JP2007318503A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度検出器を搭載することなく温度に基づく変動補正が可能な撮像装置の提供。
【解決手段】 入射光を電気信号に変換する感光素子を備えた複数の画素を有する撮像素子4と、撮像素子4から出力される電気信号に対して信号処理を行う信号処理部13とを備え、信号処理部13は、遮光状態にある画素より出力された電気信号から温度を導出する温度導出部15と、温度導出部15で導出した温度を用いて、温度変化に起因して変動する撮像素子4の出力電気信号の変動補正を行う変動補正部16と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、入射光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像装置に関する。
従来、デジタルカメラなどの撮像装置には、入射光を電気信号に変換する複数の画素を有する撮像素子が設けられている。また近年では、入射光量に基づいて入射光を電気信号に線形変換する線形変換動作と対数変換する対数変換動作とを切り換える撮像素子(リニアログ変換型センサ)が提案されている。このリニアログ変換型センサによれば、線形変換動作のみを行う撮像素子と比較して電気信号のダイナミックレンジが広くなるため、輝度範囲の広い被写体を撮影した場合でも全輝度情報を電気信号で表現することができる。
しかし、リニアログ変換型センサの出力には対数変換動作由来の電気信号と線形変換動作由来の電気信号が含まれるため、演算処理が複雑になるという問題があった。そこで、対数変換動作由来の電気信号を線形変換動作由来の状態に変換するか、或いは線形変換動作由来の電気信号を対数変換動作由来の状態に変換する特性変換を行う信号処理部を設けて、電気信号全体を線形変換動作由来又は対数変換動作由来の状態に統一して電気信号の処理を容易化する撮像装置が提案されている。
また、リニアログ変換型センサの入出力特性は、撮像素子又はその近傍の温度変化に起因して変動するという特性を有する。そこで、このような温度変化が撮像素子の入出力特性に影響しないように、撮像素子の入出力特性の変動補正を行う撮像装置が提案されている(特許文献1)。すなわち、特許文献1に記載の撮像装置では、対数変換動作由来の電気信号を線形変換動作由来の電気信号に変換する特性変換を演算によって実現しており、雰囲気温度の変化に応じて演算内容を変化させることによって、電気信号の入出力特性のばらつきを補正している。
特開2004−356866号公報
しかしながら、従来のような撮像装置をディジタルカメラ等の製品に搭載する場合、温度による変動補正を行うためには、温度センサ等の温度検出器をイメージセンサ近傍に設けて温度変化を検出する必要がある。また、低コスト化のために安価な温度検出器を用いると、温度検出器固有の測定誤差の影響が大きく、正確な温度を取得できないおそれがあるという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、温度検出器を搭載することなく撮影時の温度を特定して出力電気信号の変動補正を行うことが可能な撮像装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、撮像装置において、
入射光を電気信号に変換する感光素子を備えた複数の画素を有する撮像素子と、
前記撮像素子から出力される電気信号に対して信号処理を行う信号処理部とを備え、
前記信号処理部は、
遮光状態にある画素より出力された電気信号から温度を導出する温度導出部と、
前記温度導出部で導出した温度を用いて、温度変化に起因して変動する撮像素子の出力電気信号の変動補正を行う変動補正部と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、撮像時の撮像素子又はその近傍の温度変化に起因して撮像素子の入出力特性が変動する場合に、遮光状態の複数の画素からの出力電気信号をもとに温度を導出し、その温度を用いて出力信号の変動補正を行うので、出力信号から温度に影響される成分を除去することができるとともに、温度検出器を搭載する必要が無くコストの削減が可能である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、
前記撮像素子は、前記感光素子が常に遮光状態にある複数の前記画素を有するオプティカルブラック部を備え、
前記温度導出部は、前記オプティカルブラック部の画素より出力された電気信号から温度を導出することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、感光素子が常に遮光状態となるオプティカルブラック部を設け、その出力電気信号から温度を導出するので、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、撮像素子の有効画素を遮光することなく撮影時の温度を導出することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の撮像装置において、
