JP2008028623A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008028623A
JP2008028623A JP2006198077A JP2006198077A JP2008028623A JP 2008028623 A JP2008028623 A JP 2008028623A JP 2006198077 A JP2006198077 A JP 2006198077A JP 2006198077 A JP2006198077 A JP 2006198077A JP 2008028623 A JP2008028623 A JP 2008028623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
output
memory
variation
pixels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006198077A
Other languages
English (en)
Inventor
Takekatsu Kitada
壮功 北田
Atsushi Takayama
淳 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2006198077A priority Critical patent/JP2008028623A/ja
Publication of JP2008028623A publication Critical patent/JP2008028623A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】画素ごとの出力ばらつきを補正する撮像装置において、ばらつき補正データメモリの容量を大幅に低減することを可能とする。
【解決手段】撮像装置1に、複数種類の変換特性により光電変換を行う複数の画素を有する撮像素子4と、出力ばらつき量Dを格納するばらつき補正データメモリ12と、出力ばらつき量Dに基づきメモリ補正を行うメモリ補正部14aと、補間補正を行う補間補正部14bとを設け、ばらつき補正データメモリ12は補正手段判定ID以下の出力ばらつき量Dを格納できるビット数とされ、出力ばらつき量Dが補正手段判定IDより大きい場合は補正手段判定IDを出力ばらつき量Dとして格納し、出力ばらつき量Dが補正手段判定ID未満である場合はメモリ補正を行うと判定し、補正手段判定IDと一致する場合は補間補正を行うと判定して、その判定結果に従って補正手段を切り換える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の光電変換特性により入射光を電気信号に変換する撮像素子を有する撮像装置に関する。
従来から、デジタルカメラなどの撮像装置には、入射光を電気信号に変換する複数の画素を有する撮像素子が備えられている。また、近年では、複数種類の光電変換特性を有する撮像素子が提案されている。例えば、入射光量に基づいて入射光を電気信号に線形変換する線形変換動作と対数変換する対数変換動作とを切り換えるリニアログ変換型センサが提案されている。
しかし、複数の画素を有する撮像素子では、画素ごとの感度の相違に起因して、出力にばらつきが生じるという問題があった。この画素ごとの感度の相違は、複数種類の変換特性の切換点における出力信号値の画素ごとのばらつきによるものであるが、撮影画像にはざらつきノイズとして現れることから、高画質化を実現するためには最も解決しなければならない問題だった。
そこで、撮像素子の画素ごとの出力ばらつきを解消するために、画素ごとのばらつき量を予めメモリに保持させておき、信号処理を行う際に、この画素ごとのばらつき量をメモリから読み出して演算処理によりばらつき補正を行う撮像装置が提案されている(特許文献1)。
特開平5−030350号公報
しかしながら、上記の補正では全画素のばらつき量を予めメモリに保持させておく必要があるという問題があった。また、画素ごとのばらつき量が大きくなるほど大容量のメモリが必要となるが、大容量メモリの実装にはコストがかかるという問題があった。
本発明の課題は、画素ごとの出力ばらつきを補正する撮像装置において、ばらつき補正データを格納するメモリの容量を大幅に低減することを可能とする撮像装置を提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、撮像装置であって、複数種類の変換特性によって入射光を電気信号に変換する複数の画素を有する撮像素子と、前記複数の画素の出力ばらつき量を格納するばらつき補正データメモリと、前記出力ばらつき量に基づいてメモリ補正を行うことにより前記複数の画素の出力ばらつきを低減する補正手段としてのメモリ補正部と、前記複数の画素の出力信号間で補間補正を行うことにより前記複数の画素の出力ばらつきを低減する補正手段としての補間補正部とを備え、前記ばらつき補正データメモリは前記所定の閾値以下の前記出力ばらつき量を格納することができるビット数とされ、前記出力ばらつき量が前記所定の閾値より大きい場合は前記所定の閾値を前記出力ばらつき量として格納し、前記出力ばらつき量が所定の閾値未満である場合は前記メモリ補正部によるメモリ補正を行うと判定し、前記所定の閾値と一致する場合は前記補間補正部による補間補正を行うと判定して、その判定結果に従って補正手段を切り換える補正手段判定部を備えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、各画素の出力ばらつき量に応じ、所定の閾値を基準としてメモリ補正と補間補正とを切り換えることにより、メモリ補正に用いるばらつき補正データを格納するばらつき補正データメモリは、前記所定の閾値以下の出力ばらつき量を格納することができるビット数とすればよいことから、全画素の出力ばらつき量をそのまま格納する場合と比較して、ばらつき補正データメモリの容量を大幅に低減することが可能となる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の撮像装置であって、前記メモリ補正の対象となる前記出力ばらつき量の閾値は前記出力ばらつき量の分布の平均値をDave、前記分布の標準偏差をσとしてDave±2σとされ、前記所定の閾値は8ビットのメモリの最大容量である255とされ、前記ばらつき補正データメモリのビット数は8ビットとされていることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、メモリ補正の対象となる出力ばらつき量の閾値をDave±2σとすることにより、例えば、Dave=200、2σ=54の場合、メモリ補正の対象となる上記所定範囲の閾値は「200±54」となり、補正手段判定IDを8ビットのメモリの最大容量である255として、ばらつき補正データメモリを8ビットとすることが可能となる。