JP2007325933A - ガスシリンダー - Google Patents

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光亮 金
Komin Lee
浩▲民▼ 李
Shintai Kim
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Abstract

【課題】 ガスシリンダーを提供する。
【解決手段】 高低調節によって上下に往復動するスピンドルと、スピンドル内部に装着され、内部にガスが充填されるシリンダーと、シリンダーの内部を上下に区画するピストン部材と、シリンダーの上端を密閉し、シリンダーの内部に充填されたガスが出入するバルブ部材と、ピストン部材またはバルブ部材のうちいずれか一方に備えられて、スピンドルに加えられる荷重が除去されれば、スピンドルが自動で元の位置に上昇するように、シリンダーの内部に充填されたガスの出入を制御するガス出入制御部と、ピストン部材の下側に介入されて、スピンドルを自動で上昇させると共に、自動で元の位置に回転させる第1リターン部材及び第2リターン部材と、第1リターン部材と第2リターン部材とが接触する部分の摩耗を防止する摩耗防止部とを備えるガスシリンダーである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガスシリンダーに係り、詳細には、ユーザーが椅子から立ち上がる時、自動で座席が一定高さ及び一定方向に復帰する機能が備えられ、耐摩耗性が向上したガスシリンダー装置に関する。
一般的に、椅子に適用されるガスシリンダーは、ベースチューブとガススピンドルとから構成され、前記ガスシリンダーのスピンドルが、上下に移動して椅子シートの高さが調節されるように構成される。
図1は、従来のガスシリンダー構造を概略的に示す断面図である。
図1を参照すれば、従来の一般的なガスシリンダー10は、椅子の座席下端面に連結されるスピンドル13と、前記スピンドル13を支持するベースチューブ11と、前記ベースチューブ11と前記スピンドル13との間に挿入されて、前記スピンドル13が上昇または下降するときに、左右に傾かないようにするチューブガイド12とが備えられる。
詳細には、前記ガスシリンダー10は、前記スピンドル13の内部で上下に往復動するピストン23と、前記ピストン23が装着されるピストンロッド21と、前記スピンドル13の内周面に挿入されて、前記ピストン23の外周面に装着されたOリングと当接するシリンダー16とが備えられる。ここで、前記シリンダー16は、前記ピストン23によって上部チャンバ20と下部チャンバ21とに二分される。
また、前記ガスシリンダー10は、前記シリンダー16の下端部を密閉するガスシーリング部24と、前記シリンダー13の上端部を密閉するパイプホルダー17と、前記パイプホルダー17の中心部を貫通して挿入される開閉ピン15と、上下運動によって前記開閉ピン15の開閉を調節するオープンピン14とが備えられる。
詳細には、前記パイプホルダー17の一側には、ガスが出入するためのオリフィス18が形成され、前記オリフィス18は、前記開閉ピン15によって開閉する。そして、前記シリンダー16と前記スピンドル13との間には、前記オリフィス18を介して排出されたガスが移動するガス流路19が形成される。
以下では、前記のような構成をなす従来のガスシリンダー装置10の機能について説明し、ユーザーが座席に着席する過程を例として挙げて説明する。
まず、ユーザーが椅子に着席しながら前記オープンピン14と連結された作動レバー(図示せず)を上げるか下げれば、前記オープンピン14が加圧される。そして、前記オープンピン14が下側に加圧されれば、前記開閉ピン15が下降する。そして、前記開閉ピン15が下降すれば、前記上部チャンバ20に保存されたガスは、前記開閉ピン15の側面に沿って前記オリフィス18に移動する。そして、前記オリフィス18に移動した空気は、前記ガス流路19に沿って前記下部チャンバ21に移動する。これにより、前記下部チャンバ21の体積が、前記上部チャンバ20の体積より大きくなって、スピンドル13が下降する。そして、ユーザーが前記作動レバーに加えられた力を除去すれば、それ以上ガスの移動が進まない。したがって、椅子は、ユーザーが所望の高さで固定される。
前記のような原理によって作動する従来のガスシリンダーは、本発明の出願人によって出願された特許文献1、特許文献2に詳細に提示されているので、詳細な説明は省略する。
一方、前述した原理によって作動する従来のガスシリンダー装置は、ユーザーが一度椅子の高さを設定しておけば、ユーザーが立ち上がっても椅子の座席は、常に設定された高さで固定された状態を維持する。
したがって、椅子に座る人の身長によって椅子の高さが異なって設定され、かつ椅子ごとに他の方向に向けるため、複数個の椅子が置かれた場所では椅子ごとに高さ及び角度が異なって維持されて、外観上整頓されていない感じを与える。
詳細には、飲食店やバーまたは娯楽室のように複数個の椅子が置かれる場所では、使っていない椅子が常に高さ及び角度を同一に維持する必要がある。言い換えれば、使っていない椅子の高さ及び角度を同一に維持させることによって、顧客が外観上整理整頓された感じを受けるようにすることが非常に重要である。したがって、前記のような場所では、従来のガスシリンダー装置が備えられた椅子が置かれる場合、使われていない椅子は、椅子を整理する人が直接高さを一定に合わせ、且つ椅子の方向を一定の方向に向かうように回転させる行為が要求されるという短所がある。
大韓民国特許出願第2012010029424号 大韓民国特許出願第2012000017322号
本発明は、前記のような問題点を解決するために提案されるものであって、椅子を使用した人または整理整頓する人が、直接に椅子の高さを調節する必要がなく、自動で一定の高さに復帰される機能が備えられたガスシリンダー装置を提供することを目的とする。
また、椅子が一定高さに復帰すると共に、元の位置に回転して復帰する機能が備えられたガスシリンダー装置を提供することを目的とする。
また、リターン部材の全部または一部が摩擦に強い材質から形成されることによって、耐摩耗性が向上して製品の耐久性が確保されるガスシリンダー装置を提供することを目的とする。
また、リターン部材がピストンロッドに固定されることによって、前記リターン部材の空回り現象を防止して、耐摩耗性が向上するガスシリンダー装置を提供することを目的とする。
本発明は、高低調節によって上下に往復動するスピンドルと、前記スピンドル内部に装着され、内部にガスが充填されるシリンダーと、前記シリンダーの内部を上下に区画するピストン部材と、前記シリンダーの上端を密閉して、前記シリンダーの内部に充填されたガスが出入するバルブ部材と、前記ピストン部材または前記バルブ部材のうちいずれか一方に備えられて、前記スピンドルに加えられる荷重が除去されれば、前記スピンドルが自動で元の位置に上昇するように、前記シリンダーの内部に充填されたガスの出入を制御するガス出入制御部と、前記ピストン部材の下側に介入されて、前記スピンドルを自動で上昇させると共に、自動で元の位置に回転させる第1リターン部材及び第2リターン部材と、前記第1リターン部材と前記第2リターン部材とが接触する部分の摩耗を防止する摩耗防止部とを備えるガスシリンダーを提供する。
他の側面による本発明は、高低調節によって上下に往復動するスピンドルと、前記スピンドル内部に装着され、内部にガスが充填されるシリンダーと、前記シリンダーの内部に介在されて、前記シリンダーを上部チャンバと下部チャンバとに区画するピストン部材と、前記シリンダーの上端を密閉し、前記ガスの出入のための通孔部が形成された開閉部ホルダーと、前記通孔部を選択的に開閉するための開閉ピンと、前記開閉ピンによって通孔部を選択的に開閉する開閉部材が備えられるバルブ部材と、前記ピストン部材の下側に介入されて、前記スピンドルを自動で上昇させると共に、自動で元の位置に回転させる第1リターン部材及び第2リターン部材と、前記第1リターン部材と前記第2リターン部材とが接触する部分の摩耗を防止する摩耗防止部とを備えるガスシリンダーを提供する。
