JP2007328453A - 周辺装置システム,周辺装置および周辺装置設定更新方法 - Google Patents

周辺装置システム,周辺装置および周辺装置設定更新方法 Download PDF

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一磨 青木
Masashi Kato
真史 加藤
Toru Tsuzuki
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Abstract

【課題】手軽な操作性を確保しつつ、一時に多数の周辺装置の設定を変更できるようにする。
【解決手段】第1の周辺装置である印刷装置Aは、(1)USBメモリから装置設定ファイルを入力し、(2)装置設定ファイル内の設定情報に従ってセットアップし、(3)セルフチェックする。セルフチェックに成功すると、印刷装置Aは、(4)応答要求を送信する。第2の周辺装置である印刷装置Bは、(5)応答を返す。応答があると、印刷装置Aは、(6)設定情報を送信する。印刷装置Bは、(7)設定情報に従ってセットアップし、(8)セルフチェックし、(9)結果を印刷装置Aに返す。
【選択図】 図9

Description

本発明は周辺装置システム,周辺装置および周辺装置設定更新方法に関し、詳しくはネットワークに接続される周辺装置システム,周辺装置および周辺装置設定更新方法に関する。
現在、USB(Universal Serial Bus)メモリを代表とするリムーバブル記憶媒体とのI/F(Interface)を備え、そのI/Fに装着されたリムーバブル記憶媒体に格納された情報に基づき自装置の設定を変更したり、ファームウェアを書き換えたりする機能を備える印刷装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−334323
従来の印刷装置では、1台の印刷装置に関して上記機能の操作を行うことは容易であったが、複数の印刷装置を変更するのに手間および時間がかかるという問題点があった。
本発明の目的は、手軽な操作性を確保しつつ、一時に多数の周辺装置の設定を変更することができる周辺装置システムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、上記周辺装置システムを構成することができる周辺装置を提供することにある。
さらに、本発明の別の目的は、上記周辺装置システムにおける周辺装置設定更新方法を提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
請求項1に記載の周辺装置システムは、第1の周辺装置には、ネットワークに接続可能な第1のインタフェースと、前記第1の周辺装置に装着可能なリムーバブル記憶媒体が装着される第2のインタフェースと、前記第2のインタフェースに接続され、前記第1の周辺装置の設定情報が記述された装置設定ファイルを記憶したリムーバブル記憶媒体から、前記装置設定ファイルを読み込む装置設定ファイル読込手段と、前記装置設定ファイル読込手段により読み込まれた前記装置設定ファイル内の前記設定情報を基に、前記第1の周辺装置の設定情報を更新する第1の装置設定更新手段と、前記第1の装置設定更新手段によって更新された前記第1の周辺装置の更新結果が正常か否かをセルフチェックする第1のセルフチェック手段と、前記第1のセルフチェック手段によるセルフチェック結果が正常と判断された場合には、前記ネットワークに接続されている他の周辺装置に、前記装置設定ファイルの一部または全部を送信する装置設定ファイル送信手段とを備え、第2の周辺装置には、前記ネットワークに接続可能な第3のインタフェースと、前記ネットワークに接続された前記第1の周辺装置から送信される前記装置設定ファイルを受信する装置設定ファイル受信手段と、前記装置設定ファイル受信手段により受信された前記装置設定ファイル内の前記設定情報を基に、前記第2の周辺装置の設定情報を更新する第2の装置設定更新手段とを備え、前記第1の周辺装置と、前記第2の周辺装置とを備えることを特徴とする。請求項1に記載の周辺装置システムによれば、第1の周辺装置が、リムーバブル記憶媒体に記憶された装置設定ファイルに記述された設定情報による自装置の設定をセルフチェックし正常であると判断した場合に、ネットワークに接続されている第2の周辺装置に設定情報の一部または全部を送信することにより、手軽な操作性を確保しつつ、一時に多数の周辺装置の設定を確実に変更することができる。
請求項2に記載の周辺装置システムは、請求項1に記載の周辺装置システムにおいて、前記第1の周辺装置には、前記装置設定ファイル送信手段で送信された前記装置設定ファイルの送信先より、前記装置設定ファイルの送信先のセルフチェックの結果を受信するセルフチェック結果受信手段と、前記セルフチェック結果受信手段で受信した前記装置設定ファイルの送信先のセルフチェックの結果が正常と判断された場合、前記ネットワークに接続されている他の周辺装置に前記装置設定ファイルを送信する第2の装置設定ファイル送信手段とを備え、前記第2の周辺装置には、前記第2の設定更新手段による自装置の設定の更新結果が正常か否かをセルフチェックする第2のセルフチェック手段と、前記第2のセルフチェック手段によるセルフチェック結果が正常と判断された場合、前記第1の周辺装置に前記第2のセルフチェック手段によるセルフチェック結果を返信するセルフチェック結果返信手段と、を備えていることを特徴とする。請求項2に記載の周辺装置システムによれば、第2の周辺装置に送信された設定情報によるセルフチェック結果が第1の周辺装置に返信されるようにしたので、第1の周辺装置で第2の周辺装置のセルフチェック結果を知ることができ、より確実に多数の周辺装置の設定を変更できる。
請求項3に記載の周辺装置システムは、請求項1または2に記載の周辺装置システムにおいて、前記第1の周辺装置には、前記装置設定ファイルより、設定変更可能な周辺装置の機種を判別する判別手段と、前記判別手段にて判別した前記設定変更可能な周辺装置を前記ネットワークに接続されている周辺装置の中から検索する検索手段とを備え、前記装置設定ファイル送信手段が、前記検索手段により検索した周辺装置に前記装置設定ファイルの一部または全部を送信することを特徴とする。請求項3に記載の周辺装置システムによれば、第1の周辺装置が設定変更可能な周辺装置をネットワークに接続されている周辺装置の中から検索し、装置設定ファイルの一部または全部を送信するようにしたことにより、装置設定ファイルの送信によるネットワーク負荷の増大を回避することができる。また、設定が機種に依存する場合、適確な機種に適確な設定が可能になる。