前記温度導出部は、遮光状態にある画素より出力された電気信号の平均値から温度を導出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、遮光状態にある画素より出力された電気信号の平均値をもとに温度を導出するので、より正確に温度を導出することができるとともに、正確な温度を用いて温度補正を行う事が可能である。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の撮像装置において、
前記温度導出部は、遮光状態にある画素より出力された電気信号の積分値から温度を導出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、遮光状態にある画素より出力された電気信号の積分値をもとに温度を導出するので、より正確に温度を導出することができるとともに、正確な温度を用いて温度補正を行う事が可能である。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の撮像装置において、
前記信号処理部は、遮光状態にある複数の画素からの出力電気信号の平均値を算出する平均値算出部を備えていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、平均値算出部が遮光状態にある複数の画素からの出力電気信号の平均値を算出し、算出された出力電気信号の平均値に基づいて温度導出部は温度をより正確に導出することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の撮像装置において、
前記信号処理部は、遮光状態にある複数の画素からの出力電気信号の積分値を算出する積分値算出部を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、積分値算出部が遮光状態にある複数の画素からの出力電気信号の積分値を算出し、算出された出力電気信号の積分値に基づいて温度導出部は温度をより正確に導出することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の撮像装置において、
前記信号処理部は、前記平均値算出部で算出した平均値を用いて黒基準を設定する黒基準設定部を備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、黒基準設定部を設け、平均値算出部で算出した平均値を用いて黒基準を設定するため、請求項1又は2と同様の効果を得ることができるとともに、平均値算出部が算出した平均値を黒基準設定部と温度導出部の両方で共有化できるため、各々が平均値算出を行うより回路規模を縮小できる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記温度導出部は、演算器を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜7に記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、演算器を用いて温度を導出するため、メモリを使用するルックアップテーブルを用いるより回路規模を縮小できる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記温度導出部は、ルックアップテーブルを備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1〜7に記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、ルックアップテーブルを用いて温度を導出するため、正確かつ高速に処理することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記温度導出部は、遮光状態にある画素の出力電気信号のばらつきを調整するばらつき調整部を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1〜9に記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、遮光状態にある画素の出力電気信号が個々のイメージセンサ等によってばらついた場合に、そのばらつきに影響される成分を除去することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の撮像装置において、
前記画素は、入射光を電気信号に線形変換する線形変換モードと、対数変換する対数変換モードとを、入射光量に基づいて切り替えることを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、撮像素子は、線形変換モードと対数変換モードを備え、入射光量に基づいて切り替えて変動補正を行うため、より正確な変動補正を行うことができるとともに、撮影時の撮像素子またはその近傍の温度変化、および、使用する温度検出器に関係なくノイズの少ない画像信号を得ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、撮像時の撮像素子又はその近傍の温度変化に起因して撮像素子の入出力特性が変動する場合に、遮光状態の複数の画素からの出力電気信号をもとに温度を導出するので、温度検出器を備えることなく出力電気信号の変動補正が可能である。