さらに他の側面による本発明は、上側に座席が付着されるスピンドルと、前記スピンドル内部に収容され、内部にガスが充填されるシリンダーと、前記シリンダーの内部を上下に区画し、前記座席に加えられた荷重が除去されれば、前記スピンドルを最高高さまで上昇させる開閉部材が備えられるピストン部材と、前記シリンダーの上端に位置し、前記シリンダーの内部に充填されたガスが出入するバルブ部材と、前記シリンダーの内部に設置され、前記スピンドルを回転させて元の位置に復帰させる第1リターン部材及び第2リターン部材と、前記第1リターン部材と前記第2リターン部材とが接触する部分の摩耗を防止する摩耗防止部とを備えるガスシリンダーを提供する。
前記のような構成によって、前記ガスシリンダー装置が備えられた椅子からユーザーが立ち上がると同時に、自動で一定高さ及び一定角度に復帰することが可能である。また、耐摩耗性が向上して製品の耐久性を確保することができる。
前記のような構成をなす本発明によるガスシリンダー装置によって、前記ガスシリンダー装置が備えられた椅子からユーザーが立ち上がると同時に、自動で一定高さ及び一定の方向に復帰することができる。
したがって、複数個の椅子が置かれた場所で、使っていない椅子はいずれも同じ高さを維持するだけでなく、座席が同じ方向に整列されるので、外観上整理整頓された感じを与える。
また、本発明によるガスシリンダー装置によって、ユーザーは、椅子の高さを一定に維持するためにエネルギー及び時間を消費する必要がない。
また、リターン部材の全部または一部が摩擦に強い材質から形成されることによって、耐摩耗性が向上して製品の耐久性を確保することができる。
また、リターン部材がピストンロッドに固定されることによって、前記リターン部材の空回り現象が防止され、したがって耐摩耗性が向上する。
以下、本発明の具体的な実施形態を図面と共に詳細に説明する。しかし、本発明の思想は提示される実施形態に制限されるものではなく、他の構成要素の追加、変更、削除などによって、退歩的な他の発明や本発明の思想の範囲内に備えられる他の実施形態を容易に提案できる。
<第1実施形態>
図2は、本発明の第1実施形態によるガスシリンダーの構造を示す断面図である。
図2を参照すれば、本発明によるガスシリンダー100は、本体を構成するベースチューブ110と、前記ベースチューブ110の内部に挿入されて上下に往復動するスピンドル113と、前記ベースチューブ110と前記スピンドル113との間に挿入されて前記スピンドル113を支持するチューブガイド115と、前記ベースチューブ110の内部のある一端部に固定挿入されるピストンロッド170と、前記ピストンロッド170の上端部に装着され、ピストンの機能を同時に行う上カム部120とを備える。
ここで、前記上カム部120は、前記スピンドル113が上昇するとき、一定方向に回転して元の位置に復帰するようにガイドする上カム121と、前記上カム121の摩耗を防止する摩耗防止部123とを備える。
また、本発明によるガスシリンダー100は、前記スピンドル113の内周面に装着されて前記上カム部120の外周面と当接するシリンダー117と、前記シリンダー117の上側部を密閉して、ガスを出入させるバルブ部材140と、前記バルブ部材140内に配置されて、前記シリンダー117の内部に充填されたガスの出入を制御するガス出入制御部150とを備える。
ここで、前記バルブ部材140は、前記バルブ部材140の上側部に配置されて、前記バルブ部材140を加圧するオープンピン145と、前記バルブ部材140の上側部に装着されて、前記スピンドル113の上部をテーパ状に維持し、前記オープンピン145の上下運動をガイドするテーパホルダー146を備える。
また、本発明によるガスシリンダー100は、前記シリンダー117の下側部に装着される下カム部130と、前記下カム部130の下側にガス漏れを防止するガスシーリング172と、前記ガスシーリング172を支持しながらガイドの役割を担うフランジ173とを備える。前記バルブ部材140についての詳細な説明は、図3で後述する。
詳細には、前記シリンダー117は、前記バルブ部材140と前記下カム部130とによって所定長さのガスチャンバ160を形成し、前記ガスチャンバ160内に窒素などのガスが注入される。そして、前記ガスチャンバ160は、前記上カム部120によって上部チャンバ161と下部チャンバ162とに二分される。そして、前記スピンドル113の上下往復動によって前記上部チャンバ161と下部チャンバ162との体積が変化する。
そして、前記上部チャンバ161と下部チャンバ162とは、大気圧P1より高い圧力P2に維持される。そして、前記シリンダー117と前記スピンドル113との間には、前記上部チャンバ161と下部チャンバ162との間のガスの移動通路であるガス流路163が形成される。
また、前記下カム部130の下端部に装着されたガスシーリング172とフランジ173とによって、前記シリンダー117の内部が一定の圧力に維持される。前記上カム部120及び下カム部130についての詳細な説明は、図4及び図5で後述する
一方、前記ピストンロッド170の下端部は、前記ベースチューブ110の下端部に固定装着される。詳細には、前記ベースチューブ110の下端部に装着される固定板190によって、前記ピストンロッド170の下端が支持固定される。そして、前記ピストンロッド170の下端部には、固定ピン192が結合されて、前記固定板190から前記ピストンロッド170が脱去されないようにする。そして、前記固定板190と前記固定ピン192との間には、ワッシャ191が挿入され、前記ワッシャ191は、前記固定板190が前記固定ピン192と直接接触して損傷される現象を防止する。
また、前記固定板190の上側部には、ベアリング180が配置され、前記ベアリング180の上部には、緩衝部材193が配置される。詳細には、前記ベアリング180は、ベアリング開閉部材が複数装着されるボールハウジング182と前記ボールハウジング182の上下部に形成されるベアリングサポーター181が備えられる。そして、前記ベアリング180の上端部に配置される前記緩衝部材193は、前記スピンドル113が最低位置に到達するとき、前記スピンドル113の下部が前記ベアリング180と衝突して発生する衝撃を緩和させる機能を担う。
図3は図2のA部分拡大図であり、図4は図2のB部分拡大図であり、図5は図2のC部分拡大図である。
図3を参照すれば、本発明による前記ガスシリンダー100に装着されるバルブ部材140は、パイプホルダー141と、オリフィス142と、オープンピン145と、テーパホルダー146とを備える。そして、ガス出入制御部150は、開閉ピン151と、開閉部ホルダー152と、開閉部材153と、ワッシャ154とを備える。
詳細には、パイプホルダー141は、前記シリンダー117の上側部を密閉する。開閉ピン151は、前記パイプホルダー141の中央部を貫通して装着され、前記シリンダー117の内部のガスを排出させる。オープンピン145は、前記開閉ピン151の上側部に配置されて、前記開閉ピン151を加圧する。オリフィス142は、前記パイプホルダー141の内部に形成されて、前記シリンダー117の内部に充填されたガスが出入する。
また、開閉部ホルダー152は、前記パイプホルダー141の下端に挿入され、前記開閉部ホルダー152の内部には、通孔部152aが上下に貫通して形成される。開閉部材153は、前記通孔部152aの内部に位置してガスの出入を制御する。環状のワッシャ154は、前記パイプホルダー141に挿入された開閉部ホルダー152を固定させる。
