JP2007323471A - 物品アクセス管理システム - Google Patents
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Abstract
陳列された商品へのアクセスを正確に検出して商品の管理を行い、アクセスの情報を商品の販売管理や購買意欲調査のために利用する。
【解決手段】
複数に区切られた棚10の棚の一面側にレーザ測距装置21,22を配置し、測距する面上を横切る手の輪郭を検出し、手が横切った座標を検出する。また、レーザ測距装置21,22で検出された距離データを処理するPC14は、複数に区切られた棚ごとに棚識別情報が付与され、棚識別情報に対応して、棚に置かれる物品を識別する物品コードと、手が横切る棚の座標範囲との関係を記憶する棚管理データDB143と、座標検出手段によって検出された手の座標から、棚管理データDBに記憶された座標範囲を求め、何れの棚にアクセスされたかを求めるCPU142と、を有する。
【選択図】図1
Description
前者は、顧客がRFIDタグを付けた商品を手に取ると、棚に取り付けられたRFIDリーダがそれを検出して、管理装置は商品を陳列棚から取り上げたと判断し、また、一定時間内にそのRFIDの記憶情報が再送信されたことを検出すると、当該商品が棚に戻されたと判断する。
また、本発明の目的は商品棚のレイアウト変更等に容易に対処でき、また商品の販売管理や購買意欲調査等にも利用できる商品販売管理システムを提供することにある。
棚の一面側に配置され、測距する面上を横切る手の輪郭を検出し、手が横切った座標を検出する座標検出手段を有するレーザ測距装置と、
複数に区切られた棚ごとに棚識別情報が付与され、棚識別情報に対応して、棚に置かれる物品を識別する物品コードと、手が横切る棚の座標範囲との関係を記憶する棚管理データDBと、
座標検出手段によって検出された手の座標から、棚管理データDBに記憶された座標範囲を求め、何れの棚にアクセスされたかを求める棚アクセス算出手段と、を有する物品アクセス管理システムとして構成される。
好ましい例では、一面側に複数のレーザ測距装置が配置され、複数に区切られたそれぞれの棚に対する手の輪郭及び複数のレーザ測距装置からの距離を検出する。
また、好ましくは、レーザ測距装置によって得られた輪郭より、同時に複数の手を区別して検知し、それぞれの位置を出力する。
また、好ましくは、前記物品アクセス管理システムは、更に警報手段を有し、
棚管理データDBは、指定されたある棚がアクセス制限の対象となっていることを示すアクセス制限情報を棚識別情報に対応して記憶しており、
棚管理データDBのアクセス制限情報を参照して、前記棚アクセス算出手段によって求められたアクセス先の棚がアクセス制限の対象となっているかを判断し、判断の結果、アクセス制限の対象となっている場合、警報手段を起動させる。
更に好ましくは、前記物品アクセス管理システムは、更にログ情報を記憶する物品アクセスログDBを有し、前記棚アクセス算出手段は、アクセス先の棚を算出する度に、棚識別情報及びアクセス時の時間情報を含む情報をログ情報として作成し、作成されたログ情報をアクセスログDBに記憶する。
棚の一面側に配置され、測距する面上を横切る手の輪郭を検出し、手が横切った座標を検出して距離データとして出力する座標検出手段を有するレーザ測距装置と、
レーザ測距装置によって検出された距離データを処理する第2の処理装置であって、処理装置は、複数に区切られた棚ごとに棚識別情報が付与され、棚識別情報に対応して、棚に置かれる商品を識別する商品識別情報と、手が横切る棚の座標範囲との関係を記憶する棚管理データDBと、座標検出手段によって検出された手の座標から、棚管理データDBに記憶された座標範囲を求め、手が何れの棚にアクセスされたかを求める棚アクセス算出手段と、
アクセス先の棚を算出する度に、棚識別情報及びアクセス時の時間情報を含む情報をログ情報として作成し、作成されたログ情報を記憶するアクセスログDBとを有し、