これにより、市販のメモリを無駄なく使用してばらつき補正データメモリの容量を低減することが可能となる。また、出力ばらつき量の閾値をDave±2σとすれば、メモリ補正の対象となる画素数は全体の95%となり、出力ばらつきの発生頻度が高い範囲についてはメモリ補正を行いつつ、発生頻度が低い範囲は補間補正で代替して、ばらつき補正データメモリの容量を低減することが可能となる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の撮像装置であって、前記複数の画素の前記メモリ補正後又は前記補間補正後における出力信号値の特性を判定し、その判定結果に応じて、補正後の出力信号値を出力させ又は補正前の出力信号値を出力させる出力特性判定部を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、撮像素子の複数種類の変換特性による出力信号のうち、画素ごとの感度の相違による影響が撮影画像に顕著に表れる領域を出力ばらつき補正の対象とすることにより、信号処理を容易化しつつ高精度な出力ばらつき補正を行うことが可能となる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3いずれか一項に記載の撮像装置であって、前記撮像素子は前記複数種類の変換特性の切換点を制御する出力特性制御回路を備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、複数種類の変換特性の切換点を制御することができる撮像装置において、上記と同様の作用を得ることが可能となる。
請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項4いずれか一項に記載の撮像装置であって、前記複数種類の変換特性は線形特性及び対数特性であることを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、複数種類の変換特性として線形特性及び対数特性を有する撮像素子を備える撮像装置において、上記と同様の作用を得ることが可能となる。
請求項6記載の発明は、請求項1〜請求項5いずれか一項に記載の撮像装置であって、前記複数種類の変換特性は複数の線形特性であることを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、複数種類の変換特性として複数の線形特性を有する撮像素子を備える撮像装置において、上記と同様の作用を得ることが可能となる。
請求項7記載の発明は、請求項1〜請求項6いずれか一項に記載の撮像装置であって、前記複数種類の変換特性は複数の対数特性であることを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、複数種類の変換特性として複数の対数特性を有する撮像素子を備える撮像装置において、上記と同様の作用を得ることが可能となる。
請求項1記載の発明によれば、ばらつき補正データメモリの容量を低減して、コスト削減及び装置の小型化を実現することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、市販のメモリを無駄なく使用してばらつき補正データメモリの容量を低減することが可能となる。また、出力ばらつきの発生頻度が高い範囲についてはメモリ補正を行いつつ、発生頻度が低い範囲は補間補正で代替して、ばらつき補正データメモリの容量を低減することが可能となる。
請求項3記載の発明によれば、信号処理を容易化しつつ高精度な出力ばらつき補正を行うことが可能となる。
請求項4記載の発明によれば、上記と同様の効果を得ることが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、上記と同様の効果を得ることが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、上記と同様の効果を得ることが可能となる。
請求項7記載の発明によれば、上記と同様の効果を得ることが可能となる。
以下、本発明に係る撮像装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に、本実施形態に係る撮像装置1の全体構成を示す。図1に示すように、撮像装置1はレンズ系2及び絞り3を介して、撮像素子4の撮像面で入射光を受光するようになっている。これらレンズ系2及び絞り3としては、従来から公知のものが用いられている。
ここで、本発明の撮像素子は複数種類の変換特性によって入射光を電気信号に変換する複数の画素を有する撮像素子であり、複数の変換特性の出力信号が切換点を介して連続的に変化するようになっている。
本実施形態の撮像素子4は、入射光量に基づいて入射光を電気信号に線形変換する線形変換動作と対数変換する対数変換動作とを切り換えるリニアログ変換型センサとして構成されており、撮像素子4の出力信号は変曲点を介してリニア領域からログ領域に連続的に変化するようになっている。ここで、「変曲点」とは線形変換動作と対数変換動作との境界を意味し、複数種類の変換特性を有する撮像素子の出力信号の「切換点」の下位概念となる語である。
なお、複数種類の変換特性を有する撮像素子4としては、出力信号がリニア領域からログ領域に連続的に変化するリニアログ変換型センサに限られるものではなく、出力信号がログ領域からリニア領域に連続的に変化するものや、出力信号に傾きが異なる複数の線形領域を有するもの、3種類以上の出力特性を有する撮像素子であってもよい。
