JP2007317400A - 電池パック - Google Patents

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琢朗 中山
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Abstract

【課題】電池パックにおいて、ショートを防止し、しかも、コストの上昇と、配置空間の増大とを抑えることである。
【解決手段】上下2段にモジュールユニット34,36をそれぞれの長さ方向が揃うように平行に配置する。2個のモジュールユニット34,36のそれぞれで最も電位が高くなる端子39a、39bを、2個のモジュールユニット34,36において長さ方向同じ側の端部である前端部に設ける。2個のモジュールユニット34,36同士を電気的に直列に接続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、それぞれ複数の電池素子を電気的に直列に接続している複数のモジュールユニットを、それぞれの長さ方向が揃うように平行に配置し、隣り合うモジュールユニットの端部同士を接続した電池パックに関する。
例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車では、図6に示すように、自動車室内の後席よりも前側で、エンジンルーム10よりも後側の中間領域12において、高電圧の電力を蓄電する電池パック14を設けることが考えられている。また、図6に示す構造の場合には、エンジンルーム10内に設置した走行用モータ16と、電池パック14とを、高電圧ケーブル18,18aにより電気的に接続している。なお、本明細書では、特に断らない限り、「前」側および「後」側は、自動車の前後方向に関する側をいう。また、走行用モータ16は、自動車を駆動するために使用するが、ハイブリッド自動車用の走行用モータ16は、制動時に発電する発電機と併用する。
なお、図6に示す構造では、電池パック14から供給される直流電流を交流電流に変換するためのインバータ20をエンジンルーム10内に設け、このインバータ20を介して、電池パック14と走行用モータ16とを接続している。また、図示は省略するが、燃料電池車において、電池パックに蓄電された電力と、燃料電池により得られる電力とを、走行用モータを駆動するために使用することも考えられている。
このようなハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池車に使用する電池パック14として、例えば特許文献1に記載されているような構造が知られている。特許文献1に記載された電池パック14は、図7に示すように、2個のモジュールユニット22,24により構成しており、それぞれのモジュールユニット22,24を、複数の電池素子である電池セル26を電気的に直列に接続すると共に、2個のモジュールユニット22,24同士を互いに横方向(図7の左右方向)に離れる状態で平行に配置している。そして、2個のモジュールユニット22,24のそれぞれで最も電位が高くなる、総プラス端子と呼ばれる端子28,30を、2個のモジュールユニット22,24同士で長さ方向(図7の上下方向)反対側の端部に設けている。そして、モジュールユニット22,24のうち一方(図7の右方)のモジュールユニット22の端子28と、他方(図7の左方)のモジュールユニット24の最も電位が低くなる、総マイナス端子と呼ばれる端子31とを、図示しないサービスプラグを介して電気的に直列に接続している。
なお、サービスプラグとは、電池パック14の保守点検時に引き抜くことにより、電池パック14の高電圧回路と他の回路とを遮断することにより、安全に作業ができるようにするために使用する。
特開2004−311139号公報
