JP2007323162A - クライアント装置及びサーバ装置及びプログラム - Google Patents

クライアント装置及びサーバ装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2007323162A
JP2007323162A JP2006150054A JP2006150054A JP2007323162A JP 2007323162 A JP2007323162 A JP 2007323162A JP 2006150054 A JP2006150054 A JP 2006150054A JP 2006150054 A JP2006150054 A JP 2006150054A JP 2007323162 A JP2007323162 A JP 2007323162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
client
attribute
server
job data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006150054A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hiruma
隆志 比留間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2006150054A priority Critical patent/JP2007323162A/ja
Priority to US11/566,777 priority patent/US20070279670A1/en
Publication of JP2007323162A publication Critical patent/JP2007323162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1278Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to adopt a particular infrastructure
    • G06F3/1285Remote printer device, e.g. being remote from client or server
    • G06F3/1288Remote printer device, e.g. being remote from client or server in client-server-printer device configuration
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1202Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/1203Improving or facilitating administration, e.g. print management
    • G06F3/1204Improving or facilitating administration, e.g. print management resulting in reduced user or operator actions, e.g. presetting, automatic actions, using hardware token storing data
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1202Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/1222Increasing security of the print job
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1223Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to use a particular technique
    • G06F3/1237Print job management
    • G06F3/1238Secure printing, e.g. user identification, user rights for device usage, unallowed content, blanking portions or fields of a page, releasing held jobs
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1201Dedicated interfaces to print systems
    • G06F3/1223Dedicated interfaces to print systems specifically adapted to use a particular technique
    • G06F3/1237Print job management
    • G06F3/1273Print job history, e.g. logging, accounting, tracking