撮像素子4は、図2に示すように、行列配置(マトリクス配置)された複数の画素G11〜Gmn(但し、n,mは1以上の整数)を有している。
各画素G11〜Gmnは、入射光を光電変換して電気信号を出力するものである。これら画素G11〜Gmnは、入射光量に基づいて電気信号への変換動作を切り換えるようになっており、後述のように、所定入射光量未満の入射光量に対しては入射光を線形変換する線形変換動作を、所定入射光量以上の入射光量に対しては入射光を対数変換する対数変換動作を行うようになっている。
これら画素G11〜Gmnのレンズ系2側には、ベイヤ配列のRGB原色フィルタが実装されている。なお、色フィルタの種類はこれに限定されず、各画素G11〜Gmnにシアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)及びイエロー(Yellow)などの他の色フィルタを設けることとしてもよい。また、色フィルタを実装しない構成としてもよい。
また、画素G11〜Gmnには、図2に示すように、電源ライン5や信号印加ラインLA1〜LAn,LB1〜LBn,LC1〜LCn、信号読出ラインLD1〜LDmが接続されている。なお、画素G11〜Gmnには、クロックラインやバイアス供給ラインなどのラインも接続されているが、図2ではこれらの図示を省略している。
信号印加ラインLA1〜LAn,LB1〜LBn,LC1〜LCnは、画素G11〜Gmnに信号φv,φVPS(図3参照)を与えるようになっている。これら信号印加ラインLA1〜LAn,LB1〜LBn,LC1〜LCnには、垂直走査回路6が接続されている。この垂直走査回路6は、後述のタイミング生成回路22(図1参照)からの信号に基づいて信号印加ラインLA1〜LAn,LB1〜LBn,LC1〜LCnに信号を印加するものであり、信号を印加する対象の信号印加ラインLA1〜LAn,LB1〜LBn,LC1〜LCnをX方向に順次切り換えるようになっている。
信号読出ラインLD1〜LDmには、各画素G11〜Gmnで生成された電気信号が導出されるようになっている。これら信号読出ラインLD1〜LDmには定電流源D1〜Dm及び選択回路S1〜Smが接続されている。
定電流源D1〜Dmの一端(図中下側の端部)には、直流電圧VPSが印加されるようになっている。
選択回路S1〜Smは、各信号読出ラインLD1〜LDmを介して画素G11〜Gmnから与えられるノイズ信号と撮像時の電気信号とをサンプルホールドするものである。これら選択回路S1〜Smには水平走査回路7及び補正回路8が接続されている。水平走査回路7は、電気信号をサンプルホールドして補正回路8に送信する選択回路S1〜Smを、Y方向に順次切り換えるものである。また、補正回路8は、選択回路S1〜Smから送信されるノイズ信号及び撮像時の電気信号に基づき、当該電気信号からノイズ信号を除去するものである。
なお、選択回路S1〜Sm及び補正回路8としては、特開平2001−223948号公報に開示のものを用いることができる。また、本実施形態においては、選択回路S1〜Smの全体に対して補正回路8を1つのみ設けることとして説明するが、選択回路S1〜Smの各々に対して補正回路8を1つずつ設けることとしてもよい。
続いて、本実施形態における画素G11〜Gmnについて説明する。
各画素G11〜Gmnは、図3に示すように、フォトダイオードP及びトランジスタT1〜T3を備えている。なお、トランジスタT1〜T3は、バックゲートの接地されたNチャネルのMOSトランジスタである。
フォトダイオードPには、レンズ系2及び絞り3を通過した光が当たるようになっている。このフォトダイオードPのカソードPkには直流電圧VPDが印加されており、アノードPAにはトランジスタT1のドレインT1D及びゲートT1Gと、トランジスタT2のゲートT2Gとが接続されている。
トランジスタT1のソースT1Sには信号印加ラインLC(図2のLC1〜LCnに相当)が接続されており、この信号印加ラインLCから信号φVPSが入力されるようになっている。ここで、信号φVPSは2値の電圧信号であり、より詳細には、入射光量が所定値を超えたときにトランジスタT1をサブスレッショルド領域で動作させるための電圧値VHと、トランジスタT1を導通状態にする電圧値VLとの2つの値をとるようになっている。
本実施形態の撮像素子4は、入射光量が所定の閾値を超えたときは各画素Gm1〜GmnのトランジスタT1をサブスレッショルド領域で動作させることによって、入射光を自然対数で対数変換した電圧として読み出すことができるようになっている。これにより、撮像素子4の出力信号は、図4に示すように、入射光量に応じて線形領域及び対数領域が連続的に変化するようになっている。
また、図3に示すように、トランジスタT2のドレインT2Dには直流電圧VPDが印加されており、トランジスタT2のソースT2Sは行選択用のトランジスタT3のドレインT3Dに接続されている。
更に、トランジスタT3のゲートT3Gには信号印加ラインLA(図2のLA1〜LAnに相当)が接続されており、信号印加ラインLAから信号φVが入力されるようになっている。また、トランジスタT3のソースT3Sは信号読出ラインLD(図2のLD1〜LDmに相当)に接続されている。
なお、以上のような画素G11〜Gmnとしては、特開2002−77733号公報に開示のものを用いることができる。
以上の構成により、各画素G11〜Gmnは入射光を光電変換して電気信号を出力するようになっている。本実施形態の画素G11〜Gmnは、入射光量に基づいて電気信号への変換動作を切り換えるようになっており、図4に実線で示すように、所定入射光量th未満の入射光量に対しては入射光を線形変換する線形変換動作を、所定入射光量th以上の入射光量に対しては入射光を対数変換する対数変換動作を行うようになっている。
