JP2007328547A - Rfid情報比較表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の商品についての情報をRFタグから一斉に読み取って比較表示を行うことができなかった。
【解決手段】電子タグを付した対象を一対象単位で載置するスポットを複数有する載置スペースと、スポットに載置された対象に付されている電子タグを各々読取るためのアンテナと、電子タグから読取られたタグ情報と、その電子タグが付された対象が載置されたスポットを識別するスポットIDとを関連付けて保持する保持部と、を有する比較システムを提供する。タグ情報とスポットIDとを関連付けることにより、どのスポットに載置された商品についてのタグ情報であるかを把握することができ、各対象についての情報を比較表示することができる。さらに、スポットの相互位置関係に応じた対象についての表示を行うことも可能となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、商品などの対象に電子タグを付し、その電子タグから読み取った情報を利用してその対象についての比較を行う比較システムに関する。
現在、RFID(Radio Frequency Identification)を利用して商品の詳細な情報をディスプレイに表示することが行われている。RFIDは、ICチップを有するRFタグからリーダライターを通じて情報を読み出したり、あるいは、リーダライターを通じてRFタグに情報を書き込んだりして各種の情報のやりとりを行うものである。商品の販売時においては、販売員などは必ずしも商品の詳細な知識を身につけているわけではないため、RFIDを利用することで顧客への商品の情報提供を充実させることができる。
ところが、従来のRFIDを利用した商品情報の表示システムにおいては、図16に示すように単一の商品情報のみの表示が行われていた。図16は、アンテナを有するリーダライターが携帯電話に付されたRFタグの情報を読み取り、その携帯電話の仕様に関する情報をディスプレイに表示している様子を示す図である。図16で示す例においては、一の商品についての情報はその都度取得して表示することはできるものの、複数の商品の機能や仕様についての比較表示をすることができなかった。
なお、特許文献1には、かかる問題を解決するために、複数の商品の価格を比較表示することが可能な技術が開示されている。特許文献1に記載の発明は、単一のアンテナ部分を通じて過去にRFタグから読み取った情報を蓄積しておき、その蓄積した情報を利用して、購入目的の商品についての複数商品の比較表示を実行する、というものである。
特開2005−11291号公報
従来においては、複数の商品についての情報をRFタグから一斉に読み取って比較表示を行うことができなかった。特許文献1の発明では、比較表示自体は行っているが、単に過去に蓄積している情報を表示するに過ぎず、店頭などで購入者が複数の商品の機能や仕様などをその場で比較表示したい場合には、依然として単一の商品の情報のみしか表示することができなかった。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、複数の商品などの対象に付された電子タグを用いて、各対象の比較を行うことで利便性を向上させた比較システムを提供することを目的とする。
そこで、本発明においては、かかる課題を解決するために、電子タグを付した対象を一対象単位で載置するスポットを複数有する載置スペースと、スポットに載置された対象に付されている電子タグを各々読取るためのアンテナと、電子タグから読取られたタグ情報と、その電子タグが付された対象が載置されたスポットを識別するスポットIDとを関連付けて保持する保持部と、を有する比較システムを提供する。タグ情報とスポットIDとを関連付けることにより、どのスポットに載置された商品についてのタグ情報であるかを把握することができる。
また、前記保持されたタグ情報を含む情報である対象情報を、各タグ情報に関連付けられているスポットIDに基づいて算出される載置スペース中の各対象が載置されたスポット相互位置関係に応じて並べて表示する表示部を有してもよい。これにより、各対象についての情報を比較表示することができる。さらに、スポットの相互位置関係に応じた対象についての表示を行うことも可能となる。