Abstract

【課題】サーバ装置が持つ電子文書をクライアント装置からの指示に応じて出力デバイスから出力する場合において、出力デバイス側でログに記録する属性情報のうち、クライアント装置に由来する属性情報が出力デバイスに伝えられるようにする。
【解決手段】ユーザがクライアントから文書の印刷を指示すると、サーバがその文書の印刷ジョブデータを作成し、クライアントに送信する。クライアントのデータ読取部262は、サーバから印刷ジョブデータを取得する。クライアントの属性取得部264は、クライアントに由来する属性をOS22から取得する。属性付加部266は、サーバから取得された印刷ジョブデータに対し、その属性を、プリンタがログの項目として記録するための所定の方式で付加する。データ出力部268は、属性が付加された印刷ジョブデータをプリンタに送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、サーバ装置上の電子文書をクライアント装置からの指示により出力デバイスから出力する文書出力処理に関する。
近年、サーバ・ベースド・コンピューティング(Server Based Computing : 略称SBC)という技術が普及してきている。SBCは、従来のクライアント・サーバ型システムでクライアントコンピュータが実行していたクライアントアプリケーションを、サーバが集中管理する方式である。SBC環境の例として、Microsoft(登録商標)社のサーバ系のWindows(登録商標)オペレーティングシステムで提供するターミナルサービスや、Citrix社のMetaframe(登録商標)などが知られている。
SBC環境では、クライアントにて発生したキーストロークやマウスクリックなどの情報がサーバに送信され、サーバが実行しているアプリケーションプログラムにこの情報が反映される。そして、そのアプリケーションの画面遷移の情報がクライアントに送られ、クライアントがその情報に基づき画面を更新して表示される。このような仕組みにより、ユーザは、あたかもアプリケーションをクライアントで実行しているように操作できる。
ところが、アプリケーションからクライアントの近傍にあるローカルプリンタに印刷を行わせようとした場合、サーバ上にそのプリンタ用のプリンタドライバなどの適切なプログラムがインストールされていなければならないなどの問題が出てくる。
これに対し、上述のターミナルサービス機能やMetaframe(登録商標)では、クライアントがサーバにログインすると、クライアント上の論理プリンタ(仮想プリンタとも呼ばれる)に対応する論理プリンタがサーバ上に生成され、サーバの論理プリンタからクライアントの論理プリンタに印刷ジョブを転送することにより、サーバ上のアプリケーションからクライアントのローカルプリンタに印刷できるようにしている。
例えば、特許文献1に示されるシステムでは、サーバ装置が、ログオンしているリモートクライアント装置のセッション情報を取得し、該取得されたセッション情報から特定されるサーバ装置に追加登録された自動作成プリンタを検索し、前記検索された自動作成プリンタに基づいて、予め作成され記憶手段に記憶されている前記自動作成プリンタを設定変更するための設定情報を特定し、該特定した設定情報に基づいて前記自動作成プリンタの設定を変更する。
また、特許文献2に示されるシステムでは、サーバモジュールは、クライアントモジュールに対して、プリンタ設定情報を要求する。クライアントモジュールは、サーバモジュールからプリンタ設定情報の要求を受信すると、プリンタ設定取得モジュールを介して、要求されたプリンタ設定情報を取得する。そして、取得したプリンタ設定情報をサーバモジュールに送信する。一方、サーバモジュールは、クライアントモジュールから送信されたプリンタ設定情報を受信すると、受信したプリンタ設定情報の内容をそのままプリンタ設定情報に設定する。
ところで、プリンタ装置は、一般に、印刷処理の実行結果などの記録をログに記録している。近年、企業における情報セキュリティの観点から、プリンタ装置のログを解析することで、誰がどのような文書を印刷したのかを調査・分析することが行われるようになっている。ところが、SBC環境では、サーバが印刷ジョブを作成するので、プリンタ装置のログには印刷ジョブの送信元として、ユーザが実際に使用していたクライアントではなくサーバが記録されてしまう場合があった。また、サーバによっては、アプリケーションが作成した文書名を、プリンタ装置に送信する際に別の名前に書き換えてしまうものもあり、ログに記録される文書名がユーザの付けた文書名と異なってくる場合があった。
特開2005−044001号公報 特開2005−018570号公報
本発明の1つの側面では、サーバ装置が持つ電子文書をクライアント装置からの指示に応じて出力デバイスから出力する場合において、出力デバイス側でログに記録する属性情報のうち、クライアント装置に由来する属性情報が出力デバイスに伝えられるようにする。
本発明の1つの側面では、サーバ装置が作成した出力ジョブデータを前記サーバ装置から取得するデータ取得手段と、クライアント装置自身に由来する属性情報を取得する属性取得手段と、前記クライアント装置に由来する属性情報を、前記出力デバイスにてログに記録されるための第1の対応付け方式に従って前記出力ジョブデータに対応づけて、出力デバイスへと出力する第1出力手段と、を備えるクライアント装置を提供する。
ある態様では、クライアント装置は、前記データ取得手段が取得した出力ジョブデータから所定の属性情報を抽出する属性抽出手段と、前記属性抽出手段が抽出した属性情報を、前記出力デバイスにてログに記録されるための第2の対応付け方式に従って前記出力ジョブデータに対応づけて、出力デバイスへと出力する第2出力手段と、を備える。
本発明の別の側面では、コンピュータに、サーバ装置が作成した出力ジョブデータを前記サーバ装置から取得し、クライアント装置自身に由来する属性情報を取得し、前記クライアント装置に由来する属性情報を、前記出力デバイスにてログに記録されるための第1の対応付け方式に従って前記出力ジョブデータに対応づけて、出力デバイスへと出力する、処理を実行させるためのプログラムを提供する。
本発明の更に別の側面では、サーバ装置が作成した出力ジョブデータを前記サーバ装置から取得する手段と、前記出力ジョブデータから所定の属性情報を抽出する手段と、前記抽出された属性情報を、前記出力デバイスにてログに記録されるための対応付け方式に従って前記出力ジョブデータに対応づけて、出力デバイスへと出力する手段と、を備えるクライアント装置を提供する。
本発明の更に別の側面では、コンピュータに、サーバ装置が作成した出力ジョブデータを前記サーバ装置から取得し、前記出力ジョブデータから所定の属性情報を抽出し、前記抽出された属性情報を、前記出力デバイスにてログに記録されるための対応付け方式に従って前記出力ジョブデータに対応づけて、出力デバイスへと出力する、処理を実行させるためのプログラムを提供する。
本発明の更に別の側面では、サーバ装置自身に由来する属性情報を取得する属性取得手段と、クライアント装置からの指示に応じて作成された出力デバイスへの出力ジョブデータに対して、前記属性取得手段により取得された属性情報を、出力デバイスにてログに記録する属性としてクライアント装置が認識する所定の付加方式に従って付加する属性付加手段と、属性情報が付加された出力ジョブデータを、出力デバイスから出力するためにクライアント装置へと出力するデータ出力手段と、を備えるサーバ装置を提供する。
本発明の更に別の側面では、コンピュータに、サーバ装置自身に由来する属性情報を取得し、クライアント装置からの指示に応じて作成された出力デバイスへの出力ジョブデータに対して、前記属性取得手段により取得された属性情報を、出力デバイスにてログに記録する属性としてクライアント装置が認識する所定の付加方式に従って付加し、属性情報が付加された出力ジョブデータを、出力デバイスから出力するためにクライアント装置へと出力する、処理を実行させるためのプログラムを提供する。
請求項1記載の発明によれば、サーバ装置が作成した出力ジョブデータをクライアント装置を介して出力デバイスから出力させるシステムにおいて、クライアント装置に由来する属性情報を出力デバイスに渡してログに記録させることができる。
請求項2記載の発明によれば、更にサーバ装置が出力ジョブデータに付加した属性情報を出力デバイスに渡してログに記録させることができる。
請求項3記載の発明によれば、サーバ装置が作成した出力ジョブデータをクライアント装置を介して出力デバイスから出力させるシステムにおいて、クライアント装置に由来する属性情報を出力デバイスに渡してログに記録させることができる。