詳細には、前記開閉部ホルダー152に形成された通孔部152aの上部は、所定の一定直径を有する円筒形であり、前記円筒形の下端は、下部へ行くほど直径が大きくなる形状をなし、前記通孔部152aの上端の最小直径部の直径は、前記開閉部材153の直径より小さく、前記通孔部152aの下端の最大直径部の直径は、前記開閉部材153の直径より大きく形成される。したがって、前記開閉部材153が、前記開閉部ホルダー152に形成された通孔部152aの上部に位置するときは、前記通孔部152aが閉鎖され、前記開閉部材153が、前記開閉部ホルダー152に形成された通孔部152aの下部に位置するときは、前記通孔部152aが開放されるように形成されることによって、ガスの出入が制御される。
そして、前記オープンピン145は、前記スピンドル113の上側部に装着され、前記スピンドル113の上端面から所定高さに突出するように装着される。そして、前記オープンピン145は、作動レバー(図示せず)と連結されて、前記作動レバーを押すか上方に上げれば、前記オープンピン145が下降するように構成される。
図4を参照すれば、本発明によるガスシリンダーに装着される上カム部120は、前記ピストンロッド170の上端部に結合されるワッシャ124と、前記ワッシャ124の下側に位置し、端部が所定角度に傾斜して切断される形状である上カム121と、前記上カム121及びピストンロッド170の外周面に挿入されて、前記上カム121及びピストンロッド170を結合させる上カム固定ピン122と、前記上カム121の下端部の一側に結合されて、前記上カム121の摩耗を防止する摩耗防止部123と、ガス漏れを防止するインナーシール125、126とを備える。
詳細には、前記ピストンロッド170の上端部には、ワッシャ124が結合される。そして、前記ピストンロッド170の上端部とワッシャ124とは、ジョイント工程によって固定されて、前記ワッシャ124がピストンロッド170から離脱しない。
一方、前記ワッシャ124の下部には、端部が所定角度に傾斜して切断されて、前記スピンドル113が上昇するとき、所定の方向への復帰をガイドするための上カム121が結合される。
そして、前記上カム121の外周面の上端と前記上カム121の上部内側とには、ガス漏れを防止する第1インナーシール125及び第2インナーシール126が挿入される。
一方、前記上カム121の一側面及び前記上カム121の一側面と接触するピストンロッド170の一側面には、所定の形状のホールが形成される。そして、前記ホールの形状に対応する形状の上カム固定ピン122が、前記上カム121に形成されたホールを貫通して、前記ピストンロッド170に形成されたホールに挿入されることによって、前記上カム121とピストンロッド170とが固設される。
前記のような構成によって、前記上カム121が前記ピストンロッド170の外周面に装着された状態で時々発生する空回り現象が防止され、したがって、前記上カム121及びピストンロッド170の摩耗が減少して、製品の寿命が長くなる長所がある。
一方、前記上カム121の外周面の下端には、所定の形状の摩耗防止部123がさらに形成される。
詳細には、ガスシリンダー100が持続的に使われる場合、椅子の上下運動及び回転運動の 過程で、互いに接触する前記上カム121と下カム131には、持続的な摩擦が発生し、前記摩擦によって前記上カム121と下カム131とが摩耗することがある。前記のように上カム121と下カム131とが摩耗されれば、椅子が所望の方向に自動で回転しないなどの作動不良が発生することがある。
前記のような問題点を解決するために、本発明のガスシリンダーの上カム121には、前記下カム部130と直接接触して摩耗されうる部分に、摩耗に強い性質を有する材質からなる摩耗防止部123が形成される。
言い換えれば、前記スピンドル113が上昇する過程で最初に上カム121と下カム部130とが接触する部分、すなわち傾斜して切断された前記上カム121の最下端部に摩耗防止部123が結合されることによって、前記上カム121の摩耗を防止できる。
さらに詳細には、前記上カム121の外周面の最下端部には、所定の形状のホールが形成される。そして、前記ホールの形状に対応する形状の摩耗防止部123が、前記上カム121に挿入されて固定され、これによって前記摩耗防止部123が上カム121に結合される。
望ましくは、前記摩耗防止部123は、摩擦に強い金属材質のスプリングピンが使われうる。言い換えれば、前記摩耗防止部123には、中空円筒形から円周の一部が断絶されているスプリングピンが使われ、前記スプリングピンが前記上カム121及びピストンロッド170に形成されたホールに挿入されることによって、前記上カム121とピストンロッド170との結合がさらに強固になる効果がある。
一方、前記摩耗防止部123が挿入される上カム121のホールと接触する前記ピストンロッド170には、所定の形状のホールがさらに形成されてもよい。そして、前記摩耗防止部123は、前記上カム121に形成されたホールを貫通して、前記ピストンロッド170に形成されたホールに挿入されることによって、前記上カム121とピストンロッド170とが固設されうる。
前記のような構造によって、前記上カム121の摩耗が防止されることによって、製品の耐久性が向上して寿命が長くなる長所がある。また、前記上カム121が前記ピストンロッド170の外周面に装着された状態で空回り現象が防止される長所がある。
図5を参照すれば、前記スピンドル113の内部下端には、前記上カム120の下端部と当接しつつ回転する下カム131が装着される。そして、前述のように、前記下カム131の下端には、ガス漏れを防止するためにガスシーリング172が装着され、前記ガスシーリング172の下端には、フランジ173が装着される。
詳細には、前記下カム131の上端部は、前記上カム121の下端部と当接しつつ回転するために、所定角度に傾斜して切断される。そして、前記スピンドル113が最高高さとなった状態で、前記上カム121の下端部と前記下カム131の上端部とが完全に密着される。
また、前記下カム131の内部には、前記ガス流路163に沿って流れるガスを下部チャンバ162内に流入させるガス出入溝132が形成される。詳細には、前記ガス出入溝132は、前記下カム131の側面から所定深さに貫通し、また前記下カム131の上端部側に折曲がって終端部まで貫通する。そして、前記ガス出入溝132を介してオイルが前記シリンダー117内に流入されて、前記ピストンロッド170の外周面と前記下カム131の内周面との間に浸透する。したがって、前記オイルによって前記下カム131とピストンロッド170との間に摩擦力が発生することを防止する。
また、前記下カム131が前記スピンドル113に固定されて一体に動くようにするために、前記スピンドル113の外周面から内側に所定深さに陥没されるエンボス114が形成される。そして、前記エンボス114は、前記下カム131の外周面から所定深さに挿入して、前記下カム131と前記スピンドル113とが一体に動く。そして、前記エンボス114は、前記スピンドル113の外周面に帯状のグルーブをなすか、複数個の溝が一定間隔で外周面に形成されるようにできる。
望ましくは、前記下カム131は、金属材質から形成できる。これにより、前記下カム131の耐摩耗性が向上して、製品の寿命が延びる効果がある。
一方、前記本発明では、前記上カム121は、摩耗に弱い材質から形成され、前記下カム131は、摩耗に強い材質から形成され、前記上カム121の摩耗を防止するために、前記上カム121の下面に摩耗防止部123がさらに備えられることを例示している。しかし、これは、本発明の一実施形態に過ぎず、上カム121が摩耗に強い材質から形成され、下カム131が摩耗に弱い材質から形成されて、前記下カム131に摩耗防止部がさらに備えられるなどの多様な実施形態を容易に提案できる。
