JP2003226300A - 恒星センサ - Google Patents

恒星センサ

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JP2003226300A
JP2003226300A JP2002028318A JP2002028318A JP2003226300A JP 2003226300 A JP2003226300 A JP 2003226300A JP 2002028318 A JP2002028318 A JP 2002028318A JP 2002028318 A JP2002028318 A JP 2002028318A JP 2003226300 A JP2003226300 A JP 2003226300A
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light
baffle
lens system
star sensor
optical lens
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JP2002028318A
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Hiroyuki Kono
裕之 河野
Yukio Sato
行雄 佐藤
Junichi Nishimae
順一 西前
Tatsuki Okamoto
達樹 岡本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不要な光に対する優れた遮光性を有する比較
的小型のバッフルを装備した恒星センサを提供する。 【解決手段】 恒星センサは、その前方側より入射され
る外部光源の光を集光する光学レンズ系と、該光学レン
ズ系の前方側でその光軸を取り囲むように配置され、該
光軸の方向に対して所定以上の角度で本体前方側より入
射する光を、その内壁面で吸収および反射して遮光する
バッフルと、上記光学レンズ系からの光を受光して画像
を生成する撮像素子とを有している。ここで、バッフル
の内壁面が、それが所定以上の光吸収率および正反射方
向への光反射率をもつべく、光沢を有し暗色を帯びるよ
うに表面処理されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工衛星に搭載さ
れ、恒星の位置を検出して人工衛星の姿勢制御を行う恒
星センサに関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、恒星センサは、人工衛星に
搭載され、その三軸姿勢安定制御を行う上で必要な恒星
の位置情報を取得するために用いられる。図11に、従
来知られる恒星センサの一例を示す。この恒星センサ9
0は、その基本構成として、外部光源の光を集光する光
学レンズ系91と、光学レンズ系91の前方側に配置さ
れ、不要な光を遮るための遮光部材(所謂バッフル)9
2と、光学レンズ系91から光を受光して画像を生成す
る二次元撮像素子94とを有している。動作時には、恒
星などの星の光を撮像素子94に結像させて、画像を生
成することが可能であり、この画像からは星の位置情報
が取得され、この位置情報に基づき、人工衛星の姿勢が
制御される。
【0003】バッフル92は、一般的な形状としてほぼ
ラッパ状に形成され、測定対象とする恒星以外の光源か
らの光などの不要な光をその内壁面92aで吸収したり
反射させたりして、かかる光が光学レンズ系91に入射
することを防止する。バッフル92の内壁面92aの表
面処理としては、アルミの黒色耐食性皮膜を形成する黒
アルマイト処理が施されたり、光沢のない黒色塗料が塗
布されたりすることが一般的である。
【0004】ところで、かかる表面処理が施された内壁
面92aでは、反射光が広い角度に散乱される傾向があ
る。つまり、鏡面での反射のように入射角に対して正反
射方向に光が反射されるばかりでなく、それ以外の角度
にも多くの光が反射される。このような散乱光は、光学
レンズ系91へ入射してセンサの精度に影響を及ぼす惧
れを有する。散乱光を減衰させる手段の1つとしては、
図11に示すように、バッフル92の内壁面92aに、
所定の幅を各々有する複数の減衰板93が互いに平行に
なるように、長手方向に所定間隔をおいて設けることが
知られている。不要な光は、これらの減衰板93の間で
多重散乱反射されて、次第に減衰する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな複数の減衰板を備えた構成では、不要な光の減衰が
可能である反面、バッフルの重量増大,バッフルの
