JP2007316300A - 光学素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズとレンズ保持枠とを有して構成される光学素子において、遮光手段や光吸収手段を設けることなく、結像に寄与しない有害且つ不要な迷光を減少させる。
【解決手段】レンズL0とレンズ保持枠K0とが一体化して構成された光学素子1であって、レンズL0は、入射面側曲面が凸形状の正の屈折力を有し、このレンズL0において、光線の入射位置における入射面側曲面の曲率半径をR1、その入射位置と光軸との距離を半径とする口径をφd1、レンズL0の外径をφd2、レンズL0の屈折率をnとするとき、結像に寄与する光線の最大入射口径内において、arcsin(1/n) ≦ arctan((d1/2)/√{R1^2-(d1/2)^2}) 、且つ、d1 < d2 を満足する光線の入射位置を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のレンズで構成された光学系の複数番目のレンズと該レンズの保持枠とが一体化して構成された光学素子に関する。
従来、撮影装置や観察装置等に適用される光学系に含まれるレンズにおいては、結像に寄与する光線の最大入射口径内に入射して屈折しレンズ外周面で反射した光線が、画像のコントラストを低下させる原因であるフレアを生じさせる不要な光線となるのを防止するために、レンズ外周面に光吸収材料を塗布する等して、レンズ外周面で反射する迷光を減衰あるいは消滅させ、結像面に到達しないようにしていた。
図4は、光学系に含まれるレンズと該レンズの保持枠とを有して構成される従来の光学素子の一例を示す一部断面図である。
同図に示した光学素子は、凸メニスカスレンズであるレンズL101と、レンズL101を保持する艶消し状の黒色のレンズ保持枠K101とを有して構成されている。レンズL101の外周面は、1μ〜数μの粗い状態の面精度を有しており、その外周面上には、0.1〜0.2mm程度の膜厚の光吸収材料の黒色塗料で塗膜M101を設けている。
この構成により、同図の矢印に示したように、レンズL101の最大入射口径内に光線が入射して屈折の法則により屈折したレンズL101内の光線がレンズL101の外周面に達したとしても、前述の粗い面精度を有する外周面とその外周面上に設けられた光吸収材料によって、光線が外周面で反射することなく吸収あるいは減衰され、結像する光路内に進入しないようになっている。
また、同図に示した手法以外にも、不要な光線の結像面への到達を防止する手法として例えば特許文献1には、レンズの凸面に、エッジ部より半径方向内側からレンズ外形に至るまでをマスキング手段によって遮光するようにした撮影レンズが提案されている。
特開2005−77616号公報
しかしながら、上記のような結像に寄与しない有害な光線の結像面への到達を防止するために図4に示したような構成をとった光学素子の場合、レンズの外周面に塗布する光吸収材料である塗料は、光学系内部を遮蔽するために光学性能を確保する寸法精度を超える膜厚が必要であったり膜厚が不均一であったり、またレンズ保持枠や他の光学素子との嵌合部や接触部においてレンズが傾いたり偏ったりして、必要とする寸法精度の確保が容易でなかった。
本発明は、上記実情に鑑み、レンズとレンズ保持枠とを有して構成される光学素子において、遮光手段や光吸収手段を設けることなく、結像に寄与しない有害且つ不要な迷光を減少させることができる光学素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の態様に係る光学素子は、複数のレンズで構成された光学系の複数番目のレンズと該レンズの保持枠とが一体化して構成された光学素子であって、当該光学素子の前記レンズは、入射面側曲面が凸形状の正の屈折力を有し、当該光学素子の前記レンズにおいて、光線の入射位置における前記入射面側曲面の曲率半径をR1、前記入射位置と光軸との距離を半径とする口径をφd1、当該レンズの外径をφd2、当該レンズの屈折率をnとするとき、結像に寄与する光線の最大入射口径内において、