請求項4記載の発明によれば、サーバ装置が作成した出力ジョブデータをクライアント装置を介して出力デバイスから出力させるシステムにおいて、サーバ装置が出力ジョブデータに付加した属性情報を出力デバイスに渡してログに記録させることができる。
請求項5記載の発明によれば、サーバ装置が作成した出力ジョブデータをクライアント装置を介して出力デバイスから出力させるシステムにおいて、サーバ装置が出力ジョブデータに付加した属性情報を出力デバイスに渡してログに記録させることができる。
請求項6記載の発明によれば、サーバ装置が作成した出力ジョブデータをクライアント装置を介して出力デバイスから出力させるシステムにおいて、出力ジョブデータの属性情報のうちサーバ装置に由来する属性情報をクライアント装置を介して出力デバイスに渡してログに記録させることができる。
請求項7記載の発明によれば、サーバ装置が作成した出力ジョブデータをクライアント装置を介して出力デバイスから出力させるシステムにおいて、出力ジョブデータの属性情報のうちサーバ装置に由来する属性情報をクライアント装置を介して出力デバイスに渡してログに記録させることができる。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。図面において、同一の符号を付した要素は、同一又は類似の要素を表す。
サーバ・ベースド・コンピューティング(SBC)環境のシステムは、印刷機能の観点から見た場合、例えば図1に示すような構成となる。このシステムには、サーバ10とクライアント20とが含まれる。サーバ10はLAN(ローカル・エリア・ネットワーク)42に接続され、クライアント20はLAN44に接続されている。LAN42とLAN44とは、インターネット40等のネットワークを介して相互に接続される。クライアント20のローカル環境にはプリンタ(物理的な印刷デバイス)30が存在する。プリンタ30は、クライアント20に接続されている。図示例では、プリンタ30は、クライアント20と同じLAN44に接続されているが、これに限らず、クライアント20のプリンタポートに直接接続されていてもよい。
サーバ10は、SBC環境を提供する装置であり、例えばMicrosoft(登録商標)社のWindows(登録商標)ターミナルサーバや、Metaframe(登録商標)サーバなどがその一例である。一方、クライアント20は、サーバ10にログインし、サーバ10を利用する装置であり、例えばWindows(登録商標)クライアントがその一例である。ユーザは、クライアント20からサーバ10にログインし、サーバ10上のアプリケーション18を利用する。アプリケーション18が作成した電子文書(すなわち文書データ。以下単に文書と呼ぶ)をプリンタに印刷させようとする場合、SBC環境では、そのプリンタが解釈可能な印刷ジョブデータを生成するのはサーバ10である。
クライアント20は、SBC環境に対応したOS(オペレーティングシステム)22と、ローカル環境にあるプリンタ30に対応した論理プリンタ24と、スプーラコンポーネント26とを備える。論理プリンタ24は、文書をプリンタ30に解釈可能な、例えばページ記述言語(以下、PDLと略す)で記述された、印刷ジョブデータに変換するためのプリンタドライバを備えていてもよい。スプーラコンポーネント26は、印刷ジョブデータを一時的に保存(スプール)し、プリンタ30に送るモジュールである。
サーバ10は、SBC環境を提供する機能を持ったOS12と、論理プリンタ14と、スプーラコンポーネント16とを備える。論理プリンタ14は、アプリケーション18が作成した文書を、クライアント20のローカル環境にあるプリンタ30が解釈可能な印刷ジョブデータに変換する。この論理プリンタ14は、クライアント20の論理プリンタ24と同等の機能を備える。例えば、クライアント20がサーバ10にログインすると、サーバ10はクライアント20が備える論理プリンタ24の情報を取得し、論理プリンタ24と同等の機能を備える論理プリンタ14を生成する。例えばMetaframe(登録商標)サーバは、このような機能を備えている。スプーラコンポーネント16は、論理プリンタ14が生成したクライアント20宛の印刷ジョブデータをスプールする。
このシステムでは、サーバ10の論理プリンタ14が生成した印刷ジョブが、スプーラコンポーネント16を介してクライアント20のスプーラコンポーネント26に送信され、スプーラコンポーネント26からプリンタ30へ送信される。
このシステムの1つの例では、クライアント20のスプーラコンポーネント26が、サーバ10から取得した印刷ジョブデータに対して、クライアント20から取得される属性情報を付加してプリンタ30に送信する機能を備える。このようなスプーラコンポーネント26を備えるクライアント20の機能構成を、図2に示す。
スプーラコンポーネント26は、データ読取部262,属性取得部264,属性付加部266,及びデータ出力部268を備える。データ読取部262は、サーバ10から送られてきた印刷ジョブデータを読み取る。
属性取得部264は、印刷ジョブデータに対応するログデータのデータ項目としてプリンタにログ記録させるべき属性情報を、OS22から取得する。このとき取得する属性情報は、例えばクライアント20のアドレス情報、クライアント20のホスト名、印刷を指示したユーザのクライアント20に対するログイン名などである。アドレス情報は、例えばIP(Internet Protocol)アドレス又はMAC(Media Acess Control)アドレスである。ユーザのクライアント20に対するログイン名は、ユーザがクライアント20にログインする際に用いたログイン名(或いはユーザID)であり、ユーザがサーバ10にログインする際に用いるログイン名と異なる場合がある。OS22は、例えば、印刷を指示したユーザのユーザ名等については、印刷ジョブデータのジョブID(識別情報)に対応づけて管理している。このよう場合、属性取得部264は、印刷ジョブデータのジョブIDを用いてOS22に照会することで、それらの属性を取得することができる。またOS22はクライアント20のアドレス情報やホスト名を有しているので、属性取得部264は必要があればそれらを取得できる。また、OS22が、サーバ10から印刷ジョブデータの文書名を受け取って、それをジョブIDに対応づけて管理する場合、属性取得部264はその文書名を取得することもできる。
例示したアドレス情報、ホスト名、ユーザのログイン名は、あくまで一例に過ぎない。属性取得部264は、これらのうちのいずれか1つ又は2つを取得するものであってもよいし、これら以外の属性情報を取得してもよい。属性取得部264には、取得すべき属性項目を特定する情報が、予め設定されている。
属性付加部266は、属性取得部264が取得した属性情報を、データ読取部262が読み取った印刷ジョブデータに対して付加する。印刷ジョブデータに対する属性情報の付加は、属性情報をプリンタ30がログに記録するような方式で行う。その付加のための方式は、プリンタ30が用いるログ記録用のプログラムに依存する。
クライアント20は、プリンタ30に対し、lpr等の印刷プロトコルを用いて印刷ジョブデータを送信する。多くの印刷プロトコルでは、印刷指示のコマンドの引数として印刷ジョブデータのファイル名(或いは文書名)をクライアントからプリンタに送る。またユーザのログイン名やクライアント20のアドレス情報などといった情報項目を、印刷等のコマンドの引数として送信するものもある。プリンタ30のログ記録プログラムは、このようにプロトコルを用いてクライアント20から送られてくる情報項目の中で、予め指定された項目を、例えば印刷処理を実行した日時やその印刷処理の結果(成功、失敗など)などの情報と共に、ログに記録する。また、プリンタ30のログ記録プログラムの中には、印刷ジョブデータ中のデータ項目、例えばPJL(Printer Job Language)等の制御情報記述用の言語で記述されるジョブ制御データに含まれるデータ項目、のうち予め指定された項目をログに記録するものもある。プロトコルにより送信する情報項目及び印刷ジョブデータ中の情報項目のうち、どの情報項目をログに記録するかは、プリンタ30のログ記録プログラムの種類や設定による。属性付加部266は、プリンタ30のログ記録プログラムの種類や設定に応じた方式で、属性情報の付加を行う。
例えば、ある方式では、印刷ジョブデータ中のジョブ制御データ中に、属性情報を書き込む。印刷ジョブデータは、ジョブ制御データと、描画情報をPDLで記述した印刷データとを有しているが、そのうちのジョブ制御データの中に、ログに記録すべき属性項目を記述するのである。例えば、クライアント20におけるユーザのログイン名、クライアント20のIPアドレス、クライアント20のホスト名を、PJLで記述すれば次のようになる。

