JP2007326848A - シリコーンオリゴマーの製造法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器及び電子機器などの信頼性を低下させることのないシリコーンオリゴマーの製造法を提供する。
【解決手段】 アルコキシシラン又はアルコキシ基を有するシランカップリング剤を固体酸触媒の存在下、アルコキシ基に対して0.15〜0.5当量の水と反応させ、反応後、該固体酸触媒を除去することを特徴とするシリコーンオリゴマーの製造法。
【選択図】なし

Description

本発明は、シリコーンオリゴマーの製造法に関する。
従来、シリコーンオリゴマーは、シリコーンゴムコンパウンドを製造する際の分散剤(例えば、特許文献1)、液晶表示素子のガラスからのアルカリイオン溶出防止膜、配向制御膜、IC、LSI等のパッシベーション膜、ガラス瓶の表面強化保護膜(例えば、特許文献2)、金属張り積層板や多層印刷配線板に用いられるプリプレグにおける基材の表面処理剤(例えば、特許文献4)などの用途に利用されている。
かかるシリコーンオリゴマーの製造方法として、アルコキシシラン又はシランカップリング剤を固体酸触媒の存在下、水と脱水縮合反応させる方法が知られている。固体酸触媒としては、例えば、イオン交換樹脂(例えば、特許文献1,2)や固体酸性ジルコニウム触媒(例えば、特許文献3)などが用いられている。これら従来のシリコーンオリゴマーの製造方法では、水分量については何も言及してなく、反応進行させる為には多量の水を用いること、シリコーンオリゴマー中には水が存在することが当たり前のことと考えられていた。しかし、水分を含んだシリコーンオリゴマーは貯蔵安定性に劣り、可使時間が短いといった問題点があった。
最近の電子機器や電気機器にはエポキシ樹脂が多用されており、水分を含んだシリコーンオリゴマーを用いると、エポキシ樹脂の硬化阻害や副反応を引き起こすといった問題が生じている。また、シリコーンオリゴマー中に固体酸触媒が残存していると、電食を誘発したり硬化反応を阻害するといった問題があった。
特開平8-113649号公報 特開平1-111709号公報 特開2003−105088号公報 特開平10−121363号公報
本発明の目的は、電子機器や電気機器などの信頼性を低下させることのないシリコーンオリゴマーを製造する方法を提供することである。
本発明は、(1)アルコキシシラン又はアルコキシ基を有するシランカップリング剤を固体酸触媒の存在下、アルコキシ基に対して0.15〜0.5当量の水と反応させ、反応後、該固体酸触媒を除去することを特徴とするシリコーンオリゴマーの製造法に関する。
また、本発明は、(2)前記アルコキシ基を含有するシランカップリング剤が、エポキシ基、アクリル基、メタクリル基、ビニル基、アミノ基、及びチオール基の少なくとも何れかの官能基を分子内に1個以上含むことを特徴とする前記(1)記載のシリコーンオリゴマーの製造法に関する。
また、本発明は、(3)前記固体酸触媒が、活性白土であることを特徴とする前記(1)又は(2)記載のシリコーンオリゴマーの製造法に関する。
本発明によれば、電子機器や電子機器などの信頼性を低下させず、さらに貯蔵安定性に問題のないシリコーンオリゴマーの製造法を提供することができる。
本発明のシリコーンオリゴマーの製造法は、アルコキシシラン又はアルコキシ基を有するシランカップリング剤を固体酸触媒の存在下、アルコキシ基に対して0.15〜0.5当量の水と反応させ、反応後、該固体酸触媒を除去することを特徴とする。
本発明で用いるアルコキシシラン又はアルコキシ基を有するシランカップリング剤は、下記式(I)で表される。
Si(OR4−a (I)
式(I)中、aは0〜3の整数を表す。式(I)において、a=0の場合はテトラアルコキシシラン、a=1の場合はトリアルコキシシラン、a=2の場合はジアルコキシシラン、a=3の場合はモノアルコキシシランを示す。また、シランカップリング剤の場合は、エポキシ基、アクリル基、メタクリル基、ビニル基、アミノ基、及びチオール基の少なくとも何れかの官能基を分子内に1個以上含むものが好ましい。