arcsin(1/n) ≦ arctan((d1/2)/√{R1^2-(d1/2)^2}) (1)、
且つ、
d1 < d2 (2)、
を満足する光線の入射位置を有することを特徴とする。
この光学素子によれば、レンズの最大入射口径内における入射面側曲面上において、まず第1に、
arcsin(1/n) = arctan((d1/2)/√{R1^2-(d1/2)^2}) (1a)、
と上記の式(2)とを満足する光線の入射位置を有することとなり、この入射位置に入射して屈折したレンズ内の光線とその入射位置における曲面の法線とのなす角度(式(1a)の左辺で表される角度)と、光軸とその入射位置における曲面の法線とのなす角度(式(1a)の右辺で表される角度)が同じになる。すなわち、上記の式(1a)と(2)とを満足する入射位置へ入射した光線は、屈折後に光軸と平行にレンズ内を通過することになる。
また、第2に、上記の式(1a)と(2)とを満足する入射位置の外側であって最大入射口径内の位置に入射する光線であるときは、
arcsin(1/n) < arctan((d1/2)/√{R1^2-(d1/2)^2}) (1b)、
と上記の式(2)とを満足し、この位置に入射して屈折したレンズ内の光線とその入射位置における曲面の法線とのなす角度(式(1a)の左辺で表される角度)は、光軸とその入射位置における曲面の法線とのなす角度(式(1a)の右辺で表される角度)よりも小さくなる。すなわち、上記の式(1b)と(2)とを満足する入射位置へ入射した光線は、屈折後に光軸に収斂する方向にレンズ内を通過することになる。
これにより、上記の式(1)((1a)又は(1b))及び(2)を満足する入射位置へ入射した光線は、屈折後に直接外周面へ向かうことはなく、外周面で反射するということはなくなる。従って、結像光路内に進行する、反射によるフレアの原因となる有害な光線の発生は無くなり、光学素子に遮光手段や光吸収手段を設ける必要がなくなる。
本発明の第2の態様に係る光学素子は、上記第1の態様において、当該光学素子の前記レンズにおいて、前記式(1)における、
arcsin(1/n) = arctan((d1/2)/√{R1^2-(d1/2)^2})、
及び前記式(2)を満足するときの前記口径φd1よりも内側であって前記入射面側曲面上の光線の入射位置と光軸との距離を半径とする口径をφd3、光軸との距離が口径φd3の半径となる前記入射位置における曲率半径をR2、当該レンズの外周における光軸方向肉厚をtとするとき、
arcsin(1/n) > arctan((d3/2)/√{R2^2-(d3/2)^2}) (3)、
且つ、
arctan[{(d2-d3)/2}/(t+√{R2^2-(d3/2)^2}-√{R2^2-(d2/2)^2})]+arcsin{(d3/2)/R2} > arcsin(1/n) (4)、
を満足する光線の入射位置を有することを特徴とする。
この光学素子によれば、上記の式(1b)、(2)、(3)及び(4)を満足する入射位置へ入射して屈折したレンズ内の光線とその入射位置における曲面の法線とのなす角度(式(3)の左辺で表される角度)は、上記の式(3)を満足することにより、光軸とその入射位置における曲面の法線とのなす角度(式(3)の右辺で表される角度)よりも大きくなり、屈折後のレンズ内の光線は光軸から離れる方向へ向かってレンズ内を進行することになるが、上記の式(4)を満足することにより、屈折後のレンズ内の光線は光学系の光学性能を満たす表面精度を有する光学表面内から射出することになる。
これにより、上記の式(1b)、(2)、(3)及び(4)を満足する入射位置へ入射した光線は、屈折後に直接外周面へ向かうことはなく、外周面で反射するということはなくなる。従って、結像光路内に進行する、反射によるフレアの原因となる有害な光線の発生は無くなり、光学素子に遮光手段や光吸収手段を設ける必要がなくなる。
本発明の第3の態様に係る光学素子は、上記第1の態様において、当該光学素子の前記レンズにおいて、前記式(1)及び(2)を満足するときの前記最大入射口径内に入射する光線の射出位置は、前記光学系の光学性能を満たす表面精度を有する光学表面内であることを特徴とする。