請求項4に記載の第1の周辺装置は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の第1の周辺装置であることを特徴とする。請求項4に記載の第1の周辺装置によれば、請求項1ないし3のいずれか1項の周辺装置システムを構成することができる。
請求項5の第2の周辺装置は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の第2の周辺装置であることを特徴とする。請求項5に記載の第2の周辺装置によれば、請求項1,請求項2または請求項3のいずれか1項の周辺装置システムを構成することができる。
請求項6に記載の周辺装置設定更新方法は、第1の周辺装置が、装置設定ファイルが格納されたリムーバブル記憶媒体から前記装置設定ファイルを読み込む工程と、前記第1の周辺装置が、読み込まれた前記装置設定ファイルに基づいて自装置の装置設定を更新する工程と、前記第1の周辺装置が、自装置の装置設定の更新結果が正常であるかどうかをセルフチェックする工程と、前記第1の周辺装置が、セルフチェック結果が正常であると判断した場合に、ネットワークに接続されている他の周辺装置に前記装置設定ファイルの一部または全部を送信する工程と、第2の周辺装置が、前記ネットワークに接続された前記第1の周辺装置から送信されてきた装置設定ファイルを受信する工程と、前記第2の周辺装置が、受信した前記装置設定ファイルに基づいて自装置の装置設定を更新する工程と、を含むことを特徴とする。請求項6に記載の周辺装置設定更新方法によれば、リムーバブル記憶媒体に記憶された装置設定ファイルに記述された設定情報による自装置の設定をセルフチェックし正常であると判断した場合に、ネットワークに接続されている第2の周辺装置に設定情報の一部または全部を送信することにより、手軽な操作性を確保しつつ、一時に多数の周辺装置の設定を確実に変更することができる。
請求項7に記載の周辺装置設定更新方法は、請求項6に記載の周辺装置設定更新方法において、第2の周辺装置が、自装置の設定の更新結果が正常であるかどうかをセルフチェックする工程と、前記第2の周辺装置が、セルフチェック結果が正常であると判断された場合にセルフチェック結果を前記第1の周辺装置に返信する工程と、前記第1の周辺装置が、前記装置設定ファイルの送信先より、前記装置設定ファイルの送信先のセルフチェックの結果を受信する工程と、前記第1の周辺装置が、受信した前記装置設定ファイルの送信先のセルフチェックの結果が正常であると判断された場合、前記ネットワークに接続されている他の周辺装置に前記装置設定ファイルを送信する工程と、を含むことを特徴とする。請求項7に記載の周辺装置設定更新方法によれば、第2の周辺装置に送信された設定情報によるセルフチェック結果が第1の周辺装置に返信されるようにしたので、第1の周辺装置で第2の周辺装置のセルフチェック結果を知ることができ、より確実に多数の周辺装置の設定を変更できる。
請求項8に記載の周辺装置設定更新方法は、請求項6または7に記載の周辺装置設定更新方法において、前記第1の周辺装置が、前記装置設定ファイルより、設定変更可能な周辺装置の機種を判別する工程と、判別した前記設定変更可能な周辺装置を前記ネットワークに接続されている周辺装置の中から検索する工程とを含み、検索した周辺装置に前記装置設定ファイルの一部または全部を送信することを特徴とする。請求項8に記載の周辺装置設定更新方法によれば、第1の周辺装置が設定変更可能な周辺装置をネットワークに接続されている周辺装置の中から検索し、装置設定ファイルの一部または全部を送信するようにしたことにより、装置設定ファイルの送信によるネットワーク負荷の増大を回避することができる。また、設定が機種に依存する場合、適確な機種に適確な設定が可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る周辺装置である印刷装置1の外観を示す斜視図である。印刷装置1は、筐体2を有しており、筐体2の下部には、積層された用紙が収納された給紙トレイ5が装着される。給紙トレイ5は着脱可能とされ、印刷装置1の前面方向に引き出すことによりこれを取り外すことができる。
印刷装置1の上面の後端縁寄りには、表示部14および操作部15からなる操作パネル20が備えられている。また、印刷装置1の前面には、リムーバブル記憶媒体としてUSBメモリ3(図2参照)が着脱自在に装着されるUSBホストI/F部16が設けられている。
図2は、印刷装置1の回路ブロック図である。印刷装置1は、CPU(Central Processing Unit)10と、印刷装置1を動作させるプログラムおよびデータを格納するROM(Read Only Memory)11と、CPU10がプログラムおよびデータをロードするRAM(Random Access Memory)12と、レーザビーム方式,インクジェット方式等による印刷機構部13と、液晶表示装置等でなる表示部14(図3参照)と、各種操作ボタンを含む操作部15(図3参照)と、USBメモリ3が着脱自在に装着されるUSBホストI/F部16と、他の印刷装置やパーソナルコンピュータ等に接続されるホストコンピュータI/F部17と、印刷制御プログラム等を格納するフラッシュROM18と、EEPROM(Electrically Erasable & Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリでなるバックアップメモリ19を含んで構成されている。なお、ホストコンピュータI/F部17には、ネットワークを介して他の印刷装置等を接続することができる。また、RAM12は、ワークメモリ12aを備える。このワークメモリ12aを作業領域とする形で、各種プログラムが実行される。なお、図2の符号23は、装置設定ファイルを作成するパーソナルコンピュータを示す。
図3を参照すると、表示部14と、実行ボタン151,キャンセルボタン152,および上下ボタン154からなる操作部15とは、操作パネル20に一体的に設けられている。実行ボタン151は、選択したファイルを印刷機構部13で印刷するための操作ボタンである。キャンセルボタン152は、処理を中止するための操作ボタンである。上下ボタン154は、表示部14に表示される項目を上下に移動させるための操作ボタンである。
図4は、表示部14に表示される設定ファイル選択画面を例示する図である。この設定ファイル選択画面では、上下ボタン154を操作することにより、表示部14に表示される項目を上下に移動させて、装置設定ファイルを選択することができる。