アルコキシシラン又はアルコキシ基を有するシランカップリング剤の具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラフェノキシシランなどのテトラアルコキシシラン;メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、メチルトリイソプロポキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリプロポキシシラン、エチルトリイソプロポキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、ペンチルトリメトキシシラン、ペンチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン、ヘキシルトリエトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリプロポキシシラン、フェニルトリイソプロポキシシラン、ベンジルトリメトキシシラン、ベンジルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシシランなどのトリアルコキシシラン;ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジエチルジメトキシシラン、ジエチルジエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、メチルビニルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジエトキシシランなどのジアルコキシシラン;トリメチルメトキシシラン、トリエチルエトキシシラン、トリフェニルメトキシシラン、トリフェニルエトキシシラン、ジメチルビニルメトキシシラン、ジメチルビニルエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン、3−メルカプトプロピルジメチルメトキシシラン、3−メルカプトプロピルジメチルエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルジメチルメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−プロピルジメチルエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルジメチルメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルジメチルエトキシシランなどのモノアルコキシシラン;などが挙げられる。これらのなかでも3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシランおよびこれらの混合物の共縮合オリゴマーが好ましい。
本発明で用いる固体酸触媒は、反応系に溶解しないものであれば特に制限されず、例えば、アンバーリスト15(オルガノ社製、商品名)、ダイヤイオンPK(三菱化学社製、商品名)、ピュロライトCT(ピュロライト社製、商品名)などのイオン交換樹脂、ナフィオン(デュポン社製、商品名)などフッ化スルホン樹脂、活性白土、硫酸ジルコニア、ゼオライトなどが挙げられる。これらのなかでも、価格の面から活性白土が好ましく、取り扱いやすさの面からイオン交換樹脂が好ましい。
固体酸触媒の使用量は、適宜選択されるが、アルコキシシラン又はアルコキシ基を有するシランカップリング剤100重量部に対して1〜100重量部が好ましく、10〜50重量部がより好ましい。前記固体酸触媒の使用量が1重量部未満である場合は反応が遅く効率的でない傾向にあり、100重量部を超える場合は費用がかさみ経済的ではない傾向にある。
本発明の方法では、アルコキシシラン又はアルコキシ基を有するアルコキシシランカップリング剤のアルコキシ基に対して0.15〜0.5当量、好ましくは0.25〜0.35当量の水と反応させる。前記水の量が0.15当量未満では反応が進行せず、一方、0.5当量を超えると副生物の除去が困難になり、また貯蔵安定性に劣り可使期間が短くなり、さらには電子機器や電気機器などの信頼性を低下させてしまう。
本発明の方法は、反応に際して溶媒を存在させることが出来る。溶媒としては、反応に不活性な有機溶媒であれば特に限定されず、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテルなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類などが挙げられる。
反応条件は適宜選択されるが、通常は大気圧下で行なわれ、反応温度は20〜80℃が好ましい。
本発明の方法は、反応後、固体酸触媒を反応系から除去する。固体酸触媒の除去方法は、例えば、減圧濾過、加圧濾過、常圧濾過などの方法により行なわれる。
また、本発明では、固体酸触媒を反応系から除去した反応生成物を常圧下または減圧下に加熱操作を行うことにより、反応により副生したアルコール類及び溶媒を留去することが好ましい。反応生成物単品にすることによって、揮発成分を嫌う成形品分野への用途拡大が可能になる。
