明に係る自律移動装置は、特定の人のそばについて自律的に移動する自律移動装置において、特定の人にとって死角となる死角領域を検出する死角領域検出手段と、死角領域検出手段により検出された死角領域に関する死角情報を特定の人に報知する報知手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る自律移動装置によれば、特定の人のそばについて自律的に移動しつつ、死角領域検出手段により検出された死角領域に関する死角情報が、報知手段により特定の人に報知される。この結果、特定の人から見て死角となる領域に関する情報を、この特定の人に対して報知することが可能となる。
また、本発明に係る自律移動装置では、特定の人の視覚により得られる視覚情報を取得する視覚取得手段を備え、死角領域検出手段は、視覚取得手段により取得された視覚情報に基づいて、死角領域を検出することが好ましい。
このようにすれば、視覚取得手段により取得された視覚情報に基づいて、死角領域が死角領域検出手段により検出される。これにより、死角領域をより正確に検出することが可能となる。
また、本発明に係る自律移動装置では、他の自律移動装置によって検出された死角領域に関する死角情報を受信する情報受信手段を備え、報知手段は、情報受信手段が受信した死角情報を特定の人に報知することが好ましい。
このようにすれば、他の自律移動装置によって検出された死角領域に関する死角情報が情報受信手段により受信され、情報受信手段により受信された死角情報が報知手段により特定の人に報知される。これにより、自己の自律移動装置によっては検出できない離れた場所にある死角領域であっても、この死角領域が他の自律移動装置によって検出されれば、この死角領域に関する情報をこの特定の人に対して報知することが可能となる。
本発明によれば、特定の人から見て死角となる死角領域を報知することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説明は省略する。
まず、図1を用いて、実施形態に係る自律移動装置1の構成について説明する。図1は、自律移動装置1の構成を示すブロック図である。自律移動装置1は、自律移動型のロボットであり、この自律移動装置1を使用する特定の人(以下「主人」という)のそばについて、主人に追従するように、または主人を誘導するように自律的に移動する。また、自律移動装置1は、カメラ10および通信機12などによって取得される情報から、主人の視野を含む主人の視覚により得られる情報(以下「視覚情報」という)を取得するとともに、取得された視覚情報に基づいて死角領域を検出する。死角領域とは、主人にとって死角となる領域のことである。そして、自律移動装置1は、検出された死角領域の位置などに関する死角情報を、地面に投影するなどして主人に報知して、主人の注意を喚起する。
カメラ10は、主人の視線方向や主人の周囲環境の画像を撮像によって取得して記憶する一対のCCDカメラと、取得した画像を画像処理することによって主人の視野およびその視野内の障害物や道路標識など(周囲環境)を認識して視覚情報を取得する画像処理部とを有している。この画像処理部では、一対のCCDカメラで取得した画像からエッジ抽出やパターン認識処理などによって主人の視野内の障害物や道路標識などを抽出して認識する。また、左右の取得画像中における主人などの対象物位置の違いを基にして三角測量方式により対象物との距離および横変位を求め、前フレームで求めた距離に対する変化量から相対速度を求める。カメラ10と後述する電子制御装置(以下「ECU」という)20とは通信回線で接続されており、カメラ10により取得された情報は、この通信回線を介してECU20に伝送される。
通信機12は、送信機13および受信機14を含んで構成され、例えば、自律移動装置1の周囲に位置する他の自律移動装置101、車両、および交差点に設置されている信号機や道路に設置されているカメラ、レーダなどのインフラストラクチャとの間で情報を送受信するものである。他の自律移動装置101は、自律移動装置1と同一または同様の構成であるので、ここでは説明を省略する。送信機13は、例えば、自律移動装置1の位置・移動方向・移動速度などの情報、主人の位置・移動方向・移動速度などの情報や上記の死角情報などを、他の自律移動装置101や周辺を走行する車両などに送信する。なお、上記したような情報は、自律移動装置1により取得された後すぐに、送信機13により、自律移動装置1の周囲に位置する他の自律移動装置101に送信される。
