JP2007316444A - 顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の高輝度部の移動を検出し、この検出結果に基づいて高輝度部の位置を補正できること。
【解決手段】紫外線顕微鏡100は、光源11が発した光を集光して2次光源SSを形成するとともに、この2次光源SSと共役な位置に入射瞳3aが設けられた対物レンズ3を介して、2次光源SSからの光を標本1に照射する顕微鏡であって、光源11が発した光のうち一部の光を非照明光として分岐して射出するダイクロイックミラー13と、非照明光を集光し、2次光源SSと実質的に共役な検出面上に光源11の光源像を形成するとともに、この光源像を検出して像強度情報を出力する光源像検出部7と、光源11を光軸断面方向に移動可能に保持する光源保持機構27と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光源が発した光を集光して2次光源を形成するとともに、この2次光源と共役な位置に入射瞳が設けられた集光レンズを介して前記2次光源からの光を標本に照射する顕微鏡に関し、特に、紫外光を標本に照射する紫外線顕微鏡に適用して好適な顕微鏡に関する。
従来、キセノンランプ等の放電ランプを使用する場合、ランプの個体差や経時劣化等によらず安定して所望の光量が得られるように、あるいはランプ寿命を延命できるように点灯制御を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1および2参照)。特許文献1および2に開示された技術では、放電ランプが発した光の一部を直接、あるいは所定の基準反射板を介して検出し、この検出強度に基づいて放電ランプに供給する電力を制御するようにしている。
特開10−56536号公報 特開5−21176号公報
ところで、放電ランプは、経時劣化として発光光量が低下するばかりでなく、ランプ内の電極(放電電極)の消耗にともなって発光領域中の高輝度部が移動することが知られている。このため、例えば放電ランプを光源に用いた顕微鏡の照明光学系では、ランプの高輝度部が光軸上から外れ、この高輝度部から発した光にケラレが生じることで、標本に対する照明光量が低下する場合があるという問題があった。
これに対して、上述した従来技術では、放電ランプから発した光の強度を検出することはできるものの、放電電極の消耗などにともなう高輝度部の移動を検出することができないため、照明光量の低下が生じた場合、その原因が放電ランプの経時劣化によるものか、あるいは高輝度部の移動に起因するものかを判別することができなかった。このため、照明光量の低下に応じて放電ランプに供給する電力を増加させる、あるいはランプを交換するなど行って、無用にランプ寿命を低下させる等の問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、放電電極の消耗等にともなう光源の高輝度部の移動を検出できるばかりでなく、この検出結果に基づいて光源の高輝度部の位置を補正することができ、光源を効率的に利用して常に適正な照明光量を確保できるとともに、光源寿命を延命させることができる顕微鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる顕微鏡は、光源が発した光を集光して2次光源を形成するとともに、前記2次光源と共役な位置に入射瞳が設けられた集光レンズを介して該2次光源からの光を標本に照射する顕微鏡において、前記光源が発した光を分岐して射出する光路分割手段と、前記光路分割手段が分岐した一方の光を集光し、前記2次光源と実質的に共役な検出面上に前記光源の光源像を形成するとともに、該光源像を検出して像強度情報を出力する光源像検出手段と、前記光源を光軸に直交する平面内で移動可能に保持する光源保持手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる顕微鏡は、上記の発明において、前記光源像検出手段は、前記検出面上の所定位置に配置された開口によって前記光源像の検出領域を制限する光源像制限手段と、前記検出領域内の前記光源像を検出し、この検出した像強度を前記像強度情報として出力する像強度検出手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項3にかかる顕微鏡は、上記の発明において、前記光源像検出手段は、前記光源像の像強度を検出して該光源像の最大強度位置を検知するとともに、前記検出面上の所定位置を基準とした前記最大強度位置を示す位置情報を前記像強度情報として出力する像強度検出手段を有することを特徴とする。
また、請求項4にかかる顕微鏡は、上記の発明において、前記像強度情報をもとに前記光源保持手段を駆動し、前記光源像の最大強度位置が前記検出面上の所定位置に一致するように前記光源を移動させる制御を行う移動制御手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項5にかかる顕微鏡は、上記の発明において、前記所定位置は、前記集光レンズの入射瞳中心と実質的に共役な位置であることを特徴とする。