また、撮像装置に温度検出器を搭載する必要がなく、装置の簡略化やコストの削減が可能である。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、温度導出部はオプティカルブラック部の画素より出力される電気信号に基づいて温度を導出することができるので、撮像素子の有効画素を遮光することなく撮影時の温度を導出することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、遮光状態にある画素より出力された電気信号の平均値をもとに温度を導出するので、より正確に温度を導出することができるとともに、正確な温度を用いて温度補正を行う事が可能である。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、遮光状態にある画素より出力された電気信号の積分値をもとに温度を導出するので、より正確に温度を導出することができるとともに、正確な温度を用いて温度補正を行う事が可能である。
請求項5に記載の発明によれば、平均値算出部により算出された出力電気信号の平均値に基づいて温度導出部は温度をより正確に導出することができる。
請求項6に記載の発明によれば、積分値算出部により算出された出力電気信号の積分値に基づいて温度導出部は温度をより正確に導出することができる。
請求項7に記載の発明によれば、黒基準設定部を設け、平均値算出部で算出した平均値を用いて黒基準を設定するため、請求項1又は2と同様の効果を得ることができるとともに、平均値算出部が算出した平均値を黒基準設定部と温度導出部の両方で共有化できるため、各々が平均値算出を行うより回路規模を縮小できる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜7に記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、演算器を用いて温度を導出するための回路規模を縮小できる。
請求項9に記載の発明によれば、請求項1〜7に記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、ルックアップテーブルを用いて正確かつ高速に温度を導出することができる。
請求項10に記載の発明によれば、請求項1〜9に記載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、遮光状態にある画素の出力電気信号が個々のイメージセンサ等によってばらついた場合に、そのばらつきに影響される成分を除去することができる。
請求項11に記載の発明によれば、撮像素子は、線形変換モードと対数変換モードを備え、入射光量に基づいて切り替えて変動補正を行うため、より正確な変動補正を行うことができる。
以下に、本発明に係る撮像装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲を図示例に限定するものではない。
図1に示すように、撮像装置1は、レンズ系2及び絞り3を介して入射光を受光する撮像素子4を備えている。これらレンズ系2及び絞り3としては、従来より公知のものが用いられている。
撮像素子4は、図2に示すように、行列配置(マトリクス配置)された複数の画素G11〜Gmn(但し、n,mは1以上の整数)を有している。
各画素G11〜Gmnは、入射光を光電変換して電気信号を出力するものである。これら画素G11〜Gmnは、入射光量に基づいて電気信号への変換動作を切り換えるようになっており、後述のように、所定入射光量未満の入射光量に対しては入射光を線形変換する線形変換動作を、所定入射光量以上の入射光量に対しては入射光を対数変換する対数変換動作を行うようになっている。
これら画素G11〜Gmnのレンズ系2側には、それぞれレッド(Red)、グリーン(Green)及びブルー(Blue)のうち何れか1色のフィルタ(図示せず)が配設されている。また、画素G11〜Gmnには、図2に示すように、電源ライン5や信号印加ラインLA1〜LAn,LB1〜LBn,LC1〜LCn、信号読出ラインLD1〜LDmが接続されている。なお、画素G11〜Gmnにはクロックラインやバイアス供給ラインなどのラインも接続されているが、図2ではこれらの図示を省略している。
信号印加ラインLA1〜LAn,LB1〜LBn,LC1〜LCnは、画素G11〜Gmnに対して信号φv,φVPS(図3参照)を与えるようになっている。これら信号印加ラインLA1〜LAn,LB1〜LBn,LC1〜LCnには、垂直走査回路6が接続されている。この垂直走査回路6は、後述の信号生成部31(図1参照)からの信号に基づいて信号印加ラインLA1〜LAn,LB1〜LBn,LC1〜LCnに信号を印加するものであり、信号を印加する対象の信号印加ラインLA1〜LAn,LB1〜LBn,LC1〜LCnをX方向に順次切り換えるようになっている。
信号読出ラインLD1〜LDmには、各画素G11〜Gmnで生成された電気信号が導出されるようになっている。これら信号読出ラインLD1〜LDmには定電流源D1〜Dm及び選択回路S1〜Smが接続されている。
定電流源D1〜Dmの一端(図中下側の端部)には、直流電圧VPSが印加されるようになっている。