以下では、前記のように構成される本発明によるガスシリンダー100の作動について説明する。
図6は、ユーザーが椅子を下降させる状態を示す断面図であり、図7は、椅子の下降が完了して位置が固定された状態を示す断面図であり、図8は、ユーザーが椅子から立ち上がった状態を示す断面図である。
図6を参照すれば、ユーザーが椅子に着席するとき、前記ユーザーの体重に該当する荷重Wによって、前記スピンドル113が少し下降する。したがって、前記上部チャンバ161の体積が減少して、前記シリンダー117内の圧力が増加する。すなわち、ユーザーが椅子に座る前に前記シリンダー117の内部に形成された圧力P2と、前記荷重Wが合わせられた圧力P3とが、前記上部チャンバ161に作用する。
そして、ユーザーは、椅子に座った状態で椅子の高さを低くするために、前記オープンピン145と連結された作動レバーを上昇または下降させることによって、前記オープンピン145を押す。
前記のように、前記オープンピン145が下側に加圧されれば、、前記オープンピン145の下部に接する前記開閉ピン151が、前記オープンピン145と共に下降する。そして、前記開閉ピン151は、下降しながら前記通孔部152aの上部に密着している開閉部材153を押し下げ、これによって前記通孔部152aが開放される。これにより、前記上部チャンバ161内のガスが前記開放された通孔部152aに沿って上部に移動する。そして、前記通孔部152aの上部に移動したガスは、前記オリフィス142を介してシリンダー117の外部に排出される。
そして、前記オリフィス142の終端は、前記ガス流路163の上側部と連結されるので、前記排出されたガスは、前記ガス流路163に移動する。そして、前記ガス流路163に沿って下側に移動したガスは、前記下カム131の内部に形成されたガス出入溝132を介して前記下部チャンバ162に移動する。したがって、前記下部チャンバ162の体積が前記上部チャンバ161の体積より大きくなって、スピンドル113は下降する。
図7を参照すれば、前記スピンドル113が所定高さに達すれば、ユーザーは、前記作動レバーに加えられた力を除去し、これにより、前記上部チャンバ161の内部で上昇するガスの圧力によって、前記開閉ピン151が上昇する。そして前記上昇する開閉ピン151によって、オープンピン145が上昇する。これにより、前記開閉部材153を下方に押す力が除去されるので、前記開閉部材153は、前記上部チャンバ161から上昇するガスの圧力によって上側に移動して、前記通孔部152aの上側に密着される。したがって、前記通孔部152aが密閉されて、前記上部チャンバ161内のガスがこれ以上前記ガス流路163に排出されず、椅子の高さはユーザーが望む任意の位置に固定される。
図8を参照すれば、ユーザーが椅子から立ち上がる場合、ユーザーが座っていた椅子の座席も上昇する。そして、前記座席は、最高点となるまで自動で上昇する。
詳細には、ユーザーが椅子から立ち上がる場合、ユーザーの体重に該当する荷重Wが除去されるので、前記スピンドル113が少し上昇する。したがって、前記上部チャンバ161の体積が増加して、前記上部チャンバ161の内部の圧力は減少する。したがって、前記上部チャンバ161の内部の圧力が前記下部チャンバ162の圧力より低くなり、これにより、前記下部チャンバ162のガスは、前記ガス流路163を介して上昇して前記オリフィス142に流入される。
そして、前記オリフィス142から流入されるガスの圧力によって、前記開閉部材153が前記通孔部152aの下方に押し下げられる。したがって、前記通孔部152aが開放されて、下部チャンバ162内のガスが上部チャンバ161に移動し、これにより、前記スピンドル113が所定の最終位置に置かれる。
前記のような原理によって、ユーザーが座っていて立ち上がる場合、椅子の座席は、自動で最大高さまで上昇する。
また、前記のようにスピンドル113が自動で最大高さまで上昇する過程で、前記スピンドル113の内周面の下端部に固定された前記下カム131も共に上昇する。そして、前記下カム131が上昇しながら上端部が前記上カム121の下端面に接触する。
詳細には、前記下カム131の上端面の最先端部分が前記上カム121の下端面に接した後、前記上カム121の傾斜した下端面に沿って上昇しつつ回転する。そして、前記下カム131が回転すると同時に上昇するので、前記スピンドル113に装着された座席も共に上昇しつつ回転する。そして、前記下カム131の上端面は、前記上カム121の下端面に形成された傾斜面に沿って、前記上カム121の下端面に完全に密着されるまで椅子は上昇し、前記下カム131の上端面が、前記上カム121の傾斜面に沿って完全に密着されれば、椅子は元の方向に復帰する。
前記のような構成によって、ユーザーが椅子に座っていて立ち上がる場合、座席は自動で最大高さまで上昇し、同時に椅子は元の方向に復帰する。また、前記摩耗防止部123によって前記上カム121の摩耗が減少することにより、製品の耐久性及び動作信頼性が向上し、製品の寿命が長くなるという効果がある。特に、ユーザーが椅子に着席しない状態で椅子が回転する場合に発生する上カム121の摩耗を減少させる効果がある。
図9は、本発明の第1実施形態の第1変形例に係るガスシリンダーの下カム部の構造を示す断面図である。本発明の第1実施形態の第1変形例は、他の部分は第1実施形態と同様であり、前記摩耗防止部の構成のみが特徴的に異なる。したがって、本実施形態の説明においてその説明のない部分は、前記第1実施形態の説明を援用し、その詳細な説明は省略する。
図9を参照すれば、本発明の第1実施形態の第1変形例に係るガスシリンダーの上カム部220には、摩耗防止の役割を行う摩耗防止部材228及び前記摩耗防止部材228の固定位置を支持する摩耗防止部材支持部227がさらに備えられる。
詳細には、前記上カム221の下端部には、前記上カム221と一体に形成されるか、または別の締結部材によって結合される摩耗防止部材支持部227が形成される。そして、前記摩耗防止部材支持部227の下端部には、所定の形状の陥没部が形成され、前記陥没部に摩耗防止部材228が結合される。
望ましくは、前記摩耗防止部材228は、摩耗に強い金属材質から形成された球形の構造物であってもよい。そして、前記摩耗防止部材支持部227の陥没部は、楕円形に形成されうる。
前記のような構造によって、前記球形の摩耗防止部材228が、前記摩耗防止部材支持部227の下端部に形成された楕円形の陥没部に結合されることによって、前記上カム221の摩耗が防止され、製品の耐久性が向上して、製品の寿命が長くなる長所がある。また、前記摩耗防止部材228が、回転自在に前記摩耗防止部材支持部227の陥没部に結合されることによって、前記上カム221及び下カムの摩耗をさらに減少させうる。
図10は、本発明の第1実施形態の第2変形例に係るガスシリンダーの下カム部の構造を示す断面図である。本発明の第1実施形態の第2変形例は、他の部分は前記第1実施形態と同様であり、前記摩耗防止部の構成のみが特徴的に異なる。したがって、本実施形態の説明においてその説明のない部分は、前記第1実施形態の説明を援用し、その詳細な説明は省略する。
図10A及び図10Bを参照すれば、本発明の第3実施形態によるガスシリンダーの上カム部320は、摩耗防止部323としてローラーピン323または固定ピン323’が使われることを特徴とする。