一方、受信機14は、例えば、他の自律移動装置101から送信された自律移動装置101の位置・移動方向・移動速度などの情報、他の歩行者の位置・移動方向・移動速度などの情報、周辺を走行する車両から送信された走行車両の位置・移動方向・移動速度・操作状態などの情報、周辺に停車されている車両から送信された停車車両の位置などの情報、および、上述したインフラストラクチャから送信された信号機の点灯状態や交通状態などの情報を受信する。また、受信機14は、他の自律移動装置101から、上記の死角情報を受信する。他の自律移動装置101から受信する死角情報とは、他の自律移動装置101の主人にとって死角となる死角領域に関する情報のことである。すなわち、受信機14は、特許請求の範囲に記載の情報受信手段として機能する。なお、通信機12は、例えば半径約100mの範囲で情報の送受信を行うことが可能に設定されている。
通信機12とECU20とは、通信回線で接続されることにより、相互に情報の交換が可能となるように構成されている。ECU20で生成された送信情報はこの通信回線を介してECU20から送信機13に伝送される。一方、受信機14によって受信された各種の周囲環境情報は、この通信回線を介してECU20に伝送される。
このように、本実施形態では、カメラ10および通信機12によって、主人の視野やその視野内の環境が認識されて視覚情報が取得される。即ち、主人の視覚により得られる視覚情報は、カメラ10および通信機12によって取得される。より詳細には、例えば、主人の視線方向・位置・移動方向・移動速度、他の歩行者、自転車や自動車などの位置・形状・移動方向・移動速度・操作状態、停車車両、電柱や落下物などの障害物の位置・形状、および、信号機の点灯状態や道路標識などの交通状態などの周囲環境が認識される。また、例えば、物体の種類、重量や材質などに関する属性も認識される。ここで、物体の種類に関する属性としては、例えば、大型車、小型車、二輪車、自転車などの分類が挙げられる。重量に関する属性としては、重いか軽いか、また、材質に関する属性としては、表面が軟らかいか硬いかなどが挙げられる。すなわち、カメラ10および通信機12は特許請求の範囲に記載の視覚取得手段として機能する。
ここで、主人であるか否かの認識は、例えば、主人−自律移動装置1間通信の通信情報に主人であることを示すID情報を乗せることにより、または、撮像された人物が着ている衣服の形状や模様が予め学習させておいた主人のものと一致するか否かを判断することにより行うことができる。さらに、指紋や虹彩による認証技術などを組み合わせて用いてもよい。
ECU20は、演算を行うマイクロプロセッサ、マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するROM、演算結果などの各種データを記憶するRAMおよび12Vバッテリによってその記憶内容が保持されるバックアップRAM等により構成されている。そして、上記構成によって、ECU20の内部には、死角領域検出部22、投影指示部24、アクチュエータ制御部26が構築されている。
死角領域検出部22は、カメラ10および通信機12により認識された主人の視野などの視覚情報に基づいて、主人にとって死角となる死角領域を検出する。すなわち、ECU20を構成する死角領域検出部22は、特許請求の範囲に記載の死角領域検出手段として機能する。
投影指示部24は、死角領域検出部22により検出された死角領域に関する死角情報を、地面に対して投影して主人に報知するよう、アクチュエータ制御部26に指示する。投影指示部24は、この死角情報を、例えば主人の移動方向前方の地面に向けて投影するよう指示する。これにより、死角情報が主人に報知されるため、主人の注意が喚起される。
アクチュエータ制御部26は、投影指示部24により指示された指示内容に基づいて、スピーカ30、バックライト32、電動モータ34、プロジェクタ42やディスプレイ44などを駆動する。スピーカ30はECU20に接続されており、アクチュエータ制御部26から出力される制御信号に応じて、警告音や音声情報などを発することによって主人や主人の周囲や自律移動装置1の周囲などに注意を促す。バックライト32もECU20に接続されており、アクチュエータ制御部26により駆動され、例えば危険度に応じた色の光を上記の死角情報として発することによって、主人や主人の周囲や自律移動装置1の周囲などに注意を促すとともに、主人に死角情報を報知する。また、電動モータ34もECU20に接続されており、アクチュエータ制御部26により駆動され、電動モータ34に取り付けられている車輪36を回転させることによって自律移動装置1を移動させる。
