JP2007327451A - 自吸水ポンプ - Google Patents

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Shinobu Ishizuka
忍 石塚
Nobuyuki Terawaka
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Abstract

【課題】本運転時のポンプ効率の低下を抑えて、自吸能力を高めた自吸水ポンプを提供する。
【解決手段】自吸水ポンプは、回転自在な主軸10と、主軸10に取り付けられた羽根車12と、羽根車12が配置される主渦室30および副渦室31と、羽根車12から吐出される流体から気体を分離するための気液分離室32と、羽根車12から副渦室31を通って吐出される流体を気液分離室32に導く連絡室34と、気液分離室32と連絡室34とを接続する連絡通路36とを備えている。気液分離室32には、気液分離室32の接線方向あるいは該接線方向に対して所定の角度をなす方向に沿って気液分離室32に形成され、連絡室34から気液分離室32に流れる旋回流の流れと反対側に延びる戻り通路50が形成されている。戻り通路50は羽根車12の吸込側近傍に接続されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自吸水ポンプに係り、特にポンプの起動時に吸込管内に空気が充満していても、空気を吸上げて排出し、次いで水を排出することができる自吸水ポンプに関するものである。
従来から、ポンプの起動時に吸込管内に空気が充満していても、空気を吸上げて排出し、次いで水を排出することができる自吸水ポンプが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。このような自吸水ポンプにおいては、なるべく短時間に、羽根車から吐出された空気と水との気液混合水から空気を分離し、空気が分離された水を羽根車に戻す必要がある。
しかしながら、上述した従来の構造(特に特許文献3)の自吸水ポンプによれば、本運転時にも羽根車から排出された水が羽根車に戻されるため、ポンプの効率が悪くなるという問題があった。
特開昭50−21682号公報 特開2002−21761号公報 特開2004−183561号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、本運転時のポンプ効率の低下を抑えて、自吸能力を高めた自吸水ポンプを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、本運転時のポンプ効率の低下を少なくでき、自吸能力を高めた自吸水ポンプが提供される。この自吸水ポンプは、回転自在な主軸と、上記主軸に取り付けられた羽根車と、上記羽根車が配置される主渦室および副渦室と、上記羽根車から吐出される流体から気体を分離するための円筒形の気液分離室と、上記羽根車から上記副渦室を通って吐出される流体を上記気液分離室に導く連絡室と、上記気液分離室と上記連絡室とを接続する連絡通路とを備えている。上記気液分離室または上記連絡通路には、上記気液分離室または上記連絡通路の接線方向あるいは該接線方向に対して所定の角度をなす方向に沿って形成され、上記連絡室から上記気液分離室に流れる旋回流の流れと反対側に延びる戻り通路が形成されている。上記戻り通路は、上記羽根車の吸込側近傍に接続されている。
本発明に係る自吸水ポンプによれば、自吸運転時に、気液分離室内の旋回流によって気体が分離された流体を戻り通路を介して羽根車の吸込側近傍に戻すことができる。この戻り通路は、気液分離室または連絡通路の接線方向あるいは該接線と所定の角度をなす方向に沿って形成され、上記連絡室から上記気液分離室に流れる旋回流の流れと反対側に延びている。したがって、本運転時に戻り通路を介して羽根車の吸込側近傍に流れる流体の量を少なくすることができるので、ポンプ効率の低下を少なくできる。
以下、本発明に係る自吸水ポンプの実施形態について図1から図3を参照して詳細に説明する。なお、図1から図3において、同一または相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態における自吸水ポンプを示す縦断面図、図2は図1のII−II線断面図、図3は図2のIII-III線断面図である。図1および図2に示すように、自吸水ポンプは、回転自在の主軸10と、主軸10の端部に取り付けられた羽根車12と、吸込口14を有する吸込ケーシング16と、吐出口18を有する吐出ケーシング20と、吐出ケーシング20に対して吸込ケーシング16とは反対側に配置されたカバーケーシング22とを備えている。吸込ケーシング16の吸込口14には吸込管(図示せず)が接続され、吐出ケーシング20の吐出口18には吐出管(図示せず)が接続されている。
主軸10は軸受24により支持されており、軸受24はカバーケーシング22に取り付けられた軸受胴体26の内部に収容されている。モータ(図示せず)の駆動によって、主軸10が回転し、羽根車12が主軸10と一体に回転するようになっている。なお、吸込ケーシング16やカバーケーシング22、吐出ケーシング20などのポンプの各構成要素をポリジシクロペンタジエンにより形成してもよい。
図2に示すように、羽根車12の周囲には、羽根車12の回転方向に沿って断面積が徐々に増加する主渦巻室30および副渦巻室31が形成されている。この主渦巻室30のボリュートの下流側には、羽根車12から吐出された流体から気体(空気)を分離するための気液分離室32が形成されている。この気液分離室32の下流側には吐出口18が位置している。
