JP2007327225A - 開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】開閉体に設けられたスイッチやその他の電気部品への配線の簡単化を図る。
【解決手段】常開形の座板スイッチ25、電源装置31、電流検出部32、表示器36、信号伝送用電線33;34が直列に接続され、座板スイッチ25が障害物を検出していない場合、電流が電流検出部32に供給されず、電流検出部32が電流無つまり障害物非感知を検出し、座板スイッチ25が障害物を検出している場合、電流が電源装置31から信号伝送用電線33と座板スイッチ25と表示器36および信号伝送用電線34を順に経由して電流検出部32に供給され、電流検出部32が電流有つまり障害物感知を検出するというように、電源が座板スイッチ25および表示器36に信号伝送用電線33;34を共用して供給されている。
【選択図】図1
【解決手段】常開形の座板スイッチ25、電源装置31、電流検出部32、表示器36、信号伝送用電線33;34が直列に接続され、座板スイッチ25が障害物を検出していない場合、電流が電流検出部32に供給されず、電流検出部32が電流無つまり障害物非感知を検出し、座板スイッチ25が障害物を検出している場合、電流が電源装置31から信号伝送用電線33と座板スイッチ25と表示器36および信号伝送用電線34を順に経由して電流検出部32に供給され、電流検出部32が電流有つまり障害物感知を検出するというように、電源が座板スイッチ25および表示器36に信号伝送用電線33;34を共用して供給されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、開閉体に設けられたスイッチやその他の電気部品への配線が簡単な開閉装置に関する。
図6を参照し、公知の開閉装置について説明する。開閉装置としては、防火や防煙などの用途に用いられ、また昇降することによって開閉するシャッター装置1を例示する。開閉装置であるシャッター装置1は、一対のガイドレール2、ケース3、開閉機4、開閉体を構成するシャッターカーテン5を備え、ケース3が一対のガイドレール2の上部に設けられ、開閉機4がケース3の内部に格納され、シャッターカーテン5の左右側部が一対のガイドレール2に上下方向に移動可能に嵌め込まれる。そして、ケース3に軸支され、開閉機4の駆動により回転する巻取シャフト6がシャッターカーテン5を巻き取ることによって、シャッターカーテン5が一対のガイドレール2に沿って上昇し床7と一対のガイドレール2とシャッターカーテン5の座板部8とで囲まれた開口9を開放する。また、シャッターカーテン5が巻取シャフト6から繰り出されて一対のガイドレール2に沿って降下し、シャッターカーテン5の座板部8が床7に到着することによって、シャッターカーテン5が全閉して開口9を閉鎖する。開閉機4には、ブレーキ10、シャッターカーテン5の開放限度状態を検出する手段である上昇限度スイッチ11、シャッターカーテン5の閉鎖限度状態を検出する手段である下降限度スイッチ12が設けられる。
シャッター装置1には、危害防止装置として障害物感知装置21が具備される。障害物感知装置21は、危害防止用連動中継器22、自動閉鎖装置23、障害物感知制御装置24、スイッチである座板スイッチ25、手動閉鎖装置26を備える。座板スイッチ25は、シャッターカーテン5の座板部8に設けられ、障害部が座板部8に接触したことを感知し、その感知したことを示す障害物感知信号を出力するセンサとして作用する。そして、シャッター装置1のシャッターカーテン5が開閉機4の駆動により巻取シャフト6に巻き取られて開放され、上昇限度スイッチ11がシャッターカーテン5の開放限度状態を検出し、開閉機4のブレーキ10が巻取シャフト6の回転を制動し、シャッターカーテン5が停止された状態において、防災信号27が図外の建物防災設備などから危害防止用連動中継器22に入力されると、危害防止用連動中継器22が電力を自動閉鎖装置23に連続供給し、自動閉鎖装置23が開閉機4のブレーキ10による巻取シャフト6に対する制動を解除し、開閉装置のシャッターカーテン5が自重降下(自重閉鎖)する。シャッターカーテン5の自重降下中において、シャッターカーテン5の座板部8が開口9に存在する図外の障害物に上方(開放方向側)から接触し、座板スイッチ25が障害物を検出し、座板スイッチ25の障害物検出信号が信号伝送用コード28を経由して障害物感知制御装置24に入力される。すると、障害物感知制御装置24は、座板スイッチ25からの障害物検出信号の継続中は、障害物検出信号を自動閉鎖装置23に連続供給し、自動閉鎖装置23が復帰する。この自動閉鎖装置23の復帰によって、開閉機4のブレーキ10が巻取シャフト6の回転を制動するようになり、シャッターカーテン5の自重降下が停止する。