さらに、ECU20には、プロジェクタ42やディスプレイ44が接続されており、上記した死角情報や危険情報や主人の存在を報知する存在報知情報などの各種情報を地面に対して投影したり表示したりすることにより、主人や主人の周囲や自律移動装置1の周囲などに注意を促す。死角情報には、主人から見て死角となる領域、即ち主人から認識することができない死角領域がカメラ10によって撮影された映像情報や、この死角領域における危険度の大きさに関する文字情報などが含まれている。すなわち、ECU20を構成する投影指示部24、アクチュエータ制御部26、およびスピーカ30、バックライト32、電動モータ34、プロジェクタ42やディスプレイ44などの各アクチュエータは、特許請求の範囲に記載の報知手段として機能する。
次に、図2を併せて参照して、自律移動装置1における投影処理の動作について説明する。図2は、上記の投影を行う投影処理の処理手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートに示される投影処理は、主としてECU20によって行われるものであり、自律移動装置1の電源がオンされてからオフされるまでの間、所定のタイミングで繰り返し実行される。
まず、ステップS101では、カメラ10および通信機12などによって、主人の視線方向などが認識される。より詳細には、例えば、主人の視線方向・位置・移動方向・移動速度、他の歩行者、自転車や自動車などの位置・形状・移動方向・移動速度・操作状態、停車車両、電柱や落下物などの障害物の位置・形状、および、信号機の点灯状態や道路標識などの交通状態などの周囲環境が認識される。また、例えば、物体の種類、重量や材質などに関する属性も認識される。
次のステップS102では、カメラ10および通信機12などによって、ステップS101で認識された視線方向などに基づいて、上記した視覚情報が取得されて、主人の視野およびその視野内の周囲環境が認識される。
次のステップS103では、認識された主人の視野およびその視野内の周囲環境を含む視覚情報が、死角領域検出部22によって総合的に判断され、現在の主人にとって死角となる死角領域の検出が死角領域検出部22によって試行される。
次のステップS104では、検出された死角領域は存在するか否かについての判断が、死角領域検出部22によって行われる。即ち、ステップS103における検出の試行によって死角領域を検出することができたか否かが、判断される。死角領域が検出された場合、即ち検出された死角領域が存在する場合、後述のステップS105に進む。一方、死角領域が検出されなかった場合、即ち検出された死角領域が存在しない場合、後述のステップS115に進む。
ステップS105では、検出された死角領域およびその周囲環境が認識可能な位置まで、自律移動装置1がアクチュエータ制御部26によって移動される。
次のステップS106では、移動された上記の位置に基づいて、死角情報が投影指示部24によって取得される。
次のステップS107では、ステップS106で取得された死角情報に基づいて、アクチュエータ制御部26が制御信号を生成し、アクチュエータ制御部26から出力されるこの制御信号に応じて、スピーカ30が、警告音や音声情報などを発する。そして、警告音や音声情報などを発することによって、主人の周囲や自律移動装置1の周囲に主人の存在を報知しつつ注意を促す。
次のステップS108では、ステップS106または後述のステップS115で取得された死角情報に基づいて、アクチュエータ制御部26が制御信号を生成し、アクチュエータ制御部26から出力されるこの制御信号に応じて、プロジェクタ42が、この死角情報などの各種情報を地面に対して投影する。この投影によって、主人に対して死角情報などが報知されて、主人の注意が喚起される。なお、死角情報には、主人から見て死角となる領域、即ち主人から認識することができない領域がカメラ10によって撮影された映像情報や、この死角領域における危険度の大きさに関する文字情報などが含まれている。
