JP2007327824A - 端子リード検査方法 - Google Patents

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大和 輿水
Takayuki Fujiwara
孝幸 藤原
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隆 渡辺
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Abstract

【課題】特殊な光拡散部材の如きものを用意することなく、しかも端子リードの先端の異常な屈曲、或いはそこへの異物の付着などがあった場合においても、端子リードの平坦度並びにプリント基板とのクリアランスを正確に検査し得る端子リード検査方法を提供する。
【解決手段】ワークWを水平方向に移動させ、その前後の状態を1台のカメラCで撮像し、もって同移動の前後における計測点pmnと該カメラとの3点を結ぶ3角形をベースにカメラCから計測点間の垂直距離Hnを算出する単眼ステレオ計測法を成立させると共に、上記計測点を複数設定し、該計測点相互の上記距離又は同計測点相互の高さhnを比較し、若しくは規格値Stとそれらを比較し、ワークWの平坦度、曲がり、捻れなどを検査・判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は端子リード検査方法に係り、特にコネクタの如き電子部品の端子はんだ付け面の平坦度を精密に検査し得る端子リード検査方法に関するものである。
携帯電話、パソコン、テレビ、デジカメに代表される如き電子器機にあっては、益々その高性能化と小型・軽量・薄型への進化を加速しており、それらに採用されるコネクタのような電子部品も多極(多端子)化、狭ピッチ(狭端子間隔)化、小型化、薄型化への道を辿っている。そして、斯様な電子部品の多くは、プリント基板表面に設けられた導体パターン上にリフローはんだ付けされる(これを表面実装と言う)。この表面実装の際、端子リードのはんだ付け面とプリント基板の表面とが、ほぼ平行で且つ所定のクリアランス以下であることが肝要であり、さもないと上記導体パターンと端子リードのはんだ付け面とのはんだ付けが上手くできず、導通不良やはんだ付け強度不足を招き兼ねない。従って、この端子リードのはんだ付け面がプリント基板の表面に対して平坦で且つ所定のクリアランス以下であることを、全端子リードについて検査する必要がある。
従来、上記検査は、主に、熟練した検査員による目視チェックで行なわれていたが、上述のように多極化と狭ピッチ化が進行した昨今のコネクタの如き電子部品にあっては、もはや目視チェックで合否判定ができる状況にはない。
そこで、 例えば、画像処理によって端子リードを自動検査する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1においては、図1に示すように、検査ステージ1にPCカードコネクタ2を載置し、光拡散部材3を上昇させて平板部7をPCカードコネクタ2のモールド部5と端子リード6の間に挿入する。そして、受光部8に光源4から光線を照射し、平板部7からの拡散光10によって、端子リード6の透過画像を撮像装置11で撮像し、その出力信号をデータ処理装置12に送って、端子リード6のコプラナリティとピッチを測定するものである。
特開2003−207326公報
ところで、上記特許文献1によれば、モールド部5と端子リード6の間に薄い平板部7を挿入し、これを光源4からの光線照射で均一に光らせ、端子リード6を後方からの透過照明を用いた透過画像として撮像しているので、端子リード6の先端形状のばらつきによる測定誤差の発生を回避し、先端形状に影響されない測定を可能としている。このため、データ処理装置12によって、安定したコプラナリティ測定の結果を得ることができる。
しかしながら、上記特許文献1では、カードコネクタ2に固有の平板部7付き光拡散部3を用意しなければならず、さらにカードコネクタ2を検査ステージ1に載置する際には、光拡散部材3を下方に退避させる必要もあって、コネクタの全品検査、しかも全端子検査、さらにはその生産工程中に検査工程をも組み入れたインライン方式などを想定した場合、実現性に乏しいものであった。
また、上記特許文献1では、上述の如く端子リード6を後方からの透過照明を用いた透過画像として撮像しているので、図2に示すように、端子リード6の先端が上方に異常屈曲していたような場合であっても(或いは反対に下方に異常屈曲していたような場合であっても)、さらには端子リード6と検査ステージ1の間にバリ等の異物が介在していても、画像上ではこれらを判別できず、不良品であるにもかかわらず、これを良品として見逃してしまうことになる。なお、同図2では該異物を黒塗りに誇張表示して分かり易くしている。
