JP2007317420A5 - - Google Patents

Claims (7)

1. 所定の動作温度を有する感温材を収容したケースに一対の電路用リード部材を取付け、このリード部材間に前記感温材を含む温度ヒューズエレメントの低抵抗回路および電流溶断エレメントの高抵抗回路を並列配置した電路切離手段を備え、前記感温材の動作温度で前記低抵抗回路が開放した後、前記高抵抗回路を開放して前記一対の電路用リード部材間を電気的に遮断する非復帰型保護装置。
2. 前記温度ヒューズエレメントは低融点可溶合金であり、前記電流溶断エレメントは前記低融点可溶合金と電気的に並列接続の金属細線であり、前記温度ヒューズエレメントの作動後に前記金属細線の一時的通電を許容して回路遮断することを特徴とする請求項１に記載の非復帰型保護装置。
3. 前記温度ヒューズエレメントは感温ペレットからなり、この感温ペレットの物理的変形に応動するスイッチング部材を前記リード部材の一方側に配置し、前記電流溶断エレメントは前記スイッチング部材と電気的に並列接続した金属細線からなり、前記感温ペレットの変形後に、前記金属細線の一時的通電を許容して回路遮断することを特徴とする請求項１に記載の非復帰型保護装置。
4. 前記スイッチング部材は前記ケースに収容した可動接点体および圧縮スプリングを含み、前記一対のリード部材は前記ケースの一端側を気密封着した絶縁材を貫通する第１リードと、前記ケースの他端側でかしめ固定した第２リードであり、前記圧縮スプリングは弱圧縮ばねおよび強圧縮ばねを有し前記可動接点体に押圧力を作用させ、前記可動接点体を前記第１リードの電極側で開離自在に配置し、常温では前記圧縮スプリングの押圧作用により前記可動接点体を前記第１リードに圧接接触して導通状態を維持してなり、かつ前記金属細線はコイリング状圧縮細線ばねからなることを特徴とする請求項３に記載の非復帰型保護装置。
5. 前記温度ヒューズエレメントは感温物質成形体からなり、この感温物質成形体の物理的変形に応動するスイッチング部材を前記電路用リード部材の一方の電極側に配置し、前記電流溶断エレメントは前記スイッチング部材と電気的に並列接続した前記動作温度より低い融点を有する可溶金属体であって、前記温度ヒューズエレメントの作動前に溶融状態を呈し、作動後に一時的に通電を許容して回路遮断させることを特徴とする請求項１に記載の非復帰型保護装置。
6. 前記スイッチング部材は可動接点体および弱圧縮ばねおよび強圧縮ばねを含む圧縮スプリングを前記ケースに収容してなり、前記電路用リード部材は前記ケースの一端側を気密封着した絶縁材を貫通する第１リードと、前記筒状金属ケースの他端側でかしめ固定する第２リードであり、前記可溶金属体は低融点金属片からなり、前記可動接点体に押圧力を付与すると共に前記低融点金属片を前記可動接点体に接触させ前記可動接点体を前記第１リードの電極側で開離自在に配置構成し、常温では前記圧縮スプリングの押圧力を作用させて前記可動接点体を前記第１リードに圧接接触する導通状態に維持し、所定の動作温度では前記感温物質成形体の物理的変形に作用して前記第１リードと開離開放する遮断状態にスイッチングすることを特徴とする請求項５に記載の非復帰型保護装置。
7. 前記低抵抗回路は感温物質成形体と作動ロッドとを収容するケース体を具備する温度ヒューズエレメントであって、前記感温物質成形体の動作温度で物理的変形に応動する作動ロッドで移動するスイッチング部材が前記電路用リード部材の一方の電極側に配置され、前記電路用リード部材が前記ケース体に取付けた一対の導出リードであって、その一方の端部に前記スイッチング部材が装着され、前記高抵抗回路は前記導出リード間に接続配置され、前記スイッチング部材と電気的に並列接続した高抵抗金属体からなる電流溶断エレメントで構成し、前記スイッチング部材は、常温では前記作動ロッドの作用により前記導出リードの他方の端部に圧接接触して導通状態に維持し、所定の動作温度では前記感温物質成形体の物理的変形による前記作動ロッドの変位で前記他方の端部から開離開放し、この作動後に前記電流溶断エレメントが一時的に通電を許容して遮断状態にスイッチングすることを特徴とする請求項１に記載の非復帰型保護装置。