この光学素子によれば、上記の式(1)及び(2)を満足する最大入射口径内の入射位置へ入射した光線は、屈折後に直接外周面へ向かうことはなく、外周面で反射するということはなくなる。従って、結像光路内に進行する、反射によるフレアの原因となる有害な光線の発生は無くなり、光学素子に遮光手段や光吸収手段を設ける必要がなくなる。
本発明によれば、レンズとレンズ保持枠とが一体化して構成された光学素子において、遮光手段や光吸収手段を設けることなく、結像に寄与しない有害且つ不要な迷光を減少させることができるので、フレアが減少し、像性能を向上させることができる。
また、レンズ保持枠の表面処理や光学素子の塗装が不要となるので、寸法精度が安定し、光学性能を向上させることができる。
さらに、入射面側曲面からレンズ外周面へ直接進行して反射する光線がなくなるので、レンズ保持枠の材質の色や光沢による光学系への影響が少なくなり、任意の材質あるいは色を採用できるようになり、選択の自由度を増すことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る光学素子の一部断面図である。
同図に示した光学素子1は、複数のレンズで構成された光学系(不図示)の複数番目のレンズL0と該レンズL0の保持枠(以下「レンズ保持枠」という)K0とが一体化して構成された光学素子である。
同図において、x00´は、レンズL0の光軸である。
レンズL0は、入射面側が凸面の凸メニスカスレンズである。
レンズL0において、口径φd01は、入射する光線の結像に寄与する最大入射口径よりも小さい口径である。光線の入射位置Qは、レンズL0の入射面側曲面上における入射口径φd01上の入射位置である。曲率半径R01は、入射位置Qにおける曲面の曲率半径である。角度θ0は、入射位置Qにおける曲面(曲率半径R01の曲面)の法線と光軸x00´とのなす角度である。口径φd02は、レンズL0の外径である(すなわちφd01<φd02)。t0は、レンズL0の外周における光軸方向肉厚である。レンズL0の屈折率は、n0とする。
本実施例では、入射口径φd01=10mm、レンズL0の外径φd02=11mm、入射位置Qにおける曲面の曲率半径R01=9.0305mm、レンズL0の外周における光軸方向肉厚t0=1.8mm、レンズL0の屈折率n0=1.80610であるとする。
レンズ保持枠K0は、レンズL0を保持し、レンズL0の外周面と嵌合し、レンズL0と一体化して構成されている。
このような構成の光学素子1において、光線の入射位置Qにおける曲面(曲率半径R01の曲面)の法線と光軸x00´とのなす角度θ0は、上記の式(1)の右辺より求めることができる。
θ0 = 式(1)の右辺 = arctan((d1/2)/√{R1^2-(d1/2)^2})
= arctan((10/2)/√{9.0305^2-(10/2)^2})
= 33.6198°
となる(但し、d1=d01, R1=R01)。
また、入射位置Qに入射する光線であって光軸から離れる方向に向かって入射する光線と入射位置Qにおける曲面の法線とのなす角度が最大となる最大入射角度i0は、屈折の法則から臨界角となる。すなわち、最大入射角度i0=90°である。従って、この場合の入射位置QでのレンズL0内の屈折角α0(入射位置Qに入射して屈折したレンズL0内の光線と入射位置Qにおける曲面の法線とのなす角度)は、上記の式(1)の左辺より求めることができる。すなわち、
sin90°/sinα0 = n
1/sinα0 = n
α0 = arcsin(1/n) = 式(1)の左辺
α0 = arcsin(1/1.80610) = 33.6198°
となる(但し、n=n0)。これより、
α0 = θ0 = 33.6198°
となる。
すなわち、屈折角α0と角度θ0は同じになるので、入射位置Qに入射して屈折した光線は、光軸x00´と平行にレンズL0内を進行する。よって、レンズL0の射出面側曲面の射出位置と光軸x00´との距離を半径とする射出口径は、入射位置Qと光軸x00´との距離を半径とする入射口径と同じとなり、10mmとなる。
