JP2007196461A - 電子装置、画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

電子装置、画像形成装置及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】設定が変更された装置の設定項目についてユーザが迅速に理解することができるとともに、初期値若しくは初期値からの変更量も容易に理解することができる電子装置、画像形成装置及び画像形成システムを提供すること。
【解決手段】複合機1の動作についての各設定項目の初期値を記憶する初期値記憶手段241と、初期値を変更する設定の変更処理と、設定の変更処理により変更された変更値を記憶する現在値記憶手段242とを備える複合機1に、ユーザパネル121を操作して変更された設定項目を抽出し、抽出された設定項目について、変更値記憶手段242に記憶された変更値と初期値記憶手段241に記憶された初期値とを共に表示する設定変更制御プログラム240を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、装置の動作についての設定項目及び設定値を表示する電子装置、画像形成装置及び画像形成システムに関する。
従来より、装置の動作条件を表示することにより、変更された動作条件をユーザに理解させることが可能な電子装置として、例えば、特許文献1に記載される印刷装置がある。特許文献1に記載される印刷装置は、当該印刷装置の設定項目及び設定値を保存する印刷設定値格納手段と直前の設定項目及び設定値を保存する前印刷設定値格納手段を持ち、例えば、メニューリンクにより、印刷設定値格納手段内のデータが更新された場合には、印刷設定値格納手段と前印刷設定値格納手段内の設定値を比較し、異なる設定値を反転表示し、同じ設定値を通常表示するなどして、視覚的にユーザが変更項目及び設定値を理解できるようにしている。
特開2004−326658号公報
しかしながら、従来の印刷装置は、直前の設定値と変更されていない設定項目及び設定値と、直前の設定値と変更された設定項目及び設定値とを何れも表示するため、表示される設定項目及び設定値の数が多かった。そのため、ユーザは、表示された設定項目及び設定値に一通り目を通し、どの設定項目及び設定値が反転表示され変更されたかを確認しなければならず、ユーザの理解に時間を要し、使い勝手が悪かった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、設定が変更された装置の設定項目についてユーザが迅速に理解することができるとともに、初期値若しくは初期値からの変更量も容易に理解することができる電子装置、画像形成装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置、画像形成装置及び画像形成システムは、次のような構成を有している。
(1)装置の動作についての各設定項目の初期値を記憶する初期値記憶手段と、前記初期値を変更する変更手段と、前記変更手段により変更された変更値を記憶する変更値記憶手段とを備える電子装置において、前記変更手段により変更された設定項目を抽出する設定項目抽出手段と、前記設定項目抽出手段により抽出された設定項目について、前記変更値記憶手段に記憶された変更値と前記初期値記憶手段に記憶された初期値とを共に表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
(2)(1)に記載する電子装置において、前記変更手段により変更された設定項目の数を計数する計数手段と、前記計数手段の計数値が所定値以上になったときに警報する警報手段と、を有することを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載する電子装置において、前記表示手段に前記変更値を表示する表示条件を設定する表示条件設定手段と、前記設定項目抽出手段により抽出された設定項目又は当該設定項目の変更値が、前記表示条件設定手段により設定された表示条件に合致しないときに警告する警告手段と、を有することを特徴とする。
(4)(1)乃至(3)の何れか1つに記載する電子装置において、前記変更手段により変更された設定項目を選択可能な選択手段と、前記選択手段により選択された設定項目の設定値について、前記初期値記憶手段に記憶された初期値に変更する初期化手段と、を有することを特徴とする。
(5)(1)乃至(4)の何れか1つに記載する電子装置において、前記変更値記憶手段が、前記変更値の履歴を記憶しており、前記表示手段が、前記変更値記憶手段に記憶された前記変更値の履歴を表示するものであること、を特徴とする。
(6)(1)乃至(5)の何れか1つに記載する電子装置が、印刷手段を備えた画像形成装置であって、前記表示手段が前記印刷手段であることを特徴とする。
(7)装置の動作についての各設定項目の初期値を記憶する初期値記憶手段と、前記初期値より変更された変更値を記憶する変更値記憶手段とを備える画像形成装置に、上位装置が通信手段を介して接続された画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、前記初期値より変更された設定項目を抽出する設定項目抽出手段と、前記設定項目抽出手段により抽出された設定項目について、前記変更値記憶手段に記憶された変更値と前記初期値記憶手段に記憶された初期値とを共に前記上位装置に前記通信手段を介して送信する第1送信手段と、を有することを特徴とする。
(8)(7)に記載する画像形成システムにおいて、前記上位装置は、前記第1送信手段が送信した前記変更値と前記初期値とを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記変更値と前記初期値とを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記変更値若しくは前記初期値を変更する変更手段と、前記変更手段により変更された変更値を前記画像形成装置へ送信する第2送信手段と、を有することを特徴とする。
(9)(7)又は(8)に記載する画像形成システムにおいて、前記変更値記憶手段が、前記変更値の履歴を記憶しており、前記第1送信手段が、前記変更値記憶手段に記憶された前記変更値の履歴を前記上位装置に送信するものであること、を特徴とする。
(10)(7)乃至(9)の何れか1つに記載する画像形成システムにおいて、前記上位装置は、前記表示手段に前記変更値を表示する表示条件を設定する表示条件設定手段と、前記表示条件設定手段が設定した前記表示条件を前記通信手段を介して前記画像形成装置へ送信する第3送信手段とを有し、前記画像形成装置が、前記設定項目抽出手段により抽出された設定項目又は当該設定項目の変更値が、前記上位装置から受信した前記表示条件に合致しないときに、前記上位装置に警告を通知する通知手段と、を有することを特徴とする。
上記構成を有する電子装置、画像形成装置及び画像形成システムの効果について説明する。
本発明の電子装置は、装置の動作についての各設定項目の初期値を記憶する初期値記憶手段と、初期値を変更する変更手段と、変更手段により変更された変更値を記憶する変更値記憶手段とを備えるものであって、変更手段により変更された設定項目を抽出する設定項目抽出手段と、設定項目抽出手段により抽出された設定項目について、変更値記憶手段に記憶された変更値と初期値記憶手段に記憶された初期値とを共に表示する表示手段と、を有しているので、変更された設定項目については初期値と変更値が表示手段に表示されるが、変更されない設定項目については何も表示手段に表示されない。そのため、本発明の電子装置によれば、ユーザは、表示手段に表示された設定項目の中から変更された設定項目及び変更値を探す必要がなく、設定が変更された装置の設定項目について迅速に理解することができる。また、本発明の電子装置によれば、表示手段に初期値と変更値が共に表示されるので、ユーザは初期値若しくは初期値からの変更量を容易に理解することができる。
また、本発明の電子装置によれば、変更手段により変更された設定項目の数を計数する計数手段と、計数手段の計数値が所定値以上になったときに警報する警報手段と、を有しているので、装置の動作についての設定項目が急に変えられ、装置が動作不良を生じることを防止できる。
また、本発明の電子装置によれば、表示手段に変更値を表示する表示条件を設定する表示条件設定手段と、設定項目抽出手段により抽出された設定項目又は当該設定項目の変更値が、表示条件設定手段により設定された表示条件に合致しないときに警告する警告手段と、を有するので、ユーザが誤って設定項目の変更値を設定したときに、装置の動作前に設定の誤りを発見することができ、利便性がよい。
また、本発明の電子装置によれば、変更手段により変更された設定項目を選択可能な選択手段と、選択手段により選択された設定項目の設定値について、初期値記憶手段に記憶された初期値に変更する初期化手段と、を有するので、変更値を初期値に簡単に戻すことができる。
また、本発明の電子装置によれば、変更値記憶手段が、変更値の履歴を記憶しており、表示手段が、変更値記憶手段に記憶された変更値の履歴を表示するものであるので、過去の設定項目や変更値を参考にして設定項目や初期値若しくは直前の変更値を変更することができる。
尚、上記電子装置が画像形成装置であって、表示手段が印刷手段である場合には、画像形成装置の動作について初期値より変更された設定項目及び変更値をユーザが迅速に理解することができる。
また、本発明の画像形成システムは、装置の動作についての各設定項目の初期値を記憶する初期値記憶手段と、初期値より変更された変更値を記憶する変更値記憶手段とを備える画像形成装置に、上位装置が通信手段を介して接続されたものであって、画像形成装置は、初期値より変更された設定項目を抽出する設定項目抽出手段と、設定項目抽出手段により抽出された設定項目について、変更値記憶手段に記憶された変更値と初期値記憶手段に記憶された初期値とを共に上位装置に通信手段を介して送信する第1送信手段と、を有しているので、変更された設定項目については初期値と変更値を上位装置に送信して表示させるが、変更されない設定項目については何も上位装置に送信せず表示させない。そのため、本発明の画像形成システムによれば、ユーザは、上位装置に表示された設定項目の中から変更された設定項目及び変更値を探す必要がなく、設定が変更された装置の設定項目について迅速に理解することができる。また、本発明の画像形成システムによれば、上位装置に初期値と変更値が共に表示されるので、ユーザは初期値若しくは初期値からの変更量を容易に理解することができる。