次のステップS109では、ステップS106または後述のステップS115で取得された死角情報に基づいて、アクチュエータ制御部26が制御信号を生成し、アクチュエータ制御部26から出力されるこの制御信号に応じて、ディスプレイ44が、この死角情報などの各種情報を表示する。この表示によって、主人に対して死角情報などが報知されて、主人の注意が喚起される。ステップS109の後は、ステップS101に戻る。
ステップS115では、自律移動装置1の周囲に位置する他の自律移動装置101から、死角情報が自律移動装置1により受信されたか否かについての判断が、死角領域検出部22によって行われる。より詳しくは、自律移動装置101の送信機13から、死角情報が自律移動装置1の受信機14により受信できたか否かが判断される。他の装置101から死角情報が受信できた場合、この死角情報を利用するため、上記のステップS108に進む。一方、他の装置101から死角情報が受信できなかった場合、改めて死角情報の取得が試みられるため、上記のステップS101に戻る。
次に、図3を併せて参照して、自律移動装置1がプロジェクタ42やディスプレイ44を駆動して主人の注意が喚起される様子について説明する。図3は、自律移動装置1がプロジェクタ42やディスプレイ44を駆動して、死角情報の投影や表示を行う様子の一例を示す図である。
図3に示されるように、プロジェクタ42を駆動して死角情報や危険情報などの各種情報を地面上や路面上の投影領域PFに投影することにより、主人の注意が喚起される。また、離れた地点における投影領域PFにこれらの情報を投影することにより、自律移動装置1から離れた地点に位置する主人に対しても情報を表示させることが可能となる。死角情報としては、カメラ10によって撮影された映像情報VDや、この死角領域における交通状況に関する文字情報LRなどが含まれる。ここでは、映像情報VDとして、接近中の乗用車が映像形式で表示されており、文字情報LRとして、乗用車が接近中であることを示す「車が接近中」という文字列が表示されている。また、上記の各種情報をディスプレイ44に表示することにより、主人の注意が喚起される。なお、死角情報が示す危険度の大きさ(高さ)に応じて主人の注意がより喚起されるように、上述した注意を喚起するための動作は単独で、または組み合わされて適用される。
次に、図4〜図6を併せて参照して、実際の交通環境における死角情報の投影方法について説明する。図4〜図6のそれぞれは、実際の交通環境における死角情報の投影方法について説明する説明図である。図4〜図6のそれぞれにおいては、互いに隣接する二車線の車道R1,R2のうち一方の車道R1に乗用車H1,H2が縦列停車しており、他方の車道R2に乗用車H3が白矢印で示される方向に移動しているとして説明する。また、二車線の車道R1,R2は二つの歩道SW1,SW2に挟まれており、車道R1は歩道SW1と接しており、車道R2は歩道SW2と接している。また、歩道SW1は建物BD1と車道R1とに挟まれており、歩道SW2は建物BD2と車道R2とに挟まれている。
まず、図4に示すように、歩道SW1上を黒矢印によって示される方向に移動中の主人B1が、停車中の乗用車H1,H2の間を通って車道R1を横切ろうとする場合を考える。ここで、主人B1にとっては乗用車H1,H2の間の空間がほぼ死角となっており、主人B1は乗用車H1,H2の間の空間の様子も乗用車H1,H2を乗り越えた空間の様子も認識できていない。
このとき、主人B1の自律移動装置C1は、主人B1の視線方向を認識し、この視線方向に基づいて主人B1の視野を認識して視覚情報を取得し、この視覚情報に基づいて死角領域VF1の存在を検出する。そして、自律移動装置C1は、図4に示すように、この死角領域VF1が認識可能な位置まで移動し、この死角領域VF1に基づいて死角情報を取得する。この死角情報には、乗用車H3が対向しながら接近していることを示す情報が含まれている。次に、自律移動装置C1は、上記した存在報知情報LTを、死角領域VF1の先端部分近傍の地面に対して投影することにより、死角領域VF1の周囲に主人B1の存在を報知する。存在報知情報LTは、死角領域VF1に向けられた、主人B1の存在をアピールしつつ報知する情報であり、例えば光の点滅などによって表される。更に、自律移動装置C1は、死角情報を地面上の投影領域PF1に投影するとともに、この死角情報をディスプレイ44に表示する。この結果、主人B1から見て死角となる死角領域VF1に関する情報を、主人B1に対して報知して認識させることが可能となる。よって、主人B2は、乗用車H3が対向しながら接近中であることを認識できる。