反応系から除去した固体酸、特に、イオン交換樹脂、ナフィオン触媒は、アルコール系溶剤あるいはケトン系溶剤などの溶剤で洗浄することによって、容易に再生することができる。その際、固体酸触媒に付着した樹脂類を洗浄により除去した後、蒸留水や希硝酸、硝酸、希塩酸、塩酸等の酸性物質で洗浄することでさらに再生能力が向上する。
本発明の方法により得られたシリコーンオリゴマーは、積層板、多層板、封止材、接着剤など金属やフィラーを使用する製品に高分子カップリング剤として用いることにより、信頼性向上、接着性向上などが期待できる。
以下実施例を示して具体的に説明する。
(実施例1)
攪拌機、温度計、冷却器を備えた500mLの4つ口フラスコに、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−403)118.2g、メタノール11.8g、水6.3g、イオン交換樹脂(オルガノ社商品名 アンバーリスト 15DRY)56gを入れて、室温(25℃)で2時間攪拌した。反応終了後、常圧下、ろ紙を用いてろ過し、イオン交換樹脂を除去した。ろ液をイオンクロマトグラフで、陰イオン量を測定し、GPCで分子量分布と平均分子量、自動水分計で水分量、過塩素酸法でエポキシ当量を測定した。その結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例1と同様のフラスコに3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−503)124.2g、メタノール24.8g、蒸留水4.5g、イオン交換樹脂(オルガノ社商品名 アンバーリスト 15DRY)56gを入れて室温(25℃)で2時間攪拌した。反応終了後、減圧濾過して、イオン交換樹脂を除去した。ろ液をイオンクロマトグラフで、陰イオン量を測定し、GPCで分子量分布と平均分子量、自動水分計で水分量を測定した。その結果を表1に示す。
(実施例3)
実施例1と同様のフラスコにテトラメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−04)38.08g、ジメチルジメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−22)60.4g、メタノール17g、水13.5g、活性白土(日本活性白土社商品名 ニッカナイトG−168)20gを入れて還流温度で6時間反応させた。反応終了後、減圧濾過して、活性白土を除去した。ろ液をイオンクロマトグラフで、陰イオン量を測定し、GPCで分子量分布と平均分子量、自動水分計法で水分量を測定した。その結果を表1に示す。
(実施例4)
実施例1と同様のフラスコにテトラメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−04)38.08g、ジメチルジメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−22)60.4g、メタノール17g、水13.5g、活性白土(日本活性白土社 商品名 ニッカナイトG−36)20gを入れて還流温度で6時間反応させた。反応終了後、減圧濾過して、活性白土を除去した。ろ液をイオンクロマトグラフで、陰イオン量を測定し、GPCで分子量分布と平均分子量、自動水分計で水分量を測定した。その結果を表1に示す。
(実施例5)
実施例1と同様のフラスコに3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−403)118.2g、メタノール5.9g、蒸留水4.8g、活性白土(日本活性白土社 商品名 ニッカナイトG−36)5gを入れて75℃で6時間反応させた。反応終了後、減圧濾過して、活性白土を除去した。ろ液をイオンクロマトグラフで、陰イオン量を測定し、GPCで分子量分布と平均分子量、自動水分計で水分量、過塩素酸法でエポキシ当量を測定した。その結果を表1に示す。
(実施例6)
実施例1と同様のフラスコに3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−402)110.2g、メタノール2g、蒸留水6.3g、活性白土(日本活性白土社 商品名 ニッカナイトG−36)3gを入れて75℃で10時間反応させた。反応終了後減圧濾過して、活性白土を除去した。ろ液をイオンクロマトグラフで、陰イオン量を測定し、GPCで分子量分布と平均分子量、自動水分計で水分量、過塩素酸法でエポキシ当量を測定した。その結果を表1に示す。
(実施例7)