詳細には、前記ローラーピン323及び固定ピン323’は、詰まった円筒形のピンであり、摩耗に強い金属材質から形成されることが一般的である。言い換えれば、スピンドル313が上昇する過程で最初に上カム321と下カム部(図5の140参照)とが接触する部分、すなわち傾斜して切断された前記上カム321の最下端部に詰まった金属材質のローラーピン323または固定ピン323’が結合されることによって、前記上カム321の摩耗をさらに防止することができる。前記のような構造により、前記上カム321の摩耗が防止されることで、製品の耐久性が向上して寿命が延びるという長所がある。
一方、前記ローラーピン323は、回転自在に設置されてもよく、前記固定ピン323’は、固定されて回転不能に設置されてもよい。すなわち、下カム部(図5の130参照)が上カム321に沿って上昇する過程で、前記下カムと直接接触する摩耗防止部323、323’が固定されるか、または回転自在に設置されることによって、前記摩耗防止部323、323’と下カムとの間に発生する摩擦力をさらに減少させることができる。
図11は、本発明の第1実施形態の第3変形例に係るガスシリンダーの上カム部の構造を示す断面図であり、図12は、本発明の第1実施形態の第3変形例に係るガスシリンダーの下カム部の構造を示す断面図である。
本発明の第1実施形態の第3変形例は、他の部分は前記第1実施形態と同様であり、前記摩耗防止部の構成のみが特徴的に異なる。したがって、本実施形態の説明においてその説明のない部分は、前記第1実施形態の説明を援用し、その詳細な説明は省略する。
図11及び図12を参照すれば、上カム421の下端面には、所定の形状の陥没部421aが帯状に取り囲まれるように形成される。そして、下カム431の上端部には、前記下カム431から突出して上カム421の陥没部421aに収容される突出部431aが形成される。
一方、前記上カム421の下端部に突出部が形成され、前記下カム431の上面には、前記突出部が収容される帯状の陥没部が形成されてもよい。
前記のように、前記上カム421と下カム431とに対応するように形成された陥没部421a及び突出部431aによって、前記上カム421と下カム431との接触時に発生する摩擦力が減少して、前記上カム421及び下カム431の摩耗をさらに減少させうる。
図13は、本発明の第1実施形態の第4変形例に係るガスシリンダーの下カム部の構造を示す断面図である。
本発明の第1実施形態の第4変形例は、他の部分は前記第1実施形態と同様であり、摩耗防止溝がさらに形成されることが特徴的に異なる。したがって、本実施形態の説明においてその説明のない部分は、前記第1実施形態の説明を援用し、その詳細な説明は省略する。
図13を参照すれば、前記下カム531の上端部には摩耗防止溝531aが段差を持って形成されている。言い換えれば、前記下カム531の上側一部が切削されて、前記下カム531の上部と前記シリンダー517とが少し離隔されるように形成される。
詳細には、図13のように下カム531の上部の直径と上カム(図13の521)の下部の直径とが実質的に同一に形成されている場合、前記下カム531の角部と上カム521の角部とが衝突して、下カム531または上カム521の破片が発生することがある。このように金属破片が発生する場合、ガスシリンダーの耐久性が減少し、寿命が短縮する悪影響を及ぼすことができる。したがって、本変形例では、下カム531の上側一部を切削して、下カム531と上カム521の角部間の衝突を防止することによって、さらに円滑な上昇/下降運動が行われることを可能にする。
図14は、本発明の第1実施形態の第5変形例に係るガスシリンダーの構造を示す断面図であり、図15は、図14のガスシリンダーの上カム部の構造を示す断面図である。
本発明の第1実施形態の第5変形例は、他の部分は前記第1実施形態と同様であり、前記ピストンと上カムと一体に形成されるか否かのみが特徴的に異なる。したがって、本実施形態の説明においてその説明のない部分は、前記第1実施形態の説明を援用し、その詳細な説明は省略する。
図14及び図15を参照すれば、本発明の第1実施形態の第5変形例に係るガスシリンダー600の上カム部620は、前記第1実施形態とは違って、ピストン696と上カム621とが別途に形成されている。すなわち、ピストン696と上カム621とが所定間隔を開けて形成されている。
詳細には、ピストンロッド670の上端部には、ワッシャ695が結合される。そして、前記ピストンロッド670の上端部とワッシャ695とは、ジョイント工程によって固定されて、前記ワッシャ695がピストンロッド670から離脱しない。
一方、前記ワッシャ695の下端には、ピストン696が配置され、前記ピストン696の下端には、前記ピストン696の位置を固定させるためのスプリングリング698及びリングカバー697が結合される。そして、前記ワッシャ695とピストン696との間、及び前記ピストン696とリングカバー697との間には、ガス漏れを防止するインナーシール699が挿入される。
一方、前記ピストン696の下方に前記ピストン696から一定間隔離隔された位置で、受け台693がピストンロッド670に結合される。
詳細には、前記受け台693がピストンロッド670に固定されて一体に動くために、前記受け台693の内周面から内側に所定深さに陥没されるエンボス(図示せず)が形成される。そして、前記エンボスは、前記ピストンロッド670の外周面から所定深さに挿入して、前記受け台693とピストンロッド670とが一体に動く。
そして、前記受け台693の下端には、端部が所定角度に傾斜して切断される形状を有する上カム621が結合され、前記上カム621は、上カム固定ピン622によってピストンロッド670に固定される。そして、前記上カム621の下端には、前記上カム621の摩耗を防止する摩耗防止部623がさらに形成されてもよい。
前記のような構成によって、ユーザーが椅子に座っていて立ち上がる場合、座席が最大高さまで自動で上昇すると共に、椅子は所定の角度に復帰する。また、前記のようにピストンと上カムとが別途に形成されることによって、前記スピンドルの回転時に発生する干渉が最小化できる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態は、他の部分は前記第1実施形態と同様であり、前記ガス出入制御部の構成のみが特徴的に異なる。したがって、本実施形態の説明においてその説明のない部分は、前記第1実施形態の説明を援用し、その詳細な説明は省略する。
図16は、本発明の第2実施形態に係るガスシリンダーの構造を示す断面図である。
図16を参照すれば、本発明によるガスシリンダー700は、本体を構成するベースチューブ710と、前記ベースチューブ710の内部に挿入されて上下に往復動するスピンドル713と、前記ベースチューブ710と前記スピンドル713との間に挿入されて、前記スピンドル713を支持するチューブガイド715と、前記ベースチューブ710の内部に固定挿入されるピストンロッド770とを備える。
そして、前記ガスシリンダー700は、前記ピストンロッド770の上端部に装着され、ピストンの機能を同時に行う上カム部720と、前記スピンドル713の内部に装着されるシリンダー717と、前記シリンダー717の下側部に前記上カム部720と対応する形状に形成されて、座席の元の位置への復帰をガイドする下カム部730と、前記下カム部730の下側にガス漏れを防止し、前記シリンダー717の内部を一定の圧力に維持するためのガスシーリング772と、オープンホルダーと前記ガスシーリング772とを支持しながらガイドの役割を担うフランジ773とを備える。
ここで、前記上カム部720は、前記スピンドル713が上昇する時、一定方向に回転して元の位置に復帰するようにガイドする上カム721と、前記上カム721の摩耗を防止する摩耗防止部723を備える。
また、本発明によるガスシリンダー700は、前記シリンダー717の上側部を密閉し、ガスを出入させるバルブ部材740と、前記ピストンロッド770の上側に配置されて、前記シリンダー717の内部に充填されたガスの出入を制御するガス出入制御部750とを備える。