その後、障害物が除去されると、座板スイッチ25が障害物を検出していない状態となり、座板スイッチ25の障害物検出信号が信号伝送用コード28を経由して障害物感知制御装置24に入力されなくなる。このとき、危害防止用連動中継器22から自動閉鎖装置23への電力の連続供給は継続されているので、自動閉鎖装置23が作動を再開する。この自動閉鎖装置23の作動再開によって、自動閉鎖装置23が開閉機4のブレーキ10による巻取シャフト6に対する制動を解除し、シャッターカーテン5が自重降下を再開する。その後、シャッターカーテン5の座板部8が床7に到着し、シャッターカーテン5が全閉して停止すると、開閉機4の下降限度スイッチ12がシャッターカーテン5の全閉したことを検出し、下降限度スイッチ12の全閉検出信号が危害防止用連動中継器22に入力され、危害防止用連動中継器22はシャッターカーテン5が全閉したことを示す閉鎖信号を建物防災設備などに出力する。
また、シャッター装置1のシャッターカーテン5が開閉機4に巻き取られて開放され、上昇限度スイッチ11がシャッターカーテン5の開放限度状態を検出し、開閉機4のブレーキ10が巻取シャフト6の回転を制動し、シャッターカーテン5が停止された状態において、人が手動閉鎖装置26の作動スイッチを押した場合も、手動閉鎖装置26から作動信号が防災信号27に相当する信号として危害防止用連動中継器22に入力され、上記防災信号27が危害防止用連動中継器22に入力された場合と同様、シャッターカーテン5が自重降下する。
図7を参照し、障害物感知制御装置24が座板スイッチ25によって障害物を検出するための回路について説明する。座板スイッチ25、電源装置31、電流検出部32、信号伝送用電線33;34が直列に接続される。信号伝送用電線33;34は、図6の信号伝送用コード28の2本の芯線を構成する。電流検出部32は、図6の障害物感知制御装置24に設けられる。そして、座板スイッチ25は常開形とされ、座板スイッチ25が障害物を検出していない場合、つまり座板スイッチ25が開成している場合、電流が電源装置31から信号伝送用電線33と座板スイッチ25および信号伝送用電線34を順に経由して電流検出部32に供給されず、電流検出部32が電流無つまり障害物非感知を検出する。座板スイッチ25が障害物を検出した場合、つまり座板スイッチ25が閉成している場合、電流が電源装置31から信号伝送用電線33と座板スイッチ25および信号伝送用電線34を順に経由して電流検出部32に供給され、電流検出部32が電流有つまり障害物感知を検出する。なお、座板スイッチ25は障害物が座板部8に接触している間、閉成する。
図8を参照し、別の障害物感知制御装置24が座板スイッチ25によって障害物を検出するための回路について説明する。座板スイッチ25、電源装置31、電流検出部32、信号伝送用電線33;34が直列に接続され、固定抵抗器35が座板スイッチ25と並列に接続される。そして、座板スイッチ25は常開形とされ、座板スイッチ25が障害物を検出していない場合、つまり座板スイッチ25が開成している場合、小電流が電源装置31から信号伝送用電線33と固定抵抗器35および信号伝送用電線34を順に経由して電流検出部32に供給され、電流検出部32が電流小つまり障害物非感知を検出する。座板スイッチ25が障害物を検出した場合、つまり座板スイッチ25が閉成している場合、大電流が電源装置31から信号伝送用電線33と座板スイッチ25および信号伝送用電線34を順に経由して電流検出部32に供給され、電流検出部32が電流大つまり障害物感知を検出する。電流検出部32に電源装置31の電流を供給するための経路(特に、信号伝送用電線33;34)が断線した場合、電流検出部32が電流無つまり断線を検出する。なお、座板スイッチ25は障害物が座板部8に接触している間、閉成する。