また、線形変換動作と対数変換動作とが切り換えられる境界、いわゆる変曲点は、撮像素子4における画素G11〜Gmnの駆動条件、例えば撮影時の露光時間や制御電圧などにより変化するようになっている。本実施形態では、後述する出力特性制御回路21(図1参照)により電圧調整などの制御を行い、変曲点を変化させて線形領域と対数領域との割合を変更することができるようになっている。なお、電圧調整機能が内蔵されており外部から設定可能なレジスタが実装された撮像素子4を使用することも可能であり、この場合は撮像素子4の外部からレジスタ設定を行うことにより変曲点を変化させることができる。
例えば、露光時間を短くすると、トランジスタT2のゲートT2GとソースT2Sとの間のポテンシャルの差が大きくなり、トランジスタT2がカットオフ状態で動作する被写体輝度の割合、つまり線形変換する被写体輝度の割合が大きくなる。すなわち、露光時間を短くするほど線形変換動作の割合は大きくなる。また、撮像素子4に対する制御電圧、つまり信号φVPSの電圧値VL、電圧値VHの差を大きくした場合又は温度を低くした場合にも、線形変換する被写体輝度の割合は大きくなる。このように、制御電圧や露光時間、温度などを変化させることにより、画像信号のダイナミックレンジや、切換点すなわち変曲点での前記所定入射光量th、切換点での出力信号値(切換わり点信号値)すなわち変曲点での出力信号値(変曲出力信号値H)を変化させることが可能となっている。
具体的には、被写体の輝度範囲が狭い場合には電圧値VLを低くして線形変換する輝度範囲を広くすると共に、被写体の輝度範囲が広い場合には電圧値VLを高くして対数変換する輝度範囲を広くすることで、画素G11〜Gmnの光電変換特性を被写体の特性に合わせることができる。更に、電圧値VLを最小とするときには常に画素G11〜Gmnを線形変換する状態とし、電圧値VLを最大とするときには常に画素G11〜Gmnを対数変換する状態とすることもできる。
例えば、図5に示すように、露光時間が「t1」〜「t3」の順に短くなるほど、変曲出力信号値Hと前記所定入射光量thとは「I」〜「III」の順に大きくなる。また、図6に示すように、制御電圧が「V1」〜「V3」の順に小さくなるほど、画素G11〜Gmnの変曲出力信号値Hは「IV」〜「VI」の順に大きくなる。
図1に戻り、撮像素子4には、アンプ9及びA/Dコンバータ10が電気的に接続されており、A/Dコンバータ10には判定回路11、近接画素メモリ13及びばらつき補正部14が各々電気的に接続されている。これら判定回路11、近接画素メモリ13及びばらつき補正部14は相互に電気的に接続されている。また、判定回路11及びばらつき補正部14の各々にはばらつき補正データメモリ12が電気的に接続されている。
アンプ9は、従来から公知のものが用いられるようになっており、撮像素子4により光電変換された信号を増幅するようになっている。
A/Dコンバータ10は、アンプ9において増幅された電気信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するようになっている。
判定回路11は、各画素G11〜Gmnの出力信号の補正手段を判定する補正手段判定部11a、各画素G11〜Gmnの出力信号値の特性を判定する出力特性判定部11b及び各画素G11〜Gmnの出力信号値の色を判定する色判定部11cを備えて構成されている。
このうち補正手段判定部11aは、各画素G11〜Gmnの出力信号のばらつきを補正するために、後述するメモリ補正又は補間補正のいずれを行うかを判定し、その判定結果に従って、補正手段としてのメモリ補正部14aと補間補正部14bとを切り換えるようになっている。具体的には、後述するばらつき補正データメモリ12から各画素G11〜Gmnに対応する「出力ばらつき量D」を読み出し、ばらつき補正データメモリ12に記憶された「補正手段判定ID」を基準として、出力ばらつき量Dが補正手段判定ID未満の画素の出力についてはメモリ補正を行わせ、出力ばらつき量Dが補正手段判定IDと一致する画素の出力については補間補正を行わせるようになっている。
ここで「補正手段判定ID」とは、所定のビット数のばらつき補正データメモリ12に格納することができる出力ばらつき量Dの最大値である。本実施形態では、各画素G11〜Gmnの出力ばらつき量Dの分布の平均値をDave、出力ばらつき量Dの分布の標準偏差をσとして、メモリ補正の対象となる画素の出力ばらつき量Dの閾値を「Dave±2σ」とし、0〜Dave+2σの出力ばらつき量Dを格納することができるビット数のメモリ容量の最大値を補正手段判定IDとしている。後述するばらつき補正データメモリ12のビット数は、この補正手段判定IDに応じて決定されるようになっている。
また、「出力ばらつき量D」とは、各画素G11〜Gmnの出力信号のばらつきを示す値であり、具体的には、所定の基準出力信号値と各画素G11〜Gmnの出力信号値との差の絶対値である。本実施形態では、後述のように、出力ばらつき量Dが補正手段判定IDより大きい画素については、出力ばらつき量D=補正手段判定IDとしてばらつき補正データメモリ12に格納されるようになっている。
また、出力特性判定部11bは、ばらつき補正部14によりメモリ補正又は補間補正された各画素G11〜Gmnの出力信号値の特性を判定し、その判定結果に応じて、メモリ補正又は補間補正された各画素G11〜Gmnの出力信号値を黒基準補正部15(図1参照)に出力させ又は補正前の出力信号値をそのまま黒基準補正部15に出力させるようになっている。具体的には、各画素G11〜Gmnの補正後の出力信号値が所定の基準切換点における出力信号値(基準切換出力信号値)より大きい場合は補正後の出力信号値を出力させ、補正後の出力信号値が基準切換出力信号値未満である場合は補正前の出力信号値をそのまま出力させるようになっている。基準切換出力信号値としては、例えば、各画素G11〜Gmnの切換点における出力信号の平均値などを用いることができる。
なお、各画素G11〜Gmnの出力信号値が基準切換出力信号値と一致する場合は、補正後の出力信号値又は補正前の出力信号値のいずれを出力してもよいが、本実施形態では補正後の出力信号値を出力するようになっている。また、ばらつき補正データメモリ12から読み出した出力ばらつき量Dが補正手段判定IDと一致する場合は、その画素においては正確な基準切換出力信号値を判定することができないため、画素の出力信号値に関わらず基準切換出力信号値より大きいと判定するようになっている。