PJL SET USER="MyName"
PJL SET ADDRESS="222.222.222.222" ・・・(1)
PJL SET HOST="My PC"

この記述例(1)のうち、1行目は、ユーザの(クライアント20に対する)ログイン名が"MyName"であることを、2行目はクライアント20のIPアドレスが"222.222.222.222"であることを、3行目はクライアント20のホスト名が"My PC"であることを、それぞれ示している。
属性付加部266は、属性取得部264がOS22から取得した各属性項目の値をもとに、例示したような記述を生成し、これをサーバ10から受け取った印刷ジョブデータ中のジョブ制御データの中に組み込む。
プリンタ30は、このようなジョブ制御データを含んだ印刷ジョブデータをクライアント20から受け取って、この印刷ジョブデータに応じて印刷処理を実行する。プリンタ30のログ記録プログラムは、この印刷処理についてのログを記録する。プリンタ30のログ記録プログラムには、印刷ジョブデータ中のジョブ制御データの中からどの値を取り出して、ログデータのどの項目として記録すればよいかが記述されている。例えば、ログ記録プログラムには、印刷ジョブデータの中から"@PJL SET USER="という記述を見つけた場合、その後に続く文字列をユーザ名としてログに記録する、などの手順又はルールが記述されている。ログ記録プログラムは、印刷ジョブデータを受け取ると、その記述に従い、その印刷ジョブデータ中のジョブ制御データから各属性項目を取り出し、ログに記録する。
このように、以上の例では、クライアント20のスプーラコンポーネント26が、印刷ジョブの属性のうち、クライアント20に由来する属性をジョブ制御データに組み込み、プリンタ30が、そのジョブ制御データからクライアント由来の属性の値を取得しログに記録する。
ここで、サーバ10の論理プリンタ14又はスプーラコンポーネント16が、印刷ジョブデータのジョブ制御データ中に、例えば以下の記述例(2)に示すように、サーバ10に対するユーザのログイン名、サーバ10のIPアドレス及びホスト名などを書き込んでいる場合がある。

PJL SET USER="LoginName"
PJL SET ADDRESS="111.111.111.111" ・・・(2)
PJL SET HOST="My HOST"

このような場合、プリンタ30のログに、クライアント20に関する属性情報を残すには、属性付加部266は、1つの例では、サーバ10から受け取った印刷ジョブデータ中のジョブ制御データの中の、ログに記録すべき各属性項目の値を、属性取得部264が取得した各項目の値へと書き換えることで、記述例(1)に示す内容に変更すればよい。例えば、ユーザのログイン名の場合、サーバ10が"LoginName"と設定していたのを、クライアント20へのログイン名"MyName"へと書き換えるなどである。
なお、サーバ10がそれら属性項目をジョブ制御データ中に組み込まない場合は、属性付加部266は、取得した属性項目の値をジョブ制御データ中に追加すればよい。
このように、この例では、サーバ10が自分に由来する属性の値をジョブ制御データに含めている場合、クライアント20のスプーラコンポーネント26がその属性の値をクライアント20由来の値に書き換える。プリンタ30は、このジョブ制御データに基づき、クライアント20由来の情報(例えばクライアント20のアドレス情報や、クライアント20に対するユーザのログイン名など)をログに記録できる。
また、プリンタ30の中には、サーバ10とクライアント20の両方についてアドレス情報及びホスト名をPJLの記述の形で受け入れ、ログに記録するようなものも考えられる。この場合、属性付加部266は、サーバ10で組み込まれた属性情報(記述例(2))に対して、更にクライアント20のアドレス及びホスト名を示す属性情報をPJLで記述して追加すればよい。この追加により得られる属性情報は、次の記述例(3)のようになる。

PJL SET USER="LoginName"
PJL SET ADDRESS="111.111.111.111"
PJL SET HOST="My HOST"
PJL SET CLIENTADDRESS="111.111.111.111" ・・・(3)
PJL SET CLIENTHOST="My HOST"