尚、同図に示した光学素子1において、光線の入射位置が、入射口径φd01よりも大きく且つ最大入射口径内の入射口径φd04=10.4mm上としたときは、上記と同様にして、上記の式(1)の左辺及び右辺を求めると、
式(1)の左辺 = arcsin(1/n)
= arcsin(1/1.80610)
= 33.6198°
となる(但し、n=n0)。上記の式(1)の右辺は、
式(1)の右辺 = arctan((d1/2)/√{R1^2-(d1/2)^2})
= arctan((10.4/2)/√{9.0305^2-(10.4/2)^2})
= 35.l58°
となる(但し、d1=d04, R1=R01)。
従って、左辺 < 右辺となり、入射口径φd04上の入射位置に入射し屈折したレンズL0内の光線とその入射位置における曲面の法線とのなす角度は、光軸x00´とその入射位置における曲面の法線とのなす角度よりも小さくなる。すなわち、この入射位置へ入射した光線は、屈折後に光軸x00´に収斂する方向にレンズL0内を通過することになる。
また、同図に示した光学素子1において、光線の入射位置が、入射口径φd01よりも小さい入射口径φd03上とし、本実施例においてφd03=8mmとすると、上記の式(3)の左辺は、
式(3)の左辺 = arcsin(1/n)
= arcsin(1/1.80610)
= 33.6198°
となる(但し、n=n0)。上記の式(3)の右辺は、
式(3)の右辺 = arctan((d3/2)/√{R2^2-(d1/2)^2})
= arctan((8/2)/√{9.0305^2-(8/2)^2})
= 26.292°
となる(但し、d3=d03, R2=R01, d1=d01)。
従って、左辺 > 右辺となり、上記の式(3)を満足する。よって、この場合にレンズL0に入射した光線、すなわち、入射口径φd03上に入射した光線は、屈折後に、光軸x00´から離れる方向へレンズL0内を進行することとなる。
また、上記の式(4)において、左辺は、
式(4)の左辺 = arctan[{(d2-d3)/2}/(t+√{R2^2-(d3/2)^2}-√{R2^2-(d2/2)^2})]+arcsin{(d3/2)/R2
= arctan[{(11-8)/2}/(1.8+√{9.0305^2-(8/2)^2}-√{9.0305^2-(11/2)^2})]+arcsin{(8/2)/9.0305}
= 55.044°
となる(但し、d2=d02, d3=d03, t=t0, R2=R01)。上記の式(4)の右辺は、
式(4)の右辺 = arcsin(1/n)
= arcsin(1/1.80610)
= 33.620°
となる(但し、n=n0)。従って、左辺 > 右辺となり、上記の式(4)を満足する。よって、この場合にレンズL0に入射した光線、すなわち、入射口径φd03上に入射した光線は、光軸x00´から離れる方向へレンズL0内を進行し、レンズL0の射出面側曲面の、当該レンズL0を含む光学系の光学性能を満たす表面精度を有する光学表面内から、射出していくことになる。
以上、本実施例に係る光学素子1によれば、レンズL0における上記の式を満足する入射位置に入射した光線は、レンズL0の外周面に直接進むことはなく、その外周面で反射することはなくなる。よって、レンズ保持枠K0の反射防止のための表面処理や塗装等といった、遮光手段や光吸収手段を設けることなく、結像に寄与しない有害且つ不要な迷光を減少させることができる。また、これにより、フレアが減少し、像性能を向上させることができる。
また、レンズ保持枠K0の表面処理や光学素子1の塗装が不要となるので、寸法精度が安定し、光学性能を向上させることができる。
さらに、レンズL0の入射面側曲面からレンズ外周面へ直接進行して反射する光線がなくなるので、レンズ保持枠K0の材質の色や光沢による光学系への影響が少なくなり、任意の材質あるいは色を採用でき、選択の自由度を増すことができる。