また、本発明の画像形成システムによれば、上位装置は、第1送信手段が送信した変更値と初期値とを受信する受信手段と、受信手段が受信した変更値と初期値とを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された変更値若しくは初期値を変更する変更手段と、変更手段により変更された変更値を画像形成装置へ送信する第2送信手段と、を有しているので、ユーザは上位装置側から画像形成装置の動作についての設定項目及び初期値若しくは変更値を確認し、画像形成装置の設定項目や設定値を変更することができる。
また、本発明の画像形成システムによれば、変更値記憶手段が、変更値の履歴を記憶しており、第1送信手段が、変更値記憶手段に記憶された変更値の履歴を上位装置に送信するものであるので、ユーザは、上位装置側から、画像形成装置についての過去の設定項目や変更値を確認し、それを参考にして画像形成装置の設定項目や初期値若しくは直前の変更値を変更することができる。
また、本発明の画像形成システムによれば、上位装置は、表示手段に変更値を表示する表示条件を設定する表示条件設定手段と、表示条件設定手段が設定した表示条件を通信手段を介して画像形成装置へ送信する第3送信手段とを有し、画像形成装置が、設定項目抽出手段により抽出された設定項目又は当該設定項目の変更値が、上位装置から受信した表示条件に合致しないときに、上位装置に警告を通知する通知手段と、を有するので、ユーザが誤って設定項目の変更値を設定したときに、装置の動作前に設定の誤りを発見することができ、利便性がよい。
次に、本発明に係る画像形成装置及び画像形成システムの一実施の形態について図面を参照して説明する。
<画像形成システム>
図1は、画像形成システム200のブロック図である。
本実施形態の画像形成システム200は、「電子装置」又は「画像形成装置」である複合機1に、「上位装置」であるクライアントパーソナルコンピュータ(以下「クライアントPC」と略記する。)201A,20AB…が「通信手段」であるネットワーク202を介して通信可能に接続されている。ネットワーク202は、LANなどで構成される。尚、複合機1とクライアントPC201は、専用線を用いて1対1で接続してもよい。
<複合機>
図2は、図1に示す複合機1の外観斜視図である。
複合機1は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能など多機能を備えるものであって、画像形成ユニット2と画像読取ユニット100とで外観を構成されている。複合機1は、複合機1の動作について変更された設定項目及び設定値を、ユーザパネル121に設けられた表示部141に表示し、若しくは、記録用紙に印刷したり、或いは、図1に示すクライアントPC201に表示させるよう構成されている。
図3は、図2に示す複合機1の断面図である。
画像形成ユニット2は、給紙カセット6に収容された用紙を給紙ローラ11によりピックアップし、その用紙を分離ローラ8とレジストローラ12を介して画像形成部5へ搬送し、画像形成部5にて用紙に画像を形成した後、用紙を排紙トレイ46に排出する。画像形成部5では、用紙がレジストローラ12から感光ローラ27と転写ローラ30との間に搬送され、画像形成位置P1において画像を転写された後、定着ローラ41と押圧ローラ42との間で画像を定着される。このような画像形成ユニット2には、画像読取ユニット100が第1のヒンジ軸J1により回動可能に保持され、排紙トレイ46を覆っている。
画像読取ユニット100は、原稿カバー140が第2のヒンジ軸J2を介して上部ケーシング101に回動可能に保持されており、原稿カバー140を開いてプラテンガラス107に原稿を載せ、上部ケーシング101の内部に収容されるイメージセンサ115によって原稿の画像を読み取るようになっている。また、画像読取ユニット100は、周知のADF機構145を備え、上述のイメージセンサ115を移動させずに、原稿供給トレイ147(図2参照。)から1枚づつ原稿を取り込んでイメージセンサ115の上方を通過させ、そこで原稿から画像を読み取れるようになっている。画像読取ユニット100の正面側(図中+X軸側)には、ユーザパネル121が設けられ、印刷動作条件等の設定や表示ができるようになっている。
図2に戻り、ユーザパネル121は、用紙枚数や用紙サイズなどを入力する入力キー125、コピーモード、ファクシミリモード、プリントモードを切り替えるモード切替キー128、ファクシミリデータの送信やコピーの開始を指示するスタートキー129、複合機1の動作を中止させるSTOPキー130、表示部141に表示されるカーソル位置を上下方向に移動させる上下キーと左右方向に移動させる左右キーを含むナビゲーションキー131、ナビゲーションキー131の中央に設けられて指令を確定させるSETキー132、設定した項目、設定値、データなどを消去するクリアキー133、複合機1の動作について設定するためのメニューを表示させるメニューキー134などの各種キーを備える。
また、ユーザパネル121は、実行しているモードや警告などを表示する表示灯126や表示部141などを備える。表示部141は、LCDなどの液晶表示パネルであって、より多くのデータを表示できるようにすることが望ましいが、本実施形態では、各種キーや表示灯126などを配置する関係上、表示部141には2ラインでデータを表示するLCDを採用する。尚、表示部141は、2ライン表示用のLCDでなくてもよく、5ライン表示用のLCD等であってもよい。上記複合機1は、図4に示す制御装置210を内蔵し、動作を制御される。
<複合機の制御装置>
図4は、図1に示す複合機1に内蔵される制御装置210のブロック図である。
複合機1の制御装置210は、中央処理装置(以下「CPU」という。)211を中心に構成されている。CPU211には、ROM212、RAM213、NVRAM214、USBインターフェース(以下「USBI/F」と略記する。)217、パラレルインターフェース(以下「パラレルI/F」と略記する。)218、LANインターフェース(以下「LANI/F」と略記する。)219、メモリカードインターフェース(以下「メモリカードI/F」と略記する。)220、イメージセンサ115、画像形成部5、表示部141、ユーザパネル121などが接続されている。
CPU211は、データの加工演算を行い、複合機1の動作を司るものである。
ROM212は、読み出し専用の不揮発性メモリであって、各種プログラムやデータが格納されている。本実施形態では、設定変更表示制御プログラム240が格納されている。設定変更表示制御プログラム240については後述する。
RAM213は、読み書き可能な揮発性メモリであって、CPU211がプログラムを実行するときなどにデータを一時的に格納するものである。
NVRAM214は、読み書き可能な不揮発性メモリであって、各種プログラムやデータが格納されている。本実施形態では、NVRAM214には、初期値記憶手段241、現在値記憶手段242、変更履歴記憶手段243、表示条件記憶手段244が設けられている。
初期値記憶手段241は、複合機1の初期値を記憶するものである。「初期値」とは、複合機1の動作について標準的な設定項目及び設定値として予め複合機1に記憶されているものをいう。「初期値」は、初期値記憶手段241に、複合機1の機能(コピーモード、スキャナモード、プリンタモード、ファクシミリモードなど)毎に各々記憶されている。
現在値記憶手段242は、複合機1の現在値を記憶するものである。「現在値」とは、複合機1の動作について複合機1に現在設定されている設定項目及び設定値をいう。「現在値」は、現在値記憶手段242に、複合機1の機能(コピーモード、スキャナモード、プリンタモード、ファクシミリモードなど)毎に各々記憶されている。
変更履歴記憶手段243は、複合機1に設定された設定項目及び設定値の変更履歴を記憶するものである。変更履歴は、変更履歴記憶手段243に、複合機1の機能(コピーモード、スキャナモード、プリンタモード、ファクシミリモードなど)毎に各々記憶されている。変更履歴記憶手段243は、変更履歴を蓄積して記憶してもよいし、現在値から過去数回分までの変更履歴を蓄積して記憶するようにしてもよい。本実施形態では、後者を採用し、メモリ容量を確保している。
表示条件記憶手段244は、複合機1又はクライアントPC201で設定された表示条件を記憶するものである。「表示条件」とは、複合機1の動作について変更された設定項目、初期値及び変更値(現在値)を、複合機1の表示部241又はクライアントPC201のディスプレイ260(図5参照。)に表示し、又は、記録用紙に印刷する際の条件をいう。
尚、本実施形態では、現在値記憶手段242と変更履歴記憶手段243が「変更値記憶手段」を構成する。
USBI/F217、パラレルI/F218、LANI/F219は、接続ケーブルなどの接続手段を介して外部装置に接続され、データの入出力を行うものである。本実施形態では、LANI/F219がネットワーク202に接続されている。
メモリカードI/F220は、メモリカードにデータを読み書きするものである。
<クライアントPCの制御ブロック>
次に、クライアントPC201について説明する。図5は、図1に示すクライアントPC201の制御ブロック図である。
クライアントPC201は、周知のコンピュータであって、CPU251、ROM252、RAM253、NVRAM254、USBI/F255、パラレルI/F256、LANI/F257、メモリカードI/F258、操作部259、ディスプレイ260などを備える。
クライアントPC201は、LAN1I/F257がネットワーク202に接続され、複合機1や他のクライアントPCと相互にデータをやりとりできるようになっている。
また、NVRAM254には、クライアントPC201がネットワーク202を介して複合機1から受信した複合機1の動作についての設定項目、初期値、現在値、変更履歴を記憶する初期値・変更値記憶手段261が設けられている。
更に、ROM252には、複合機1からネットワーク202を介して受信した複合機1の動作についての設定項目及び設定値を変更し、変更した設定項目及び設定値を複合機1にネットワーク202を介して送信する変更プログラム262が格納されている。また、ROM252には、複合機1の動作について変更された設定項目及び設定値をクライアントPC201のディスプレイ260に表示する際の表示条件を設定し、複合機1にネットワーク202を介して送信する表示条件設定プログラム263が格納されている。
ここで、本実施形態では、初期値・変更値記憶手段261が「記憶手段」を構成する。また、変更プログラム262が、「受信手段」、「第2送信手段」及び「変更手段」を構成する。更に、表示条件設定プログラム263が、「表示条件設定手段」及び「第3送信手段」を構成する。