本発明の課題は、特殊な光拡散部材の如きものを用意することなく、しかも端子リードの先端の異常な屈曲、或いはそこへの異物の付着などがあった場合においても、端子リードの平坦度並びにプリント基板とのクリアランス、あるいは端子ピッチを正確に検査し得る端子リード検査方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ステージS上にブロックBが水平方向に移動可能に配置され、前記ブロックB上にフィクサFが取り付けられ、前記フィクサF上にワークWが載置されている場合に、前記ブロックBまたは前記フィクサFにマークMを付すか若しくは前記ブロックBまたは前記フィクサFの一部をマークするとともに、前記ブロックBのワーク載置面から所定距離K隔てて該ブロックBの上方で且つ該ワーク載置面に対して垂直に1台のカメラCを固定して、該カメラCで前記ブロックBの移動前後の前記ワークW等の状態を撮影し、その撮影画像をコンピュータ処理し得るように成し、もって三次元の距離を測定する単眼ステレオ計測法を成立させておき、前記ワークWの端子リードTnのはんだ付け面を前記ワーク載置面に対向させて載置し、該はんだ付け面の反対側のリード上面において複数の計測点Pmnの高さHn(またはhn)を測定し、それら測定値を規格値St(またはSpt)と比較して、前記測定値のいずれもが前記規格値内であれば、該端子リードTnは前記ワーク載置面に対して平坦であると判定し、前記測定値のいずれかが前記規格値から外れているときは、該端子リードTnは前記ワーク載置面に対して平坦でないと判定することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記リード上面の先端側の1点と奥側の1点の前記高さHn(またはhn)を比較し、その差が所定量を超えているときは、該端子リードTnは屈曲していると判定することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記リード上面の右側の1点と左側の1点の前記高さHn(またはhn)を比較し、その差が所定量を超えているときは、該端子リードTnは捻れていると判定することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1において、前記リード上面の1点の座標と、隣接する端子リードの対応する1点の座標とから、隣り合う端子リード間のピッチplを求めるとともに、該ピッチplと規格値Sptまたは他の端子リード間距離とを比較し、前記ピッチplが規格値Sptまたは他の端子リード間距離から外れているとき、該ピッチは不適合であると判定することを特徴としている。
本発明によれば、極めて簡単な測定器で端子リードのプリント基板に対する平坦度並びにそれとのクリアランス、さらには端子ピッチの検査が極めて正確にでき、且つ端子リードそのものが屈曲変形していた場合でも、また同リードに異物が付着していたような場合でも、これら欠陥を見逃すようなことはない。
そして、この検査は、単眼ステレオ計測法を利用した三次元測定を基礎としているので、その精度は非常に高く、それでいて複眼ステレオ計測法等に比してカメラキャリブレーションを要しない他、これに特別なデバイスやシステムを用意する必要がないことから廉価な検査とすることもでき、さらにこれを該電子部品の生産工程内に組み込んだインライン方式の品質検査システムを構築することも可能である。
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
以下、本発明の好適実施形態を添付図面に基づいて説明するに先立ち、説明の便宜上、図3に示したコネクタにおける端子リードTn(n=1,2,3・・・:端子数)とその表面実装の際のプリント基板に相当するブロックBの間の高さhn(n=1,2,3・・・:測定個所を示す番号)を測定するものとする。すなわち、ある端子リードTnの各計測ポイントp1nの高さhnの差がゼロに近いほど、異常屈曲は発生していないと判断でき、該リードは、ブロックBに対し平行に近い状態であることが判る。また、その高さhnのが所定値以下ならば、該リードはブロックBに対して的確なクリアランスを有すると判断できる訳である。これらの計測値を、はんだ付け性を左右する値と比較し、これから外れるものを不良品とする。そして、このコネクタは、複数の端子リードTnを備えていてそのいずれに異常があっても不良品とされるべきであることから、全ての端子リードの高さhnを計測するものとし、また、このコネクタを以下、ワークWと称することする。
本発明の検査方法におけるワーク撮像環境の概要を図4によって説明する。図4において、Sはほぼ水平に据え付けられたステージ、Bはその上を水平に移動可能に設置されたブロック、Wは上記コネクタ、即ちワーク、FはワークWをブロックB上にセットするためのフィクサ、CはステージSの上方に固定された1台のカメラであり、Qはその結像面、またLはカメラCの中心線であってこの中心線LはステージSに対して垂直となっている。なお、ステージSを水平に設置するには、これを定盤の上にセットすることが望ましいが、これに限定されるものではない。また、フィクサFはポケットの如きもので、ワークWがそこにセットされたとき、ワークWに歪みが生じないように、無負荷状態で載置し得るものであることが好ましい。
そして、同図中、記号pmn(m=1,2、:mは後述するブロックBの移動前後を区別する記号で、1は移動前、2は移動後、また、n=1,2,3・・・:nは1つのリードの中での測定個所を示す番号)で示す点が前記端子リードの先端部における計測点に相当するもの(但し、該計測点は図21、図22などを用いて後述のステップでその座標が特定されるものであり、本来、この図4には現れないが、本発明の理解を助けるため、便宜的にこの記号を表記した)で、前述の高さhn(n=1,2,3・・・:測定個所を示す番号)はブロックBの表面、すなわちワーク載置面から該計測点までの距離であるが、これを直接計測する代わりに上記カメラCから同ワーク載置面までの距離Kと、同カメラCから該計測点までの距離までの距離Hn(n=1,2,3・・・:測定個所を示す番号)との差から該高さを求めるものである。