また、請求項6にかかる顕微鏡は、上記の発明において、前記光源と共役な位置に入射端が配置され、前記光源が発した光を前記入射端から受光するとともに、この受光した光を射出する射出端が前記2次光源として前記集光レンズの入射瞳と共役な位置に配置されたライトガイドを備えたことを特徴とする。
また、請求項7にかかる顕微鏡は、上記の発明において、前記標本に照射された前記2次光源からの光のうち該標本で反射された光を検出し、この検出強度を前記標本に対する照射強度情報として出力する照射強度検出手段と、前記照射強度情報と前記像強度情報とを比較し、その比較結果を出力する強度比較手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明にかかる顕微鏡によれば、放電電極の消耗等にともなう光源の高輝度部の移動を検出できるばかりでなく、この検出結果に基づいて光源の高輝度部の位置を補正することができ、光源を効率的に利用して常に適正な照明光量を確保できるとともに、光源寿命を延命させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる顕微鏡の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡について説明する。図1は、本実施の形態1にかかる顕微鏡としての紫外線顕微鏡100の要部構成を示す図である。図1に示すように、紫外線顕微鏡100は、標本1が載置されたステージ2と、標本1の上部に配置された対物レンズ3と、光源が発した光を集光して2次光源を形成する光源部4と、を備える。また、2次光源からの光を集光し、対物レンズ3を介して標本1に照射する落射照明系としての照明部5と、標本1で反射された光を集光して標本1の観察像を形成する標本観察部6と、光源の観察像としての光源像を形成して検出する光源像検出部7と、光源像検出部7が検出した情報を表示する表示部8と、を備える。
光源部4は、光源11、コレクタレンズ12、ダイクロイックミラー13、バンドパスフィルタ14、ミラー15および投影レンズ16を用いて構成されている。光源11は、水銀ランプ、水銀キセノンランプ等の放電ランプであって、少なくとも紫外光を含む波長域の光を発光部11aから発する。コレクタレンズ12は、光源11が発した光を集光し、平行光束に変換して射出する。
光路分割手段としてのダイクロイックミラー13は、コレクタレンズ12が射出した平行光束のうち長波長域の光を透過させて分岐し、非照明光として射出するとともに、標本1に照射させる照明光としての紫外光を含んだ短波長域の光を反射させる。なお、光路分割手段としての光学素子は、このように波長域に応じて光を分岐するものに限定されず、例えばハーフミラーのように、入射した光のうち一部の光を波長域によらず分岐するものであってもよい。
バンドパスフィルタ14は、ダイクロイックミラー13が反射した光の中から照明光としての紫外光を選択的に透過させ、ミラー15は、バンドパスフィルタ14を透過した照明光を反射させる。投影レンズ16は、ミラー15が反射させた照明光を集光し、発光部11aの共役像である2次光源SSを結像する。
照明部5は、投影レンズ17およびハーフミラー18を用いて構成されている。投影レンズ17は、2次光源SSから発せられる照明光を集光し、ハーフミラー18の反射光路上に配置された対物レンズ3の前側焦平面である入射瞳3a上に、2次光源SSの共役像を結像する。この共役像から発せられる照明光は、対物レンズ3を介して標本1に照射される。このようにして、照明部5は、2次光源SSと共役な位置に入射瞳3aが設けられた対物レンズ3を介し、2次光源SSから発せられる照明光としての紫外光を標本1に照射することでケーラー照明を行う。これによって、標本1は、対物レンズ3の視野範囲内においてムラなく均一に照明される。
標本観察部6は、結像レンズ19および撮像素子20を用いて構成されている。結像レンズ19は、標本1に照射された2次光源SSからの照明光のうち、標本1で反射され、対物レンズ3およびハーフミラー18を透過した紫外光を受光して、撮像素子20の撮像面20a上に標本1の観察像を結像する。撮像素子20は、例えばCCDが用いられ、標本1の観察像を撮像して検出するとともに、その観察画像を生成して出力する。出力された観察画像は、図示しない表示装置、記憶装置などによって表示および記憶等される。
光源像検出部7は、結像レンズ21、低反射ミラー22、バンドパスフィルタ23、光源像制限部材24および光検出器25を用いて構成されている。結像レンズ21は、保持部材26に保持され、ダイクロイックミラー13の透過光路上に配置されている。保持部材26の入射側端面には、絞り26aが一体に形成されている。