また、表示部は、タグ情報を取得していないスポットIDに対応する位置に応じて表示すべき対象情報をNULLとして処理するNULL処理手段を有してもよい。これにより、電子タグが付された対象がスポットに載置されていない場合には、そのスポット部分についての表示を行わないで済む。
また、保持部に保持されたタグ情報を比較し、複数対象から一の対象を選択する選択部を有し、載置スペースは、各スポットごとに比較結果に基づいて選択された旨を示すインジケータを有してもよい。これにより、利用者は各対象を比較した結果、所望する対象を即座に確認することができる。
本発明は、電子タグを付した対象を一対象単位で載置するスポットに載置された電子タグから読取られたタグ情報と、スポットIDとを関連付けて保持することにより、各対象の比較表示を行うことが可能となる。これにより、同時に複数の商品などの対象についての仕様や機能の比較表示を行うことが可能となり、利便性を向上させることが可能となる。また、スポットIDを利用することで、対象を載置したスポットの位置に応じた比較表示を行うことも可能となる。
以下に、各発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、以下の実施形態と請求項の関係は次の通りである。実施形態1は、主に請求項1について説明する。実施形態2は、主に請求項2、5について説明する。実施形態3は、主に請求項3、6について説明する。実施形態4は、主に請求項4、7について説明する。
<<実施形態1>>
<実施形態1の概要>
実施形態1は、スポットに載置される対象に付されている電子タグを読み取り、対象を比較するシステムに関するものである。特に、後述する実施形態で説明する比較表示を行うための基幹的な技術に関する。
<実施形態1の構成>
図1は、本実施形態における構成の一例を示すブロック図である。図1に示す「比較システム」(100)は、「載置スペース」(101)と、「アンテナ」(102、103、104)と、「保持部」(108)と、を有する。
本件発明の構成要素である各部は、ハードウエア、ソフトウエア、ハードウエアとソフトウエアの両者、のいずれかによって構成される。例えば、これらを実現する一例として、コンピュータを利用する場合には、CPU、メモリ、バス、インタフェース、周辺装置などから構成されるハードウエアと、これらのハードウエア上にて実行可能なソフトウエアを挙げることができる。具体的には、メモリ上に展開されたプログラムを順次実行することで、メモリ上のデータや、インタフェースを介して入力されるデータの加工、蓄積、出力などにより各部の機能が実現される(本明細書の全体を通じて同様である)。
「載置スペース」(101)は、電子タグ105、106、107を付した対象を一対象単位で載置するスポットを複数有するものである。
「電子タグ」とは、ICチップを内蔵したタグのことである。電子タグは、一般的にRFタグ、非接触タグ、無線タグ、ICタグなどと呼ばれているRFIDで用いられているタグのことである。この電子タグは、情報の読み書きを行うリーダライターのアンテナと、電子タグ自身のアンテナとを近接させることで電磁誘導を発生させて起電力とし、情報のやりとりを行う。
「対象」とは、電子タグを付する対象物のことである。具体的には、商品、農作物、家畜、工場の製造ライン中の部品、製品などが挙げられる。このほか、例えば電子タグが電子マネーとして使用されている場合には、その電子タグが付されている「対象」としては、電子マネー機能を有する携帯電話、ICカードなども一例として挙げられる。「電子タグを付する」とは、電子タグを「対象」に内蔵させた場合であってもよいし、あるいは電子タグを「対象」に密着させた場合であってもよいし、あるいは、「対象」に電子タグをひもで結んでぶら下げておく、といったことも電子タグを付することに該当する。
「スポット」とは、電子タグを付した対象を一対象単位で載置する場所である。スポットは、具体的には、後述するアンテナの磁界が及び得る範囲の場所のことであり、これにより電子タグと無線通信を行うことが可能な場所のことである。「電子タグを付した対象を一対象単位で載置」とは、その電子タグとの情報のやりとりを行うことについて、載置された一の対象とのみ情報のやりとりを行うことを意味している。具体的には、スポットには電子タグの情報を読み取るための一のアンテナが配置されており、このアンテナと一の対象に付されている電子タグとが1対1で情報のやり取りを行うことが挙げられる。なお、ここでいう「載置」には、スポットの上下左右の空間内に対象を配置することも含まれる。