また、記号Mで示すポイントはブロックBに貼付したマークで、ブロックBの移動前後の撮像画像からその移動距離Dを実測したり、或いは上記計測点pmnを含む小領域を取り込む際の基準座標に用いるものであるが、実際にはこの図4には現れないものであるも、説明の便宜から表示した。勿論、ワークWにこのマークMを貼付することを妨げるものではないが、そうすると、被検査体であるワークWを交換するたびにマークMの貼り替え作業が必要となってしまうので、ブロックBに貼付する方が良い。同理由から、フィクサFにマークMを貼付しても良い。
このようなワーク撮像環境を用意し、ブロックB上のフィクサFにワークWをセットして、その上方から照明を当ててこの状態をカメラCで撮像し、続いてブロックBと共にワークWを任意に移動させ、且つその状態をカメラCで撮像して、前記距離Hn或いは高さhnを測定せんとする本発明は、所謂三角測量の原理を用いた単眼ステレオ計測法を基礎としており、ワークWを移動させてその前後の位置と固定されたカメラCとの間でベースとなる三角形を描いている。なお、このワークWの移動を円滑に行わせるため、それが載置されたブロックBを移動させるようにしたが、直接ワークWのみを移動させるようにしても良い。また、ブロックBを適確に移動し得るようにするため、例えば図5に示す如く公知のプッシュロッドなどをそこに組み込むことは有効である。
マークMは、図6に示す如く、黒い台紙(紙である必要は無い)に複数のかまぼこ状の白抜き目印部を形成してなり、図7から明らかなように、ワークWである端子リード並列方向に対してほぼ平行となるように、ブロックBに貼付してある。
より具体的には、図6に示す如く、このマークMは1.0mm幅ssの切り欠きであり、撮像照明光の照射条件等によって該マークMの画像の鮮明度が低下する場合に備えて、同一形状のマークを所定の間隔をおいて複数設けてある。
但し、このマークMは座標抽出のためものであるから、上記大きさで無くとも、或いは複数で無く1個だけであっても良く、更にはブロックBやフィクサFの一部であって他と明快に識別可能な目印になるものであればそれでも構わない。
そして、このマークMを含むワークW全体の初期状態、即ちワーク載置状態を、カメラCによって撮像し、図7に示す如きその画像データをコンピュータに読み込む(ステップ1:第1撮像)。
この図7から明らかなように、この撮像画像には、マークMを含むワークWの全容が写っており、同マークMを拡大表示したものが図8であるが、この拡大画像におけるマークMの輪郭は画素の濃い部分と薄い部分とがランダムに混在していて必ずしも明確ではない。したがって、このマークMのx軸方向とy軸方向の2本の輪郭線からその交点を求め、この交点をマークの第1の特徴となる点、即ちブロック移動前の始点座標OP1として見出したい所、このままではそれができない。
そこで、先ず上記図8の画像の中からマークMの輪郭を抽出するため、エッジ生成処理によって図9に示す如き非直線状の輪郭(横方向(x軸方向)の輪郭線及び縦方向(y軸方向))の輪郭線を得るべく、例えば下記(1)式及び(2)式のガウシアンフィルタによる平滑化処理の後、例えば下記(3)式によるラブラシアン処理を行なう(ステップ2:非直線輪郭の生成)。
なお、ここで求めたいのは基準となる前記始点座標OP1(図10参照)であり、そのために本実施例ではかまぼこ状のマーク画像から縦・横2本の輪郭線を抽出し、その交点を求めんとする訳で、マークMがかまぼこ形状故にその輪郭線は各々x軸とy軸に略沿ったものが得られるものとして説明したが、該輪郭線は上記交点が得られるものであれば如何なるものであっても良い。即ち、マークは本実施例の形に限られない。また、y軸に略沿った輪郭をかまぼこ状の左辺に求めたが、これは右辺であっても良い。
ここで、G(x,y)はガウシアンフィルタの設定値、σは標準偏差値(ガウシアンフィルタのパラメータ)、F(x,y)はガウシアン処理後の平滑化画像、f(x,y)処理前の入力画像、▽2F(x,y)はエッジ画像である。
なお、前記ステップ1でコンピュータに取り込まれた画像は広範なもので、この画像全体の中からマークMを探し出し、更に上記演算などを行うとなると、その処理時間は長くなり、前記インライン方式の検査には不適であることから、予めマークMが撮像されているであろう領域を想定しておき、マークM全体を含む周辺の小領域を切り取って上記処理をすることは、有効である。
続いて、上述のようにして得られた非直線状の輪郭から、図10に示すような各々の近似直線(x軸方向の近似直線y=ax+b、y軸方向の近似直線y=ax+b)を生成するべく、下記(4)式〜(6)式により最小2乗近似法の演算を行なう(ステップ3:近似直線の生成)。
ここで、aは近似直線の傾き、bは切片、mは近似直線生成のための対象となる特徴点の個数(m個)、iは特徴点をカウントするための変数(i=1〜m)である。
