JP2007324496A - 配線基板およびそれを用いた半導体装置 - Google Patents

配線基板およびそれを用いた半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007324496A
JP2007324496A JP2006155507A JP2006155507A JP2007324496A JP 2007324496 A JP2007324496 A JP 2007324496A JP 2006155507 A JP2006155507 A JP 2006155507A JP 2006155507 A JP2006155507 A JP 2006155507A JP 2007324496 A JP2007324496 A JP 2007324496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring board
wiring
strip
wire bond
wirings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006155507A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Shimohikari
敬子 下光
Masatoshi Yago
政敏 家合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006155507A priority Critical patent/JP2007324496A/ja
Publication of JP2007324496A publication Critical patent/JP2007324496A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/49Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of a plurality of wire connectors
    • H01L2224/491Disposition
    • H01L2224/4912Layout
    • H01L2224/49171Fan-out arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/30Technical effects
    • H01L2924/301Electrical effects
    • H01L2924/3011Impedance

Abstract

【課題】ボンディングワイヤの長さの種類を増やすことなく帯状配線の列を増加させることができ、半導体素子で使用する電源の種類が増えても、ビアホールの増加を抑制して、配線を引き廻す領域を確保しやすい配線基板を提供する。
【解決手段】半導体チップ搭載領域102を取り囲むように2列に配置されたワイヤボンドパッド104、105の列の間に、半導体チップの電源用あるいは接地用の帯状配線106を配置し、且つその帯状配線106とワイヤボンドパッド104、105の一部を接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体素子とワイヤボンディングにより電気的に接続される配線基板およびそれを用いた半導体装置に関する。
近年、電子機器の多機能化の要請から、半導体装置の多機能化が進展しており、それに伴い、半導体装置の多ピン化が進んでいる。一方、電子機器には小型化、軽量化も要請されており、半導体装置にも小型化が望まれている。このような多ピン化と小型化の要求を満足する半導体装置として、BGA(Ball Grid Array)タイプの半導体装置が開発されている。
BGAタイプの半導体装置は、主面側に金属配線パターンが形成され、他主面側に他の回路基板の表面に実装するための端子電極が形成され、その金属配線パターンと端子電極とがビアホールや内層の配線層を介して電気的に接続される配線基板の主面側の所定の領域に半導体チップを搭載し、半導体チップの端子と配線基板の金属配線パターンとをワイヤボンディングにより電気的に接続した構成である。
以下、従来のBGAタイプの半導体装置について図13、図14を参照しながら説明する。図13は従来の配線基板を示す図であり、図13(a)は配線基板を表層(主面)側から見た平面図、図13(b)は図13(a)におけるU部の拡大図を示している。
この配線基板は、絶縁性樹脂で形成された板状の絶縁材からなり、絶縁層と配線層が交互に積み重ねられた多層配線構造をしている。図13に示すように、配線基板201の表層側は、金属配線パターンが形成された配線層となっている。また、この金属配線パターンで包囲された中央領域に、半導体チップを搭載する半導体チップ搭載領域202が設定されている。
一方、図示しないが、配線基板201の底面(他主面)側には端子電極がマトリクス状に配置されており、その端子電極の上には、外部端子としてのボール電極が形成されている。ボール電極は半田ボール等であって、実装基板への二次実装の際に高接続信頼性を確保するために付設される。
配線基板201の表層側に形成された金属配線パターンのうち、半導体チップ搭載領域202の近傍に半導体チップ搭載領域202を取り囲むように2列に整列配置された幅広の帯状配線203は、半導体チップの電源用および接地(GND)用のパターンとして使用される。
帯状配線203は、配線基板201の内層の電源プレーンとGNDプレーンにビアホールや内層の配線層を介して電気的に接続される。帯状配線203は幅広であるので、パッド部を有することなく、半導体チップ搭載領域202に搭載された半導体チップの電源用および接地(GND)用端子とワイヤボンディングにより電気的に接続される。電源プレーンおよびGNDプレーンと配線基板201の底面側に形成された端子電極はそれぞれ対応付けられて、ビアホールや内層の配線層を介して電気的に接続される。
帯状配線203の外側(配線基板201の外周側)には、半導体チップ搭載領域202に搭載された半導体チップの端子とワイヤボンディングにより電気的に接続されるワイヤボンドパッド204、205を有する金属配線パターンが配置される。ワイヤボンドパッド204、205はそれぞれ、半導体チップ搭載領域202を取り囲むように一列に整列配置される。この金属配線パターンと配線基板201の底面側に形成された端子電極はそれぞれ対応付けられて、ビアホールや内層の配線層を介して電気的に接続される。
図14は、図13に示す配線基板を用いた従来の半導体装置を示す図であり、図14(a)は半導体装置を配線基板の表層側から見た透視平面図、図14(b)は図14(a)におけるB−B´に沿った断面図、図14(c)は図14(a)におけるV部の拡大図を示している。但し、図13に基づいて説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図14に示すように、配線基板201と半導体チップ206はともに全体として直方体形状であり、4辺の側面は上面、下面に対して垂直方向に配置される。また、図14(c)に示すように、半導体チップ206の表面には複数の端子207、208が半導体チップ206の4辺(外周)に沿って千鳥状に整列配置しており、半導体チップ206は、その表面とは反対側の面を配線基板201の主面に対向させて、半導体チップ搭載領域202に搭載される。