構造の複雑化,減衰板のエッジにおける散乱光の発
生、という別の問題がある。人工衛星に搭載される機器
は軽量・小型であることが望ましく、恒星センサでは、
一般的に、バッフルの重量及びサイズが全体の比較的大
きな割合を占めることから、バッフル自体が軽量・小型
であることが好ましい。このため、バッフルの内壁面に
おける散乱光に対処する手段としては、その遮光性を確
保しながら、バッフル自体の小型化を実現できるものが
求められる。
【0006】そこで、本発明は、上記技術的課題に鑑み
てなされたもので、その内壁面での散乱光を含む不要な
光に対する優れた遮光性を確保しつつ小型であるバッフ
ルを装備した恒星センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、人
工衛星に搭載され、恒星からの光に基づき、該人工衛星
の姿勢制御に用いられる恒星の画像を生成する恒星セン
サであって、該恒星センサは、その前方側より入射され
る外部光源の光を集光する光学レンズ系と、上記光学レ
ンズ系の前方側でその光軸を取り囲むように配置され、
該光軸の方向に対して所定以上の角度で本体前方側より
入射する光を、その内壁面で吸収および反射して遮光す
るバッフルと、上記光学レンズ系からの光を受光して画
像を生成する撮像素子とを有しており、上記バッフルの
内壁面が、それが所定以上の光吸収率および正反射方向
への光反射率をもつべく、光沢を有し暗色を帯びるよう
に表面処理されていることを特徴としたものである。
【0008】また、本願の第2の発明は、第1の発明に
おいて、上記バッフルの内壁面が光沢を有し暗色を帯び
るように、光沢の有る黒色塗料が塗布されていることを
特徴としたものである。
【0009】更に、本願の第3の発明は、上記第2の発
明において、上記光沢の有る黒色塗料の上に反射防止コ
ーティングが施されていることを特徴としたものであ
る。
【0010】また、更に、本願の第4の発明は、上記第
1〜3の発明のいずれか一において、上記バッフルの内
壁面が光沢を有し暗色を帯びるように、黒色塗料の上に
表面の滑らかなコーティングが施されていることを特徴
としたものである。
【0011】また、更に、本願の第5の発明は、上記第
1〜4の発明のいずれか一において、上記バッフルの内
壁面における正反射方向への反射を除く光反射率が4%
以下であることを特徴としたものである。
【0012】また、更に、本願の第6の発明は、上記第
1〜5の発明のいずれか一において、上記バッフルが、
上記光学レンズ系の光軸の方向に対して所定の角度範囲
で入射する光を、その内壁面における所定回数内での反
射によって、その前方側からバッフル外部へ逃がす形状
を有していることを特徴としたものである。
【0013】また、更に、本願の第7の発明は、上記第
1〜6の発明のいずれか一において、上記光学レンズ系
が、その光軸の方向に対して所定以上の角度でその前方
側より入射する光を、後方側の内面にて全反射する集光
レンズを有していることを特徴としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明で
は、恒星センサにおける各構成の位置関係を記述する上
で、外部光源に対して近い側を「前方側」といい、遠い
側を「後方側」という。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係る恒
星センサの縦断面説明図である。この恒星センサ10
は、人工衛星に搭載され、恒星からの光に基づき、該人
工衛星の姿勢制御に用いられる恒星の画像を生成するた
めのもので、基本的な構成として、本体前方側より入射
される外部光源の光を集光する光学レンズ系1と、光学
レンズ系1の前方側に配置され、測定対象とする恒星以
外の光源からの光などの不要な光を遮るバッフル2と、
光学レンズ系1からの光を受光して画像を生成するCC
D等の撮像素子5とを有している。
【0015】光学レンズ系1は、図1において1つのブ
ロックで示されるが、実際には、撮像素子4に対して入
射光を結像するための複数のレンズから構成されるもの
で、これらのレンズは共に同じ光軸Sを有するように位
置決めされている。
【0016】バッフル2は、互いに隣接する第1段バッ
フル4及び第2段バッフル3からなる2段式の構造を備
えるもので、全体として略ラッパ状に形成され、光学レ
ンズ系5の光軸Sを取り囲むように配置されている。本
体前方側にある第2段バッフル3の前方及び後方側に
は、それぞれ、前方側開口部3b及び後方側開口部3c
が形成されている。また、本体後方側にある第1段バッ
フル4の後方側には、後方側開口部4bが形成されてい
る。ここで、第2及び第1段バッフル3,4やそれに形