ここで、前記バルブ部材740は、パイプホルダー741と、オリフィス742と、オープンピン745と、テーパホルダー746と、開閉ピン747とを備える。そして、前記ガス出入制御部750は、開閉部ホルダー752と開閉部材753とを備える。前記ガス出入制御部750については、図17で詳述する。
詳細には、前記バルブ部材740は、前記シリンダー717の上側部を密閉するパイプホルダー741と、前記パイプホルダー741の上側部に装着されて、前記スピンドル713の上部をテーパ状に維持するテーパホルダー746と、前記パイプホルダー741の中央部を貫通して装着され、前記シリンダー717の内部のガスを移動させる開閉ピン747と、前記開閉ピン747の上側部に配置されて、前記開閉ピン747を加圧するオープンピン745とを備える。
また、前記パイプホルダー741の内部には、前記開閉ピン747が下降した時、前記シリンダー717の内部に充填されたガスが出入するオリフィス742が形成される。そして、前記オープンピン745は、前記スピンドル713の上側部に装着され、前記スピンドル713の上端面から所定高さに突出するように装着される。そして、前記オープンピン745は、椅子の作動レバー(図示せず)と連結されて、前記作動レバーを押すか、上方に上げれば、前記オープンピン745が下降するように構成される。
一方、前記シリンダー717には、前記パイプホルダー741と前記下カム部730とによって所定長さのガスチャンバ760が形成され、前記ガスチャンバ760の内に窒素ガスが注入される。そして、前記ガスチャンバ760は、前記上カム部720によって上部チャンバ761と下部チャンバ762とに二分される。そして、前記スピンドル713の上下往復動によって、前記上部チャンバ761と下部チャンバ762との体積が変化する。
一方、前記上部チャンバ761と下部チャンバ762とは、大気圧P1より高い圧力P2に維持される。そして、前記シリンダー717と前記スピンドル713との間には、前記上部チャンバ761と下部チャンバ762との間のガスの移動通路であるガス流路763が形成される。
図17は、図16のB部分拡大図である。
図17を参照すれば、本発明によるガスシリンダー700の上カム部720は、前記ピストンロッド770の上端部に結合されるワッシャ724と、前記ワッシャ724の下側に位置し、端部が所定角度に傾斜して切断される形状を有する上カム721と、前記上カム721及びピストンロッド770の外周面に挿入されて、前記上カム721及びピストンロッド770を結合させる上カム固定ピン722と、前記上カム721の下端部の一側に結合されて、前記上カム721の摩耗を防止する摩耗防止部723と、ガス漏れを防止するインナーシール725とを備える。
一方、ガス出入制御部750は、開閉部ホルダー752と開閉部材753とを備える。ここで、本発明の第2実施形態に係るガスシリンダー700は、ガス出入制御部750がピストンロッド770の上部内側に形成されていることを特徴とする。
詳細には、前記ピストンロッド770の上端には、所定の直径及び深さに陥没部770aが形成される。そして、前記陥没部770a内には、前記上部チャンバ761と下部チャンバ762間のガス漏れを防止するためのインナーシール726が配置される。また、前記インナーシール726の上部には、所定の形状を有する開閉部ホルダー752が配置される。また、開閉部材753は、前記開閉部ホルダー752に配置されて、前記開閉部ホルダー752の開閉を制御することによって、前記上部チャンバ761と下部チャンバ762との間のガスの出入を制御する。固定部材771は、前記開閉部ホルダー752が前記ピストンロッド770から離脱しないようにする。そして、前記固定部材771には、ガスの出入を可能にするための通孔ホール771aが、前記固定部材771の軸方向に形成される。
さらに詳細には、前記開閉部ホルダー752の中心軸上には、ガスが連通されうる通孔部752aが形成されている。通孔部752aの上部は、所定の一定の直径を有する円筒形であり、前記円筒形の下端は、下部へ行くほど直径が小さくなる形状をなす。言い換えれば、前記通孔部752aの上端の最大直径部の直径は、前記開閉部材753の直径より大きく、前記通孔部752aの下端の最小直径部の直径は、前記開閉部材753の直径より小さく形成される。したがって、前記開閉部材753が前記開閉部ホルダー752に形成された通孔部752aの上部に位置する時には、前記開閉部ホルダー752が開放され、前記開閉部材753が前記開閉部ホルダー752に形成された通孔部752aの下部に位置する時には、前記開閉部ホルダー752が閉鎖されるように形成することによって、ガスの出入が制御される。
一方、前記ピストンロッド770の外周面の上端には、前記上部チャンバ761と下部チャンバ762との間でガスの出入を可能にするガス流れ通路770b、及び前記ガス流れ通路770bと前記陥没部770aとを連通させるガスホール770cがさらに形成される。
一方、前記ピストンロッド770の上端部の外周面には、ワッシャ724が結合される。そして、前記結合されたワッシャ724の上端部に突出したピストンロッド770の終端部は、ジョイント工程によって折れ曲がることで、前記ピストンロッド770と上カム721とが強固に結合される。そして、前記ピストンロッド770の折れ曲がった部分には、前記開閉部ホルダー752及び前記開閉部材753が離脱しないようにする固定部材771が結合される。
詳細には、前記固定部材771は、ピストンロッド770に押し込まれて固定されうる。または、前記固定部材771とピストンロッド770とにそれぞれねじ山が形成されることによって、前記固定部材771とピストンロッド770とが結合されてもよい。
一方、前記ワッシャ724の下部には、端部が所定角度に傾斜して切断されて、前記スピンドル713が上昇する時、所定の方向への復帰をガイドするための上カム721が結合される。
そして、前記上カム721の外周面の上端と前記上カム721の上部内側とには、ガス漏れを防止するインナーシール725が挿入される。
一方、前記上カム721の一側面及び前記上カム721の一側面と接触するピストンロッド770の一側面には、所定の形状のホールが形成される。そして、前記ホールの形状に対応する形状の上カム固定ピン722が、前記上カム721に形成されたホールを貫通して、前記ピストンロッド770に形成されたホールに挿入されることによって、前記上カム721とピストンロッド770とが固設される。
前記のような構成によって、前記上カム721が前記ピストンロッド770の外周面に装着された状態で空回りする現象が防止されうる。
一方、前記上カム721の外周面の下端には、所定の形状の摩耗防止部723がさらに形成される。言い換えれば、前記上カム721には、前記下カム部730と直接接触して摩耗されうる部分に、摩耗に強い性質を有する材質からなる摩耗防止部723が形成される。
すなわち、前記スピンドル713が上昇する過程で最初に上カム721と下カム部730とが接触する部分、すなわち傾斜して切断された前記上カム721の最下端部に摩耗防止部723が結合されることによって、前記上カム721の摩耗を防止できる。
さらに詳細には、前記上カム721の外周面の最下端部には、所定の形状のホールが形成される。そして、前記ホールの形状に対応する形状の摩耗防止部723が前記上カム721に挿入されて固定され、これによって前記上カム721に摩耗防止部723が結合される。
前記のような構成によって、前記上カム721及びピストンロッド770の摩耗が減少して、製品の寿命が長くなるという長所がある。