この記述例では、"@PJL SET ADDRESS="及び"@PJL SET HOST="に続く文字列はそれぞれサーバ10のIPアドレス及びホスト名を示し、"@PJL SET CLIENTADDRESS="及び"@PJL SET CLIENTHOST="に続く文字列はそれぞれクライアント20のIPアドレス及びホスト名を示す。プリンタ30のログ記録プログラムは、そのような規則に従って、印刷ジョブデータ中から各属性項目の値を抽出し、ログに記録すればよい。
このように、属性付加部266が、サーバ10から印刷ジョブに関する属性を得た場合に、その属性をジョブ制御データに組み込むようにしてもよい。例えば、プリンタ30がジョブ制御データに組み込んだ文書名をログに記録する場合において、サーバ10から印刷対象の文書の文書名が送られてくる場合は、属性付加部266はその文書名をジョブ制御データに組み込んでもよい。プリンタ30のログにクライアント20に関する属性を記録しなくてよい場合は、サーバ10から得た属性のみをジョブ制御データに組み込んでもよい。
以上の例では、属性をジョブ制御データに組み込んだ。しかし、プリンタ30がPDLの印刷データ中に記述された属性情報を読みとってログに記録する機能を持つのであれば、属性付加部266は印刷データ中に属性を書き込んでもよい。このように、属性付加部266は、印刷ジョブデータのうち、プリンタ30がログの項目として認識可能な部分に、ログの項目として認識可能な記述形式で、属性を追加すればよい。
また、属性を、印刷プロトコルにおいてクライアント20からプリンタ30に送る情報項目のうち、印刷ジョブデータ以外の情報項目として送信してもよい。このような情報項目としては、印刷コマンドの引数がある。プリンタ30が、そのような情報項目をログに記録するのであれば、その情報項目として属性を送る。例えば、ある印刷プロトコルで、ホストのIPアドレスを印刷コマンドの引数として送信でき、プリンタ30がその引数をログに記録するのであれば、属性付加部266は、クライアント20のIPアドレスをその引数として送信すればよい。
例えば、lprプロトコルでは、文書名を印刷コマンドの引数として送ることができる。したがって、プリンタ30がその引数の文書名をログに記録するのであれば、属性付加部266は、文書名を印刷コマンドの引数にセットすればよい。文書名は、印刷ジョブデータを作成したサーバ10から送られてくる印刷ジョブデータその他のデータから取得することができる。例えば、サーバ10は、印刷対象の文書の文書名を、ジョブ制御データの中に書き込めばよい。また、サーバ10は、文書名を、クライアント20へ送信する印刷ジョブデータのファイル名として、印刷ジョブデータとは別に(例えば送信コマンドの引数として)送信することもできる。
また、属性項目のうちあるものは印刷ジョブデータに組み込み、別のものは印刷プロトコルで送信する印刷ジョブデータ以外の情報項目に組み込んで、送信するようにしてもよい。この場合、属性付加部266は、プリンタ30が印刷ジョブデータから抽出する属性項目は印刷ジョブデータに組み込み、プリンタ30が印刷ジョブデータ以外の情報項目から抽出する属性項目は、その情報項目に組み込めばよい。
次に、別の例を説明する。
ユーザがクライアント20を操作して、サーバ10上にある文書の印刷を指示した場合、このときサーバ10の論理プリンタ14が印刷ジョブデータを作成する。そしてこの印刷ジョブデータがスプーラコンポーネント16を介してクライアント20に送信される。ここで論理プリンタ14の中には、OS12から、或いはその文書を取り扱うアプリケーション18からOS12を介して、その文書やサーバ10、印刷を指示したユーザなどの属性を取得し、それを印刷ジョブデータ中に組み込むものもある。文書の属性としては、例えば文書名やその文書を作成した作成者名などがある。サーバ10の属性には、サーバ10のホスト名、アドレス情報などがある。また、サーバ10で取得できるユーザの属性としては、例えばサーバ10に対するユーザのログイン名がある。作成されたジョブ制御データのうちの属性部分の一例を以下に示す。

PJL SET USER="LoginName"
PJL SET DOCUMENT="My Schedule"
PJL SET ADDRESS="111.111.111.111" ・・・(4)
PJL SET HOST="My HOST"

