JP2002228441A - 恒星センサ - Google Patents
恒星センサInfo
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Abstract
ともに、小型である恒星センサを提供する。 【解決手段】 人工衛星に搭載され、恒星からの光に基
づき、該人工衛星の姿勢制御に用いられる恒星の画像を
生成する恒星センサが、その前方側より入射される外部
光源の光を集光する光学レンズ系と、該光学レンズ系か
らの光を受光して画像を生成する撮像素子とを有する。
そして、上記光学レンズ系には、光軸方向に対して所定
以上の角度でその前方側より入射する光を、後方側の内
面にて全反射する集光レンズを設ける。
Description
れ、恒星からの光に基づき、該人工衛星の姿勢制御に用
いられる恒星の画像を生成する恒星センサに関する。
搭載され、その三軸姿勢安定制御を行う上で必要な恒星
の位置情報を取得するために用いられる。恒星センサ
は、その基本構成として、外部光源の光を集光する光学
レンズ系と、該光学レンズ系から光を受光して画像を生
成する二次元撮像素子とを有しており、恒星等の星の光
を撮像素子に結像させて、画像を生成することが可能で
ある。この画像からは恒星の位置情報が取得され、この
位置情報に基づき、人工衛星の姿勢が制御される。
象とする恒星以外の光源からの光がセンサに入射し、測
定データにノイズをもたらすことがある。これを抑制す
るために、従来では、筒状に形成され、光学レンズ系の
前方側に配置されて、不要な光を遮る遮光部材(所謂バ
ッフル)を設けることが知られている。かかる遮光部材
は、例えば特開平5−213286号公報や特開平10
−132556号公報に開示されている。
構成では、特に暗い恒星(例えば5等星)を測定対象とす
る場合、例えば5等星の5×1012倍の明るさを有す
る太陽光等の、明るい光源からのノイズ光を十分に抑制
するには、遮光部材を前方側に延長するように大型化せ
ざるを得ず、それにより、遮光部材の長さ及び体積が恒
星センサの大部分を占めることになっていた。人工衛星
に搭載される機器は小型であればあるほど望ましいが、
恒星センサに関しては、従来、上記のような理由から小
型化が困難であった。
たもので、不要な光に対する遮光性能を有するととも
に、小型である恒星センサを提供することである。
工衛星に搭載され、恒星からの光に基づき、該人工衛星
の姿勢制御に用いられる恒星の画像を生成する恒星セン
サにおいて、その前方側より入射される外部光源の光を
集光する光学レンズ系と、該光学レンズ系からの光を受
光して画像を生成する撮像素子とを有しており、上記光
学レンズ系には、光軸方向に対して所定以上の角度でそ
の前方側より入射する光を、後方側の内面にて全反射す
る集光レンズが設けられていることを特徴としたもので
ある。
おいて、上記集光レンズが半球形状を備えていることを
特徴としたものである。
発明において、上記光学レンズ系の前方側には、該光学
レンズ系の光軸を取り囲む壁部を備え、その前方側で開
口する遮光部材が設けられていることを特徴としたもの
である。
発明において、上記遮光部材の前方側開口部は、光軸方
向に対して所定以上の角度で入射する光が該遮光部材の
内壁に直接入射されるように形成されていることを特徴
としたものである。
4の発明のいずれか一において、上記集光レンズの後方
側に、該光学レンズ系の光軸を取り囲む壁部を備えた光
減衰部材が設けられていることを特徴としたものであ
る。
て、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の説
明では、恒星センサにおける各構成の位置関係を記述す
る上で、外部光源に対して近い側を「前方側」といい、
遠い側を「後方側」という。 実施の形態1.図1の(a)及び(b)は、本発明の実
施の形態1に係る恒星センサの断面説明図である。恒星
センサ10は、人工衛星に搭載され、恒星からの光に基
づき、該人工衛星の姿勢制御に用いられる恒星の画像を
生成するもので、その基本構成として、その前方側より
入射される外部光源の光を集光する光学レンズ系1と、
該光学レンズ系からの光を受光して画像を生成するCC
D等の撮像素子4とを有している。
された集光レンズ2と、撮像素子4の前方側に配置さ
れ、同じ光軸Sを有する複数のレンズからなる結像レン
ズ系3とから構成されている。また、これら集光レンズ