本実施形態の出力特性判定部11bは、各画素G11〜Gmnの出力信号値が線形領域にあるか対数領域にあるかを判定するようになっており、各画素G11〜Gmnの補正後の出力信号値が所定の基準変曲点における出力信号値(基準変曲出力信号値)以上である場合は対数領域と判定して補正後の出力信号値を出力させ、補正後の出力信号値が基準変曲出力信号値未満である場合は線形領域と判定して補正前の出力信号値をそのまま出力させるようになっている。
また、色判定部11cは、撮像素子4に色フィルタが実装されている場合に、近接画素メモリ13から読み出した画素G11〜Gmnの出力信号が何色であるかを判定するようになっている。なお、撮像素子4に色フィルタが実装されていない場合は、色判定部11cによる判定は不要である。色判定部11cは、タイミング生成回路22からの指示信号により、近接画素メモリ13から読み出した画素の出力信号と同期して現在読み出している画素の出力信号が何色であるかを判定する。色の判定は、撮像素子4に実装されている色フィルタの情報と、現在読み出している画素座標値から判定する。本実施形態では、原色ベイヤ配列の色フィルタが実装されており、色判定部11cはR、G、Bのうちどの色かを判定して、判定結果をばらつき補正部14の補間補正部14bに出力するようになっている。
図1に戻り、ばらつき補正データメモリ12には、全画素G11〜Gmnの出力ばらつき量Dが撮像素子4における各画素G11〜Gmnの位置と対応付けて格納されると共に、補正手段判定部11aにおける補正手段の判定基準としての補正手段判定IDが予め格納されるようになっている。
ばらつき補正データメモリ12のビット数は、上記補正手段判定IDに応じて決定されており、出力ばらつき量Dが補正手段判定IDより大きい画素については、出力ばらつき量D=補正手段判定IDとして、全画素G11〜Gmnの出力ばらつき量Dがばらつき補正データメモリ12に記憶されるようになっている。これにより、補正手段判定IDより大きい出力ばらつき量Dを含めて全画素G11〜Gmnの出力ばらつき量Dを格納する場合と比較して、ばらつき補正データメモリ12の容量を大幅に低減することが可能となっている。
例えば、出力ばらつき量Dの範囲が0〜500であった場合、すなわち出力ばらつき量の最大値Dmax−最小値Dmin=500であった場合、全画素G11〜Gmnの出力ばらつき量Dをそのままの値でメモリに格納しようとすると、9ビットの容量が必要となっていた。一方、市販されている一般的なメモリは、8ビット、16ビットなど8ビット単位である。したがって、9ビットを確保するためには、16ビットのメモリを使用する必要があり、この場合は16ビット−9ビット=7ビット分のビット幅が使用されず無駄な領域となっていた。
これに対し、補正手段判定ID以下の出力ばらつき量Dをばらつき補正データメモリ12に格納することとすれば、市販のメモリを無駄なく使用してばらつき補正データメモリ12の容量を低減することが可能となる。例えば、Dave=200、2σ=54の場合、メモリ補正の対象となる上記所定範囲の閾値は「200±54」となり、補正手段判定IDは8ビットのメモリの最大容量を255として、ばらつき補正データメモリ12を8ビットとすることが可能となる。
ここで、出力ばらつき量の平均値Dave及び標準偏差σは、予め測定により求めておく。図7に示すように、一般に、出力ばらつきの発生頻度は正規分布で表される。このように一般的な特性では、平均値Daveに近いほど出力ばらつきの発生頻度が高く、平均値Daveから離れるほど出力ばらつきの発生頻度が低くなる。
図7の正規分布において、出力ばらつき量が平均値Dave±標準偏差σの範囲内となる画素数は、全体の68%である。更に、出力ばらつき量が平均値Dave±標準偏差2σの範囲内となる画素数は、全体の95%である。したがって、補正手段判定IDをDave+2σとすると、全体の95%の画素がメモリ補正の対象となり、全体の5%の画素が補間補正の対象となる。
このように本発明では、出力ばらつきの発生頻度が高い範囲についてはメモリ補正を行いながら、発生頻度が低い範囲は補間補正で代替することにより、ばらつき補正データメモリ12の容量を低減することが可能となっている。
図1に戻り、近接画素メモリ13には、近接画素間の補間処理を行うための画素データが一時的に格納されるようになっている。本実施形態では、図8に示すように、ベイヤ配列された一列分のR、G、Bデータについて一次元的に補間処理を行うことができるように、近接画素メモリ13に5画素分の画素データを格納することができるようになっている。図8の例において、ベイヤ配列されたD〜Dの5画素のうちDについて補間処理を行うには、R、G、BのうちDと同色のD、Dを用いて、(D+D)÷2を補間補正後の出力信号値とする。また、複数列にわたる画素分の画素データを格納できる構成とすることにより、複数列分のR、G、Bデータを用いて二次元的に補間処理を行うことも可能である。
ばらつき補正部14は、各画素G11〜Gmn間の出力のばらつきを補正するものであり、メモリ補正部14a及び補間補正部14bを備えて構成されている。
このうちメモリ補正部14aは、判定回路11の補正手段判定部11aにおいて、出力ばらつき量Dが補正手段判定ID未満であり、メモリ補正を行うと判定された場合に、補正対象となる画素についてメモリ補正を行うようになっている。このメモリ補正は、ばらつき補正データメモリ12から読み出した各画素G11〜Gmnの出力ばらつき量Dに基づいて、その画素の出力信号値に対して加減算などの演算処理を行うことにより行う。
一方、補間補正部14bは、判定回路11の補正手段判定部11aにおいて、出力ばらつき量Dが補正手段判定IDと一致し、補間補正を行うと判定された場合に、補正対象となる画素について補間補正を行うようになっている。この補間補正は、近接画素メモリ13から近接画素の画素データを読み出し、複数の同色画素の出力信号値を加算平均することなどにより行う。
また、ばらつき補正部14には、黒基準補正部15、線形化部16及び画像処理部17がこの順に電気的に接続されている。
黒基準補正部15は、デジタル信号の最低レベルを設定するものである。
