JP2007321921A - エンジンマウント - Google Patents

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啓一 佐々木
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Abstract

【課題】部品点数が少ない簡易な構造で軽量化することができ、製造コストを低減することができるエンジンマウントを提供する。
【解決手段】エンジンと車体60とを連結して防振するエンジンマウント1であって、エンジンに締結されるインナースリーブ10と、インナースリーブ10の外径側に配設され内径方向に突出したリブ35を有し側板部32が内径方向に傾斜したテーパ部34で形成されている車体60に締結されるブラケット30と、インナースリーブ10に基部21が結合しテーパ部34により脚部22が内径方向に圧接されて保持される弾性体20とを備え、ブラケット30が車体60に締結されたとき、弾性体20の脚部22を車体60と挟持する内径方向に突出した複数の突起36が側板部32に突設されている構成とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば自動車のエンジンマウントとして用いられ、エンジンの振動が車体に伝達されるのを防止するために用いられるエンジンマウントに関する。
従来、自動車に搭載されるエンジンの振動が車体に伝達されるのを防止するため、エンジンマウントを介してエンジンを車体に支持することが行われており、このようなエンジンマウントとして、例えば下記特許文献1に示されたものが知られている。図4に、従来用いられているエンジンマウントの断面図を示す。
エンジンマウント100は、ゴム状弾性体101の弾性特性により入力振動を吸収および減衰するものであって、図4に示すように、ゴム状弾性体101と、このゴム状弾性体101の内径側に結合されていてエンジン側に締結されるインナースリーブ102と、ゴム状弾性体101の外径側に配設され車体側に締結されるアウターケース103とを備えている。アウターケース103は、車体と接するベース部104とゴム状弾性体101の外径側を被覆しているブラケット105とから構成されていて、ベース部104の両端に形成されている取付座104aとブラケット105の両端に形成されている取付座105aとが締結されることによりゴム状弾性体101の脚部101aが挟持され、一体となったエンジンマウント100は、アウターケース103の取付座(104a,105a)に形成されている取付環106に螺子を挿通することで車体に装着される。
この種のエンジンマウント100は、例えばエンジンからの機関振動の入力に伴うインナースリーブ102とアウターケース103との相対変位によってインナースリーブ102に結合しているゴム状弾性体101が反復変形を受け、これにより伝達振動を有効に絶縁すると共に、ゴム状弾性体101の撓みにより振動エネルギーを熱として消費し、減衰するものである。
しかしながら、従来のエンジンマウント100は、ゴム状弾性体101と、インナースリーブ102と、アウターケース103とを備え、そのアウターケース103を、ゴム状弾性体101を保持するためにベース部104とブランケット105とから構成したので、部品点数が多くなり大幅な軽量化および低コスト化が難しいという問題点を有していた。
特開2003−269506号公報
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、部品点数が少ない簡易な構造で軽量化することができ、製造コストを低減することができるエンジンマウントを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係るエンジンマウントは、二の支持体を連結支持して防振するエンジンマウントであって、前記一の支持体に締結されるインナースリーブと、前記インナースリーブの外径側に配設され内径方向に突出したリブを有し側板部が内径方向に傾斜したテーパ部で形成されている前記他の支持体に締結されるブラケットと、前記インナースリーブに基部が結合し前記テーパ部により前記基部と一体成形された脚部が内径方向に圧接されて保持される弾性体とを備え、前記ブラケットが前記他の支持体に締結されたときに、前記弾性体の脚部を前記他の支持体と挟持する内径方向に突出した複数の突起が前記ブラケットの側板部に突設されていることを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
本発明に係るエンジンマウントによれば、アウターケースからベース部を除去しブラケットのみの構成としたので、部品点数が減少して軽量化することができ、製造コストの低減を図ることができる。
しかも、アウターケースからベース部が除去されてブラケットのみから構成されているが、ブラケットの側板部がテーパ部により形成されているので弾性体の脚部を内径方向に圧接し、ブラケットを他の支持体に締結するとき弾性体がブラケットに保持された状態とすることができ、弾性体がブラケットと一体となったエンジンマウントとしてブラケットを他の支持体に締結することが可能となり、従来通りの作業性を確保することができる。
更に、ブラケットが他の支持体に締結されたとき、ブラケットは内径方向に突出したリブを有し、しかもブラケットの側板部に突設されている複数の突起と他の支持体とでゴム状弾性体の脚部を挟持するので、一の支持体からの振動の入力に伴いインナースリーブとブラケットが相対変位しても弾性体を保持することが可能となり、従来通り振動の絶縁と減衰を図ることができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示して説明する。
図1は本発明の実施形態によるエンジンマウントを示す平面図、図2は側面図、図3は図2におけるA−A部で切断して示す一部断面図を含む正面図である。なお、以下の説明において、X方向とは、図2における切断面と直交する方向であり図2における左右方向をいい、Y方向とは、図1、図3における左右方向をいい、Z方向とは図2、図3における上下方向をいう。