一方、前記摩耗防止部723が挿入される上カム721のホールと接触する前記ピストンロッド770には、所定の形状のホールがさらに形成されてもよい。そして、前記摩耗防止部723は、前記上カム721に形成されたホールを貫通して、前記ピストンロッド770に形成されたホールに挿入されることによって、前記上カム721とピストンロッド770とが固設されうる。
望ましくは、前記摩耗防止部723は、摩擦に強い金属材質のスプリングピンが使われうる。言い換えれば、前記摩耗防止部723には、中空円筒形から円周の一部が断絶されているスプリングピンが使われ、前記スプリングピンが、前記上カム721及びピストンロッド770に形成されたホールに挿入されることによって、前記上カム721とピストンロッド770との結合がさらに強固になる効果がある。
または、前述した本発明の第1実施形態のように、前記摩耗防止部723は、ボール、ローラーピン、及び上カム、下カムに形成される凹凸構造のうちいずれか一つから構成されうる。
前記のような構造によって、前記上カム721の摩耗が防止されることによって、製品の耐久性が向上して、寿命が長くなる長所がある。また、前記上カム721が前記ピストンロッド770の外周面に装着された状態で空回り現象が防止される長所がある。
以下では、前記のように構成される本発明によるガスシリンダーの作動について説明する。
図18は、図16のガスシリンダーにおいてユーザーが椅子を下降させる状態を示す断面図である。
図16及び図18を参照すれば、まず、ユーザーが椅子の高さを低くするために、椅子に座った状態で前記オープンピン745と連結された作動レバーを上昇または下降することによって、前記オープンピン745を押す。そして、前記オープンピン745が下側に加圧されれば、前記開閉ピン747が下降する。そして、前記開閉ピン747が下降すれば、前記パイプホルダー741の下端部に空間が発生する。そして、前記開閉ピン747の外周面には、所定深さに陥没された陥没部が形成される。したがって、前記上部チャンバ761内のガスが、前記パイプホルダー741の下端部に形成された空間に沿って上部に移動する。そして、前記移動するガスは、前記陥没部に移動し、前記オリフィス742を介してスピンドル713とシリンダー717との間に形成されるガス流路763に移動する。そして、前記ガス流路763に沿って下側に移動したガスは、前記下カム部730に備えられたガス出入溝(図5の132参照)を介して前記下部チャンバ762に移動する。したがって、前記下部チャンバ762の体積が前記上部チャンバ761の体積より大きくなり、スピンドル713は下降する。
一方、前記スピンドル713が下降する過程で、上部チャンバ761内のガスは、前記上カム部720の固定部材771に形成された通孔ホール771aを介して前記開閉部材753を下方に加圧する。したがって、前記開閉部材753は、開閉部ホルダー752の下方に圧着され、それによって、前記開閉部ホルダー752は、閉鎖されて前記上カム部720を介してはガスの出入ができない。
一方、前記スピンドル713が所定高さとなれば、ユーザーは、前記作動レバーに加えられた力を除去し、これにより、前記上部チャンバ761の内部のガスの圧力によって前記開閉ピン747が上昇する。そして、前記上昇する開閉ピン747によってオープンピン745が上昇する。そして、前記開閉ピン747がインナーシールによって前記オリフィス742の前面部を密閉して、前記上部チャンバ761内のガスがこれ以上前記ガス流路763に移動せず、椅子の高さはユーザーが望む任意の位置に固定される。
図19は、図16のガスシリンダーにおいてユーザーが椅子から立ち上がった状態を示す断面図である。
図19を参照すれば、ユーザーが椅子から立ち上がる場合、ユーザーが座っていた椅子の座席も上昇する。そして、前記座席は、最高点に達するまで自動で上昇する。
詳細には、ユーザーが椅子から立ち上がる場合、ユーザーの体重に該当する荷重Wが除去されるので、前記スピンドル713が少し上昇する。したがって、前記上部チャンバ761の体積が増加して、前記上部チャンバ761の内部の圧力は減少する。したがって、前記上部チャンバ761の内部の圧力が前記下部チャンバ762の圧力より低くなり、これにより、前記下部チャンバ762のガスは、前記上カム部720に移動する。
そして、前記上カム部720に移動するガスは、前記上カム部720のガス流れ通路770bとガスホール770cとを通過して、前記開閉部ホルダー752に形成された通孔に上昇する。
そして、前記開閉部ホルダー752に流入されるガスの圧力によって、前記開閉部材753は、前記開閉部ホルダー752の上方に押し上がる。したがって、前記開閉部ホルダー752が開放されて、下部チャンバ762内のガスが上部チャンバ761に移動し、これにより、前記スピンドル720が所定の最終位置に置かれる。
前記のような原理によって、ユーザーが座っていて立ち上がる場合、椅子の座席は、自動で最大高さまで上昇する。
また、前記のように、スピンドル713が自動で最大高さまで上昇する過程で、前記スピンドル713の内周面の下端部に固定された前記下カム部730も共に上昇する。そして、前記下カム部730が上昇しながら上端部が前記上カム721の下端面に接触する。
詳細には、前記下カム部730の上端面の最先端部分が前記上カム721の下端面に接触した後、前記上カム721の傾斜した下端面に沿って回転しつつ上昇する。そして、前記下カム部730が回転と同時に上昇するので、前記スピンドル713に装着された座席も共に上昇しつつ回転する。そして、前記下カム部730の上端面は、前記上カム721の下端面に形成された傾斜面に沿って、前記上カム721の下端面に完全に密着されるまで椅子は上昇し、前記下カム部730の上端面が、前記上カム721の傾斜面に沿って完全に密着されれば、椅子は元の方向に復帰する。
前記のような構成によって、ユーザーが椅子に座っていて立ち上がる場合、座席は自動で最大高さまで上昇し、同時に椅子は元来の方向に復帰する。また、前記摩耗防止部723によって前記上カム721の摩耗が減少することにより、製品の耐久性及び動作信頼性が向上し、製品の寿命が長くなるという効果がある。
本発明は、ガスシリンダー関連の技術分野に好適に用いられる。
従来のガスシリンダー構造を概略的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るガスシリンダーの構造を示す断面図である。 図2のA部分拡大図である。 図2のB部分拡大図である。 図2のC部分拡大図である。 図2のガスシリンダーにおいてユーザーが椅子を下降させる状態を示す断面図である。 図2のガスシリンダーにおいて椅子の下降が完了して、位置が固定された状態を示す断面図である。 図2のガスシリンダーにおいてユーザーが椅子から立ち上がった状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例に係るガスシリンダーの下カム部の構造を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例に係るガスシリンダーの下カム部の構造を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第2変形例に係るガスシリンダーの下カム部の構造を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第3変形例に係るガスシリンダーの上カム部の構造を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第3変形例に係るガスシリンダーの下カム部の構造を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第4変形例に係るガスシリンダーの下カム部の構造を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第5変形例に係るガスシリンダーの構造を示す断面図である。 図14のガスシリンダーの上カム部の構造を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るガスシリンダーの構造を示す断面図である。 図16のB部分拡大図である。 図16のガスシリンダーにおいてユーザーが椅子を下降させる状態を示す断面図である。 図16のガスシリンダーにおいてユーザーが椅子から立ち上がった状態を示す断面図である。
