JP2007322066A - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水を加熱するヒートポンプ熱源ユニットAと、電力料金割引の適用時間帯にヒートポンプ熱源ユニットの運転により高温湯を貯湯する高温貯湯タンク10および低温湯を貯湯する低温貯湯タンク11と、高温貯湯タンク底部の温度を検知する第1の温度センサ20と、低温貯湯タンク中間部温度を検知する第2の温度センサ21および底部温度を検知する第3の温度センサ22と、電気料金割引が適用されない時間帯に高温湯と低温湯を混合給湯し、第2の温度センサが設定温度以下を検知したときヒートポンプ熱源ユニットを駆動して低温貯湯タンクに低温湯を貯湯し、第3の温度センサが設定温度以上を検知したときヒートポンプ熱源ユニットの運転停止をなす制御部Sを具備する。
【選択図】 図1
Description
そこで、ガス瞬間湯沸し機的に、直接、所望する温度(43℃)の湯を作って給湯するヒートポンプ方式の給湯機を採用することの考慮がなされている。しかしながら、この場合も一般的な給湯機の数分の一の加熱能力しかなく、瞬時流量が不足して実際の使用には合致しない。
直接、所望する温度の湯を作って給湯するためには、大能力のヒートポンプ式給湯機になってしまう。給湯機自体の重量が大となるとともにコストが高く、ON/OFF切換えのタイミングが頻繁になり、実効率が悪いばかりでなく、電流変動が大であるなどの不具合が多い。
図1は、本発明における第1の実施の形態であるヒートポンプ式給湯機の概略構成図である。
このヒートポンプ式給湯機は、ヒートポンプ熱源ユニットAと貯湯タンクユニットBとから構成され、得られた湯は厨房や浴室、洗面所等に備えられる給湯栓、湯水混合栓、シャワー等の給湯バルブCの開放にともなって給湯されるようになっている。
上記ヒートポンプ熱源ユニットAは、圧縮機1と、四方切換え弁2と、利用側熱交換器3と、膨張弁である減圧機構4と、熱源側熱交換器である空気熱交換器5とが順次、冷媒管Pを介して連通され、これらでヒートポンプ回路Hが構成される。上記利用側熱交換器3を除く全ての構成部品はユニット本体6内に収容され、利用側熱交換器3は上記貯湯タンクユニットBの後述する加熱熱交換器8内に収容される。
さらに、高温貯湯タンク10の底部には別の配管Pbが接続されていて、これは途中で分岐され、一方の分岐配管は上記低温貯湯タンク11の底部に接続され、他方の分岐配管には上記水ポンプ12および加熱熱交換器8が設けられる。
上記混合弁14は、電動ミキシング弁であって、高温貯湯タンク10から高温出湯管Pcを介して導かれる高温湯と、低温貯湯タンク11から低温出湯管Peを介して導かれる低温湯もしくは、加熱熱交換器8で利用側熱交換器3と熱交換して得られる低温湯とを混合し、リモコン(図示しない)等で設定された所望温度の湯にして給湯管Pdへ給湯できる。
このようにして構成されるヒートポンプ式給湯機であり、制御部Sは以下に述べる運転モードを制御する。
はじめに、深夜電力などの割安な電力料金割引が適用される時間帯に、制御部Sは図2に示すような電力料金割引時間帯の貯湯運転モードを選択する。(なお、図1に示した構成部品の一部は図示していない。以下同じ)
上記ヒートポンプ熱源ユニットAの圧縮機1を全能力運転である高温貯湯設定周波数運転とし、水ポンプ12は加熱熱交換器8の出口に設けられる第4の温度センサ23からの検知温度が高温貯湯設定温度(たとえば80℃)になるように回転数を制御する。第1の二方弁16を開放し、第2の二方弁17は閉成する。給湯バルブCは閉成状態にあり、これにともなって混合弁14も閉成している。
その一方で、ヒートポンプ熱源ユニットAの駆動にともない利用側熱交換器3から冷媒の凝縮熱が放出され、加熱熱交換器8に導かれた水は温度上昇して80℃の高温湯に換る。この高温湯は第1の二方弁16を介して高温出湯管Pcに導かれ、さらに高温貯湯タンク10の上部に導入される。
すなわち、ヒートポンプ熱源ユニットAと水ポンプ12の作動を停止して、給湯の開始を待機する。このとき、低温貯湯タンク11には後述する作用により、底部に5℃の水が貯溜され、その上部にたとえば35℃の低温湯が貯溜された状態にある。