図14(b)、(c)に示すように、半導体チップ206の中心側(内側)の端子207は、配線基板201の外周側(外側)のワイヤボンドパッド205とボンディングワイヤ209を介して電気的に接続される。一方、半導体チップ206の外周側(外側)の端子208は、配線基板201の中心側(内側)のワイヤボンドパッド204および帯状配線203とボンディングワイヤ209を介して電気的に接続される。
このように、半導体チップ206の外側の端子208に帯状配線203や、半導体チップ搭載領域202により近い内側のワイヤボンドパッド204を接続するのは、半導体チップ206の外側の端子208に接続するボンディングワイヤを内側の端子207に接続するボンディングワイヤよりも短くすることでボンディングワイヤ同士の接触を避けるためである。よって、従来の半導体装置では、半導体チップの外側の端子のみを電源用あるいは接地用の端子として使用している。
帯状配線203は完全に閉鎖された枠状でなくともよく、半導体チップが多種類の電源を使用する場合には、図14(c)に示すように、同一列中に複数の帯状配線を配置して、一部開放させてもよい。このようにすれば、帯状配線から異なる電位の電源を半導体チップへ供給することができる。
また、図14(b)に示すように、配線基板201の底面側に配置された端子電極210の上には、外部端子としてのボール電極211が形成され、表層側は、半導体チップ206およびボンディングワイヤ209を封止する絶縁性の封止樹脂212により覆われている(オーバモールド型)。この半導体装置は、配線基板201や、半導体チップ206、ボンディングワイヤ209、ボール電極211、封止樹脂212などにより構成される。
以上のように、BGAタイプの配線基板201は半導体チップ206を半導体チップ搭載領域202に搭載して、半導体チップ206の端子207、208を配線基板201の底面側に設けられた端子電極210に引き出す。
続いて、従来の半導体装置の製造方法を簡単に説明する。従来の半導体装置の製造方法では、まず、複数個の配線基板に区分される基板を用意して、個々の配線基板の上面に形成された金属配線パターンで包囲された中央領域に設定された半導体チップ搭載領域のそれぞれに半導体チップを接着剤により接着固定して搭載する。次に、搭載された半導体チップの端子と半導体チップ搭載領域の周囲に設けられた金属配線パターン(帯状配線およびワイヤボンドパッド)とをワイヤボンディングにより電気的に接続する。そして、複数個の半導体チップを含んだ基板の上面を封止樹脂により封止する。その後に、回転ブレードで基板を一括切断することによって半導体装置の個片に分離し、後工程でボール電極を形成する。ボール電極は一括切断に先立って形成する方法もある。
しかしながら、近年、半導体チップのピン数が増加が著しく、配線基板において配線数やビアホール数が増大している。さらに、半導体チップで使用する電源の種類も増えているため、その分のビアホールも必要となる。このようなことから、近年、配線基板において配線を引き廻す領域を確保することが困難となってきている。
従来は、上記したように、半導体チップ搭載領域の近傍に半導体チップの電源用および接地用の幅広の帯状配線を設け、半導体チップの電源用端子および接地用端子を帯状配線に接続することによって、余分なビアホールを配置しないようにしていた(例えば、特許文献1、2参照。)。
しかし、半導体チップの外側の端子の列に同じ電位でない電源用端子がところどころ混ざっている場合には、図14(c)に示すように、その異なる電位の電源用端子それぞれに対して配線を設けるとともに、それらの配線に対して1つずつビアホールを設ける方法や、半導体チップを取り囲む幅広の帯状配線の列をさらに増やす方法をとることになる。
前者の方法を用いると、ビアホールの数が増加するため、その分図13(b)、図14(c)に示す配線を引き廻す領域213が狭くなってしまう。後者の方法を用いると、ワイヤボンドパッドの位置を変更せずに従来の帯状配線の列を増やす場合には、やはり配線を引き廻す領域213が狭くなる。一方、配線を引き廻す領域を確保するために、ワイヤボンドパッドをより外側に配置して従来の帯状配線の列を増やすと、ボンディングワイヤの長さの制限を超えてしまうといった不具合を生ずる。また、従来の帯状配線の列を増やすと、ボンディングワイヤの長さの種類が増えることになる。ここで、半導体装置を製造する際には、各工程で製造ばらつきが生じる。ワイヤボンディングするダイボンドの工程では、半導体チップのピン数の大幅な増大によりパッド間隔がますます狭ピッチとなり、ボンディングワイヤ間の距離もより狭まってきているため、半導体チップを搭載する際に生じる製造ばらつきにより、ボンディングワイヤの接触の危険性がますます高くなっている。このようなボンディングワイヤの近接問題を考慮した場合、異なる長さのボンディングワイヤが増えることで、隣接するボンディングワイヤ同士の接触の危険性がさらに高まる。
特開2001−244293号公報 特開平9−27567号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、ワイヤボンドパッドの2つの列の間に、半導体素子(半導体チップ)の電源用および接地用の帯状配線を配置し且つその帯状配線とワイヤボンドパッドを接続することにより、ボンディングワイヤの長さの種類を増やすことなく帯状配線の列を増加させることができ、半導体素子で使用する電源の種類が増えても、ビアホールの増加を抑制して、配線を引き廻す領域を確保しやすい配線基板およびそれを用いた半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の配線基板は、半導体素子が搭載される主面に、半導体素子の端子にボンディングワイヤを介して接続する複数のワイヤボンドパッドと、半導体素子の電源用あるいは接地用の一つ又は複数の帯状配線と、が設けられ、他主面には他の回路基板の表面に実装するための複数の端子電極が設けられた配線基板であって、前記ワイヤボンドパッドは、半導体素子が搭載される搭載領域を取り囲むように2列に配置され、前記ワイヤボンドパッドのうちの一部が、前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線に接続していることを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載の配線基板は、請求項1記載の配線基板であって、前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線は、前記