選択回路S1〜Smは、各信号読出ラインLD1〜LDmを介して画素G11〜Gmnから与えられるノイズ信号と撮像時の電気信号とをサンプルホールドするものである。これら選択回路S1〜Smには水平走査回路7及び補正回路8が接続されている。水平走査回路7は、電気信号をサンプルホールドして補正回路8に送信する選択回路S1〜Smを、Y方向に順次切り換えるものである。また、補正回路8は、選択回路S1〜Smから送信されるノイズ信号及び撮像時の電気信号に基づき、当該電気信号からノイズ信号を除去するものである。
なお、選択回路S1〜Sm及び補正回路8としては、特開平2001−223948号公報に開示のものを用いることができる。また、本実施形態においては、選択回路S1
mの全体に対して補正回路8を1つのみ設けることとして説明するが、選択回路S1〜Smのそれぞれに対して補正回路8を1つずつ設けることとしてもよい。
続いて、本実施形態における画素G11〜Gmnについて説明する。
各画素G11〜Gmnは、図3に示すように、フォトダイオードP及びトランジスタT1
3を備えている。なお、トランジスタT1〜T3は、バックゲートの接地されたNチャネ
ルのMOSトランジスタである。
フォトダイオードPには、レンズ系2及び絞り3を通過した光が当たるようになっている。このフォトダイオードPのカソードPkには直流電圧VPDが印加されており、アノー
ドPAにはトランジスタT1のドレインT1D及びゲートT1Gと、トランジスタT2のゲート
2Gとが接続されている。
トランジスタT1のソースT1Sには信号印加ラインLC(図2のLC1〜LCnに相当)が接続されており、この信号印加ラインLCから信号φVPSが入力されるようになっている。ここで、信号φVPSは2値の電圧信号であり、より詳細には、入射光量が所定値を超えたと
きにトランジスタT1をサブスレッショルド領域で動作させるための電圧値VHと、トラ
ンジスタT1を導通状態にする電圧値VLとの2つの値をとるようになっている。
本実施形態の撮像素子4は、入射光量が所定の閾値を超えたときは各画素Gm1〜GmnのトランジスタT1をサブスレッショルド領域で動作させることによって、入射光を自然
対数で対数変換した電圧として読み出すことができるようになっている。これにより、撮像素子4の出力信号は、図4に示すように、入射光量に応じて線形領域及び対数領域が連続的に変化するようになっている。
また、図3に示すように、トランジスタT2のドレインT2Dには直流電圧VPDが印加さ
れており、トランジスタT2のソースT2Sは行選択用のトランジスタT3のドレインT3Dに接続されている。
更に、トランジスタT3のゲートT3Gには信号印加ラインLA(図2のLA1〜LAnに相当)が接続されており、信号印加ラインLAから信号φVが入力されるようになっている。また、トランジスタT3のソースT3Sは信号読出ラインLD(図2のLD1〜LDmに相当)に接続されている。
なお、以上のような画素G11〜Gmnとしては、特開2002−77733号公報に開示のものを用いることができる。
ここで、本実施形態の撮像素子4の電気信号の入出力特性は、撮像素子4又はその近傍の温度変化に起因して変化する。具体的には、図5に示すように、撮像素子4又はその近傍の温度がt〜tの順で小さくなるほど、曲線(1)〜(3)の順で線形変換動作と対数変換動作とが切り換えられる境界、いわゆる変曲点における出力信号値(変曲出力信号値H)は大きくなり、対数領域の傾きは小さくなる。
これは、撮像素子4又はその近傍の温度が低くなるほどトランジスタTのゲートT1GとソースT1Sとのポテンシャルの差が大きくなり、トランジスタTがカットオフ状態で動作する被写体輝度の割合、すなわち線形変換する被写体輝度の割合が大きくなるためである。
したがって、撮像素子4又はその近傍の温度を変化させることにより、画像信号のダイナミックレンジや変曲点での所定入射光量、変曲出力信号値H(図4参照)を制御することができる。具体的には、例えば、被写体の輝度範囲が狭い場合は前記温度を低くして線形変換する輝度範囲を広くし、被写体の輝度範囲が広い場合には前記温度を高くして対数変換する輝度範囲を広くして、画素G11〜Gmnの光電変換特性を被写体の特性に合わせることができる。また、常に画素G11〜Gmnが線形変換動作を行う状態又は常に画素G11〜Gmnが対数変換動作を行う状態とすることも可能である。
なお、露光時間が短くなる場合や、信号φVPSの電圧値VL,VHの差が大きくなる場
合にも、線形変換する被写体輝度の割合は大きくなるため、制御電圧や露光時間を変化させることによって画素G11〜Gmnの光電変換特性を変更することも可能である。
図5において、撮像素子4又はその近傍の温度t〜tにおける撮像素子4の対数出力信号y〜yは、それぞれ下記式(1)〜(3)によって表される。
Figure 2007318503
Figure 2007318503
Figure 2007318503
上記式(1)〜(3)において、c〜cは対数出力信号の傾き、d〜dは対数出力信号の切片であり、それぞれ温度t〜tに対応する定数である。なお、上記式(1)〜(3)の傾きc〜c又は切片d〜dの値は、画素G11〜Gmnの特性により、画素G11〜Gmnごとに異なる場合がある。
