JP2007321343A - 建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】框組体3に面材4を装着した建具体2を建具枠1に取付けて建具とし、その框組体3の各框20,21,、22に面材取付部を面内方向内側に開口して形成し、この各框の面材取付部内に面材2の面内方向端部を挿入して面外方向一側内面32と面材4の面外方向一側面4aを接し、その接触部を面材挿入のガイドとすると共に、面外方向他側内面33と面材4の面外方向他側面4bを接着剤40で固定し、前記面材取付部を、面材4の熱伸びを吸収できるようにした建具。
【選択図】図4
Description
前記戸、障子、扉等の建具体としては、框組体に面材を装着したものが知られている。
例えば、特許文献1に開示されたように、方形状の框組体の各框に溝を形成し、この各溝に面材の各端部を嵌入すると共に、軟質ホットメルト樹脂で面材の面内方向端面と溝の底面、面材の面外方向両側面と溝の面外方向両側内面をそれぞれ接着して各框の溝に面材の各端部を固定して取付け、框組体に面材を装着して建具体としている。
このようであるから、框の溝内に面材の端部を、その面外方向両側面と溝の面外方向両側内面との間に均一の隙間が生じて軟質ホットメルト樹脂が均一に入り込むように注意深く挿入するので、その作業が面倒であるから、框組体に面材を装着するのが面倒である。
したがって、面材の熱伸びを吸収できないから、面材が熱伸びした際に、その面材は框組体内において湾曲変形したり、破損したりすることがある。
前記框組体の各框は、面外方向一側内面と面外方向他側内面を有し、面内方向内側に開口した面材取付部を備え、この各面材取付部に面材の面内方向端部がそれぞれ取付けられ、
前記各框の面材取付部における面外方向一側内面と面外方向他側内面の一方と面材の面外方向一側面と面外方向他側面の一方がそれぞれ接し、かつ他方が接着剤でそれぞれ固定され、
前記面材取付部は、面材の熱伸びを吸収可能であることを特徴とする建具である。
したがって、建具体を分解してメンテナンスできると共に、廃棄処理する時に分別し易い。
例えば、浴室ドアとして面外方向一側面を浴室側とした場合に、框の面外方向一側面と面材の面外方向一側面との間の段差部分にカビが発生することがないし、その部分を容易に拭き取ることができるから、清掃性が優れたものである。
また、面材の熱伸びを吸収できる。
また、框の面材取付部の面外方向一側内面又は他側内面と面材の面外方向一側面又は他側面が接しているので、框の面材取付部の面外方向の開口寸法を小さくできる。
前記建具枠1は上枠10と下枠11と左右の縦枠12,12を連結した方形状である。
前記建具体2は、框組体3に面材4を装着したものである。
前記框組体3は上框20、下框21、左右の縦框22を方形状に連結してある。
前述の図1に示す建具は浴室ドアを示し、建具枠1がドア枠で、建具体2がドアである。そして、左右一方の縦框22が左右一方の縦枠12に面外方向に回動自在に取付けられ、左右他方の縦框22にハンドル23が取付けてある。
例えば、各框の面内方向内側面20a,21a,22aに溝30が面内方向内側に開口して形成してある。
好ましくは、各框の面内方向内側面20a,21a,22aにおける面外方向一側面20b,21b,22b寄りに溝30が面内方向内側に開口して形成してある。
なお、溝30は各框の面外方向中央部に形成しても良いし、面外方向他側面20c,21c,22c寄りに形成しても良い。
この実施の形態では、浴室ドアを示しており、面外方向一側面20b,21b,22bは浴室側の面で、面外方向他側面20c,21c,22cは脱衣室側の面である。
前記溝30の面外方向一側内面32と面材4の面外方向一側面4aが接している。
前記溝30の面外方向他側内面33と面材4の面外方向他側面4bが接着剤40で接着している。
このようであるから、溝30の面外方向他側内面33に接着剤40を設けた状態で、面材4の面内方向端部を溝30内に、その面外方向一側面4aと溝30の面外方向一側内面32の接触部分をガイドとして挿入することで、面材4の面外方向他側面4bが溝30の面外方向他側内面33に接着して固定され、面材4の面内方向端部が框の溝30内に取付けられるから、その作業が簡単で、框組体3に面材4を接着剤40で接着して簡単に装着できる。
この隙間から接着剤40が目視でき、その隙間からカッタ等の切刃50を挿入して接着剤40を切断することができるようにしてある。
この面内方向の隙間によって面材4の熱伸びを吸収する。
これによって、溝30の面外方向他側内面33に設けた接着剤40が溝30の開口から面内方向内側にはみ出すことを抑えることができる。
図5(a)に示すように、框を横置きして溝30の面外方向他側内面33を横向き(水平)とし、ノズル41を横向き姿勢として溝30内に突出してホットメルト42を塗布するようにして設ける。
または、図5(b)に示すように、框を斜め縦置きして溝30の面外方向他側内面33を斜め縦向きとし、ノズル41を縦向き姿勢として溝30内に突出してホットメルト42を塗布するようにして設ける。
前記ホットメルト42として冷却することで膨張するものを用いることで、接着されると同時に面材4は面外方向一側に向けて押され、面材4の面外方向一側面4aが溝30の面外方向一側内面32に押しつけられる。
例えば、図7に示すように面外方向一側内面32と面外方向他側内面33を有し、面内方向内側に開口した形状としても良い。
つまり、本発明の框に形成した面材取付部は、面外方向一側内面32と面外方向他側内面33を有し、面内方向内側に開口した形状であれば良い。
Claims (4)
- 框組体に面材を装着した建具体を、建具枠に取付けした建具であって、
前記框組体の各框は、面外方向一側内面と面外方向他側内面を有し、面内方向内側に開口した面材取付部を備え、この各面材取付部に面材の面内方向端部がそれぞれ取付けられ、
前記各框の面材取付部における面外方向一側内面と面外方向他側内面の一方と面材の面外方向一側面と面外方向他側面の一方がそれぞれ接し、かつ他方が接着剤でそれぞれ固定され、
前記面材取付部は、面材の熱伸びを吸収可能であることを特徴とする建具。 - 各框の面材取付部における面外方向一側内面と面外方向他側内面の他方と、面材の面外方向一側面と面外方向他側面の他方の間に切刃挿入可能な面外方向の隙間を有している請求項1記載の建具。
- 各框の面外方向一側面寄りに面材取付部が形成され、この面材取付部の面外方向一側内面と面材の面外方向一側面が接していると共に、面材取付部の面外方向他側内面と面材の面外方向他側面が接着剤で固定されている請求項1又は2記載の建具。
- 接着剤がホットメルトである請求項1又は2又は3記載の建具。
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- 2006-05-30 JP JP2006149331A patent/JP2007321343A/ja active Pending
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