上記の図7に示した構造の場合には、2個のモジュールユニット22,24のうち一方のモジュールユニット22の端子28と、他方のモジュールユニット24の端子31とを電気的に接続した状態で、2個のモジュールユニット22,24のうち、電位が低くなる一方のモジュールユニット22のさらに電位が低くなる側の端部に位置する端子32と、2個のモジュールユニット22,24のうち、電位が高くなる他方のモジュールユニット24のさらに電位が高くなる側の端部に位置する端子30とが、隙間33を介して対向している。このような電池パック14においては、隙間33を介して対向する端子30,32の間の電位差が、電池パック14のほぼ総電圧の大きな電位差となる。ただし、2個の端子30,32間に大きな電位差があるのにもかかわらず、設計上、端子30,32間の隙間33を十分に大きくできない可能性がある。例えば図7に示す場合、電池セル26の総数が100個程度となるため、1個の電池セル26が1.2Vの電圧を発生させるとすると、2個の端子30,32同士の間に、最大で120V程度の大きな電位差があるのにもかかわらず、2個の端子30,32同士が近接した状態となる可能性がある。このような状態では、絶縁距離を十分に確保できず、2個の端子30,32同士の間に電池パック14のほぼ総電圧の大きな電圧が印加され、ショートする可能性がある。
これに対して、大きな電位差がある2個の端子30,32同士の間に図示しない絶縁物を配置することにより、ショートを防止することも考えられるが、この様な手段を採用した場合には、コストが大幅に上昇する可能性がある。また、単純に2個のモジュールユニット22,24の間の間隔を大きくすれば、隙間33が大きくなり、ショートを防止できる可能性があるが、この場合には、電池パック14の横方向の全長が大きくなり、電池パック14を狭い空間に配置することが難しくなる。
一方、従来から、図8から図10に示すように、2個のモジュールユニット34,36を上下方向に離れる状態で配置し、モジュールユニット34,36同士を接続した電池パック14も考えられている。図8は、この電池パック14を車両の幅方向片側から見た模式図であり、図9は、電池パック14を上から見た模式図であり、図10は、電池パック14を具体化して示す斜視図である。この電池パック14の場合、モジュールユニット34,36を上下に2段離れた状態で配置し、ケース54(図10)に固定している。それぞれのモジュールユニット34,36は、電池素子である、全体を直方体状とした電池セル38を車両の前後方向(図8,9の左右方向、図10の表裏方向)に複数配置している。
また、それぞれの電池セル38は、幅方向(図8の表裏方向、図9の上下方向、図10の左右方向)両端部の上端部(図8,10の上端部、図9の表側端部)に2個ずつの端子39a、39b、40,41a、41bを突出させており、図9の模式図で示すように、前後方向(図9の左右方向)に隣り合う電池セル38において、後方向(図9の右方)に向かうにしたがって幅方向(図9の上下方向)一端の端子40同士と幅方向他端の端子40同士とに、交互にバスバー42を掛け渡し、バスバー42を掛け渡した端子40同士を接続している。電池セル38を構成するケースは、金属により作っている。
また、下側のモジュールユニット34の長さ方向一端(図8の右端、図10の裏端)に位置する総プラス端子である、端子39aと、上側のモジュールユニット36の長さ方向一端に位置する総マイナス端子である、端子41bとを、サービスプラグ44を介して電線45により接続している。図10に示すように、サービスプラグ44は、電池パック14の前面(図10の表側面)よりも前側(図10の表側)に設けている。
そして、上側のモジュールユニット36の長さ方向他端(図8の左端、図10の表端)に位置する総プラス端子である、端子39bと、下側のモジュールユニット34の長さ方向他端に位置する総マイナス端子である、端子41aとを、電線45によりジャンクションブロック46の2個の端子48に接続している。ジャンクションブロック46は、リレー機器等を含む電子部品を有する。ジャンクションブロック46に端子台50を結合しており、この端子台50に設けた2個の接続端子52は、ジャンクションブロック46の回路に接続している。そして、2個の接続端子52に図示しない2本の電線を接続することにより、電池パック14に蓄電した電力を取り出し可能としている。このような電池パック14は、例えば車両の幅方向中央部に設け、上側に開閉可能な蓋部を設けたセンターコンソール(図示せず)の下部内側に配置する。なお、図8から図10の矢印は、電位が高くなる端子から電位が低くなる端子への方向を表している。