更に、第1の処理装置は、商品の販売情報として、販売された商品の識別情報、金額、個数及び販売時刻に関する情報を記憶する販売管理DBと、アクセスログDBから取得したログ情報、及び販売管理DBから取得した販売情報に基づいて、販売された商品の個数及び商品に対する棚へのアクセスした回数を算出する計算手段と、計算手段によって求められた商品の販売個数及びアクセス回数を表示する表示装置と、を有する商品販売管理システムとして構成される。
本発明はまた、上記物品アクセス管理システムにおけるアクセス管理方法としても把握される。
図1は、一実施例による物品アクセス管理システムの一例を示す。
この例は、商品の陳列棚に陳列された商品への人手のアクセスを検出し、商品管理のために処理するシステムである。物品アクセス管理システムは、物品アクセス処理装置1と、その装置1にLAN(ローカルエリアネットワーク)17等を介して接続された、商品販売管理のための処理を行うサーバ7を含んで構成される。
レーザ測距装置21,22は商品棚にアクセスする人手との距離を測定することで、アクセス先の棚の座標を検出し、その測定結果である距離データ23をPC14へ送る。
レーザ測距装置は、回転するレーザにより1つの平面を連続的に測距する装置である。本実施例では、2台のレーザ測距装置21,22が同じ物品を互いに別の角度から測距するように配置され、商品棚10全ての棚を包含する範囲を調査範囲Wとしている。前方180°の範囲を0.5°刻みで角度を変えながら物品までの距離を連続的に測定し、距離データ23を出力する。距離データは、0.5°ずつの角度と距離を180°分纏めたデータである。
図3の棚管理データDB3は、商品棚と各商品棚に陳列される商品との関係を登録するDBであり、棚を識別する棚番号31に対応して、その棚の座標範囲32、各棚に陳列される商品を識別する物品コード33、及び棚がアクセス許可されているか又は禁止されているかを示すアクセス制限34の各情報を記憶する。この例では、商品棚は9個に区分され、夫々の棚の範囲を示す座標範囲が登録されている。レーザ測距装置21,22で検出された距離データ23が何れの座標範囲に属するかを、CPU142で判定することで、アクセスする人手が何れの棚の物品をアクセスするかを判定することができることになる。また、アクセス制限34を参照することで、アクセス先の棚がアクセス許可か禁止かを判定できる。
また、棚のレイアウトを変更する場合、例えば棚番号11と21の壁を取って1つの棚とし、そこに他の商品を陳列することも可能である。この場合には、入力装置を操作して、棚番号21も棚番号11とし両方の棚に共通の物品コード33を記憶させるようなことも可能である。
また、図5の物品アクセスログDB5は、商品棚にアクセスがあったことを履歴として記憶するDBであり、アクセスを検出する度に、アクセスの日時51、アクセス先となった棚番号52、物品コード53、商品名54、アクセス制限55の各情報を記憶する。これらの情報は、後述する図6の処理フローを実行するCPU142で処理されて記憶される。
このシステムは、複数の物品アクセス処理装置1、及び複数のPOS端末60が、LAN17を介してサーバ7に接続して構成される。物品アクセス処理装置1は物品のアクセスログ50(図5のデータ)を一定時間毎(例えば1時間毎に)にサーバ7へ送信する。POS端末60は、商品が販売される度に、販売情報90(すなわち商品の物品コード92、金額93、販売個数94及び販売日時91)をサーバ7へ送信する。なお、LAN17である必要なく、専用線又はインターネットなどのネットワークでもよい。
また、サーバ7は、物品アクセス処理装置1から送信され、受信した物品アクセスログ50を記憶するためのアクセスログDBを有する。このDBは、図5に示した物品アクセスログDB5と同じ形式のDBである。なお、サーバ7は入力装置及び表示装置を有しているが、その図示は省略してある。