一方、図9に示すように、電気部品である表示器36がシャッターカーテン5の座板部8に設けられ、表示器36がLEDのような図外の光源などを備え、シャッターカーテン5が自重降下する場合、表示器36の光源が点灯し、シャッターカーテン5の座板部8の位置を人に確認させるようにしたものが知られている。しかしながら、表示器36に動作するための電源を供給する電線が信号伝送用電線33;34と別に設けられた構造であるため、シャッターカーテン5の開閉に伴って収納されたり繰り出されたりする、移動しない場所に設けられた障害物感知制御装置24などの制御機器および/または電源装置31などからシャッターカーテン5の開閉に伴って移動する座板部8に設けられた座板スイッチ25およびその他の電気部品への配線が複雑であるという欠点がある。また、図示は省略するが、表示器に代えて、ブザーを設けることも考えられるが、この場合も、ブザーに動作するための電源を供給する電線が信号伝送用電線33;34と別に設けられた構造であれば、上記と同様、シャッターカーテン5の開閉に伴って収納されたり繰り出されたりする、移動しない場所に設けられた障害物感知制御装置24などの制御機器および/または電源装置31などからシャッターカーテン5の開閉に伴って移動する座板部8に設けられた座板スイッチ25およびその他の電気部品への配線が複雑であるという欠点がある。
特開平9−137669号公報
特開平9−242449号公報
特開2003−176680号公報
特開2004−308222号公報
特開2005−76366号公報
発明が解決しようとする問題点は、開閉体にスイッチの他に表示器またはブザーなどのようなその他の電気部品を設けた場合、スイッチやその他の電気部品への配線が複雑であるという点である。
本発明に係る開閉装置は、開閉体にはスイッチおよびその他の電気部品が設けられ、開閉体が閉鎖する途中において、スイッチが障害物を検出している間、電流検出部が障害物感知を検出し、スイッチが障害物を検出していない間、電流検出部が障害物非感知を検出する開閉装置の障害物感知装置において、電源がスイッチおよびその他の電気部品へスイッチに対応する信号伝送用電線を共用して供給されたことを最も主要な特徴とする。電気部品の状態がスイッチの開成と閉成との切り替わりに連動して変化したり、または、スイッチは開閉体の座板部に設けられ、障害物が座板部に接触すると障害物を検出する座板スイッチであったりしてもよい。
本発明に係る開閉装置は、電源がスイッチおよびその他の電気部品へスイッチに対応する信号伝送用電線を共用して供給されたことによって、スイッチやその他の電気部品への配線が簡単であるという利点がある。電気部品の状態がスイッチの開成と閉成との切り替わりに連動して変化すれば、スイッチの開成と閉成とを電気部品の状態で報知することができるという利点がある。スイッチは開閉体の座板部に設けられ、障害物が座板部に接触すると障害物を検出する座板スイッチであれば、従来の障害物感知に容易に適用できるという利点がある。
図6乃至図9および従来技術で説明したものと同じものには同じ符号を付している。図6乃至図9および従来技術と同じ符号の各機器間の信号伝送およびそれに基づく各機器の動作についても前述した従来技術と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図1は、発明を実施するための最良の形態である。図1のa図は、シャッター装置1の障害物感知装置を示す。図1のb図は、電源が座板スイッチ25および表示器36に信号伝送用電線33;34を共用して供給される回路を示す。図1のa図を参照し、シャッター装置1の障害物感知について説明する。開閉装置として、防火や防煙などの用途に用いられ、また昇降することによって開閉するシャッター装置1を例示し、開閉体を構成するシャッターカーテン5の座板部8にはスイッチである座板スイッチ25および電気部品である表示器36が設けられ、電源が座板スイッチ25および表示器36に信号伝送用コード28を共用して供給される。信号伝送用コード28は、シャッターカーテン5の閉動に伴って繰り出され、シャッターカーテン5の開動に伴って定滑車53、動滑車54を介して収納される。電源が座板スイッチ25および表示器36に信号伝送用コード28を共用して供給される回路は、図1のb図で詳述する。