<設定変更表示制御プログラム>
次に、上述した設定変更表示制御プログラム240について説明する。図6は、図1に示す複合機が実行する設定変更表示制御処理を示すフローである。
設定変更表示制御プログラム40は、複合機1の変更された設定項目について「初期値」と「変更値(現在値、変更履歴)」を、複合機1の表示部141又はクライアントPC201のディスプレイ206に表示し、或いは、記録用紙に印刷するものである。設定変更表示制御プログラム240は、複合機1がユーザパネル121又はクライアントPC201を用いて複合機1の動作についての設定項目及び設定値を変更されたときをトリガとして実行される。
設定変更表示制御プログラム240は、先ず、ステップ1(以下「S1」と略記する。)において、設定の変更処理を行う。そして、S2において、変更表示条件設定処理を行う。そして、S3において、変更項目表示処理(EWS)を行う。そして、S4において、変更項目表示処理(LCD)を行う。そして、S5において、変更項目印字処理を行う。そして、S6において、変更警告処理(項目表示処理)を行う。そして、S7において、印字処理を行う。
<設定の変更処理>
先ず、図6のS1に示す設定の変更処理について説明する。図7は、図6に示す設定の変更処理を示すフローである。
設定の変更処理は、既存の設定項目及び設定値を、ユーザが設定した設定項目及び設定値に書き換えるものである。
すなわち、設定の変更処理は、S101において、複合機1のユーザパネル121から設定変更要求があるか否かを判断する。ユーザパネル121から設定変更要求があると判断した場合には(S101:YES)、設定項目及び設定値が重ねて変更されるとは考えられないので、そのままS103へ進む。一方、ユーザパネル121から設定変更要求がないと判断した場合には(S101:NO)、S102において、クライアントPC201から設定変更要求があるか否かを判断する。クライアントPC201から設定変更要求がないと判断した場合には(S102:NO)、ユーザが既存の設定項目と設定値を用いて複合機1に動作させることを意図していると考えられるので、NVRAM値を書き換えずに処理を終了し、図6のS2に示す変更表示条件設定処理に移行する。
一方、クライアントPC201から設定変更要求があると判断した場合には(S102:YES)、設定項目及び設定値が重ねて変更されるとは考えられないので、S103へ進む。そして、S103において、要求された設定項目のNVRAM値を書き換える。その後、処理を終了し、図6のS2に示す変更表示条件設定処理に移行する。
<変更表示条件設定処理>
図8は、図6に示す変更表示条件設定処理を示すフローである。
変更表示条件設定処理は、複合機1に表示条件を設定するものである。
変更表示条件設定処理は、先ずS201において、クライアントPC201から表示条件設定要求があるか否かを判断する。クライアントPC201から表示条件設定要求があると判断した場合には(S201:YES)、S210において、表示条件を設定した後、処理を終了し、図6のS3へ進む。
これに対して、クライアントPC201から表示条件設定要求がないと判断した場合には(S201:NO)、S202において、表示・印字条件設定メニューに入ったか否かを判断する。表示・印字条件設定メニューに入っていないと判断した場合には、ユーザが変更された設定項目及び設定値を表示する意図がないと考えられるので、表示条件を設定せずに処理を終了し、図6のS3に示す変更項目表示処理(EWS)に移行する。
一方、表示・印字条件設定メニューに入ったと判断した場合には、ユーザが変更された設定項目及び設定値を表示する意図があると考えられるので、ユーザに複合機1を用いて表示条件を設定させる処理を行う。
複合機1を用いて表示条件を設定させる処理としては、具体的には、S203において、STOPキー130が押されたか否かを判断する。STOPキー130が押されたと判断した場合には(S203:YES)、ユーザが表示条件の設定を止めることを意味するので、そのまま処理を終了し、図6のS3に示す変更項目表示処理(EWS)に移行する。一方、STOPキー130が押されていないと判断した場合には(S203:NO)、S204へ進み、SETキー132が押されたか否かを判断する。SETキー132が押されていないと判断した場合には(S204:NO)、S203へ戻り、S203以降の処理を繰り返す。一方、SETキー132が押されたと判断した場合には(S204:YES)、ユーザが表示条件を具体的に設定する意図があるので、S205において、表示条件について現在の設定を示す初期画面を表示する。
そして、S206において、STOPキー130が押されたか否かを判断する。STOPキー130が押されたと判断した場合には(S206:YES)、ユーザが表示条件の設定を止めることを意味するので、そのまま処理を終了し、図6のS3に示す変更項目表示処理(EWS)に移行する。一方、STOPキー130が押されていないと判断した場合には(S206:NO)、S207において、SETキー132が押されたか否かを判断する。SETキー132が押されたと判断した場合には(S207:YES)、ユーザが画面表示された表示条件を現在の表示条件に設定することを意味するので、S210において、画面表示されている表示条件を現在の表示条件として設定する。その後、処理を終了し、図6のS3に示す変更項目表示処理(EWS)に移行する。
一方、SETキー132が押されていないと判断した場合には(S207:NO)、S208において、ナビゲーションキー131に含まれる上下キーが押されたか否かを判断する。ナビゲーションキー131に含まれる上下キーが押されていないと判断した場合には(S208:NO)、ユーザが表示条件の設定を続行するか否か、及び、ユーザがいずれの表示条件を選択するかが不明であるため、S205に戻り、S205以降の処理を実行する。一方、ナビゲーションキー131に含まれる上下キーが押されたと判断した場合には(S208:YES)、ユーザが画面表示された表示条件と異なる表示条件を表示させたいことを意味するので、S209において、表示条件についての設定値を変えた選択画面を表示する。その後、S206に戻る。よって、ユーザは、ナビゲーションキー131を操作すれば、任意の設定条件を表示させることが可能である。その後、ある表示条件を画面表示させた状態で、STOPキー130が押されず(S206:NO)、SETキー132が押された場合には(S207:YES)、S209において、画面表示された表示条件を現在の表示条件として設定する。その後、処理を終了し、図6のS3に示す変更項目表示処理(EWS)に移行する。
<変更項目表示処理(EWS)>
次に、図6のS3に示す変更項目表示処理(EWS)について説明する。図9は、図6に示す変更項目表示処理を示すフローである。
変更項目表示処理(EWS)は、変更された設定項目、初期値及び変更値(現在値、変更履歴)を、クライアントPC201に表示させるとともに、ユーザが選択した項目について初期化するものである。
変更項目表示処理(EWS)は、先ずS301において、クライアントPC201(Web)から変更項目表示要求があるか否かを判断する。クライアントPC201(Web)から変更項目表示要求がないと判断した場合には(S301:NO)、ユーザが変更された変更項目及び設定値をクライアントPC201に表示させる意図がないので、そのまま処理を終了し、図6のS4に示す変更項目表示処理(LCD)に移行する。
一方、クライアントPC201(Web)から変更項目表示要求があると判断した場合には(S301:YES)、ユーザがクライアントPC201に変更された設定項目及び設定値を表示させる意図があるので、S302において、表示する項目を決定する。そして、S303において、変更項目と初期値と現在の値とをあわせたhtml形式のデータを作成してクライアントPC201に送信し、クライアントPC201に変更項目を初期値と現在の値で表示する。
そして、S304において、ユーザにより初期化項目が選択され、Submitされたか否かを判断する。ユーザにより初期化項目が選択されず、Submitされていないと判断した場合には(S304:NO)、ユーザが何れの項目についても設定値を初期化することを望んでいないことを意味するので、そのまま処理を終了し、図6のS4に示す変更項目表示処理(LCD)に移行する。一方、ユーザにより初期化項目が選択され、Submitされたと判断した場合には(S304:YES)、ユーザが特定の項目について初期化する意図があることを意味するので、S305において、初期化が必要な項目に対し、すべてNVRAM214へ初期値を書き込む。その後、処理を終了し、図6のS4に示す変更項目表示処理(LCD)に移行する。
<変更項目表示処理(LCD)>
図10は、図6に示す変更項目表示処理(LCD)を示すフローである。
変更項目表示処理(LCD)は、変更された設定項目及び設定値を複合機1の表示部141に表示するとともに、ユーザが選択した項目について初期化するものである。
変更項目表示処理(LCD)は、先ずS401において、複合機1のユーザパネル121から変更項目表示要求があるか否かを判断する。複合機1のユーザパネル121から変更項目表示要求がないと判断した場合には(S401:NO)、ユーザが複合機1の表示部141に変更された設定項目及び設定値を表示させる意図がないことを意味するので、そのまま処理を終了し、図6のS5に示す変更項目印字処理に移行する。
一方、複合機1のユーザパネル121から変更項目表示要求があると判断した場合には(S401:YES)、ユーザが複合機1の表示部141に変更された設定項目及び設定値を表示させる意図があることを意味するので、S402において、2ラインのみ表示可能な表示部141に変更された設定項目及び設定値を見やすく表示できるように、、初期値と異なる項目のうち、表示する項目を設定する。そして、S403において、複合機1の表示部141に変更項目を初期値と現在値で表示する。そして、S404において、ナビゲーションキー131に含まれる上下キーが押下されたか否かを判断する。ナビゲーションキー131に含まれる上下キーが押下されたと判断した場合には(S404:YES)、ユーザが他の変更項目及びその初期値と現在値を見たがっていることを意味するので、S402に戻り、他の変更された設定項目を表示する項目として決定する。そして、S403以降の処理を続行する。