搭載領域を取り囲むように一列または複数列に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載の配線基板は、請求項1もしくは2のいずれかに記載の配線基板であって、前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線の少なくとも一つは、前記搭載領域を取り囲むリング形状であることを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載の配線基板は、請求項1ないし3のいずれかに記載の配線基板であって、前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線の列の少なくとも一つは複数の前記帯状配線からなることを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載の配線基板は、請求項1ないし4のいずれかに記載の配線基板であって、さらに、前記搭載領域と前記ワイヤボンドパッドの内側の列との間にも前記搭載領域を取り囲むように一つ又は複数の前記帯状配線が配置されており、そのうちの少なくとも一つは前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線の少なくとも一つと接続していることを特徴とする。
また、本発明の請求項6記載の配線基板は、請求項1ないし4のいずれかに記載の配線基板であって、さらに、前記主面の外周部にも一つまたは複数の前記帯状配線が配置されており、前記ワイヤボンドパッドのうちの一部が前記外周部に配置された前記帯状配線に接続していることを特徴とする。
また、本発明の請求項7記載の配線基板は、請求項6記載の配線基板であって、前記外周部に配置された前記帯状配線は、前記搭載領域を囲むように一列または複数列に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項8記載の配線基板は、請求項6もしくは7のいずれかに記載の配線基板であって、前記外周部に配置された前記帯状配線の少なくとも一つは、前記搭載領域を取り囲むリング形状であることを特徴とする。
また、本発明の請求項9記載の配線基板は、請求項6ないし8のいずれかに記載の配線基板であって、前記外周部に配置された前記帯状配線の列の少なくとも一つは複数の前記帯状配線からなることを特徴とする。
また、本発明の請求項10記載の配線基板は、請求項6ないし9のいずれかに記載の配線基板であって、前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線の少なくとも一つと前記外周部に配置された前記帯状配線の少なくとも一つとが接続していることを特徴とする。
また、本発明の請求項11記載の配線基板は、請求項6ないし9のいずれかに記載の配線基板であって、さらに、前記搭載領域と前記ワイヤボンドパッドの内側の列との間に前記搭載領域を取り囲むように一つ又は複数の前記帯状配線が配置されており、そのうちの少なくとも一つは前記外周部に配置された前記帯状配線の少なくとも一つと接続していることを特徴とする。
また、本発明の請求項12記載の半導体装置は、請求項1ないし11のいずれかに記載の配線基板と、前記配線基板の主面側の所定の領域に搭載された半導体素子と、前記半導体素子と前記配線基板とを接続するボンディングワイヤと、前記半導体素子および前記ボンディングワイヤを封止する樹脂と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、半導体素子で使用する電源の種類が増えてもビアホールの増加を抑制できる。また、ビアホールの増加を抑制できるので、コストも削減することができる。また、ビアホールの増加を抑制できるので、配線を引き廻す領域を確保しやすく、半導体素子の設計仕様に柔軟に対応することができる。また、ボンディングワイヤの長さの種類が増えないので、隣接するボンディングワイヤ同士の接触の危険性の増加を抑えることができる。
また、半導体チップで使用する電源の種類が増えても、あるいは半導体チップの端子の同一列中に同じ電位でない電源用端子がところどころ混ざっていても、ワイヤボンドパッドの列の間に帯状配線の列を増やすことで電源を種類によってまとめやすくなり、ビアホールの増加を抑制できるので、配線基板の設計の自由度が高まる。さらにまた、半導体素子の電源用あるいは接地用の端子をワイヤボンドパッドに接続できるので、半導体素子における電源用あるいは接地用の端子の位置の自由度が高まる。したがって、半導体装置の設計の自由度が高まる。
また、配線基板の主面側に半導体素子の電源用および接地用の帯状配線を設けて、半導体素子の同じ電位の電源用端子と接地用端子を接続することで、帯状配線を細長いプレーンと見ることができ、内層にある電源プレーンおよびGNDプレーンとの関係でインピーダンスを下げることができるため、電気的に良好な特性が得られる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1における配線基板を示す図であり、図1(a)は配線基板を表層(主面)側から見た平面図、図1(b)は図1(a)におけるR部の拡大図を示している。
この配線基板は、絶縁性の有機樹脂で形成された板状の絶縁材からなり、絶縁層と配線層が交互に積み重ねられた多層配線構造をしている。図1に示すように、配線基板101の表層側は、金属配線パターンが形成された配線層となっている。また、この金属配線パターンで包囲された中央領域に、半導体チップを搭載する半導体チップ搭載領域102が設定されている。
一方、図示しないが、配線基板101の底面(他主面)側には端子電極がマトリクス状に配置されており、その端子電極の上には、外部端子としてのボール電極が形成されている。ボール電極は半田ボール等であって、実装基板への二次実装の際に高接続信頼性を確保するために付設される。
配線基板101の表層側に形成された金属配線パターンのうち、半導体チップ搭載領域102の近傍に半導体チップ搭載領域102を取り囲むように2列に整列配置された幅広の帯状配線103は、半導体チップの電源用および接地(GND)用のパターンとして使用される。
帯状配線103は、配線基板101の内層の電源プレーンとGNDプレーンにビアホールや内層の配線層を介して電気的に接続される。帯状配線103は幅広であるので、パッド部を有することなく、半導体チップ搭載領域102に搭載された半導体チップの電源用および接地(GND)用端子とワイヤボンディングにより電気的に接続される。電源プレーンおよびGNDプレーンと配線基板101の底面側に形成された端子電極はそれぞれ対応付けられて、ビアホールや内層の配線層を介して電気的に接続される。