さらに、上記(4)式〜(6)式から求めたx軸方向の近似直線y=ax+bとy軸方向の近似直線y=ax+bの連立方程式を解いてその交点を求め、これを前記ワーク載置初期状態、つまりブロックBの移動前の状態の基準点(即ち始点座標OP1)とする(ステップ4:始点座標OP1の算出)。
次に、前記ステージS上でブロックBを任意に移動させる。何となれば、その移動距離Dを実測するのだから、移動量、方向とも、何ら制限されない。但し、前述のプッシュロッドの如きものをもって所定の方向に所定の距離、移動させることは有効である。また、前述の通り、ワークである前記コネクタの全端子リードを測定するため、ブロックBは該コネクタの長手方向、すなわちリードの並列方向に摺動させることが肝要である。
その結果、該ブロックと共にフィクサFにセットされたワークWも一緒に移動するから、この移動後のワークWなどを、再度、カメラCで撮像、そのデータをコンピュータに取り込む(ステップ5:第2撮像)。図11はこの移動後の撮像画像である。
このブロック移動後の撮像画像からも、マークMの画像を取り込んでその終点座標OP2を抽出する訳であるが、前述の通り、マークMの輪郭はぼやけているので、前記エッジ生成処理を行って縦・横2方向の非直線状の輪郭を求める(ステップ6:非直線輪郭の生成)。このステップ6における処理は前記ステップ2と同じである。続いて、最小2乗近似法を使って近似直線を生成する(ステップ7:近似直線の生成)。このステップ7における処理は前記ステップ3と同じである。さらに、連立方程式を解いて2つの近似直線の交点を算出し、上記終点座標OP2を求める(ステップ8:終点座標OP2の算出)。このステップ8における処理は前記ステップ4と同じである。
勿論、上記ステップ6に先立ち、前述の如く、全体の画像からマークMを含む周辺の小領域を切り取って上記演算処理をすることは、演算時間短縮に有効である。
以上のようにしてブロックBの移動前後における基準点、即ちマークMの始点OP1と終点OP2の座標が図12のように明らかになったことから、下記(7)式から両点の座標差を計算することによって、ブロックBの実移動距離Dを求める(ステップ9:移動距離Dの算出)。
勿論、ブロックBが前記プッシュロッド等でx軸方向に送出されるような構造とすれば、図12においてD=tであり、始点OP1と終点OP2の座標差から簡単に実移動距離Dを求めることができる。
換言するに、上記(7)式によって実移動距離Dを求める前提は、ブロックBの移動前後でその姿勢が変化している、即ちx軸に対してある角度βをもってブロックBが移動したことを仮定しており、この場合の該角度(ブロックBの姿勢変化角度)βは下記(8)式より求めることができる。
ここで、tは始点座標OP1と終点座標OP2間のx軸方向の距離 、uは始点座標OP1と終点座標OP2間のy軸方向の距離である。
上述のブロックBの移動距離Dの実測のため、前記ステップ1及びステップ5で取り込んだ画像を利用した訳であるが、ワークWの前記計測点pmnの抽出にも同じ画像が用いられる。但し、ブロックBの移動前後でそこに載置されたワークWの姿勢が変化していないとは限らない。何故なら、前述のインライン方式の品質検査システムを前提に、ワークWの交換の利便性を考慮し、或いはワークWを固定することによってそこに生ずる歪みを嫌って、ワークWは無負荷状態でフィクサFにセットされていることから、ワークWとフィクサFとの間には0.1mm程度のクリアランスが存在し、ブロックBの移動の際の慣性、振動などによって僅かにワークWが動き、その姿勢を変える可能性がある。それを想定して同姿勢変化に対する補正を加えることによって、更に高精度の計測が可能となる。
そこで、ブロックBの移動の前後における画像から、ワークWの姿勢の変化(角度)θを捉える(ステップ10:移動前後のワーク姿勢角度θの算出)。
そのために、前記ステップ1で取り込んだブロック移動前の全体画像(図13A参照)において、ワーク中の任意の直線成分、例えばコネクタの後ろ側(端子リードの配設側を前側として)ハウジングの長手方向エッジラインggと、x軸とがなす角度θ1(移動前のワーク姿勢角度)を求める。
より具体的には、先に抽出したマークMの始点座標OP1から、上記ラインggが存在するであろう所定の距離だけ離れた小領域を前記ステップ1で得た全体画像から抽出し、その中からハウジングとその背景の画素の濃淡差に基づき、第1境界点SP1を見出し、さらに同様にしてこれから適度に離れた第2境界点SP2を見出し、これら2点を結ぶことによって上記ラインggが得られるので、ラインggとx軸線とから下記(9)式をもってブロックBの移動の前におけるワークWの姿勢角度θ1を求める(ステップ10-a:移動前のワーク姿勢角度θ1の算出)。
そして、同じ様にしてマークMの終点座標OP2を基準点としてブロックB移動の後におけるワークWの姿勢角度θ2も求める(ステップ10-b:移動後のワーク姿勢角度θ2の算出)。
そして、この両ワーク姿勢角度θ1,θ2の差から、ワークWの姿勢の変化(角度)θを求める(θ=θ1−θ2)。
ここで、図13Bから明らかなように、Ml1,Ml2は第1境界点SP1と第2境界点SP2間のx軸方向の距離、Mh1,Mh2は同点SP1と点SP2間のy軸方向の距離である。また、ワークWの中の任意の直線成分としてハウジングの境界線ggを抽出したが、これに限られず、様々な部位からこれを抽出可能である。