一方、ナビゲーションキー131に含まれる上下キーが押下されていないと判断した場合には(S404:NO)、S405において、SETキー132が押下されたか否かを判断する。SETキー132が押下されていないと判断した場合には(S405:NO)、ユーザが表示部141に表示されている項目については初期化する意図がないと考えられるので、そのままS407へ進む。一方、SETキー132が押下されたと判断した場合には(S405:YES)、ユーザが複合機1の表示部141に表示されている項目について初期化する意図があると考えられるので、S406において、初期化対象項目に設定した後、S407へ進む。そして、S407において、クリアキー133が押下されたか否かを判断する。クリアキー133が押下されたと判断した場合には(S407:YES)、ユーザが初期化対象項目として選択した項目について初期化する意図があると考えられるので、S408において、全ての初期化対象項目に対し、初期値をNVRAM214に書き込む。
一方、クリアキー133が押下されていないと判断した場合には(S407:NO)、S409において、一定時間が経過したか否かを判断する。一定時間が経過していないと判断した場合には(S409:NO)、ユーザが初期化する意図があると考えられるので、S403へ戻り、S403以降の処理を実行する。一方、一定時間が経過したと判断した場合には(S409:YES)、ユーザが初期化する意図がないと考えられるので、初期化設定項目を初期化することなく処理を終了する。その後、図6のS5に示す変更項目印字処理に移行する。
<変更項目印字処理>
図11は、図6に示す変更項目印字処理を示すフローである。
変更項目印字処理は、変更された設定項目及び変更値を印刷するときに基となるデータを作成するものである。
変更項目印字処理は、先ずS501において、複合機1のユーザパネル121から変更項目印刷要求があるか否かを判断する。ここで、複合機1の表示部141に変更された設定項目及び設定値を表示させる場合には、表示部141に表示可能な情報量が少ないため(本実施形態では、2ライン分)、変更された設定項目及び設定値を表示部141上で確認しにくく、印刷する必要性が高いと考えられる。しかし、クライアントPC201のディスプレイ260に変更された設定項目及び設定値を表示させる場合には、変更された設定項目及び設定値をまとめてクライアントPC201のディスプレイ260に表示することが可能であるため、変更された設定項目及び設定値を印刷する必要性が低いと考えられる。そのため、S501では、ユーザパネル121から変更項目印刷要求があるか否かを判断し、クライアントPC201から変更項目印刷要求があるか否かを判断していない。
複合機1のユーザパネル121から変更項目印刷要求がないと判断した場合には(S501:NO)、ユーザが変更された設定項目及び設定値を印刷する意図がないので、そのまま処理を終了し、図6のS6に示す変更警告処理(項目表示処理)に移行する。
一方、複合機1のユーザパネル121から変更項目印刷要求があると判断した場合には(S501:YES)、ユーザが変更された設定項目及び設定値を印刷する意図があるので、S502において、初期値と異なる項目のうち、印字する項目を決定する。そして、S503において、印字するデータを作り出す。複合機1は、印字するデータを作り出した時点で印字要求が発生する。その後、処理を終了し、図6のS6に示す変更警告処理(項目表示処理)に移行する。
<変更警告処理(項目表示処理)>
図12は、図6に示す変更警告処理(項目表示処理)を示すフローである。
変更警告処理(項目表示処理)は、変更された設定項目や設定値が適正でないときに、ユーザにその旨を警告するものである。
変更警告処理(項目表示処理)は、先ずS601において、変更項目が全体の半分以上あるか否かを判断する。変更項目の数の確認は、ユーザによる設定項目及び設定値の変更が複合機1に悪影響を与えないようにするために行われる。この目的を達成しうるのであれば、変更項目数のしきい値は、全体の半分に限定されず、全体の3分の1や全体の4分の3などであってもよい。
変更項目が全体の半分以上あると判断した場合には(S601:YES)、設定項目及び設定値が必要以上に変更されて複合機1の動作に悪影響を及ぼす恐れがあるので、S602において、表示条件に従って警告表示を出す。その後、変更項目表示処理(LCD)と変更項目印字処理を行う。変更項目表示処理(LCD)と変更項目印字処理は、上述した図6のS4、S5と同様の処理であるので、説明を割愛する。
これに対して、変更項目が全体の半分以上ないと判断した場合には(S601:NO)、ユーザの意図に従って変更された設定項目と設定値を複合機1の表示部141に表示したか否かを確認するために、S603において、表示条件に合致しているか否かを判断する。表示条件に合致していると判断した場合には(S603:YES)、ユーザの意図に従って変更された設定項目及び設定値を表示しており警告を出す必要がないので、直ちに処理を終了する。そして、図6のS7に示す印字処理に移行する。
一方、表示条件に合致していないと判断した場合には(S603:NO)、S604において、ユーザの意図に従って変更された設定項目及び設定値を表示するために、表示条件に従った項目に関する設定データを整理する。そして、S605において、表示された設定項目及び設定値を表示条件に従って変更項目を整理したことをユーザに認識させるために、表示条件に従った警告表示を出す。そして、上述した変更項目表示処理(S4)と変更項目印字処理(S5)を行う。その後、処理を終了し、図6のS7に示す印字処理に移行する。
ここで、変更警告処理(項目表示処理)について、具体的に説明すると、例えば、コピーモードが選択されていて、ユーザが設定項目として「解像度」、「部数」、「送信先」を選択して設定値を変更した場合には、「解像度」、「部数」は、「表示条件」としての「コピー関連の設定項目」に該当するが、「送信先」は該当しないので、「送信先」は、今回の設定項目から削除すると共に、「COPYの設定が変更されています。確認下さい。」とのメッセージを表示部141に表示してその旨を警告する。
またこの場合において、例えば、「部数」として3桁が入力された場合には、通常この種のパーソナルユースの複合機1では、「表示条件」としての「コピー関連の設定項目」における部数としては、2桁以内が多いので、「異常な設定値が設定されました。確認下さい。」とのメッセージを表示部141に表示してその旨を警告する。
<印字処理>
図12は、図6に示す印字処理を示すフローである。
印字処理は、変更された設定項目及び変更値を記録用紙に印字するものである。
印字処理は、先ずS701において、印字要求があるか否かを判断する。印字要求がないと判断した場合には(S701:NO)、ユーザが変更された設定項目及び設定値を印字する意図がないので、そのまま処理を終了する。これに対して、印字要求があると判断した場合には(S701:YES)、ユーザが変更された設定項目及び設定値を印字する意図があるので、S702において印字をした後、処理を終了する。印字処理が終了した時点で、図6に示す設定変更表示制御処理が終了する。
尚、本実施形態では、設定項目表示処理(EWS)のS302に示す処理と設定項目表示処理(LCD)のS402に示す処理が「設定項目抽出手段」を構成する。また、本実施形態では、設定項目表示処理(EWS)のS303に示す処理と設定項目表示処理(LCD)のS403に示す処理と印字処理のS702に示す処理が「表示手段」を構成する。また、本実施形態では、印字処理のS702に示す処理が「印刷手段」を構成する。
変更警告処理(項目表示処理)のS601に示す処理が「計数手段」を構成する。また、本実施形態では、変更警告処理(項目表示処理)のS602に示す処理が「警報手段」を構成する。また、本実施形態では、表示条件設定処理のS209に示す処理が「表示条件設定手段」を構成する。また、本実施形態では、変更警告処理(項目表示処理)のS603、S604に示す処理が「警告手段」と「通知手段」を構成する。また、本実施形態では、変更項目表示処理(LCD)のS406に示す処理が「選択手段」を構成する。また、本実施形態では、変更項目表示処理(LCD)のS408に示す処理が「初期化手段」を構成する。また、本実施形態では、変更項目表示処理(EWS)のS303に示す処理が「第1送信手段」を構成する。
<複合機の動作説明>
次に、複合機1及び画像形成システム200の動作について説明する。
複合機1は、複合機1の動作について変更された設定項目及び設定値を、基本的には、複合機1のユーザパネル121を用いて設定変更がなされた場合には、複合機1の表示部141に表示し、クライアントPC201を用いて設定変更がなされた場合には、クライアントPC201のディスプレイ260に表示する。以下、この場合分けに従って、複合機1の動作及び画像形成システム200の動作を説明する。
<複合機の動作についての設定項目及び設定値をユーザパネルで変更する場合>
ここでは、ユーザ甲が複合機1を用いて原稿をコピーする場合を例に挙げて説明する。
ユーザ甲は、原稿を読み込んでコピーを行うときに、ユーザパネル121を用いてコピー関連の設定項目や設定値を任意に変更する(図6のS1参照。)。ユーザ甲が、表示条件を設定すると(図6のS2参照。)、複合機1は、表示条件に従って複合機1の表示部141に変更された設定項目と設定値を表示させる(図6のS4参照)。この場合に、ユーザ甲が、変更された設定項目と設定値を記録用紙に印刷することを希望すれば、印刷するためのデータを作成しておく(図6のS5参照。)。その後、複合機1は、変更された設定項目及び設定値を表示部141に適正に表示しているか否かを確認し、適正に表示していなければ、ユーザ甲に警告を発し、その後に、変更された設定項目及び設定値を表示し直す(図6のS6参照。)。これに加えて、ユーザ甲が、変更された設定項目及び設定値の印刷を希望する場合には、複合機1は、変更された設定項目と設定値を記録用紙に印刷する(図6のS7参照。)。この一連の変更項目表示制御動作について、以下に具体的に説明する。
ユーザ甲は、複合機1の設置場所へ行き、モード切替キー128を押してコピー機能を選択した後、複合機1に原稿をセットする。ユーザ甲は、ユーザパネル121のメニューキー134を押下してメニューを一覧表示させ、その一覧の中からコピーに関連する設定項目及び設定値を表示部141に表示させる項目を選択してSETキー132を押下する。すると、コピーに関連する設定項目及び設定値を設定するための画面が複合機1の表示部141に表示される。そこで、ユーザ甲は、コピーについての設定項目及び設定値を任意に設定する。