そして、載置スペース101は、このようなスポットを複数有しているものである。よって、複数のスポットに対象が一対象単位で載置されることになる。このスポットに載置さる対象が、後述する比較を行う際の対象となる。
アンテナ(102、103、104)は、スポットに載置された対象に付されている電子タグを各々読取るためのものである。図1の例では、各スポットにそれぞれアンテナ101、103,104が配置されている例を示している。このアンテナは、リーダライターに備えられているアンテナであり、電子タグとの無線通信を行うために用いられるものである。このアンテナは、スポットに載置される電子タグを各々読取るためのものである。電子タグを読取るとは、電子タグに含まれるICチップ等に格納されている情報を読み取ることを意味している。既に説明したように、スポットは載置スペースに複数有されているものである。よって、複数のスポットに載置された電子タグの情報をそのスポット毎に読み取ることになる。なお、図1の例においては、スポットに載置されている電子タグの情報を各々読み取るために、それぞれのスポット毎にアンテナを配置させた例を示しているが、これに限られることはない。例えば、比較システムは一のアンテナを有し、これが各スポットを都度移動して、各スポットに載置されている対象の電子タグを各々読み取ってもよい。なお、アンテナは、スポットに載置された対象に付されている電子タグに対して各々情報を書き込むために用いられてもよい。
「保持部」(108)は、電子タグから読取られたタグ情報と、その電子タグが付された対象が載置されたスポットを識別するスポットIDとを関連付けて保持する。保持部の具体例としては、ハードディスクやフラッシュメモリやRAMなどの各種記録媒体が挙げられる。この記録媒体は、アンテナからの情報を受けるリーダライターに備えられていてもよいし、あるいは、リーダライターからの情報を受けて、後の実施形態で説明する表示処理を行うためのコンピュータ装置に備えられていてもよい。
「タグ情報」とは、電子タグのICチップ等に格納されている情報のことである。タグ情報は、その電子タグの固有の識別情報であってもよいし、あるいは、その電子タグが付されている対象に関する情報そのものであってもよい。「スポットID」とは、スポットを識別するためのID情報のことである。スポットIDを取得する方法としては、各スポットにアンテナがそれぞれ配置されている場合には、そのアンテナを識別することで各スポットのIDを取得することができる。また、アンテナが各スポットを移動する場合には、その移動に応じた情報を利用してスポットIDを取得できる。あるいは、スポットにそのスポットのIDを示す他の電子タグを配置し、これを読取ることでスポットIDを取得してもよい。
図2は、タグ情報とスポットIDとが保持部に関連付けて保持されている例を示す図である。図2においては、タグ情報とスポットIDとが関連付けらてテーブルとして格納されている。本実施形態の比較システムにおいては、タグ情報を取得する際に、その電子タグが付された対象が載置されたスポットのスポットIDと関連付けて取得し、保持することになるため、どのスポットから取得したタグ情報であるかを管理、把握することができる。このため、後の実施形態で説明するような、各対象についての比較処理を行う場合に、取得したスポット位置に応じた表示を行うことができる。なお、保持部は、対象の比較を行うために一時的に用いられることが想定されるため、一例としてはRAMのように揮発性のメモリ内にて情報を保持する。
「比較システム」(100)は、以上の構成を備えているものであるが、例えば、上記構成を有する比較装置として実現することも可能である。
<実施形態1の具体的構成態様>