2及び結像レンズ系3は、それらが共に同じ光軸Sを有
するように位置決めされている。
間には、孔部5aと該孔部5aの周辺をなす平面部5b
とを備えたアパーチャ部材5が設けられている。アパー
チャ部材5は、集光レンズ2の後方側に隣接しつつ、そ
の孔部の中心が光軸S上に位置するように配置され、集
光レンズ2の後方側から出射する光を通過させる。
例えば合成石英等のガラス材料から形成され、アパーチ
ャ部材5に対向する後方側で平面をなした半球形状を有
している。集光レンズ2では、その光軸Sの方向に対し
て所定以上の角度で入射された光が、後方側の内面で全
反射される。すなわち、集光レンズ2では、光軸Sの方
向に対して所定以下の角度で入射される光のみを、その
後方側から出射可能とすることで、測定対象とする光源
以外からの不要な光(例えば太陽光)を遮光するように
なっている。
光レンズ2の光軸Sの方向に対して所定以上の角度で入
射する光線、及び、集光レンズ2の光軸Sの方向に対し
て所定以下の角度で入射する光線をあらわしている。こ
こで、集光レンズ2の前方面での光軸Sの方向に対する
光線の入射角度をθ1とする。また、集光レンズ2の後
方面の中心を点Pとする。集光レンズ2に入射した光線
は、その集光レンズ2内に透過する。この光線は、点P
に向かうように、集光レンズ2の前方面に対して垂直に
入射し、集光レンズ2内に透過する場合にも角度を変え
ない。そして、この実施の形態1では、集光レンズ2の
後方面が平面をなしているため、集光レンズ2の後方側
の内面における光線の入射角度θ2は、その前方側での
光軸Sの方向に対する入射角度θ1と等しくなる(θ1
=θ2)。なお、入射角度θ2は、より詳しくは、集光
レンズ2の後方面に垂直である方向(すなわち光軸Sの
方向)に対する光線の入射角度である。
合成石英を用いた場合について考察する。合成石英の屈
折率はn=1.46であり、全反射の臨界角θcは、θc
=Arcsin(1/n)=43.3°である。つまり、
集光レンズ2内で、後方側の内面に、43.3°以上の
入射角で入射する光線は全反射される。その結果、図1
の(a)に示されるように、θ2>θc(すなわちθ1
>θc)となる光線は、集光レンズ2の後方側から出射
されず、アパーチャ部材5の孔部5aを通過することが
できない。これにより、恒星センサ10の視野角の範囲
外の角度で入射する太陽光などの測定対象以外の光源か
らの光線を、遮光することができる。
方向に対する光線の入射角度θ1が全反射臨界角θc以
下である場合、図1の(b)に示されるように、光線
は、集光レンズ2の後方側から出射され、アパーチャ部
材5の孔部5aを通過することができる。これにより、
恒星センサ10の視野角の範囲内の角度で入射する恒星
の光などの測定対象の光源からの光線を、集光レンズ2
の後方側から出射させ、更に、結像レンズ系3へ入射さ
せることができる。
レンズ2から出射された光線の収差を補正し、所望の焦
点距離をもたせることが可能である。なお、集光レンズ
2の半径があまりに小さい場合には、その収差を結像レ
ンズ系3にて補正することが難しくなるため、集光レン
ズ2の曲率は、例えば曲率20mm以上に設定される。
うな半球形状を有することにより、集光レンズ2の前方
面での光軸Sの方向に対する光線の入射角が所定以上で
ある光を、全反射の効果によって遮光することが可能で
ある。その結果、光学レンズ系1の前方側に配置され
て、不要な光を遮る遮光部材を設ける必要がなく、恒星
センサ10の小型化を実現することができる。
説明する。なお、以下の説明では、上記実施の形態1に
おける場合と同じものについては、同一の符号を付し、
それ以上の説明を省略する。 実施の形態2.図2の(a)及び(b)は、本発明の実
施の形態2に係る恒星センサ20の断面説明図である。
恒星センサ20は、上記実施の形態1における場合と略
同じ構成を有しており、この実施の形態2では、光学レ
ンズ系21を構成するレンズのうちの最も前方側に配置
された集光レンズ22が、アパーチャ部材5に対向する
後方側で所定曲率の湾曲面をなした略半球形状を有して
いる。
光レンズ22の光軸Sの方向に対して所定以上の角度で
入射する光線、及び、集光レンズ22の光軸Sの方向に
対して所定以下の角度で入射する光線をあらわしてい
る。この場合にも、集光レンズ22の全反射臨界角をθ
cとすると、図2の(a)に示されるように、集光レン
ズ22の前方面での光軸Sの方向に対する光線の入射角