このように構成するため、図8に示すように、2個のモジュールユニット34,36を構成する複数の電池セル38同士の間と、2個のモジュールユニット34,36同士の間とが、電気的に略U字形に接続されるのと同じになる。このような図8から図10に示した構造の場合も、上記の図7に示した構造の場合と同様に、互いに隣り合う2個のモジュールユニット34,36のそれぞれで最も電位が高くなる総プラス端子である端子39a、39bが、2個のモジュールユニット34,36同士で長さ方向に関して反対側の端部に位置している。このため、上側のモジュールユニット36の端子39bを設けた電池セル38の底面と、下側のモジュールユニット34の端子41aを設けた電池セル38の上部との間の電位差が大きくなるのにもかかわらず、端子39bを設けた電池セル38の底面と端子41aを設けた電池セル38の上部とが近接した状態となる可能性がある。この場合に、ショートを防止するためには、モジュールユニット34,36の上下方向の間隔を十分に(例えば10mmから15mm程度)大きくしたり、モジュールユニット34,36同士の間に絶縁物を設ける必要がある。ただし、モジュールユニット34,36の上下方向の間隔を大きくし過ぎることは、電池パック14全体の上下方向の全長が大きくなり、車室内の居住性を悪くする原因となる。また、モジュールユニット34,36同士の間に絶縁物を設ける場合には、コストが大幅に上昇する可能性がある。
特に、図8から図10に示した構造の場合には、2個のモジュールユニット34,36を上下に配置するため、車室内の居住性を良好にしたままで、2個のモジュールユニット34,36の上下方向の隙間を十分に確保することが難しい。このような事情から、特に、2個のモジュールユニット34,36を上下に配置する場合に、居住性を悪くすることなくショートを防止できる構造の実現が望まれている。
本発明の目的は、ショートを防止でき、しかも、コストの上昇と、配置空間の増大とを抑えることができる、電池パックを提供することを目的とする。
本発明に係る電池パックは、それぞれ複数の電池素子を電気的に直列に接続している複数のモジュールユニットを、それぞれの長さ方向が揃うように平行に配置し、隣り合うモジュールユニットの端子同士を接続した電池パックであって、少なくとも隣り合う2個のモジュールユニットのそれぞれで最も電位が高くなる端子である、いわゆる総プラス端子を、2個のモジュールユニットにおいて長さ方向同じ側の端部に設けたことを特徴とする電池パックである。なお、隣り合う2個のモジュールユニットは、互いに電気的に直列に接続する場合の他、互いに電気的に並列に接続する場合も含む。
また、好ましくは、少なくとも隣り合う2個のモジュールユニットの長さ方向反対側の端部の端子同士を接続して、2個のモジュールユニットを電気的に直列に接続する。
また、好ましくは、電池素子を全体が直方体状の電池セルとし、それぞれ複数の電池セルを電気的に直列に接続した複数個のモジュールユニットを上下に離れるように配置する。
本発明に係る電池パックによれば、互いに隣り合う2個のモジュールユニットにおいて、それぞれで最も電位が高くなる2個の端子が長さ方向の同じ側の端部に位置するため、2個の端子が存在するモジュールユニットの端部同士が小さな隙間を介して対向する場合でも、2個のモジュールユニットの端部間の電位差を小さくできて、端部間でのショートを防止できる。しかも、ショートを防止するために、モジュールユニット間に絶縁物を設けたり、電池パックの全体を過度に大きくする必要がない。このため、ショートを有効に防止できる。この結果、電池パックのコストの上昇と、電池パックの配置空間の増大とを抑えつつ、ショートを防止できるため、安全性を有効に確保できる。
[第1の発明の実施の形態]
以下において、図1から図2を用いて、請求項1から請求項3に対応する、本発明に係る第1の実施の形態につき詳細に説明する。図1は、本実施の形態の車両の幅方向片側から見た模式図であり、図2は、本実施の形態を具体化して示す斜視図である。なお、図1では、左側が自動車の前側であり、図2では表側が自動車の前側である。また、本実施の形態の電池パック14の特徴は、2個のモジュールユニット34,36の配置構造と、モジュールユニット34,36同士を接続する電線45の接続構造とにある。その他の構造は、上記の図8から図10に示した従来から考えられている構造の場合と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する説明を省略もしくは簡略にし、以下、本実施の形態の特徴部分を中心に説明する。