線形化部16は、特性変換部としての機能を果たすものであり、複数種類の変換特性を有する撮像素子4の出力信号を一つの変換特性により統一的に変換された状態に変換するようになっている。本実施形態の線形化部16は、後述する出力特性制御回路21から制御装置19を介して送信される変曲点情報に基づき、撮像素子4の出力信号のうち対数領域を線形変換された状態の電気信号に変換するようになっている。
画像処理部17は、画素G11〜Gmnからの電気信号全体により構成される画像データに対して、ホワイトバランス処理、色補間処理、色補正処理、階調変換及び色空間変換などの画像処理を行うようになっている。
また、線形化部16には評価値算出部18を介して制御装置19が電気的に接続されている。
評価値算出部18は、画像処理部17でのホワイトバランス処理(AWB処理)に用いられるAWB評価値や、後述する露光制御処理部20での(AE処理)に用いられるAE評価値を算出するようになっている。
制御装置19は、CPU及びRAMなどを備えて構成されており、撮像装置1の各構成部分を制御するようになっている。制御装置19には、判定回路11、ばらつき補正データメモリ12、近接画素メモリ13、ばらつき補正部14及び線形化部16が電気的に接続されている。
また、制御装置19には、露光制御処理部20を介して絞り3が電気的に接続されている。更に、制御装置19には、出力特性制御回路21を介して撮像素子4及び判定回路11の各々が電気的に接続されていると共に、タイミング生成回路22を介して撮像素子4及び判定回路11の各々が電気的に接続されている。
露光制御処理部20は、絞り制御機構などにより構成され、評価値算出部18の出力信号などのフィードバックを受けながら制御装置19からの制御信号により絞り3を制御するようになっている。
出力特性制御回路21は、撮像素子4の出力信号の線形領域及び対数領域の割合(変曲点の位置)を決定するようになっている。この変曲点情報は、出力特性判定部11bに出力されると共に、制御装置19を介して線形化部16に出力される。線形領域及び対数領域の割合は、上記のように撮像素子4の各画素G11〜Gmnに印加する電圧(出力特性制御電圧)の調整や出力特性制御用のレジスタ設定により変更することが可能となっている。
タイミング生成回路22は、撮像素子4の撮影動作を制御するようになっている。すなわち、制御装置19からの撮影制御信号に基づいて所定のタイミングパルス(画素駆動信号、水平同期信号、垂直同期信号、水平走査回路駆動信号、垂直走査回路駆動信号など)を生成して撮像素子4に出力するようになっている。また、タイミング生成回路22はAD変換用のタイミング信号も生成するようになっている。
続いて、撮像装置1の撮像動作について、図9及び図10を参照して説明する。
まず、撮像装置1の製造段階において、撮像素子4の各画素G11〜Gmnの出力信号値を測定し、ばらつき補正データメモリ12のビット数を決定する。すなわち、図9に示すように、撮像素子4の撮像面において光を受光させ(ステップS1)、各画素G11〜Gmnの出力信号値を読み出すと(ステップS2)、出力ばらつき量の平均値Dave及び標準偏差σを算出して(ステップS3)、メモリ補正の対象とする画素の出力ばらつき量Dの閾値「Dave±2σ」を決定する(ステップS4)。そして、0〜Dave+2σの出力ばらつき量Dを格納することができるビット数のメモリの最大値を補正手段判定IDとし、この補正手段判定IDに応じてばらつき補正データメモリ12のビット数を決定する(ステップS5)。本実施形態では、補正手段判定ID=255とし、ばらつき補正データメモリ12を8ビットとする。そして、全画素G11〜Gmnの出力ばらつき量D及び補正手段判定IDを予めばらつき補正データメモリ12に格納しておく。この際、出力ばらつき量Dが補正手段判定IDより大きい画素については、出力ばらつき量D=補正手段判定IDとして、全画素G11〜Gmnの出力ばらつき量Dをばらつき補正データメモリ12に格納する。
次に、撮像装置1による撮像動作を開始する。
図10に示すように、撮像素子4の撮像面において光を受光させ(ステップS11)、各画素G11〜Gmnの出力信号値を読み出すと(ステップS12)、判定回路11の補正手段判定部11aは、ばらつき補正データメモリ12から各画素G11〜Gmnに対応する出力ばらつき量Dを読み出す(ステップS13)。一方、近接画素メモリ13は近接画素間の補間処理を行うための画素データを一時的に格納する。
続いて、補正手段判定部11aは、ばらつき補正データメモリ12から読み出した補正手段判定IDを基準として、各画素の出力信号についてメモリ補正を行うか否かを判定する(ステップS14)。すなわち、出力ばらつき量Dが補正手段判定ID未満の場合はメモリ補正を行うと判定し、出力ばらつき量Dが補正手段判定IDと一致する場合は補間補正を行うと判定して、その判定結果に従い、補正手段としてのメモリ補正部14aと補間補正部14bとを切り換える。
次に、ばらつき補正部14は、各画素G11〜Gmnの出力信号が入力されると、補正手段判定部11aの判定結果に従い、出力ばらつき補正を行う。すなわち、メモリ補正部14aは、ばらつき補正データメモリ12から補正対象の画素に対応する出力ばらつき量Dを読み出し、画素の出力信号値に対して加減算などの演算処理を行うことによりメモリ補正を行う(ステップS15)。一方、補間補正部14bは、近接画素メモリ13から補正対象の画素に近接する画素の画素データを読み出し、複数の同色画素の出力信号値を加算平均することなどにより補間補正を行う(ステップS16)。
次に、出力特性判定部11bは、ばらつき補正部14による出力ばらつき補正後の出力信号値の特性を判定する(ステップS17)。そして、各画素G11〜Gmnの出力信号値が基準変曲出力信号値未満である場合は、線形領域と判定し(ステップS18:Yes)、各画素G11〜Gmnからの出力信号値をそのまま黒基準補正部15に出力させる(ステップS19)。一方、各画素G11〜Gmnの出力信号値が基準変曲出力信号値以上である場合は、対数領域と判定し(ステップS18:No)、ばらつき補正部14による出力ばらつき補正後の出力信号値を黒基準補正部15に出力させる(ステップS20)。