成された開口部3b,3c及び4bの形状及びサイズ
は、光軸Sに対して所定以上の角度で入射した光が、第
2段又は第1段バッフル3,4の内壁面3a,4aに最
初に入射するように、すなわち、光学レンズ系1に対し
て直接に入射できないように設定されている。
【0017】更に、第2段バッフル3の内壁面3a及び
第1段バッフル4の内壁面4aは、各々が所定以上の光
吸収率及び正反射方向への光反射率をもつべく、光沢を
有し暗色を帯びるように表面処理されるもので、この実
施の形態1では、それらの内壁面3a,4aに光沢の有
る黒色塗料が塗布されている。このような黒色塗料とし
ては、例えば、ロード社Aeroglaze Z302
を用いることができる。
【0018】続いて、光沢の有る黒色塗料が塗布された
バッフル3,4の内壁面3a,4aについての特性(光
吸収性及び光反射率)に関して、光沢のない黒色塗料の
みが塗布されたバッフルの内壁面についての特性と比較
しながら検討する。図2の(a)及び(b)は、それぞ
れ、光沢のない黒色塗料及び光沢の有る黒色塗料が塗布
されたバッフルの内壁面に光が入射した様子を示す説明
図である。
【0019】図2の(a)から分かるように、光沢のな
い黒色塗料のみが塗布されたバッフル92の内壁面92
aに入射した光は、その内壁面92aで反射されると、
各方向に散乱する傾向にある。他方、図2の(b)から
分かるように、光沢の有る黒色塗料が塗布された第2段
及び第1段バッフル3,4の内壁面3a,4aに入射し
た光は、その内壁面3a,4aで反射される場合に、正
反射方向に反射される傾向にある。
【0020】図3の(a)は、光沢のない黒色塗料のみ
が塗布された表面についての、正反射方向への反射を含
む場合及び含まない場合における全光反射率の測定結果
を示すグラフであり、他方、図3の(b)は、光沢の有
る黒色塗料が塗布された表面についての、正反射方向へ
の反射を含む場合及び含まない場合における全光反射率
の測定結果を示すグラフである。これらのグラフから分
かるように、光沢のない黒色塗料が塗布されたバッフル
の内壁面では反射光のほとんどが散乱されるが、光沢の
有る黒色塗料が塗布されたバッフル3,4の内壁面3
a,3bでは反射光のほとんどが正反射方向に反射され
る。
【0021】このように、光沢の有る黒色塗料が塗布さ
れたバッフル3,4の内壁面3a,4aで反射光の散乱
成分が少ないことから、予期しない散乱光の光学レンズ
系1への入射を抑制することができ、不要な光に対する
優れた遮光性が得られる。本願出願が行なった検証によ
れば、具体的には、所定の構造を備えたバッフル3,4
の内壁面3a,4aに対して、正反射方向への反射を含
まない光反射率が4%以下となるような表面処理が施さ
れた場合に、不要な光に対する優れた遮光性を有するバ
ッフル3,4を実現し得ることが確認された。また、好
ましくは、正反射方向への反射を含まない光反射率が2
%以下、更に望ましくは1%以下となる表面処理が施さ
れれば、バッフル3,4の遮光性は一層優れたものとな
る。
【0022】以上のように、バッフル3,4の内壁面3
a,4aを光沢の有る黒色塗料を塗布して表面処理する
ことにより、図11に示す従来技術に用いられるような
減衰板を要さず若しくは減衰板の少ない比較的簡単な構
造としてバッフル3,4を設計することが可能となる。
すなわち、バッフル3,4を小型化することができ、そ
の結果として、バッフル3,4を装備した恒星センサの
小型化を実現することが可能となる。また、この構成で
は、減衰板のエッジからの散乱光が存在しない利点もあ
る。
【0023】なお、前述した実施の形態1では、バッフ
ル3,4の内壁面3a,4aを光沢を有し暗色を帯びる
ように表面処理する場合に、光沢のある黒色塗料が塗布
される例が取り上げられたが、これに限定されることな
く、光吸収率が高く、反射光の大部分を正反射方向に反
射させるようなバッフルの内壁面を実現するものであれ
ば、いかなる表面処理が採用されてもよい。
【0024】続いて、本発明の別の実施の形態について
説明する。以下では、上記実施の形態1における場合と
同じものについては、同一の符号を付し、それ以上の説
明を省略する。 実施の形態2.図4は、本発明の実施の形態2に係る表
面処理が施されたバッフルの内壁面に光が入射する様子
を示す説明図である。この実施の形態2では、光沢を有
し暗色を帯びるようなバッフル3,4の内壁面3a,4
aの表面処理として、黒色塗料が塗布された内壁面3
a,4a上に表面の滑らかな透明コーティング13が形
成されている。透明コーティング13の材料としては、
例えば透明樹脂を用いることができる。
【0025】かかるバッフル3,4の内壁面3a,4a