図1のb図を参照し、電源が座板スイッチ25および表示器36に信号伝送用電線33;34を共用して供給される回路について説明する。常開形の座板スイッチ25、電源装置31、電流検出部32、表示器36、信号伝送用電線33;34が直列に接続される。信号伝送用電線33;34は、図1の信号伝送用コード28の2本の芯線を構成する。表示器36は、LEDのような光源37と、光源37に対する固定抵抗器38とを備える。そして、座板スイッチ25が障害物を検出していない場合(座板スイッチ25が開成である場合)、電流が障害物感知制御装置24内の電源装置31から信号伝送用電線33と座板スイッチ25と表示器36および信号伝送用電線34を順に経由して電流検出部32に供給されず、表示器36は点灯せず、電流検出部32が電流無つまり障害物非感知を検出する。座板スイッチ25が障害物を検出している間(座板スイッチ25が閉成である場合)、電流が電源装置31から信号伝送用電線33と座板スイッチ25と表示器36および信号伝送用電線34を順に経由して電流検出部32に供給され、表示器36は点灯し、電流検出部32が電流有つまり障害物感知を検出する。このように、電源が座板スイッチ25および表示器36に信号伝送用電線33;34を共用して供給されるので、シャッターカーテン5の開閉に伴って収納されたり繰り出されたりする、座板スイッチ25や表示器36への配線が簡単であるという利点がある。表示器36の設置数は限定されず、単数でもよい。しかしながら、最良の形態のように、表示器36が複数設けられ、複数の表示器36が互いに並列に接続され、互いに並列に接続された複数の表示器36が座板スイッチ25と信号伝送用電線33;34とに直列に接続されれば、表示器36における光源37の全部が故障しない限り、座板スイッチ25が障害物を検出している間、残る正常な表示器36の光源37が点灯し、シャッターカーテン5の座板部8の位置を暗闇でも適切に知らせることができる。
最良の形態によれば、図1において、シャッター装置1のシャッターカーテン5が巻取シャフト6に巻き取られて開放され、開閉機4のブレーキ10が巻取シャフト6の回転を制動し、シャッターカーテン5が停止された状態において、防災信号27が建物防災設備などから危害防止用連動中継器22に入力されると、自動閉鎖装置23が作動して開閉機4のブレーキ10による巻取シャフト6に対する制動を解除し、シャッター装置1のシャッターカーテン5は自重降下する。その自重降下中において、座板部8が開口9に存在する図外の障害物に接触すると、それに伴って、座板スイッチ25が閉成つまり障害物検出となり、光源37が点灯するとともに、障害物感知制御装置24の電流検出部32が電流有つまり障害物感知を検出する。これによって、座板スイッチ25において障害物を検出していることを示す障害物検出信号が自動閉鎖装置23に入力され、障害物検出信号が自動閉鎖装置23に入力されている間、自動閉鎖装置23が復帰し、開閉機4のブレーキ10が巻取シャフト6の回転を制動するようになり、シャッターカーテン5の自重降下が停止する。よって、座板スイッチ25が障害物を検出している場合、表示器36が点灯し、シャッターの状態やシャッターの座板部8の位置が暗闇でも確認できる。その後、障害物が除去されると、座板スイッチ25が開成つまり障害物非検出となり、表示器36の光源37が消灯するとともに電流検出部32が電流無つまり障害物非感知を検出する。これによって、座板スイッチ25によって障害物を検出していることを示す障害物検出信号が自動閉鎖装置23に入力されなくなり、このとき自動閉鎖装置23は危害防止用連動中継器22から電力を供給され続けられているので、自動閉鎖装置23が作動を再開し、自動閉鎖装置23が開閉機4のブレーキ10による巻取シャフト6に対する制動を解除し、シャッターカーテン5が自重降下を再開する。その後、シャッターカーテン5の座板部8が床7に到着し、シャッターカーテン5が全閉して停止すると、開閉機4の下降限度スイッチ12がシャッターカーテン5の全閉したことを検出し、下降限度スイッチ12の全閉検出信号が危害防止用連動中継器22に入力され、危害防止用連動中継器22はシャッターカーテン5が全閉したことを示す閉鎖信号を建物防災設備などに出力する。このとき危害防止用連動中継器22から自動閉鎖装置23への電力供給を停止してもよい。