本発明にかかるエンジンマウント1は、一の支持体であるエンジンと他の支持体である車体とを連結し、エンジンの振動が車体に伝達されるのを防止するものであって、インナースリーブ10と、弾性体20と、ブラケット30とを備えている。
インナースリーブ10は、鋼管等の金属管を切断して成形されたものであって、その軸心がX方向に延びていて、後述する弾性体20の内径側にインサート成形により一体的に結合されている。
弾性体20は、ゴムにより成形されたものであって、インナースリーブ10の外周面に結合している基部21と、基部21と一体成形され外径側に向かって下方(Z方向下側)に斜行して左右に延びる一対の脚部22とからなるX方向の投影形状が略逆V字形状をしている。脚部22の外径方向(Y方向)先端部23には、Z方向上側に張り出した突出部24が形成されており、先端部23のZ方向下部面は平面25となっていて、車体60のZ方向上面と当接するようになっている。
ブラケット30は、軽量化、リサイクルによる再資源化等を目的に合成樹脂材料で成形されていて、円弧状のドーム部31と、そのドーム部の左右からZ方向下方に延びる一対の側板部32と、その側板部32の下端部から外径方向(Y方向の両側)に延びる取付座33が一体で成形されたもので、X方向の投影形状が略Ω字形状をしている。
ブラケット30の内周面には、X方向両端部に内径方向に突出し側板部32からドーム部31に亙って周方向に延びるリブ35が形成されている。このリブ35が形成されていることで、エンジンと車体60とをエンジンマウント1により連結支持した状態において振動が入力された場合においても、弾性体20をブラケット30内でX方向に保持することが可能となっている。
側板部32は、Z方向下方に向かうに従って、両側板部(32A,32B)内周面のY方向の間隔が狭くなるテーパ部34を形成しており、そのテーパ角度であるテーパ面34aとZ方向垂線とのなす角度αは、5〜20度の範囲に設定されている。このテーパ部34が形成されていることで、脚部22がブラケット30により内径方向(Y方向)に圧接されて弾性体20が保持され、ブラケット30を車体60に締結するときに弾性体20が一体となったエンジンマウント1として装着することが可能になっている。
更に、両側板部(32A,32B)に各一個の内径方向に突出しX方向に延びる突起(36A,36B)が突設されている。この突起36は、X方向両端部に形成されている周方向のリブ35を連結するようX方向に連続的に突設されていても、また断続的に突設されていてもよい。この突起36は、ブラケット30の取付座33が螺子70により車体60に締結されたとき、弾性体20の脚部22に形成されている突出部24が当接し、車体60とで脚部22の先端部23をZ方向に挟持するように形成されているので、エンジンと車体60とをエンジンマウント1により連結支持した状態において振動が入力された場合においても、弾性体20をブラケット30内でZ方向に保持することが可能となっている。
このように構成された本発明の実施形態に係るエンジンマウント1を組み立てるには、初めにインナースリーブ10の外周面に弾性体20の基部21を加硫接着させる。次いで、弾性体20の脚部22の先端部23をブラケット30の側板部32の内周面に当接させる。この場合に側板部32はテーパ部34により形成されているので、脚部22が内径方向に圧接されて弾性体20が保持され、一体となったエンジンマウント1としてエンジンと車体60とに連結することができる。
この一体となったエンジンマウント1を連結するには、インナースリーブ10にエンジンを締結し、次いで、ブラケット30の取付座33を車体60に螺子70にて締結することにより行う。このときに、ブラケット30の内径方向に突出した突起36と弾性体20の先端部23に形成されている突出部24が当接すると共に、下部の平面25が車体60と当接することで、先端部23がZ方向に挟持され、振動が入力された場合においても、弾性体20をブラケット30内でZ方向に保持することが可能となる。
更に、X方向両端部には内径方向に突出した周方向のリブ35が形成されているので、弾性体20をブラケット30内でX方向に保持することも可能となっている。
以上の通り、本発明のエンジンマウント1は、アウターケースからベース部が除去されてブラケット30のみの構成となっているので、構成部品が少なく構造も簡単であり、組立て作業を従来通り簡易に行うことが可能であるので、軽量化することができると共に、製造コストを低減することが可能となる。
本発明に係るエンジンマウントを示す平面図 図1のエンジンマウントの側面図 図1のエンジンマウントの一部断面図を含む正面図 従来例に係るエンジンマウントを示す断面図
符号の説明
1 エンジンマウント
10 インナースリーブ
20 弾性体
21 基部
22 脚部
23 先端部
24 突出部
30 ブラケット
31 ドーム部
32,32A,32B 側板部
33 取付座
34 テーパ部
35 リブ
36,36A,36B 突起
60 車体
70 螺子

Claims (1)

  1. 二の支持体を連結支持して防振するエンジンマウントであって、
    前記一の支持体に締結されるインナースリーブと、前記インナースリーブの外径側に配設され内径方向に突出したリブを有し側板部が内径方向に傾斜したテーパ部で形成されている前記他の支持体に締結されるブラケットと、前記インナースリーブに基部が結合し前記テーパ部により前記基部と一体成形された脚部が内径方向に圧接されて保持される弾性体とを備え、
    前記ブラケットが前記他の支持体に締結されたときに、前記弾性体の脚部を前記他の支持体と挟持する内径方向に突出した複数の突起が前記ブラケットの側板部に突設されていることを特徴とするエンジンマウント。
JP2006154883A 2006-06-02 2006-06-02 エンジンマウント Withdrawn JP2007321921A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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