JP2007330986A - 鋼材の位置合わせ方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却床において鋼材の前端または後端を簡単に揃える。
【解決手段】冷却床20において、鋼材Aをその長手に沿う前後方向へ移動可能なローラ列26A,26Bに鋼材Aを順次載置し、この鋼材Aの前後方向の位置を、対応の位置検出手段30A,30Bで検出する。位置検出手段30A,30Bの位置検出結果に基づき、鋼材グループGのうち異常な前端部分を含む第1鋼材A1をローラ列26A,26Bにより前後方向前側へ移動することで、その前端を前後方向における第1位置P1に合わせる。そして、鋼材グループGのうち他の鋼材A2〜A5をローラ列26A,26Bにより第1位置P1より前後方向の後側に変位した第2位置P2で、その前端を揃えて停止することで、第1鋼材A1のみを他の鋼材A2〜A5より前後方向前側に突出させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、冷却床における鋼材の搬送および冷却の過程で、次の工程のために鋼材の先端を揃える鋼材の位置合わせ方法に関するものである。
圧延工程において、1つの鋼片から所要断面寸法まで圧延された長尺な圧延材は、シャー等により熱間で切断され、所要長さの鋼材として、その長手方向に沿って冷却床の側方までローラテーブルにより1本ずつ直列に並んだ状態で移送され、冷却床における冷却工程に供される(例えば、特許文献1参照)。ローラテーブルを移送されてきた鋼材は、当該ローラテーブルに設けた押上げ式の停止装置で停止される。この停止装置は、複数のローラによって形成されて鋼材が載置される搬送面に対し、下側の退避位置と上側の制動位置との間を上下動する制動リフタを備えている。搬送面上を所定速度で搬送される鋼材を停止させる際は、作動手段により制動リフタを退避位置から制動位置に上昇させ、鋼材を制動リフタにより搬送面より上方へ押し上げることで制動リフタ上に乗り移らせ、制動リフタと鋼材との間に生じる摩擦力により鋼材を停止する。次に、ローラテーブルから冷却床に鋼材が受渡され、この冷却床上を当該鋼材の長手方向に交差する水平方向に横送りされる。そして、冷却床で所定温度まで冷却された鋼材は、例えば同じ鋼片から圧延して得られた圧延材から分割した一群の鋼材を1つのグループとして纏めた状態で次の切断工程に送り込まれる。
前記圧延材の前端部分は、製品寸法等に異常が生じることから、所望の製品を得るために当該前端部分(異常な前端部分)を除去することが求められる。しかし、圧延材を所要数の鋼材に切断する前の段階では、異常な前端部分のみを確実に除去することが困難であるので、圧延材を所要数の鋼材に切断し、冷却床による冷却工程を行なった後に、当該部分の除去が実施される。異常な前端部分を除去する第1の方法としては、同じ圧延材から得られた一群の鋼材のうち、圧延材の前端部分を含む鋼材を、1本まるごと引抜くことで異常な前端部分を除去する。また第2の方法としては、同じ圧延材から得られた一群の鋼材の全てについて、その前端から所要寸法で切断することで、異常な前端部分であるか否かにかかわらずその前端を一律に除去する。
特開平8−141628号公報
前述した第1および第2の方法では、異常な前端部分を除去するために、正常な部分を含む鋼材1本全部または全ての鋼材における前端を一律に除去して廃棄することとなり、歩留りが悪くなる難点が指摘される。また、第2の方法では、鋼材の前端を切断するに先立ち、前端の位置を揃える必要がある。しかし、圧延後の高温の鋼材が接触する制動リフタの温度は経時的に上昇するために、該制動リフタと鋼材との間の摩擦係数が変化してしまい、一定の摩擦係数で算出したタイミングで鋼材の制動を開始したとしても、その制動距離、すなわち停止位置が大きく変動してしまい、高い精度での停止制御が行な得ない問題がある。従って、冷却床に送り込まれた各鋼材は、その前端が不揃いとなるため、各鋼材の前端をストッパに複数回衝突させて前端を揃える作業が必要となり、生産効率を低下させる問題を招いていた。また前端を揃える作業は、作業員の手動操作で行なっているため、作業負荷が大きくなる難点も指摘される。
すなわち本発明は、従来の技術に係る鋼材の位置合わせ方法に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、鋼材の位置合わせ作業の効率を向上し得る鋼材の位置合わせ方法を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の鋼材の位置合わせ方法は、