図3は、実施形態1における具体的な構成態様の一例を説明するための図である。図3で示す比較システムは、載置スペースとしての載置台301と、アンテナ302、303、304と、これらのアンテナを通じて電子タグ305、306、307の情報を読取るリーダライター309と、アンテナ切替装置308と、保持部としてのコンピュータ装置310と、からなる。図3で示すように、各スポットにはそれぞれアンテナが配置されており、スポットに載置された対象の電子タグのタグ情報をそれぞれ読取る。そして、これら複数のアンテナは一のリーダライターにアンテナ切替装置を介して接続する。アンテナ切替装置では、アクティブなアンテナはどのアンテナであるかについての情報を取得することができるため、スポットに載置されている電子タグのタグ情報を、そのスポットID(ここでは、アンテナの識別情報=スポットIDとする)を関連付けて取得することができる。すなわち、リーダライター308では、読取った電子タグのタグ情報と、その読取った際のアンテナの識別情報(スポットID)とを保持部であるコンピュータ装置に対して出力し、コンピュータ装置にて関連付けて保持する。なお、アンテナ切替装置308では、例えば時分割でアンテナを切替える処理が行われて、各アンテナに載置されている電子タグのタグ情報を次々と読取ることができる。このように時分割で情報を読取ることで、対象を入れ替えた場合であっても、瞬時に入れ替えた後の情報を取得することができる。また、図示していないが、スポットに載置された電子タグを読取るためのリーダライターを複数備え、コンピュータ装置においては、どのリーダライターから読取ったタグ情報であるかを判別して、タグ情報とスポットIDとを関連付けて保持してもよい。
図4は、実施形態1の他の構成例を示す図である。図3の例と異なり、一のアンテナ402を備えている例を示すものである。図4では、リーダライターと接続して電子タグのタグ情報を読取るアンテナは、アンテナ移動装置402によって、各スポットを次々に移動し、スポットに載置されている電子タグのタグ情報を次々に読取る。そして、リーダライター409では、アンテナ移動装置402での移動位置に関する情報をスポットIDとして取得して、保持部であるコンピュータ装置410に対して出力し、これを受けて、コンピュータ装置410では、タグ情報とスポットIDとを関連付けて保持することになる。
<実施形態1の効果>
実施形態1における比較システムは、電子タグから読取られたタグ情報と、その電子タグが付された対象が載置されたスポットのスポットIDとを関連付けて保持することにより、スポットに載置された電子タグの情報を読取る場合に、どのスポットに載置された対象に付された電子タグのタグ情報であるかを管理把握することが可能となる。このため、そのスポット位置に応じた比較処理を行うことができる。
<<実施形態2>>
<実施形態2の概要>
実施形態2は、実施形態1で説明したタグ情報とスポットID情報とを利用して、比較表示を行う比較システムに関するものである。本実施形態においては、各対象についての情報を比較表示することができるとともに、スポット位置に応じた比較表示をも実現することが可能となる。図5は、実施形態2における概要を説明するための図である。図5では、複数の携帯電話に付された電子タグのタグ情報を利用して、ディスプレイにて各携帯電話についての仕様・機能を比較表示する例を示している。図5では、載置スペース上に太字で示す複数のアンテナが配置されており、このアンテナで囲われている部分がスポットに相当する。各スポット内に電子タグが付された携帯電話が載置されると、各携帯電話についての仕様・機能をディスプレイに比較表示する。
<実施形態2の構成>
図6は、本実施形態における構成の一例を示すブロック図である。図6に示す「比較システム」(600)は、「載置スペース」(601)と、「アンテナ」(602、603、604)と、「保持部」(608)と、「表示部」(609)と、を有する。表示部609を除く各構成については実施形態1で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
「表示部」(609)は、前記保持されたタグ情報を含む情報である対象情報を、各タグ情報に関連付けられているスポットIDに基づいて算出される載置スペース中の各対象が載置されたスポット相互位置関係に応じて並べて表示する。表示部の具体例としては、液晶、有機EL(electro-luminescence)、プラズマ、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)などのディスプレイが挙げられる。またこれらのディスプレイに表示用の情報である表示情報を出力するための表示ドライバや、表示ドライバに出力する表示情報を生成するCPU、メモリなども表示部に含まれ得る。