最良の形態では、表示器36における光源37の点灯と消灯との状態が、座板スイッチ25の開成と閉成との切り替わりに連動して変化するので、座板スイッチ25の開成と閉成つまり障害物非検出と障害物検出とを表示器36の状態で報知することができるという利点がある。
図2は、異なる第1の形態に係る電源が座板スイッチ25および表示器36に信号伝送用電線33;34を共用して供給される回路を示す。図2では、電源装置31、常閉形の座板スイッチ25、表示器36、信号伝送用電線33;34、障害物感知制御装置24の電流検出部32が直列に接続される。よって、座板スイッチ25が障害物を検出していない場合、光源37が点灯し、電流検出部32が電流有つまり障害物非感知を検出する。また、座板スイッチ25が障害物を検出している場合、光源37が消灯し、電流検出部32が電流無つまり障害物感知を検出する。つまり、図2に示す回路は、座板スイッチ25による障害物の検出および非検出(座板スイッチ25の開成および閉成)、表示器36による消灯および点灯、電流検出部32による電流無の障害物感知および電流有の障害物非感知が、図1のa図の回路と逆であって、座板スイッチ25が障害物を検出していない場合、光源37が点灯し、図1のa図に示すシャッターカーテン5の座板部8の位置が暗闇でも確認できるという利点がある。また、表示器36における光源37の点灯と消灯との状態が、座板スイッチ25の開成と閉成との切り替わりに連動して変化するので、座板スイッチ25の開成と閉成つまり障害物非検出と障害物検出とを表示器36の状態で報知することができるという利点がある。
図3は、異なる第2の形態に係る電源が座板スイッチ25と第1表示器39および第2表示器40に信号伝送用電線33;34を共用して供給される回路を示す。図3では、電源装置31、常開形の座板スイッチ25、電流検出部32、信号伝送用電線33;34、第1表示器39が直列に接続され、第2表示器40が座板スイッチ25と並列に接続される。第1表示器39は、LEDのような光源41と、光源41に対する固定抵抗器42とを備える。第2表示器40は、LEDのような光源43と、光源43に対する固定抵抗器44とを備える。光源41および光源43は、発光する色が互いに異なる。例えば、光源41が緑色を発光し、光源43が赤色を発光する。光源41の発光する色および光源43の発光する色は、異なる色であればよいので、緑色および赤色に限定されない。固定抵抗器42の抵抗値R42は、固定抵抗器44の抵抗値R44よりも大幅に小さな値に設定される(R42<R44)。よって、座板スイッチ25が開成しているつまり障害物を検出していない場合、光源41が消灯し、光源43が点灯し、電流検出部32が小電流有つまり障害物非感知を検出する。また、座板スイッチ25が閉成しているつまり障害物を検出している場合、光源43が消灯(微弱光量の点灯も含む)し、光源41が点灯し、電流検出部32が大電流有つまり障害物感知を検出する。つまり、図3に示す回路は、座板スイッチ25が障害物を検出しなければ、光源43が赤色で点灯し、座板スイッチ25が障害物を検出すれば、光源41が緑色で点灯するので、光源41の点灯した発光色と光源43の点灯した発光色とによる色の違いによって、図1a図に示すシャッターカーテン5の座板部8の位置が暗闇でも確認できるという利点がある。第1表示器39および第2表示器40が、別々の容器に格納された構造でも、単一の容器に格納された構造でもよい。第1表示器39における光源41および第2表示器40における光源43の点灯と消灯との状態が、座板スイッチ25の開成と閉成との切り替わりに連動して変化するので、座板スイッチ25の開成と閉成つまり障害物非検出と障害物検出とを表示器39;40の状態で報知することができるという利点がある。