まず、CPU142は、その内部に有するタイマから現在時刻を取得して(S1)、その時刻が物品のアクセスログの送信タイミングであるかを判断する(S2)。判断の結果、物品アクセスログの送信タイミングである時には、サーバ14は物品アクセスログ(すなわち今回送付すべき時間相当分のログ)をサーバ7へ送信する(S3)。
この処理によって、区分された各商品棚へのアクセスを把握することができ、またアクセスの検出結果に従ってアラームを発することで陳列された商品の管理を行うことができる。
また、物品アクセスログを蓄積することで、そのログを商品の販売管理に利用できる。これについては、図7及び図8以降を参照して以下に述べる。
物品アクセスログデータ50及び商品販売データ90の両方とも時刻情報を含んでいる。そこで、サーバ7の入力装置から販売状況を把握したい時間帯を入力する。例えば、時刻AM10:00〜AM11:00を入力する。すると、サーバ7は、アクセスログデータを参照して、当該時間帯内でアクセスされた商品名及びその商品のアクセス回数を求めることができる。また、商品販売データ90を参照して、その時間帯内に販売された商品名及び販売数を求めることができる。求められたアクセス数及び販売数を、商品名ごとにサーバ7の表示装置に表示すると、例えば図10のような画面になる。販売管理者はこの表示内容を見て、当該商品名の商品については4回アクセスされ、その内2つが販売されたことを認識できる。すなわち、興味があって商品を手にとった(商品棚にアクセスされた)が、2つは売れなかったこと(購買意欲の程度)がわかる。
なお、調査対象の時間帯や商品名はサーバ7の入力装置から適宜指定することができる。
図8は、図3に示した棚管理データDB3に、更に調査対象フラグ81を追加したものである。この調査対象フラグ81とは、商品棚へのアクセスを無効にできる機能を有する。すなわち、調査対象フラグが「ON」のときは、この棚に置かれた商品に対するアクセス検知を行い、「OFF」のときは、この棚に置かれた商品に対するアクセス検知を行わないことを意味する。商品棚内の商品を変えようとする場合には、そのための作業時間が必要となる。その作業の間、フラグ81を「OFF」にして、PC14からの調査の対象外とできる。
例えば、PC14における処理をサーバ7で統合して行ってもよい。逆にサーバ7の処理をPC14で行ってもよい。その場合、物品アクセスログDB5は1つで足り、PC14とサーバ7間での情報の送受信が不要となる。
また、商品の店舗内で主に商品へのアクセスを管理するシステムの場合には、サーバ7は不要である。この場合、例えば図6のステップS2〜S3等の処理は不要となる。
更に、図3〜5、及び図8、9に示したDBは一例であり、これに限定されない。例えば、PC14内に物品コードDB4は無くてもよい。その場合、棚管理DB3に物品コード33に対応して商品名を記憶するようにしてもよい。
また、他の例として、サーバ7にのみ物品コードDB4を有するようにし、必要な時にPC14はサーバ7から商品名をダウンロードするようにしてもよい。
また、上記実施例において使用された用語は一例であり、上記表現に限定されない。例えば、PC142やサーバ7を述べたが、これは要するに計算機或いは計算手段であればよい。また、DBは表現上、テーブル或いは記憶領域、記憶手段と述べてもよい。
Claims (9)
- 複数に区切られる棚に置かれた物品が人手によってアクセスされたことを管理する物品アクセス管理システムにおいて、
該棚の一面側に配置され、測距する面上を横切る手の輪郭を検出し、手が横切った座標を検出する座標検出手段を有するレーザ測距装置と、
複数に区切られた棚ごとに棚識別情報が付与され、該棚識別情報に対応して、該棚に置かれる物品を識別する物品コードと、手が横切る棚の座標範囲との関係を記憶する棚管理データDBと、
該座標検出手段によって検出された手の座標から、該棚管理データDBに記憶された座標範囲を求め、何れの棚にアクセスされたかを求める棚アクセス算出手段と、
を有することを特徴とする物品アクセス管理システム。 - 一面側に複数のレーザ測距装置が配置され、複数に区切られたそれぞれの棚に対する手の輪郭及び該複数のレーザ測距装置からの距離を検出することを特徴とする請求項1の物品アクセス管理システム。