制御部Sは、電力料金割引が適用される時間帯が終了した後で、再び適用が開始されるまでの昼間などの時間帯(以下、「電気料金割引が適用されない時間帯」と呼ぶ)に上記給湯バルブCが開放されることで、図3に示すような給湯運転モードを選択する。
図中矢印で示すように、高温貯湯タンク10から80℃の高温湯が出湯され、第1の逆止弁13を介して混合弁14に導かれる。同時に、低温貯湯タンク11から35℃の低温湯が出湯され、第2の逆止弁15を介して混合弁14に導かれる。混合弁14において高温湯と低温湯が混合し、給湯設定温度である42℃の湯となって給湯バルブCから給湯に供せられる。
給湯バルブCを閉成することで、給湯運転モードが自動的に停止される。このあと制御部Sは、低温貯湯タンク11の上下方向の略中間部に取付けられる第2の温度センサ21が低温貯湯設定温度(35℃)以上を検知している間は、給湯バルブCの開放の都度、繰り返して上述の給湯運転モードを行うよう制御する。
ヒートポンプ熱源ユニットAの圧縮機1を最大運転周波数で運転し、水ポンプ12は第4の温度センサ23が低温貯湯設定温度(35℃)になるように回転数を制御する。第1の二方弁16は閉成を継続し、第2の二方弁17は開放するよう切換えられる。
給湯バルブCが閉成され給湯が停止されると混合弁14は自動的に閉じられて、図5に示すような電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モードに移行する。ヒートポンプ熱源ユニットAと水ポンプ12は運転条件が変更せず、そのまま継続して駆動される。第2の二方弁17の開放と、第1の二方弁16の閉成状態は変らない。
低温貯湯タンク11底部から水が導出される一方で、この上部に低温湯が溜まるので、水と低温湯との境界面が徐々に低下し、ついには底部に至る。低温貯湯タンク11底部に取付けられる第3の温度センサ22から低温貯湯設定温度(35℃)以上の検知温度信号が送られると、制御部Sはヒートポンプ熱源ユニットAと水ポンプ12との運転を停止して電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モードを終了する。
この運転中に給湯バルブCが閉成されると、再び図5で説明した電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モードが選択され、以上の運転モードを繰り返す。再び電力料金割引が適用される時間帯に至ると、先に図2で説明した電力料金割引時間帯の貯湯運転モードが選択される。
ヒートポンプ熱源ユニットAの能力が小さく、給湯時に所定温度の湯が必要流量出せなくても、低温貯湯タンク11に所定温度の湯を溜めているため、給湯時に必要流量の湯を給湯できる。したがって、ヒートポンプ熱源ユニットAの小型化が可能となり、100V化ができる。
図6はヒートポンプ式給湯機の概略構成図であり、先に図1で説明した第1の実施の形態におけるヒートポンプ式給湯機の構成部品と同一部品には同番号を付して新たな説明は省略する。
ここでは、第1の実施の形態におけるヒートポンプ式給湯機の構成に加えて、給水管Paにおける減圧弁Mと高温貯湯タンク10との間と、上記高温出湯管Pcにおける第1の逆止弁13と混合弁14との間に接続される配管(以下、「水配管」と呼ぶ)Pgが追設される。この水配管Pgには第3の二方弁25が設けられる。
さらに、高温出湯管Pcにおける高温貯湯タンク10と第1の逆止弁13との間に、第4の二方弁26が設けられる。上記加熱熱交換器8から延出される配管Pfは、高温出湯管Pcにおける高温貯湯タンク10と第4の二方弁26との間の接続される。
廉価な電力料金割引が適用される時間帯には、制御部Sは図7に示すような電力料金割引時間帯の第1の貯湯運転モードを選択する。(なお、図6に示した構成部品の一部は図示していない。以下同じ)
すなわち、ヒートポンプ熱源ユニットAの圧縮機1を電力料金割引時間帯の高温貯湯設定周波数の運転をなし、水ポンプ12は加熱熱交換器8の出口に設けられる第4の温度センサ23からの検知温度が高温貯湯設定温度(80℃)になるように回転数を制御する。さらに、第1の二方弁16を開放し、第2〜第4の二方弁17,25,26は閉成する。給湯バルブCは閉成状態にあり、これにともなって混合弁14も閉成している。