符号の説明
100、200、300、400、500、600、700 ガスシリンダー
110、210、310、410、510、610、710 ベースチューブ
113、213、313、413、513、613、713 スピンドル
115、215、315、415、515、615、715 チューブガイド
117、217、317、417、517、617、717 シリンダー
120、220、320、420、520、620、720 上カム部
130、230、330、430、530、630、730 下カム部
140、240、340、440、540、640、740 バルブ部材
150、750 ガス位置制御部
160、260、360、460、560、660、760 ガスチャンバ
170、270、370、470、570、670、770 ピストンロッド

Claims (18)

  1. 高低調節によって上下に往復動するスピンドルと、
    前記スピンドル内部に装着され、内部にガスが充填されるシリンダーと、
    前記シリンダーの内部を上下に区画するピストン部材と、
    前記シリンダーの上端を密閉し、前記シリンダーの内部に充填されたガスが出入するバルブ部材と、
    前記ピストン部材または前記バルブ部材のうちいずれか一方に備えられて、前記スピンドルに加えられる荷重が除去されれば、前記スピンドルが自動で元の位置に上昇するように、前記シリンダーの内部に充填されたガスの出入を制御するガス出入制御部と、
    前記ピストン部材の下側に介入されて、前記スピンドルを自動で上昇させると共に、自動で元の位置に回転させる第1リターン部材及び第2リターン部材と、
    前記第1リターン部材と前記第2リターン部材とが接触する部分の摩耗を防止する摩耗防止部と、を備えるガスシリンダー。
  2. 高低調節によって上下に往復動するスピンドルと、
    前記スピンドル内部に装着され、内部にガスが充填されるシリンダーと、
    前記シリンダーの内部に介在されて、前記シリンダーを上部チャンバと下部チャンバとに区画するピストン部材と、
    前記シリンダーの上端を密閉し、前記ガスの出入のための通孔部が形成された開閉部ホルダーと、前記通孔部を選択的に開閉するための開閉ピンと、前記開閉ピンによって通孔部を選択的に開閉する開閉部材とが備えられるバルブ部材と、
    前記ピストン部材の下側に介入されて、前記スピンドルを自動で上昇させると共に、自動で元の位置に回転させる第1リターン部材及び第2リターン部材と、
    前記第1リターン部材と前記第2リターン部材とが接触する部分の摩耗を防止する摩耗防止部と、を備えるガスシリンダー。
  3. 上側に座席が付着されるスピンドルと、
    前記スピンドル内部に収容され、内部にガスが充填されるシリンダーと、
    前記シリンダーの内部を上下に区画し、前記座席に加えられた荷重が除去されれば、前記スピンドルを最高高さまで上昇させる開閉部材が備えられるピストン部材と、
    前記シリンダーの上端に位置し、前記シリンダーの内部に充填されたガスが出入するバルブ部材と、
    前記シリンダーの内部に設置され、前記スピンドルを回転させて元の位置に復帰させる第1リターン部材及び第2リターン部材と、
    前記第1リターン部材と前記第2リターン部材とが接触する部分の摩耗を防止する摩耗防止部と、を備えるガスシリンダー。
  4. 前記ガス出入制御部は、
    内部に前記ガスの出入のための通孔部が形成されている開閉部ホルダーと、
    前記通孔部に収容されて、前記スピンドルに加えられる荷重が存在するか否かによって前記通孔部を選択的に開閉する開閉部材とを備える請求項1に記載のガスシリンダー。
  5. 前記バルブ部材は、内部にガス移動のための通孔部が形成される開閉部ホルダーをさらに備え、
    前記開閉部材は、前記通孔部内に上下移動可能に収容される請求項3に記載のガスシリンダー。
  6. 前記通孔部の上側と下側の幅が異なって形成されて、前記開閉部材の上下移動によって前記通孔部が遮蔽または開放される請求項2、4、5のうちいずれか一項に記載のガスシリンダー。
  7. 前記開閉部材は、所定の直径を有する球形または楕円形に形成される請求項2、4、5のうちいずれか一項に記載のガスシリンダー。
  8. 前記第1リターン部材の下端面と第2リターン部材の上端面とは、互いに対応する形状に傾斜して切断されて、前記スピンドルが上昇する時、前記第1リターン部材の下端面に沿って回転する第2リターン部材によって、前記スピンドルが元の位置に復帰することを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のガスシリンダー。
  9. 前記摩耗防止部は、前記第1リターン部材の下端と第2リターン部材の上端のうち、少なくとも一方に結合されている請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のガスシリンダー。
  10. 前記摩耗防止部は、スプリングピン、ローラーピン、固定ピン、及びボールのうち少なくともいずれか一つを備える請求項9に記載のガスシリンダー。
  11. 前記摩耗防止部は、回転自在に形成されている請求項9に記載のガスシリンダー。
  12. 前記摩耗防止部は、第1リターン部材の下端に突出する凸部と、
    前記第2リターン部材の上面に形成されて、前記凸部が収容される帯状の凹部とを備える請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のガスシリンダー。
  13. 前記摩耗防止部は、第1リターン部材の下端面に取り囲まれる帯状の凹部と、
    前記第2リターン部材の上端に突出して、前記凹部に収容される凸部とを備える請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のガスシリンダー。
  14. 前記第1リターン部材が空回りすることを防止するために、前記第1リターン部材及び前記ピストン部材に挿通される固定部材をさらに備える請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のガスシリンダー。
  15. 前記第1リターン部材は、前記ピストンの下側に一体または別部材として結合されており、
    前記第2リターン部材は、前記スピンドル部材の下端に一体に結合されている請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のガスシリンダー。
  16. 前記ピストンの下側に別部材として結合されている前記第1リターン部材は、前記ピストンと所定間隔を開けて形成されている請求項15に記載のガスシリンダー。
  17. 前記下カムの一端部は、所定程度切削されて段差を持って形成されている請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のガスシリンダー。
  18. 前記下カムは、一つ以上の金属を含んで形成される請求項1ないし請求項3のうちいずれか一項に記載のガスシリンダー。
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