鋼材を、その長手に交差する横方向へ搬送手段により並列状態で搬送する冷却床において、各鋼材の前端または後端を、該鋼材の長手に沿う前後方向における任意の位置で合わせる方法であって、
前記冷却床に設けられて、前記鋼材を前後方向へ移動可能な位置調節手段に、前記搬送手段により鋼材を順次載置し、
前記位置調節手段により前記鋼材を前側または後側に移動し、位置検出手段による鋼材の検出に基づき、当該鋼材の前端または後端を任意の位置に合わせて停止するようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、鋼材における前端または後端の前後位置を、冷却工程において手間をかけることなく任意の位置に揃えることができるから、作業員の負荷を軽減し得る。また、冷却工程において鋼材の前端または後端を揃えて後の切断工程に供し得るので、切断工程で位置合わせを行なう必要がなく、生産効率を向上し得る。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の鋼材の位置合わせ方法において、
一つの鋼片から圧延工程を経て形成された長尺な圧延材を、所要長さで複数に切断して得られた一群の鋼材を、前記冷却床に順次受入れ、
前記位置調節手段に、一群の鋼材のうち前記圧延材の最前端を含む一の鋼材が載置された場合は、該位置調節手段により該一の鋼材を前側に移動するのに伴う位置検出手段による一の鋼材の検出に基づき、一の鋼材の前端を第1位置に合わせて停止し、
前記位置調節手段に、一群の鋼材のうち前記一の鋼材を除く他の鋼材が載置された場合は、該位置調節手段により該他の鋼材を前側に移動するのに伴う位置検出手段による他の鋼材の検出に基づき、前記第1位置より前後方向後側へ変位する第2位置に合わせて停止する。
請求項2に係る発明によれば、圧延材における異常な最前端を含む一の鋼材のみについて、他の鋼材より前後方向前側に突出した第1位置に、その前端を位置合わせし得ると共に、他の鋼材の前端を第2位置に揃えることができる。すなわち、鋼材における前端の前後位置を、冷却工程において手間をかけることなく揃えることができるから、鋼材を意図した位置で切断できるので、異常な前端部分を切断除去する際に、正常な部分まで大きく除去することを回避でき、歩留りを向上し得る。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の鋼材の位置合わせ方法において、
前記位置検出手段として、前記冷却床における前後方向に所定間隔離間して複数の検出部が設けられ、
複数の検出部の中で、前記一の鋼材を検出している検出部のうち前後方向における一番前側のものに前後方向前側に隣り合う検出部または全ての検出部が一の鋼材を非検出であれば、前後方向における一番後側に位置する検出部を基準とし、
基準となる検出部が、前記一の鋼材を検出したことを条件として、所定時間遅延させて前記位置調節手段を停止することで、一の鋼材の前端を第1位置で停止し、
基準となる検出部が、前記他の鋼材を検出したことを条件として、前記位置調節手段を停止することで、他の鋼材を第2位置で停止する。
請求項3に係る発明によれば、冷却床において鋼材における前後方向の位置に応じて、鋼材の前端を位置合わせし得る。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の鋼材の位置合わせ方法において、
前記各検出部は、第1のセンサと、この第1のセンサの前後方向前側に設けた第2のセンサとを備え、
前記第1のセンサによる一の鋼材の検出によって前記基準となる検出部を設定し、
前記基準となる検出部の第1のセンサによる鋼材の検出により、前記位置調節手段による鋼材の移動速度を減速し、
前記基準となる検出部の第2のセンサによる鋼材の検出により、各鋼材の前端を前記第1位置または第2位置で停止するように、前記位置調節手段を制御する。
請求項4に係る発明によれば、鋼材の前後方向への移動時に、鋼材の停止に先立って第1のセンサの検出により位置調節手段を減速するようにしたから、鋼材の移動速度を上げて迅速な位置調節を可能としつつ、鋼材の停止位置のずれを軽減し得る。
本発明に係る鋼材の位置合わせ方法によれば、鋼材の前端または後端の位置合わせを簡単に実施できるから、生産効率を向上し得ると共に、作業員の位置合わせに関する作業負荷を軽減し得る。