以下、線形変換動作の行われる割合が最も小さく、対数変換動作の行われる割合が最も大きいときの温度tを基準温度とする。
次に、図1に示すように、撮像素子4にはアンプ9及びADコンバータ(ADC)10を介して信号処理部13が接続されている。信号処理部13は、撮像素子4の雰囲気温度によって撮像素子4の入出力特性が変動する場合に、出力信号の変動補正を行うものであり、黒基準設定部11、平均値算出部14、温度導出部15及び変動補正部16を備えている。黒基準設定部11、平均値算出部14、温度導出部15及び変動補正部16は、それぞれ撮像素子4が備える複数の画素に対応づけて設けられており、複数の画素ごとに異なる信号処理を行うことも可能となっている。
平均値算出部14は、遮光状態の複数の画素より出力される電気信号の平均値を算出するものであり、その算出結果を黒基準設定部11及び温度導出部15に出力するものである。遮光状態の画素とは、図6に示すように、感光素子が常に遮光状態となるようなオプティカルブラック部4aを備える場合、オプティカルブラック部4aに含まれる画素を示す。オプティカルブラック部4aの撮像素子4における位置や形状に特に制限は無く、適宜変更可能である。また、オプティカルブラック部4aからの信号ではなく、予め撮像素子4を遮光した状態での有効画素部4bからの出力信号の平均値を算出することとしても良い。
黒基準設定部11では、平均値算出部14により算出された出力電気信号の平均値を用いて黒基準を設定する。黒基準とは、出力電気信号の最低レベルである。このように、本実施形態においては黒基準設定部11に出力電気信号の平均値が送信されるので、黒基準設定部11において出力電気信号の平均値を算出する必要はない。
温度導出部15は、平均値算出部14により算出された出力電気信号の平均値を用いて、撮像素子4の推定温度を導出するものであり、導出した推定温度を変動補正部16及び後述する変曲信号導出部21に出力するようになっている。ここで、遮光状態の画素の出力電気信号の平均値と撮像素子4の温度の関係は、図7に示すように、正比例の関係である。つまり、遮光画素からの出力電気信号の平均値をx、温度をy、導出係数をa、bとすると、y=ax+bのように近似される。本実施形態においては、図8に示すように、温度導出部15には、図7に示す関係式を充たすように、出力電気信号の平均値に基づいて推定温度を演算する演算器15aが備えられている。このように、温度導出部15は、出力電気信号の平均値に基づいて推定温度を演算して導出することとしてもよい。また、図9に示すように、出力電気信号の平均値の入力により推定温度を導出するルックアップテーブル15bを備えることとしてもよい。
また、温度導出部15は撮像装置1が撮像動作を行う前に予め導出係数a、bを測定するようになっている。なお、温度導出部15には、個々の撮像素子4等によって出力される電気信号のばらつきを調整するばらつき調整部(図示省略)を備えることとしてもよい。ばらつき調整部を備えることにより、撮像素子4の特性に応じて出力電気信号を調整することが可能であり、調整後の出力電気信号の平均値に基づいて推定温度を導出することが可能である。
変動補正部16は、撮像素子4の前記駆動条件、本実施形態においては撮像素子4又はその近傍の温度変化に起因して撮像素子4の入出力特性が変動する場合に、温度導出部15により導出された温度に基づいて補正係数を導出し、撮像素子4から出力される電気信号の変動補正を行うものである。変動補正部16は、それぞれ撮像素子4が備える複数の画素に対応づけて設けられており、複数の画素ごとに異なる信号処理を行うことも可能となっている。
この変動補正部16は、図1に示すように、係数導出部17と演算処理部18とを備えている。
係数導出部17は、撮像素子4の入出力特性の変動を補正するための補正係数を、温度導出部15で推定した温度に基づいて導出するものである。詳しくは、係数導出部17は、温度導出部15で導出された温度に基づき、補正係数として、基準温度及び検出された温度における、上記式(1)〜(3)の対数出力信号の傾きc〜c及び対数出力信号の切片d〜dを演算により導出するようになっている。なお、補正係数としては、変曲出力信号値Hを用いることなども可能である。
これらの補正係数は撮像素子4又はその近傍の温度に応じて変化するものであり、例えば、撮像時における撮像素子4又はその近傍の温度が温度t(図5参照)であった場合は、係数導出部17は、基準温度tにおける対数出力信号の係数c及びdのほか、温度tにおける対数出力信号の係数c及びdを演算により導出するようになっている。
ここで、補正係数としての対数出力信号の傾きc〜c及び対数出力信号の切片d〜dは、温度t〜tとの関係式で表すことができる。したがって、係数導出部17に演算処理手段(図示省略)を備え、この関係式により温度t〜tに対応する対数出力信号の傾きc〜c及び対数出力信号の切片d〜dを演算することが可能となっている。
例えば、下記式(4)は、撮像時の温度tと対数出力信号の傾きcとが、図7に示す関係にある場合の関係式である。図7に示されるように、対数出力信号の傾きcは、温度tが小さくなるほど小さくなっている。
Figure 2007318503