この記述例(4)では、1行目がサーバ10に対するログイン名、2行目が文書名、3行目がサーバ10のIPアドレス、4行目がサーバ10のホスト名を示す。
ここで、サーバ10が、そのようなサーバ10に由来する属性項目のうちの一部又は全部の項目を、印刷ジョブデータをクライアント20に送る際に、その送信のためのプロトコルのデータ(例えば送信コマンドの引数)として送る場合がある。例えば、文書名を印刷ジョブデータのファイル名として、印刷ジョブデータをクライアント20に送る際の送信プロトコルのデータとして送る場合がある。ところが、スプーラコンポーネント16がそのような印刷ジョブデータとプロトコルのデータをクライアント20へと送信する場合に、サーバ10のOS12やそのOS12の下で動作する通信プロトコル(「OS12等」と総称する)が、そのようなプロトコルのデータを書き換える場合がある。
例えばMetaFrame(登録商標)サーバの場合、サーバ10からクライアント20へ印刷ジョブデータを送信する過程で、OS12等が印刷対象の文書の本来の文書名を別の特定の名前に書き換えることが知られている。このようなサーバの場合、印刷ジョブデータ内に文書名が含まれていればよいが、そうでないと、クライアント20は、印刷対象の文書の本来の文書名を得ることができない。クライアント20が受け取る印刷ジョブデータの文書名は、サーバが付けた常に同じ特定の名前となるため、仮にそれをプリンタ30がログに記録したとしても意味をなさない場合がある。
そこで、この例では、そのように書き換えられてしまうプロトコルのデータの値を、スプーラコンポーネント16が、印刷ジョブデータに付加することで書き換えを免れる。
この例では、サーバ10のスプーラコンポーネント16が、図3に示すように、データ読取部162,属性取得部164,属性付加部166,及びデータ出力部168を備える。
データ読取部162は、印刷指示に応じて論理プリンタ14が作成した印刷ジョブデータを読み取る。属性取得部164は、プリンタ30にログ記録させるべきサーバ10由来の属性のうち、論理プリンタ14が印刷ジョブデータ内に組み込まず且つ送信の際にOS12等により書き換えられる属性を、OS12から取得する。このとき取得する属性は、例えば印刷対象文書の文書名や、サーバ10のアドレス情報、ホスト名、印刷を指示したユーザのサーバ10に対するログイン名などである。OS12は、例えば、文書名や印刷を指示したユーザのユーザ名等については、印刷ジョブデータのジョブID(識別情報)に対応づけて管理している。このよう場合、属性取得部164は、印刷ジョブデータのジョブIDを用いてOS12に照会することで、それらの属性を取得することができる。またOS12は、サーバ10のアドレス情報やホスト名を有しているので、属性取得部164はそれを取得できる。
以上に例示した属性項目はあくまで一例に過ぎない。属性取得部164は、これらのうちのいずれか1つ又は2つを取得するものであってもよいし、これら以外の属性情報を取得してもよい。属性取得部164には、取得すべき属性項目を特定する情報が、予め設定されている。
属性付加部166は、属性取得部164が取得した属性情報を、データ読取部162が読み取った印刷ジョブデータに対して付加する。印刷ジョブデータに対する属性情報の付加の方式には、例えば、印刷ジョブデータに対して組み込む方式がある。
この方式では、例えば、図4に示すように、そのような属性130を、印刷ジョブデータ100のうちのジョブ制御データ110内に追加する。この場合、例えば、上述の記述例(4)のような記述をジョブ制御データ110に追加すればよい。この場合、クライアント20のスプーラコンポーネント26は、ジョブ制御データ110内からそのような属性を抽出し、それをプリンタ30がログ記録対象と把握できる方式でプリンタ30に伝達すればよい。なお、クライアント20のスプーラコンポーネント26は、このようにジョブ制御データ110中から抽出した属性を印刷ジョブデータ100から削除し、このように属性が削除された印刷ジョブデータ100をプリンタ30に送信してもよい。また、クライアント20のスプーラコンポーネント26が、印刷ジョブデータ100中のPDLで記述された印刷データ120内から属性を抽出できる場合は、属性付加部166は印刷データ120中に属性を追加してもよい。
また、属性を印刷ジョブデータに付加するための別の方式としては、図5に示すように、論理プリンタ14が生成した印刷ジョブデータ100の外部に属性データ140を付加する方式がある。この方式では、例えば、印刷ジョブデータ100と属性データ140とを1つのファイルの形にまとめる。また、印刷ジョブデータ100に対しヘッダとして属性データ140を付加してもよい。
この方式の属性データ140のデータ例を図6に示す。この例では、属性データ140の中の所定の位置(図示例では属性データ140の先頭)には、印刷ジョブデータ100に付加された属性データ140であることを示す識別情報141が含まれる。そして、属性データ140には、各属性項目の値143,145,147,149が、それら各値のデータサイズを示す値142,144,146,148と対応づけられた状態で含まれる。図示例では、属性項目ごとに、その項目のデータサイズの後にその項目の値が続く形となっている。データサイズはある決まったビット数(例えば1バイト=8ビット)のデータである。各属性項目の配列の順序は予め決められている。サーバ10の属性付加部166はその順序に従って、各属性項目のデータサイズと値とを配列し、クライアント20の属性付加部266はその順序に従って各属性項目の項目名を識別する。
例えば、属性項目の値143"Sample.doc"は、印刷対象の文書の文書名であり、そのデータサイズは値142に示されるように10バイトである。また、値145はユーザのサーバ10に対するログイン名であり、値147はサーバ10のIPアドレス、値149はサーバ10のホスト名である。
図6には、サーバ10が文書名、ユーザのログイン名、サーバ10のIPアドレス及びホスト名を付加する例を示したが、サーバ10は、プリンタ30がログに記録する属性を付加すればよく、必ずしもこれらすべてを付加する必要はない。また、この他の属性を付加してもよい。
クライアント20のデータ読取部262は、サーバ10から受け取ったデータのなかから識別情報141を検出すると、その後に続く所定のビット数のデータをデータサイズ142として認識し、更にその後に続く、データサイズ142が示すサイズのデータを、その最初の属性項目の値と認識して、属性付加部266に渡す。またデータ読取部262は、次に続くデータが印刷ジョブデータ100であるかを判定し、印刷ジョブデータでなければ、先頭のデータをデータサイズと認識し、その後の、そのデータサイズ分のデータを属性項目の値と認識して属性付加部266に渡す。データ読取部262は、このような処理を、印刷ジョブデータ100に到達するまで繰り返す。属性付加部266の動作は、上述と同様でよい。
以上、属性を印刷ジョブデータに付加するための方式として、印刷ジョブデータ内に付加する方式と、印刷ジョブデータの外部に付加する方式とを例示した。この他にも、両者の折衷方式もある。図7に示す例では、属性項目のうち文書名143は印刷ジョブデータ100の外部の属性データ140として付加され、ユーザのログイン名、サーバ20のIPアドレス及びホスト名が印刷ジョブデータ内のジョブ制御データ内に属性データ150として付加されている。各属性項目を印刷ジョブデータの中及び外のいずれに付加するか、及びどのような順序で配列するかは、予め規則として決められており、属性付加部166はその規則に従って各属性項目を付加する。また、クライアント20のデータ読取部262は、その規則に従って、印刷ジョブデータ100の外の属性データ140及び中の属性データ150からそれら各属性項目の値を取得する。この場合も、属性付加部266の動作は、上述と同様でよい。
データ出力部168は、属性が付加された印刷ジョブデータを、OS12を介してクライアント20へと出力する。この場合、OS12がクライアント20との通信のためのプロトコルで送るデータに変更を加えたとしても、印刷ジョブデータに付加された属性は変更されずにクライアント20に伝わる。
以上、いくつかの例を説明した。以上に説明したスプーラコンポーネント16及び26は、例えば、Windows(登録商標)のプリントプロセッサとして構成することができる。この場合、サーバ10にはスプーラコンポーネント16の機能を備えるプリントプロセッサがインストールされている。クライアント20にはスプーラコンポーネント26の機能を備えるプリントプロセッサがインストールされている。
またクライアント20には、論理プリンタ24がインストールされている。サーバ10の論理プリンタ14は、インストールされていてもよいが、この代わりに例えばユーザがクライアント20を操作してサーバ10にログインした際に、論理プリンタ24の情報をもとにサーバ10が生成してもよい。MetaFrame(登録商標)サーバは、このような論理プリンタを生成する機能を備えるので、サーバ10がそのようなサーバであれば、論理プリンタ14は自動生成される。論理プリンタ24及び14としては、従来の論理プリンタを用いることができる。クライアント20の論理プリンタ24は、サーバ10上で論理プリンタ14が自動生成される場合のひな型となるために必要なものであり、印刷を行う際に直接は利用されるものではない。したがって、論理プリンタ14が自動生成されるのではなくサーバ10にインストールされている場合には、論理プリンタ24は必ずしも必要はない。
スプーラコンポーネント16を備えたプリントプロセッサ(便宜上、プリントプロセッサAと呼ぶ)が、サーバ10のデフォルトのプリントプロセッサでない場合、例えば、ユーザは、上記の例の機能を用いたい場合、論理プリンタ14が自動生成された後、論理プリンタ14のプロパティ画面を開き、使用するプリントプロセッサをプリントプロセッサAに変更すればよい。また、同様に、スプーラコンポーネント26を備えたプリントプロセッサBが、クライアント20のデフォルトのプリントプロセッサでない場合、例えば、ユーザは、論理プリンタ24のプロパティ画面を開き、使用するプリントプロセッサをプリントプロセッサBに変更すればよい。また、このような使用するプリントプロセッサの変更は、ユーザが行う代わりに、クライアント20からユーザがサーバ10にログインした際にサーバ10とクライアント20で自動的に実行されるようにしてもよい。
以上、電子文書をプリンタ30から印刷出力するシステムを例にとったが、プリンタ以外の出力デバイス、例えばファクシミリ装置、複写機、複合機に対して出力する場合にも、上述の各例と同様の仕組みが適用可能である。この場合、サーバ10が、それら出力デバイスに電子文書を出力させるための出力ジョブデータを生成し、クライアント20に送信する。クライアント20は、その出力ジョブデータを受け取り、出力デバイスへと送信する。
上記の実施形態のサーバ10又はクライアント20は、典型的には、汎用のコンピュータにて上述の各部の機能又は処理内容を記述したプログラムを実行することにより実現される。コンピュータは、例えば、ハードウエアとして、図8に示すように、CPU(中央演算装置)50、メモリ(一次記憶)52、各種I/O(入出力)インタフェース54等がバス56を介して接続された回路構成を有する。また、そのバス56に対し、例えばI/Oインタフェース54経由で、HDD(ハードディスクドライブ)58やCDやDVD、フラッシュメモリなどの各種規格の可搬型の不揮発性記録媒体を読み取るためのディスクドライブ60が接続される。このようなドライブ58又は60は、メモリに対する外部記憶装置として機能する。実施形態の処理内容が記述されたプログラムがCDやDVD等の記録媒体を経由して、又はネットワーク経由で、HDD58等の固定記憶装置に保存され、コンピュータにインストールされる。固定記憶装置に記憶されたプログラムがメモリに読み出されCPUにより実行されることにより、実施形態の処理が実現される。
サーバ・ベースド・コンピューティング(SBC)環境のシステム構成の一例を示す図である。 システムの一例におけるクライアントの機能構成を示す図である。 実施形態のサーバの機能構成を示す図である。 印刷ジョブデータの中に属性を付加する方式の一例を説明するための図である。 印刷ジョブデータの外に属性の付加する方式の一例を説明するための図である。 印刷ジョブデータの外に属性の付加されて生成されたデータの例を示す図である。 印刷ジョブデータの外と中にそれぞれ属性が付加されて生成されたデータの例を示す図である。 サーバ又はクライアントとして機能するコンピュータのハードウエア構成の一例を示す図である。
符号の説明
10 サーバ、12,22 OS、14,24 論理プリンタ、16,26 スプーラコンポーネント、18 アプリケーション、20 クライアント、30 プリンタ、40 ネットワーク、262 データ読取部、264 属性取得部、266 属性付加部、268 データ出力部。

