JP2007316293A - 画像表示装置、及び画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホールド型表示素子を持つ画像表示装置において、文字テロップや模様等の高階調の動画が入力された場合でも、動画ぼやけの改善を図ることができるようにする。
【解決手段】 文字テロップ検出部13は、入力画像中の高階調動き物体を検出する高階調動き物体検出回路であり、入力画像に含まれる、高階調動き物体としての文字テロップを検出する。RGB/YCbCr変換部11より出力されるYCbCr信号からY信号のみを入力すると共に画像メモリ19から現フレームのYCbCr信号、1フレーム前のYCbCr信号を入力する。入力した現フレームのYCbCr信号、現フレームのY信号に基づき、入力画像信号31中の文字テロップの有/無を検出する。文字テロップ有りを検出すると、現フレームのYCbCr信号と、1フレーム前のYCbCr信号とを比較対照しスクロール速度も検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ホールド型発光する表示部を備える画像表示装置、及び画像表示方法に関する。
従来、液晶素子をディスプレイとして持つテレビジョン受像機(以下、「液晶TV」と略記する)において生じる(ホールドぼやけ)動画ぼやけの改善方法として、駆動方式をCRT(陰極線管)ディスプレイのインパルス方式に近付けるための技術である、黒挿入やブリンクバックライト等の間欠表示方式が知られている(例えば非特許文献1参照)。
黒挿入とは、一般的にフレーム周波数60Hzで動作し、表示フレーム期間(16.7msec)中に同一画像が出ているホールド型表示素子である液晶素子において、擬似的なインパルス駆動を実現させるための技術である。即ち、液晶素子において、1フレームが表示される期間中、その70%程度の期間で画像を表示し、残りの30%程度の期間は画面全体に黒を表示することにより、ホールド型表示素子である液晶素子が、インパルス型表示素子であるCRTディスプレイが行う瞬間的なインパルス型発光動作を擬似的に行っているようにするものである。他方、ブリンクバックライトとは、上述した画面全体に黒を表示する期間、液晶表示パネルのバックライトをOFFするための技術であり、これにより、液晶素子が擬似的にインパルス駆動を行っているようにするものである。
上述した黒挿入の技術、及びブリンクバックライトの技術の何れにおいても、実効的な映像の表示時間が減少するので、輝度低下によるコントラストの低下や、フリッカやゴーストの発生等、ディスプレイにとって重大な不具合を惹き起こす可能性がある。
そこで、ホールド型画像表示装置において、最大輝度やコントラストの低下を抑えつつ、動画表示の際に生じる動きぼけを抑制することを目的とした技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。該提案では、表示輝度の時間的重心位置が入力画像信号の階調レベルに応じて移動する現象を抑えつつ、入力される画像信号と表示輝度との関係が適正なガンマ輝度特性を示すように、各サブフレームにおける画像信号の階調レベルを設定する。例えば、n個(nは2以上の整数)のサブフレーム期間の時間的な中心又は中心に最も近いサブフレーム期間から前後に近接するサブフレーム期間に向かって、順次目標とする輝度レベルを超えない範囲で最大の階調レベルを供給していき、目標とする輝度レベルに達した時点で残りのサブフレーム期間に最小の階調レベルを供給する。
図1は、液晶TVにおいて、1フレームを2つのサブフレームに分割した場合の入出力データの階調変換曲線を示している。
図1において、曲線1は1stサブフレームの入出力階調データ変換曲線を、曲線3は2ndサブフレームの入出力階調データ変換曲線を、曲線5は合成フレームの入出力階調データ変換曲線(理想出力階調:図1ではγ=2.2の曲線)を、夫々示している。図1中の左側の部分に、液晶TVを構成する各部の、100階調データ入力時における動作の一例を示す。1stサブフレームで137階調、2ndサブフレームで0階調のデータを合成表示することにより、理想出力階調データである32階調を得ることができる。この理想出力階調データの算出は、以下の(1)式により行う。
(入力階調/最大階調)2.2 = {(1stサブフレーム階調/最大階調)2.2 + (2ndサブフレーム階調/最大階調)2.2}/2 ・・・・・・(1)