絞り26aは、ダイクロイックミラー13を透過した平行光束の光束径を所定の大きさに制限することで、非照明光を減光する。絞り26aにおける光の透過率は、平行光束の断面と絞り26aの開口部との面積比にほぼ等しく、例えば各々円形である場合、各半径の比の二乗に等しくなる。この場合、絞り26aは、通過させる非照明光を開口部の半径に応じて大幅に減光させることができる。
結像レンズ21は、絞り26aを通過した非照明光を集光し、低反射ミラー22およびバンドパスフィルタ23を介して所定の検出面上に、光源11の観察像として、発光部11aの共役像を結像する。これによって、結像レンズ21は、その結像面である検出面と2次光源SSとを実質的に共役にすることができる。
低反射ミラー22は、ガラス等を光学研磨した反射面22aを有し、この反射面22aによって、結像レンズ21が射出した非照明光を数%程度の反射率で反射させて減光する。バンドパスフィルタ23は、低反射ミラー22で反射した非照明光のうち所定の波長域の光、例えば550nm近傍の可視光を選択的に透過させる。なお、バンドパスフィルタ23が透過させる光の波長域は、可視域に限らず、紫外域または赤外域としてもよい。
光源像制限部材24は、所定の開口径を有するピンホール24aが形成されており、このピンホール24aが光源像の結像面上で所定位置に設けられるように配置されている。具体的には、ピンホール24aは、発光部11aの最大輝度部に対応する光源像の最大強度部の大きさに等しく形成され、光源像の結像面上であって、対物レンズ3の入射瞳3aの中心と実質的に共役な位置に配置されている。これによって、光源像制限部材24は、入射瞳3aの中心と実質的に共役な位置において、光源像の検出領域をその最大強度部と等しい大きさに制限している。なお、光源像制限部材24の配置は、厳密に光源像の結像面上である必要はなく、その近傍であればよい。
光検出器25は、光源像制限部材24の近傍に配置されており、ピンホール24aを通過した非照明光を受光して、このピンホール24a内に制限された光源像を検出する。そして、光検出器25は、この検出した光源像の像強度を像強度情報として表示部8に出力する。表示部8は、光検出器25から取得した像強度情報をもとに、光源像の像強度を可視化して表示する。
このようにして構成された光源像検出部7では、発光部11aの最大輝度部が移動すると光源像の最大強度部が移動し、この最大強度部のピンホール24aによるケラレが発生する。このとき、光検出器25が検出する光源像の像強度は、最大輝度部の移動量に応じて低下する。
一方、光源11は、その光軸断面方向に移動可能な光源保持機構27に保持されている。光源保持機構27は、手動操作または電動操作によって、少なくとも光源11内の電極が消耗する方向に光源11を移動可能に保持しており、ピンホール24aに対して、発光部11aの最大輝度部の位置を変化させることができる。
このため、紫外線顕微鏡100の作業者等は、表示部8に示される光源像の像強度を参照し、例えばその像強度が所定値以下に低下した場合、光源保持機構27を駆動操作し、像強度が極大値を示す位置に光源11を移動させることで、光源像の最大強度部にピンホール24aによるケラレが生じないようにすることができる。この結果、対物レンズ3の入射瞳3aの中心に、発光部11aの最大輝度部の像、つまり2次光源SSの最大輝度部の像を投影させることができ、照明部5がケーラー照明を行う上で最適な状態に復帰させることができる。そして、このようにして光源11の位置を適宜補正することで、常に適正な照明光量を確保することができる。
また、作業者らは、光源11の位置を調整することによって、光検出器25で検出される光源像の像強度が回復する場合、光源11内の電極の消耗にともなう最大輝度部の移動、もしくは光源11自体の変動が生じていたものと判断することができる。これに対して、光源11の位置を調整しても光源像の像強度が回復しない場合には、光源11に経時劣化が生じているものと判断することができ、光源11の交換時期を的確に判断することができる。これによって、光源11を効率的に利用することができ、光源寿命を延命させることができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡について説明する。上述した実施の形態1では、光源像検出部7で検出した光源像の像強度をもとに、作業者らがマニュアル操作で光源保持機構27を駆動し、光源11を移動させるようにしていたが、本実施の形態2では、検出した光源像の像強度に基づいて、自動的に光源11を移動させるようにしている。
図2は、本実施の形態2にかかる顕微鏡としての紫外線顕微鏡200の要部構成を示す図である。図2に示すように、紫外線顕微鏡200は、紫外線顕微鏡100の構成をもとに、光源部4および光源像検出部7に替えて、光源部34および光源像検出部37を備えるとともに、光源移動制御部38を新たに備える。その他の構成は、実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付して示している。
