JP2007330200A - ペット用自動体重計測システム - Google Patents
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Abstract
【課題】手間がかからずしかも正確にペットの体重を測ることにある。
【解決手段】ペット用の居場所の下に設置されて、その居場所にペットが乗っている状態と乗っていない状態とのその居場所の重量を計測する重量計測手段1と、前記重量計測手段が出力する居場所重量データの変化の程度に基づき前記ペットについての重量を算出して表示出力する重量算出手段2とを具えてなる、ペット用自動体重計測システムである。
【選択図】図1
【解決手段】ペット用の居場所の下に設置されて、その居場所にペットが乗っている状態と乗っていない状態とのその居場所の重量を計測する重量計測手段1と、前記重量計測手段が出力する居場所重量データの変化の程度に基づき前記ペットについての重量を算出して表示出力する重量算出手段2とを具えてなる、ペット用自動体重計測システムである。
【選択図】図1
Description
この発明は、犬や猫等のペット用の自動体重計測システムに関するものである。
犬や猫等のペットの体重を計測する際、従来は、飼い主等の人が体重計にペットを乗せてその体重計の目盛を読み取っているのが通常である。
しかしながらこのようにすると、ペットが動いてしまって体重が正確に測れないという問題や、人がいちいち体重計にペットを乗せるので手間がかかるという問題があった。
さらに、ペットの健康管理のために、排泄の回数や排泄物の量を確認できるようにしたいという要請もあった。
この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、この発明のペット用自動体重計測システムは、ペット用の居場所の下に設置されて、その居場所にペットが乗っている状態と乗っていない状態とのその居場所の重量を計測する重量計測手段と、前記重量計測手段が出力する居場所重量データの変化の程度に基づき前記ペットについての重量を算出して表示出力する重量算出手段と、を具えてなるものである。
かかるこの発明のペット用自動体重計測システムにあっては、ペット用のトイレや寝場所等の居場所の下に設置された重量計測手段が、その居場所にペットが乗っている状態と乗っていない状態とのその居場所の重量を計測し、重量算出手段が、前記重量計測手段が出力する居場所重量データの、ペットが乗っている状態と乗っていない状態との間の変化の程度に基づきペットについてに重量すなわち体重等を算出して表示出力する。
従って、この発明のペット用自動体重計測システムによれば、ペット用のトイレや寝場所等の、ペットの居場所の、ペットが乗っている状態と乗っていない状態との間の重量差に基づきペットの体重を自動的に計測するので、人がいちいち体重計にペットを乗せる必要がないため手間がかからず、しかもペットの居場所ではペットの状態も安定することから、体重を正確に測ることができる。
さらに、前記ペット用の居場所をトイレとした場合には、ペットが乗る前の居場所の重量と排泄が済んでペットが降りた後の居場所の重量との差からそのペットの排泄物の重量を自動的に計測することができ、またペットが乗る前と降りた後の居場所の重量変化があった回数からそのペットの排泄回数を自動的に計測することができるので、排泄面からのペットの健康管理にも役立てることができる。
なお、この発明のペット用自動体重計測システムにおいては、前記重量計測手段は、前記居場所を下から支持する梁部材と、前記梁部材の曲げ歪を検出する歪ゲージと、前記歪ゲージの出力データに基づき前記居場所の重量を演算して出力する重量演算手段と、を具えていても良く、このようにすれば、ペット用の居場所と床面との間には実質上、梁を居場所の重量で僅かに曲がれるように配置するだけで良いので、重量計測手段を薄型に構成し得て、床面からの居場所の高さを小猫等の小さなペットでも容易に居場所に出入りできるように充分に低くすることができる。