また、下記式(5)は、撮像時の温度tと対数出力信号の切片dとが、図8に示す関係にある場合の関係式である。図8に示されるように、対数出力信号の切片dは、温度tが小さくなるほど大きくなっている。
Figure 2007318503
次に、演算処理部18は、係数導出部17で導出された補正係数に基づいて、画素G11〜Gmnごとに電気信号の入出力特性の変動補正を行うものである。本実施形態では、変曲出力信号値Hより大きい電気信号、すなわち対数変換動作によって各画素G11〜Gmnから出力される電気信号に、所定の変動方程式を用いた演算を行うようになっている。これにより、変動補正された対数変換動作由来の電気信号は、正確に線形変換動作由来の電気信号に特性変換することが可能な状態となる。
例えば、撮像時の温度の平均値が温度tであった場合は、係数導出部17で導出された対数出力信号の傾きc,c及び対数出力信号の係数d,dを用いて、対数出力信号yに下記の変動方程式(6)を用いた演算を行うことにより、変動補正後の対数出力信号y´を求めるようになっている。
Figure 2007318503
また、信号処理部13は、撮像素子4の出力信号を線形変換動作由来の状態に統一する線形化部19を備えている。線形化部19は、撮像素子4が出力した電気信号と変曲出力信号値Hとの大小を判別して、撮像素子4が出力した電気信号が変曲出力信号値Hより大きい場合には、対数変換動作由来の電気信号を、入射光から線形変換された状態、つまり線形変換動作由来の状態に特性変換して出力するようになっている。また、撮像素子4が出力した電気信号が変曲出力信号値Hより小さい場合には、線形変換動作由来の電気信号と判断し、そのまま出力するようになっている。
このように信号処理部13では、変動補正部16で撮像素子4から出力された電気信号の変動補正を行った上で、線形化部19で対数変換動作由来の電気信号を線形変換動作由来の状態に特性変換することにより、撮像素子4の入出力特性に対する温度変化の影響を低減し、電気信号を正確に線形変換動作又は対数変換動作由来の状態に統一することが可能となっている。
また、画素G11〜Gmnからの出力信号が対数変換動作由来の電気信号である場合にのみ変動補正を行うので、出力信号が線形変換動作由来の電気信号である場合、つまり、対数変換動作に由来の電気信号を他方の変換動作に由来の状態に変換する必要のない場合には無駄に変動補正が行われないこととなり、その結果、信号処理が高速化される。
以上の信号処理部13には、図1に示すように、変曲信号導出部21、画像処理部22、評価値算出部28及び制御装置29が接続されている。
変曲信号導出部21は、温度に応じた変曲出力信号値Hを導出して、変動補正部16の演算処理部18及び線形化部19に送信するようになっている。本実施形態においては、推定温度に基づいて変曲出力信号値Hを演算する演算器が備えられている。また、推定温度の入力により変曲出力信号値Hを導出するルックアップテーブルを備えることとしてもよい。
画像処理部22は、画素G11〜Gmnからの電気信号全体によって構成される画像データに対して画像処理を行うものであり、AWB処理部23、色補間部24、色補正部25、階調変換部26及び色空間変換部27を備えている。これらAWB処理部23、色補間部24、色補正部25、階調変換部26及び色空間変換部27は、信号処理部13に対してこの順に接続されている。
AWB処理部23は画像データに対してホワイトバランス処理を行うものであり、色補間部24は同色の前記フィルタが設けられた複数の近接画素からの電気信号に基づいて、これら近接画素間に位置する画素についてこの色の電気信号を補間演算するものである。色補正部25は画像データの色合いを補正するものであり、より詳細には、各色の電気信号を他の色の電気信号に基づき画素G11〜Gmnごとに補正するものである。階調変換部26は画像データの階調変換を行うものであり、色空間変換部27はRGB信号をYCbCr信号に変換するものである。
評価値算出部28は、AWB処理部23でのホワイトバランス処理(AWB処理)に用いられるAWB評価値や、露光制御処理部30での露出制御処理(AE処理)に用いられるAE評価値を算出するものである。
制御装置29は、撮像装置1の各部を制御するものであって、図1に示すように、上述のアンプ9、黒基準設定部11、信号処理部13、AWB処理部23、色補間部24、色補正部25、階調変換部26及び色空間変換部27と接続されている。
また、制御装置29は、露光制御処理部30を介して絞り3と接続され、信号生成部31を介して撮像素子4及びADコンバータ10と接続されている。
露光制御処理部30は、レンズ系2より集光される光の量を調整する絞り3を駆動制御するようになっている。
信号生成部31は、撮像素子4の撮影動作を制御するようになっている。すなわち、制御装置29からの撮影制御信号に基づいて所定のタイミングパルス(画素駆動信号、水平同期信号、垂直同期信号、水平走査回路駆動信号、垂直走査回路駆動信号など)を生成して撮像素子4に出力するようになっている。また、信号生成部31はAD変換用のタイミング信号も生成するようになっている。
続いて、撮像装置1の撮像動作について説明する。