光源部34は、光源部4の構成をもとに、光源保持機構27に替えて光源保持機構36を備える。光源保持機構36は、光源11を、その光軸断面方向に移動可能に保持している。光源保持機構36は、光源移動制御部38に電気的に接続されており、光源移動制御部38からの指示に基づいて、少なくとも光源11内の電極が消耗する方向に光源11を移動させる。
光源像検出部37は、光源像検出部7の構成をもとに、光源像制限部材24を取り除き、光検出器25に替えて光検出器35を備えている。光検出器35は、結像レンズ21が結像する光源像の結像面に検出面35aが一致するように配設されている。光検出器35は、検出面35a上に結像される光源11の光源像を検出し、この光源像の最大強度部の位置を検知するとともに、検出面35a上の所定位置を基準としたこの最大強度部の位置を示す最大強度位置情報を生成する。検出面35a上の基準位置は、例えば対物レンズ3の入射瞳3aの中心と実質的に共役な位置に設定される。
光検出器35は、検出した光源像の像強度と最大強度位置情報とを像強度情報として、表示部8および光源移動制御部38に出力する。表示部8は、光源像の像強度を可視化して表示し、光源移動制御部38は、最大強度位置情報に基づいて光源保持機構36を駆動制御する。具体的には、光源移動制御部38は、例えば光検出器35が検出した光源像の最大強度部の位置が検出面35a上の基準位置に一致するように、光源保持機構36によって光源11を移動させる制御を行う。
これによって、発光部11aの最大輝度部は、対物レンズ3の入射瞳3aの中心位置と常に共役関係にあるように位置調整される。この結果、光源11内の電極の消耗等によらず、2次光源SSの最大輝度部の像は、常に入射瞳3aの中心に投影され、照明部5は、最適な状態でケーラー照明を行って、適正な照明光量を確保することができる。
また、紫外線顕微鏡200の作業者等は、表示部8に示される光源像の像強度を参照し、例えばその像強度が所定値以下に低下した場合、光源11に経時劣化が生じているものと判断することができ、光源11の交換時期を的確に判断することができる。これによって、光源11を効率的に利用することができ、光源寿命を延命させることができる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡について説明する。上述した実施の形態1および2では、各々光源部4,34と照明部5とが2次光源SSを介して光学的に直接接続されていたが、本実施の形態3では、光源部と照明部とがライトガイドを介して光学的に接続されている。
図3は、本実施の形態3にかかる顕微鏡としての紫外線顕微鏡300の要部構成を示す図である。図3に示すように、紫外線顕微鏡300は、紫外線顕微鏡100の構成をもとに、ライトガイド48および光量比較部49を新たに備える。また、本実施の形態3では、標本1に替えて基準標本41がステージ2上に載置されるものとしている。その他の構成は、実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付して示している。
ライトガイド48は、光導波部材であって、例えばバンドル状の光ファイバが用いられる。ライトガイド48の入射端48aは、発光部11aと共役な位置、すなわち投影レンズ16によって結像される発光部11aの共役像の結像位置に配置され、射出端48bは、照明部5を介して対物レンズ3の入射瞳3aと共役な位置に配置されている。ライトガイド48は、投影レンズ16による発光部11aの共役像が発する照明光を入射端48aから受光し、この受光した照明光を射出端48bから射出する。このとき、射出端48bは、発光部11aの配向特性(射出角度特性)を概ね維持した状態で照明光を射出することで、発光部11aと実質的に共役な2次光源SSとして作用する。
撮像素子20は、2次光源SSとしての射出端48bから射出された照明光であって基準標本41に照射された照明光のうち、基準標本41で反射され、結像レンズ19によって撮像面20a上に結像された紫外光を検出し、この検出強度を基準標本41に対する照明光の照射強度情報として、観察画像とともに出力する。なお、紫外線顕微鏡300は、かかる照射強度情報を検出して出力する照射強度検出手段を、撮像素子20とは別に備えるようにしてもよい。
光量比較部49は、光検出器25から出力される光源像の像強度情報と、撮像素子20から出力される照射強度情報とを取得して各強度情報を比較するとともに、その比較結果を表示部8に出力する。この比較結果は、例えば照射強度情報を像強度情報で除算した数値情報として出力される。表示部8は、この比較結果とともに、光検出器25から取得した光源像の像強度情報を表示する。
これによって、紫外線顕微鏡300の作業者等は、表示部8に示される光源像の像強度情報を参照し、例えばその像強度が所定値以下に低下した場合、光源保持機構27を駆動操作し、像強度が極大値を示す位置に光源11を移動させることで、ライトガイド48の入射端48aの中心に、発光部11aの最大輝度部の像を投影させることができる。そして、このように光源11の位置を適宜補正することで、常に適正な照明光量を確保することができる。