また、図4に示すように、歩道SW2上を黒矢印によって示される方向に移動中の主人B2が、建物BD2の角で右折しようとしている場合を考える。ここで、主人B2にとっては建物BD2を曲がりきった空間がほぼ死角となっており、主人B2はこの空間の様子を認識できていない。
このとき、主人B2の自律移動装置C2は、主人B2の視線方向を認識し、主人B2の視野を認識して視覚情報を取得し、死角領域VF2の存在を検出する。そして、自律移動装置C2は、図4に示すように、この死角領域VF2が認識可能な位置まで移動し、死角情報を取得する。この死角情報には、建物BD2を曲がりきった空間の様子に関する情報が含まれている。次に、自律移動装置C2は、死角情報を地面上の投影領域PF2に投影するとともに、この死角情報をディスプレイ44に表示する。この結果、主人B2から見て死角となる死角領域VF2に関する情報を、主人B2に対して報知して認識させることが可能となる。
次に、図5に示すように、歩道SW2上を黒矢印によって示される方向に移動中の主人B3が、建物BD2の角での右折を予定しているが、現在はこの角の手前で移動中である場合を考える。ここで、主人B3にとっては建物BD2を曲がりきった空間の様子を認識できていない。なお、建物BD2の角近傍には歩道SW2上を黒矢印によって示される方向に主人B4が右折中であり、この角を右折しきった位置近傍には、自律移動装置C4が移動中である。ここで、主人B4にとっては建物BD2を曲がりきった空間がほぼ死角となっており、主人B4はこの空間の様子を認識できていない。
このとき、主人B4の自律移動装置C4は、主人B4の視線方向を認識し、主人B4の視野を認識して視覚情報を取得し、死角領域VF4の存在を検出する。そして、自律移動装置C4は、図5に示すように、この死角領域VF4が認識可能な位置まで移動し、死角情報を取得する。次に、自律移動装置C2は、死角情報を地面上の投影領域PF4に投影する。この結果、主人B4から見て死角となる死角領域VF4に関する情報を、主人B4に対して報知して認識させることが可能となる。
また、主人B3の自律移動装置C3は、主人B3の視線方向を認識し、主人B3の視野を認識して視覚情報を取得するが、死角領域の存在は検出していない。即ち、検出された死角領域は存在していない。ここで、自律移動装置C3は、周囲の自律移動装置C4から、自律移動装置C4が取得した死角情報を、通信によって受信可能な場所に位置している。このため、自律移動装置C3は、この死角情報と自律移動装置C4の位置に関する情報とを、自律移動装置C4との通信によって取得する。そして、自律移動装置C3は、モザイク技術などを用いて、この死角情報と自律移動装置C3が既に取得した死角情報とを統合する。なお、モザイク技術とは、複数の画像情報の位置合わせを行うことにより、これら複数の画像を結合して新たな画像情報を生成する技術のことである。次に、自律移動装置C3は、統合されたこの死角情報を地面上の投影領域PF3に投影する。この結果、主人B3から見て死角となる死角領域VF4に関する情報を、主人B3に対して報知して認識させることが可能となる。
次に、図6に示すように、歩道SW1上を黒矢印によって示される方向に移動中の主人B5が、停車中の乗用車H1,H2の間を通って車道R1を横切ろうとする場合を考える。ここで、主人B5にとっては乗用車H1,H2の間の空間がほぼ死角となっており、主人B1は乗用車H1,H2の間の空間の様子も乗用車H1,H2を乗り越えた空間の様子も認識できていない。
このとき、主人B5の自律移動装置C5は、主人B5の視線方向を認識し、主人B5の視野を認識して視覚情報を取得し、死角領域VF5の存在を検出する。そして、自律移動装置C5は、図6に示すように、この死角領域VF5が認識可能な位置まで移動し、死角情報を取得する。次に、自律移動装置C5は、死角情報によって示される危険度に応じた色の光を点滅させるなどによって、この光を発することにより、主人B5に死角情報を報知する。更に、自律移動装置C5は、この死角情報をディスプレイ44に表示する。この結果、主人B5から見て死角となる死角領域VF5に関する情報を、主人B5に対して報知して認識させることが可能となる。そして、主人B5は、停車中の乗用車H1,H2の間を通って車道R1を安全に横切ることが可能となる。