図5は、装置設定ファイルの内容を例示する図である。装置設定ファイルは、機種,コマンドおよび更新データからなる設定情報を1つ以上格納する。コマンドとしては、パラメータ,ファームウェア更新,アドオンソフトウェアの3種類がある。更新データのサイズは、可変長である。コマンド「パラメータ」に対応するデータには、例えば、印刷濃度,リトライ回数等の数値が設定される。コマンド「ファームウェア更新」に対応するデータには、更新対象となるプログラムが設定される。コマンド「アドオンソフトウェア」に対応するデータには、印刷装置1に新たな機能(例えば、解釈言語を増やす等)を追加するためのアドオンソフトウェアが設定される。
図6は、ROM11の内容を例示する図である。ROM11には、検知プログラム11a,設定情報読出プログラム11b,装置設定更新プログラム11c,セルフチェックプログラム11d,装置設定ファイル送信プログラム11eなどの各種プログラムが記憶されている。
検知プログラム11aは、USBメモリ3がUSBホストI/F部16に接続されたことを検知するプログラムである。設定情報読出プログラム11bは、USBメモリ3がUSBホストI/F部16に接続されたときに、USBメモリ3から装置設定ファイルの設定情報(機種,コマンド,更新データ)を読み出すプログラムである。装置設定更新プログラム11cは、設定情報に基づいて印刷装置1の設定を更新するプログラムである。セルフチェックプログラム11dは、印刷装置1の設定をセルフチェックするプログラムである。装置設定ファイル送信プログラム11eは、装置設定ファイルの設定情報(機種,コマンド,更新データ)をホストコンピュータI/F部17等を介してネットワークに接続された他の印刷装置1に送信するプログラムである。
これら設定情報読出プログラム11b,装置設定更新プログラム11c,セルフチェックプログラム11d,装置設定ファイル送信プログラム11eをCPU10が読み出して実行することにより、本発明の設定情報ファイル読込手段,装置設定更新手段,セルフチェック手段,および装置設定ファイル送信手段がそれぞれ実現される。
図7は、フラッシュROM18に記憶されている情報の例を示す。このように、フラッシュROM18には、設定情報18a,印刷制御プログラム18b等が格納されている。フラッシュROM18は、上述したように例えばEEPROM等の不揮発性メモリが用いられるため、所定回数の書き換えが可能である。設定情報18aは、印刷装置1の機能を設定するための情報である。印刷制御プログラム18bは、印刷装置1にあらかじめ組み込まれたファームウェアであり、アドオンソフトウェアを事後的に付加することにより機能の拡張が可能である。
USBメモリ3を使って設定を更新する場合には、USBホストI/F部16に挿入されたUSBメモリ3から装置設定ファイルを読み出して、コマンドがパラメータの更新データでフラッシュROM18に記憶されている設定情報18aを書き換えたり,コマンドがファームウェア更新の更新データで印刷制御プログラム18bを書き換えたり、コマンドがアドオンソフトウェアの更新データを印刷制御プログラム18bに追加したりする。
図8は、パーソナルコンピュータ23の構成を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ23は、周知のCPU24,RAM25,ROM26,HDD(Hard Disk Drive)27,I/O(Input/Output)28,USBホストI/F部31,これらを繋ぐバスライン32を含む。RAM25は、ワークメモリ25aを備える。このワークメモリ25aを作業領域とする形で、各種プログラムが実行される。I/O28には、キーボード等の入力装置29と、液晶パネル等の表示装置30とが接続されている。また、USBホストI/F部31には、USBメモリ3が着脱自在に装着される。
HDD27には、OS(Operating System)27aおよび装置設定ファイル作成プログラム27bが記憶されている。OS27aは、パーソナルコンピュータ23の基本ソフトウエアである。また、装置設定ファイル作成プログラム27bは、装置設定ファイルを作成するためのプログラムである。装置設定ファイル作成プログラム27bを実行し、管理者が入力装置29を使って所定の入力操作を行うことにより、装置設定ファイルを作成してUSBメモリ3に格納することができる。
図9は、本発明の周辺装置設定更新方法の工程の概要を示す図である。周辺装置設定更新方法は、(1)USBメモリ3から装置設定ファイルを入力する工程と、(2)装置設定ファイルに従って印刷装置Aを設定(セットアップ)する工程と、(3)セルフチェックする工程と、(4)応答要求を出す工程と、(5)応答を返す工程と、(6)装置設定ファイルを送信する工程と、(7)装置設定ファイルに従って印刷装置Bを設定(セットアップ)する工程と、(8)セルフチェックする工程と、(9)結果を返す工程とからなる。以下、装置設定ファイルを格納するUSBメモリ3が装着される印刷装置1を、印刷装置Aと表記し、ネットワークを通じて設定更新を受ける印刷装置1を、印刷装置Bと表記する。
次に、このように構成された実施例1に係る印刷装置1の動作について、図10ないし図21のフローチャートを参照しながら説明する。
図10は、パーソナルコンピュータ23における装置設定ファイル作成プログラム27bの処理を示すフローチャートである。まず、印刷装置A処理(図11参照)の前提として、パーソナルコンピュータ23において、装置設定ファイルを作成する。詳しくは、パーソナルコンピュータ23のUSBホストI/F部31にUSBメモリ3が挿入されると(S11)、管理者は、機種を設定し(S12)、コマンドを設定し(S13)、更新データを設定して(S14)、設定情報を作成する。次に、作成した設定情報をUSBメモリ3の設定情報ファイルに記憶する(S15)。ステップS12〜S15は、必要な設定情報の数だけ繰り返すことができる。
図11は、印刷装置A処理を示すフローチャートである。印刷装置Aにおいて電源が投入されて処理が開始されると、図2のCPU10は、フラッシュROM18から印刷制御プログラム18bをRAM12にロードし(S101)、プログラムカウンタをRAM12にロードした印刷制御プログラム18bの先頭に更新し(S102)、初期化処理を行う(S103)。初期化処理には、メモリ領域の初期化,レジスタの初期化,各種パラメータの初期化等が含まれる。
次に、CPU10は、設定更新フラグ(初期値=False)がTrueであるかどうかを判定し(S104)、設定更新フラグがTrueでなければ(S104:NO)、割込み等のイベント(印刷装置1に対するあらゆる指令を意味する)が有るかどうかを判定する(S105)。設定更新フラグは、設定更新されたか否かを判断するためのフラグであり、Trueが設定更新されたことを示し、Falseが設定更新されていないことを示す。イベントがなければ(S105:NO)、CPU10は、ステップS104に制御を戻す。イベントがあれば(S105:YES)、CPU10は、そのイベントがUSBホストI/F部16へのUSBメモリ3の挿入イベントであるかどうかを判定し(S106)、そのイベントがUSBホストI/F部16へのUSBメモリ3の挿入でなければ(S106:NO)、印刷装置Aのその他の処理を行い(S107)、ステップS104に制御を戻す。印刷装置Aのその他の処理には、印刷機構部13による印刷処理等が含まれる。