また、作業者らは、光源11の位置を調整することによって、光検出器25で検出される光源像の像強度が回復する場合、光源11内の電極の消耗にともなう最大輝度部の移動、もしくは光源11自体の変動が生じていたものと判断することができる。これに対して、光源11の位置を調整しても光源像の像強度が回復しない場合には、光源11に経時劣化が生じているものと判断することができ、光源11の交換時期を的確に判断することができる。これによって、光源11を効率的に利用することができ、光源寿命を延命させることができる。
さらに、作業者らは、光源11の位置を調整した後、表示部8に示される比較結果を参照し、例えばその比較結果としての数値情報が所定値以下に低下した場合、ライトガイド48の経時劣化としての透過率劣化が生じたものと判断することができる。これによって、ライトガイド48の交換時期を適確に判断することができる。ただし、光源像制限部材24上のピンホール24aと、ライトガイド48の入射端48aとを同形状とした場合には、光源11の位置を調整した後に限らず、ライトガイド48の透過率劣化の有無を判断することができる。なお、ライトガイド48の透過率劣化は、照明光として透過させる紫外光から素材(ガラス)が受けるダメージに起因して、経時的に吸収率が増加する現象として理解される。
(実施の形態4)
つぎに、本発明の実施の形態4にかかる顕微鏡について説明する。上述した実施の形態1〜3では、光源部4,34が1つの波長域の光を照明光として射出するようにしていたが、本実施の形態4では、複数の波長域の光を任意に組み合わせて射出することが可能な光源部を備えるようにしている。
本実施の形態4にかかる顕微鏡は、紫外線顕微鏡300の構成をもとに、光源部4および光源像検出部7に替えて、光源部64および光源像検出部67を備えている。図4は、その光源部64および光源像検出部67の要部構成を示す図である。図4に示すように、光源部64は、コレクタレンズ52、選択反射光学系53、折返光学系54A〜54C、シャッター58A〜58Cおよびミラー55を備えている。
発光部11aは、コレクタレンズ52の前側焦平面上であって、コレクタレンズ52の光軸50から外れた位置(図4では、光軸50から上方向に外れた位置)に配置されている。コレクタレンズ52は、発光部11aから発せられる光を集光し、光軸50に対して傾斜した平行光束PFを射出する。この平行光束PFは、厳密に平行な光束に限定されるものではなく、略平行な光束を含むものである。これに応じて、発光部11aの配置位置は、厳密にコレクタレンズ52の前側焦平面上に限定されるものではなく、前側焦平面の近傍であればよい。なお、発光部11aを有する光源11は、光源部4の場合と同様に、光源保持機構27によって移動可能に保持されているものとする。
選択反射光学系53は、光軸50上に直列に配設されたダイクロイックミラー53A〜53Cを用いて構成されている。このダイクロイックミラー53A〜53Cは、それぞれ平行光束PF中の異なる所定波長域の紫外光を反射するとともに、反射する波長域以外の光を透過させる。具体的には、例えばダイクロイックミラー53Aは、240〜290nmの波長域(第1波長域)の紫外光を反射し、この波長域以外の光を透過させる。同様にダイクロイックミラー53B,53Cは、それぞれ290〜330nmの波長域(第2波長域)、330〜385nmの波長域(第3波長域)の紫外光を反射し、この反射する波長域以外の光を透過させる。ただし、実際には、ダイクロイックミラー53A〜53Cは、それぞれ第1〜第3波長域の紫外光を高反射率で反射するとともに、第1〜第3波長域以外の光も低反射率で反射させる。
折返光学系54A〜27Dは、それぞれダイクロイックミラー53A〜53Cの反射光軸50A〜50C上に配置され、ダイクロイックミラー53A〜53Cが各々反射した第1〜第3波長域の反射光束RFA〜RFCを受光するとともに、この受光した反射光束RFA〜RFCを各々反射光軸50A〜50Cに対して対称に折り返して射出する。なお、反射光軸50A〜50Cは、それぞれダイクロイックミラー53A〜53Cによる光軸50の反射像に相当する。
ここで、折返光学系54A〜53Cの構成について具体的に説明する。折返光学系54Aは、結像レンズ57Aと凹面鏡59Aとを組み合わせて構成されている。結像レンズ57Aは、第1波長域の紫外光に対して収差補正され、所定の焦点距離を有したレンズであり、反射光軸50A上であって、コレクタレンズ52の射出瞳EP1から光軸に沿ってその所定の焦点距離以上に離れた位置に配置されている。この結像レンズ57Aは、反射光束RFAを集光し、発光部11aの第1中間像としての中間像MIA1を後側焦平面上に結像する。