次に、本発明に係る鋼材の位置合わせ方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。実施例では、鋼片を圧延して得られた1本の圧延材をn分割した鋼材を、冷却床で冷却する場合について説明し、同一の圧延材から得られる一群の鋼材Aを纏めて指称する際には、鋼材グループGと云い、この鋼材グループG内の鋼材Aを区別する際は、第1鋼材(一の鋼材)A1,第2鋼材(他の鋼材)A2…第(n−1)鋼材(他の鋼材)An-1,第n鋼材(他の鋼材)Anとし、数字(第n)は圧延材の前側から後側に向かうにつれて繰り上がり、冷却床に搬入される順番を指す。すなわち、鋼材グループGにおいて、圧延材の除去すべき前端部分を含み、鋼材グループのうち冷却床に一番最初に搬入されるものは第1鋼材A1であって、最後に搬入されるものは第n鋼材Anである。また、鋼材Aの前後方向とは、該鋼材Aの長手に沿った方向で、かつ冷却床における鋼材Aの搬送方向と直交する方向であって、鋼材Aの前端が前後方向における前側に位置している。
図1および図2は、実施例の鋼材Aの位置合わせ方法を好適に実施するためのレッヘン式の冷却床20を示す要部平面図および側断面図である。この冷却床20の搬送方向上流側には、鋼材Aを搬入するローラテーブル10が設置されると共に、冷却床20の搬送方向下流側には、冷却後の鋼材Aを次の切断工程に送り出すランアウトテーブル18(図3参照)が設置されている。ローラテーブル10は、複数のローラ12と、冷却床20の側方に隣接して設けた複数の制動リフタ(停止装置)14とを備え、鋼材Aは、その前端を移送方向前側としてローラ12上を長手に沿う前後方向に沿って1本ずつ直列に並べた状態で移送される。そして、制動リフタ14の押上げ制動により、鋼材Aの移送方向後端を基準として1本ずつ停止され、鋼材Aは、制動リフタ14およびローラテーブル10と冷却床20との間に設けた案内部16の傾斜に案内されて、該鋼材Aの長手に直交する横方向に制動リフタ14から冷却床20に受渡すよう構成される(図2(b)参照)。すなわち、各鋼材Aは、冷却床20の搬送方向に直交する方向に、その長手が延在した状態にあり、実施例では、図1、図3、図5の右側に前端が位置している。
前記冷却床20は、該冷却床20における鋼材Aの搬送方向に沿って夫々延在し、搬送方向と交差する方向(前後方向)に離間する複数の固定レッヘン22と、隣り合う固定レッヘン22,22の間に夫々並設され、鋼材Aの搬送手段としての複数の可動レッヘン24とから基本的に構成されている(図1参照)。また、冷却床20は、鋼材Aを前後方向に移動する位置調節手段26と、この位置調節手段26に載置した鋼材Aの前後方向の位置を検出する位置検出手段30とを備え、これらの位置調節手段26および可動レッヘン24等の各種手段は、制御手段Cにより制御される(図4参照)。そして、冷却床20では、鋼材Aを上流側から下流側(図1における上から下)に横送り搬送する過程で放冷すると共に、位置調節手段26に載置した鋼材Aを移動して、その前端を、冷却床20の前後方向において所定の位置に合わせるように構成されている。
前記冷却床20において、固定レッヘン22および可動レッヘン24の上部は、鋸歯状に凹凸が、その延在方向(搬送方向)に一定のパターンで夫々形成され、凹部に鋼材Aを載置して支持するようになっている。ここで、固定レッヘン22および可動レッヘン24の凹凸パターンは、搬送方向に互いにずらした状態で配置されている。可動レッヘン24は、制御手段Cの制御下に駆動手段(図示せず)により上下動を行なうよう構成され、固定レッヘン22の下方位置から上昇するに伴って固定レッヘン22から鋼材Aを受取り、この鋼材Aを凹部の斜面で案内して当該凹部の底部分に至るまで搬送方向下流側へ移動させる。その後、可動レッヘン24は、下降して鋼材Aを先に受取った固定レッヘン22の凹部から搬送方向下流側に所定ピッチ(実施例では2ピッチ)だけ離間した固定レッヘン22の凹部に受渡す動作を繰返すよう構成される。このように、冷却床20では、鋼片Aを固定レッヘン22および可動レッヘン24に交互に支持させて、所定の間隔(実施例では、先の凹部から下流側2つ目の凹部に受渡される)ずつ搬送方向下流側に向けて横送りするようになっている。
実施例の位置調節手段26は、冷却床20の下流側に設けられ、鋼材Aの搬送方向に離間して並設した2条のローラ列26A,26Bから構成され、説明の便宜上、下流側のローラ列を第1ローラ列26Aと云い、上流側のローラ列を第2ローラ列26Bと云う(図1および図2参照)。両ローラ列26A,26Bは、同一構成であって、夫々独立して動作して、ローラ列26A,26B毎に鋼材Aを位置調節可能となっている。各ローラ列26A,26Bは、各固定レッヘン22の延在位置に夫々対応して、前後方向に沿って同一直線上に配置した複数の可動ローラ28からなり、この可動ローラ28の一部または全部を制御手段Cの制御下に回転駆動して、可動ローラ28に載置した鋼材Aを前後方向に移動するようになっている。ここで、位置調節手段26は、基本的に鋼材Aを前後方向前側に移動して、前端の位置を合わせるよう構成され、後述する減速開始センサ(第1のセンサ)Saの鋼材Aの検出により回転駆動速度の減速を開始し、当該減速開始センサSaと対になった後述する停止センサ(第2のセンサ)Sbによる鋼材Aの検出により、直ちにまたは所定時間遅延させて停止する停止動作を行なうように制御手段Cで制御される。