イベントがUSBメモリ3の挿入であれば(S106:YES)、CPU10は、表示部14に設定ファイル選択画面(図4参照)を表示する(S108)。
次に、CPU10は、キャンセルボタン152が押下されたどうかを判定し(S109)、キャンセルボタン152が押下されていれば(S109:YES)、ステップS104に制御を戻す。
キャンセルボタン152が押下されていなければ(S109:NO)、CPU10は、設定更新中を表示部14に表示し(S110)、USBホストI/F部16に挿入されたUSBメモリ3から装置設定ファイルを読み込み(S111)、設定更新処理(図12参照)を行う(S112)。
図12は、設定更新処理を示すフローチャートである。設定更新処理では、CPU10は、実行済みフラグをFalseにし(S201)、装置設定ファイル内の全件の設定情報が終了したかどうかを判定する(S202)。実行済みフラグは、設定更新が実行済みであるか否かを表すフラグであり、Trueが実行済みであるたことを示し、Falseが実行済みでないことを示す。
全件終了していなければ(S202:NO)、CPU10は、装置設定ファイルより未処理の1件の設定情報を読み出し(S203)、機種がフラッシュROM18の設定情報18a中に含まれる自装置の機種と一致するかどうかを判定する(S204)。機種が一致していなければ(S204:NO)、CPU10は、ステップS202に制御を戻す。
機種が一致していれば(S204:YES)、CPU10は、実行済みフラグ(初期値=False)をTrueにし(S205)、コマンドがパラメータであるかどうかを判定する(S206)。コマンドがパラメータであれば(S206:YES)、CPU10は、設定更新処理(パラメータ書き換え)(図13参照)を行う(S207)。
図13は、設定更新処理(パラメータ書き換え)を示すフローチャートである。設定更新処理(パラメータ書き換え)では、CPU10は、書き換え対象のアドレスの現在の値を、アドレスと対応付けてバックアップメモリ19に格納し(S301)、バックアップが成功したかどうかを判定する(S302)。バックアップが成功したときには(S302:YES)、CPU10は、装置設定ファイルから読み出した設定情報に従い書き換え対象のアドレスに与えられた新しい値を書き込み(S304)、書込みが成功したかどうかを判定する(S304)。書込みが成功したときには(S304:YES)、CPU10は、終了値に正常をセットして(S305)、設定更新処理(パラメータ書き換え)を終了する。終了値は、サブルーチンからの呼出し元に情報を伝達するために所定のメモリ領域に書き込まれる値であり、「正常」または「エラー」の値がセットされる。バックアップが成功しなかったとき(S302:NO)、および書込みが成功しなかったときには(S304:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S306)、設定更新処理(パラメータ書き換え)を終了する。要するに、設定更新処理(パラメータ書き換え)では、パラメータの書き換えが行われ、書き換えが成功した場合には正常が返却され、書き換えが失敗した場合にはエラーが返却される。
図13の設定更新処理(パラメータ書き換え)から図12の設定更新処理に制御が戻ると、CPU10は、終了値が正常かどうかを判定し(S212)、終了値が正常であれば(S212:YES)、ステップS202に制御を戻す。終了値が正常でなければ(S212:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S214)、設定更新処理を終了する。
コマンドがパラメータでなければ(S206:NO)、CPU10は、コマンドがファームウェア更新であるかどうかを判定する(S208)。コマンドがファームウェア更新であれば(S208:YES)、CPU10は、設定更新処理(ファームウェア書き換え)(図14参照)を行う(S209)。
図14は、設定更新処理(ファームウェア書き換え)を示すフローチャートである。設定更新処理(ファームウェア書き換え)では、CPU10は、フラッシュROM18の内容をバックアップメモリ19に書き込み(S401)、バックアップが成功したかどうかを判定する(S402)。バックアップが成功したときには(S402:YES)、CPU10は、フラッシュROM18に装置設定ファイルから読み出した設定情報の更新データであるファームウェア(プログラムコード)を書き込み(S403)、書込みが成功したかどうかを判定する(S404)。書込みが成功したときには(S404:YES)、CPU10は、終了値に正常をセットして(S405)、設定更新処理(ファームウェア書き換え)を終了する。バックアップが成功しなかったとき(S402:NO)、および書込みが成功しなかったときには(S404:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S406)、設定更新処理(ファームウェア書き換え)を終了する。要するに、設定更新処理(ファームウェア書き換え)では、ファームウェアの書き換えが行われ、書き換えが成功した場合には正常が返却され、書き換えが失敗した場合にはエラーが返却される。
図14の設定更新処理(ファームウェア書き換え)から図12の設定更新処理に制御が戻ると、CPU10は、終了値が正常かどうかを判定し(S212)、終了値が正常であれば(S212:YES)、ステップS202に制御を戻す。終了値が正常でなければ(S212:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S214)、設定更新処理を終了する。
コマンドがファームウェア更新でなければ(S208:NO)、CPU10は、コマンドがアドオンソフトウェアであるかどうかを判定する(S210)。コマンドがアドオンソフトウェアであれば(S210:YES)、CPU10は、設定更新処理(機能追加)(図15参照)を行う(S211)。