帯状配線103の外側(配線基板101の外周側)には、半導体チップ搭載領域102に搭載された半導体チップの端子とワイヤボンディングにより電気的に接続されるワイヤボンドパッド104、105を有する金属配線パターンが配置される。ワイヤボンドパッド104、105はそれぞれ、半導体チップ搭載領域102を取り囲むように一列に整列配置される。この金属配線パターンの一部と配線基板101の底面側に形成された端子電極はそれぞれ対応付けられて、ビアホールや内層の配線層を介して電気的に接続される。
本実施の形態1では、さらに、ワイヤボンドパッド104の列とワイヤボンドパッド105の列の間に、半導体チップの電源用あるいは接地用の複数の帯状配線106が、半導体チップ搭載領域102を取り囲むように一列に整列配置される。この帯状配線106は、図1(b)に示すように、ワイヤボンドパッド104、105のうちの一部と電気的に接続する。これにより、帯状配線106から異なる電位の電源を半導体チップへ供給することができる。
なお、本実施の形態1では、4つの帯状配線106を、半導体チップ搭載領域102を取り囲むように一列に整列配置しているが、これに限らず、一つ又は複数の帯状配線106をワイヤボンドパッド104と105の2つの列の間に、任意に配置することができる。
また、帯状配線106は、帯状配線103と同様に、配線基板101の内層の電源プレーンとGNDプレーンにビアホールや内層の配線層を介して電気的に接続される。その電源プレーンおよびGNDプレーンと配線基板101の底面側に形成された端子電極もそれぞれ対応付けられて、ビアホールや内層の配線層を介して電気的に接続される。
図2は、図1に示す配線基板を用いた半導体装置を示す図であり、図2(a)は半導体装置を配線基板の表層側から見た透視平面図、図2(b)は図2(a)におけるA−A´に沿った断面図、図2(c)は図2(a)におけるS部の拡大図を示している。但し、図1に基づいて説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図2に示すように、配線基板101と半導体チップ107はともに全体として直方体形状であり、4辺の側面は上面、下面に対して垂直方向に配置される。また、図2(c)に示すように、半導体チップ107の表面には複数の端子108、109が半導体チップ107の表面の4辺の縁(外周)に沿って、半導体チップ107の内側と外側に多段状に、且つ千鳥状に整列配置されており、半導体チップ107は、その表面とは反対側の面を配線基板101の主面に対向させて、半導体チップ搭載領域102に搭載される。
図2(b)、(c)に示すように、半導体チップ107の中心側(内側)の端子108は、配線基板101の外周側(外側)のワイヤボンドパッド105とボンディングワイヤ110を介して電気的に接続される。一方、半導体チップ107の外周側(外側)の端子109は、配線基板101の中心側(内側)のワイヤボンドパッド104および、半導体チップ搭載領域102近傍の帯状配線103とボンディングワイヤ110を介して電気的に接続される。
また、図2(c)に示すように、ワイヤボンドパッド104、105の一部が、そのワイヤボンドパッド104と105の2つの列の間に配置された帯状配線106にも接続しており、半導体チップ107の電源用および接地用の端子の一部はワイヤボンドパッド104、105に接続している。
このように、半導体チップ107の外側の端子109に半導体チップ搭載領域102近傍の帯状配線103や、内側のワイヤボンドパッド104を接続するのは、半導体チップ107の外側の端子109に接続するボンディングワイヤを内側の端子108に接続するボンディングワイヤよりも短くすることでボンディングワイヤ同士の接触を避けるためである。
本実施の形態1では、半導体チップ107の電源用あるいは接地用の端子を配線基板101の外側のワイヤボンドパッド105にも接続できるので、半導体チップ107の外側の端子108と内側の端子109のいずれも電源用あるいは接地用の端子として使用でき、半導体チップの設計の自由度が向上する。
半導体チップ搭載領域102近傍の帯状配線103は完全に閉鎖された形状でなくともよく、半導体チップが多種類の電源を使用する場合には、図2(c)に示すように、同一列中に複数の帯状配線を配置して、一部開放させてもよい。このようにすれば、帯状配線103から異なる電位の電源を半導体チップへ供給することができる。
また、図2(b)に示すように、配線基板101の底面側に配置された端子電極111の上には、外部端子としてのボール電極112が形成され、表層側は、半導体チップ107およびボンディングワイヤ110を封止する絶縁性の封止樹脂113により覆われている(オーバモールド型)。この半導体装置は、配線基板101や、半導体チップ107、ボンディングワイヤ110、ボール電極112、封止樹脂113などにより構成される。
このように本実施の形態1におけるBGAタイプの配線基板101は半導体チップ107を半導体チップ搭載領域102に搭載して、半導体チップ107の端子108、109を配線基板101の底面側に設けられた端子電極111に引き出す。なお、本実施の形態1における半導体装置の製造方法は、前述した従来の半導体装置の製造方法と同様であるので、説明を省略する。
なお、ワイヤボンドパッド104、105の一部を、ワイヤボンドパッド104、105の列の間に配置された帯状配線106にのみ電気的に接続するだけでなく、半導体チップ搭載領域102近傍の帯状配線103とも電気的に接続してもよい。
以上のように、本実施の形態1における配線基板101は、半導体チップ(半導体素子)107が搭載される主面に、半導体チップの端子108、109にボンディングワイヤ110を介して接続する複数のワイヤボンドパッド104、105と、半導体チップ107の電源用あるいは接地用の複数の帯状配線106と、が設けられ、他主面には他の回路基板の表面に実装するための複数の端子電極111が設けられている。さらに、ワイヤボンドパッド104、105はそれぞれ、半導体チップ107が搭載される半導体チップ搭載領域102を取り囲むように一列に配置され、ワイヤボンドパッド104、105のうちの一部が、ワイヤボンドパッド104と105の2つの列の間に配置された帯状配線106に接続している。
このように帯状配線の列を増やしたことにより、半導体チップで使用する電源の種類が増えても、ビアホールの増加を抑制できる。すなわち、例えば、ワイヤボンドパッド104、105の2つの列の間に帯状配線を配置することなく、半導体チップ107の電源用あるいはGND用の端子をワイヤボンドパッドに接続する場合、ワイヤボンドパッドには信号用のものも含まれるため、配線基板表層において同じ種類の電源あるいはGNDを効率良くまとめることができず、その分ビアホールを配置することになる。これに対して、本実施の形態1によれば、帯状配線を増やしたことにより、ビアホールの増加を抑制できる。
また、ビアホールの増加を抑制できるので、コストも削減することができる。また、ビアホールの増加を抑制できるので、配線を引き廻す領域を確保しやすく、半導体チップの設計仕様に柔軟に対応することができる。また、ボンディングワイヤの長さの種類が増えないので、隣接するボンディングワイヤ同士の接触の危険性の増加を抑えることができる。