凹面鏡59Aは、所定の曲率半径で形成された球面の反射面59Aaを有し、反射光軸50A上で、中間像MIA1から反射光軸50A方向にその所定の曲率半径と等しい距離だけ離れた位置に配置されている。この配置位置は、結像レンズ57Aによる射出瞳EP1の共役位置に相当する。凹面鏡59Aは、中間像MIA1から発せられる光束を集光し、反射光軸50Aに対して中間像MIA1と対称な位置に第2中間像としての中間像MIA2を結像する。
より具体的には、例えば、結像レンズ57Aの焦点距離を50mmとした場合、この結像レンズ57Aは、反射光軸50A上で射出瞳EP1から50mm以上離れた位置に配置される。その配置位置を射出瞳EP1から100mmとすると、結像レンズ57Aによる射出瞳EP1の共役位置は、結像レンズ57Aから100mmの位置となり、この位置に凹面鏡59Aが配置される。このとき、中間像MIA1は結像レンズ57Aから50mmの位置に結像されるため、凹面鏡59Aの曲率半径は、この中間像MIA1からの距離に等しく50(=100−50)mmとされる。この場合、中間像MIA2は、結像レンズ57Aから50mmの位置で、かつ反射光軸50Aに対して中間像MIA1と対称な位置に結像される。
このように構成された折返光学系54Aにおいて、結像レンズ57Aは、中間像MIA2から発せられる光束を集光し、反射光軸50Aに対して反射光束RFAと対称な平行光束としての折返光束TFAを射出する。
折返光学系54B,54Cは、折返光学系54Aと同様に、それぞれ結像レンズ57B,57Cと凹面鏡59B,59Cとを組み合わせて構成されている。すなわち、結像レンズ57B,57Cは、それぞれ第2および第3波長域の紫外光に対して収差補正され、所定の焦点距離を有したレンズであり、反射光軸50B,50C上であって、コレクタレンズ52の射出瞳EP2から光軸に沿って各々所定の焦点距離以上に離れた位置に配置されている。この結像レンズ57B,57Cは、それぞれ反射光束RFB,RFCを集光し、発光部11aの第1中間像としての中間像MIB1,MIC1を後側焦平面上に結像する。
凹面鏡59B,59Cは、それぞれ所定の曲率半径で形成された球面の反射面59Ba,59Caを有し、反射光軸50B,50C上で、中間像MIB1,MIC1から反射光軸50B,50C方向に各々所定の曲率半径と等しい距離だけ離れた位置に配置されている。この凹面鏡59B,59Cは、それぞれ中間像MIB1,MIC1から発せられる光束を集光し、反射光軸50B,50Cに対して中間像MIB1,MIC1と対称な位置に第2中間像としての中間像MIB2,MIC2を結像する。
そして、結像レンズ57B,57Cは、それぞれ中間像MIB2,MIC2から発せられる光束を集光し、反射光軸50B,50Cに対して反射光束RFB,RFCと対称な平行光束としての折返光束TFB,TFCを射出する。
なお、折返光学系54A〜54Cは、例えば結像レンズ57A〜57Cを第1〜第3波長域の紫外光に対して良好に収差補正された同仕様のレンズとした場合、コレクタレンズ52から折返光学系54A〜54Cに至る各光路長が等しくなるように配置される。つまり、射出瞳EP1から結像レンズ57Aに至る光路長と、射出瞳EP2から結像レンズ57B,57Cに至る各光路長とが等しくなるように配置される。
また、折返光学系54A〜54Cで用いた凹面鏡59A〜59Cは、それぞれ上述したように中間像MIA2,MIB2,MIC2を結像するものであれば、球面鏡に限定されず、放物面鏡等の任意の反射結像素子を用いることができる。さらに、単独の反射結像素子に限定されず、任意の複数の光学素子を組み合わせて構成した結像光学系としてもよい。
このように折返光学系54A〜54Cから射出された折返光束TFA〜TFCは、それぞれダイクロイックミラー53A〜53Cで再反射される。この結果、平行光束PF中に含まれる第1〜第3波長域の紫外光は、それぞれダイクロイックミラー53A〜53Cによって往復で2回選択的に反射され、高い波長選択性をもって抽出される。
折返光学系54Aから射出された折返光束TFAは、反射光軸50Aに対して反射光束RFAと対称に、かつ逆向きに射出瞳EP1を通過し、ダイクロイックミラー53Aで再反射される。また、ダイクロイックミラー53B,53Cで再反射された各再反射光束は、光軸50に対して平行光束PFと対称に、かつ逆向きに射出瞳EP2を通過する。そして、ダイクロイックミラー53A〜53Cで再反射された各再反射光束は、同軸に合成され、戻り光束BFとしてコレクタレンズ52によって集光される。
コレクタレンズ52は、第1〜第3波長域の紫外光に対して良好に収差補正されており、戻り光束BF中の第1〜第3波長域の紫外光を、ミラー55を介して同じ位置に収束するとともに、光源像56A〜56Cをテレセントリックに結像する。この光源像56A〜56Cは、それぞれ第1〜第3波長域の紫外光に対する光源像である。
なお、コレクタレンズ52は、ミラー55を介さなければ、光軸50に対して発光部11aと対称な位置に戻り光束BFを収束させ、光源像56’を結像する。ミラー55の配置位置は、この光源像56’とコレクタレンズ52との間の光路上であって、光源像56’の結像光束と発光部11aからの有効光束とが空間的に干渉しない位置であればよい。