図15は、設定更新処理(機能追加)を示すフローチャートである。設定更新処理(機能追加)では、CPU10は、フラッシュROM18の空き領域を確認し(S501)、装置設定ファイルから読み出した設定情報の更新データが書き込み可能であるかどうかを判定する(S502)。書き込み可能であれば(S502:YES)、CPU10は、装置設定ファイルから読み出した設定情報の更新データであるファームウェア(プログラムコード)をフラッシュROM18に書き込み(S503)、書込みが成功したかどうかを判定する(S504)。書込みが成功したときには(S504:YES)、CPU10は、終了値に正常をセットして(S505)、設定更新処理(機能追加)を終了する。書き込み可能でなかったとき(S502:NO)、および書込みが成功しなかったときには(S504:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S506)、設定更新処理(機能追加)を終了する。要するに、設定更新処理(機能追加)では、機能の追加が行われ、機能の追加が成功した場合には正常が返却され、機能の追加えが失敗した場合にはエラーが返却される。
図15の設定更新処理(機能追加)から図12の設定更新処理に制御が戻ると、CPU10は、終了値が正常かどうかを判定し(S212)、終了値が正常であれば(S212:YES)、ステップS202に制御を戻す。終了値が正常でなければ(S212:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S214)、設定更新処理を終了する。
装置設定ファイル内の全件の設定情報が終了すると(S202:YES)、CPU10は、実行済みフラグがTrueであるかどうかを判定し(S213)、実行済みフラグがTrueであれば(S213:YES)、設定更新処理を終了し、実行済みフラグがTrueでなければ(S213:NO)、終了値にエラーをセットしてから(S214)、設定更新処理を終了する。要するに、設定更新処理では、設定情報のコマンドに応じて、パラメータを書き換える設定更新処理と、ファームウェアを書き換える設定更新処理と、機能を追加する設定更新処理とが切り分けられて実行されている。
図12の設定更新処理から図11の印刷装置A処理に制御が戻ると、CPU10は、終了値が正常かどうかを判定し(S113)、終了値が正常でなければ(S113:NO)、エラーを表示部14に2秒間表示し(S116)、ステップS104に制御を戻す。終了値が正常であれば(S113:YES)、CPU10は、設定更新フラグをTrueにした後(S114)、印刷装置Aを再起動する(S115)。この再起動により、印刷装置Aは、設定が更新される。
設定更新フラグがTrueであれば(S104:YES)、CPU10は、設定更新中を表示部14に表示し(S117)、セルフチェック処理(図16参照)を行う(S118)。
図16は、セルフチェック処理を示すフローチャートである。セルフチェック処理では、CPU10は、実行済みフラグをFalseにし(S601)、装置設定ファイル内の全件の設定情報が終了したかどうかを判定する(S602)。
全件終了していなければ(S602:NO)、CPU10は、装置設定ファイルより未処理の1件の設定情報を読み出し(S603)、機種が設定情報18a中に含まれる自装置の機種と一致するかどうかを判定する(S604)。機種が一致していなければ(S604:NO)、CPU10は、ステップS602に制御を戻す。
機種が一致していれば(S604:YES)、CPU10は、実行済みフラグをTrueにし(S605)、コマンドがパラメータであるかどうかを判定する(S606)。コマンドがパラメータであれば(S606:YES)、CPU10は、セルフチェック処理(パラメータ書き換え)(図17参照)を行う(S607)。
図17は、セルフチェック処理(パラメータ書き換え)を示すフローチャートである。セルフチェック処理(パラメータ書き換え)では、CPU10は、S603の処理で読み出した設定情報の更新データの値と書き換えられた値とを比較し(S701)、一致したかどうかを判定する(S702)。一致したときには(S702:YES)、CPU10は、終了値に正常をセットして(S703)、セルフチェック処理(パラメータ書き換え)を終了する。一致しなかったときには(S702:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S704)、セルフチェック処理(パラメータ書き換え)を終了する。要するに、セルフチェック処理(パラメータ書き換え)では、S603の処理で読み出した設定情報の更新データの値と書き換えられた値との一致チェックが行われ、一致した場合には正常が返却され、失敗した場合にはエラーが返却される。
図17のセルフチェック処理(パラメータ書き換え)から図16のセルフチェック処理に制御が戻ると、CPU10は、終了値が正常かどうかを判定し(S612)、終了値が正常であれば(S612:YES)、ステップS602に制御を戻す。終了値が正常でなければ(S612:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S614)、セルフチェック処理を終了する。
コマンドがパラメータでなければ(S606:NO)、CPU10は、コマンドがファームウェア更新であるかどうかを判定する(S608)。コマンドがファームウェア更新であれば(S608:YES)、CPU10は、セルフチェック処理(ファームウェア書き換え)(図18参照)を行う(S609)。
図18は、セルフチェック処理(ファームウェア書き換え)を示すフローチャートである。セルフチェック処理(ファームウェア書き換え)では、CPU10は、S603の処理で読み出した設定情報の更新データの値(プログラム)と書き換えられた値(プログラム)とを比較し(S801)、一致するかどうかを判定する(S802)。一致したときには(S802:YES)、CPU10は、終了値に正常をセットして(S803)、セルフチェック処理(ファームウェア書き換え)を終了する。一致しなかったとき(S802:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S804)、セルフチェック処理(ファームウェア書き換え)を終了する。要するに、セルフチェック処理(ファームウェア書き換え)では、S603の処理で読み出した設定情報の更新データの値(プログラム)と書き換えられた値(プログラム)との一致チェックが行われ、一致した場合には正常が返却され、失敗した場合にはエラーが返却される。
図18のセルフチェック処理(ファームウェア書き換え)から図16のセルフチェック処理に制御が戻ると、CPU10は、終了値が正常かどうかを判定し(S612)、終了値が正常であれば(S612:YES)、ステップS602に制御を戻す。終了値が正常でなければ(S612:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S614)、セルフチェック処理を終了する。
コマンドがファームウェア更新でなければ(S608:NO)、CPU10は、コマンドがアドオンソフトウェアであるかどうかを判定する(S610)。コマンドがアドオンソフトウェアであれば(S610:YES)、CPU10は、セルフチェック処理(機能追加)(図19参照)を行う(S611)。