図1で示した方式では、通常の1フレーム期間において、データの書き込みを2度行うことになるため、駆動周波数は通常の倍速(120Hz)となる。この2回のデータ書き込みのうち、最初の期間において通常データより高輝度なデータの書き込みを行い、2回目の書き込み期間においてできる限り0(黒)に近いデータの書き込みを行うことにより、50%黒挿入を行った場合における効果と同等のボヤケ改善を、輝度を低下させること無く実現することができる。以下、本手法を本明細書では、「階調分配方式」と称する。
特開平2005−173573(第102項、図1) 日経BP社 フラットパネルディスプレイ2004〔戦略編〕p.87−89
しかし、図1で示した階調分配方式は、液晶TVに入力される画像が中間調である場合には、その効果を発揮することが可能であっても、液晶TVに入力される画像が高階調画像である場合には、上述した処理を実行することにより、2つのサブフレーム間の階調レベルの差が小さくなる。そのため、液晶TVにおいて動画ぼやけの改善効果が得られないという問題が生じる。
上記問題を、図2により詳細に説明する。
図2は、液晶TVにおいて、高階調画像が入力されたときの、1フレームを2つのサブフレームに分割した場合の入出力データの階調変換曲線を示している。
図2において、図1で示したものと同一の構成要素については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。図2に示すように、仮に入力階調が220階調と高輝度な場合には、液晶TVにおいて、1stサブフレームで255階調のデータと、2ndサブフレームで114階調のデータとを合成表示することにより、理想出力階調データである184階調を得ることができる。しかし、2ndサブフレームが114階調(黒(0)でない)であるが故に、黒挿入の効果が得られず、その結果として動画ぼやけの改善効果が低減する。つまり、図2において、ライン7(境界値)を境に、それより高階調のデータが液晶TVに入力された場合には、動画ぼやけの改善効果が減少して行くことになる。なお、この動画ぼやけの効果が減少する境界線(境界値)7は、例えば8bitデータが入力された場合であって、且つ、γ=2.2とした場合に約190階調となる。
上述した内容から明らかなように、所謂階調分配方式を採用した液晶TVにおいては、中間調の画像が入力されたときには動画ぼやけの改善効果が得られるが、高階調画像が入力されたときには動画ぼやけの改善効果が得られないという問題があった。
従って本発明の目的は、ホールド型表示素子を持つ画像表示装置において、文字テロップや模様等の高階調の動画が入力された場合でも、最大輝度やコントラストの低下を抑制しつつ、動画ぼやけの改善をも図ることが可能なようにすることにある。
本発明の第1の観点に従う画像表示装置は、ホールド型発光する表示部を備えるもので、上記表示部に表示されるべき画像情報の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割するフレーム期間分割部と、入力された画像信号の階調レベルに応じて、上記フレーム期間分割部により分割された各サブフレーム期間における階調レベルを、最大輝度及びコントラストの低下の抑制が可能な階調レベルに決定する階調レベル決定部と、上記入力された画像信号中から、背景画像領域よりも高階調の可動画像を検出する可動画像検出部と、上記可動画像検出部が、上記入力された画像信号中から、上記高階調の可動画像を検出した場合に、上記画像信号中の上記可動画像の領域に対し、その動きを補償するための動き補償処理を行う動き補償処理部と、を有する。
本発明の第1の観点に係る好適な実施形態では、上記可動画像検出部が、上記入力された画像信号中から上記可動画像を検出するための領域を、上記画像信号中の所定エリアに限定するエリア限定部、を有する。
上記とは別の実施形態では、上記可動画像検出部が、上記入力された画像信号における輝度を検出してそのヒストグラムを生成する輝度ヒストグラム生成部と、上記入力された画像信号中からエッジを検出するエッジ検出部と、を有し、上記入力された画像信号における、所定閾値以上の輝度値を持ち、且つ所定閾値以上のエッジを含む部分を上記高階調の可動画像と識別する。
また、上記とは別の実施形態では、上記エッジ検出部が、更に、上記検出したエッジの極性情報を、上記高階調の可動画像の検出に用いる。