さらに、この発明のペット用自動体重計測システムにおいては、前記重量計測手段は、ペットに付けられたRFタグに記録されたペット識別情報を無線で読み取って前記重量算出手段に出力するRFタグ読み取り手段を具え、前記重量算出手段は、そのペット識別情報により識別したペットの名称とともに前記ペットについての重量を表示出力するものとしても良く、このようにすれば、前記居場所を複数匹のペットが交代で使用するような場合でも、ペット毎の計測結果を容易に識別することができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明のペット用自動体重計測システムの一実施例の構成を示す説明図、図2(a),(b)および(c)は、その実施例のペット用自動体重計測システムを構成する体重計の一部を天板を除き示す一部切り欠き拡大斜視図、その体重計の計測梁を示す透視図およびその計測梁を示す体重計の縦断面図、図3は、上記体重計の電気系統を示すブロック線図、そして図4は上記体重計とともに上記実施例のペット用自動体重計測システムを構成する管理装置を示す説明図である。
この実施例のペット用自動体重計測システムは、図1に示すように、重量計測手段としての体重計1と、重量算出手段としての管理装置2とを具え、ここにおける体重計1は、体重計本体3と制御部4とを有しており、ここで、体重計本体3は、図2に示すように、ペットの居場所としての図示しないトイレ用砂場を上に設けられた天板5と、その天板5を支持するように角パイプ6で構成された天板支持フレーム7と、その天板支持フレーム7の長辺をなす両側部の角パイプ6内に遊挿されてそれらの角パイプ6の中央部をそれぞれ中央部で支持する二本の角棒状の計測梁8と、それらの計測梁8の長手方向両端部に設けられて上記角パイプ6の下面の穴から下方に突出する支持脚9と、二本の計測梁8の各々の中央部と長手方向両端部との間の中間部にそれぞれ配置されて計測梁8の上下面に貼着され、両端支持梁としての計測梁8の中央部の下方への撓み量に応じて伸縮して抵抗値を変化させる重量センサーとしての合計8枚の歪ゲージ10とを有している。
また、制御部4は、図3に示すように、二本の計測梁8の各中間部の上下面に貼着された二枚の歪ゲージ10と組み合わせて四組のブリッジ11を構成するための抵抗12と、それらのブリッジ11に基準電圧を供給するブリッジドライバー13と、それらのブリッジ11の出力信号をそれぞれ増幅する四台のアンプ14と、それらのアンプ14の出力信号をアナログデータからデジタルデータに変換するアナログ・デジタル(A/D)コンバーター15と、そのA/Dコンバータ15が出力する四組のブリッジ11の出力信号を所定時間(例えば1分)毎に入力し、四組のブリッジ11の出力値を合計して、その合計値と事前に所定重量の錘を用いたキャリブレーションで求めた基準値とを比較することにより、天板5に加わっている重量を求める中央処理ユニット(CPU)16と、天板5上に乗ったペットPの例えば首輪等に付けられた通常のRFタグTに対しアンテナ17aにより無線で交信してそのRFタグTに記録された当該ペットPの名前等に対応する識別情報(番号等)を読み出すRFタグリーダー17と、CPU16が例えば所定時間毎に求めた重量データをその重量データの計測時にRFタグリーダー17が読み取ったペットPの識別情報とともに記録するメモリー18と、メモリー18が記録した重量データとその重量データの計測時にRFタグリーダー17が読み取ったペットPの識別情報とを画面上に表示するディスプレイ19(図1では図示せず)と、メモリー18が記録した重量データとその重量データの計測時にRFタグリーダー17が読み取ったペットPの識別情報とを無線で送信する送信機(TX)20と、商用電源からの交流電圧を適当な電圧の直流に変換してCPU16等に供給する電源21とを有している。
一方、管理装置2は、TX18が送信するデータを受信する受信機(RX)22と、そのRX22が受信した重量データおよびその重量データの計測時のペットPの識別情報を逐次記録するメモリー23と、そのメモリー23が逐次記録した重量データおよびペットPの識別情報からペットPの識別情報毎に重量データの変化状態を監視して、前回の重量データより重量が最低体重以上増加した場合はペットPが天板5上のトイレ用砂場に乗り、前回の重量データより重量が最低体重以上減少した場合はペットPが天板5上のトイレ用砂場から降りたと判断し、後述の如くしてペットPの体重等を計算して求めるCPU24と、CPU24にペットPの名前や乗り降り判断のための上記最低体重等の設定条件を入力あるいは指定するためのキーボードやマウス等のインターフェース25と、CPU24がペットPの識別情報毎に求めたペットPの体重等のデータを画面上に表示するディスプレイ26と、商用電源からの交流電圧を適当な電圧の直流に変換してCPU24等に供給する電源27とを有しており、具体的には、RX22を除けば通常のパーソナルコンピュータ(PC)28で構成されている。