図19は、セルフチェック処理(機能追加)を示すフローチャートである。セルフチェック処理(機能追加)では、CPU10は、追加した機能のプログラムがRAM12上に存在することを確認し(S901)、存在するかどうかを判定する(S902)。存在すれば(S902:YES)、CPU10は、終了値に正常をセットして(S903)、セルフチェック処理(機能追加)を終了する。存在しなければ(S902:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S904)、セルフチェック処理(機能追加)を終了する。要するに、セルフチェック処理(機能追加)では、追加した機能がRAM12上に存在するかどうかのチェックが行われ、存在する場合には正常が返却され、存在しない場合にはエラーが返却される。
図19のセルフチェック処理(機能追加)から図16のセルフチェック処理に制御が戻ると、CPU10は、終了値が正常かどうかを判定し(S612)、終了値が正常であれば(S612:YES)、ステップS602に制御を戻す。終了値が正常でなければ(S612:NO)、CPU10は、終了値にエラーをセットして(S614)、セルフチェック処理を終了する。要するに、セルフチェック処理では、設定情報のコマンドに応じて、パラメータの書き換えが正常に行われたか否かをチェックするセルフチェック処理と、ファームウェアの書き換えが正常に行われたか否かをチェックするセルフチェック処理と、機能の追加が行われたか否かをチェックするセルフチェック処理とが切り分けられて実行されている。
装置設定ファイル内の全件の設定情報が終了すると(S602:YES)、CPU10は、実行済みフラグがTrueであるかどうかを判定し(S613)、実行済みフラグがTrueであれば(S613:YES)、設定更新処理を終了し、実行済みフラグがTrueでなければ(S613:NO)、終了値にエラーをセットしてから(S614)、セルフチェック処理を終了する。
図16のセルフチェック処理から図11の印刷装置A処理に制御が戻ると、CPU10は、終了値が正常であるかどうかを判定し(S119)、正常でなければ(S119:NO)、エラーを表示部14に2秒間表示し(S120)、バックアップメモリ19にバックアップした設定を復元し(S121)、設定更新フラグをFalseにしてから(S122)、印刷装置Aを再起動する(S115)。この再起動により、印刷装置Aは、バックアップした設定に戻る。
終了値が正常であれば(S119:YES)、CPU10は、ネットワーク設定更新処理(図20参照)を行う(S123)。
図20は、ネットワーク設定更新処理を示すフローチャートである。ネットワーク設定更新処理では、CPU10は、RAM12上に一時的に作成される設定機種リスト(機種と正常または不備とからなる情報が相違する機種の数だけ格納される)に自装置の情報をセットし(S1001)、装置設定ファイルより未処理の1件の設定情報を読み出し(S1002)、読み出した設定情報の機種と一致する機種であって不備がセットされた情報が設定機種リストにあるかどうかを判定する(S1003)。設定情報の機種と一致する機種であって不備がセットされた情報が設定機種リストにあれば(S1003:YES)、その機種については不備になることがすでに分かっているので、CPU10は、ステップS1002に制御を戻す。
設定情報の機種と一致する機種であって不備がセットされた情報が設定機種リストになければ(S1003:NO)、CPU10は、設定機種リストに機種の情報をセットし(S1004)、機種の情報に一致する印刷装置がないかどうかをネットワーク上にブロードキャストで問い合わせる(S1005)。そして、CPU10は、5秒間だけ応答を受信した後(S1006)、応答がゼロかどうかを判定する(S1007)。応答がゼロであれば(S1007:YES)、CPU10は、ステップS1002に制御を戻す。
応答がゼロでなければ(S1007:NO)、CPU10は、応答があった印刷装置から未処理のものを1件選択し(S1008)、装置設定ファイルから読み出した1件の設定情報を送信する(S1009)。
次に、CPU10は、タイマをリセットしてカウントアップを開始し(S1010)、応答が有るかどうかを判定する(S1011)。応答がなければ(S1011:NO)、CPU10は、所定時間が経過したかどうかを判定し(S1012)、所定時間が経過していなければ(S1012:NO)、ステップS1011に制御を戻す。所定時間が経過していれば(S1012:YES)、CPU10は、送信先の印刷装置からの応答をそれ以上待たずに、設定機種リストの機種に対応して不備をセットし(S1014)、ステップS1016に制御を移す。
応答があれば(S1011:YES)、CPU10は、正常応答であるかどうかを判定し(S1013)、正常応答でなければ(S1013:NO)、設定機種リストの機種に対応して不備をセットし(S1014)、ステップS1016に制御を移す。
正常応答であれば(S1013:YES)、CPU10は、全印刷装置が終了したかどうかを判定し(S1015)、全印刷装置が終了していなければ(S1015:NO)、ステップS1008に制御を戻す。全印刷装置が終了していれば(S1015:YES)、CPU10は、全件が終了したかどうかを判定し(S1016)、全件が終了していなければ(S1016:NO)、ステップS1002に制御を戻し、全件が終了していれば(S1016:YES)、ネットワーク設定更新処理を終了する。要するに、ネットワーク設定更新処理では、ネットワークに繋がれた同一機種の印刷装置に対して設定情報を送信し、設定が正常に行われたかどうかを受信している。
図20のネットワーク設定更新処理から図11の印刷装置A処理に制御が戻ると、CPU10は、ステップS104に制御を戻す。要するに、印刷装置A処理では、USBメモリ3に記憶された装置設定ファイルに記述された設定情報による印刷装置Aの設定を実行してセルフチェックし、正常であると判断された場合には、ネットワークに接続されている他の印刷装置Bに設定情報の一部または全部を送信することにより、手軽な操作性を確保しつつ、一時に多数の印刷装置の設定を更新している。
図21は、印刷装置B処理を示すフローチャートである。印刷装置Bにおいて印刷装置B処理が開始されると、印刷装置BのCPU10は、フラッシュROM18から印刷制御プログラム18bをRAM12にロードし(S1101)、プログラムカウンタをRAM12にロードした印刷制御プログラム18bの先頭に更新する(S1102)。