光源像56A〜56Cを統合した光源像としての光源像56は、折返光学系54A〜54Cごとに設けられたシャッター58A〜58Cによる光路の遮断および開放動作応じて、第1〜第3波長域の紫外光を選択的に発する。すなわち、光源像56は、シャッター58A〜58Cのうち開放されたものに対応する波長域の紫外光を発するとともに、第1〜第3波長域の任意の組み合わせによる紫外光を発することができる。
ライトガイド48は、その入射端48aが光源像56の結像位置に配置されており、光源像56から発せられる紫外光を入射端48aから受光するとともに、対物レンズ3の入射瞳3aの中心と共役な位置に配置された射出端48bから射出する。これによって、2次光源SSとしての射出端48bは、第1〜第3波長域の任意の組み合わせによる紫外光を射出することができる。
なお、シャッター58A〜58Cは、それぞれ図示しない開閉駆動機構によって開閉動作され、結像レンズ57A〜57Cと凹面鏡59A〜59Cとの間の各光束を適宜遮断する。かかるシャッター58A〜58Cには、羽根板等を機械的に駆動する機構によるシャッターの他、液晶等を用いて電気的に透過率を制御するシャッターなど、種々のシャッターを用いることができる。
また、シャッター58A〜58Cの配置および大きさは、図4に示すものに限定されず、各々ダイクロイックミラー53A〜53Cと折返光学系54A〜54Cとの間を往復する光束の少なくとも一方、もしくは折返光学系54A〜54C内を往復する光束の少なくとも一方を遮断できるものであれば任意でよい。
一方、光源像検出部67は、バンドパスフィルタ23、結像レンズ21、光源像制限部材24および光検出器25が、ダイクロイックミラー53Cの透過光路上に配置されている。バンドパスフィルタ23は、ダイクロイックミラー53Cを透過した平行光束PF中の非照明光のうち、所定の波長域の光を選択的に透過させる。結像レンズ21は、バンドパスフィルタ23を透過した非照明光を集光し、所定の検出面上に発光部11aの光源像を結像する。これによって、この光源像は、2次光源SSと実質的に共役となる。
光源像制限部材24は、結像レンズ21による結像面上に配置され、ピンホール24aは、その結像面上であって、ライトガイド48の入射端48aの中心と実質的に共役な位置に配置されている。光検出器25は、光源像制限部材24の近傍に配置されており、ピンホール24aを通過した非照明光を受光し、このピンホール24a内に制限された光源像を検出するとともに、検出した光源像の像強度情報を出力する。
以上のような構成によって、本実施の形態4にかかる顕微鏡では、第1〜第3波長域の紫外光を任意の組み合わせた照明光によって標本の観察が行えるほか、実施の形態3にかかる紫外線顕微鏡300と同様の効果を得ることができる。
(変形例)
図5は、本実施の形態4の変形例としての光源部64’および光源像検出部67’を示す図である。図5に示すように、光源部64’は、光源部64の構成をもとに、ミラー55に替えてハーフミラー55’を備える。ハーフミラー55’は、コレクタレンズ52によって収束される結像光束のほとんどをライトガイド48に向けて反射させるとともに、この結像光束中の一部の光を非照明光として透過させる。光源像検出部67’としての光源像制限部材24および光検出器25は、ハーフミラー55’を透過した非照明光による光源像を検出し、その像強度情報を出力する。本変形例の構成によると、上述した実施の形態4の構成と同様の効果を、より簡易な構成で得ることができる。
ここまで、本発明を実施する最良の形態を実施の形態1〜4として説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば、種々の変形が可能である。
例えば、上述した実施の形態1〜4にかかる顕微鏡のうち、紫外線顕微鏡200を除く他の顕微鏡では、表示部8に示される光源像の像強度情報をもとに、作業者等がマニュアル操作で光源保持機構27を駆動して光源11を移動させるものとしていたが、紫外線顕微鏡200と同様に、自動制御可能な光源保持機構36およびその制御部を設けるようにしてもよい。この場合、その制御部は、光検出器25から出力される像強度情報をもとに、光源像の像強度が極大値を示すように光源保持機構36を駆動させるとよい。
これとは逆に、紫外線顕微鏡200における光源保持機構36を光源保持機構27に変更することもできる。この場合、例えば光検出器35から出力される最大強度位置情報を表示部8に表示させることで、作業者等は、その表示された最大強度位置情報を参照して光源保持機構27を駆動操作し、光源11の位置を調整することができる。
また、上述した実施の形態1〜4にかかる顕微鏡では、照明部5は、照明光としての紫外光を、対物レンズ3を介して標本1または41に照射する落射照明系としたが、ステージ2に対して対物レンズ3と反対側に集光レンズとしてのコンデンサレンズを設け、このコンデンサレンズを介して照明光を標本に照射する透過照明光学系としてもよい。