実施例1と同様のフラスコに3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−403)118.2g、メタノール5.9g、蒸留水2.0g、活性白土(日本活性白土社 商品名 ニッカナイトG−36)5gを入れて75℃で6時間反応させた。反応終了後減圧濾過して、活性白土を除去した。ついで、反応液をなす型フラスコに移して、エバポレータを用いて、40℃の湯浴上でメタノールを留去した。留去物をGPCで分子量分布と平均分子量、自動水分計で水分量、過塩素酸法でエポキシ当量を測定した。その結果を表1に示す。
(実施例8)
実施例1と同様のフラスコに3−メタクロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−503)124.0g、メタノール17g、蒸留水13.5g、活性白土(日本活性白土社 商品名 ニッカナイトG−168)6gを入れて75℃で8時間反応させた。反応終了後減圧濾過して、活性白土を除去した。ろ液をイオンクロマトグラフで、陰イオン量を測定し、GPCで分子量分布と平均分子量、自動水分計で水分量、過塩素酸法でエポキシ当量を測定した。その結果を表1に示す。
(比較例1)
実施例1と同様のフラスコにテトラメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−04)38.08g、ジメチルジメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−22)60.4g、メタノール17g、水13.5g、蓚酸(試薬1級)2gを入れて還流温度で4時間反応させた。反応終了後、そのままシリコーンオリゴマーとして使用した。そのものをイオンクロマトグラフで、陰イオン量を測定し、GPCで分子量分布と平均分子量、自動水分計で水分量、その結果を表1に示す。
(比較例2)
実施例1と同様のフラスコに3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−403)118.2g、メタノール23.6g、蒸留水2.0g、活性白土(日本活性白土社 商品名 ニッカナイトG−36)5gを入れて75℃で6時間反応させた。反応終了後、減圧濾過して、活性白土を除去した。ろ液をイオンクロマトグラフで、陰イオン量を測定し、GPCで分子量分布と平均分子量、自動水分計で水分量、過塩素酸法でエポキシ当量を測定した。その結果を表1に示す。
(比較例3)
実施例1と同様のフラスコに3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社商品名 KBM−403)118.2g、メタノール23.6g、蒸留水16.2g、活性白土(日本活性白土社 商品名 ニッカナイトG−36)5gを入れて75℃で6時間反応させた。反応終了後、減圧濾過して、活性白土を除去した。ろ液をイオンクロマトグラフで、陰イオン量を測定し、GPCで分子量分布と平均分子量、自動水分計で水分量、過塩素酸法でエポキシ当量を測定した。その結果を表1に示す。
Figure 2007326848
陰イオン量:横河電機製 イオンクロマトク゛ラフィ 型式 IC-7000で測定した。
分子量:溶媒としてテトラヒドロフランを用い、東ソー(株)製 液体クロマトク゛ラフィ HPLC-8120GPC型で測定した。
水分量:平沼製作所(株)製 平沼自動水分計(型式 AQV-55)で測定した。
表1より実施例1〜8は、イオン性不純物を含まず貯蔵安定性に優れたシリコーンオリゴマーを製造することができる。これに対し、固体酸ではない蓚酸を用いた比較例1はイオン性不純物を多量に検出され貯蔵安定性に劣ることがわかる。アルコキシ基に対する水の量が0.07当量である比較例2は反応が進行せず、該水の量が0.60当量である比較例3は貯蔵安定性に劣ることがわかる。

Claims (3)

  1. アルコキシシラン又はアルコキシ基を有するシランカップリング剤を固体酸触媒の存在下、アルコキシ基に対して0.15〜0.5当量の水と反応させ、反応後、該固体酸触媒を除去することを特徴とするシリコーンオリゴマーの製造法。
  2. 前記アルコキシ基を含有するシランカップリング剤が、エポキシ基、アクリル基、メタクリル基、ビニル基、アミノ基、及びチオール基の少なくとも何れかの官能基を分子内に1個以上含むことを特徴とする請求項1記載のシリコーンオリゴマーの製造法。
  3. 前記固体酸触媒が、活性白土であることを特徴とする請求項1又は2記載のシリコーンオリゴマーの製造法。
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