しかしてCPU24は、ペットPの識別情報毎に、上記の如くして天板5上のトイレ用砂場に対するペットPの乗り降りを検出し、天板5上のトイレ用砂場にペットPが乗っている時の計測重量から、天板5上のトイレ用砂場にペットPが乗っていない時の計測重量を引き算することでペットPの体重を求めるとともに、例えば天板5上のトイレ用砂場にペットPが乗ってから降りた直後の計測重量(排泄物がトイレに残っていると推測される)から、天板5上のトイレ用砂場にペットPが乗る直前の計測重量(排泄物は掃除されていてトイレにないと推測される)を引き算することでペットPの排泄物の重量を求め、それらの計測データを、例えばそのデータの計測時である、天板5上のトイレ用砂場にペットPが乗っている時の時刻とともにメモリー23に出力してそこに記録させ、さらに、ペットPの識別情報毎に、その排泄物の重量データの、所定期間、例えば一日の間での数を所定期間の排泄回数として求め、その排泄回数データをメモリー23に出力してそこに記録させ、さらにディスプレイ26に、それら体重および排泄物重量のデータを、ペットPの識別情報に対応するペットPの名前とともに表示させる。
従って、この実施例のペット用自動体重計測システムによれば、ペットP用のトイレ用砂場の、ペットPが乗っている状態と乗っていない状態との間の重量差に基づきペットPの体重を自動的に計測するので、人がいちいち体重計にペットPを乗せる必要がないため手間がかからず、しかもトイレ用砂場ではペットPの状態も安定することから、ペットPの体重を正確に測ることができる。
さらに、ペット用の居場所をトイレ用砂場としていることから、ペットPが乗る前の居場所の重量と排泄が済んでペットPが降りた後の居場所の重量との差からそのペットPの排泄物の重量を自動的に計測することができ、またペットPが乗る前と降りた後の居場所の重量変化があった回数からそのペットPの所定期間の排泄回数を自動的に計測することができるので、排泄面からのペットPの健康管理にも役立てることができる。
さらに、この実施例のペット用自動体重計測システムによれば、体重計1は、トイレ用砂場を載せた天板5を下から支持する計測梁8と、その計測梁8の曲げ歪を検出する歪ゲージ10とを有する体重計本体3と、その歪ゲージ10の出力データに基づきトイレ用砂場の重量を演算して出力する重量演算手段としてのCPU16とを具えていることから、トイレ用砂場を載せた天板5と床面との間には実質上、計測梁8をトイレ用砂場の重量で僅かに曲がれるように配置するだけで良いので、体重計本体3を薄型に構成し得て、床面からのトイレ用砂場の高さを小さなペットPでも容易にそこに出入りできるように充分に低くすることができる。
さらに、この実施例のペット用自動体重計測システムによれば、体重計1は、ペットPに付けられたRFタグTに記録されたペットPの識別情報を無線で読み取って管理装置2のPC28に出力するRFタグ読み取り手段としてのRFタグリーダー17を具えており、PC28は、そのペットPの識別情報により識別したペットの名前とともに前記ペットについての重量を表示出力するので、トイレ用砂場を複数匹のペットPが交代で使用するような場合でも、ペットP毎の計測結果を容易に識別することができる。
以上、図示例に基づき説明したが、この発明は上述の例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更でき、例えば、ペットの居場所は、トイレ用砂場でなく寝場所等としても良く、また重量センサーは、感圧シート等でも良い。そして体重計1と管理装置2とは、上記例では別体にして無線で接続したが一体に構成しても良く、その場合に管理装置2を体重計本体3とは分けて制御部4と一体に構成しても良い。
かくしてこの発明のペット用自動体重計測システムによれば、ペット用のトイレや寝場所等の、ペットの居場所の、ペットが乗っている状態と乗っていない状態との間の重量差に基づきペットの体重を自動的に計測するので、人がいちいち体重計にペットを乗せる必要がないため手間がかからず、しかもペットの居場所ではペットの状態も安定することから、体重を正確に測ることができる。