本実施形態の自律移動装置1によれば、例えば図4に示すように、カメラ10および通信機12により主人B1の視野が総合的に認識されて視覚情報が取得される。そして、この視覚情報に基づいて死角領域VF1が死角領域検出部22により検出される。これにより、死角領域VF1をより正確に検出することができる。そして、検出された死角領域VF1に関する死角情報が、投影指示部24によって取得され、次にこの死角情報が、プロジェクタ42などにより歩道SW1や車道R1上の地面の投影領域PF1に対して投影されて、主人B1に報知される。
この結果、主人B1から見て死角となる領域VF1に関する情報を、この主人B1に対して報知することが可能となり、例えば死角となって見えない場所にある移動中の障害物である乗用車H3との衝突が避けられ、主人B1の安全な歩行移動が実現される。また、この死角情報を地面上の投影領域PF1に投影することにより、自律移動装置1から離れた地点においても情報を表示させることができる。更に、自律移動装置C1が存在報知情報LTを地面に対して投影することにより、主人の周囲や自律移動装置C1の周囲に対して、主人B1の存在をアピールして報知することが可能となる。
また、図5に示すように、他の自律移動装置C4によって検出された死角領域VF4に関する死角情報が、自律移動装置C3の受信機14により受信され、受信された死角情報がプロジェクタ42などにより歩道SW2上の地面に対して投影されて、自律移動装置C3の主人B3に報知される。これにより、主人B3の自律移動装置C3によっては検出できない離れた場所にある死角領域VF4であっても、この死角領域VF4が他の自律移動装置C4によって検出されれば、この死角領域VF4に関する情報を主人B3に対して報知することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、主人やその周囲環境を認識する手段として、上述したカメラ10や通信機12に加え、レーザレーダやミリ波レーダなどのセンサ類を用いてもよい。
また、上記実施形態では、自律移動装置1の移動手段およびその駆動力源として車輪36と電動モータ34を用いたが、移動手段およびその駆動力源は、車輪36や電動モータ34に限られることなく、例えばキャタピラや小型のエンジンなどを用いることもできる。また、主人の危険度の求め方も、上記実施形態には限られない。
本実施形態に係る自律移動装置の構成を示すブロック図である。 投影処理の処理手順を示すフローチャートである。 プロジェクタやディスプレイを用いて死角情報の投影や表示を行う様子の一例を示す図である。 実際の交通環境における死角情報の投影方法について説明する説明図である。 実際の交通環境における死角情報の投影方法について説明する説明図である。 実際の交通環境における死角情報の投影方法について説明する説明図である。
符号の説明
1,101,C1〜C5…自律移動装置、10…カメラ、12…通信機、20…ECU、22…死角領域検出部、24…投影指示部、26…アクチュエータ制御部、30…スピーカ、32…バックライト、34…電動モータ、36…車輪、42…プロジェクタ、44…ディスプレイ、B1〜B5…主人、BD1,BD2…建物、H1〜H3…乗用車、LR…文字情報、LT…存在報知情報、PF,PF1〜PF4…投影領域、R1,R2…車道、SW1,SW2…歩道、VD…映像情報、VF1,VF2,VF4,VF5…死角領域。

Claims (3)

  1. 特定の人のそばについて自律的に移動する自律移動装置において、
    前記特定の人にとって死角となる死角領域を検出する死角領域検出手段と、
    前記死角領域検出手段により検出された死角領域に関する死角情報を前記特定の人に報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする自律移動装置。
  2. 前記特定の人の視覚により得られる視覚情報を取得する視覚取得手段を備え、
    前記死角領域検出手段は、前記視覚取得手段により取得された視覚情報に基づいて、前記死角領域を検出することを特徴とする請求項1に記載の自律移動装置。
  3. 他の自律移動装置によって検出された死角領域に関する死角情報を受信する情報受信手段を備え、
    前記報知手段は、前記情報受信手段が受信した死角情報を前記特定の人に報知することを特徴とする請求項1または2に記載の自律移動装置。

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