また、上記とは別の実施形態では、上記輝度ヒストグラム生成部、及び上記エッジ検出部が、上記高階調の可動画像を識別するための各閾値を、上記入力画像信号における各フレームの高輝度エッジ画素のカウント数に応じて可変するようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記可動画像検出部が、上記入力画像信号中の文字がスクロールしていることを検出するスクロール検出部、を有する。
また、上記とは別の実施形態では、上記スクロール検出部が、上記入力画像信号の現フレームにおける上記高階調の可動画像部分の画素値と、上記入力画像信号の1フレーム前の上記高階調の可動画像部分の画素値との差分値の累積値により、上記高階調の可動画像部分同士のマッチング処理を行うマッチング処理部、を有し、上記マッチング処理部においてカウントする差分値の閾値を、上記入力画像信号の各フレームの高輝度エッジ画素のカウント数に応じて可変するようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記スクロール検出部において検出される、上記入力画像信号の1フレーム期間中の文字テロップの移動量が、上記入力画像信号における所定フレーム期間連続して同一の値を示した場合に、上記移動量を有効とするようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記可動画像検出部が、上記入力された画像信号中から立上り、立下りエッジを検出する立上り、立下りエッジ検出部と、上記立上り、立下りエッジ検出部により検出された立上りエッジから、輝度が高く、且つエッジが無いという条件に基づいて、第1の方向に文字部分を辿る順トレース部と、上記立上り、立下りエッジ検出部により検出された立下りエッジから、輝度が高く、且つエッジが無いという条件に基づいて、上記第1の方向とは逆方向の第2の方向に文字部分を辿る逆トレース部と、を有し、上記順トレース部からの出力信号と、上記逆トレース部からの出力信号との論理和により、上記背景画像領域から分離した文字部分領域のイネーブル信号を検出するようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記可動画像検出部が、検出した可動画像部分のイネーブル信号を、上記可動画像部分の移動量分移動させたマスクイネーブル信号を出力し、上記背景画像領域に上記入力画像信号における現フレームの1つ前フレームの繰り返し画像が重なるのを防止するようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記動き補償処理部が、上記可動画像検出部が検出した上記可動画像部分の移動量に応じて、上記入力画像信号における現フレームの1つ前フレームの情報を移動させてサブフレームを作成し、上記可動画像部分に対しての動画ぼやけの改善を行うようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記動き補償処理部が、上記可動画像検出部が検出した上記可動画像部分の移動量に応じて、上記入力画像信号における現フレームの1つ前フレームに係わる情報と、上記現フレームの1つ後フレームに係わる情報とから、サブフレームを作成し、上記可動画像部分に対しての動画ぼやけの改善を行うようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記動き補償処理部が、上記可動画像検出部が検出した上記可動画像部分の移動量に応じて、上記入力画像信号における前後複数フレームに係わる情報からサブフレームを作成し、上記可動画像部分に対しての動画ぼやけの改善を行うようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記動き補償処理部が、上記可動画像検出部が検出した上記可動画像に係わるイネーブル信号部分のみに動き補償処理を行うようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記可動画像検出部が、検出した上記可動画像部分のみに動き補償処理を行い、上記可動画像部分の背景画像のAPLを検出するAPL検出部、を有し、上記マスクイネーブル信号部分には、上記背景画像のAPLの画像を表示するようにしている。
更に、上記とは別の実施形態では、画像表示装置が、上記可動画像検出部の何れか1つを有する。