続いて、図示しない入力部からの指示入力などにより制御装置19が撮影終了か否かを判断し(ステップS21)、撮影続行の場合はステップS12〜ステップS18の工程を繰り返し、撮影終了の場合は処理を終了する。
以上のように、本実施形態の撮像装置1によれば、各画素G11〜Gmnの出力ばらつき量Dに応じ、補正手段判定IDを基準としてメモリ補正と補間補正とを切り換えることにより、メモリ補正に用いる出力ばらつき量Dを格納するばらつき補正データメモリ12は、補正手段判定ID以下の出力ばらつき量Dを格納することができるビット数とすればよいことから、全画素G11〜Gmnの出力ばらつき量Dをそのまま格納する場合と比較して、ばらつき補正データメモリ12の容量を大幅に低減することが可能となる。
また、メモリ補正の対象となる出力ばらつき量の閾値をDave±2σとすることによって、補正手段判定IDを8ビットのメモリの最大容量である255として、ばらつき補正データメモリ12を8ビットとすることが可能となる。これにより、市販のメモリを無駄なく使用してばらつき補正データメモリ12の容量を低減することが可能となる。また、出力ばらつき量Dの閾値をDave±2σとすれば、メモリ補正の対象となる画素数は全体の95%となり、出力ばらつきの発生頻度が高い範囲についてはメモリ補正を行いつつ、発生頻度が低い範囲は補間補正で代替して、ばらつき補正データメモリの容量を低減することが可能となる。
また、撮像素子4の複数種類の変換特性による出力信号のうち、画素G11〜Gmnごとの感度の相違による影響が撮影画像に顕著に表れる領域、すなわち本実施形態では対数領域を出力ばらつき補正の対象とすることにより、信号処理を容易化しつつ高精度な出力ばらつき補正を行うことが可能となる。
以上詳細に説明したように、本発明に係る撮像装置によれば、画素ごとの出力ばらつきを補正する撮像装置において、ばらつき補正データを格納するメモリの容量を大幅に低減することが可能となる。
本実施形態の撮像装置の全体構成を示すブロック図である。 本実施形態の撮像素子の構成を示すブロック図である。 本実施形態の画素の構成を示す回路図である。 本実施形態の撮像素子の出力信号を示すグラフである。 本実施形態の撮像素子の露光時間に応じた出力信号を示すグラフである。 本実施形態の撮像素子の制御電圧に応じた出力信号を示すグラフである。 本実施形態の画素ごとの出力ばらつき分布を示すグラフである。 本実施形態のベイヤ配列された画素の一部を示す平面図である。 ばらつき補正データメモリのメモリサイズを決定する工程を示すフローチャートである。 本実施形態の撮像方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 撮像装置
2 レンズ系
3 絞り
4 撮像素子
9 アンプ
10 A/Dコンバータ
11 判定回路
11a 補正手段判定部
11b 出力特性判定部
11c 色判定部
12 ばらつき補正データメモリ
13 近接画素メモリ
14 ばらつき補正部
14a メモリ補正部
14b 補間補正部
15 黒基準補正部
16 線形化部
17 画像処理部
18 評価値算出部
19 制御装置
20 露光制御処理部
21 出力特性制御回路
22 タイミング生成回路

Claims (7)

  1. 複数種類の変換特性によって入射光を電気信号に変換する複数の画素を有する撮像素子と、
    前記複数の画素の出力ばらつき量を格納するばらつき補正データメモリと、
    前記出力ばらつき量に基づいてメモリ補正を行うことにより前記複数の画素の出力ばらつきを低減する補正手段としてのメモリ補正部と、
    前記複数の画素の出力信号間で補間補正を行うことにより前記複数の画素の出力ばらつきを低減する補正手段としての補間補正部とを備え、
    前記ばらつき補正データメモリは前記所定の閾値以下の前記出力ばらつき量を格納することができるビット数とされ、前記出力ばらつき量が前記所定の閾値より大きい場合は前記所定の閾値を前記出力ばらつき量として格納し、
    前記出力ばらつき量が所定の閾値未満である場合は前記メモリ補正部によるメモリ補正を行うと判定し、前記所定の閾値と一致する場合は前記補間補正部による補間補正を行うと判定して、その判定結果に従って補正手段を切り換える補正手段判定部を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記メモリ補正の対象となる前記出力ばらつき量の閾値は前記出力ばらつき量の分布の平均値をDave、前記分布の標準偏差をσとしてDave±2σとされ、前記所定の閾値は8ビットのメモリの最大容量である255とされ、前記ばらつき補正データメモリのビット数は8ビットとされていることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記複数の画素の前記メモリ補正後又は前記補間補正後における出力信号値の特性を判定し、その判定結果に応じて、補正後の出力信号値を出力させ又は補正前の出力信号値を出力させる出力特性判定部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子は前記複数種類の変換特性の切換点を制御する出力特性制御回路を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記複数種類の変換特性は線形特性及び対数特性であることを特徴とする請求項1〜請求項4いずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記複数種類の変換特性は複数の線形特性であることを特徴とする請求項1〜請求項5いずれか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記複数種類の変換特性は複数の対数特性であることを特徴とする請求項1〜請求項6いずれか一項に記載の撮像装置。
