JP2007317762A - テープフィーダ - Google Patents

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Abstract

【課題】ピッチ送り機構の駆動源から発生する振動や衝撃等の伝達が抑制されるテープフィーダを提供する。
【解決手段】シリンダ27を機枠に対して支持する支持部材を、機枠20に固定された固定部である第2の支持部61bおよび連結部61cと、固定部に対する位置の変動が許容される変動部である第1の支持部61aの他端部61dと第1の領域60aの先端部60dとにより構成し、シリンダ27を先端部60dに支持させる。これにより、ロッド27aの伸縮行程を繰り返し行う際にシリンダ27に発生する振動や衝撃は、板ばねとして機能する第1の領域60aおよび第1の支持部61aにより減滅されるので、機枠に直接的に伝達することがない。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子部品収納用のテープをピッチ送りする機能を備えたテープフィーダに関するものである。
テープフィーダには、電子部品収納用のテープをピッチ送りする機能としてラチェット機構が設けられている。ラチェット機構は、被動側のラックと、ラックに係合して一方向にインデックス回転させる駆動側の送り爪から構成される。ラックは、テープの送り孔に係合する係合部が外周に設けられたスプロケットに取り付けられており、ラックのインデックス回転に同期してスプロケットがインデックス回転することによりテープのピッチ送りが行われる。送り爪は、ラックの回転中心を中心として揺動する揺動部材に取り付けられており、ラックに係合する姿勢に付勢されている。揺動部材が一方向に揺動する際に送り爪がラックに係合し、揺動部材の揺動角に対応したピッチでラックをインデックス回転させる。揺動部材の駆動源は、シリンダに対して伸縮するロッドを備えたアクチュエータであり、アクチュエータの往復動をリンク機構により揺動部材の揺動に変換している(特許文献1参照)。
特開2003−158397号公報
近年、電子部品の実装分野におけるスループットの向上を目的としてテープフィーダの更なる高速運転が要請されている。そのため、アクチュエータの往復動の速度の高速化や駆動サイクルの短縮化により、往復動に伴って発生する衝撃過重や振動が増大する傾向にある。一方、テープフィーダの製造コスト低減のため、テープフィーダのベースとなる機枠を金属ブロックの切削加工により形成する従来の工法から板金を組み合わせて構成する工法へと変化し、機枠の剛性が低下して固有振動数が高くなってきている。その結果、アクチュエータから短サイクルで発生する振動等が機枠に伝達し、破損や歪み等の不具合を生じさせるだけでなく、テープに収納された電子部品の位置や姿勢に悪影響を与えるおそれがある。
そこで本発明は、ピッチ送り機構の駆動源から発生する振動等が機枠に伝達することを防止するテープフィーダを提供することを目的とする。
請求項1記載のテープフィーダは、機枠と、前記機枠に支持された支軸と、前記支軸に軸支され、前記支軸を中心としてインデックス回転することで外周部に係合した電子部品収納用のテープをピッチ送りするスプロケットと、前記支軸を中心として前記スプロケットと一体的にインデックス回転するラックと、前記支軸を中心として揺動する揺動部材と、前記揺動部材に設けられ、前記揺動部材が前記支軸を中心として一方向に揺動するときに前記ラックに係合して前記スプロケットをインデックス回転させる送り爪と、前記機枠に支持され、前記揺動部材に接続されたロッドを伸縮させることで前記揺動部材を前記支軸を中心として揺動させるシリンダと、前記シリンダを前記機枠に対して支持する支持部材と、を備え、前記支持部材が、前記機枠に固定された固定部と前記固定部に対する位置の変動が許容される変動部を有し、前記シリンダが前記変動部に支持された。
請求項2記載のテープフィーダは、請求項1記載のテープフィーダにおいて、前記支持部材が一方向に延伸された板状体で構成され、前記支持部材の一方向における両端部のう
ち一方が前記機枠に固定され、他方に前記シリンダが支持された。