図2に示すように、各可動ローラ28は、その外形が2つの截頭円錐の頭部を突合わせた鼓形であって、側面視において上方に臨んで開放した凹部の形状が、固定レッヘン22の凹凸形状と同一に形成されると共に、固定レッヘン22の延在方向における凹凸パターンと同一のパターンで凹凸が設けられている。すなわち、各ローラ列26A,26Bは、固定レッヘン22の一部を構成し、可動レッヘン24の上下により鋼材Aを可動レッヘン24から受取り、または可動レッヘン24に受渡すようになっている。なお、実施例のローラ列26A,26Bでは、全ての可動ローラ28が回転駆動するものではなく、駆動手段に連動した可動ローラ28と自由回転可能な可動ローラ28とが、固定レッヘン22に対応して前後方向に交互に配置されている。
前記位置検出手段30は、位置調節手段26の各ローラ列26A,26Bに対応して夫々設けられ、対応のローラ列26A,26Bに載置した鋼材Aにおける前後方向の位置を検出し、この検出結果は制御手段Cに入力されるようになっている。ここで、第1ローラ列26Aに対応する位置検出手段を第1位置検出手段30Aと云い、第2ローラ列26Bに対応する位置検出手段を第2位置検出手段30Bと云い、特に区別しない場合は、単に位置検出手段30と云う。位置検出手段30は、前後方向に所定間隔離間して設けた複数(実施例では8対)のセンサ対(検出部)S1〜S8を備え、実施例では、冷却床20における前後方向の前側領域に位置検出手段30が偏倚して配置されている。なお、センサ対Sは、前後方向後側に位置するものから前後方向前側に向かうにつれて昇順に、第1センサ対S1,第2センサ対S2…第nセンサ対Snとして区別する。各センサ対S1〜S8は、減速開始センサSaと停止センサSbとを備える同一の構成であって、減速開始センサSaおよび停止センサSbとしては、鋼材Aの有無を検出し得るものであれば、光学式、機械式、磁気または画像等その他の検出手段を採用でき、実施例では光学式センサが用いられている。すなわち、複数のセンサ対Sの中で、可動レッヘン24からの受渡しにより鋼材Aが相対したり、または位置調節手段26の駆動により鋼材Aが相対した減速開始センサSaまたは停止センサSbは、当該鋼材Aの存在により検出状態に移行し、この検出結果に基づいて制御手段Cにより、対応のローラ列26A,26Bを駆動、減速または停止制御するよう構成される。各センサ対Sにおいては、減速開始センサSaが前後方向の後側で、停止センサSが前後方向の前側に配置され、位置調節手段26により基本的に前後方向前側に送られる鋼材Aを、センサ対Sにおいて減速開始センサSaが先に検出するようになっている。
前記制御手段Cは、冷却床20における冷却工程に先立ち、圧延材をn本の鋼材Aに切断分割した鋼材グループGの分割情報を有し、この分割情報に基づいて、可動レッヘン24からの受渡しにより新たに到来した鋼材Aが、鋼材グループGの中で異常な前端部分を含む第1鋼材A1であるか否かを判定するように設定される。また、位置検出手段30が検出している鋼材Aが第1鋼材A1であると云う判定下で、複数のセンサ対Sの中で、鋼材Aを検出している減速開始センサSaのうち、前後方向の一番前側に位置している減速開始センサSaに、前後方向前側に隣り合うセンサ対Sを基準として(以下、特に区別する際には基準センサ対と云う)、鋼材グループGに属する鋼材Aの位置合わせが行なわれる。すなわち、図5に示す如く、第1鋼材A1を検出している減速開始センサSaのうち前後方向一番前側の減速開始センサSaが第2センサ対S2のものである場合、前後方向前側に隣り合う第3センサ対S3が基準となる。但し、複数のセンサ対Sの中で、何れの減速開始センサSaも鋼材Aを検出していない場合は、第1センサ対S1を基準センサ対として設定する。なお、隣り合うセンサ対S,Sの間隔は、ローラテーブル10における制動リフタ14による鋼材Aの停止誤差を鑑みて設定され、第1鋼材A1の位置によって設定した基準センサ対の減速開始センサSaから他の鋼材A2〜A5が前後方向前側に位置しないように、制動リフタ14による他の鋼材A2〜A5の停止位置が設定される。