本実施の形態の電池パック14は、自動車の前後方向(図1の左右方向、図2の表裏方向)に長くなる縦置き配置としている。そして、電池素子である複数の(例えば28個以上の)電池セル38を、車両の前後方向に直列に配置すると共に、電池セル38同士を電気的に直列に接続して2個のモジュールユニット34,36を構成し、2個のモジュールユニット34,36を上下方向に離れる状態で配置している。そしてこの状態で、2個のモジュールユニット34,36を、ケース54(図2)の内側に固定している。また、2個のモジュールユニット34,36をそれぞれの長さ方向が揃うように互いに平行に配置している。また、電池セル38は、全体を直方体状としたニッケル水素電池である。
そして、それぞれのモジュールユニット34,36で最も電位が高くなる総プラス端子である、端子39a、39bを、2個のモジュールユニット34,36同士で長さ方向同じ側の端部である、前端部(図1の左端部、図2の表端部)に設けている。このため、それぞれのモジュールユニット34,36で最も電位が低くなる総マイナス端子である、端子41a、41bは、2個のモジュールユニット34,36同士で長さ方向同じ側の端部である、後端部(図1の右端部、図2の裏端部)に設けられる。
また、上側のモジュールユニット36の長さ方向一端である、後端(図1の右端、図2の裏端)部に位置する総マイナス端子である、端子41bと、下側のモジュールユニット34の長さ方向他端である、前端(図1の左端、図2の表端)部に位置する総プラス端子である、端子39aとを、サービスプラグ44を介して電線45により接続している。
また、上側のモジュールユニット36の前端部に位置する総プラス端子である、端子39bと、下側のモジュールユニット34の後端部に位置する総マイナス端子である、端子41aとを、ジャンクションブロック46の2個の端子48,48に接続している。なお、図1から図2では、矢印により、電位が高くなる端子から電位が低くなる端子に向かうことを表している。このように構成するため、2個のモジュールユニット34,36は互いに電気的に直列に接続される。また、図1に示すように、2個のモジュールユニット34,36を構成する複数の電池セル38同士の間と、2個のモジュールユニット34,36同士の間とが、電気的に略Z字形に接続されるのと同じになる。
このような電池パック14は、例えば車両の幅方向中央部において、運転席と助手席との間に設けた、上側に開閉可能な蓋部を設けたセンターコンソール(図示せず)の下部内側に配置する。
このような本実施の形態の電池パック14の場合、上下に隣り合う2個のモジュールユニット34,36において、それぞれで最も電位が高くなる総プラス端子である、端子39a、39bが長さ方向に関して同じ側の端部である、前端部に位置するため、モジュールユニット34,36の前端部同士が上下に小さな隙間を解して対向する場合でも、モジュールユニット34,36の前端部間の電位差を小さくできて、前端部間でのショートを防止できる。しかも、ショートを防止するために、モジュールユニット34,36間に絶縁物を設ける必要がなく、かつ、電池パック14の全体を過度に大きくする必要もない。このため、ショートを有効に防止できる。この結果、電池パック14のコストの上昇と、電池パック14の配置空間の増大とを抑えつつ、ショートを防止できるため、安全性を有効に確保できる。
また、本実施の形態の場合、上下に隣り合う2個のモジュールユニット34,36の長さ方向反対側の端部に位置する、上側のモジュールユニット36の総マイナス端子である、端子41bと、下側のモジュールユニット34の総プラス端子である、端子39aとを接続して、2個のモジュールユニット34,36を電気的に直列に接続している。このため、安全性を有効に確保できる構造で、電池パック14の総電圧を大きくできる。
また、電池セル38の全体を直方体状とし、電池セル38をいわゆる角型セルとすると共に、電気的に直列に接続した2個のモジュールユニット34,36を上下に離れるように配置しているため、上記の図7に示した特許文献1に記載された構造のように、2個のモジュールユニット22,24を横方向に離れるように配置する場合に比べて、自動車の車室内の設計上、2個のモジュールユニット34,36間の隙間を大きくすることが難しくなる。このため、本実施の形態によれば、2個のモジュールユニット34,36で最も電位が高くなる端子39a、39bを長さ方向の同じ側の端部に設けるといった構成を採用する、本発明により得られる効果がより顕著になる。