図2(a) は、本発明の実施例2に係る光学素子を含む光学系を有する撮影レンズの断面図であって、結像に寄与する光線の一部も併せて示した図である。同図(b) は、本実施例に係る光学素子の断面図である。図3は、本実施例に係る光学素子を含む光学系を有する撮影レンズの断面図であって、その光学素子を通過する光線の一部も併せて示した図である。
図2(a),(b)、及び図3において、x11´は、撮影レンズ2の光軸である。
図2(a) 及び図3に示した撮影レンズ2において、艶消し状の黒色の鏡枠K1は、第1レンズL1及び第2レンズL2を保持すると共に第3レンズL3の不要な結像に寄与しない光線を遮る部位S3を有し、艶消し状の黒色のリングs1で第1レンズL1を押さえ、カシメ部s2で第2レンズL2を固定している。また、鏡枠K1は、第3レンズL3とこれを保持するレンズ保持枠K2とが一体化して構成された図2(b) に示した光学素子3を保持している。
光学素子3は、不要な結像に寄与しない光線を遮る部位s3の結像側に近接して鏡枠K1に不図示の締結部材で固定されている。
第4レンズL4を保持する艶消し状の黒色の鏡枠K3は、虹彩絞り機能を有し、不要な光線を遮る部位s4を有して鏡枠K1に保持されている。
第5レンズL5及び第6レンズL6は、接合されたレンズであり、この接合されたレンズを保持する艶消し状の黒色の鏡枠K4は、不要な光線を遮る部位s5を有して鏡枠K1に保持されている。
第7レンズL7を保持する艶消し状の黒色の鏡枠K5は、不要な光線を遮る部位s6を有して鏡枠K1に保持されている。
フィルターL8とフィルターL9を保持する艶消し状の黒色の鏡枠K6は、結像面Iである不図示のイメージャ部(撮像素子)を保持するカメラ部に、鏡枠K1と共に固定されている。
尚、本実施例において、撮影レンズ2のレンズデータは、下記のとおりとする。
r1=16.9916 d1=2.5081 n1=1.65160 ν1=58.55
r2=267.3736 d2=0.5000
r3=-386.8516 d3=0.8000 n3=1.72916 ν3=54.68
r4=4.6000 d4=0.8500
r5=5.0500 d5=1.6500 n5=1.83917 ν5=23.86
r6=6.7896 d6=8.8657
r7=∞(絞り) d7=0.5000
r8=4.9793 d8=1.2011 n8=1.69350 ν8=53.21
r9=44.9996 d9=0.4000
r10=6.8040 d10=1.3489 n10=1.68893 ν10=31.16
r11=60.0000 d11=0.2500 n11=1.70200 ν11=40.20
r12=3.6512 d12=2.3919
r13=11.0558 d13=1.0000 n13=1.79950 ν13=42.34
r14=-62.0049 d14=4.2148
r15=∞ d15=0.7600 n15=1.60625 ν15=63.71
r16=∞ d16=0.5000
r17=∞ d17=0.5556 n17=1.51633 ν17=64.14
r18=∞ d18=0.5000
I1(結像面)
Fナンバー=4.0, IH(撮像面高さ)=3.6mm, f(焦点距離)=7.326mm
但し、上記のレンズデータにおいて、r1乃至r18は、それぞれ曲率半径(mm)を示している。すなわち、r1とr2は、第1レンズL1の入射側と出射側の曲率半径である。r3とr4は、第2レンズL2の入射側と出射側の曲率半径である。r5とr6は、第3レンズL3の入射側と出射側の曲率半径である。r7は、不図示の絞りの曲率半径である。r8とr9は、第4レンズL4の入射側と出射側の曲率半径である。r10は、第5レンズL5の入射側の曲率半径である。r11は、第5レンズL5の出射側の曲率半径であって第6レンズL6の入射側の曲率半径である。r12は、第6レンズL6の出射側の曲率半径である。r13とr14は、第7レンズL7の入射側と出射側の曲率半径である。r15とr16は、フィルターL8の入射側と出射側の曲率半径である。r17とr18は、フィルターL9の入射側と出射側の曲率半径である。