前記ローラ列26A,26Bは、回転駆動して鋼材Aを前後方向前側へ移動し、対応の基準センサ対における減速開始センサSaが鋼材Aを検出したことを条件として、停止に備えてその移動速度を減速するように構成されている。また、ローラ列26A,26Bは、減速しつつ鋼材Aを前後方向前側へ移動し、対応の基準センサ対における停止センサSbが鋼材Aを検出したことを条件として、所定の停止動作を行なうように設定されている。ローラ列26A,26B上の鋼材Aが第1鋼材A1であれば、基準センサ対の停止センサSbが、第1鋼材A1を検出したことを条件として、所定時間遅延させて位置調節手段26を停止するようになっている。すなわち、第1鋼材A1は、基準センサ対の停止センサSbに相対する位置より前後方向前側に変位した第1位置P1に、その前端が位置するように停止される(図1参照)。これに対し、異常な前端を含まない他の鋼材A2〜A5であれば、基準センサ対の停止センサSbが、他の鋼材A2〜A5を検出したことを条件として、位置調節手段26を直ちに停止するよう設定されている。このとき、第1鋼材A1以外の他の鋼材A2〜A5は、基準センサ対の停止センサSbに略相対する第2位置P2に、その前端を揃えるように停止される。ここで、第1位置P1と第2位置P2との間隔は、第1鋼材A1の除去すべき異常な前端部分の寸法等を鑑みて、他の鋼材A2〜A5の前端より第1鋼材A1の前端が、後の切断工程で切断除去する分だけ前後方向前側に突出するように設定される。なお、遅延時間は、位置調節手段26による鋼材Aの移動速度と、基準センサ対の停止センサSbから前後方向前側に突出させる寸法との関係から設定される。
前記鋼材Aにおける前端の位置合わせは、鋼材グループG毎に実施され、第1鋼材Aが位置調節手段26に到来する度に、基準センサ対が更新されて、新たな基準に基づいて鋼材グループGに属する鋼材Aの前端の位置合わせが行なわれる。なお、位置調節手段26における鋼材Aの位置合わせは、所要のタイミングで上下動する可動レッヘン24が下降して位置調節手段26に鋼材Aを受渡してから、可動レッヘン24が次に上昇して鋼材Aを受取るまでの間に実施される。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る鋼材の位置合わせ方法の作用について、図5および図6のフロー図を参照して説明する。なお、各鋼材グループGが5本の鋼材A1〜A5で構成される場合において、両ローラ列26A,26Bでは同時に独立して鋼材Aが夫々位置合わせされるものの、各ローラ列26A,26Bの位置調節は同様なステップで行なわれるので、第1ローラ列26Aによる鋼材Aの位置合わせについてのみ説明する。
前記ローラテーブル10のローラ12上に載置されて所要の速度で上流側から搬送されてくる鋼材Aの後端の通過を位置センサ(図示せず)が検知すると、所要のタイミングで制動リフタ14が待機位置から制動位置まで上昇される(図2参照)。これにより、鋼材Aはローラ12の載置面から制動リフタ14に所要の速度を有したまま乗り移り、制動リフタ14との摩擦力によって鋼材Aは、制動距離だけ移動して停止する。鋼材Aが停止した後、制動リフタ14が移載位置まで更に上昇し、該制動リフタ14上の鋼材Aが案内部16の上面に移り、案内部16の上面を転動して冷却床20に移載される。そして、冷却床20では、可動レッヘン24の上下動に伴って、固定レッヘン22上の鋼材Aが順次下流側に横送りされ、この過程で鋼材Aの矯正がなされると共に冷却される(図1参照)。
前記鋼材Aが第1ローラ列26Aに載置されると(図5(a)参照)、当該鋼材Aが鋼材グループGにおける第1鋼材A1であるか否かの判定がなされる(ステップS1)。位置調節手段26には、冷却工程に先立つ切断工程の分割数毎に、異なる鋼材グループGの鋼材Aが搬送されてくるので、制御手段Cにおいて、分割情報に基づき、除去すべき異常な前端を含む第1鋼材A1が抽出される。例えば、圧延材を5分割に切断して5本の鋼材Aとする設定の場合、先の鋼材グループGの第1鋼材A1が到来してから5本目に到来した鋼材Aは、分割情報との対比により次の鋼材グループGの第1鋼材A1であると判定することができる。