では、図から分かるように、反射光が、透明コーティン
グ13の表面で正反射方向に反射されることとなり、上
記実施の形態1における場合と同様の効果が得られる。
なお、このような表面処理においては、バッフル3,4
の内壁面3a,4aに塗布される黒色塗料として、光沢
のない黒色塗料を用いてもよい。ただし、黒色塗料とそ
の上の透明コーティング13との境界での光散乱を抑制
するために、両者の材質の屈折率が近いことが要求され
る。また、この実施の形態2では、透明コーティング1
3と外部層(例えば宇宙空間における真空層)との境界
での光散乱を減らすためには、透明コーティング13の
表面が滑らかであることが必要である。
【0026】実施の形態3.図5は、本発明の実施の形
態3に係る表面処理が施されたバッフルの内壁面に光が
入射する様子を示す説明図である。この実施の形態3で
は、上記実施の形態2で説明したように、黒色塗料が塗
布されたバッフル3,4の内壁面3a,4aに対して、
反射防止コーティング23が形成されている。この反射
防止コーティング23としては、例えば誘電体多層膜を
用いることができる。
【0027】かかるバッフル3,4の内壁面3a,4a
では、図から分かるように、反射光が黒色塗料表面で正
反射方向に反射されるが、この反射に際しては、反射防
止コーティング23により黒色塗料表面での反射率が一
層低下させられる。これにより、光学レンズ系1へ入射
する惧れのあるバッフル3,4の内壁面3a,4aでの
反射光の発生を抑制し、より優れた遮光性を有するバッ
フル3,4を実現することができる。なお、この実施の
形態3では、反射防止コーティング23が黒色塗料上に
形成されたが、これに限定されることなく、実施の形態
2で説明した透明コーティング13上に形成された場合
にも、同様の効果が得られる。
【0028】実施の形態4.通常、太陽光などの遮光の
ために大きな遮光性を要する場合には、2段式のバッフ
ルが採用される。まず、対照的な例を用いて説明するた
めに、図6に、1段式のバッフルを装備した恒星センサ
30を示す。この恒星センサ30では、バッフル34の
内壁面34aに、前述した実施の形態1〜3のいずれか
にて説明されたような表面処理が施されている。また、
バッフル34の前方側及び後方側には、それぞれ、開口
部34b及び34cが形成されている。ここで、光軸S
の方向に対する光の入射角をθ,遮光しようとする光の
臨界角度をθcとする。
【0029】このバッフル34においては、まず、θ=
θcである入射光を直接に光学レンズ系1へ入射させな
い、すなわち、バッフル34の前方側開口部34bから
入射してきた光を後方側開口部34cに通過させないこ
とが必要である。しかしながら、バッフル34のみが設
けられた恒星センサ30では、かかる必要条件を満たす
ような構造が採用されても、図6から分かるように、バ
ッフル34の前方側開口部34bを規定するエッジにお
いて光が散乱し、その散乱光が光学レンズ系1の直ぐ前
方側に位置する後方側開口部34cを通過することがあ
り、高い遮光性は得られない。
【0030】このような問題に対処して、θ>θcであ
る全ての入射光が光学レンズ系1に入射しないように、
バッフルが2段式に設計される。図7に、本発明の実施
の形態4に係る恒星センサに対して、光が所定以上の角
度で入射する様子を示す。この恒星センサ40では、バ
ッフル42が第2段及び第1段バッフル43及び44か
ら構成されており、これらのバッフル43及び44の内
壁面43a及び44aには、前述した実施の形態1〜3
のいずれかにて説明されたような表面処理が施されてい
る。また、第2段バッフル43の前方側及び後方側に
は、それぞれ、開口部43b及び43cが形成され、他
方、第1段バッフル44の後方側には、開口部44bが
形成されている。
【0031】図からよく分かるように、この恒星センサ
40では、第2段バッフル43のエッジと第2段バッフ
ル43の側壁下部(図中、符号Bで示す)とを結ぶ線の
光軸Sの方向に対する角度をαとすれば、入射角θ>
α2である光のうちバッフル内部で吸収されない光の大
部分を1回反射によりバッフル42の外部へ逃がすこと
が可能である。
【0032】例えば、第2段バッフル43の垂直方向に
対する傾斜角をβ2=40°とし、α2<(90−β
=50°とすれば、光の入射角θ=50°のとき、図7
に示すように、第2段バッフル43の内壁面43aに入
射する光は全て入射方向に反射され、これ以外の光も入
射方向に近い方向へ反射される。この場合、θ<(90
−β2)°の入射光については、後方側(図中の下側)
の光の一部が更に第2段バッフル43の内部で吸収と反