まず、撮像素子4が各画素G11〜Gmnへの入射光を光電変換し、線形変換動作又は対数変換動作由来の電気信号をアナログ信号として出力する。具体的には、上述のように各画素G11〜Gmnが信号読出ラインLDに電気信号を出力すると、この電気信号を定電流源Dが増幅し、選択回路Sが順にサンプルホールドする。そして、サンプルホールドされた電気信号が選択回路Sから補正回路23に送出されると、補正回路23がノイズを除去して電気信号を出力する。
次に、撮像素子4から出力されたアナログ信号をアンプ9が増幅し、ADコンバータ10が電気信号に変換する。次に、ADコンバータ10から電気信号が平均値算出部14及び黒基準設定部11に出力される。すると平均値算出部14は、順次出力電気信号を加算してから撮像素子4の画素数(n×m)で除算し、画素より出力される電気信号の平均値を算出する。算出された出力電気信号の平均値は、黒基準設定部11及び温度導出部15に送信される。
黒基準設定部11は、出力電気信号及びその平均値から出力電気信号の最低レベルを設定し、出力電気信号を信号処理部13に送信する。
また、温度導出部15は、出力電気信号の平均値から、図7に示す関係式に基づいて撮像素子4の推定温度を導出する。導出された推定温度は、変動補正部16及び変曲信号導出部21に送信される。
変曲信号導出部21が推定温度を受信すると、推定温度に基づく演算により変曲出力信号値Hを導出して変動補正部16の演算処理部18及び線形化部19に送信する。なお、変曲出力信号値Hはルックアップテーブルによって導出してもよい。このようにルックアップテーブルを用いる場合は、変曲出力信号値Hを正確に導出できると共に、導出処理が高速化される。
また、信号処理部13の変動補正部16が推定温度を受信すると、係数導出部17は撮像素子4の入出力特性の変動を補正するための補正係数を導出する。すなわち、係数導出部17は、推定温度に基づき、補正係数として、上記式(1)〜(3)の対数出力信号の傾きc〜c及び対数出力信号の切片d〜dを演算により導出する。
例えば、推定温度が温度t(図5参照)であった場合は、演算処理部18は、基準温度tにおける対数出力信号の係数c及びdのほか、温度tにおける対数出力信号の係数c及びdを演算により導出する。これらの補正係数は、上記式(4)又は(5)などを用いた演算により導出することが可能である。
続いて、演算処理部18は、係数導出部17で導出された補正係数に基づいて、画素G11〜Gmnごとに電気信号の入出力特性の変動補正を行う。本実施形態では、変曲出力信号値Hより大きい電気信号、すなわち対数変換動作によって各画素G11〜Gmnから出力される電気信号に、所定の変動方程式を用いた演算を行う。これにより、変動補正された対数変換動作由来の電気信号は、正確に線形変換動作由来の電気信号に特性変換することが可能な状態となる。
例えば、推定温度が温度t(図5参照)であった場合は、上記式(6)を用いた演算を行うことにより、変動補正後の対数出力信号y´を求めることができる。
次に、信号処理部13の線形化部19は、撮像素子4からの出力電気信号を線形変換動作由来の状態に統一する。すなわち、まず出力電気信号と変曲出力信号値Hとの大小を判別して、出力電気信号が変曲出力信号値Hより大きい場合、つまり対数変換動作由来の電気信号が撮像素子4から出力される場合には、撮像素子4からの出力信号を基準変換テーブル等を用いて入射光から線形変換された状態、つまり線形変換動作由来の状態に特性変換する。一方、出力電気信号が変曲出力信号Hより小さい場合、線形変換動作由来の電気信号と判断してそのまま出力する。
このように、信号処理部13の変動補正部16が撮像素子4から出力された電気信号の変動補正を行った上で、線形化部19が対数変換動作由来の電気信号を線形変換動作由来の状態に特性変換することにより、撮像素子4の入出力特性に対する温度変化の影響を低減し、電気信号を正確に線形変換動作又は対数変換動作由来の状態に統一することができる。
また、画素G11〜Gmnからの出力信号が対数変換動作由来の電気信号である場合にのみ変動補正を行うので、出力信号が線形変換動作由来の電気信号である場合、つまり、対数変換動作に由来の電気信号を他方の変換動作に由来の状態に変換する必要のない場合には無駄に変動補正が行われないこととなり、その結果、信号処理が高速化される。
次に、信号処理部13の線形化部19から出力される電気信号に基づいて評価値算出部28が前記AWB評価値,AE評価値を算出する。
次に、算出されたAE評価値に基づいて制御装置29が露光制御処理部30を制御し、撮像素子4に対する露光量を調節させる。
また、AWB評価値や、黒基準設定部11で設定された最低レベルなどに基づいて制御装置29がAWB処理部23を制御し、信号処理部13から出力される画像データに対してホワイトバランス処理を行わせる。
そして、AWB処理部23から出力される画像データに基づいて色補間部24、色補正部25、階調変換部26及び色空間変換部27がそれぞれ画像処理を行った後、画像データを出力する。
以上のように本実施形態の撮像装置1によれば、遮光状態の複数の画素からの出力電気信号をもとに推定温度を導出することができるので、温度検出器を備えることなく出力電気信号の変動補正が可能である。また、撮像装置1に温度検出器を搭載する必要がないので、装置の簡略化やコストの削減が可能である。