また、d1乃至d18は、それぞれ撮影レンズ2の光軸上の距離(mm)を示している。すなわち、d1は、第1レンズL1の肉厚である。d2は、第1レンズL1と第2レンズL2との間の空間の距離である。d3は、第2レンズL2の肉厚である。d4は、第2レンズL2と第3レンズL3との間の空間の距離である。d5は、第3レンズL3の肉厚である。d6は、第3レンズL3と不図示の絞りとの間の空間の距離である。d7は、不図示の絞りと第4レンズL4との間の空間の距離である。d8は、第4レンズL4の肉厚である。d9は、第4レンズL4と第5レンズL5との間の空間の距離である。d10は、第5レンズL5の肉厚である。d11は、第6レンズL6の肉厚である。d12は、第6レンズL6と第7レンズL7との間の空間の距離である。d13は、第7レンズL7の肉厚である。d14は、第7レンズL7とフィルターL8との間の空間の距離である。d15は、フィルターL8の肉厚である。d16は、フィルターL8とL9との間の空間の距離である。d17は、フィルターL9の肉厚である。d18は、フィルターL9と結像面I1との間の空間の距離である。
また、n1とν1は、第1レンズL1の屈折率と分散である。n3とν3は、第2レンズL2の屈折率と分散である。n5とν5は、第3レンズL3の屈折率と分散である。n8とν8は、第4レンズL4の屈折率と分散である。n10とν10は、第5レンズL5の屈折率と分散である。n11とν11は、第6レンズL6の屈折率と分散である。n13とν13は、第7レンズL7の屈折率と分散である。n15とν15は、フィルターL8の屈折率と分散である。n17とν17は、フィルターL9の屈折率と分散である。
以上のように構成された撮影レンズ2において、第3レンズL3とレンズ保持枠K2とが一体化して構成された光学素子3は、図2(b) に示したように、第3レンズL3に入射して屈折したレンズL3内の光線が、光軸x11´と平行になる光線の入射位置を有すると共に、図3に示したように、第3レンズL3に入射して屈折したレンズL3内の光線が、光軸x11´に収斂する方向に進行する光線の入射位置と、光軸x11´から離れる方向に進行する光線の入射位置とを有する。
まず、図2(b) に示したように、第3レンズL3に入射して屈折したレンズL3内の光線が、光軸x11´と平行になる場合について説明する。
第3レンズL3に入射する光線は、図2(a) に示したように、鏡枠K1の結像に寄与しない不要な光線を遮る部位s3により規制されている。すなわち、部位s3の内径は、第3レンズL3に入射可能な光線の最大径と一致している。
本実施例では、部位s3の内径φd211=7.876mmとし、これが第3レンズL3の最大入射口径となる。また、上記レンズデータから、第3レンズL3において、屈折率n5=1.83917、入射面の曲率半径r5=5.0500である。また、第3レンズL3において、外周における光軸x11´方向の肉厚t1=0.661mmとし、外径φd212=8.9mmとする。
第3レンズL3の入射面側曲面に入射する光線のうち、最も外側(光軸x11´から離れる方向)へ射出可能な光線の入射角は、全反射する臨界角である90°となる。この場合、入射位置における屈折後の光線の法線(入射位置における曲面の法線)に対する屈折角をα1とすると、α1は上記の式(1)の左辺により求めることができる。
α1 = arcsin(sin90°/n)
= arcsin(1/n)= 式(1)の左辺
= arcsin(1/1.83917)
= 32.937°
となる(但し、n=n5
この屈折角α1が上記法線と光軸x11´とのなす角度θ10と等しくなるときの光線の入射位置と光軸x11´との距離を半径とする口径(入射口径)をφd213とすると、上記の式(1)の右辺が、
式(1)の右辺 = arctan((d1/2)/√{R1^2-(d1/2)^2})
であることから、
θ10 = arctan((d213/2)/√{r5^2-(d213/2)^2})
となる(但し、d1=d213, R1=r5)。ここで、d213について解くと、
213 = √{4・r5^2・(tanθ10)^2}/(1+tanθ10)
= √{4・5.050^2・(tan32.937)^2}/(1+tan32.937)