射を繰り返す。θ>(90−β2)°の入射光について
は、前方側(図中の上側)の光の一部が更に第2段バッ
フル43の内部で吸収と反射を繰り返す。
【0033】このような1回反射で外部へ逃がせない入
射光については、更に、コンピュータによる光追跡シミ
ュレーションにより反射方向や光の減衰率を計算し、第
2段バッフル43及び第1段バッフル44の形状を最適
化することにより、光学レンズ系1の直ぐ前方側に位置
する第1段バッフル44の開口部44bに入射する光量
を十分減衰させることができる。なお、具体的に数値の
例を挙げると、例えば45°<θ<70°の角度範囲の
入射光線に対して、入射光の1回反射光のうち80%を
そのまま外部へ逃がすような構成も可能である。
【0034】バッフル設計において、光学レンズ系の光
軸の方向に対して所定の角度範囲で入射する光を、第2
段バッフルの内壁面における一回反射によって、その前
方側から外部へ逃がすような構成を採用することによ
り、優れた遮光性を有するバッフルを実現することがで
きる。これにより、従来技術で採用されるような減衰板
を要さず若しくは減衰板が少なく、バッフルの軽量化・
小型化を実現できる。また、この構成では、減衰板のエ
ッジからの散乱光が存在しない利点もある。なお、この
実施の形態4で説明したようなバッフル設計は、前述し
た実施の形態1〜3のいずれにも適用可能である。
【0035】実施の形態5.図8は、本発明の実施の形
態5に係る恒星センサに対して、光が所定以上の角度で
入射する様子を示す断面説明図である。この実施の形態
5では、前述した実施の形態4において1回反射でバッ
フル外部へ逃がすことができない低い角度で入射する光
に対して、2回あるいは3回反射により外部へ逃がす構
成が採用される。この恒星センサ50では、上記実施の
形態4における場合と同様に、バッフル52が第2段及
び第1段バッフル53及び54から構成されており、こ
れらのバッフル53及び54の内壁面53a及び54a
には、前述した実施の形態1〜3のいずれかにて説明さ
れたような表面処理が施されている。また、第2段バッ
フル53の前方側及び後方側には、それぞれ、開口部5
3b及び53cが形成され、他方、第1段バッフル54
の後方側には、開口部54bが形成されている。
【0036】図8からよく分かるように、この恒星セン
サ50では、第2段バッフル53の内壁面53aでの2
回反射により、光の一部が外部へ逃がされる。
【0037】また、図9には、上記実施の形態5に係る
恒星センサの変形例を示す。この恒星センサ60では、
上記実施の形態5における場合と同様に、バッフル62
が第2段及び第1段バッフル63及び64から構成され
ており、これらのバッフル63及び64の内壁面63a
及び64aには、前述した実施の形態1〜3のいずれか
にて説明されたような表面処理が施されている。また、
第2段バッフル63の前方側及び後方側には、それぞ
れ、開口部63b及び63cが形成され、他方、第1段
バッフル64の後方側には、開口部64bが形成されて
いる。
【0038】図9からよく分かるように、この恒星セン
サ60では、第1段バッフル64の内壁面64aでの2
回反射と第2段バッフル63の内壁面63aでの2回反
射により、光の一部が外部へ逃がされる。
【0039】なお、上記実施の形態5及びその変形例に
関して具体的な数値の例を挙げると、例えば35°<θ
<45°の角度範囲の入射光線に対して、入射光の50
%以上を2回あるいは3回反射で外部へ逃がすような構
成も可能である。
【0040】バッフル設計において、光学レンズ系1の
光軸Sの方向に対して所定の角度範囲で入射する光を、
第2段及び第1段バッフルの内壁面における所定回数内
での反射によって、その前方側から外部へ逃がすような
構成を採用することにより、優れた遮光性を有するバッ
フルを実現することができる。これにより、従来技術で
採用されるような減衰板を要さず若しくは減衰板が少な
く、バッフルの軽量化・小型化を実現できる。また、こ
の構成では、減衰板のエッジからの散乱光が存在しない
利点もある。なお、この実施の形態5で説明したような
反射光の経路を考慮に入れたバッフル設計は、前述した
実施の形態1〜3のいずれにも適用可能である。
【0041】実施の形態6.図10は、本発明の実施の
形態6に係る恒星センサに対して、光が所定以上の角度
で入射する様子を示す断面説明図である。この恒星セン
サ70は、図9に示す恒星センサ60と同じ構成を有
し、その上、光学レンズ系1が、第1段バッフル64内
にて、その開口部64bに対向する後方側で平面をなし
た半球形状の集光レンズ78を有している。この集光レ
ンズ78は、例えば合成石英等のガラス材料から形成さ