表示部は、保持部に保持されているタグ情報を含む情報である対象情報を表示するものである。「対象情報」とは、タグ情報以外の情報が含まれ得る。まず、タグ情報が電子タグを識別するための情報である場合には、コンピュータ装置などに保持されているデータベースを、タグ情報をキーとして検索して、該当する対象に関する仕様・機能などの情報を取得する。そして、この取得した情報に所定の表示用の配列、フォントなどの情報を付加したものが対象情報となる。一方、タグ情報が、対象の仕様・機能などの情報である場合には、そのタグ情報に、前記表示用の配列、フォントなどの情報を付加したものが対象情報となる。いずれにせよ、対象情報は、その電子タグが付された対象に関する情報となる。
本実施形態においては、各タグ情報と、その電子タグを読取ったスポットのスポットIDとが関連付けて保持されているため、各対象が載置されたスポット相互位置関係に応じて並べて表示をすることが可能となる。さらに、先の実施形態1で説明したアンテナ切替等を行うことで、電子タグが付された対象についての情報を、読取ったその場で即座に比較表示を行うことができる。これは、特に、商品などを展示しているお店などにおいて、同種の商品の機能などをその場で比較表示したい場合に好適となる。
このほか、さらに商品などの情報をその場で比較する際の利便性を向上させるために、対象を載置したスポット位置に応じて、ディスプレイ上でのその対象の表示位置を変化させることができる。図7、図8を用いてかかる表示の一例を説明する。図7は、電子タグが付された対象が載置されているスポットの位置に応じて、その電子タグについての対象情報が表示される例を示している(表示画面部分の点線内は画面上に表示されない)。保持部や表示部の一部を構成するコンピュータ装置においては、表示を行うための情報である表示情報を生成し、この表示情報をディスプレイに表示させている。ここで、表示情報とは、図7で示すようなテーブルを表示するための情報が挙げられる。コンピュータ装置においては、CPUやRAMなどが協働して表示情報の生成処理が行われる。ここで、例えば所定のルールとして、比較対象に関する情報を表示するテーブルの左から1列目の部分には、スポットID「A」で示されるスポットであるスポットAからの情報を表示し、その次の列にはスポットBからの表示を表示するといったルールを保持している場合には、このルールに基づいて表示情報を生成することで、対象に付されたタグを読取ったスポット位置に応じた表示を行うことができる。なお、かかる表示を実現するために、コンピュータ装置は、スポットIDに基づいた載置スペース内の各スポットの相互位置関係についての情報を、外部装置から取得してもよいし、コンピュータ装置にて保持していてもよい。
図8は、図7のスポットBに載置した電子タグX02と、スポットCに載置した電子タグX05とを入れ替えた場合の比較表示画面の例を示す図である(表示画面部分の点線内は画面上に表示されない)。電子タグX05についての情報は、図7においては一番右位置のスポットに載置されていることに起因して、表示画面中でも一番右側の列に表示されているが、図8では、電子タグX05が真ん中のスポットに載置されることに起因して、表示画面中においても真ん中列に表示されるように並べ替えられる。これらの表示画面中の位置の変更については、各アンテナの情報を時分割に高速に読取ることにより、スポット位置を変更した場合であっても瞬時に表示画面中の位置を変更させることが可能となる。
<実施形態2の処理の流れ>
図9は、本実施形態における比較方法についての処理の流れの一例を示す図である。本実施形態における処理は、以下に示すステップよりなる。なお、以下に示す処理の流れは、計算機に実行させるためのプログラム、またはそのプログラムが記録された読み取り可能な記録媒体として実施され得る(以下、本明細書における処理の流れの記載についても同様である)。
比較システムにおいては、例えばリーダライターにて電子タグを読取った場合に、以下で示す処理を実行する。まず、タグ情報と、その電子タグが付された対象が載置されたスポットのスポットIDとを関連付けて取得する(S901)。次に、対象情報を、スポットIDに基づいて算出されるスポット相互の位置関係に応じて並べて表示する(S902)。
<実施形態2の効果>