= 5.492
従って、最大入射口径φd211=7.876mm内の入射口径φd213=5.492mm上に、入射角90°で入射した光線は、図2(b) に示したように、屈折後に第3レンズL3内を、光軸x11´と平行に進行することとなる。
また、入射口径φd213=5.492mmより外側であって最大入射口径φd211=7.876mm内に入射した光線は、図3の矢印で示した一方の光線のように、屈折後に第3レンズL3内を、光軸x11´に収斂する方向に進行する。次に、この場合について説明する。
一例として、ここでは、最大入射口径上の位置に入射する光線を考える。最大入射口径上の位置における曲面の法線と光軸x11´とのなす角度をθ11とすると、θ11は、上記の式(1)の右辺により求めることができる。
θ11 = 式(1)の右辺 = arctan((d1/2)/√{R1^2-(d1/2)^2})
θ11 = arctan((7.876/2)/√{5.05^2-(7.876/2)^2})
θ11 = 51.242°
となる(但し、d1=d211, R1=r5)。
また、上記の式(1)の左辺は、上記で求めたとおり32.937°である。
よって、左辺 < 右辺となり、最大入射口径上の位置に入射した光線は、図3の矢印で示した一方の光線のように、屈折後に第3レンズL3内を、光軸x11´に収斂する方向に進行する。
このように、第3レンズL3の入射位置における曲面の法線と光軸x11´とがなす角度(θ10)と、その入射位置に入射して屈折した第3レンズL3内の光線とその法線とのなす角度(α1)とが同じとなって、第3レンズL3内の光線と光軸x11´とが平行となる、上記の式(1)及び(2)を満足する入射位置が存在することは、その入射位置と光軸x11´との距離を半径とする口径(φd213)よりも外側であって最大入射口径(φd211)内の位置に入射した光線は、屈折後に光軸x11´に収斂する方向に第3レンズL3内を進行するので、第3レンズL3の外周面へ直接向かう光線は無くなることになる。また、上記の式(2)より、第3レンズL3の外周面と光線の入射位置との間には一定の距離があり、外周面で反射する光線の発生がなくなる。
また、最大入射口径φd211=7.876mm内であって入射口径φd213=5.492より内側に入射した光線は、図3の矢印で示した他方の光線のように、屈折後に第3レンズL3内を、光軸x11´から離れる方向に進行する。次に、この場合について説明する。
一例として、ここでは、入射口径φd214=4.000mm上の位置に入射する光線を考える。このとき、上記の式(3)の左辺及び右辺を求めると、次のようになる。
式(3)の左辺 = arcsin(1/n)
= arcsin(1/1.83917)
= 32.937°
となる(但し、n=n5
式(3)の右辺 = arctan((d3/2)/√{R2^2-(d3/2)^2})
= arctan((4/2)/√{5.05^2-(4/2)^2})
= 23.331°
となる(但し、d3=d214, R2=r5)。
よって、左辺 > 右辺となり、上記の式(3)を満足する。これにより、入射口径φd214=4.000mm上の位置に入射して屈折した第3レンズL3内の光線とその入射位置における曲面の法線とのなす角度は、光軸とその入射位置における曲面の法線とのなす角度よりも大きくなり、屈折後の第3レンズL3内の光線は光軸x11´から離れる方向へ向かって第3レンズL3内を進行することになる。
続いて、上記の式(4)の左辺及び右辺を求めると、次のようになる。
式(4)の左辺 = arctan[{(d2-d3)/2}/(t+√{R2^2-(d3/2)^2}-√{R2^2-(d2/2)^2})]+arcsin{(d3/2)/R2
= arctan[{(7.876-4)/2}/(0.661+√{5.05^2-(4/2)^2}-√{5.05^2-(7.876/2)^2})]+arcsin{(4/2)/5.05}
= 65.540°
となる(但し、d2=d211, d3=d214, t=t1, R2=r5)。