図4は、異なる第3の形態に係る電源が座板スイッチ25および表示器36に信号伝送用電線33;34を共用して供給される回路を示す。図4では、電源装置31、常開形の座板スイッチ25、電流検出部32、信号伝送用電線33;34が直列に接続され、表示器36および振動感知部45が座板スイッチ25と並列に接続される。表示器36は、LEDのような光源37と、光源37に対する固定抵抗器38とを備える。振動感知部45は、振動検出器46と振動検出リレー47およびタイマー48を備える。振動検出器46は、常開形の検出スイッチ46sを備える。振動検出リレー47は、リレーコイル47Lおよび常開形のリレー接点47Sを備える。タイマー48は、トリガー信号入力部48Lおよび常開形のリレー接点48Sを備える。リレー接点47Sは、表示器36と信号伝送用電線33との間、または、表示器36と信号伝送用電線34との間に挿入される。リレーコイル47Lおよびリレー接点48Sが互いに直列に接続されて座板スイッチ25と並列に接続される。検出スイッチ46sおよびトリガー信号入力部48Lが互いに直列に接続されてリレー接点48Sと並列に接続される。信号伝送用電線33とリレーコイル47Lとの間には、固定抵抗器57が挿入される。座板スイッチ25には、固定抵抗器58が並列に接続される。
座板スイッチ25が開成しているつまり障害物を検出していないとともに、振動検出器46がシャッターカーテン5の開閉移動に伴う振動を検出していない場合、検出スイッチ46sとリレー接点47Sおよびリレー接点48Sが開成しているので、表示器36は点灯せず、電源が電源装置31から信号伝送用電線33と固定抵抗器58および信号伝送用電線34を経由して電流検出部32に供給され、電流検出部32が電流小つまり障害物非感知を検出する。
座板部8が開口9に存在する図外の障害物に接触すると、座板スイッチ25が閉成し、回路上においては信号伝送用電線33;34間を短絡する状態になるため、座板スイッチ25が閉成している間、振動検出器が振動を検出していても検出していなくても、光源37は消灯する。座板スイッチ25が開成しているとき、つまり座板部8が開口9に存在する図外の障害物に接触していないときに振動検出器が振動を検出して光源37が点灯していても、座板部8が開口9に存在する図外の障害物に接触して座板スイッチ25が閉成すると、光源37は消灯する。
座板スイッチ25が開成しているつまり障害物を検出していないが、シャッターカーテン5が開閉移動し、振動検出器46がシャッターカーテン5の開閉移動に伴う振動を検出した場合、検出スイッチ46sが閉成し、電源が電源装置31から信号伝送用電線33と固定抵抗器57とリレーコイル47Lおよび検出スイッチ46sを経由してトリガー信号入力部48Lに供給され、リレー接点47Sおよびリレー接点48Sが閉成し、光源37が点灯する。また、電源が電源装置31から信号伝送用電線33とリレー接点47Sと表示器36および信号伝送用電線34を経由して電流検出部32に供給され、電流検出部32が電流小つまり障害物非感知を検出する。その状態において、振動検出器46が振動を検出しなくなると、検出スイッチ46sが開成するが、振動検出器46の振動を検出しなくなってからの経過時間がタイマー48に設定された時間に到達するまでは、リレー接点48Sの閉成が継続される。その後、振動検出器46の振動を検出しなくなってからの経過時間がタイマー48に設定された時間に到達すると、リレー接点48Sが開成し、リレーコイル47Lへの電源の供給が遮断され、リレー接点47Sが開成し、上記シャッターカーテン5の開閉移動に伴う振動で点灯した光源37は、振動検出器46がシャッターカーテン5の開閉移動に伴う振動を検出しなくなってからの経過時間がタイマー48に設定された時間に到達することによって、消灯する。つまり、座板スイッチ25が障害物を検出していない場合においても、振動検出器46がシャッターカーテン5の開閉移動に伴う振動を検出している間だけ、光源37が点灯するのではなく、振動検出器46がシャッターカーテン5の開閉移動に伴う振動を検出してからその振動を検出しなくたった後のタイマー48に設定された時間が経過するまで、光源37が点灯し、図1のa図に示すシャッターカーテン5の座板部8の位置が暗闇でも確認できるという利点がある。