前記第1ローラ列26Aに載置された鋼材Aが第1鋼材A1である場合は、当該ローラ列26Aに対応する第1位置検出手段30Aによる第1鋼材A1の位置検出に基づき、基準センサ対を求める(ステップS2)。図5(a)に示すように、8対のセンサ対S1〜S8の中で、第1鋼材A1を検出している減速開始センサSbのうち、前後方向の一番前側に位置しているものが、第2センサ対S2の減速開始センサSbであるから、当該センサ対S2に前後方向前側に隣り合う第3センサ対S3が基準センサ対となる。第1ローラ列26Aの可動ローラ28が駆動されることで(ステップS3)、第1鋼材A1が前後方向前側に送られ、第3センサ対(基準センサ対)S3の減速開始センサSaが第1鋼材A1を検出するまで(ステップS4)、可動ローラ28の駆動を継続する。第3センサ対(基準センサ対)S3の減速開始センサSaが第1鋼材A1を検出すると(ステップS4)、可動ローラ28の回転駆動速度が減じられ、第1鋼材A1の移動速度が、停止に備えて減速される(ステップS5)。
次に、第3センサ対(基準センサ対)S3の停止センサSbが第1鋼材A1を検出すると(ステップS6)、制御手段Cの遅延手段に設定した所定の遅延時間だけ遅延させて、可動ローラ28の駆動を停止することで、当該停止センサSbに相対する位置を前後方向前側に越えて、第1鋼材A1の前端が第1位置P1で停止される(ステップS7)。そして、可動レッヘン24の上昇に伴って、前後方向の位置合わせされた第1鋼材A1が、第1ローラ列26Aから当該可動レッヘン24に受渡されて、可動レッヘン24が下降することで、第1鋼材A1が可動レッヘン24から搬送方向下流側の固定レッヘン22に受渡されると共に、第1ローラ列26Aに次の鋼材Aが受渡される。なお、第2〜第5鋼材A2〜A5における第1ローラ列26Aから可動レッヘン24への受渡し、可動レッヘン24からの次の鋼材Aの受入れについては、第1鋼材A1と同様である。
前述したステップS1において、第1鋼材A1以外の第2〜第5鋼材A5と判定された場合は、先に同一鋼材グループGの第1鋼材A1により設定された基準センサ対に基づいて、その前端の位置合わせが実施される(図5(b)参照)。例えば、第3鋼材A3であると判定されれば、第1ローラ列26Aの可動ローラ28が駆動されることで(ステップS8)、第3鋼材A3が前後方向前側に送られ、第3センサ対(基準センサ対)S3の減速開始センサSaが第3鋼材A3を検出すると(ステップS9)、可動ローラ28の回転速度が減じられ、第3鋼材A3の移動速度が、停止に備えて減速される(ステップS10)。そして、第3センサ対(基準センサ対)S3の停止センサSbが第3鋼材A3を検出すると(ステップS11)、直ちに可動ローラ28の駆動を停止することで、第3鋼材A3の前端が第2位置P2で停止される(ステップS12)。第2,第4,第5鋼材A2,A4,A5についても、第3鋼材A3と同様にステップS8〜S12が行なわれ、第2〜第5鋼材S2〜S5は、前端を同一の第2位置P2に揃えて位置合わせされる(図5(c)参照)。なお、実施例では、冷却床20において鋼材Aが2ピッチずつ搬送される構成であるから、第1ローラ列26Aにおける第1鋼材A1の前端位置合わせと同時に、第2ローラ列26Bにおいて第2鋼材A2の前端位置合わせが行なわれる。
一方、第1ローラ列26Aに載置されたにもかかわらず第1鋼材A1を、何れのセンサ対Sにおける減速開始センサSaが検出していない場合は(ステップS2)、第1鋼材A1が前後方向前側領域に配設したセンサ対Sから外れた前後方向後側に存在していると判断し、第1センサ対S1の減速開始センサSaが基準センサ対となる。なお、後のステップは、前述したS5〜S7と同様である(ステップS13,S14)。
前記位置調節手段26において、鋼材グループGの中で第1鋼材A1だけが、他の鋼材A2〜A5より前後方向前側に突出した状態で位置合わせされ、1つまたは所定数の鋼材グループG毎に纏めた状態で、ランアウトテーブル18に送り出される。そして、切断工程において、第1鋼材A1の異常な前端部分が切断除去される。
このような、鋼材Aの位置合わせ方法によれば、ローラテーブル10における制動リフタ14の停止誤差による鋼材Aの前後方向の位置ずれに対応して、簡単に異常な前端部分を含む第1鋼材A1のみを他の鋼材A2〜A5より突出した第1位置P1に位置合わせし得ると共に、他の鋼材A2〜A5を第2位置P2に揃えることができる。位置検出手段30による鋼材Aの位置検出結果に基づいて、位置調節手段26により鋼材Aを移動して位置を合わせるから、生産効率を低下させる各鋼材Aの前端をストッパに複数回衝突させて前端を揃える作業は必要がない。また、位置合わせ作業は、位置検出手段30による鋼材Aの検出結果と分割情報とから自動的に実施されるので、作業員に作業負荷をかけることはない。
異常な前端部分を含む第1鋼材A1のみを、他の鋼材A2〜A5より前後方向前側に突出した第1位置P1に合わせると共に、他の鋼材A2〜A5の前端を第2位置P2で揃えてあるから、第1鋼材A1の前端から所定位置(例えば第2位置P2)で切断することで、他の鋼材A2〜A5の正常な部分を切断することなく、第1鋼材A1の異常な前端部分のみを除去することができる。すなわち、鋼材Aにおける異常な前端部分の除去に伴う歩留りの悪化を回避し得る。