なお、本実施の形態の場合、端子台50およびサービスプラグ44を、電池パック14の前面よりも前側に設け、端子台50に前側から高電圧ケーブルの電線を接続できるようにしている。ただし、本発明はこのような構造に限定するものではなく、端子台50およびサービスプラグ44をいろいろな位置に配置できる。例えば、モジュールユニット34,36の前端面よりも前側で、自動車の幅方向に関して電池パック14の中央部よりも片側(例えば助手席側)に片寄った位置に端子台50やサービスプラグ44を設けることもできる。例えば電池パック14の助手席側に片寄った位置に端子台50を設けて、助手席側から自動車の幅方向に向かって高電圧ケーブルを端子台50に接続可能とした場合には、高電圧ケーブルの接続作業または取り外し作業を行う際に、助手席を後側に移動させる等により広い作業空間を確保でき、作業を容易に行える。
[第2の発明の実施の形態]
図3は、請求項1から請求項3に対応する、本発明に係る第2の実施の形態を示している。本実施の形態の場合、電池セル38の上端部(図3の表側端部)で幅方向(図3の上下方向)両側面から幅方向に、端子39a,39b,40,41a,41bを突出させている。そして、前後方向(図3の左右方向)に隣り合う電池セル38において、後方向(図3の右方)に向かうにしたがって幅方向(図3の上下方向)一端の端子40同士と幅方向他端の端子40同士とに、交互にバスバー42を掛け渡し、バスバー42を掛け渡した端子40同士を接続している。このように電池セル38の幅方向両側に端子39a,39b,40,41a,41bを突出させるために、例えば、上記の図1から図2に示した第1の実施の形態において、上端部に上方に突出させた端子39a,39b,40,41a,41bの先端部を、電池セル38の幅方向側面から幅方向に突出させるようにL字形に形成する。
その他の構成および作用については、上記の第1の実施の形態と同様であるため、同等部分には同一符号を付して重複する説明および図示は省略する。
[第3の発明の実施の形態]
次に、図4は、請求項1から請求項2に対応する、本発明に係る第3の実施の形態を示している。本実施の形態の場合には、2個のモジュールユニット34,36を自動車の幅方向(図4の上下方向)に離れた状態で、互いに平行に配置している。2個のモジュールユニット34,36同士を上下に離れた状態から、幅方向に離れた状態に配置したことに伴う構成の変更以外の構成については、上記の図1から図2に示した第1の実施の形態の場合と同様である。このように、本発明は、複数のモジュールユニットを横方向に離れるように配置することもできる。
[第4の発明の実施の形態]
次に、図5は、請求項1から請求項3に対応する、本発明に係る第4の実施の形態を示している。本実施の形態の場合には、上下に離れる状態で配置した2個のモジュールユニット36(図5では上側のモジュールユニット36のみを示し、下側のモジュールユニットの図示を省略する。)のそれぞれを、前後方向(図5の表裏方向)に配置した複数の電池素子56により構成している。電池素子56は、それぞれ複数の円筒状単電池58を備える。円筒状単電池58はそれぞれ両端のプラス端子およびマイナス端子(図示せず)と、マイナス端子と導通した円筒状部分60とを有する。プラス端子と円筒状部分60とは絶縁されている。また、円筒状単電池58の両端部に、導電性を有する材料により造った接続リング62を嵌合させている。この接続リング62は、有底円筒状で底部に軸方向に突出する突部64を形成しており、この突部64の先端面に図示しないねじ孔を形成している。
電池素子56は、このような円筒状単電池58を幅方向(図5の左右方向)に複数個平行に配置すると共に、幅方向に隣り合う円筒状単電池58のプラス端子とマイナス端子との上下位置を、幅方向片側に向かうにしたがって交互に変えている。そして、この状態で、幅方向に隣り合う円筒状単電池58のプラス端子とマイナス端子とのいずれかに導通させた接続リング62を、バスバー66により結合している。すなわち、バスバー66は、長さ方向両端部に両側面を貫通する通孔(図示せず)を有する。通孔には、接続用ボルト68のねじ部が挿通可能であるが、接続用ボルト68の頭部は挿通不能である。幅方向に隣り合う円筒状単電池58において、幅方向片側に向かうにしたがって上端の接続リング62の突部64同士と下端の接続リング62の突部64同士とに、交互にバスバー66を掛け渡し、バスバー42の通孔を挿通した接続用ボルト68のねじ部を突部64のねじ穴に螺合させる。この結果、幅方向に隣り合う円筒状単電池58の突部64にバスバー66が接続され、幅方向に隣り合う複数の円筒状単電池58が電気的に直列に接続された状態となる。