本発明によれば、ピッチ送り機構の駆動源から発生する振動や衝撃等がテープフィーダの機枠に伝達することを防止できるので、テープフィーダの破損や歪み等の不具合を防止し、また、テープに収納された電子部品の位置や姿勢がずれることによるピックアップ精度や実装精度の悪化を防止することができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の電子部品実装装置の側面図、図2は本発明の実施の形態のテープフィーダの側面図、図3は本発明の実施の形態のテープフィーダにおけるテープ送り機構の側面図、図4は本発明の実施の形態のテープフィーダにおけるテープ送り機構の支持機構を示す側面図、図5は本発明の実施の形態のテープフィーダにおけるテープのピッチ送り量の調整機構を示す側面図、図6は本発明の実施の形態のテープフィーダにおけるテープに収納された電子部品の姿勢変化を示す側面図、図7は本発明の実施の形態のテープフィーダにおけるピックアップ位置と磁石との位置関係を示す側面図、図8は従来のテープフィーダにおけるピックアップ位置と磁石との位置関係を示す側面図である。
まず、本発明の実施の形態の電子部品実装装置の全体構成および動作について説明する。図1において、電子部品実装装置のベースとなる基台1上に基板2の搬送を行う基板搬送装置3が配設される。基板搬送装置3にはクランプ機構が備えられ、搬送される基板2を所定に位置に位置決めして保持する基板位置決め装置として機能する。なお、本発明においては、基板2の搬送方向をX方向とし、これに水平面内で直交する方向をY方向とする。基板搬送装置3のY方向における側方に、電子部品実装装置に電子部品を供給する電子部品供給装置であるテープフィーダ4が複数並設される。テープフィーダ4はキャリア5により支持され、オペレータがキャリア5に装着されたハンドル6を操作することで基台1に対して着脱自在となっている。キャリア5には電子部品を等ピッチで収納したテープ7がテープリール8に巻回された状態で装着され、テープフィーダ4内でピッチ送りされて供給口9に順次供給される。
基台1の上方に移載ヘッド10がXY方向に水平移動自在に配設される。移載ヘッド10には複数のノズルユニット11が装着され、各ノズルユニット11に対してZ方向に昇降自在でθ方向(Z軸周り)に回転自在に構成されたノズル12が装着される。ノズル10は電子部品を吸着する機能を備えており、テープフィーダ4の供給口9をピックアップ位置として電子部品をピックアップし、基板2上に設定された実装箇所に移載する。さらに移載ヘッド10には基板2を撮像する撮像手段である第1のカメラ13が装着される。第1のカメラ13により撮像された基板2の画像処理結果に基づいてノズル12に吸着された電子部品と基板2の実装箇所との位置合わせを行った後に電子部品を実装する。基板搬送装置3の側方にはノズル12に吸着された電子部品を下方から撮像する撮像手段である第2のカメラ14が配設される。第2のカメラ14により撮像された電子部品の画像処理結果に基づいてノズル12の水平位置および回転角度を調整し、電子部品を正常位置および角度に補正する。
次に、本発明の実施の形態のテープフィーダの構成について説明する。図2において、テープフィーダ4の下流側の先端部にはテープ送り機構21が配設される。テープ送り機構21は、テープ7の送り方向に等ピッチで形成された送り孔(図示せず)に係合する係合部22aが外周に設けられたスプロケット22をインデックス回転させることにより、テープ7を上流から下流へ(矢印A参照)ピッチ送りし、テープ7に等ピッチで収納された電子部品を供給口9に順次供給する機能を有している。
図3において、スプロケット22は、テープフィーダ4の基体である機枠20に支持された支軸23に回転自在に軸支され、ラチェット機構により一方向(矢印B参照)にのみインデックス回転するように構成される。ラチェット機構は、支軸23に軸支されてスプロケット22と一体的に回転する被動側のラック24と、ラック24に係合して一方向(矢印B参照)にのみインデックス回転させる駆動側の送り爪25から構成される。送り爪25は、支軸23を中心として揺動する揺動部材26の作用点となる一端部26aにラック24側に付勢された状態で枢支され、揺動部材26がラック24の回転方向(矢印B参照)に揺動するときにラック24と係合し、逆方向(矢印C参照)に揺動するときにラック24との係合が解除される。揺動部材26の力点となる他端部26bには、シリンダ27に対して伸縮するロッド27aがブラケット28を介して枢支される。シリンダ27は尾端部で支軸29を中心として揺動自在に機枠20に支持されており、揺動部材26の揺動に伴うロッド27aの微小な上下動を許容する。
シリンダ27の駆動によりロッド27aが縮方向(矢印D参照)に移動すると、支軸23を中心とした他端部26bの揺動に伴って一端部26aの送り爪25がラック24の外周を揺動し、送り爪25に係合するラック24を一方向(矢印B参照)にインデックス回転させる。送り爪25の揺動行程の終点側はストッパ30により規制され、これによりテープ7のピッチ送り量の終点側が規制される。ラック24は逆転防止爪31により一方向(矢印B参照)にのみ回転可能になっており、ロッド27aの伸方向(矢印E参照)への移動により送り爪25がラック24の回転方向(矢印B参照)と逆方向(矢印C参照)に揺動する際にラック24の逆回転が起きないようにしてテープ7の逆送りを防止している。