本実施形態においては、各対象が載置された複数のスポット相互位置関係に応じて、対象に付された電子タグのタグ情報を含む対象情報を表示することにより、比較表示を行う場合の利便性を向上させることが可能となる。例えば、比較したい商品を、その並び順に比較表示することができるため、利用者が商品の仕様・機能を比較する場合に効率的に精査することができる。さらには、載置されている商品の並び順を入れ替えた場合にも、その入れ替えた並び順で表示されるため、より一層の利便性の向上が期待できる。
<<実施形態3>>
<実施形態3の概要>
実施形態3は、実施形態2で説明した比較システムと同様に、電子タグを読取ったスポット位置に応じた表示を行うものである。本実施形態では、電子タグを読み込んでいないスポットがある場合には、そのスポット部分についての表示枠を割愛し、読み込んだタグの数と、ディスプレイ上に表示する対象の数とを一致させる点に特徴を有する。
<実施形態3の構成>
図10は、本実施形態における構成の一例を示すブロック図である。図10に示す「比較システム」(1000)は、「載置スペース」(1001)と、「アンテナ」(1002、1003、1004)と、「保持部」(1008)と、「表示部」(1009)と、を有する。表示部1009は、「NULL処理手段」(1010)を有する。NULL処理手段1010を除く各構成については、実施形態2で説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。
NULL処理手段1010は、タグ情報を取得していないスポットIDに対応する位置に応じて表示すべき対象情報をNULLとして処理する。NULLとは、その対象情報がないことを示す処理情報の一例である。よって、対象情報をNULLとして処理をするとは、対象情報として表示する情報は何もないものとして処理をすることである。図11を用いて具体的に説明する。図11は、タグ情報を取得していないスポットIDに対応する位置に応じて表示すべき対象情報をNULLとして処理した例を示す図である(表示画面部分の点線内は画面上に表示されない)。図11では、真ん中の位置のスポットBに載置されている対象(電子タグX02)が、スポットBから取り除かれた場合の表示画面の例を示している。この場合に、本来スポットBに載置される対象についての対象情報を表示するべき位置に、スポットCに載置されている対象(電子タグX05)についての対象情報が表示される。このように、タグ情報を取得していないスポットIDに対応する位置に表示するべき対象情報はないものとしてその部分を割愛して表示することにより、視認性が高まり、利用者にとっての利便性がさらに向上する。
<実施形態3の処理の流れ>
図12は、実施形態3における処理の主要な流れの一例を示す図である。図12は、特に、表示ステップにおける処理を細分化したものである。図12(a)では、メイン関数の一部に相当する処理を示し、図12(b)では、メイン関数から呼ばれるサブ関数の一部に相当する処理を示す。まず、図12(a)で示すように、表示用の情報として表示情報を生成する(S1210)。表示情報生成ステップは、図12(b)で示す処理を実行する。S1211では、スポットで電子タグを検知したかを判断する。スポットで電子タグを検知した場合には、S1212へ進み、タグ情報に基づいて対象情報を取得する。そして、S1213に進み、表示情報に対象情報を追記する。そして、S1214で、表示情報の追記位置のメモリアドレスを変更する。一方で、S1211にて、スポットで電子タグを検知していない場合には、そのスポットについての情報を表示情報に追記しない。このような処理を行うことにより、タグ情報を取得していないスポットIDに対応する位置に応じて表示すべき対象情報をNULLとして処理することになる。以上の処理を全てのスポットを対象に実行する(S1220)。なお、図示していないが、これらの処理は、スポットIDに基づいて算出されるスポット相互位置関係に応じて表示すべき順番で、全てのスポットに対して実行される。
その後、全てのスポットについてS1210の処理を実行した後、S1230へ進み、生成した表示情報を表示する。
<実施形態3の効果>