吐出ケーシング20には、羽根車12から副渦巻室31を通って吐出される流体を気液分離室32に導く連絡室34が形成されている。図3に示すように、連絡室34と気液分離室32との間には、連絡室34からの流体を気液分離室32の壁面に沿ってその円筒形状の接線方向に導入する連絡通路36が設けられている。
このような構成の自吸水ポンプにおいて、モータを始動すると、主軸10に取り付けられた羽根車12が回転し、この羽根車12の回転に伴い、羽根車12の中央部にある、吸込ケーシング16の吸込口14に接続された吸込配管(図示せず)内の空気が、ポンプの起動前にポンプケーシング内に導入する自吸のための呼び水と、羽根車12によって撹拌混合される。
気液混合水は羽根車12から連絡室34に吐出され、この気液混合水は連絡通路36を通って気液分離室32の内部に噴出される。このとき、気液混合水は気液分離室32の接線方向に噴出されるため、気液分離室32の内部に旋回流が生じる。気液混合水中の水と空気の比重差により、これらに作用する遠心力に差が生じるため、水は気液分離室32の外周側の壁面に沿って旋回し、空気は気液分離室32の中央側に集まる。このため、空気が水と分離され、気液分離室32の中央側に逆円錐状の空気層38が形成される。
このようにして水と分離された空気は、吐出口18から吐出配管に排出され、旋回流を形成した水は、気液分離室32の下方から主渦巻室30に戻される。なお、気液分離室32内に形成される空気層38は次第に下方に延びていくが、気液分離室32の下部にはストッパ40が設けられているため、ストッパ40よりも下方に空気層38が成長することがないようになっている。
上述のようにして、吸込配管内の空気が次第に吐出配管に排出されていき、やがて吸込配管内がすべて水で満たされることとなる。これにより自吸運転が終了し、その後は通常の揚水運転となる。この揚水運転においては、羽根車12から吐出された水が渦巻室30から主に気液分離室32を通って吐出配管に排出される。
ポンプの運転が停止すると、吐出配管内とポンプケーシング内の水が吸込配管側へ逆流するが、その一部がポンプケーシング内に残り、上述したポンプ起動前の呼び水と同じ働きをする。
ここで、図3に示すように、気液分離室32の壁面には、円筒形の気液分離室32の接線方向に沿って延びる戻り通路50が形成されている。この戻り通路50は、気液分離室32内に形成される旋回流の流れとは反対側に延びていればよい。戻り通路50の延びる方向と気液分離室32の接線となす角度は、左右に15°の範囲であればよい。また、戻り通路50は、図示しない配管を通じて、羽根車12の吸込側近傍に接続された戻りポート52(図1参照)に連通されている。
上述した自吸運転時に、気液分離室32内の旋回流の水の一部は、戻り通路50を介して羽根車12の吸込側近傍に戻される。したがって、自吸運転時に羽根車12内の空気を効率的に攪拌でき、自吸運転に要する時間を短縮することができる。また、この戻り通路50は、気液分離室32の接線方向あるいはこの接線と所定の角度(左右15°)をなす方向に沿って旋回流と反対側に延びているため、本運転時は、旋回の流速による圧力低下により戻り通路50を介して羽根車12の吸込側に流れる流体の量は少なくなり、ポンプ効率の低下を少なくすることができる。
なお、上述した例では、戻り通路50が気液分離室32の壁面に形成されている場合について述べたが、これに限られるものではなく、上述した戻り通路を連絡通路36の壁面に形成してもよい。この場合においても戻り通路が延びる方向は、連絡通路36の接線方向またはこの接線と所定の角度(左右15°)をなす方向とする。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態における自吸水ポンプを示す縦断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2のIII−III線断面図である。
符号の説明
10 主軸
12 羽根車
14 吸込口
16 吸込ケーシング
18 吐出口
20 吐出ケーシング
22 カバーケーシング
24 軸受
26 軸受胴体
30 主渦巻室
31 副渦巻室
32 気液分離室
34 連絡室
36 連絡通路
38 空気層
40 ストッパ
50 戻り通路
52 戻りポート

Claims (2)

  1. 回転自在な主軸と、前記主軸に取り付けられた羽根車と、前記羽根車が配置される主渦室および副渦室と、前記羽根車から吐出される流体から気体を分離するための円筒形の気液分離室と、前記羽根車から前記副渦室を通って吐出される流体を前記気液分離室に導く連絡室と、前記気液分離室と前記連絡室とを接続する連絡通路とを備えた自吸水ポンプであって、
    前記気液分離室または前記連絡通路には、前記気液分離室または前記連絡通路の接線方向あるいは該接線方向に対して所定の角度をなす方向に沿って形成され、前記連絡室から前記気液分離室に流れる旋回流の流れと反対側に延びる戻り通路が形成され、
    前記戻り通路は、前記羽根車の吸込側近傍に接続されることを特徴とする自吸水ポンプ。
  2. ポンプケーシングの少なくとも1つはポリジシクロペンタジエンからなることを特徴とする請求項1に記載の自吸水ポンプ。
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