また、前後方向に隣り合う電池素子56において、後方向(図5の裏方向)に向かうにしたがって幅方向一端の前後に隣り合う円筒状単電池58の突部64同士と、幅方向他端の前後に隣り合う円筒状単電池58の突部64同士とに、交互にバスバー42(図3,4,9参照)を掛け渡し、バスバー42を掛け渡した突部64同士を接続している。このようにして構成した2個のモジュールユニット36は、上下に平行に配置すると共に、それぞれの総プラス端子となる、円筒状単電池58の端子を、長さ方向の同じ側の端部に設ける。
その他の構成および作用については、上記の第1の実施の形態と同様であるため、重複する説明は省略する。
なお、上記の実施の形態においては、2個のモジュールユニット34,36同士を電気的に直列に接続しているが、本発明においては、2個のモジュールユニットのそれぞれの長さ方向の同じ側の端部に最も電位が高くなる端子を設けると共に、2個のモジュールユニット同士を電気的に並列に接続することにより電池パックを構成することもできる。
また、上記の図1から図4に示した第1から第3の実施の形態において、電池パックを構成する電池セルを、リチウム電池等、ニッケル水素電池以外の電池とすることもできる。
第1の発明の実施の形態の電池パックを示す、自動車の幅方向片側から見た模式図である。 同じく電池パックを具体化して示す斜視図である。 第2の発明の実施の形態の電池パックを示す、上から見た模式図である。 第3の発明の実施の形態の電池パックを示す、上から見た模式図である。 第4の発明の実施の形態の電池パックの上側のモジュールユニットを示す、図1の左側から右方に見たものに相当する図である。 自動車に電池パックと走行用モータとインバータとを搭載した状態を示す模式図である。 電池パックの従来構造の1例を示す、上から見た模式図である。 従来から考えられている電池パックの1例を示す、自動車の幅方向片側から見た模式図である。 図8の上から見た模式図である。 図8の構造を具体化して示す斜視図である。
符号の説明
10 エンジンルーム、12 中間領域、14 電池パック、16 走行用モータ、18,18a 高電圧ケーブル、20 インバータ、22 モジュールユニット、24 モジュールユニット、26 電池セル、28 端子、30 端子、31 端子、32 端子 、33 隙間、34 モジュールユニット、36 モジュールユニット、38 電池セル、39a、39b 端子、40 端子、41a、41b 端子、42 バスバー、44 サービスプラグ、45 電線、46 ジャンクションブロック、48 端子、50 端子台、52 接続端子、54 ケース、56 電池素子、58 円筒状単電池、60 円筒状部分、62 接続リング、64 突部、66 バスバー、68 接続用ボルト。

Claims (3)

  1. それぞれ複数の電池素子を電気的に直列に接続している複数のモジュールユニットを、それぞれの長さ方向が揃うように平行に配置し、隣り合うモジュールユニットの端子同士を接続した電池パックであって、少なくとも隣り合う2個のモジュールユニットのそれぞれで最も電位が高くなる端子を、2個のモジュールユニットにおいて長さ方向同じ側の端部に設けたことを特徴とする電池パック。
  2. 請求項1に記載の電池パックにおいて、少なくとも隣り合う2個のモジュールユニットの長さ方向反対側の端部の端子同士を接続して、2個のモジュールユニットを電気的に直列に接続したことを特徴とする電池パック。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池パックにおいて、電池素子は全体が直方体状の電池セルであり、それぞれ複数の電池セルを電気的に直列に接続した複数個のモジュールユニットを上下に離れるように配置したことを特徴とする電池パック。
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