れるもので、光学レンズ系1を構成する他のレンズと同
じ光軸Sを有するように配置されている。この集光レン
ズ78では、光軸Sの方向に対して所定以上の角度で入
射された光が、後方側の内面で全反射される。すなわ
ち、集光レンズ78は、光軸Sの方向に対して所定以下
の角度で入射される光のみを、その後方側から出射可能
とすることで、不要な光を遮光する。
【0042】光学レンズ系1が上記のような半球形状の
集光レンズ78を有することにより、バッフル62と合
わせ、不要な光に対する優れた遮光性が得られる。これ
により、従来技術で採用されるような減衰板を要さず若
しくは減衰板が少なく、バッフルの軽量化・小型化を実
現できる。また、この構成では、減衰板のエッジからの
散乱光が存在しない利点もある。
【0043】なお、本発明は、例示された実施の形態に
限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々の改良及び設計上の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。前述した実施の形態では、本発明
を恒星センサのバッフルに適用した例を取り上げて説明
したが、これに限定されることなく、光の入射方向が所
定の角度範囲に規定される光学機器のバッフルにも適用
可能である。
【0044】
【発明の効果】本願の請求項1の発明によれば、恒星セ
ンサにおいて、光学レンズ系の前方側でその光軸を取り
囲むように配置されるバッフルの内壁面が、それが所定
以上の光吸収率および正反射方向への光反射率をもつべ
く、光沢を有し暗色を帯びるように表面処理されるの
で、散乱光の発生を抑制することができ、不要な光に対
する優れた遮光性が得られる。その結果、減衰板を要さ
ず若しくは減衰板の少ない比較的簡単な構造としてバッ
フルを設計することができ、バッフルを小型化すること
が可能となる。すなわち、バッフルを装備した恒星セン
サの小型化を実現することが可能となる。また、この構
成では、減衰板のエッジからの散乱光が存在しない利点
もある。
【0045】また、本願の請求項2の発明によれば、上
記バッフルの内壁面が光沢を有し暗色を帯びるように、
光沢の有る黒色塗料が塗布されているので、散乱光の発
生を抑制することができ、不要な光に対する優れた遮光
性が得られる。
【0046】更に、本願の請求項3の発明によれば、上
記光沢の有る黒色塗料の上に反射防止コーティングが施
されているので、バッフルの内壁面における光反射率が
一層低下させられ、これにより、光学レンズ系へ入射す
る惧れのある反射光の発生を抑制することができ、より
優れた遮光性が得られる。
【0047】また、更に、本願の請求項4の発明によれ
ば、上記バッフルの内壁面が光沢を有し暗色を帯びるよ
うに、黒色塗料の上に表面の滑らかなコーティングが施
されているので、散乱光の発生を抑制することができ、
不要な光に対する優れた遮光性が得られる。
【0048】また、更に、本願の請求項5の発明によれ
ば、上記バッフルの内壁面における正反射方向への反射
を除く光反射率が4%以下であるので、散乱光の発生を
十分に抑制することができ、不要な光に対する優れた遮
光性が得られる。
【0049】また、更に、本願の請求項6の発明によれ
ば、上記バッフルが、上記光学レンズ系の光軸の方向に
対して所定の角度範囲で入射する光を、その内壁面にお
ける所定回数内での反射によって、その前方側からバッ
フル外部へ逃がす形状を有しているので、不要な光の光
学レンズ系への入射を抑制することができ、優れた遮光
性が得られる。
【0050】また、更に、本願の請求項7の発明によれ
ば、上記光学レンズ系が、その光軸の方向に対して所定
以上の角度でその前方側より入射する光を、後方側の内
面にて全反射する集光レンズを有しているので、バッフ
ルと合わせ、不要な光に対する優れた遮光性が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る恒星センサに対
して、光が所定以上の角度で入射する様子を示す断面説
明図である。
【図2】 (a) 光沢のない黒色塗料のみが塗布され
たバッフルの内壁面に光が入射する様子を示す説明図で
ある。 (b) 光沢の有る黒色塗料が塗布されたバッフルの内
壁面に光が入射する様子を示す説明図である。
【図3】 (a) 光沢のない黒色塗料のみが塗布され
たバッフルの内壁面での光の波長(nm)−全光反射率
(%)の関係をあらわす線グラフである。 (b) 光沢の有る黒色塗料が塗布されたバッフルの内
壁面での光の波長(nm)−全光反射率(%)の関係を
あらわす線グラフである。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る表面処理が施さ