図中矢印に示すように、高温貯湯タンク10底部の水が導出され、水ポンプ12を介して加熱熱交換器8に水が導かれる。ヒートポンプ熱源ユニットAの駆動にともない利用側熱交換器3で冷媒が凝縮し、加熱熱交換器8に導かれた水は凝縮熱を吸収して80℃の高温湯に換る。この高温湯は第1の二方弁16を介して高温出湯管Pcに導かれ、さらに高温貯湯タンク10の上部に導入される。
つぎに制御部Sは、図8に示す電力料金割引時間帯の第2の貯湯運転モードを実行する。このとき、ヒートポンプ熱源ユニットAと水ポンプ12の運転を継続し、第1の二方弁16は閉成する一方で、第2の二方弁17を開放する。第3,第4の二方弁25,26はそのまま閉成を継続する。
低温貯湯タンク11底部に取付けられる第3の温度センサ22が高温貯湯設定温度(80℃)を検知すると、制御部Sは電力料金割引時間帯の第2の貯湯運転モード停止を指示する。このとき、高温貯湯タンク10および低温貯湯タンク11の両方に高温湯がほとんど満杯になって貯溜され、電力料金割引時間帯の終了を待機する。
すなわち、給湯バルブCの開放にともなって混合弁14の全てのポートa〜cが開放されるとともに、第3の二方弁25を開放し、第1、第2、第4の二方弁16,17,26を閉成する。
図中矢印に示すように、低温貯湯タンク11内の80℃の高温湯が第2の逆止弁15を介して混合弁14に導かれるとともに、給水管Paから5℃の水が水配管Pgを介して混合弁14に導かれる。混合弁14において高温湯と水とが混合して42℃の給湯設定温度となり、給湯管Pdから給湯バルブCに導かれて給湯に供せられる。
上記第2の温度センサ21の検知温度が低温貯湯設定温度(35℃)以下のときに給湯バルブCが開放されると、制御部Sはそれまでの第1の給湯運転モードを停止して、図10に示す電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モード給湯運転に切換える。
図中矢印に示すように、給水管Paから導かれる5℃の水を加熱熱交換器8にて35℃の低温湯に換え低温出湯管Peに導く。同時に、低温貯湯タンク11から低温出湯管Peへ80℃の高温湯が出湯され、35℃の低温湯と混合して55℃の中温湯となる。この状態で第2の逆止弁15を介して混合弁14に導かれる。
このような運転モードを継続すると低温貯湯タンク11内部の高温湯と水との境界面が徐々に上昇して、やがては第2の温度センサ21の検知位置を越える。給湯バルブCが閉成され混合弁14が自動的に閉じられたとき、第2の温度センサ21が低温貯湯設定温度(35℃)以下を検知すると、制御部Sは図11に示す電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モードに移行する。
図中矢印に示すように、低温貯湯タンク11底部から5℃の水が導出されて水ポンプ12に吸引され、さらに加熱熱交換器8に導かれて35℃の低温湯に換る。この低温湯は第2の二方弁17を介して低温貯湯タンク11に導かれ、内部に残留する80℃の高温湯と混合して約55℃の中温湯となる。
このあと、給湯バルブCが開放されると、先に図9で説明した電気料金割引が適用されない時間帯の第1の給湯運転モードが選択され、低温貯湯タンク11内の中温湯と水配管Pdの5℃の水が混合弁14に導かれて混合し、給湯に供せられる。そして、この第1の給湯運転モードを継続して第2の温度センサ21が低温貯湯設定温度35℃以下を検知し給湯バルブCが開放されると、先に図10で説明した電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モード給湯運転に変り、ヒートポンプ熱源ユニットAが運転されて35℃の低温湯が出湯される。
低温貯湯タンク11底部に取付けられる第3の温度センサ22の検知温度が給湯設定温度42℃以下になったときに給湯バルブCが開放されると、制御部Sは図12に示す電気料金割引が適用されない時間帯の第2の給湯運転モードを選択する。このとき、ヒートポンプ熱源ユニットAと水ポンプ12の運転が停止され、第4の二方弁26が開放され、第1〜第3の二方弁16,17,25が閉成される。