図2において、テープ7の一方の面にはカバーテープ7aが貼着されており、一方の面に形成された収納部に収納された電子部品を被覆している。カバーテープ7aは、開口部9においてテープ7から剥離され、カバーテープ剥離機構40により上流側に回収される。カバーテープ剥離機構40は、テープ送り機構21と同様のラチェット機構によりリール41をインデックス回転させることでカバーテープ7aをリール41で回収部43に送る。リール41の駆動源は、テープ送り機構21の駆動源と同一のシリンダ27であり、揺動部材26に枢支されたアーム42によりロッド27aの伸縮動が伝達される。
テープフィーダ4の下流側の上部にはテープガイド50が配設される。テープガイド50には開口部9が形成され、開口部9の近傍においてテープ7の送り孔(図示せず)にスプロケット22の係合部22aが係合するようになっている。これにより、ピッチ送りされるテープ7の位置ずれを防止し、開口部9に供給される電子部品の位置精度を高めている。
以上のように構成されるテープフィーダ4は、図3において、シリンダ27の駆動によりロッド27aを一行程伸縮させると、揺動部材26が支軸23を中心として揺動し、送り爪25に係合したラック24およびラック24と一体的に回転するスプロケット22が一方向(矢印B参照)へインデックス回転し、テープ7が揺動部材26の揺動角に対応したピッチで上流から下流へ(矢印A参照)ピッチ送りされる。また、テープ7のピッチ送り動作と同期してカバーテープ7aが剥離され、テープ7に収納された電子部品が外部に露出した状態で供給口9に順次供給される。
次に、シリンダ27の支持機構について説明する。図3において、シリンダ27の尾端部は第1の支持プレート60の上端部に支軸29により軸支される。第1の支持プレート60は、機枠20に固定された第2の支持プレート61にねじ等の締結部材により締結される。このように、シリンダ27は、第1の支持プレート60および第2の支持プレート
61により機枠20に支持された状態となる。図4(b)、(c)において、第2の支持プレート61は、一方向に延伸された第1の支持部61aと第2の支持部61bを連結部61cで連結した形状に形成され、第2の支持部61bはねじ62等の締結部材により機枠に固定される。連結部61cは、一方向に延伸された第1の支持部61aの一端が第2の支持部61bと連結する部分に形成されており、連結部61cを固定端として第1の支持部61aの他端部61dは自由端となっている。第1の支持部61aと第2の支持部61bにはねじ孔63、64が形成され、ねじ孔64は第1の支持部61aの他端部61d寄りに形成される。
図4(a)において、第1の支持プレート60は、一方向に延伸された第1の領域60aと第2の領域60bに区画され、第2の領域60bはねじ65により第2の支持部61bに締結される。また、第1の領域60aと第2の領域60bとの境界部60cはねじ66により第1の支持部61aに締結され、第1の領域60aの先端部60dは境界部60cと相対的に自由に動き得る自由端となっている。先端部60dにシリンダ27の尾端部が支軸29により軸支される。なお、本実施の形態では、第1の支持プレート60を第2の支持プレート61に締結した状態において、第1の支持部61aはY方向(水平方向)に延伸され、第1の支持部61aはZ方向(鉛直方向)に延伸されている。
このように、シリンダ27は、機枠20に直接固定されるのではなく、第2の支持プレート61の連結部61cを固定端として第1の支持部61aの自由端に締結された第1の領域60aの自由端に支持される。すなわち、シリンダ27を機枠20に対して支持する支持部材を、機枠20に固定された固定部である第2の支持部61bおよび連結部61cと、固定部に対する位置の変動が許容される変動部である第1の支持部61aの他端部61dと第1の領域60aの先端部60dとにより構成し、シリンダ27は先端部60dに支持される。従って、ロッド27aの伸縮行程を繰り返し行う際にシリンダ27に発生する振動や衝撃は、板ばねとして機能する第1の領域60aおよび第1の支持部61aにより減滅され、直接機枠20に伝達することがない。これにより、テープフィーダ4の破損や歪み等の不具合を防止し、また、テープ7に収納された電子部品の位置や姿勢がずれることによるピックアップ精度や実装精度の悪化を防止する。