信号伝送用電線33;34のいずれかが断線すると、電源が電源装置31から電流検出部32に供給されなくなり、電流検出部32が電流無つまり断線を検出する。また、表示器36における光源37の点灯と消灯との状態が、座板スイッチ25の開成と閉成との切り替わりに連動して変化するので、座板スイッチ25の開成と閉成つまり障害物非検出と障害物検出とを表示器36の状態で報知することができるという利点がある。
図5は、異なる第4の形態に係る開閉装置の障害物感知を示す。図5では、シャッターカーテン5の座板部8には、常開形の座板スイッチ25、表示器36、電流検出部32、バッテリ49、送信機50が設けられる。座板スイッチ25、表示器36、バッテリ49、電流検出部32は、直列に接続される。送信機50は、電流検出部32に接続され、電流検出部32が電流を検出すると、赤外線のような光による、障害物検出信号を出力するように構成される。また、ケース3には受信機51が設けられる。受信機51は、障害物感知制御装置24に配線52で接続される。そして、座板スイッチ25が開成であるつまり障害物を検出していない場合、電源がバッテリ49から座板スイッチ25および表示器36を経由して電流検出部32に供給されず、送信機50が障害物検出信号を出力しない。また、座板スイッチ25が障害物を検出している場合、電源がバッテリ49から座板スイッチ25および表示器36を経由して電流検出部32に供給され、電流検出部32の電流検出に基づいて送信機50は赤外線のような光による障害物検出信号を受信機51に向けて出力し、表示器36も点灯する。なお、回路上の図示はしていないが、送信機50ではバッテリ49から障害物検出信号を出力するための電源が供給される。送信機50からの障害物検出信号を受信した受信機51は、受信した障害物検出信号に相当する障害物検出信号を障害物感知制御装置24に配線を経由して出力する。要するに、図1の信号伝送用コード28(信号伝送用電線33;34)を送信機50と受信機51とからなる無線で構成した場合であって、1つの座板スイッチ25を障害物感知制御装置24と表示器36との両方に対して有効に作用させることができる。また、表示器36における光源37の点灯と消灯との状態が、座板スイッチ25の開成と閉成との切り替わりに連動して変化するので、座板スイッチ25の開成と閉成つまり障害物非検出と障害物検出とを表示器36の状態で報知することができるという利点がある。
図1のa図または図5において、開閉機4が巻取シャフト6を回転駆動するモータの設けられた電動式に構成されてもよい。開閉機4が電動式に構成された場合、座板スイッチ25が障害物を検出した場合、シャッターカーテン5が停止した後、シャッターカーテン5が巻取シャフト6で巻き取られるようにしてもよい。また、開閉機4が電動式に構成された場合、手動閉鎖装置26に作動スイッチに相当する閉鎖スイッチの他に、停止スイッチや開放スイッチを設け、人が閉鎖スイッチまたは開放スイッチを操作し、シャッターカーテン5が降下中または上昇中において、人が停止スイッチを操作すると、降下中または上昇中のシャッターカーテン5が停止するようにしてもよい。図1のa図において、信号伝送用コード28を定滑車53と動滑車54とで繰り出し移動や収納移動させるコードプーリタイプを用いたが、信号伝送用コード28をリールで巻き取り収納したり繰り出したりするコードリールタイプを用いてよい。つまり、コードプーリタイプは、定滑車53がケース3に設けられ、動滑車54が信号伝送用コード28で宙吊り状態となってガイドレール2の中に昇降可能に配置され、動滑車54には錘55が付設され、シャッターカーテン5が昇降するのに伴って、動滑車54が昇降する構造であって、信号伝送用コード28の端部は固定点56でケース3に支持される。コードリールタイプは、図外のリールがケース3に設けられ、シャッターカーテン5が昇降するのに伴って、リールが信号伝送用コード28を巻き取ったり繰り出したりする構造である。コードプーリタイプもコードリールタイプも公知である。図1乃至図5において、シャッターカーテン5に設けられる座板スイッチ25以外のその他の電気部品として、表示器36、第1表示器39、第2表示器40に代えて、ブザーを設けてもよい。開閉装置としては、シャッターカーテン5を昇降する構造のものを例示したが、開閉体を引戸のように左右に開閉する構造のものでもよく、斜めに開閉する構造のものでもよい。