実施形態3においては、タグ情報を取得していないスポットに関しては、その表示を割愛することができるため、真に比較を行いたい対象をそのスポットに応じて並べて表示することができるため、さらに利便性を向上させることができる。特に、多数のスポットを有している比較システムにおいては、使用していないスポット位置についての表示を割愛できるため、表示領域を実質的に拡張させることもできる。
<<実施形態4>>
<実施形態4の概要>
実施形態4は、実施形態1から3のいずれかで説明した比較システムに関するものであるが、さらに各スポットにインジケータを有することが特徴である。一例としては、各スポットにランプを設置する。そして、例えばユーザが最も値段が安い商品を知りたい旨を入力した場合に、比較結果に応じてその一番易い商品が載置されているスポットのランプが点灯する、というものである。これにより、実際に比較結果に該当する商品を利用者が即座に特定することができる。
<実施形態4の構成>
図13は、本実施形態における構成の一例を示すブロック図である。図13に示す「比較システム」(1300)は、「載置スペース」(1301)と、「アンテナ」(1302、1303、1304)と、「保持部」(1308)と、「表示部」(1309)と、「選択部」(1310)と、「インジケータ」(1311、1312、1313)と、を有する。選択部1310と、インジケータ1311、1312、1313と、を除く各構成については、実施形態2で説明したものと同様である。また、実施形態1、3を基本として、選択部とインジケータとを有する構成をとってもよい。
「選択部」(1310)は、保持部に保持されたタグ情報を比較し、複数対象から一の対象を選択する。選択部は、一例としてはコンピュータ装置の入力インタフェースや、CPU、メモリなどから構成される。選択部は、例えば比較表示を行った後に、ユーザから特定の条件などの入力がされると、保持されているタグ情報を比較して、特定の条件に合致した対象を選択する。なお、例えばタグ情報が、電子タグを識別する情報である場合には、タグ情報をキーとしてその対象に関する情報を取得し、この取得した情報を比較してもよい。
「インジケータ」(1311、1312、1313)は、載置スペースの各スポットごと配置され、比較結果に基づいて選択された旨を示すものである。インジケータは指標を意味するものであり、具体例としては、発光ランプ、スピーカー、ディスプレイ、芳香排出器などが挙げられる。インジケータの起動例としては、ランプを点灯させたり、スピーカーから音声を出力させたり、ディスプレイ表示をさせたり、芳香性の物質を出力させたりすることが挙げられる。このように、インジケータは、人の五感にて検知可能なものであればどのようなものであってもよい。
選択部は、スポットIDと関連付けて保持されているタグ情報を比較して一の対象を選択するため、関連付けられた情報を利用して、その選択したタグ情報を取得したスポットIDを特定することができる。よって、その選択したタグ情報を取得したスポットIDで示されるスポットに配置されているインジケータを起動することができ、比較結果に基づいて選択された旨を示すことが可能となる。
なお、インジケータは、対象そのものに含まれていてもよい。例えば、対象が携帯電話であり、この携帯電話を遠隔で操作可能な状態である場合において、ユーザが複数の携帯電話の中からもっとも解像度の高い携帯電話を選択した場合には、該当する携帯電話を遠隔で操作して、その携帯電話のディスプレイ表示を起動するとしてもよい。
<実施形態4の処理の流れ>
図14は、本実施形態における処理の流れの一例を示す図である。なお、S1402までの処理の流れは、実施形態2のところで説明したものと同様であるため、ここでの説明は省略する。S1403においては、保持されている電子タグのタグ情報を比較し、複数の対象から一の対象を選択する。その後、S1404においては、選択された対象が載置されているスポットのインジケータを起動する。
<実施形態4の効果>
本実施形態においては、タグ情報を比較し、複数の対象から一の対象を選択し、その選択された対象が載置されているインジケータを起動することで、利用者にとっては、どの商品が最適な商品であるかを即座に把握することができる。
<<利用例>>
図15は、本比較システムを店舗において用いた利用例の概要を示す図である。本比較システムを利用した店舗の例としては、スポットと、スポットを複数有する載置スペースと、アンテナと、コンピュータ装置と、ディスプレイと、ランプと、を有する配置例が挙げられる。これらは実施形態1から4のいずれかで説明したものと同様のものである。