具体的には、例えば、ユーザ甲が、ナビゲーションキー131を用いて、図14に示すように表示部141に「QUALITY」を表示させ、SETキー132を押下すると、表示部141に「RESOLUTION」が表示される。ユーザ甲がSETキー132を押下すると、図14に示すように、複合機1に現在設定されている解像度(例えば「600dpi」)がアスタリスクマーク「*」と共に表示される。ユーザ甲が、ナビゲーションキー131を操作すると、コピー機能で実行可能な解像度が順次表示される。ユーザ甲が、現在設定されている解像度「600dpi」を「1200dpi」に変更したい場合には、ナビゲーションキー131を操作して表示部141に解像度が「1200dpi」である画面を表示させ、SETキー132を押下する。これにより、表示部141に表示される解像度「1200dpi」の横にアスタリスクマーク「*」が表示され、解像度が「1200dpi」に変更されたことをユーザ甲に知らせる。
ユーザ甲が、コピーについての設定項目及び設定値に関し、最終セットした時点で、複合機1の制御装置210は、ユーザパネル121から設定変更要求があったと判断し、NVRAM214の現在値記憶手段242に記憶されている既存の設定項目及び設定値(例えば、解像度=600dpi)を、ユーザ甲が設定した設定項目と設定値(例えば、解像度=1200dpi)に置き換えて記憶する(図7のS101:YES、S103参照。)。このとき、変更履歴記憶手段243についても、ユーザ甲が変更した設定項目及び設定値を書き込み、それと同時に最も古い設定値を消去する。
ユーザ甲は、コピーについての設定項目及び設定値を変更したら、表示条件を設定する(図6のS2参照。)。
ユーザ甲は、複合機1のメニューキー134を押下することにより、表示部141にメニュー一覧を表示させる。ユーザ甲は、ナビゲーションキー131を用いて表示部141に図15に示す表示条件設定画面を表示させる。これにより、複合機1の制御装置210は、ユーザ甲が表示・印字条件設定メニューに入ったと判断する(図8のS201:NO、S202:YES参照。)。ユーザ甲が、図15に表示条件設定画面を表示させた状態でSETキー132を押下すると、例えば、図16に示すように、複合機1の表示部141に現在設定されている表示条件(ここでは、「コピー関連の変更により表示する。」)が、現在の設定値であることを示すアスタリスクマーク「*」とともに表示される。
ユーザ甲は、表示条件を他の表示条件に変更したければ、ナビゲーションキー131に含まれる上下キーを操作し、図16に示すように表示条件を表示部141に順次表示させる。表示条件は、ユーザ甲が変更された設定項目及び設定値を確認する際の利便性や、設定変更が複合機1に与える影響を考慮して予め複合機1に記憶されている。本実施形態では、表示条件として、例えば、「コピー関連の変更により表示する。」、「プリンタ関連の変更により表示する。」、「スキャナ関連の変更により表示する。」、「画質関連の変更により表示する。」、「速度関連の変更により表示する。」、「設定に矛盾があるときに表示する。」、「現在のモードと関連しない変更により表示する。」、「同じ項目を何度も変更したときに表示する。」が記憶されている。
「コピー関連の変更により表示する。」、「プリンタ関連の変更により表示する。」、「スキャナ関連の変更により表示する。」とは、機能に応じたオーソドックスな項目について変更値を表示させるための項目である。
「画質関連の変更により表示する。」、及び、「速度関連の変更により表示する。」とは、複合機1の性能について変更値を表示させるための項目である。
「設定に矛盾があるときに表示する。」とは、変更された設定項目及び設定値の間に矛盾があるときに、変更された設定項目及び設定値を表示部141等に表示させるための項目である。「設定に矛盾がある」とは、例えば、複合機1の給紙カセット6(Tray2)にOHP及び葉書をセットできない場合に、トレイの項目に「Tray2」を設定しつつ、用紙タイプの項目に「OHP」を設定したときや、トレイの項目に「Tray2」を設定しつつ、用紙サイズの項目に「葉書」を設定したときなどを指す。
「現在のモードと関連しない変更により表示する。」とは、モード切替キー128で設定したモードに関連しない設定項目及び設定値が変更されたときに、変更された設定項目及び設定値を表示部141等に表示させるための項目である。「現在のモードと関連しない変更」とは、例えば、現在のモードが「コピーモード」であるときに、ファクシミリ関連の設定が変更された場合を指す。
「同じ項目を何度も変更したときに表示する。」とは、項目の変更回数を計測しておき、計測回数が所定回数を超えたときに、変更された設定項目及び設定値を表示部141等に表示させるための項目である。
本実施形態では、表示条件の設定を簡易にするために、表示条件を1個だけ設定可能にしている。しかし、表示条件を複数設定するようにして、より多くの変更項目や変更値に関する情報をユーザに提供するようにしてもよい。
ユーザ甲が、既存の設定値で表示条件を設定する場合には、図17に示すように、複合機1の表示部141に「コピー関連の変更により表示する。」を表示させた状態でSETキー132を押下すれば、表示条件「コピー関連の変更により表示する。」を表示条件記憶手段244に改めて記憶させ、表示条件をに設定することが可能である(図8のS202:YES、S203:NO、S204:YES、S205、S206:NO、S207:YES、S210参照。)。
尚、ユーザ甲が、例えば、既存の設定値「コピー関連の変更により表示する。」を異なる表示条件「スキャナ関連の変更により表示する。」に変更したい場合には、ナビゲーションキー131を操作して、図18に示すように表示部141に表示条件「スキャナ関連の変更により表意する。」を表示させ、その状態でSETキー132を押下すれば、表示条件記憶手段244に記憶されている既存の表示条件「コピー関連の変更により表示する。」を、ユーザ甲が希望する表示条件「スキャナ関連の変更により表示する。」に書き換え、表示条件を変更して設定することができる。このとき、新たに選択された表示条件の横には、現在の設定値を表すアスタリスクマーク「*」が表示される(図8のS206:NO、S207:NO、S208:YES、S209、S210参照。)。
ユーザ甲が表示条件の設定を完了すると、複合機1の制御装置210は、複合機1の表示部141に「初期値」と「現在値」を表示する設定項目を決定するとともに、ユーザ甲が希望する場合には、特定の設定項目について初期化を行う(図6のS4参照。)。
ユーザ甲が、メニューキー134を押下し、例えば、図19に示すように「Information」の画面を表示させ、「Information」の画面の中から「変更表示」を選択してSETキー132を押下すると、複合機1の制御装置210は、ユーザパネル121から設定項目表示要求があると判断する(図10のS401:YES参照。)。この場合に、複合機1の制御装置210は、初期値記憶手段241に記憶されている「初期値」と、現在値記憶手段242に記憶されている「現在値」とを比較し、「初期値」と「現在値」とが異なる設定項目をピックアップし、表示部141に2ライン以内で変更された設定項目及びその初期値と現在値を表示できるように、表示項目を決定する(図10のS402参照。)。
決定した表示項目は、ナビゲーションキー131の操作に従って順次表示部141に表示される。例えば、ユーザ甲が、設定項目「解像度」、「エミュレーション」、「トレイ」の設定値を初期値から変更させた場合には、図19に示すように、設定項目「解像度」について初期値「600dpi」と現在値「1200dpi」とが表示され、その後、ナビゲーションキー131を操作すると、他の設定項目「エミュレーション」について初期値「AUTO」と現在値「PS」が表示され、さらにその後にナビゲーションキー131を操作すると、設定項目「トレイ」について初期値「AUTO」と現在値「Tray2」が表示される(図10のS403、S404:YES、S402参照。)。
このとき、ユーザ甲が、ある設定項目について画面表示させた状態でSETキー132を押下すると、複合機1の制御装置210は、画面表示された設定項目を初期化する項目(初期化設定項目)に設定する。例えば、「トレイ」の現在値「Tray2」を初期値「AUTO」に初期化したければ、図20に示すように、表示部141に「トレイ」の「初期値」と「現在値」を表示させた状態でSETキー132を押下すると、複合機1の制御装置210は、「トレイ」を初期化設定項目としてRAM213に記憶する。このとき、複合機1の制御装置210は、設定項目「トレイ」が初期化設定項目として設定されたことをユーザ甲に知らせるために、設定項目「トレイ」の横にアスタリスクマーク「*」を表示する(図10のS403、S404:NO、S405:YES、S406参照。)。
ユーザ甲が、初期化設定項目を設定し、クリアキー133を押下すると、複合機1の制御装置210は、RAM213に記憶された全ての初期化設定項目に対し、「初期値」をNVRAM214の現在値記憶手段242と変更履歴記憶手段243に書き込む(図10のS407:YES、S408参照。)。全ての初期化設定項目に対し、「初期値」をNVRAM214に書き込んだ時点で、複合機1の制御装置210は、例えば、図21に示すように、複合機1の表示部141に「○個の設定が初期化されました。」とメッセージを表示し、初期化設定項目について初期化が完了したことをユーザ甲に知らせる。
尚、ユーザ甲がいずれの設定項目についても初期化を望まない場合には、ユーザ甲は、ナビゲーションキー131に含まれる上下キー、SETキー132、クリアキー133の何れも操作せずに一定時間放置すれば、自動的に変更項目表示処理(LCD)を終了させることができる(図10のS403、S404:NO、S405:NO、S407:NO、S409:YES参照。)。
複合機1の表示部141は、2ラインしか表示されず、図19に示すように、限られた設定項目(例えば、1個の設定項目)についてしか「初期値」と「変更値」を見ることができない。そのため、変更された設定項目の数が多い場合には、変更された設定項目及び設定値を複合機1の表示部141で確認するのに時間がかかる。そのような場合には、ユーザ甲は、複合機1に変更項目印刷要求をすれば、複合機1に、変更された設定項目及び設定値を記録用紙に印刷するためのデータを自動作成させることができる(図6のS5参照。)。