図中矢印に示すように、高温貯湯タンク10から80℃の高温湯が出湯され、第4の二方弁26と第1の逆止弁13を介して混合弁14に導かれる。同時に、低温貯湯タンク11から給湯設定温度42℃以下(35℃)の低温湯が出湯され、第2の逆止弁15を介して混合弁14に導かれる。混合弁14において高温湯と低温湯が混合し、42℃の給湯設定温度の湯となって給湯バルブCから給湯に供せられる。
そして、高温貯湯タンク10から導出される高温湯と同一量の水が、給水管Paを介して高温貯湯タンク10に導入されるとともに、低温貯湯タンク11から導出される低温湯と同一量の水が、給水管Paおよび高温貯湯タンク10を介して低温貯湯タンク11に導入される。それぞれのタンク10,11において比重の関係から水は底部に溜まり高温湯もしくは低温湯がその上に載る。給湯操作とともに湯面と水面との境界面が上昇する。
ヒートポンプ熱源ユニットAの圧縮機1が最大周波数で運転が開始され、水ポンプ12は第4の温度センサ23が低温貯湯設定温度(35℃)になるよう回転数が制御される。第2の二方弁17は開放され、第4の二方弁26は閉成するよう切換えられる。第1、第3の二方弁16,25は閉成を継続する。
給湯にともなって高温貯湯タンク10および低温貯湯タンク11底部に水が導入される。給湯バルブCが閉成されれば電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モード給湯運転が停止し、再び給湯バルブCが開放されれば、先に図12で説明した電気料金割引が適用されない時間帯の第2の給湯運転モードが実行される。このことにより、低温貯湯タンク11内の低温湯の量が減少する一方で水の量が多くなり、この底部に取付けられる第3の温度センサ22が低温貯湯設定温度35℃以下を検知した場合は、先に図11で説明した電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モードに戻る。
したがって、ヒートポンプ式給湯機全体の貯湯熱量が多くなり、湯切れの心配が少なくなって実用上有利となる。
つぎに、第3の実施の形態におけるヒートポンプ式給湯機について説明する。
ヒートポンプ式給湯機の構成については、先に図6で説明した第2の実施の形態におけるヒートポンプ式給湯機の構成と同一であるので、同図を適用して新たな説明は省略する。
先に図9に示すように電気料金割引が適用されない時間帯等に行われる第1の給湯運転モードは、ここでは浴室に取付けられる風呂用リモコンの「自動おふろ」スイッチをONして、空の浴槽に給湯設定温度42℃にした湯を自動で所定量供給する、いわゆる湯張りを実行する。
低温貯湯タンク11の容量と比較して浴槽の容量が大であり、第1の給湯運転モードが継続されることで、第2の温度センサ21が低温貯湯設定温度35℃以下を検知する。この状態でも給湯バルブCが開放されているので、制御部Sは図14に示すように電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モード給湯運転を選択する。
図中矢印に示すように、給水管Paから導かれる5℃の水を加熱熱交換器8にて50℃の中温湯に換え、第2の二方弁17を介して低温出湯管Peに導く。同時に、低温貯湯タンク11から低温出湯管Peへ80℃の高温湯が出湯され、50℃の中温湯と混合して65℃の中温湯となる。
電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モード給湯運転を継続することにより浴槽への湯張りが完了すると、制御部Sは給湯バルブCを閉成して運転を終了する。そして、図15に示す電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モードに移行する。あるいは、低温貯湯タンク11に補充される水の量が多くなり、全体的に温度が下がって第3の温度センサ22が低温貯湯設定温度(35℃)以下を検知した場合も、一旦、給湯バルブCを閉成して上記電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モードに移行する。