さらに、上述した実施の形態1〜4では、本発明にかかる顕微鏡として紫外光を照明光とする紫外線顕微鏡について説明したが、可視光あるいは赤外光を照明光として用いる顕微鏡において本発明を適用することもできる。
本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4にかかる顕微鏡が備える光源部および光源像検出部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4にかかる顕微鏡が備える光源部および光源像検出部の変形構成を示す図である。
符号の説明
1 標本
2 ステージ
3 対物レンズ
3a 入射瞳
4,34,64,64’ 光源部
5 照明部
6 標本観察部
7,37,67,67’ 光源像検出部
8 表示部
11 光源
11a 発光部
12 コレクタレンズ
13 ダイクロイックミラー
14 バンドパスフィルタ
15 ミラー
16,17 投影レンズ
18 ハーフミラー
19 結像レンズ
20 撮像素子
20a 撮像面
21 結像レンズ
22 低反射ミラー
23 バンドパスフィルタ
24 光源像制限部材
24a ピンホール
25,35 光検出器
26 保持部材
27,36 光源保持機構
38 光源移動制御部
41 基準標本
48 ライトガイド
48a 入射端
48b 射出端
49 光量比較部
50 光軸
50A〜50C 反射光軸
52 コレクタレンズ
53 選択反射光学系
53A〜53C ダイクロイックミラー
54A〜54C 折返光学系
55 ミラー
55’ ハーフミラー
56,56A〜56C 光源像
57A〜57C 結像レンズ
58A〜58C シャッター
59A〜59C 凹面鏡
59Aa,59Ba,59Ca 反射面
100,200,300 紫外線顕微鏡
BF 戻り光束
EP1,EP2 射出瞳
MIA1,MIA2,MIB1、MIB2,MIC1,MIC2 中間像
PF 平行光束
RFA〜RFC 反射光束
SS 2次光源
TFA〜TFC 折返光束

Claims (7)

  1. 光源が発した光を集光して2次光源を形成するとともに、前記2次光源と共役な位置に入射瞳が設けられた集光レンズを介して該2次光源からの光を標本に照射する顕微鏡において、
    前記光源が発した光を分岐して射出する光路分割手段と、
    前記光路分割手段が分岐した一方の光を集光し、前記2次光源と実質的に共役な検出面上に前記光源の光源像を形成するとともに、該光源像を検出して像強度情報を出力する光源像検出手段と、
    前記光源を光軸に直交する平面内で移動可能に保持する光源保持手段と、
    を備えたことを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記光源像検出手段は、
    前記検出面上の所定位置に配置された開口によって前記光源像の検出領域を制限する光源像制限手段と、
    前記検出領域内の前記光源像を検出し、この検出した像強度を前記像強度情報として出力する像強度検出手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
  3. 前記光源像検出手段は、前記光源像の像強度を検出して該光源像の最大強度位置を検知するとともに、前記検出面上の所定位置を基準とした前記最大強度位置を示す位置情報を前記像強度情報として出力する像強度検出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
  4. 前記像強度情報をもとに前記光源保持手段を駆動し、前記光源像の最大強度位置が前記検出面上の所定位置に一致するように前記光源を移動させる制御を行う移動制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の顕微鏡。
  5. 前記所定位置は、前記集光レンズの入射瞳中心と実質的に共役な位置であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の顕微鏡。
  6. 前記光源と共役な位置に入射端が配置され、前記光源が発した光を前記入射端から受光するとともに、この受光した光を射出する射出端が前記2次光源として前記集光レンズの入射瞳と共役な位置に配置されたライトガイドを備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の顕微鏡。
  7. 前記標本に照射された前記2次光源からの光のうち該標本で反射された光を検出し、この検出強度を前記標本に対する照射強度情報として出力する照射強度検出手段と、
    前記照射強度情報と前記像強度情報とを比較し、その比較結果を出力する強度比較手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の顕微鏡。
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