Claims (7)

  1. サーバ装置が作成した出力ジョブデータを前記サーバ装置から取得するデータ取得手段と、
    クライアント装置自身に由来する属性情報を取得する属性取得手段と、
    前記クライアント装置に由来する属性情報を、前記出力デバイスにてログに記録されるための第1の対応付け方式に従って前記出力ジョブデータに対応づけて、出力デバイスへと出力する第1出力手段と、
    を備えるクライアント装置。
  2. 請求項1記載のクライアント装置であって、
    前記データ取得手段が取得した出力ジョブデータから所定の属性情報を抽出する属性抽出手段と、
    前記属性抽出手段が抽出した属性情報を、前記出力デバイスにてログに記録されるための第2の対応付け方式に従って前記出力ジョブデータに対応づけて、出力デバイスへと出力する第2出力手段と、
    を備えるクライアント装置。
  3. コンピュータに、
    サーバ装置が作成した出力ジョブデータを前記サーバ装置から取得し、
    クライアント装置自身に由来する属性情報を取得し、
    前記クライアント装置に由来する属性情報を、前記出力デバイスにてログに記録されるための第1の対応付け方式に従って前記出力ジョブデータに対応づけて、出力デバイスへと出力する、
    処理を実行させるためのプログラム。
  4. サーバ装置が作成した出力ジョブデータを前記サーバ装置から取得する手段と、
    前記出力ジョブデータから所定の属性情報を抽出する手段と、
    前記抽出された属性情報を、前記出力デバイスにてログに記録されるための対応付け方式に従って前記出力ジョブデータに対応づけて、出力デバイスへと出力する手段と、
    を備えるクライアント装置。
  5. コンピュータに、
    サーバ装置が作成した出力ジョブデータを前記サーバ装置から取得し、
    前記出力ジョブデータから所定の属性情報を抽出し、
    前記抽出された属性情報を、前記出力デバイスにてログに記録されるための対応付け方式に従って前記出力ジョブデータに対応づけて、出力デバイスへと出力する、
    処理を実行させるためのプログラム。
  6. サーバ装置自身に由来する属性情報を取得する属性取得手段と、
    クライアント装置からの指示に応じて作成された出力デバイスへの出力ジョブデータに対して、前記属性取得手段により取得された属性情報を、出力デバイスにてログに記録する属性としてクライアント装置が認識する所定の付加方式に従って付加する属性付加手段と、
    属性情報が付加された出力ジョブデータを、出力デバイスから出力するためにクライアント装置へと出力するデータ出力手段と、
    を備えるサーバ装置。
  7. コンピュータに、
    サーバ装置自身に由来する属性情報を取得し、
    クライアント装置からの指示に応じて作成された出力デバイスへの出力ジョブデータに対して、前記属性取得手段により取得された属性情報を、出力デバイスにてログに記録する属性としてクライアント装置が認識する所定の付加方式に従って付加し、
    属性情報が付加された出力ジョブデータを、出力デバイスから出力するためにクライアント装置へと出力する、
    処理を実行させるためのプログラム。
JP2006150054A 2006-05-30 2006-05-30 クライアント装置及びサーバ装置及びプログラム Pending JP2007323162A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006150054A JP2007323162A (ja) 2006-05-30 2006-05-30 クライアント装置及びサーバ装置及びプログラム
US11/566,777 US20070279670A1 (en) 2006-05-30 2006-12-05 Client apparatus, server apparatus, computer-readable medium, and computer data signal