次に、CPU10は、設定更新フラグ(初期値=False)がTrueであるかどうかを判定し(S1103)、設定更新フラグがTrueでなければ(S1103:NO)、割込み等のイベントが有るかどうかを判定する(S1104)。イベントがなければ(S1104:NO)、CPU10は、ステップS1103に制御を戻す。イベントがあれば(S1104:YES)、CPU10は、そのイベントが応答要求の受信であるかどうかを判定し(S1105)、応答要求の受信であれば(S1105:YES)、機種が設定情報18aに含まれる自装置の機種と一致するかどうかを判定し(S1106)、機種が一致しなければ(S1106:NO)、ステップS1103に制御を戻し、機種が一致すれば(S1106:YES)、応答を送信元に送信した後に(S1107)、ステップS1103に制御を戻す。
イベントが応答要求の受信でなければ(S1105:NO)、CPU10は、イベントが設定情報の受信であるかどうかを判定する(S1108)。イベントが設定情報の受信でなければ(S1108:NO)、CPU10は、印刷装置Bのその他の処理を行い(S1109)、ステップS1103に制御を戻す。印刷装置Bのその他の処理には、印刷機構部13による印刷処理等が含まれる。
設定情報の受信であれば(S1108:YES)、CPU10は、設定更新中を表示部14に表示し(S1110)、設定更新処理(図12参照)を行う(S1111)。設定更新処理については、すでに説明したので、ここではその詳しい説明を省略する。
図12の設定更新処理から図21の印刷装置B処理に制御が戻ると、CPU10は、終了値が正常かどうかを判定し(S1112)、終了値が正常でなければ(S1112:NO)、エラーを表示部14に2秒間表示し(S1115)、ステップS1103に制御を戻す。終了値が正常であれば(S1112:YES)、CPU10は、設定更新フラグをTrueにした後(S1113)、印刷装置Bを再起動する(S1114)。この再起動により、印刷装置Bは、設定が更新される。
設定更新フラグがTrueであれば(S1103:YES)、CPU10は、設定更新中を表示部14に表示し(S1116)、セルフチェック処理(図16参照)を行う(S1117)。セルフチェック処理については、すでに説明したので、ここではその詳しい説明を省略する。
図16のセルフチェック処理から図21の印刷装置B処理に制御が戻ると、CPU10は、終了値が正常であるかどうかを判定し(S1118)、正常でなければ(S1118:NO)、送信元である印刷装置Aにエラー終了を応答し(S1120)、バックアップメモリ19にバックアップした設定を復元し(S1121)、設定更新フラグをFalseにしてから(S1122)、印刷装置Bを再起動する(S1114)。この再起動により、印刷装置Bは、バックアップされた設定に戻る。
終了値が正常であれば(S1118:YES)、CPU10は、送信元である印刷装置Aに正常終了を応答した後(S1119)、ステップS1103に制御を戻す。要するに、印刷装置B処理では、印刷装置Aから受信した設定情報に基づいて設定更新を行い、設定更新が正常に行われたか否かをセルフチェックし、正常に行われたときには正常終了が応答され、正常に行われなかった場合には異常終了が応答される。
実施例1によれば、USBメモリ3に記憶された装置設定ファイルに記述された設定情報による印刷装置Aの設定を実行してセルフチェックし、正常であると判断された場合に、ネットワークに接続されている他の印刷装置Bに設定情報の一部または全部を送信することにより、手軽な操作性を確保しつつ、一時に多数の印刷装置の設定を更新することができる。
なお、上記実施例1では、本発明に係る周辺装置の例として印刷装置1を用いたが、本発明は複合機やFAX単能機、スキャナ単能機等のその他の周辺装置にも適用できる。図22に、複合機1’のブロック図を示す。この複合機1’は、FAX機能,スキャナ機能,印刷機能を複合して備えるもので、CPU10,ROM11,RAM12,印刷機構部13,表示部14,操作部15,USBホストI/F部16,ホストコンピュータI/F部17,フラッシュROM18,バックアップメモリ19の他に、読取部33,NCU(Network Control Unit)34、モデム32を備える。読取部33は、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)などのイメージセンサやLED(Light Emitting Diode)光源などを備え、原稿などから文字や図形などの画像を読み取るものである。また、NCU34は、公衆電話回線35に接続されて回線の接続/切断等の網制御を行う。モデム32は、ファクシミリデータの変調や復調などを行う。
一方、図23に示すように、フラッシュROM18には、設定情報18a、印刷制御プログラム18b,FAX制御プログラム18c,スキャナ制御プログラム18d等のプログラムが記憶されている。FAX制御プログラム18cおよびスキャナ制御プログラム18dは、それぞれFAX機能およびスキャナ機能を制御するプログラムである。なお、FAX制御プログラム18c,およびスキャナ制御プログラム18dは、設定情報18a,印刷制御プログラム18bと同様に書き換えが可能である。設定変更をする際には、USBメモリ3内の装置設定ファイルが読み出され、これらのプログラム等が書き換えられる。
また、上記実施例では、リムーバブル記憶媒体としてUSBメモリ3を用いた場合を例にとって説明したが、USBメモリ3以外のリムーバブル記憶媒体であっても本発明が同様に適用できることはいうまでもない。例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)や、小型HDDを利用することができる。また、ROM11を書き換え可能な記憶媒体とし、ROM11に記憶したプログラムをRAM上で稼動させることでROM11に記憶したプログラムをプログラム更新することも可能である。
以上、本発明の実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
本発明の実施例1に係る周辺装置である印刷装置の外観斜視図。 印刷装置の回路ブロック図。 印刷装置の操作パネルの図。 表示部に表示される画面を例示する図。 装置設定ファイルの内容を例示する図。 ROMの内容を例示する図。 フラッシュROMに記憶されている情報の例を示す図。 パーソナルコンピュータの構成を示すブロック図。 印刷装置における装置設定更新方法の概要を説明する図。 パーソナルコンピュータにおける装置設定ファイル作成プログラムの処理を示すフローチャート。 印刷装置における印刷装置A処理を示すフローチャート。 印刷装置による設定更新処理を示すフローチャート。 印刷装置による設定更新処理(パラメータ書き換え)を示すフローチャート。 印刷装置による設定更新処理(ファームウェア書き換え)を示すフローチャート。 印刷装置による設定更新処理(機能追加)を示すフローチャート。 印刷装置によるセルフチェック処理を示すフローチャート。 印刷装置によるセルフチェック処理(パラメータ書き換え)を示すフローチャート。 印刷装置によるセルフチェック処理(ファームウェア書き換え)を示すフローチャート。 印刷装置によるセルフチェック処理(機能追加)を示すフローチャート。 ネットワーク設定更新処理を示すフローチャート。 印刷装置B処理を示すフローチャート。 周辺装置の他の例である複合機のブロック図。 バックアップメモリに記憶されている情報の例を示す図。