また、半導体チップで使用する電源の種類が増えても、あるいは半導体チップの端子の同一列中に同じ電位でない電源用端子がところどころ混ざっていても、ワイヤボンドパッドの列の間に帯状配線の列を増やすことで電源を種類によってまとめやすくなり、ビアホールの増加を抑制できるので、配線基板の設計の自由度が高まる。さらにまた、半導体チップの電源用あるいは接地用の端子をワイヤボンドパッドに接続できるので、半導体チップにおける電源用あるいは接地用の端子の位置の自由度が高まる。したがって、半導体装置の設計の自由度が高まる。
また、配線基板の主面側に半導体チップの電源用および接地用の帯状配線を設けて、半導体チップの同じ電位の電源用端子と接地用端子を接続することで、帯状配線を細長いプレーンと見ることができ、内層にある電源プレーンおよびGNDプレーンとの関係でインピーダンスを下げることができるため、電気的に良好な特性が得られる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態2における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置は、ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された帯状配線が、半導体チップ搭載領域を取り囲むように複数列に配置されている点が上記実施の形態1と異なる。以下、この上記実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図3は本発明の実施の形態2における配線基板を示す図であり、図3(a)は配線基板を表層(主面)側から見た平面図、図3(b)は図3(a)におけるT部の拡大図を示している。但し、上述の実施の形態1で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図3に示すように、本実施の形態2では、配線基板101の中心側(内側)のワイヤボンドパッド104の列と配線基板101の外周側(外側)のワイヤボンドパッド105の列の間に、帯状配線106を2列配置している。
これにより、例えば、内側のワイヤボンドパッド104の列に半導体チップ107の電源用端子が多く接続され、外側のワイヤボンドパッド105の列に半導体チップ107の接地用端子が多く接続される場合には、内側のワイヤボンドパッド104を内側の帯状配線106aに接続し、外側のワイヤボンドパッド105を外側の帯状配線106bに接続することができる。このように、複数列の帯状配線106を配置することによって、上記実施の形態1に比べてさらに多種類の電源やGNDを配線基板表層において効率良くまとめることができる。また、2列の帯状配線を電源とGNDのペアにしておくことで、良好な電気特性が得られる。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態3における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置は、ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された帯状配線の列の少なくとも一つの列が、上記実施の形態1に比べてさらに多くの帯状配線からなる点に特徴がある。以下、この上記実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図4は本発明の実施の形態3における配線基板を表層(主面)側から見た平面図である。但し、上述の実施の形態1で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図4に示すように、本実施の形態3では、配線基板101の中心側(内側)のワイヤボンドパッド104の列と配線基板101の外周側(外側)のワイヤボンドパッド105の列の間に配置された帯状配線106が7つの帯状配線からなる。
このように同一列中に多数の帯状配線を配置することによって、上記実施の形態1に比べてさらに多種類の電源やGNDを配線基板表層において効率良くまとめることができる。なお、本実施の形態3では、ワイヤボンドパッドの2つの列の間に帯状配線を一列配置したが、複数列配置してもよい。
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態4における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置は、ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された帯状配線の少なくとも一つの列が、半導体チップ搭載領域を取り囲むリング形状である点が上記実施の形態1と異なる。以下、この上記実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図5は本発明の実施の形態5における配線基板を表層(主面)側から見た平面図である。但し、上述の実施の形態1で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態4では、ワイヤボンドパッド104と105の列の間に配置された帯状配線106の形状が半導体チップ搭載領域102を取り囲むリング形状となっている。
これにより、同電位の電源用の端子が半導体チップ107の各辺に分散している場合に、リング形状の帯状配線106にその同電位の電源用端子を接続することができ、電源やGNDを配線基板表層において効率良くまとめることができる。なお、本実施の形態4では、ワイヤボンドパッドの2つの列の間に帯状配線を一列配置したが、複数列配置してもよい。その場合、全てがリング形状の帯状配線でなくともよい。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態5における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置は、半導体チップ搭載領域とワイヤボンドパッドの内側の列との間に配置された帯状配線のうちの少なくとも一つが、ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された帯状配線の少なくとも一つと接続している点が上記実施の形態1と異なる。以下、この上記実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図6は本発明の実施の形態5における配線基板を表層(主面)側から見た平面図である。但し、上述の実施の形態1で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態5では、半導体チップ搭載領域102と内側のワイヤボンドパッド104の列との間に配置された帯状配線103のうちの一つが、ワイヤボンドパッド104と105の列の間に配置された帯状配線106のうちの一つと接続して同電位となっている。