前記各ローラ列26A,26Bは、対応の基準センサ対における減速開始センサSaが鋼材Aを検出することで、鋼材Aの移動速度を減速するから、停止センサSbによる鋼材Aの検出によりローラ列26A,26bを停止動作しても、鋼材Aが可動ローラ28上を滑ること等による停止位置の誤差を軽減し得る。また、鋼材Aの移動速度を上げても、減速開始センサSaにより一旦移動速度を減じた後に、可動ローラ28を停止するから、停止位置のずれを軽減し得る。すなわち、位置調節手段26における鋼材Aの位置調節作業を迅速に行なうことができ、効率を向上し得る。
前記位置調節手段26は、独立駆動可能な2条のローラ列26A,26Bから構成してあるから、2本の鋼材Aを並行して位置合わせすることが可能であり、位置合わせ作業の効率を向上し得る。
(変更例)
本願は前述した実施例の構成に限定されるものでなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1)実施例では、鋼材グループのうち圧延材の最前端を含む第1鋼材のみを他の鋼材より突出した第1位置に位置合わせすると共に、他の鋼材を第2位置に揃えたが、各鋼材を任意の位置で夫々合わせてもよい。すなわち、位置検出手段による鋼材の検出に基づき、各鋼材を予め適宜設定した位置で夫々停止するように位置調節手段を制御することで、各鋼材の前端を冷却床において任意の位置に合わせることができる。例えば、第1鋼材および第2鋼材の前端を同じ位置で揃えると共に、第3〜第5鋼材の前端を別の同じ位置で揃えたり、各鋼材を別々の位置に合わせることもできる。
(2)実施例では、レッヘン式の冷却床を例に挙げたが、スキューローラ式やチェーントランスファ式やロープトランスファ式の冷却床、またはレッヘン式とスキューローラ式等の他の方式を組合わせた冷却床であってもよい。
(3)実施例では、位置調節手段を2条のローラ列で構成したが、1条または3条以上であってもよい。
(4)実施例では、位置検出手段を複数の検出部(センサ対)から構成したが、単一の検出部のみで鋼材の位置検出を行なう構成も採用し得る。また検出部は、1つのセンサから構成してもよい。
(5)実施例では、鋼材の前端を位置合わせするものであるが、鋼材における前後端(先端)の一方を位置合わせする場合についても採用し得る。例えば、鋼材の後端を位置合わせする場合は、鋼材を前後方向後側へ移動可能な位置調節手段に鋼材を順次載置し、位置調節手段に、鋼材グループのうち圧延材の最後端を含まない鋼材が載置された場合は、位置調節手段により当該鋼材を後側に移動し、位置検出手段による第1鋼材の検出に基づき、第鋼材の後端を所定位置に合わせて停止する。また、位置調節手段に、鋼材グループのうち圧延材の最後端を含む鋼材が載置された場合は、位置調節手段により当該鋼材を後側に移動し、位置検出手段による鋼材の検出に基づき、先に所定位置に合わせた鋼材の後端位置より前後方向後側へ変位した位置に合わせて停止する。すなわち、圧延材の最後端を含む鋼材のみを他の鋼材より前後方向後側に突出した位置に位置合わせし得ると共に、他の鋼材の後端を揃えることができる。
(6)実施例の冷却床における位置合わせ制御において、冷却床における冷却工程に先立って行なわれる切断工程の圧延材の分割情報を共有するが、切断工程における圧延材の切断長制御とも連係させてもよい。圧延材の切断工程において、除去すべき最前端を含む第1鋼材について、当該鋼材の位置合わせ後に除去する鋼材前端の寸法を見込んだ長さとなるように切断すると共に、他の鋼材を第1鋼材の前端除去後の長さと同じ長さで切断するように設定する。そして、冷却床において、第1鋼材の前端を除去する前端寸法だけ他の鋼材から前側に突出した第1位置に合わせ、第1鋼材における他の鋼材からの突出部分を切断することで、全ての鋼材の長さを合わせることができる。このため、後の切断工程において、各鋼材の長さを合わせるために第1鋼材以外の他の鋼材を切断する手間を省くことができ、効率を向上し得る。
本発明の好適な実施例に係る鋼材の位置合わせ方法に用いる冷却床の要部を示す平面図である。 実施例の冷却床を示す側面図である。 実施例の冷却床の全体を示す平面図である。 実施例の冷却床の制御ブロック図である。 実施例の鋼材の位置合わせ方法において、位置合わせのステップを示す説明図である。 実施例の鋼材の位置合わせ方法におけるフロー図である。
符号の説明
20 冷却床
24 可動レッヘン(搬送手段)
26 位置調節手段