図中矢印に示すように、低温貯湯タンク11底部から5℃の水が導出されて水ポンプ12に吸引され、さらに加熱熱交換器8に導かれて50℃の中温湯に換る。この中温湯は第2の二方弁17を介して低温貯湯タンク11に導かれ、内部に残留する80℃の高温湯と混合する。
貯湯完了時は、低温貯湯タンク11内に80℃の高温湯と50℃の中温湯が混合した約65℃の中温湯が貯溜される。この貯湯温度が給湯設定温度42℃以下になるまでは、上記第1の給湯運転モードと電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モードとが繰り返えされ、最終的には、低温貯湯タンク11に50℃の中温湯が貯溜される。
このあと、給湯バルブCが開放され、かつ第2の温度センサ21が給湯設定温度42℃以下を検知すると、先に図12に示す電気料金割引が適用されない時間帯の第2の給湯運転モードが選択される。高温貯湯タンク10から80℃の高温湯が出湯され、同時に、低温貯湯タンク11から給湯設定温度42℃以下(35℃)の低温湯が出湯される。
第2の温度センサ21が低温貯湯設定温度35℃以下を検知したうえで給湯バルブCが開放されると、制御部Sは先に図13に示す電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯運転モード給湯運転を選択する。高温貯湯タンク10から80℃の高温湯が出湯されるとともに、加熱熱交換器8から導かれる35℃の低温湯と低温貯湯タンク11から導かれる35℃の低温湯が低温出湯管Peにおいて混合し混合弁14に導かれる。混合弁14で高温湯と低温湯とが混合し、給湯管Pdを介して給湯バルブCに42℃の給湯設定温度になった湯が給湯される。
また、本発明は上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるとともに、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。
Claims (3)
- 水をヒートポンプ式冷凍サイクルによって加熱するヒートポンプ熱源ユニットと、
電力料金割引が適用される時間帯に、上記ヒートポンプ熱源ユニットの運転により高温湯を貯湯する高温貯湯タンクと、
この高温貯湯タンクにおける底部の温度を検知する第1の温度センサと、
電気料金割引が適用されない時間帯に、ヒートポンプ熱源ユニットの運転により低温湯を貯湯する低温貯湯タンクと、
この低温貯湯タンクにおける上下方向略中間部の温度を検知する第2の温度センサおよび、底部内の温度を検知する第3の温度センサと、
電気料金割引が適用されない時間帯に、高温貯湯タンクの高温湯と低温貯湯タンクの低温湯を混合して給湯するよう制御するとともに、上記第2の温度センサから設定温度以下の検知温度信号が送られてきたとき上記ヒートポンプ熱源ユニットへ運転開始の制御信号を送って低温貯湯タンクに低温湯を貯湯し、上記第3の温度センサから設定温度以上の検知温度信号が送られてきたとき上記ヒートポンプ熱源ユニットへ運転停止の制御信号を送る制御部と
を具備することを特徴とするヒートポンプ式給湯機。 - 水をヒートポンプ式冷凍サイクルによって加熱するヒートポンプ熱源ユニットと、
電力料金割引が適用される時間帯にヒートポンプ熱源ユニットの運転により高温湯が貯湯される高温貯湯タンクおよび、この高温貯湯タンクが高温湯で満杯状態になったあと、高温湯が貯湯される低温貯湯タンクと、
電気料金割引が適用されない時間帯に、低温貯湯タンクの高温湯を高温貯湯タンクの高温湯よりも優先して給湯するよう制御する制御部と
を具備することを特徴とするヒートポンプ式給湯機。 - 上記制御部は、電気料金割引が適用されない時間帯の貯湯時に、浴槽への湯張りが終了するまでの間は低温貯湯タンクを給湯設定温度よりも高い温度で貯湯し、湯張りが終了した後は貯湯温度を給湯設定温度よりも低い温度で貯湯することを特徴とする請求項2記載のヒートポンプ式給湯機。
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