これにより、半導体チップの電源用あるいはGND用の端子を、ワイヤボンドパッド104、105の列の間に配置された帯状配線106と半導体チップ搭載領域102近傍に配置された帯状配線103のいずれにも接続でき、電源やGNDを配線基板表層において効率良くまとめることができ、半導体チップの設計仕様により柔軟に対応することができる。
(実施の形態6)
以下、本発明の実施の形態6における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態6における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置は、さらに、配線基板の主面の外周部にも一つまたは複数の帯状配線を配置し、且つワイヤボンドパッドのうちの一部がその帯状配線に接続している点が上記実施の形態1と異なる。以下、この上記実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図7は本発明の実施の形態6における配線基板を表層(主面)側から見た平面図である。但し、上述の実施の形態1で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態6では、配線基板101の主面の外周部に複数の帯状配線114を配置している。また図示しないが、ワイヤボンドパッド104、105のうちの一部がその帯状配線114に接続している。なお、ワイヤボンドパッド104、105と帯状配線114の接続には、ビアホールや内層の配線層を用いてもよいが、ビアホール数を制限する点から、表層で配線を引き廻して接続するのがよい。
このように帯状配線の列を増やすことによって、上記実施の形態1に比べてさらに多種類の電源やGNDを配線基板表層において効率良くまとめることができる。また、帯状配線106の列と帯状配線114の列を電源とGNDのペアにしておくことで、良好な電気特性が得られる。
(実施の形態7)
以下、本発明の実施の形態7における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態7における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置は、配線基板の主面の外周部に配置された帯状配線が、半導体チップ搭載領域を取り囲むように複数列に配置されている点が上記実施の形態6と異なる。以下、この上記実施の形態6と異なる点を中心に説明する。
図8は本発明の実施の形態7における配線基板を表層(主面)側から見た平面図である。但し、上述の実施の形態1、6で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図8に示すように、本実施の形態7では、配線基板101の主面の外周部に、帯状配線114を2列配置している。このように上記実施の形態6よりも多くの帯状配線を配置することによって、上記実施の形態6に比べてさらに多種類の電源やGNDを配線基板表層において効率良くまとめることができる。また、その2列の帯状配線を電源とGNDのペアにしておくことで、良好な電気特性が得られる。
(実施の形態8)
以下、本発明の実施の形態8における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態8における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置は、配線基板の主面の外周部に配置された帯状配線の列の少なくとも一つの列が、上記実施の形態6に比べてさらに多くの帯状配線からなる点に特徴がある。以下、この上記実施の形態6と異なる点を中心に説明する。
図9は本発明の実施の形態8における配線基板を表層(主面)側から見た平面図である。但し、上述の実施の形態1、6で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図9に示すように、本実施の形態8では、配線基板101の主面の外周部に配置された帯状配線114が5つの帯状配線からなる。このように同一列中に多数の帯状配線を配置することによって、上記実施の形態6に比べてさらに多種類の電源やGNDを配線基板表層において効率良くまとめることができる。なお、本実施の形態8では、配線基板101の主面の外周部に帯状配線を一列配置したが、複数列配置してもよい。
(実施の形態9)
以下、本発明の実施の形態9における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態9における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置は、配線基板の主面の外周部に配置された帯状配線の少なくとも一つの列が、半導体チップ搭載領域を取り囲むリング形状である点が上記実施の形態6と異なる。以下、この上記実施の形態6と異なる点を中心に説明する。
図10は本発明の実施の形態9における配線基板を表層(主面)側から見た平面図である。但し、上述の実施の形態1、6で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図10に示すように、本実施の形態9では、配線基板101の主面の外周部に配置された帯状配線114の形状が半導体チップ搭載領域102を取り囲むリング形状となっている。
これにより、同電位の電源用の端子が半導体チップ107の各辺に分散している場合に、リング形状の帯状配線114にその同電位の電源用端子を接続することができ、電源やGNDを配線基板表層において効率良くまとめることができる。なお、本実施の形態9では、配線基板101の主面の外周部に帯状配線を一列配置したが、複数列配置してもよい。その場合、全てがリング形状の帯状配線でなくともよい。
(実施の形態10)
以下、本発明の実施の形態10における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態10における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置は、配線基板の主面の外周部に配置された帯状配線の少なくとも一つとワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された帯状配線の少なくとも一つとが接続している点が上記実施の形態6と異なる。以下、この上記実施の形態6と異なる点を中心に説明する。
図11は本発明の実施の形態10における配線基板を表層(主面)側から見た平面図である。但し、上述の実施の形態1、6で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図11に示すように、本実施の形態10では、配線基板101の主面の外周部に配置された帯状配線114のうちの一つが、ワイヤボンドパッド104、105の列の間に配置された帯状配線106のうちの一つと接続して同電位となっている。