度θ1が、ほぼθ1>θcである場合に、その光線は、
集光レンズ22の後方側から出射されず、アパーチャ部
材5の孔部5aを通過することができない。これによ
り、恒星センサ20の視野角の範囲外の角度で入射する
太陽光などの測定対象以外の光源からの光線を、遮光す
ることができる。
の方向に対する光線の入射角度θ1が全反射臨界角θc
以下である場合、図2の(b)に示されるように、光線
は、集光レンズ2の後方側から出射され、アパーチャ部
材5の孔部5aを通過することができる。これにより、
恒星センサ20の視野角の範囲内の角度で入射する恒星
の光などの測定対象の光源からの光線を、集光レンズ2
2の後方側から出射させ、更に、結像レンズ系3へ入射
させることができる。
形状を有することにより、集光レンズ22の前方面での
光軸Sの方向に対する光の入射角が所定以上である光
を、全反射の効果によって遮光することが可能である。
その結果、光学レンズ系21の前方側に配置されて、不
要な光を遮る遮光部材を設ける必要がなく、恒星センサ
20の小型化を実現することができる。
ンズ系の最も前方側に配置される集光レンズとして、半
球形状又は略半球形状のものが用いられていたが、これ
に限定されることなく、所定以下の角度で入射された光
線のみを後方側から出射させることが可能であれば、い
かなる形状のものを用いてもよい。図3の(a)〜
(c)には、それぞれ、前述した実施の形態1及び2に
おける場合とは異なる形状を備えた集光レンズを示す。
の一片のような形状を有し、また、図3の(b)に示す
集光レンズ26は、釣鐘形状を有し、更に、図3の
(c)に示す集光レンズ27は、半球の両側の一部が切
り欠かれてなるような形状を有している。かかる形状を
備えた集光レンズを用いた場合にも、所定以下の角度で
入射された光線のみを後方側から出射させることができ
る。特に、図3の(c)に示す集光レンズ27では、光
が入射する主領域を残して、半球の両側の一部が切り欠
かれてなる形状を有するため、レンズ自体の小型化を図
ることができ、これにより、恒星センサ20を一層小型
化することができる。
態3に係る恒星センサ30を示す断面説明図である。恒
星センサ30は、上記実施の形態1における場合とほぼ
同じ構成を有しており、この実施の形態3では、上記実
施の形態1及び2における場合よりも更に高い遮光性能
を得るために、バッフル31が取り付けられている。こ
のバッフル31は、ほぼラッパ状に形成されるもので、
光学レンズ系1の前方側にその光軸Sの取り囲む壁部3
1aを備え、その前方側で開口する。また、バッフル3
1の内壁は黒塗りされている。この恒星センサ30で
は、バッフル31による不要光の減衰および集光レンズ
2による遮光からなる2段階の作用により、太陽光など
の比較的明るい光源からの光を十分に減衰させることが
できる。
と、レンズ表面若しくはレンズ内部でのわずかな散乱光
が恒星の画像に対するノイズとなることがある。これを
防止すべく、バッフル31の前方側開口部31bが、光
軸Sの方向に対して所定以上の角度で入射する光が、バ
ッフル31の内壁に直接入射するように、すなわち、集
光レンズ2に直接入射できないように形成されている。
この実施の形態3では、太陽光の除去範囲の仕様を、例
えば±40°以上に設定される。つまり、集光レンズ2
の光軸Sに対する光線の角度θsが40°以上である場
合に、集光レンズ2に直接入射できないように、前方側
開口部31bが形成されている。
いるため、太陽光の大部分(好ましくは95%以上)の
光量は吸収され、残りの反射成分のうち全反射臨界角θ
c以上の角度で集光レンズ2に入射する光線は、全反射
の効果によって集光レンズ2の後方側から出射すること
ができない。なお、バッフル31の内壁で1回反射され
た後に集光レンズ2に入射する光線をできる限り抑制す
るようにバッフル31の形状を工夫すると、より大きな
遮光性能が得られる。
減衰および集光レンズ2による遮光からなる2段階の作
用により、より大きな遮光性能をもつ恒星センサ30を
構成することができる。また、集光レンズ2による遮光
作用とともに十分な遮光性能を実現しつつ、バッフル3
1自体のサイズを従来のタイプに比べてより小型化する
ことができる。
態4に係る恒星センサ40を示す断面説明図である。恒
星センサ40は、上記実施の形態1における場合とほぼ
同じ構成を有しており、この実施の形態4では、アパー
チャ部材5(以下、第1のアパーチャ部材という)に対