30 位置検出手段
A1 第1鋼材(一の鋼材)
A2 第2鋼材(他の鋼材)
A3 第3鋼材(他の鋼材)
A4 第4鋼材(他の鋼材)
A5 第5鋼材(他の鋼材)
P1 第1位置
P2 第2位置
S1〜S8 第1〜第8センサ対(検出部)
Sa 減速開始センサ(第1のセンサ)
Sb 停止センサ(第2のセンサ)

Claims (4)

  1. 鋼材(A)を、その長手に交差する横方向へ搬送手段(24)により並列状態で搬送する冷却床(20)において、各鋼材(A)の前端または後端を、該鋼材(A)の長手に沿う前後方向における任意の位置で合わせる方法であって、
    前記冷却床(20)に設けられて、前記鋼材(A)を前後方向へ移動可能な位置調節手段(26)に、前記搬送手段(24)により鋼材(A)を順次載置し、
    前記位置調節手段(26)により前記鋼材(A)を前側または後側に移動し、位置検出手段(30)による鋼材(A)の検出に基づき、当該鋼材(A)の前端または後端を任意の位置に合わせて停止するようにした
    ことを特徴とする鋼材の位置合わせ方法。
  2. 一つの鋼片から圧延工程を経て形成された長尺な圧延材を、所要長さで複数に切断して得られた一群の鋼材(A)を、前記冷却床(20)に順次受入れ、
    前記位置調節手段(26)に、一群の鋼材(A)のうち前記圧延材の最前端を含む一の鋼材(A1)が載置された場合は、該位置調節手段(26)により該一の鋼材(A1)を前側に移動するのに伴う位置検出手段(30)による一の鋼材(A1)の検出に基づき、一の鋼材(A1)の前端を第1位置(P1)に合わせて停止し、
    前記位置調節手段(26)に、一群の鋼材(A)のうち前記一の鋼材(A1)を除く他の鋼材(A2〜A5)が載置された場合は、該位置調節手段(26)により該他の鋼材(A2〜A5)を前側に移動するのに伴う位置検出手段(30)による他の鋼材(A2〜A5)の検出に基づき、前記第1位置(P1)より前後方向後側へ変位する第2位置(P2)に合わせて停止するようにした請求項1記載の鋼材の位置合わせ方法。
  3. 前記位置検出手段(30)として、前記冷却床(20)における前後方向に所定間隔離間して複数の検出部(S1〜S8)が設けられ、
    複数の検出部(S1〜S8)の中で、前記一の鋼材(A1)を検出している検出部(S1〜S8)のうち前後方向における一番前側のものに前後方向前側に隣り合う検出部(S1〜S8)または全ての検出部(S1〜S8)が一の鋼材(A1)を非検出であれば、前後方向における一番後側に位置する検出部(S1)を基準とし、
    基準となる検出部(S1〜S8)が、前記一の鋼材(A1)を検出したことを条件として、所定時間遅延させて前記位置調節手段(26)を停止することで、一の鋼材(A1)の前端を第1位置(P1)で停止し、
    基準となる検出部(S1〜S8)が、前記他の鋼材(A2,A3,A4,A5)を検出したことを条件として、前記位置調節手段(26)を停止することで、他の鋼材(A2,A3,A4,A5)を第2位置(P2)で停止するようにした請求項2記載の鋼材の位置合わせ方法。
  4. 前記各検出部(S1〜S8)は、第1のセンサ(Sa)と、この第1のセンサ(Sa)の前後方向前側に設けた第2のセンサ(Sb)とを備え、
    前記第1のセンサ(Sa)による一の鋼材(A1)の検出によって前記基準となる検出部(S1〜S8)を設定し、
    前記基準となる検出部(S1〜S8)の第1のセンサ(Sa)による鋼材(A1〜A5)の検出により、前記位置調節手段(26)による鋼材(A)の移動速度を減速し、
    前記基準となる検出部(S1〜S8)の第2のセンサ(Sb)による鋼材(A1〜A5)の検出により、各鋼材(A)の前端を前記第1位置(P1)または第2位置(P2)で停止するように、前記位置調節手段(26)を制御する請求項3記載の鋼材の位置合わせ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101140926B1 (ko) * 2009-03-19 2012-05-03 현대제철 주식회사 냉각상 적재수단의 제어장치 및 그 방법
JP2013255926A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Daido Steel Co Ltd 搬送装置
CN104942030A (zh) * 2015-05-20 2015-09-30 山东钢铁股份有限公司 棒材冷床用对齐辊

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