式(4)の右辺 = arcsin(1/n)
= arcsin(1/1.83917)
= 32.937°
となる(但し、n=n5)。
よって、左辺 > 右辺となり、上記の式(4)を満足する。これにより、入射口径φd214=4.000mm上の位置に入射して屈折した第3レンズL3内の光線は、光軸x11´から離れる方向へ向かって第3レンズL3内を進行し、第3レンズL3の射出面における、光学系の光学性能を満たす表面精度を有する光学表面内を射出することとなる。
以上、本実施例に係る光学素子3によれば、実施例1と同様に、第3レンズL3における上記の式を満足する入射位置に入射した光線は、第3レンズL3の外周面に直接進むことはなく、その外周面で反射することはなくなる。よって、本実施例に係る光学素子3によっても、実施例1に係る光学素子1と同様の効果を得ることができる。
以上、実施例1乃び2について説明したが、各実施例においては、光学素子のレンズとして、入射面側の曲面が凸形状の正の屈折率を有する非球面レンズを適用することもできる。この場合には、入射位置の曲面の曲率半径として、入射位置における近似曲率半径を適用すればよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
実施例1に係る光学素子の一部断面図である。 (a) は、実施例2に係る光学素子を含む光学系を有する撮影レンズの断面図であって、結像に寄与する光線の一部も併せて示した図、(b) は、その光学素子の断面図である。 実施例2に係る光学素子を含む光学系を有する撮影レンズの断面図であって、その光学素子を通過する光線の一部も併せて示した図である。 光学系に含まれるレンズと該レンズの保持枠とを有して構成される従来の光学素子の一例を示す一部断面図である。
符号の説明
1 光学素子
2 撮影レンズ
3 光学素子

Claims (3)

  1. 複数のレンズで構成された光学系の複数番目のレンズと該レンズの保持枠とが一体化して構成された光学素子であって、
    当該光学素子の前記レンズは、入射面側曲面が凸形状の正の屈折力を有し、
    当該光学素子の前記レンズにおいて、光線の入射位置における前記入射面側曲面の曲率半径をR1、前記入射位置と光軸との距離を半径とする口径をφd1、当該レンズの外径をφd2、当該レンズの屈折率をnとするとき、結像に寄与する光線の最大入射口径内において、
    arcsin(1/n) ≦ arctan((d1/2)/√{R1^2-(d1/2)^2}) (1)、
    且つ、
    d1 < d2 (2)、
    を満足する光線の入射位置を有する、
    ことを特徴とする光学素子。
  2. 当該光学素子の前記レンズにおいて、前記式(1)における、
    arcsin(1/n) = arctan((d1/2)/√{R1^2-(d1/2)^2})、
    及び前記式(2)を満足するときの前記口径φd1よりも内側であって前記入射面側曲面上の光線の入射位置と光軸との距離を半径とする口径をφd3、光軸との距離が口径φd3の半径となる前記入射位置における曲率半径をR2、当該レンズの外周における光軸方向肉厚をtとするとき、
    arcsin(1/n) > arctan((d3/2)/√{R2^2-(d3/2)^2}) (3)、
    且つ、
    arctan[{(d2-d3)/2}/(t+√{R2^2-(d3/2)^2}-√{R2^2-(d2/2)^2})]+arcsin{(d3/2)/R2} > arcsin(1/n) (4)、
    を満足する光線の入射位置を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載の光学素子。
  3. 当該光学素子の前記レンズにおいて、前記式(1)及び(2)を満足するときの前記最大入射口径内に入射する光線の射出位置は、前記光学系の光学性能を満たす表面精度を有する光学表面内である、
    ことを特徴とする請求項1記載の光学素子。
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