向して、所定径の孔部45aを備えた第2のアパーチャ
部材45が、結像レンズ系3の前方側に設けられてい
る。また、第1のアパーチャ部材5と第2のアパーチャ
部材45との間には、該光学レンズ系1の光軸Sを取り
囲む壁部47aを備えたダンパー部材47が設けられて
いる。このダンパー部材47は、その内壁が黒塗りされ
るもので、第1のアパーチャ部材5を通過した後に散乱
する光を吸収減衰させる。
全反射されない光線、すなわち、θ 2<θcの入射角度
で集光レンズ2の後方側の内面に入射した光線について
も、ある角度αよりも大きな入射角度であれば(θ2>
α)、ダンパー部材47でその光線を吸収減衰させるこ
とが可能である。この理由は、以下の通りである。
と集光レンズ2の後方側の内面に入射する角度θ2が、
集光レンズ2が半球形状であることによりθ1=θ2と
なる。なお、上記実施の形態2のように、集光レンズ2
2が略半球形状の集光レンズ22を用いる場合には、θ
1≒θ2となる。集光レンズ2の後方面からの出射角θ
3は、 sinθ3=n・sinθ2 から求まる。その入射角θ2と出射角θ3との関係をグ
ラフにすると、集光レンズ2のガラス材料として合成石
英(n=1.46)を使用した場合には、図6のようにな
る。すなわち、出射角θ3>入射角θ2であるので、θ
1(≒θ2)が大きいほど、第2のアパーチャ部材45
の外側へ光線が出射され、その光線を蹴ることができ
る。ここで、第2のアパーチャ部材45で光線を完全に
蹴ることができる最小の集光レンズ2の前方面への入射
角をαとする。第2のアパーチャ部材45で蹴られた光
線は、ダンパー部材47の内壁にて吸収減衰される。こ
のダンパー部材47の内壁は黒塗りされるので、光線は
効率良く吸収減衰させることができる。
光レンズ2で全反射しきれない角度(α<θ1<θc)
で集光レンズ2の前方面に入射する光線をダンパー部材
47で吸収減衰させることが可能であるため、恒星セン
サ40としては、角度α以上で入射する光線を全て遮光
することができる。
態5に係る恒星センサ50を示す断面説明図である。恒
星センサ50は、上記実施の形態4における場合とほぼ
同じ構成を有しており、この実施の形態5では、上記実
施の形態4における場合よりも更に高い遮光性能を得る
ために、バッフル51が取り付けられている。このバッ
フル51は、ほぼラッパ状に形成されるもので、光学レ
ンズ系1の前方側にその光軸Sの取り囲む壁部51aを
備え、その前方側で開口する。また、バッフル51の内
壁は黒塗りされている。この恒星センサ50では、バッ
フル51による不要光の減衰,集光レンズ2による遮
光、及び、ダンパー部材47による減衰からなる3段階
の作用により、太陽光などの比較的明るい光源からの光
を十分に減衰させることができる。
において説明したように、バッフル51の前方側開口部
51bが、光軸方向に対して所定以上の角度で入射する
光がバッフル51の内壁に直接入射されるように、すな
わち、集光レンズ2に直接入射しないように形成されて
いる。
1の前方側開口部51bを規定する縁部に当たると、種
々の角度の散乱光が少なからず生じるが、これに対処す
べく、バッフル51の前方側開口部51bは、更に、そ
の縁部にて生じた散乱光が集光レンズ2に入射する角度
が、上記実施の形態4で定義された角度α以上となるよ
うに形成されている。角度α以上で集光レンズ2に入射
する散乱光は、集光レンズ2の後方側から出射した後、
ダンパー部材47により吸収減衰されることになる。
減衰,集光レンズ2による遮光、及び、ダンパー部材4
7による減衰からなる3段階の作用により、一層大きな
遮光性能をもつ恒星センサ50を構成することができ
る。また、集光レンズ2による遮光作用とともに十分な
遮光性能を実現しつつ、バッフル51自体のサイズを従
来のタイプに比べてより小型化することができる。
限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々の改良及び設計上の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。
搭載され、恒星からの光に基づき、該人工衛星の姿勢制
御に用いられる恒星の画像を生成する恒星センサにおい
て、その前方側より入射される外部光源の光を集光する
光学レンズ系と、該光学レンズ系からの光を受光して画
像を生成する撮像素子とを有しており、上記光学レンズ
系には、光軸方向に対して所定以上の角度でその前方側