続いてブロックB移動前後の画像から各々の計測点pmnを各々抽出する。ここで、ブロックB移動前の計測点(計測始点座標p1n)の抽出工程をステップ11、ブロックB移動後の計測点(計測終点座標p2n)の抽出工程をステップ12する。上記ステップ11及びステップ12は次のようにして求められる。
先ず始めに、前記ステップ1で取り込んだブロック移動前の全体画像から、図14に示すように、計測点p1nを含むと想定される端子リードの先端部分の小領域Rの画像を抽出する(ステップ11-a:小領域Rの抽出)。
なお、このとき、ステップ10で述べたように、先に抽出したマークMの始点座標OP1を基準として、上記計測点p1nが存在するであろう所定の距離だけ離れた小領域Rを抽出するのが、コンピュータ処理時間短縮上、望ましい。
このようにして抽出された小領域Rの画像の中の端子リードは、図15Aに拡大して示すように、マークMの画像(図8参照)と同様に、その輪郭がはっきりしないものであるから、前記エッジ処理を行なって非直線状の輪郭を求める(ステップ11-b:非直線輪郭の生成)。このステップ11-bにおける処理は前記ステップ2,6と同じである。続いて、最小2乗近似法を使って近似直線(x軸方向の近似直線y=ax+b、y軸方向の近似直線y=ax+b)を生成する(ステップ11-c:近似直線の生成)。このステップ11-cにおける処理は前記ステップ3,7と同じである。そして、図15Bに示すように該近似直線の交点(領域始点座標q11,q12)を求める(ステップ11-d:領域始点座標q11,q12の算出)。このステップ11-dにおける処理は前記ステップ4,8と同じである。
このステップ11が前記ステップ2,3,4やステップ6,7,8と相違する点は、端子リードが矩形であって、その長手方向の両稜線(エッジ)上に前記計測点pmnがある(図24参照)ことから、2つの領域始点座標q11(図15B中左側の交点)、q12(同図中右側交の点)を求めることである。但し、この端子リードの捩れを検査する必要が無い場合は、その一方を略すことができる。
次に図16Aに示すように、上記領域始点座標q11とq12を中心として所定の距離rn(n=1,2,3・・・:測定箇所を示す番号に対応)を半径とする円を設定し、該円が前記ステップ11-bで求めたy軸方向の非直線状の輪郭と交差するポイントを求め、これを計測点(計測始点座標)p1nとする(ステップ11-e:ワーク計測始点座標p1nの抽出)。
この場合、端子リードの平坦度だけを検査するのなら、その長手方向の一方側の稜線上に、最低2つの上記ワーク計測始点座標p1nを求めれば足るが、同端子リードの捩れを検査する必要がある場合には、図16Bに示す如く、他方側の稜線上に少なくとも1点ずつ、計測始点座標p1nを求めることが肝要である。
なお、上記距離rnは、例えば図16Aにおいて求める前記ワーク計測始点座標p1nと前記領域始点座標q11,q12までの距離であって、図3をもって前述したように端子リードが異常に曲がっていて、或いは同リードが捩れていて、前記平坦度が損なわれているような場合に、これを検出するに都合の良い距離rn及びその点数を、予め設定しておくものである。
同様にして、ステップ5で取り込んだ画像から、ワークWの移動後の計測点(計測終点座標)p2nの座標を求める(ステップ12:ワーク計測終点座標p2nの抽出)。
即ち、前記ステップ8-aと同様なステップ12-a(小領域Rの抽出)、ステップ8-bと同様なステップ12-b(非直線輪郭の生成)、ステップ8-cと同様なステップ12-c(近似直線の生成)、さらにはステップ8-dと同様なステップ12-d(領域終点座標q21,q22の算出)により、領域終点座標q21,q22を求める(図15B参照)。
続いてステップ11-e同様に、上記領域始点座標q21,q22を中心として、各々の計測箇所に対応する前記距離rnを半径とする円を描き、該円が前記ステップ12-bで求めたy軸方向の非直線状の輪郭と交差するポイントを求め、これを計測点(計測終点座標)p2n(n=1,2,3・・・)とする(ステップ12-e:ワーク計測始点座標p2nの抽出(図16A及び図16B参照))。
このようにすることによって、ブロックの移動前後における領域始点・終点q11・q12とq21・q22を非常に厳密にとらえておき、且つこの始点・終点からの距離rn隔たったy軸方向の非直線状の輪郭とのを計測点p1nとp2nとしているので、この移動前後の計測点の対応も極めて精密である。
続いて、後述するように、前記ステップ10で求めたワークWの移動前後の姿勢の変化角度θ分、前記ワーク計測終点座標p2nを補正する(ステップ12-g:ワーク計測終点座標p2nの補正)。なお、補正後の領域終点座標はp2n’である。
この補正は、具体的には、このワークWの姿勢の変化は、ポケット状のフィクサFの中でワークWが回動することによって生ずるものと仮定することができ、従って、この姿勢の変化の中心はワークWの全長WL、全幅HLの2等分線の交点O上にあるとみなすことができることに着目して行われる。