符号の説明
1 印刷装置(周辺装置)
3 USBメモリ(リムーバブル記憶媒体)
10 CPU(設定情報ファイル読込手段,装置設定更新手段,セルフチェック手段,装置設定ファイル送信手段)
11 ROM
12 RAM
13 印刷機構部
14 表示部
15 操作部
16 USBホストI/F部(インタフェース)
17 ホストコンピュータI/F部
18 フラッシュROM
19 バックアップメモリ
20 操作パネル
151 実行ボタン
152 キャンセルボタン
154 上下ボタン

Claims (8)

  1. 第1の周辺装置には、
    ネットワークに接続可能な第1のインタフェースと、
    前記第1の周辺装置に装着可能なリムーバブル記憶媒体が装着される第2のインタフェースと、
    前記第2のインタフェースに接続され、前記第1の周辺装置の設定情報が記述された装置設定ファイルを記憶したリムーバブル記憶媒体から、前記装置設定ファイルを読み込む装置設定ファイル読込手段と、
    前記装置設定ファイル読込手段により読み込まれた前記装置設定ファイル内の前記設定情報を基に、前記第1の周辺装置の設定情報を更新する第1の装置設定更新手段と、
    前記第1の装置設定更新手段によって更新された前記第1の周辺装置の更新結果が正常か否かをセルフチェックする第1のセルフチェック手段と、
    前記第1のセルフチェック手段によるセルフチェック結果が正常と判断された場合には、前記ネットワークに接続されている他の周辺装置に、前記装置設定ファイルの一部または全部を送信する装置設定ファイル送信手段とを備え、
    第2の周辺装置には、前記ネットワークに接続可能な第3のインタフェースと、
    前記ネットワークに接続された前記第1の周辺装置から送信される前記装置設定ファイルを受信する装置設定ファイル受信手段と、
    前記装置設定ファイル受信手段により受信された前記装置設定ファイル内の前記設定情報を基に、前記第2の周辺装置の設定情報を更新する第2の装置設定更新手段とを備え、
    前記第1の周辺装置と、前記第2の周辺装置とを備えることを特徴とする周辺装置システム。
  2. 前記第1の周辺装置には、前記装置設定ファイル送信手段で送信された前記装置設定ファイルの送信先より、前記装置設定ファイルの送信先のセルフチェックの結果を受信するセルフチェック結果受信手段と、
    前記セルフチェック結果受信手段で受信した前記装置設定ファイルの送信先のセルフチェックの結果が正常と判断された場合、前記ネットワークに接続されている他の周辺装置に前記装置設定ファイルを送信する第2の装置設定ファイル送信手段とを備え、
    前記第2の周辺装置には、前記第2の設定更新手段による自装置の設定の更新結果が正常か否かをセルフチェックする第2のセルフチェック手段と、
    前記第2のセルフチェック手段によるセルフチェック結果が正常と判断された場合、前記第1の周辺装置に前記第2のセルフチェック手段によるセルフチェック結果を返信するセルフチェック結果返信手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の周辺装置システム。
  3. 前記第1の周辺装置には、前記装置設定ファイルより、設定変更可能な周辺装置の機種を判別する判別手段と、
    前記判別手段にて判別した前記設定変更可能な周辺装置を前記ネットワークに接続されている周辺装置の中から検索する検索手段とを備え、
    前記装置設定ファイル送信手段が、前記検索手段により検索した周辺装置に前記装置設定ファイルの一部または全部を送信することを特徴とする請求項1または2に記載の周辺装置システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の第1の周辺装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の第2の周辺装置。
  6. 第1の周辺装置が、装置設定ファイルが格納されたリムーバブル記憶媒体から前記装置設定ファイルを読み込む工程と、
    前記第1の周辺装置が、読み込まれた前記装置設定ファイルに基づいて自装置の装置設定を更新する工程と、
    前記第1の周辺装置が、自装置の装置設定の更新結果が正常であるかどうかをセルフチェックする工程と、
    前記第1の周辺装置が、セルフチェック結果が正常であると判断した場合に、ネットワークに接続されている他の周辺装置に前記装置設定ファイルの一部または全部を送信する工程と、
    第2の周辺装置が、前記ネットワークに接続された前記第1の周辺装置から送信されてきた装置設定ファイルを受信する工程と、
    前記第2の周辺装置が、受信した前記装置設定ファイルに基づいて自装置の装置設定を更新する工程と、
    を含むことを特徴とする周辺装置設定更新方法。
  7. 第2の周辺装置が、自装置の設定の更新結果が正常であるかどうかをセルフチェックする工程と、
    前記第2の周辺装置が、セルフチェック結果が正常であると判断された場合にセルフチェック結果を前記第1の周辺装置に返信する工程と、
    前記第1の周辺装置が、前記装置設定ファイルの送信先より、前記装置設定ファイルの送信先のセルフチェックの結果を受信する工程と、
    前記第1の周辺装置が、受信した前記装置設定ファイルの送信先のセルフチェックの結果が正常であると判断された場合、前記ネットワークに接続されている他の周辺装置に前記装置設定ファイルを送信する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の周辺装置設定更新方法。
  8. 前記第1の周辺装置が、前記装置設定ファイルより、設定変更可能な周辺装置の機種を判別する工程と、
    判別した前記設定変更可能な周辺装置を前記ネットワークに接続されている周辺装置の中から検索する工程とを含み、
    検索した周辺装置に前記装置設定ファイルの一部または全部を送信することを特徴とする請求項6または7に記載の周辺装置設定更新方法。
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