本発明の第2の観点に従う画像表示方法は、ホールド型発光する表示部を備える画像表示装置において、上記表示部に表示されるべき画像情報の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割するステップと、上記フレーム期間を分割するステップにおいて、入力された画像信号の階調レベルに応じて、上記フレーム期間を分割するステップにより分割された各サブフレーム期間における階調レベルを、最大輝度及びコントラストの低下の抑制が可能な階調レベルに決定するステップと、上記入力された画像信号中から、背景画像領域よりも高階調の可動画像を検出するステップと、上記可動画像を検出するステップにおいて、上記入力された画像信号中から、上記高階調の可動画像を検出した場合に、上記画像信号中の上記可動画像の領域に対し、その動きを補償するための動き補償処理を行うステップと、を有する。
本発明によれば、ホールド型表示素子を持つ画像表示装置において、文字テロップや模様等の高階調の動画が入力された場合でも、最大輝度やコントラストの低下を抑制しつつ、動画ぼやけの改善をも図ることが可能なようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。
上記画像表示装置は、図3に示すように、RGB/YCbCr変換部11と、文字テロップ検出部13と、補間フレーム生成部15と、メモリインタフェース部(以下、「メモリI/F部」と表記する)17と、画像メモリ19と、を備える。上記画像表示装置は、上記各部に加えて、倍速変換部21と、YCbCr/RGB変換部23と、階調変換部25と、タイミングコントロール部27と、LCD(Liquid Crystal Display)(液晶表示)パネル29、をも備える。
以下では、図示と説明の都合上、上記画像表示装置への入力画像が含む高階調動き物体として文字テロップを例に取る。
RGB/YCbCr変換部11は、入力された画像信号(RGB信号)(60Hz)31を受けて、該RGB信号31をYCbCr信号(Yは輝度信号(濃淡信号)、Cbは青の色差信号、Crは赤の色差信号)に変換する。そして、変換したYCbCr信号を、文字テロップ検出部13、補間フレーム生成部15、及びメモリI/F部17に夫々出力する。
なお、RGB/YCbCr変換部11には、画像信号(RGB信号)(60Hz)31と共に、データイネーブル信号も入力されるが、データイネーブル信号は、画像信号(RGB信号)(60Hz)31とは異なり、RGB/YCbCr変換部11において信号処理が施されない。そこで、上記データイネーブル信号を、上記YCbCr信号と同期させてRGB/YCbCr変換部11から出力させる必要上、画像信号(RGB信号)(60Hz)31をYCbCr信号に変換するのに要する時間分だけ、上記データイネーブル信号のRGB/YCbCr変換部11からの出力時期を遅延させている。上記データイネーブル信号は、RGB/YCbCr変換部11から文字テロップ検出部13に出力される。
メモリI/F部17は、画像メモリ19とRGB/YCbCr変換部11との間、画像メモリ19と文字テロップ検出部13との間、画像メモリ19と補間フレーム生成部15との間、及び画像メモリ19と倍速変換部21との間において行われる、現フレームのYCbCr信号の授受、その1フレーム前のYCbCr信号の授受、その1フレーム前のY信号の授受等のインタフェースとして機能する。
画像メモリ19は、メモリI/F部17を通じてRGB/YCbCr変換部11から出力されるYCbCr信号(フレーム信号)を時系列的に蓄積すると共に、補間フレーム生成部15により生成され、補間フレーム生成部15からメモリI/F部17を通じて出力される補間フレーム信号をも時系列的に蓄積する。画像メモリ19には、・・・、現フレーム信号の1つ前のフレーム信号(以下、「1フレーム前信号」と表記する)、補間フレーム信号、現フレーム信号の順序で、各フレーム信号、及び補間フレーム信号が、メモリI/F部17によって時系列的に蓄積される。
画像メモリ19は、現フレーム信号のYCbCr信号と、1フレーム前信号のY信号(輝度信号)とを、メモリI/F部17を通じて文字テロップ検出部13に出力する。画像メモリ19は、1フレーム前のYCbCr信号を、メモリI/F部17を通じて補間フレーム生成部15に出力する。画像メモリ19は、・・・、1フレーム前信号、補間フレーム信号、現フレーム信号の順序で時系列的に蓄積しているデータを、メモリI/F部17を通じて倍速変換部27に出力する。