次に、テープ7のピッチ送り量の調整機構について説明する。図3において、テープ送り機構21は、支軸23を中心として揺動する揺動部材26の揺動角に対応したピッチでテープ7をピッチ送りする。揺動部材26の揺動角は、揺動部材26の他端部26bを支軸23を中心に揺動させるロッド27aのストロークにより決定される。図5(a)において、ロッド27aは、シリンダ27の内部で往復動するピストン27bに連動して伸縮動する。ロッド27aのストロークはピストン27bの往復行程S1により決定され、ピストン27aがシリンダ27の筐体27cに当接する位置でロッド27aの伸方向(矢印E参照)への移動が規制され、送り爪25がストッパ30に当接する位置でロッド27aの縮方向(矢印D参照)への移動が規制される。
ロッド27aのストロークを変更する場合、ストッパ30の位置を変更してロッド27aの縮方向(矢印D参照)への移動量を大きくする場合と、シリンダ27の位置を変更してロッド27aの伸方向(矢印E参照)への移動量を大きくする場合があるが、本実施の形態では、シリンダ27の機枠20に対する支持位置を変更することでロッド27aのストロークを調整する。
図4(a)において、第1の支持プレート60の第2の領域60bにはY方向(水平方向)に延びる長孔60eが形成され、長孔60eの任意の位置において第2の支持部61bのねじ孔63にねじ65で締結する。また、第2の支持プレート61の第1の支持部61aのねじ孔64についてもY方向(水平方向)に延びる長孔状に形成され、任意の位置
においてねじ66で締結する。第1の支持プレート60を長孔に沿って移動させることで、第1の支持プレート60の第2の支持プレート61に対するY方向(水平方向)における締結位置を変更することができる。これにより、シリンダ27の機枠20に対する支持位置を調整することが可能になり、ロッド27aのストロークを任意の長さに調整することができる。
図5(b)において、第1の支持プレート60の第2の支持プレート61に対する締結位置をロッド27aの伸方向(矢印E参照)側に変更すると、送り爪25がストッパ30に当接するときのピストン27bの位置がシリンダ27の尾端側に移動するので、ピストン27bの往復行程がS1からS2に増大してロッド27aのストロークが長くなる。これにより、揺動部材26の支軸23に対する揺動角が大きくなってテープ7のピッチ送り量が大きくなる。一方、図5(a)に示すように、第1の支持プレート60の第2の支持プレート61に対する締結位置をロッド27aの縮方向(矢印D参照)側に変更すると、送り爪25がストッパ30に当接するときのピストン27bの位置がシリンダ27の先端側に移動するので、ピストン27bの往復行程がS2からS1に減少してロッド27aのストロークが短くなる。これにより、揺動部材26の支軸23に対する揺動角が小さくなってテープ7のピッチ送り量が小さくなる。
このように、第1の支持プレート60と第2の支持プレート61は、シリンダ27の機枠20に対する支持位置を調整することでロッド27aのストロークを調整するストローク調整手段として機能し、テープフィーダ4におけるテープ7のピッチ送り量は、第1の支持プレート60の第2の支持プレート61に対する締結位置を変更してシリンダ27の機枠20に対する支持位置を変更するだけで容易に調整することができる。従って、テープフィーダ4において取り扱うテープ7の品種が変更されて電子部品の収納ピッチが変化する場合であっても、特別な技術を要することなく短時間でピッチ送り量を調整することができる。
次に、テープフィーダ4の供給口9に供給される電子部品の姿勢を規制する機構について説明する。図6において、テープ7に等ピッチで収納された電子部品Pは、上流から下流へ(矢印A参照)へピッチ送りされ、開口部9に供給される。開口部9は移載ヘッド10に装着されたノズル10(図1参照)による電子部品Pのピックアップ位置となっているため、電子部品Pは、正常姿勢、すなわち基板2への実装姿勢である水平姿勢で開口部9に供給されることが要求される。電子部品Pは、テープ7の一方の面に等ピッチで形成された収納部7b内に正常姿勢で収納されているが、ピッチ送りを行う際にテープ送り機構21の駆動により生じる衝撃や振動、さらにテープ送りをガイドするテープガイド50とテープ7の摩擦で生じる静電気等の影響により、収納部7bの底面から浮き上がり(図6(a)参照)、立ち姿勢等の正常姿勢でない状態で開口部9に送られてくることがある(図6(b)参照)。