そこで、ワークの全長WLを算出すべく、先に抽出したマークMの始点座標OP1又は終点座標OP2から、図17に示すように、ワークWのx軸方向の左右両外端が認識できる所定の距離だけ離れた小領域を各々抽出し、その画像の中からワークWの第1境界点WP1(座標:x1,y1)、第2境界点WP2(座標:x2,y2)を見出し、続いて同様にして各々より離れた小領域から第3境界点WP3(座標:x3,y3)及び第4境界点WP4(座標:x4,y4)を見出し、且つ点WP1と点WP2との間のx軸方向の距離、点WP3と点WP4との間のx軸方向の距離を求め、両者を平均することでこの全長WLを求めることができる。前記全幅HLも、同様に第1境界点HP1(座標:x5,y5)、第2境界点HP2(座標:x6,y6)、第3境界点HP3(座標:x7,y7)及び第4境界境界点HP4(座標:x8,y8)を見出し、求めることができる(ステップ12-f:ワーク計測終点座標p2nの補正のための全長WLと全幅HLの算出)。
但し、この全長WL及び全幅HLの求め方は、上記手法に限られず、図面値をそのまま用いることを含め、種々の手法が応用できる。
次に、図18に示すように、前記ステップ12-fで得た、全長WLの2等分線KKと全幅HLの2等分線HKとの交点Oを回転中心とし、この中心OとワークW移動後の計測点p2nとの間の距離WRn(n=1,2,3・・・)を半径とする円弧を描き、さらに該円弧に沿って上記計測点座標p2nをワークWの姿勢の変化角度θ分、回転させた補正計測点p2n’(n=1,2,3・・・)の座標(x’,y’)を、下記(11)式〜(13)式から生成する(図19参照)。
具体的には、この演算に先立ち、上記全幅HLの2等分線HKがx軸とのなす角度φを、下記(10)式から求めておき、この角度φとワークWの姿勢の変化角度θとから、補正計測点p2n’を算出することになる(ステップ12-g:ワーク計測終点座標p2nの補正)。なお、補正後の領域終点座標はp2n’である。
ここで、Δcは領域終点座標p2n(n=1,2,3・・・)と上記補正後の領域終点座標p2n’(n=1,2,3・・・)との間のx軸方向変位量、Δkは同y軸方向変位量である。
図20に示すように、ステップ11で抽出したワークW移動前の計測点p1nをブロックBの表面、即ちワーク載置面まで垂直に移動させた点p1n’の座標(x1n,y1n)値、並びに上記ステップ12によって得られたワークW移動後の計測点p2n’を同ワーク載置面まで垂直に下ろした点p2n”(n=1,2,3・・・)の座標値(x2n,y2n)を各々抽出する。
次に、前記(8)式にて算出したブロックBの移動前後の姿勢変化角度βと、垂直降下した上記移動前計測点p1n’と同移動後計測点p2n”の座標(x1n, y1n及びx2n, y2n)とに基づき、下記(14)式から該計測点p1n’と計測点p2n”間の距離DDを算出する(ステップ13-a:距離DDの算出(図21参照))
但し、前述のように、ブロックBが前記プッシュロッド等でx軸方向に送出されるような構造とすれば、該計測点p1n’と計測点p2n”の座標差から簡単に距離DDを求めることができる。
また、図21に示すように、予めハイトゲージ等の計測器を使用して計測したカメラCからブロックBのワーク載置面までの距離Kと、上記DDとから、下記(15)式及び(16)式を用い、カメラC−計測点p1n’−ワーク載置面のなす角度α1並びにカメラC−計測点p2n”−ワーク載置面のなす角度α2を算出する(ステップ13-b:角度α1,α2算出)。
但し、xpは、前記カメラCの中心線Lがブロックのワーク載置面と交わる点ppと、前記距離DDの2等分線が同ワーク載置面と交わる点dd間の距離である。
なお、計測する端子リードは複数あり、カメラCと計測点p1n’,p2n”の位置関係は、図21以外にも図22A〜図22Fのような関係がある。つまり、上記(15)式及び(16)式を変形し、図22A〜図22Fのパターンにも追従させるために、各々の条件に当てはめた(17)式〜(27)式を用いて前記角度α1,α2を算出する。
[1] 条件1:α1>α2 且つ α1>90°(図22A参照)
[2] 条件2:α1=90°(図22B参照)
[3] 条件3:α1>α2 且つ α1<90°(図21参照)
式(15)、(16)にて算出する。
[4] 条件4:α1=α2(図22C参照)
[5] 条件5:α2>α1 且つ α2<90°(図22D参照)
[6] 条件6:α2=90°(図22E参照)
[7] 条件7:α2>α1 且つ α2>90°(図22F参照)
三角形の1辺とそれを挟む2つの角度、すなわち前記ステップ9で求めたブロックBの移動距離Dと、ステップ13-bにて算出した前記角度α1,α2が判明したことより、図23に示す如く三点OP1,OP2,C’で形成される三角形が特定でき(3辺の長さや各頂点の角度などが計算できる)、従って、下記(28)式を用いて該三角形の高さ(線分C’−Pn’の長さ)を算出することができる。この場合、端子リード上の計測点p1n,p2n’をワーク載置面まで垂直に下ろして点p1n’,p2n”を得ていることから、上記線分C’−Pn’の長さは前記距離Hnに等しく、ここに距離Hnが算出できる(ステップ13-c:距離Hnの算出)。なお、上述のように計測点p1n,p2n’をワーク載置面まで垂直に下ろして点p1n’,p2n”を得ていることから、上記線分C’−Cの長さはが前記高さhnとみなすことができることになる。
次に、上記ステップ13-cにて算出した距離Hnと、予め計測しておいた距離Kの値より、下記(29)式を用いて、ブロックBから該計測点Pmnまでの高さhnを算出する(ステップ13-d:高さhnを算出)。