ユーザ甲が、複合機1のメニューキー134を押下してメニュー一覧を表示部141に表示させ、「変更項目印字」の項目を選択すると、複合機1の制御装置210は、ユーザパネル121から変更項目印刷要求があると判断する(図11のS501:YES参照。)。この場合、複合機1の制御装置210は、初期値記憶手段241に記憶されている「初期値」と現在値記憶手段242に記憶されている「現在値」とを比較して、「初期値」と「現在値」が異なる設定項目をピックアップする。そして、複合機1の制御装置210は、ピックアップした設定項目のうち、例えば、ユーザが実行しようとしている機能に関連する設定項目を印字する項目として決定する(図11のS502参照。)。そして、印字する項目として決定した設定項目について、印字するデータを作り出す(図11のS503参照。)。
より具体的には、ユーザ甲がコピー機能を選択している場合には、複合機1の制御装置210は、「初期値」と「現在値」とが異なる設定項目の中から、コピー関連の設定項目(例えば、「解像度」、「エミュレーション」、「トレイ」等)を選択する。複合機1の制御装置210は、ユーザ甲が過去の設定を参考にして設定変更しやすいように、「初期値」と「現在値」を初期値記憶手段241と現在値記憶手段242からそれぞれ読み出す他に、「変更履歴」を変更履歴記憶手段243から読み出し、「初期値」、「現在値」、過去数回分の「変更履歴」を含むデータを作成する。本実施形態では、変更履歴として、1回前の設定値と2回前の設定値を用いる。複合機1は、印字するデータを作り終えた時点で、印字要求が発生する。
上記のようにユーザ甲は、複合機1の動作についての設定項目及び設定値を変更し、その変更内容を表示部141に表示させて確認したり、複合機1に印字するデータを作成させるが、ユーザ甲の設定変更が適正でない場合には、複合機1が動作不良を起こしたり、記録用紙やトナーなどの資源を無駄にする恐れがある。そのため、複合機1は、ユーザ甲が指定した動作(コピー)を実行する前に、ユーザ甲による設定変更が適正であるか否かを判断し、適正でない場合には、警告を発生する(図6のS6参照。)。
例えば、ユーザ甲が表示条件として「コピー関連の変更により表示する。」を選択した場合には、ユーザ甲がユーザパネル121で変更した設定項目の数が、コピー関連項目全体の半分以上であると、ユーザ甲が設定変更を必要以上に行い、複合機1のコピー動作に何らかの悪影響を及ぼす恐れがある。そこで、この場合には、複合機1の制御装置210は、図22に示すように、表示部141に「変更項目が半数以上です。確認ください。」と表示し、ユーザ甲の変更項目に対する注意を喚起する(図12のS601:YES、S602参照。)。そして、変更項目について「初期値」と「現在値」を表示部141に再度表示し、初期化を促す(図12のS4参照。)。また、ユーザ甲が複合機1に変更項目印刷要求をした場合には、複合機1の制御装置210は、印字データを作り直し、再度印字要求を再発生させる(図12のS5参照。)。
ユーザ甲が設定変更した設定項目の数がコピー関連項目全体の半数未満であり、且つ、変更項目が表示条件に合致している場合には、変更された設定項目がユーザ甲の意図に沿って表示されているので、警告する必要がない(図12のS603:YES参照。)。
しかし、ユーザ甲が設定変更した設定項目の数がコピー関連項目全体の半数未満であっても、変更された設定項目が表示条件に合致しない場合には、ユーザ甲の意図に沿わない項目まで表示部141に表示し、ユーザ甲に誤解を与える恐れがある。そこで、複合機1の制御装置210は、設定項目を削除するなどして、表示条件に従って変更項目に関する設定データを整理する(図12のS603:NO、S604参照。)。それから、複合機1の制御装置210は、表示条件に従い、表示部141に警告を表示し、変更項目を変えたことをユーザ甲に知らせる(図12のS605参照。)。
より具体的に説明すると、例えば、コピーモードが選択されていて、ユーザ甲が設定項目として「解像度」、「部数」、「送信先」を選択して設定値を変更した場合には、「解像度」、「部数」は、「表示条件」としての「コピー関連の設定項目」に該当するが、「送信先」は該当しない。そこで、複合機1の制御装置210は、「送信先」を今回の設定項目から削除すると共に、図23に示すように、「COPYの設定が変更されています。確認下さい。」とのメッセージを表示部141に表示してその旨を警告する(図12のS603:NO、S604、S605参照。)。
またこの場合において、例えば、複合機1がユーザ甲により「部数」として3桁が入力された場合には、通常この種のパーソナルユースの複合機1では、「表示条件」としての「コピー関連の設定項目」における部数としては、2桁以内が多いので、表示部141に「異常な設定値が設定されました。確認下さい。」とのメッセージを表示してその旨を警告する(図12のS603:NO、S604、S605参照。)。
警告を見たユーザ甲は、複合機1のユーザパネル121を用いて設定項目表示要求し、整理された変更項目について「初期値」と「変更値」を再確認する(図12のS4参照。)。そして、ユーザ甲が変更項目印刷要求をユーザパネル121に入力した場合には、複合機1の制御装置210は、整理された変更項目に従って印字するデータを作り直し、印字要求を再発生させる(図12のS4、S5参照。)。
複合機1は、印字要求が発生している場合には、図25に示す印字するデータに従って、図24に示すように、各変更項目毎に「初期値」、「2回前の設定値」、「1回前の設定値」、「現在値」を記録用紙に印刷する(図6のS7、図13のS701、S702参照。)。
<複合機についての設定項目及び設定値をクライアントPCで変更する場合>
ここでは、ユーザ甲が、クライアントPC201から複合機1に印刷データを送信し、記録用紙に印刷データを印刷させる場合を例に挙げて説明する。
ユーザ甲は、クライアントPC201Aで作成した画像を印刷するきに、クライアントPC201Aを用いてプリンタ関連の設定項目や設定値を任意に変更する(図6のS1参照。)。ユーザ甲が、クライアントPC201A側で表示条件を選択して複合機1に送信し、複合機1に表示条件を設定すると(図6のS2参照。)、複合機1は、表示条件に従ってクライアントPC201Aのディスプレイ260に変更された設定項目と設定値を表示させる(図6のS3参照)。その後、複合機1は、変更された設定項目及び設定値を表示部141に適正に表示しているか否かを確認し、適正に表示していなければ、クライアントPC201Aに警告を通知する(図6のS6参照。)。この一連の変更項目表示制御動作について、以下に具体的に説明する。
ユーザ甲は、印刷を行うときに、クライアントPC201Aに格納されている変更プログラム262を起動すると、クライアントPC201Aが複合機1にアクセスして、複合機1の設定項目についての「初期値」と「現在値」を送り返すことを要求する。複合機1の制御装置210は、初期値記憶手段241と現在値記憶手段242から「現在値」と「初期値」を読み出して比較し、「初期値」と「変更値」が異なる設定項目をピックアップし、ピックアップした設定項目の「初期値」と「現在値」をクライアントPC201Aに送り返す。クライアントPC201Aは、複合機1から「初期値」と「現在値」を受信し、初期値・変更値記憶手段261に記憶させる。その後、クライアントPC201Aは、受信した「初期値」と「現在値」を設定項目別にディスプレイ260に一覧表示する。ユーザ甲は、ディスプレイ260に表示される内容を見て、変更が必要であれば、変更値を入力し、変更データをクライアントPC201Aからネットワーク202を介して複合機1へ送信する。
複合機1は、変更データを受信した時点で、クライアントPC201Aから設定変更要求があると判断する(図7のS102:YES参照。)。そこで、複合機1の制御装置210は、変更データを解析・処理し、変更データに含まれる設定値をNVRAM214の現在値記憶手段242と変更履歴記憶手段243にそれぞれ書き込む(図7のS103参照。)。
その後、ユーザ甲が、クライアントPC201Aに格納される表示条件設定プログラム263を起動すると、クライアントPC201Aのディスプレイ260に、表示条件を設定するための画面が表示される。ユーザ甲は、ディスプレイ260に表示される表示条件の中から、例えば、「設定に矛盾があるときに表示する。」を選択し、選択内容をクライアントPC201Aからネットワーク202を介して複合機1に送信する。
複合機1は、クライアントPC201Aから表示条件に関するデータを受信すると、クライアントPC201Aが表示条件設定要求があると判断する(図8のS201:YES)。そこで、複合機1は、クライアントPC201Aから受信した表示条件「設定に矛盾があるときに表示する。」を表示条件記憶手段244に記憶し、表示条件を設定する(図8のS210参照。)。
ユーザ甲は、クライアントPC201Aからネットワーク202を介して複合機1に、変更項目を表示することを要求すると、複合機1の制御装置210は、初期値記憶手段241の「初期値」と現在値記憶手段242の「現在値」とを比較し、「初期値」と「現在値」が異なる設定項目をピックアップし、例えば、ピックアップした設定項目の中からプリンタに関連する項目を表示する項目として決定する(図9のS301:YES、S302参照。)。そして、複合機1の制御装置210は、表示する項目として決定した変更項目について、「初期値」と「現在値」と「変更履歴」とを初期値記憶手段241、現在値記憶手段242、変更履歴記憶手段243からそれぞれ読み出し、「初期値」と「現在値」と「変更履歴」を合わせたhtml形式データを作成してクライアントPC201Aに送信する。
複合機1の制御装置210は、ネットワーク202を介してクライアントPC201Aから表示条件を受信すると、クライアントPC201Aから変更項目表示要求があると判断し、初期値記憶手段241に記憶されている「初期値」と現在値記憶手段242に記憶されている「現在値」とを比較して変更された設定項目と設定値を特定し、表示条件に合致する項目を決定する(図9のS301:YES、S302参照。)。複合機1の制御装置210は、決定した項目について、初期値記憶手段241と現在値記憶手段242から「初期値」と「現在値」をそれぞれ読み出し、読み出した「初期値」と「現在値」とをあわせて、図25に示すようなhtml形式のデータを作成する。本実施形態では、図25に示すように、html形式のデータは、変更項目毎に初期値、2回前の設定値、1回前の設定値、現在値を順に記憶している。例えば、変更項目「解像度」については、左側から右側に向かって順に、初期値「600dpi」、2回前の設定値「300dpi」、1回前の設定値「300dpi」、現在値「1200dpi」を順に並べて記憶する。複合機1は、作成したhtml形式のデータを、ネットワーク202を介してクライアントPC201Aに送信する。データを受信したクライアントPC201Aは、データを展開して、図26に示すように変更項目表示画面をディスプレイ260に表示する(図9のS303参照。)。