れたバッフルの内壁面に光が入射する様子を示す説明図
である。
【図5】 本発明の実施の形態3に係る表面処理が施さ
れたバッフルの内壁面に光が入射する様子を示す説明図
である。
【図6】 本発明の実施の形態4に係る恒星センサと対
照的に、1段式のバッフルを備えた恒星センサに対し
て、光が所定以上の角度で入射する様子を示す断面説明
図である。
【図7】 本実施の形態4に係る恒星センサに対して、
光が所定以上の角度で入射する様子を示す断面説明図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態5に係る恒星センサに対
して、光が所定以上の角度で入射する様子を示す断面説
明図である。
【図9】 上記実施の形態5に係る恒星センサの変形例
に対して、光が所定以上の角度で入射する様子を示す断
面説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態6に係る恒星センサに
対して、光が所定以上の角度で入射する様子を示す断面
説明図である。
【図11】 従来の恒星センサに対して、光が所定以上
の角度で入射する様子を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 光学レンズ系,2 バッフル,3 第2段バッフ
ル,3a 第2バッフルの内壁面,4 第1段バッフ
ル,4a 第1段バッフルの内壁面,5 撮像素子,1
0 恒星センサ,13 透明コーティング,23 反射
防止コーティング,78 集光レンズ,S 光軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西前 順一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 岡本 達樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人工衛星に搭載され、恒星からの光に基
    づき、該人工衛星の姿勢制御に用いられる恒星の画像を
    生成する恒星センサにおいて、 その前方側より入射される外部光源の光を集光する光学
    レンズ系と、 上記光学レンズ系の前方側でその光軸を取り囲むように
    配置され、該光軸の方向に対して所定以上の角度で本体
    前方側より入射する光を、その内壁面で吸収および反射
    して遮光するバッフルと、 上記光学レンズ系からの光を受光して画像を生成する撮
    像素子とを有しており、 上記バッフルの内壁面は、それが所定以上の光吸収率お
    よび正反射方向への光反射率をもつべく、光沢を有し暗
    色を帯びるように表面処理されていることを特徴とする
    恒星センサ。
  2. 【請求項2】 上記バッフルの内壁面が光沢を有し暗色
    を帯びるように、光沢の有る黒色塗料が塗布されている
    ことを特徴とする請求項1記載の恒星センサ。
  3. 【請求項3】 上記光沢の有る黒色塗料の上に反射防止
    コーティングが施されていることを特徴とする請求項2
    記載の恒星センサ。
  4. 【請求項4】 上記バッフルの内壁面が光沢を有し暗色
    を帯びるように、黒色塗料の上に表面の滑らかなコーテ
    ィングが施されていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれか一に記載の恒星センサ。
  5. 【請求項5】 上記バッフルの内壁面における正反射方
    向への反射を除く光反射率が4%以下であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか一に記載の恒星センサ。
  6. 【請求項6】 上記バッフルが、上記光学レンズ系の光
    軸の方向に対して所定の角度範囲で入射する光を、その
    内壁面における所定回数内での反射によって、その前方
    側からバッフル外部へ逃がす形状を有していることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか一に記載の恒星セン
    サ。
  7. 【請求項7】 上記光学レンズ系が、その光軸の方向に
    対して所定以上の角度でその前方側より入射する光を、
    後方側の内面にて全反射する集光レンズを有しているこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか一に記載の恒星
    センサ。
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