続いて、ステップ13-dにて算出した高さhnをその規格値Stの上限値St1並びに下限値St2と比較し、該高さhnが((30)−A)式のように規格値内にある場合は合格、((30)−B)式のように規格値を外れる場合には不合格と判断する(ステップ14:端子リード検査・判定)。
但し、この規格値Stの上限値St1及び下限値St2は、設計上の該端子リードの高さと、同リードと前記ブロックBとの所望クリアランスとから決められるものである。
より詳しく説明するに、図24において端子リードの右側エッジの高さであって先端から奥に向かって異なる3点h1,h2,h3(もしくはh4,h5,h6)のいずれもが相違する場合(つまり下記(31)式が成り立つとき)は、端子リードが曲がっている(非平行)と判定できる。
また、同リードの右側エッジ先端近くの点の高さh1と同左側先端近くの点の高さh4が相違する場合(つまり下記(32)式が成り立つとき)は、リードが捩れていると判定できる。勿論、h2とh5の比較、h3とh6の比較でもよい。
なお、全ての高さhnが上記上限値St1及び下限値St2の間にあるときは、その端子リードは曲がりも捩れも殆ど無く、的確なクリアランスを備えていて、はんだ付け性に問題はないと言える訳で、即ち前記((30)−A)式で合格の判定を得た場合には上記(31)式と(32)式を用いる必要はないが、前記((30)−B)に該当して不合格の判定が出たときは、その欠陥理由(曲がり、捩れ、クリアランス)を分析する上で、上記(31)式と(32)式が有効となる。
また、端子リードに捩れがないと考えられる際には、図24中の該リードの一方側のエッジでの高さh1,h2,h3を計測し、反対側のエッジ(h4,h5,h6)の計測を省略することができる。
また、この高さhnの計測は、該リードの両エッジで各々3箇所行った実施例を示したが、極端な曲がりなどがない限り、少なくとも各2箇所の計測で、上記検査・判定が可能である。
さらに、図25に示す通り、端子T1のリード右側エッジ先端の計測点p11-1(端子ごとの計測点を区別して説明するために、計測点p11の1の後にハイフン端子No.を追加している(例:p11-1))の座標値と、それに隣接する端子T2のリードの右側エッジ先端の計測点p11-2の座標値、並びに同端子T1のリード右側エッジ奥の計測点p13-1の座標値と、それに対応する同端子T2のリードのする同右側エッジ奥の計測点p13-2の座標値より、下記(33)式及び(34)式にてリードのピッチpl1,pl2を算出し、その規格値Sptの上限値Spt1並びに下限値Spt2と比較し、該ピッチpl1、pl2が((35)−A)式のように規格値内にある場合は合格、((35)−B)式のように規格値から外れる場合には不合格と判断する。
但し、上記規格値Sptの上限値Spt1及び下限値Spt2は、前記高さの規格値Stと同様、設計的に決められるものである。また、通常、上記先端の計測点p11-1の方が同奥の計測点p13-1より変位量が大きくなることから、該計測点p13-1の計測を省略し、先端側のピッチpl2だけを算出して、それを規格値Sptと比較しても良い。
但し、これらは、端子リードの厚さが均一であるとの前提に立脚している。何となれば、通常、薄い金属板をプレス加工して端子が形成されるから、その端子リードの厚さは均一とみなせるからである。
なお、本実施例では、(29)式によって上記高さhnを算出したが、(28)式によって求めた距離Hnをもって前記検査・判定をすることもできる。この場合、前記上限値St1及び下限値St2は、カメラCからワークW載置面までの距離Kとそれとの差((K−St1)または(K−St2))となる。
以上のように、本実施例によれば、図24に示したようなコネクタにおける端子リードの高さhnを、単眼ステレオ計測法を用いて極めて簡便に、且つ非常に精密に、三次元計測し、もって各計測点pmnにおける該高さと規格値Stとを比べることによって同リードの平坦度と回路基板との間のクリアランスの合否を判定し、さらにこの高さ同士を比較することによって、上記リードの曲がり、捩れも分析でき、或いはそれらから隣接するリードとの間隔、即ちピッチplをも検査することができる。
また、前記特許文献1の如く、端子リードの後方から透過照明を用いてプリント基板との間隙を撮像するものではないので、そこにバリ等の異物が介在していることを見逃すようなことはない。
そして、この検査方法のベースは単眼ステレオ計測方法であって、使用するカメラは1台で済み、複眼ステレオ計測方法のようにカメラのキャリブレーションも不要で、廉価な取扱い易い検査システムとすることができ、さらに前記特許文献1の如く、ワークであるコネクタ固有の平板部付きの光拡散部材と言ったものを用意する必要もなく、且つそれを上下方向に進入・退避させる必要もないので、汎用性を持った、インラインさえも可能な方法を実現できる。
なお、マークMとして、黒色の台紙にかまぼこ形の切り込みを設けたものをブロックBに貼付した例を示したが、ブロックBそのものの一部、或いはフィクサFそのものの一部をこれに代用することができ、またその形状も交点を求め得る2本の近似直線の生成が可能であれば良く、その形状は如何なるものでも良く、また鮮明な画像として捉えられるものであればその色も問わない。