図26に示す変更項目表示画面には、「設定変更された項目」の表示欄301、「初期値」の表示欄302、「2回前設定」の表示欄303、「1回前設定」の表示欄304、「現在設定」の表示欄305、「初期化」の選択欄306、「決定」のボタン欄307、「終了」のボタン欄308などが設けられている。
「設定変更された項目」の表示欄301は、変更された設定項目を表示する欄である。本実施形態では、変更された設定項目として「解像度」「エミュレーション」、「トレイ」が表示されている。
「初期値」の表示欄302は、各項目の「初期値」が表示される。例えば、「解像度」の場合には「初期値」が「600dpi」に設定され、「エミュレーション」の場合には「初期値」が「AUTO」に設定され、「トレイ」の場合には「初期値」が「AUTO」に設定される。
「2回前設定」の表示欄303と「1回前設定」の表示欄304は、過去に設定された変更値を記憶するものである。これらは、複合機1の変更履歴記憶手段243から読み出されて複合機1からネットワーク202を介してクライアントPC201Aに送信されてきた「変更履歴」を表示しており、過去の設定をユーザに知らしめて設定項目や設定値を変更する際の参考に供するようになっている。本実施形態では、「2回前設定」の表示欄303又は「1回前設定」の表示欄304をマウス等でクリックすると、表示されている項目がユーザによって選択された過去の設定に一括変換され、ユーザの入力にかかる手間を軽減できるようになっている。
「現在設定」の表示欄305は、各項目の「現在値」が表示される。
「初期化」の選択欄306は、各項目について初期化する項目を設定するものである。選択した選択欄306には、●が表示され、選択の有無をユーザに知らしめるようになっている。
「決定」のボタン欄307は、「初期化」の選択欄306において選択した項目について初期化することを決定するものである。
「終了」のボタン欄308は、初期化せずに、変更された設定項目及び変更値の表示を終了させるものである。
ユーザ甲が、図26に表示される項目のうち、「解像度」と「エミュレーション」について初期化したい場合には、「解像度」と「エミュレーション」の前に設けられた「初期化」の選択欄306,306をクリックして初期化設定項目を選択した後、「決定」のボタン欄307をクリックする。すると、クライアントPC201Aからネットワーク202を介して複合機1に選択した項目(ここでは「解像度」と「エミュレーション」)を含むデータが送信される。複合機1の制御装置210は、そのデータを展開し、選択された項目「解像度」と「エミュレーション」について現在値記憶手段242の「現在値」を「初期値」に書き換えるとともに、変更履歴記憶手段243の変更履歴に「初期値」を書き込む(図9のS304:YES、S305参照。)。
尚、ユーザ甲が変更された項目のいずれについても初期化を望まない場合には、図26に示すようにクライアントPC201Aのディスプレイ260に表示された「終了」のボタン欄308をマウス等でクリックする。すると、クライアントPC201Aがネットワーク202を介して複合機1の制御装置210に、クライアントPC201Aのディスプレイ260に変更された設定項目及び設定値を表示する処理を終了する指示を与える(図9のS304:NO参照。)。これにより、クライアントPC201Aは、表示条件設定プログラム263を終了する。
ユーザ甲がクライアントPC201Aを用いて変更した設定項目及び設定値が適正でない場合には、複合機1が正常に印字データを印刷できない恐れがある。そのため、複合機1は、ユーザ甲が変更した変更項目の数をカウントし、変更項目数がプリンタ関連の全項目数の半分以上である場合には、クライアントPC201Aにネットワーク202を介して警告を通知する(図12のS601:YES、S602参照。)。
また、ユーザ甲が設定した変更項目の数がプリンタ関連の全項目数の半分以上でなくても、例えば、変更項目の中に、設定に矛盾がない変更項目が含まれており、ユーザ甲が設定した表示条件「設定に矛盾があるときに表示する。」に合致しない場合には、複合機1の制御装置210は、設定に矛盾がない変更項目を消去するなどして、表示条件に従って変更項目に関する設定データを整理する(図12のS603:NO、S604参照。)。そして、複合機1の制御装置210は、変更項目が表示条件に合致していないことをユーザ甲に知らせる警告をクライアントPC201Aにネットワーク202を介して送信する(図12のS605参照。)。クライアントPC201A側で警告を見たユーザ甲は、表示条件設定プログラム263を起動し、設定項目を変更し直す。
<本実施形態の複合機の作用効果>
従って、本実施形態の複合機1は、複合機1の動作についての各設定項目の初期値を記憶する初期値記憶手段241(図4参照。)と、初期値を変更する「変更手段」(図7のS103参照。)と、「変更手段」により変更された変更値を記憶する現在値記憶手段242(図4参照。)とを備えるものであって、「変更手段」により変更された設定項目を抽出する「設定項目抽出手段」(図9のS302、図10のS402、図11のS502参照。)と、「設定項目抽出手段」により抽出された設定項目について、現在値記憶手段242に記憶された「現在値」と初期値記憶手段241に記憶された「初期値」とを共に表示する「表示手段」(図9のS303、図10のS403、図13のS702参照。)と、を有しているので、変更された設定項目については「初期値」と「現在値」が複合機1の表示部141又はクライアントPC201Aのディスプレイ260に表示され、若しくは、記録用紙に印刷されるが、変更されない設定項目については何も複合機1の表示部141やクライアントPC201Aのディスプレイ260に表示されず、若しくは、記録用紙に印刷されない。そのため、本実施形態の複合機1によれば、ユーザ甲は、複合機1の表示部141やクライアントPC201Aのディスプレイ260に表示された設定項目又は記録用紙に印刷された設定項目の中から変更された設定項目及び設定値を探す必要がなく、設定が変更された複合機1の設定項目について迅速に理解することができる。また、本実施形態の複合機1によれば、複合機1の表示部141に「初期値」と「現在値」が共に表示されるので、ユーザ甲は「初期値」若しくは「初期値」から「現在値」への変更量を容易に理解することができる。
また、本実施形態の複合機1によれば、「変更手段」(図7のS103参照。)により変更された設定項目の数を計数する「計数手段」(図12のS601参照。)と、計数手段の計数値が所定値以上になったときに警報する「警報手段」(図12のS602参照。)と、を有しているので、複合機1の動作についての設定項目が急に変えられ、複合機1が動作不良を生じることを防止できる。
また、本実施形態の複合機1によれば、複合機1の表示部121に変更値を表示する表示条件を設定する「表示条件設定手段」(図8のS210参照。)と、「設定項目抽出手段」(図9のS302、図10のS402、図11S502参照。)により抽出された設定項目又は当該設定項目の変更値が、「表示条件設定手段」により設定された表示条件に合致しないときに警告する「警告手段」(図12のS605参照。)と、を有するので、ユーザ甲が誤って設定項目を変更したときに、複合機1の動作前に設定の誤りを発見することができ、利便性がよい。
また、本実施形態の複合機1によれば、「変更手段」(図7のS103参照。)により変更された設定項目を選択可能な「選択手段」(図9のS304、図10のS406参照。)と、「選択手段」により選択された設定項目の設定値について、初期値記憶手段241に記憶された初期値に変更する「初期化手段」(図9のS305、図10のS408参照。)と、を有するので、変更値を初期値に簡単に戻すことができる。
尚、複合機1が、変更された設定項目についての初期値と現在値とを共に記録用紙に印刷するので(図11、図13参照。)、複合機1の動作について初期値より変更された設定項目及び変更値をユーザ甲が迅速に理解することができる。
また、本実施形態の画像形成システム200は、複合機1の動作についての各設定項目の初期値を記憶する初期値記憶手段241と、初期値より変更された現在値を記憶する現在値記憶手段242とを備える複合機1(図4参照。)に、クライアントPC201がネットワーク202を介して接続されたものであって(図1参照。)、複合機1は、初期値より変更された設定項目を抽出する「設定項目抽出手段」(図9のS302、図10のS402参照。)と、「設定項目抽出手段」により抽出された設定項目について、現在値記憶手段242に記憶された「現在値」と初期値記憶手段241に記憶された「初期値」とを共にクライアントPC201にネットワークを介して送信する「第1送信手段」(図9のS303参照。)と、を有しているので、変更された設定項目については「初期値」と「現在値」をクライアントPC201に送信してクライアントPC201Aのディスプレイ260に表示させるが、変更されない設定項目については何もクライアントPC201Aに送信せずクライアントPC201Aのディスプレイ260に表示させない。そのため、本実施形態の画像形成システム200によれば、ユーザ甲は、クライアントPC201Aのディスプレイ260に表示された設定項目の中から変更された設定項目及び変更値を探す必要がなく、設定が変更された複合機1の設定項目について迅速に理解することができる。また、本実施形態の画像形成システム200によれば、クライアントPC201Aに「初期値」と「現在値」が共に表示されるので、ユーザ甲は「初期値」若しくは「初期値」から「現在値」への変更量を容易に理解することができる。
また、本実施形態の画像形成システム200によれば、クライアントPC201Aは、複合機1から送信されてきた「現在値」と「初期値」とを受信する「受信手段」(変更プログラム262)と、受信した「変更値」と「初期値」とを記憶する初期値・変更値記憶手段261と、初期値・変更値記憶手段261に記憶された「初期値」若しくは「現在値」を変更する「変更手段」(変更プログラム262)と、変更された変更値を画像形成装置へ送信する「第2送信手段」(変更プログラム262)と、を有しているので、ユーザ甲は、複合機1から離れて設置されるクライアントPC201A側から、複合機1の動作についての設定項目及び初期値若しくは変更値を確認し、複合機1の動作についての設定項目及び設定値を変更することができる。