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006150054A JP2007323162A (ja) 2006-05-30 2006-05-30 クライアント装置及びサーバ装置及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007323162A true JP2007323162A (ja) 2007-12-13

Family

ID=38828451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006150054A Pending JP2007323162A (ja) 2006-05-30 2006-05-30 クライアント装置及びサーバ装置及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20070279670A1 (ja)
JP (1) JP2007323162A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102238304A (zh) * 2010-04-27 2011-11-09 京瓷美达株式会社 图像形成装置、文件分发系统以及文件分发方法
JP2020201829A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4450049B2 (ja) * 2007-10-19 2010-04-14 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 印刷システム、印刷装置、印刷設定方法及び印刷設定プログラム
JP5022986B2 (ja) * 2008-05-15 2012-09-12 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法ならびに画像処理方法を実行させるプログラム
JP5430181B2 (ja) * 2009-03-10 2014-02-26 キヤノン株式会社 画像形成装置、その制御方法及びプログラム
KR20170019226A (ko) * 2015-08-11 2017-02-21 에스프린팅솔루션 주식회사 클라우드 프린트 서비스를 이용하는 방법 및 이를 수행하기 위한 장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171400A (ja) * 2000-05-10 2002-06-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP2003186637A (ja) * 2001-12-18 2003-07-04 Ricoh Co Ltd 印刷データ管理システム、印刷データ管理サービス提供システム、方法、プログラム、及び記録媒体
JP2005044001A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Canon Sales Co Inc サーバ装置およびプリンタ設定方法およびプログラムおよび記録媒体
JP2005115749A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Fuji Xerox Co Ltd 印刷制御プログラム、印刷データの生成制御装置および方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6614546B1 (en) * 1997-03-10 2003-09-02 Minolta Co., Ltd. Image processing system and image forming apparatus
US6175839B1 (en) * 1997-11-21 2001-01-16 Fuji Xerox Filter interface for managing printer system information
JP4508471B2 (ja) * 2001-05-25 2010-07-21 キヤノン株式会社 プリントシステム及び情報処理装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002171400A (ja) * 2000-05-10 2002-06-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置
JP2003186637A (ja) * 2001-12-18 2003-07-04 Ricoh Co Ltd 印刷データ管理システム、印刷データ管理サービス提供システム、方法、プログラム、及び記録媒体
JP2005044001A (ja) * 2003-07-23 2005-02-17 Canon Sales Co Inc サーバ装置およびプリンタ設定方法およびプログラムおよび記録媒体
JP2005115749A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Fuji Xerox Co Ltd 印刷制御プログラム、印刷データの生成制御装置および方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102238304A (zh) * 2010-04-27 2011-11-09 京瓷美达株式会社 图像形成装置、文件分发系统以及文件分发方法
JP2020201829A (ja) * 2019-06-12 2020-12-17 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP7350525B2 (ja) 2019-06-12 2023-09-26 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20070279670A1 (en) 2007-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5338505B2 (ja) 情報処理装置、プログラムおよび記録媒体
JP4810318B2 (ja) ポートモニタプログラム、データ処理方法、情報処理装置、及び記憶媒体
US20060092467A1 (en) Print job workflow system
US9069502B2 (en) System and method for controlling the settings of an imaging forming apparatus
JP5441646B2 (ja) 印刷装置、印刷方法、及び印刷プログラム
US8675217B2 (en) Data processing apparatus having a printer driver for changing an output destination
JP5797052B2 (ja) 印刷システム、サーバー装置、情報処理方法及びプログラム
JP2007328558A (ja) データ処理装置、データ処理システム、データ処理装置の制御方法、データ変換機能付加方法、プログラム及び記録媒体
JP2007323162A (ja) クライアント装置及びサーバ装置及びプログラム
JP2011233017A (ja) 情報処理装置、画像処理装置、画像処理システム、画面カスタマイズ方法、画面カスタマイズプログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP5664007B2 (ja) データ中継装置,画像形成装置,画像形成システム,印刷制御方法,印刷制御プログラム,および記録媒体
US7643160B2 (en) Spool file modifying device
JP5655909B2 (ja) 方法および情報処理装置
JP2005157686A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法およびコンピュータプログラム
WO2017029987A1 (ja) 印刷データ管理システム、情報処理装置、印刷データ取得プログラム、方法
JP6839389B2 (ja) 画像処理及びエラー対処システム並びにリニアライズド及び非リニアライズド・ポータブル・ドキュメント・フォーマット(Pdf)ファイルの印刷方法
JP5132444B2 (ja) 通信装置、その制御方法およびプログラム
JP2013003696A (ja) 印刷システム、画像形成装置とその処理方法及びプログラム
JP2015111376A (ja) 情報処理装置、プログラム及び制御方法
US8643885B2 (en) Printing control apparatus and non-transitory computer readable medium with setting authentication information in a devmode structure
KR20110071527A (ko) 화상형성장치 및 xps 파일 식별방법
JP6888350B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、情報処理システム、及びプログラム
JP6958171B2 (ja) 画像形成システム、情報処理装置、およびプログラム
JP2006146364A (ja) 印刷制御装置及び印刷制御方法、印刷制御システム、プログラム、並びに記憶媒体
JP2015011488A (ja) 印刷データ管理システム、情報処理装置、印刷データ取得プログラム、方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110301