ワークWは、インラインでの交換の便宜上、或いはそれに歪みを与えないように、無負荷状態でフィクサ上にセットする様にしたが、これを殆んど歪みが生じない程度に固定し、ブロックBの移動前後でその姿勢の変化が起きないように工夫することを妨げるのもではない。
この場合、ワークの姿勢変化θに基づくワーク計測終点座標p2nの補正を省くことができる。
端子リードの検査方法の一例を示す構成図である。 ワーク及びその端子リードを示す図である。 端子リードの計測ポイントを説明する図である。 ワーク撮影環境の概要を説明する図である。 ワークを移動させるための機構を示しており、(a)は要部拡大平面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 複数のマークを撮影したときの画像を示す図である。 ワーク移動前の撮影画像を示す図である。 マークの撮影画像を示す図である。 非直線輪郭を生成する様子を示す図である。 近似直線輪郭を生成する様子を示す図である。 ワーク移動後の撮影画像を示す図である。 ワークの移動距離を算出する様子を示す図である。 ワーク移動時にワークに姿勢変化が生じたときの撮影画像を示す図である。 ワーク移動前後におけるワークに姿勢角度の算出方法を示す図である。 ワーク撮影画像から小領域を設定する様子を示す図である。 小領域に非直線輪郭を生成する様子を示す図である。 小領域に近似直線輪郭を生成する様子を示す図である。 小領域の一つの始点座標に所定の半径を有する円を設定した様子を示す図である。 小領域の他の始点座標に所定の半径を有する円を設定した様子を示す図である。 ワークの外形全長を算出する様子を示す図である。 ワーク移動後の原点補正を説明する図である。 図18と共にワーク移動後の原点補正を説明する図である。 ワークの計測点の座標を算出する原理を説明する図である。 図20に引き続き、ワークの計測点の座標を算出する原理を説明する図である。 カメラとワークの位置が相対的に変化したとき、ワークの計測点の座標を算出する原理を説明する図である。 カメラとワークの位置が相対的に変化したとき、ワークの計測点の座標を算出する原理を説明する図である。 カメラとワークの位置が相対的に変化したとき、ワークの計測点の座標を算出する原理を説明する図である。 カメラとワークの位置が相対的に変化したとき、ワークの計測点の座標を算出する原理を説明する図である。 カメラとワークの位置が相対的に変化したとき、ワークの計測点の座標を算出する原理を説明する図である。 カメラとワークの位置が相対的に変化したとき、ワークの計測点の座標を算出する原理を説明する図である。 図21に引き続き、ワークの計測点の座標を算出する原理を説明する図である。 端子リードの検査及びその判定を説明する図である。 図24に引き続き、端子リードの検査及びその判定を説明する図である。
符号の説明
B ブロック
C カメラ
F フィクサ
M マーク
S ステージ
W ワーク

Claims (4)

  1. ステージS上にブロックBが水平方向に移動可能に配置され、前記ブロックB上にフィクサFが取り付けられ、前記フィクサF上にワークWが載置されている場合に、前記ブロックBまたは前記フィクサFにマークMを付すか若しくは前記ブロックBまたは前記フィクサFの一部をマークとするとともに、前記ブロックBのワーク載置面から所定距離K隔てて該ブロックBの上方で且つ該ワーク載置面に対して垂直に1台のカメラCを固定して、該カメラCで前記ブロックBの移動前後の前記ワークW等の状態を撮影し、その撮影画像をコンピュータ処理し得るように成し、もって三次元の距離を測定する単眼ステレオ計測法を成立させておき、
    前記ワークWの端子リードTnのはんだ付け面を前記ワーク載置面に対向させて載置し、該はんだ付け面の反対側のリード上面において複数の計測点Pmnの高さHn(またはhn)を測定し、それら測定値を規格値St(またはSpt)と比較して、前記測定値のいずれもが前記規格値内であれば、該端子リードTnは前記ワーク載置面に対して平坦であると判定し、前記測定値のいずれかが前記規格値から外れているときは、該端子リードTnは前記ワーク載置面に対して平坦でないと判定することを特徴とする端子リード検査方法。
  2. 前記リード上面の先端側の1点と奥側の1点の前記高さHn(またはhn)を比較し、その差が所定量を超えているときは、該端子リードTnは屈曲していると判定することを特徴とする請求項1に記載の端子リード検査方法。
  3. 前記リード上面の右側の1点と左側の1点の前記高さHn(またはhn)を比較し、その差が所定量を超えているときは、該端子リードTnは捻れていると判定することを特徴とする請求項1に記載の端子リード検査方法。
  4. 前記リード上面の1点の座標と、隣接する端子リードの対応する1点の座標とから、隣り合う端子リード間のピッチplを求めるとともに、該ピッチplと規格値Sptまたは他の端子リード間距離とを比較し、前記ピッチplが規格値Sptまたは他の端子リード間距離から外れているとき、該ピッチは不適合であると判定することを特徴とする請求項1に記載の端子リード検査方法。

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