また、本実施形態の画像形成システム200によれば、変更履歴記憶手段243が、変更値の履歴を記憶しており、複合機1の「第1送信手段」(図9のS303参照。)が、変更履歴記憶手段243に記憶された「変更履歴」をクライアントPC201Aに送信するものであるので、ユーザ甲は、クライアントPC201A側から、複合機1についての過去の設定項目や変更値を確認し、それを参考にして複合機1の動作についての設定項目や初期値若しくは直前の変更値を変更することができる。
また、本実施形態の画像形成システム200によれば、クライアントPC201Aは、ディスプレイ260に「現在値」を表示する表示条件を設定する「表示条件設定手段」と、変更表示条件設定処理において設定した表示条件をネットワーク202を介して複合機1へ送信する「第3送信手段」とを含む表示条件設定プログラム263(図5参照。)を有し、複合機1が、「設定項目抽出手段」により抽出された設定項目又は当該設定項目の設定値が、クライアントPC201Aから受信した表示条件に合致しないときに、クライアントPC201Aに警告を通知する「通知手段」(図12のS605参照。)と、を有するので、ユーザが誤って設定項目の変更値を設定したときに、装置の動作前に設定の誤りを発見することができ、利便性がよい。
尚、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施の形態では、複合機1を電子装置及び画像形成装置として使用したが、コピー機、プリンタ、ファクシミリなどを電子装置及び画像形成装置として使用してもよい。
(2)例えば、上記実施形態では、変更履歴記憶手段243が、変更値の履歴を記憶しており、複合機1の表示部141に「初期値」と「変更値」のみを表示したが、表示部141に表示可能であれば、「初期値」及び「現在値」とともに、変更履歴記憶手段243に記憶された変更値の履歴を表示部141に表示するようにして、複合機1のユーザが過去の設定項目や変更値を参考にして設定項目や初期値若しくは直前の変更値を変更することができるようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、複合機1側で設定変更した場合には、変更項目及び変更値を複合機1の表示部141に表示し、クライアントPC201側で設定変更した場合には、変更項目及び変更値をクライアントPC201のディスプレイ260に表示した。これに対して、設置変更した機器によって表示先を決めず、ユーザの選択等によって、複合機1の表示部141とクライアントPC201のディスプレイ260何れかに表示するようにしてもよいし、複合機1の表示部141とクライアントPC201のディスプレイ260の双方に表示するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、警告をメッセージで表示したが(図12のS602、S605参照。)、ブザー音やアナウンスなどで警告を発してもよい。
本発明の実施形態に係る画像形成システムのブロック図である。 図1に示す複合機の外観斜視図である。 図2に示す複合機の断面図である。 図1に示す複合機に内蔵される制御装置のブロック図である。 図1に示すクライアントPCの制御ブロック図である。 図1に示す複合機が実行する設定変更表示制御処理を示すフローである。 図6に示す設定の変更処理を示すフローである。 図6に示す変更表示条件設定処理を示すフローである。 図6に示す変更項目表示処理(EWS))を示すフローである。 図6に示す変更項目表示処理(LCD)を示すフローである。 図6に示す変更項目印字処理を示すフローである。 図6に示す変更警告処理(項目表示処理)を示すフローである。 図6に示す印字処理を示すフローである。 図7に示す設定の変更処理を実行した場合における複合機の表示部に表示 される画面の表示例を示す図である。 図8に示す変更表示条件設定処理を実行した場合における複合機の表示部 に表示される画面の表示例を示す図である。 図8に示す変更表示条件設定処理を実行した場合における複合機の表示部 に表示される画面の表示例を示す図である。 図8に示す変更表示条件設定処理を実行した場合における複合機の表示部 に表示される画面の表示例を示す図である。 図8に示す変更表示条件設定処理を実行した場合における複合機の表示部 に表示される画面の表示例を示す図である。 図10に示す変更項目表示処理(LCD)を実行した場合における複合機 の表示部に表示される画面の表示例を示す図である。 図10に示す変更項目表示処理(LCD)を実行した場合における複合機 の表示部に表示される画面の表示例を示す図である。 図10に示す変更項目表示処理(LCD)を実行した場合における複合機 の表示部に表示される画面の表示例を示す図である。 図12に示す変更警告処理(項目表示処理)を実行した場合における複合 機の表示部に表示される画面の表示例を示す図である。 図12に示す変更警告処理(項目表示処理)を実行した場合における複合 機の表示部に表示される画面の表示例を示す図である。 変更された設定項目及び設定値の印字例を示す図である。 複合機からクライアントPCに送信する表示データのデータ構造について 一例を示す図である。 図8に示す変更表示条件設定処理を実行した場合におけるクライアントP Cのディスプレイに表示される画面の表示例を示す図である。
符号の説明
1 複合機(画像形成装置)
200 画像形成システム
201 クライアントPC(上位装置)
202 ネットワーク(通信手段)
240 設定変更表示制御プログラム(設定項目抽出手段、表示手段、印刷手段、計数手段、警報手段、表示条件設定手段、警告手段、通知手段、選択手段、初期化手段、第1送信手段)
241 初期値記憶手段
242 現在値記憶手段(変更値記憶手段)
243 変更履歴記憶手段(変更値記憶手段)
261 初期値・変更値記憶手段(記憶手段)
262 変更プログラム(受信手段、第2送信手段、変更手段)
263 表示条件設定プログラム(表示条件設定手段、第3送信手段)

Claims (10)

  1. 装置の動作についての各設定項目の初期値を記憶する初期値記憶手段と、前記初期値を変更する変更手段と、前記変更手段により変更された変更値を記憶する変更値記憶手段とを備える電子装置において、
    前記変更手段により変更された設定項目を抽出する設定項目抽出手段と、
    前記設定項目抽出手段により抽出された設定項目について、前記変更値記憶手段に記憶された変更値と前記初期値記憶手段に記憶された初期値とを共に表示する表示手段と、を有することを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1に記載する電子装置において、
    前記変更手段により変更された設定項目の数を計数する計数手段と、
    前記計数手段の計数値が所定値以上になったときに警報する警報手段と、を有することを特徴とする電子装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する電子装置において、
    前記表示手段に前記変更値を表示する表示条件を設定する表示条件設定手段と、
    前記設定項目抽出手段により抽出された設定項目又は当該設定項目の変更値が、前記表示条件設定手段により設定された表示条件に合致しないときに警告する警告手段と、を有することを特徴とする電子装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載する電子装置において、
    前記変更手段により変更された設定項目を選択可能な選択手段と、
    前記選択手段により選択された設定項目の設定値について、前記初期値記憶手段に記憶された初期値に変更する初期化手段と、を有することを特徴とする電子装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載する電子装置において、
    前記変更値記憶手段が、前記変更値の履歴を記憶しており、
    前記表示手段が、前記変更値記憶手段に記憶された前記変更値の履歴を表示するものであること、を特徴とする電子装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載する電子装置が、印刷手段を備えた画像形成装置であって、前記表示手段が前記印刷手段であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 装置の動作についての各設定項目の初期値を記憶する初期値記憶手段と、前記初期値より変更された変更値を記憶する変更値記憶手段とを備える画像形成装置に、上位装置が通信手段を介して接続された画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置は、
    前記初期値より変更された設定項目を抽出する設定項目抽出手段と、
    前記設定項目抽出手段により抽出された設定項目について、前記変更値記憶手段に記憶された変更値と前記初期値記憶手段に記憶された初期値とを共に前記上位装置に前記通信手段を介して送信する第1送信手段と、を有することを特徴とする画像形成システム。
  8. 請求項7に記載する画像形成システムにおいて、
    前記上位装置は、
    前記第1送信手段が送信した前記変更値と前記初期値とを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記変更値と前記初期値とを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記変更値若しくは前記初期値を変更する変更手段と、
    前記変更手段により変更された変更値を前記画像形成装置へ送信する第2送信手段と、を有することを特徴とする画像形成システム。
  9. 請求項7又は請求項8に記載する画像形成システムにおいて、
    前記変更値記憶手段が、前記変更値の履歴を記憶しており、
    前記第1送信手段が、前記変更値記憶手段に記憶された前記変更値の履歴を前記上位装置に送信するものであること、を特徴とする画像形成システム。
  10. 請求項7乃至請求項9の何れか1つに記載する画像形成システムにおいて、
    前記上位装置は、
    前記表示手段に前記変更値を表示する表示条件を設定する表示条件設定手段と、
    前記表示条件設定手段が設定した前記表示条件を前記通信手段を介して前記画像形成装置へ送信する第3送信手段とを有し、
    前記画像形成装置が、
    前記設定項目抽出手段により抽出された設定項目又は当該設定項目の変更値が、前記上位装置から受信した前記表示条件に合致しないときに、前記上位装置に警告を通知する通知手段と、を有することを特徴とする電子装置。
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