これにより、半導体チップの電源用あるいはGND用の端子を、外周部に配置された帯状配線114とワイヤボンドパッド104、105の列の間に配置された帯状配線106のいずれにも接続でき、電源やGNDを配線基板表層において効率良くまとめることができ、半導体チップの設計仕様により柔軟に対応することができる。
(実施の形態11)
以下、本発明の実施の形態11における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置について、図面を参照しながら説明する。
本実施の形態11における配線基板およびその配線基板を用いた半導体装置は、半導体チップ搭載領域とワイヤボンドパッドの内側の列との間に配置された帯状配線のうちの少なくとも一つが、配線基板の主面の外周部に配置された帯状配線のうちの少なくとも一つと接続している点が上記実施の形態6と異なる。以下、この上記実施の形態6と異なる点を中心に説明する。
図12は本発明の実施の形態11における配線基板を表層(主面)側から見た平面図である。但し、上述の実施の形態1、6で説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図12に示すように、本実施の形態11では、半導体チップ搭載領域102と内側のワイヤボンドパッド104の列との間に配置された帯状配線103のうちの一つが、配線基板101の主面の外周部に配置された帯状配線114のうちの一つと接続して同電位となっている。
これにより、半導体チップの電源用あるいはGND用の端子を、外周部に配置された帯状配線114と半導体チップ搭載領域102近傍に配置された帯状配線103のいずれにも接続でき、電源やGNDを配線基板表層において効率良くまとめることができ、半導体チップの設計仕様により柔軟に対応することができる。
以上のように、上記実施の形態1〜11によれば、多機能化により半導体チップで使用する電源やGNDの種類が増えても、配線基板の表層において電源やGNDをまとめて、ビアホールの数の増加を抑えることができる。よって、配線の引き廻し領域を確保しやすくなり、多ピンの半導体装置や、それに使用される配線基板に有用である。なお、BGAタイプのパッケージ構造のみでなく、CSP(Chip Size Package)やLGA(Land Grid Array)、多段のSIPなどのパッケージにおいても同等の効果を得ることができる。なお、上記の実施の形態1〜11の構成を適宜組み合わせてもよい。
本発明にかかる配線基板およびそれを用いた半導体装置は半導体素子で使用する電源の種類が増えてもビアホールの増加を抑制でき、多ピンのBGAパッケージや、CSPパッケージ、LGAパッケージ、多段のSIPパッケージなどに有用である。
本発明の実施の形態1における配線基板を示す図 本発明の実施の形態1における半導体装置を示す図 本発明の実施の形態2における配線基板を示す図 本発明の実施の形態3における配線基板を示す図 本発明の実施の形態4における配線基板を示す図 本発明の実施の形態5における配線基板を示す図 本発明の実施の形態6における配線基板を示す図 本発明の実施の形態7における配線基板を示す図 本発明の実施の形態8における配線基板を示す図 本発明の実施の形態9における配線基板を示す図 本発明の実施の形態10における配線基板を示す図 本発明の実施の形態11における配線基板を示す図 従来の配線基板を示す図 従来の配線基板を用いた半導体装置を示す図
符号の説明
101、201 配線基板
102、202 半導体チップ搭載領域
103、106、106a、106b、114、203 帯状配線
104、204 内側のワイヤボンドパッド
105、205 外側のワイヤボンドパッド
107、206 半導体チップ
108、207 半導体チップの内側の端子
109、208 半導体チップの外側の端子
110、209 ボンディングワイヤ
111、210 端子電極
112、211 ボール電極
113、212 封止樹脂
213 配線を引き廻す領域

Claims (12)

  1. 半導体素子が搭載される主面に、半導体素子の端子にボンディングワイヤを介して接続する複数のワイヤボンドパッドと、半導体素子の電源用あるいは接地用の一つ又は複数の帯状配線と、が設けられ、他主面には他の回路基板の表面に実装するための複数の端子電極が設けられた配線基板であって、
    前記ワイヤボンドパッドは、半導体素子が搭載される搭載領域を取り囲むように2列に配置され、前記ワイヤボンドパッドのうちの一部が、前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線に接続している
    ことを特徴とする配線基板。
  2. 請求項1記載の配線基板であって、前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線は、前記搭載領域を取り囲むように一列または複数列に配置されていることを特徴とする配線基板。
  3. 請求項1もしくは2のいずれかに記載の配線基板であって、前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線の少なくとも一つは、前記搭載領域を取り囲むリング形状であることを特徴とする配線基板。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の配線基板であって、前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線の列の少なくとも一つは複数の前記帯状配線からなることを特徴とする配線基板。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の配線基板であって、さらに、前記搭載領域と前記ワイヤボンドパッドの内側の列との間にも前記搭載領域を取り囲むように一つ又は複数の前記帯状配線が配置されており、そのうちの少なくとも一つは前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線の少なくとも一つと接続していることを特徴とする配線基板。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の配線基板であって、さらに、前記主面の外周部にも一つまたは複数の前記帯状配線が配置されており、前記ワイヤボンドパッドのうちの一部が前記外周部に配置された前記帯状配線に接続していることを特徴とする配線基板。
  7. 請求項6記載の配線基板であって、前記外周部に配置された前記帯状配線は、前記搭載領域を囲むように一列または複数列に配置されていることを特徴とする配線基板。
  8. 請求項6もしくは7のいずれかに記載の配線基板であって、前記外周部に配置された前記帯状配線の少なくとも一つは、前記搭載領域を取り囲むリング形状であることを特徴とする配線基板。
  9. 請求項6ないし8のいずれかに記載の配線基板であって、前記外周部に配置された前記帯状配線の列の少なくとも一つは複数の前記帯状配線からなることを特徴とする配線基板。