文字テロップ検出部13は、入力画像中の高階調動き物体を検出する高階調動き物体検出回路であり、入力画像に含まれる、高階調動き物体としての文字テロップを検出する。文字テロップ検出部13は、RGB/YCbCr変換部11より出力される(現フレームの)YCbCr信号からY信号(輝度信号)のみを入力すると共に、メモリI/F部17を通じて画像メモリ19から現フレームのYCbCr信号、及び1フレーム前のYCbCr信号を入力する。文字テロップ検出部13は、メモリI/F部17を通じて画像メモリ19から入力した現フレームのYCbCr信号と、RGB/YCbCr変換部11から入力した現フレームのY信号とに基づいて、入力画像信号(RGB信号)31中の文字テロップの有/無を検出する。
文字テロップ検出部13は、入力画像信号(RGB信号)31中に文字テロップが有ることを検出した場合には、現フレームのYCbCr信号と、1フレーム前のYCbCr信号とを比較対照することにより、上記文字テロップのスクロール速度(文字テロップの流れる速度)をも検出する。文字テロップ検出部13は、上記検出した文字テロップ有/無の検出信号、及びスクロール速度検出信号を、補間フレーム生成部15に出力する。
補間フレーム生成部15は、RGB/YCbCr変換部11から出力される現フレームのYCbCr信号と、メモリI/F部17を通じて画像メモリ19から出力される1フレーム前のYCbCr信号と、文字テロップ検出部13から出力される文字テロップ有/無の検出信号、及びスクロール速度検出信号と、を夫々入力する。そして、文字テロップ検出部13によって検出された、現フレーム信号、及び1フレーム前信号における文字テロップのスクロール速度に基づいて、現フレームとそれより1つ前のフレームとの間に挿入すべき補間フレームの生成を行う。補間フレーム生成部15は、生成した補間フレームを、メモリI/F部17を通じて画像メモリ19に出力する。
倍速変換部21は、メモリI/F部17を通じて画像メモリ19から60Hzの周波数を持つ入力画像信号(31)を読込んで、所謂フレーム繰り返しの手法を用いることにより、該入力画像信号(31)を、120Hzの周波数を持つ入力画像信号に変換(倍速変換)する。倍速変換部21は、上記フレーム繰り返しによって増えた各フレームに対し、補間フレーム生成部15において生成された補間フレームを挿入する。これにより、例えば現フレーム信号と1フレーム前信号との間に、上記生成された補間フレームが挿入される。その結果、上記入力画像像信号(31)を構成する各フレーム間に、補間フレームが挿入された120Hzの周波数を持つ画像信号が生成される。この画像信号は、倍速変換部21からYCbCr/RGB変換部23に出力される。
YCbCr/RGB変換部23は、倍速変換部21から出力されるYCbCr信号である画像信号をRGB信号に変換し、該RGB信号を、階調変換部25に出力する。
階調変換部25は、YCbCr/RGB変換部23から出力されるRGB信号を入力し、所定の階調データ変換曲線(例えば、図1で示したような階調データ変換曲線)に従って該RGB信号の1stサブフレーム(明るいフレーム)、及び2ndサブフレーム(暗いフレーム)の階調データ変換を行う。階調変換部25において階調変換されたデータは、タイミングコントローラ部27を通じてLCDパネル29に表示出力される。
図4は、図3に記載の倍速変換部21における所謂フレーム繰り返しの手法の概念を示す模式図である。
図4において、図4(a)は、倍速変換部21がメモリI/F部17を通じて画像メモリ19から読込んだ60Hzの周波数を持つ入力画像信号(31)であり、この入力画像信号(31)が、所謂フレーム繰り返しの手法によって、図4(b)で示すような、120Hzの周波数を持つ入力画像信号に変換(倍速変換)される。
なお、上記フレーム繰り返しの手法により、2つに増えた各フレームのうちの、繰り返しにより生成された方のフレームの位置に、補間フレーム生成部15において生成された補間フレーム(図4(c)において黒く塗りつぶされた方のフレーム)が挿入されることになる。
図5は、図3で示した文字テロップ検出部13の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。
上記文字テロップ検出部13は、図5に示すように、エリア限定部33と、第1ノイズ除去部(以下、「第1NR」と表記する)35と、高輝度/エッジ部検出部37と、スクロール検出部39と、補間イネーブル生成部41と、第2ノイズ除去部(以下、「第2NR」と表記する)43と、を含む。エリア限定部33は、RGB/YCbCr変換部11から出力されるデータイネーブル信号45を入力し、該入力したデータイネーブル信号45に対し、文字テロップ検出を行うための検出範囲を設定する。エリア限定部33は、設定した文字テロップの検出範囲に係わる情報を、高輝度/エッジ部検出部37に出力する。