図15に示すように、載置スペースは、商品の展示テーブルとなっており、この展示テーブル上にディスプレイが配置される。また、展示テーブル上にはスポットとしての商品載置トレイが3つ配置されている。この商品載置トレイには、展示テーブル下に配置されたリーダライターのアンテナが敷延される。また、商品載置トレイ近傍には、インジケータとしてのランプが各商品トレイ毎に配置される。なお、展示テーブルがショーケースとなっており、このショーケースから取り出した商品を商品載置トレイに配置することで、その場で商品の仕様・機能などを比較表示することもできる。この他、展示テーブルをカバーするように盗難防止のゲートを設け、電子タグを利用して盗難防止システムを構成してもよい。
実施形態1を説明するためのブロック図 実施形態1の保持部に保持されているテーブルの一例を示す図 実施形態1の具体的構成態様の一例を示す第一図 実施形態1の具体的構成態様の一例を示す第二図 実施形態2の概念を説明するための図 実施形態2を説明するためのブロック図 実施形態2のスポット位置に応じた表示画面の一例を示す図 実施形態2の対象を載置する位置を変更した場合の表示画面の一例を示す図 実施形態2の処理の流れの一例を示す図 実施形態3を説明するためのブロック図 実施形態3のNULL処理を行った表示画面の一例を示す図 実施形態3の処理の流れの一例を示す図 実施形態4を説明するためのブロック図 実施形態4の処理の流れを説明するための図 店舗における実用形態の一例を示す図 従来例を説明する図
符号の説明
100 比較システム
101 載置スペース
102、103、104 アンテナ
105、106、107 電子タグ
108 保持部

Claims (7)

  1. 電子タグを付した対象を一対象単位で載置するスポットを複数有する載置スペースと、
    スポットに載置された対象に付されている電子タグを各々読取るためのアンテナと、
    電子タグから読取られたタグ情報と、その電子タグが付された対象が載置されたスポットを識別するスポットIDとを関連付けて保持する保持部と、
    を有する比較システム。
  2. 前記保持されたタグ情報を含む情報である対象情報を、各タグ情報に関連付けられているスポットIDに基づいて算出される載置スペース中の各対象が載置されたスポット相互位置関係に応じて並べて表示する表示部を有する請求項1に記載の比較システム。
  3. 表示部は、タグ情報を取得していないスポットIDに対応する位置に応じて表示すべき対象情報をNULLとして処理するNULL処理手段を有する請求項2に記載の比較システム。
  4. 保持部に保持されたタグ情報を比較し、複数対象から一の対象を選択する選択部を有し、
    載置スペースは、各スポットごとに比較結果に基づいて選択された旨を示すインジケータを有する請求項1から3のいずれか一に記載の比較システム。
  5. 電子タグを付した対象を一対象単位で載置するスポットを複数有する載置スペースと、
    スポットに載置された対象に付されている電子タグを各々読取るためのアンテナと、
    を有する比較方法であって、
    電子タグから読取られたタグ情報と、その電子タグが付された対象が載置されたスポットを識別するスポットIDとを関連付けて取得する取得ステップと、
    前記取得されたタグ情報を含む情報である対象情報を、各タグ情報に関連付けられているスポットIDに基づいて算出される載置スペース中の各対象が載置されたスポット相互位置関係に応じて並べて表示する表示ステップを有する比較方法。
  6. 表示ステップは、タグ情報を取得していないスポットIDに対応する位置に応じて表示すべき対象情報をNULLとして処理するNULL処理ステップを有する請求項5に記載の比較方法。
  7. 載置スペースは各スポットごとに比較結果に基づいて選択された旨を示すインジケータをさらに有し、
    取得ステップにて取得されたタグ情報を比較し、複数対象から一の対象を選択する選択ステップと、
    選択された対象が載置されているスポットのインジケータを起動する起動ステップと、を有する請求項5または6に記載の比較方法。
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