  10. 請求項6ないし9のいずれかに記載の配線基板であって、前記ワイヤボンドパッドの2つの列の間に配置された前記帯状配線の少なくとも一つと前記外周部に配置された前記帯状配線の少なくとも一つとが接続していることを特徴とする配線基板。
  11. 請求項6ないし9のいずれかに記載の配線基板であって、さらに、前記搭載領域と前記ワイヤボンドパッドの内側の列との間に前記搭載領域を取り囲むように一つ又は複数の前記帯状配線が配置されており、そのうちの少なくとも一つは前記外周部に配置された前記帯状配線の少なくとも一つと接続していることを特徴とする配線基板。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の配線基板と、前記配線基板の主面側の所定の領域に搭載された半導体素子と、前記半導体素子と前記配線基板とを接続するボンディングワイヤと、前記半導体素子および前記ボンディングワイヤを封止する樹脂と、を備えることを特徴とする半導体装置。

JP2006155507A 2006-06-05 2006-06-05 配線基板およびそれを用いた半導体装置 Pending JP2007324496A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006155507A JP2007324496A (ja) 2006-06-05 2006-06-05 配線基板およびそれを用いた半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006155507A JP2007324496A (ja) 2006-06-05 2006-06-05 配線基板およびそれを用いた半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007324496A true JP2007324496A (ja) 2007-12-13

Family

ID=38856995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006155507A Pending JP2007324496A (ja) 2006-06-05 2006-06-05 配線基板およびそれを用いた半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007324496A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014056966A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Renesas Electronics Corp 半導体装置の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014056966A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Renesas Electronics Corp 半導体装置の製造方法
US9589923B2 (en) 2012-09-13 2017-03-07 Renesas Electronics Corporation Method of manufacturing semiconductor device
US10050011B2 (en) 2012-09-13 2018-08-14 Renesas Electronics Corporation Method of manufacturing semiconductor device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180012831A1 (en) Semiconductor device
US7687893B2 (en) Semiconductor package having leadframe with exposed anchor pads
US7659146B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device
US8253228B2 (en) Package on package structure
JP2011155203A (ja) 半導体装置
US9589882B2 (en) Semiconductor device
JP4786976B2 (ja) 配線基板及びその製造方法、並びに半導体装置
JP3407025B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20110068445A1 (en) Chip package and process thereof
US9379071B2 (en) Single inline no-lead semiconductor package
US5324985A (en) Packaged semiconductor device
JP2001156251A (ja) 半導体装置
US20090065935A1 (en) Systems and methods for ball grid array (bga) escape routing
CN113130428A (zh) 半导体元件封装结构
CN106549001B (zh) 具有再分布焊盘的半导体装置
JP2007324496A (ja) 配線基板およびそれを用いた半導体装置
JP6129671B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2007149809A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US8044504B2 (en) Semiconductor device including an inner conductive layer which is cut out in the vicinity of a corner
US7939951B2 (en) Mounting substrate and electronic apparatus
JP2008153477A (ja) 配線基板およびそれを備えた半導体装置
JP2007242890A (ja) テープ状配線基板及び半導体装置
JP4523425B2 (ja) 半導体素子搭載用基板
KR20010073946A (ko) 딤플 방식의 측면 패드가 구비된 반도체 소자 및 그제조방법
JP4466341B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法、並びにリードフレーム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Effective date: 20080430

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424