図7において、本実施の形態のテープフィーダ4には、テープ7の収納部7bが形成された一方の面7cと反対の他方の面7d側、すなわち、テープ7を挟んで開口部9と対向する側に磁石51が配設される。テープ7の収納部7bに正常姿勢で収納された電子部品Pは、磁石51の磁力によりテープ7の他方の面7d側に吸引されて収納部7bの底面から容易に浮き上がることがないようになっている。磁石51のテープ7の送り方向(矢印A参照)における長さL1は、開口部9の上流側の端部、すなわちテープガイド50に開口部9を形成する切欠き部50aと、ノズル12による電子部品Pのピックアップ位置Sとの間の長さL2より長く形成される。磁石51の上部は、切欠き部50aより上流側ではテープ7と略平行に形成されてテープ7の他方の面7dに近接し、切欠き部50aより下流側ではテーパが形成されてテープ7の他方の面7dから徐々に離反し、切欠き部50aから遠ざかるに従ってテープ7の他方の面7dとの離間距離S3が漸増するように形成
される。これにより、電子部品Pに作用する磁石51の磁力が切欠き部50aからピックアップ位置Sに向けて漸減する。
ところで、図8(a)に示すように、磁石52を切欠き部50aより上流側に配設した場合、切欠き部50aを境に磁界が急激に変化するため、開口部9に露出された電子部品Pの姿勢に変化が現れることがある。また、図8(b)に示すように、磁石53の上部にテーパを形成せずにピックアップ位置Sより下流まで延長して配設した場合、上述したような磁界の変化は発生しないが、ノズル12による吸着力が弱い場合、ピックアップ位置Sにおいて電子部品Pを吸引する磁力に抗して電子部品Pを吸着することができず、ピックアップミスが発生することがある。さらに、吸着ノズル12が磁性体で構成されている場合、吸着ノズル12を磁化させてしまうことがある。そのため、図7に示すような形状および位置に磁石51を配設することで、磁界の急激な変化を回避しつつピックアップ位置Sにおいて電子部品Pに作用する磁力を減少させてピックアップミスの発生を防止している。
なお、磁石50の上部には必ずしもテーパを設ける必要はなく、磁石50の組成に変化を加え、切欠き部50aからピックアップ位置Sに向けて磁力が漸減するように構成してもよい。
本発明によれば、テープフィーダの破損や歪み等の不具合を防止し、また、テープに収納された電子部品の位置や姿勢がずれることによるピックアップ精度や実装精度の悪化を防止することができるので、テープフィーダを用いた電子部品の実装分野において有用である。
本発明の実施の形態の電子部品実装装置の側面図 本発明の実施の形態のテープフィーダの側面図 本発明の実施の形態のテープフィーダにおけるテープ送り機構の側面図 本発明の実施の形態のテープフィーダにおけるテープ送り機構の支持機構を示す側面図 本発明の実施の形態のテープフィーダにおけるテープのピッチ送り量の調整機構を示す側面図 本発明の実施の形態のテープフィーダにおけるテープに収納された電子部品の姿勢変化を示す側面図 本発明の実施の形態のテープフィーダにおけるピックアップ位置と磁石との位置関係を示す側面図 従来のテープフィーダにおけるピックアップ位置と磁石との位置関係を示す側面図
符号の説明
4 テープフィーダ
7 テープ
20 機枠
22 スプロケット
23 支軸
24 ラック
25 送り爪
26 揺動部材
27 シリンダ
27a ロッド
60 第1の支持プレート
60a 第1の領域
60b 第2の領域
60c 境界部
60d 先端部
61 第2の支持プレート
61a 第1の支持部
61b 第2の支持部
61c 連結部
61d 他端部

Claims (2)

  1. 機枠と、
    前記機枠に支持された支軸と、
    前記支軸に軸支され、前記支軸を中心としてインデックス回転することで外周部に係合した電子部品収納用のテープをピッチ送りするスプロケットと、
    前記支軸を中心として前記スプロケットと一体的にインデックス回転するラックと、
    前記支軸を中心として揺動する揺動部材と、
    前記揺動部材に設けられ、前記揺動部材が前記支軸を中心として一方向に揺動するときに前記ラックに係合して前記スプロケットをインデックス回転させる送り爪と、
    前記機枠に支持され、前記揺動部材に接続されたロッドを伸縮させることで前記揺動部材を前記支軸を中心として揺動させるシリンダと、
    前記シリンダを前記機枠に対して支持する支持部材と、
    を備え、
    前記支持部材が、前記機枠に固定された固定部と前記固定部に対する位置の変動が許容される変動部を有し、前記シリンダが前記変動部に支持されたテープフィーダ。
  2. 前記支持部材が一方向に延伸された板状体で構成され、前記支持部材の一方向における両端部のうち一方が前記機枠に固定され、他方に前記シリンダが支持された請求項1記載のテープフィーダ。
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