- 該レーザ測距装置によって得られた輪郭より、同時に複数の手を区別して検知し、それぞれの位置を出力することを特徴とする請求項1又は2の物品アクセス管理システム。
- 前記物品アクセス管理システムは、更に警報手段を有し、
該棚管理データDBは、指定されたある棚がアクセス制限の対象となっていることを示すアクセス制限情報を該棚識別情報に対応して記憶しており、
該該棚管理データDBの該アクセス制限情報を参照して、前記棚アクセス算出手段によって求められたアクセス先の棚がアクセス制限の対象となっているかを判断し、該判断の結果、アクセス制限の対象となっている場合、該警報手段を起動させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの物品アクセス管理システム。 - 前記物品アクセス管理システムは、更にログ情報を記憶する物品アクセスログDBを有し、
前記棚アクセス算出手段は、アクセス先の棚を算出する度に、該棚識別情報及びアクセス時の時間情報を含む情報をログ情報として作成し、作成された該ログ情報をアクセスログDBに記憶することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの物品アクセス管理システム。 - 少なくとも棚に陳列された複数の商品に関する販売情報を処理する第1の処理装置を有する商品販売管理システムにおいて、
該棚の一面側に配置され、測距する面上を横切る手の輪郭を検出し、手が横切った座標を検出して距離データとして出力する座標検出手段を有するレーザ測距装置と、
該レーザ測距装置によって検出された距離データを処理する第2の処理装置であって、該処理装置は、複数に区切られた棚ごとに棚識別情報が付与され、該棚識別情報に対応して、該棚に置かれる商品を識別する商品識別情報と、手が横切る棚の座標範囲との関係を記憶する棚管理データDBと、該座標検出手段によって検出された手の座標から、該棚管理データDBに記憶された座標範囲を求め、手が何れの棚にアクセスされたかを求める棚アクセス算出手段と、
アクセス先の棚を算出する度に、該棚識別情報及びアクセス時の時間情報を含む情報をログ情報として作成し、作成された該ログ情報を記憶するアクセスログDBとを有し、
更に、該第1の処理装置は、
商品の該販売情報として、販売された商品の識別情報、金額、個数及び販売時刻に関する情報を記憶する販売管理DBと、該アクセスログDBから取得したログ情報、及び該販売管理DBから取得した該販売情報に基づいて、販売された商品の個数及び該商品に対する該棚へのアクセスした回数を算出する計算手段と、該計算手段によって求められた該商品の販売個数及びアクセス回数を表示する表示装置と、
を有することを特徴とする商品販売管理システム。 - 前記計算手段は、商品の販売情報を管理するPOSから取得した販売情報を該販売管理DBに記憶することを特徴とする請求項6の商品販売管理システム。
- 前記第1の処理装置と前記第2の処理装置は、共通の計算機であることを特徴とする請求項6の商品販売管理システム。
- 複数に区切られる棚に置かれた物品が人手によってアクセスされたことを管理する物品アクセス管理方法において、
該棚の一面側に配置されたレーザ測距装置を用いて、測距する面上を横切る手の輪郭を検出し、手が横切った座標を検出するステップと、
複数に区切られた棚ごとに棚識別情報が付与され、該棚識別情報に対応して、該棚に置かれる物品を識別する物品コードと、手が横切る棚の座標範囲との関係を棚管理データDBに記憶して管理するステップと、
該レーザ測距装置によって検出された手の座標から、該棚管理データDBに記憶された座標範囲を求め、何れの棚にアクセスされたかを求める棚アクセス算出ステップと、
を有することを特徴とする物品アクセス管理方法。
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