前述した各形態では、スイッチがシャッターカーテン5の座板部8に設けられ、障害物が座板部8に接触すると障害物を検出する座板スイッチ25であるので、従来の障害物感知に容易に適用できるという利点がある。
開閉装置は、車庫、倉庫、住宅、ビル、工場、地下街、トンネル、車両の荷台などの構造物における開口部分や内部に設置されるものとして適用できる。開閉体は、スラット、パイプ、パネル、シート状物、ネット状物を単数または複数連接した構造、スラット、パイプ、パネル、シート状物、ネット状物のいずれか複数を組み合わせた構造、オーバヘッドの構造でもよい。
座板スイッチ25は、マイクロスイッチやテープスイッチなど、各種スイッチを適用することができる。座板スイッチ25は、障害物を感知するために開閉体に設ける光電センサの出力スイッチや近接センサの出力スイッチに置き換えてもよい。
信号伝送用電線34の電流を検出する電流検出部32を接続する構成に替えて、信号伝送用電線33と信号伝送用電線34との間の座板スイッチ25や表示器36などの電気部品を経由した回路部分の電圧降下を検出する電圧降下検出部を接続する構成としてもよい。
1 シャッター装置
4 開閉機
5 シャッターカーテン
21 障害物感知装置
22 危害防止用連動中継器
23 自動閉鎖装置
24 障害物感知制御装置
25 座板スイッチ
28 信号伝送用コード
33 信号伝送用電線
34 信号伝送用電線
36 表示器
39 第1表示器
40 第2表示器
45 振動感知部
4 開閉機
5 シャッターカーテン
21 障害物感知装置
22 危害防止用連動中継器
23 自動閉鎖装置
24 障害物感知制御装置
25 座板スイッチ
28 信号伝送用コード
33 信号伝送用電線
34 信号伝送用電線
36 表示器
39 第1表示器
40 第2表示器
45 振動感知部
Claims (3)
- 開閉体にはスイッチおよびその他の電気部品が設けられ、開閉体が閉鎖する途中において、スイッチが障害物を検出している間、電流検出部が障害物感知を検出し、スイッチが障害物を検出していない間、電流検出部が障害物非感知を検出する開閉装置の障害物感知装置において、電源がスイッチおよびその他の電気部品へスイッチに対応する信号伝送用電線を共用して供給されたことを特徴とする開閉装置。
- 電気部品の状態がスイッチの開成と閉成との切り替わりに連動して変化することを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
- スイッチは開閉体の座板部に設けられ、障害物が座板部に当接すると障害物を検出する座板スイッチであることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006158558A JP2007327225A (ja) | 2006-06-07 | 2006-06-07 | 開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013256827A (ja) * | 2012-06-13 | 2013-12-26 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉装置 |
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2006
- 2006-06-07 JP JP2006158558A patent/JP2007327225A/ja active Pending
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A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
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A02 | Decision of refusal |
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