また、温度導出部15はオプティカルブラック部4aの画素より出力される電気信号に基づいて推定温度を導出することができるので、撮像素子4の有効画素を遮光することなく撮影時の温度を導出することができる。また、遮光状態にある画素より出力された電気信号の平均値をもとに温度を導出するので、より正確な推定温度を導出することができる。
さらに、黒基準設定部11は、平均値算出部14で算出した出力電気信号の平均値を用いて黒基準を設定することができるため、各々が平均値算出を行うより回路規模を縮小できる。
なお、本実施形態においては、遮光状態の複数の画素からの出力電気信号の平均値を算出する平均値算出部14を備えることとしたが、遮光状態の複数の画素からの出力電気信号の積分値を算出する積分値算出部を備えることとしてもよい。出力電気信号の積分値と撮像素子4の温度との関係も図7に示すように正比例の関係となるため、本実施形態と同様にして推定温度を導出することが可能である。
第1の実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る撮像素子の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画素の構成を示す回路図である。 第1の実施形態に係る撮像素子の出力信号を示すグラフである。 第1の実施形態に係る撮像素子又はその近傍の各温度における出力信号を示すグラフである。 第1の実施形態に係る撮像素子の概略構成を示す正面図である。 第1の実施形態に係る出力電気信号と温度の関係を示すグラフである。 第1の実施形態に係る温度導出部の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る温度導出部の概略構成の変形例を示すブロック図である。
符号の説明
1 撮像装置
2 レンズ系
4 撮像素子
4a オプティカルブラック部
4b 有効画素部
11 黒基準設定部
13 信号処理部
14 平均値算出部
15 温度導出部
15a 演算器
15b ルックアップテーブル
16 変動補正部
17 係数導出部
18 演算処理部
19 線形化部
21 変曲信号導出部
21a 演算器
22 画像処理部
29 制御装置

Claims (11)

  1. 入射光を電気信号に変換する感光素子を備えた複数の画素を有する撮像素子と、
    前記撮像素子から出力される電気信号に対して信号処理を行う信号処理部とを備え、
    前記信号処理部は、
    遮光状態にある画素より出力された電気信号から温度を導出する温度導出部と、
    前記温度導出部で導出した温度を用いて、温度変化に起因して変動する撮像素子の出力電気信号の変動補正を行う変動補正部と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像素子は、前記感光素子が常に遮光状態にある複数の前記画素を有するオプティカルブラック部を備え、
    前記温度導出部は、前記オプティカルブラック部の画素より出力された電気信号から温度を導出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記温度導出部は、遮光状態にある画素より出力された電気信号の平均値から温度を導出することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記温度導出部は、遮光状態にある画素より出力された電気信号の積分値から温度を導出することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 前記信号処理部は、遮光状態にある複数の画素からの出力電気信号の平均値を算出する平均値算出部を備えていることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  6. 前記信号処理部は、遮光状態にある複数の画素からの出力電気信号の積分値を算出する積分値算出部を備えることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記信号処理部は、前記平均値算出部で算出した平均値を用いて黒基準を設定する黒基準設定部を備えることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  8. 前記温度導出部は、演算器を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像装置。
  9. 前記温度導出部は、ルックアップテーブルを備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の撮像装置。
  10. 前記温度導出部は、遮光状態にある画素の出力電気信号のばらつきを調整するばらつき調整部を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の撮像装置。
  11. 前記画素は、入射光を電気信号に線形変換する線形変換モードと、対数変換する対数変換モードとを、入射光量に基づいて切り替えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の撮像装置。
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