JP2006198077A 2006-07-20 2006-07-20 撮像装置 Pending JP2008028623A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006198077A JP2008028623A (ja) 2006-07-20 2006-07-20 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006198077A JP2008028623A (ja) 2006-07-20 2006-07-20 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008028623A true JP2008028623A (ja) 2008-02-07

Family

ID=39118843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006198077A Pending JP2008028623A (ja) 2006-07-20 2006-07-20 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008028623A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272857A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Omron Corp 画像信号の固定パターンノイズ除去装置及び方法
JP4586942B1 (ja) * 2009-06-15 2010-11-24 コニカミノルタオプト株式会社 撮像装置
JP4586941B1 (ja) * 2009-06-15 2010-11-24 コニカミノルタオプト株式会社 撮像装置
JP2012023537A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置の調整方法及び撮像装置
JP2012127530A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Panasonic Corp ガス器具判定方法、及びガスメータ装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272857A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Omron Corp 画像信号の固定パターンノイズ除去装置及び方法
JP4586942B1 (ja) * 2009-06-15 2010-11-24 コニカミノルタオプト株式会社 撮像装置
JP4586941B1 (ja) * 2009-06-15 2010-11-24 コニカミノルタオプト株式会社 撮像装置
JP2011024246A (ja) * 2009-06-15 2011-02-03 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置
JP2011024247A (ja) * 2009-06-15 2011-02-03 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置
JP2012023537A (ja) * 2010-07-14 2012-02-02 Konica Minolta Opto Inc 撮像装置の調整方法及び撮像装置
JP2012127530A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Panasonic Corp ガス器具判定方法、及びガスメータ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4434250B2 (ja) 画像信号処理回路、撮像装置、および画像信号処理方法、並びにコンピュータ・プログラム
US8218038B2 (en) Multi-phase black level calibration method and system
JP4327928B2 (ja) 電子カメラ装置
US7689059B2 (en) Image processing method and image processing circuit
WO2012057277A1 (ja) 撮像装置及びその暗電流補正方法
US20050052547A1 (en) Image-sensing apparatus
JP2010081511A (ja) 撮像装置、設定値変更方法およびプログラム
JP5012796B2 (ja) 撮像装置
US9918033B2 (en) Signal processing apparatus and signal processing method, and image capturing apparatus
JP2008028623A (ja) 撮像装置
JP2007329655A (ja) 撮像装置
US20040179132A1 (en) Camera system and camera control method
US20060072025A1 (en) Solid-state image sensing device and image sensing device including the solid-state image sensing device
WO2010146748A1 (ja) 撮像装置
JP4710617B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP4586941B1 (ja) 撮像装置
JP4792943B2 (ja) 撮像装置
JP2007324998A (ja) 撮像装置
JP2006041687A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、電子カメラ、及びスキャナ
JP3948218B2 (ja) 固体撮像装置およびその駆動方法
JP2007318503A (ja) 撮像装置
JP2008028634A (ja) 撮像装置
JP4784397B2 (ja) 撮像装置
JP4853734B2 (ja) 撮像装置
JP2006100913A (ja) 画像処理装置および画像処理方法