より入射する光を、後方側の内面にて全反射する集光レ
ンズが設けられているので、光軸方向に対して所定以下
の角度で入射する光のみを撮像素子側へ出射させること
ができる。その結果、光学レンズ系の前方側に配置され
て、不要な光を遮る遮光部材を設ける必要がなく、恒星
センサの小型化を実現することができる。
光レンズが半球形状を備えているので、該集光レンズの
後方側の内面での光線の入射角度が、その前方面での光
軸の方向に対する入射角度と等しくすることが可能で、
光軸方向に対して所定以上の角度で入射する光を確実に
全反射することができる。
学レンズ系の前方側には、該光学レンズ系の光軸を取り
囲む壁部を備え、その前方側で開口する遮光部材が設け
られているので、遮光部材による不要光の減衰および集
光レンズによる遮光からなる2段階の作用により、より
大きな遮光性能をもつ恒星センサを構成することができ
る。また、集光レンズによる遮光作用と共に十分な遮光
性能を実現しつつ、バッフル自体のサイズを従来のタイ
プに比べてより小型化することができる。
上記遮光部材の前方側開口部は、光軸方向に対して所定
以上の角度で入射する光が該遮光部材の内壁に直接入射
されるように形成されているので、光軸方向に対して所
定以下の角度で入射する光のみを、集光レンズに直接入
射させることが可能であり、より大きな遮光性能をもつ
恒星センサを構成することができる。
上記集光レンズの後方側に、該光学レンズ系の光軸を取
り囲む壁部を備えた光減衰部材が設けられているので、
集光レンズによる遮光に加え、集光レンズを出射した後
での不要光を減衰させることが可能であり、より大きな
遮光性能をもつ恒星センサを構成することができる。
サに対して、光線が所定以上の角度で入射する様子を示
す断面説明図である。 (b)上記実施の形態1に係る恒星センサに対して、光
線が所定以下の角度で入射する様子を示す断面説明図で
ある。
サに対して、光線が所定以上の角度で入射する様子を示
す断面説明図である。 (b)上記実施の形態2に係る恒星センサに対して、光
線が所定以下の角度で入射する様子を示す断面説明図で
ある。
の変形例を示す。 (b)恒星センサにおける集光レンズの第2の変形例を
示す。 (c)恒星センサにおける集光レンズの第3の変形例を
示す。
す断面説明図である。
サに対して、光線が所定以上の角度で入射する様子を示
す断面説明図である。 (b)上記実施の形態4に係る恒星センサに対して、光
線が所定以下の角度で入射する様子を示す断面説明図で
ある。
光線の入射角と出射角との対応関係を示すグラフであ
る。
す断面説明図である。
結像レンズ系,4 撮像素子,5 アパーチャ部材,1
0,20,30,40,50 恒星センサ,31,51
バッフル,31a,51a バッフルの壁部,31
b,51b バッフルの前方側開口部,47 ダンパー
部材,S 光軸
Claims (5)
- 【請求項1】 人工衛星に搭載され、恒星からの光に基
づき、該人工衛星の姿勢制御に用いられる恒星の画像を
生成する恒星センサにおいて、 その前方側より入射される外部光源の光を集光する光学
レンズ系と、該光学レンズ系からの光を受光して画像を
生成する撮像素子とを有しており、 上記光学レンズ系には、光軸方向に対して所定以上の角
度でその前方側より入射する光を、後方側の内面にて全
反射する集光レンズが設けられていることを特徴とする
恒星センサ。 - 【請求項2】 上記集光レンズが半球形状を備えている
ことを特徴とする請求項1記載の恒星センサ。 - 【請求項3】 更に、上記光学レンズ系の前方側には、
該光学レンズ系の光軸を取り囲む壁部を備え、その前方
側で開口する遮光部材が設けられていることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の恒星センサ。 - 【請求項4】 上記遮光部材の前方側開口部は、光軸方
向に対して所定以上の角度で入射する光が上記遮光部材
の内壁に直接入射されるように形成されていることを特
徴とする請求項3記載の恒星センサ。 - 【請求項5】 更に、上記集光レンズの後方側には、該
光学レンズ系の光軸を取り囲む壁部を備えた光減衰部材
が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいず
れか一に記載の恒星センサ。
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