さらに、前記ペット用の居場所をトイレとした場合には、ペットが乗る前の居場所の重量と排泄が済んでペットが降りた後の居場所の重量との差からそのペットの排泄物の重量を自動的に計測することができ、またペットが乗る前と降りた後の居場所の重量変化があった回数からそのペットの排泄回数を自動的に計測することができるので、排泄面からのペットの健康管理にも役立てることができる。
1 体重計
2 管理装置
3 体重計本体
4 制御部
5 天板
6 角パイプ
7 天板支持フレーム
8 計測梁
9 支持脚
10 歪ゲージ
11 ブリッジ
12 抵抗
13 ブリッジドライバー
14 アンプ
15 アナログ・デジタル(A/D)コンバーター
16,24 中央処理ユニット(CPU)
17 RFタグリーダー
17a アンテナ
18,23 メモリー
19,26 ディスプレイ
20 送信機(TX)
21,27 電源
22 受信機(RX)
25 インターフェース
28 パーソナルコンピュータ(PC)
P ペット
2 管理装置
3 体重計本体
4 制御部
5 天板
6 角パイプ
7 天板支持フレーム
8 計測梁
9 支持脚
10 歪ゲージ
11 ブリッジ
12 抵抗
13 ブリッジドライバー
14 アンプ
15 アナログ・デジタル(A/D)コンバーター
16,24 中央処理ユニット(CPU)
17 RFタグリーダー
17a アンテナ
18,23 メモリー
19,26 ディスプレイ
20 送信機(TX)
21,27 電源
22 受信機(RX)
25 インターフェース
28 パーソナルコンピュータ(PC)
P ペット
Claims (3)
- ペット用の居場所の下に設置されて、その居場所にペットが乗っている状態と乗っていない状態とのその居場所の重量を計測する重量計測手段と、
前記重量計測手段が出力する居場所重量データの変化の程度に基づき前記ペットについての重量を算出して表示出力する重量算出手段と、
を具えてなる、ペット用自動体重計測システム。 - 前記重量計測手段は、
前記居場所を下から支持する梁部材と、
前記梁部材の曲げ歪を検出する歪ゲージと、
前記歪ゲージの出力データに基づき前記居場所の重量を演算して出力する重量演算手段と、
を具えることを特徴とする、請求項1記載のペット用自動体重計測システム。 - 前記重量計測手段は、ペットに付けられたRFタグに記録されたペット識別情報を無線で読み取って前記重量算出手段に出力するRFタグ読み取り手段を具え、
前記重量算出手段は、そのペット識別情報により識別したペットの名称とともに前記ペットについての重量を表示出力することを特徴とする、請求項1または2記載のペット用自動体重計測システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006167734A JP2007330200A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | ペット用自動体重計測システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006167734A JP2007330200A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | ペット用自動体重計測システム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007330200A true JP2007330200A (ja) | 2007-12-27 |
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---|---|---|---|
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---|---|
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-
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- 2006-06-16 JP JP2006167734A patent/JP2007330200A/ja not_active Withdrawn
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