第1NR35は、画像メモリ19(図3で示した)からメモリI/F部17(図3で示した)を通じて出力される現フレーム信号47、及び1フレーム前信号49を夫々入力し、現フレーム信号47、1フレーム前信号49に含まれるモスキートノイズやブロックノイズ等のノイズ除去を行う。ここで、モスキートノイズとは、JPEG圧縮の圧縮率を高くして、ファイル容量を小さくしたとき、高域成分を含んだ映像やエッジ部分に発生するノイズのことである。また、ブロックノイズとは、ブロック歪とも言い、ディジタル映像圧縮を行った映像において画像の一部領域がモザイク状に見える現象のことである。このノイズは、模様やエッジのある部分よりも、グラデーション等ののっぺりした画像で特に目立つ。
第1NR35は、モスキートノイズやブロックノイズ等を除去した後の現フレーム信号、及び1フレーム前信号を、夫々高輝度/エッジ部検出部37に出力する。
高輝度/エッジ部検出部37は、エリア限定部33から出力される文字テロップの検出範囲に係わる情報と、第1NR35から出力されるノイズ除去後の現フレーム信号、及び1フレーム前信号とを、夫々入力する。高輝度/エッジ部検出部37は、上記文字テロップの検出範囲に係わる情報に基づいて、入力した上記現フレーム信号、及び上記1フレーム前信号の限定された画面領域における高輝度で且つエッジが存在する部分を検出する。高輝度/エッジ部検出部37による上記部分の検出に際しては、例えば所定閾値以上の輝度値を持ち、且つ所定閾値以上のエッジ部を有する部分を検出する手法が採用される。
高輝度/エッジ部検出部37は、現フレームのY(輝度)信号、及び1つ前フレームのY(輝度)信号を、スクロール検出部39に出力する。高輝度/エッジ部検出部37は、また、現フレームの高輝度/エッジ部信号、及び1つ前フレームの高輝度/エッジ部信号についても、スクロール検出部39、及び補間イネーブル部41に夫々出力する。
スクロール検出部39は、高輝度/エッジ部検出部37から出力される現フレームのY(輝度)信号、1つ前フレームのY(輝度)信号、現フレームの高輝度/エッジ部信号、及び1つ前フレームの高輝度/エッジ部信号を入力する。そして、上記文字テロップのスクロール速度(数)を検出すると共に、検出したスクロール速度(数)40を、図3で示した補間フレーム生成部15、及び補間イネーブル生成部41に夫々出力する。
補間イネーブル生成部41は、高輝度/エッジ部検出部37から出力される現フレームの高輝度/エッジ部信号、及び1つ前フレームの高輝度/エッジ部信号と、スクロール検出部39から出力される上記検出されたスクロール速度(数)40とを入力する。そして、文字テロップ部分の補間用イネーブル信号を検出すると共に、検出した補間用イネーブル信号を、第2NR43に出力する。
第2NR43は、補間イネーブル生成部41から出力される補間用イネーブル信号を入力し、該補間用イネーブル信号におけるノイズの除去や、高輝度/エッジ部検出部37、スクロール検出部39での検出ミスによる孤立点的な破綻を抑制するための処理を行う。本処理の一例としては、周囲のイネーブル値によるメディアンフィルタ処理、イネーブル信号に対する膨張・収縮処理等が挙げられる。第2NR43は、上記処理を実行した後、文字テロップイネーブル信号51を、図3で示した補間フレーム生成部15に出力する。
図6は、図5に記載のエリア限定部33によって限定される表示画面領域の一例を示す説明図である。
図6に示すように、文字テロップは、基本的に表示画面領域(画面領域の全体)53の下側領域(ハッチングで示す)55に存在するので、図5で示したエリア限定部33により、該下側領域55に文字テロップの検出範囲が設定(限定)される。
図7は、図5で示したスクロール検出部39の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。
上記スクロール検出部39は、図7に示すように、第1遅延部57と、第2遅延部59と、第1論理積演算部61と、第2論理積演算部63と、第3論理積演算部65と、第4論理積演算部67と、第1差分演算部69と、第2差分演算部71と、第3差分演算部73と、第4差分演算部75と、を備える。上記スクロール検出部39は、上記各部に加えて、第1比較部77と、第2比較部79と、第3比較部81と、第4比較部83と、第1カウンタ85と、第2カウンタ87と、第3カウンタ89と、第4カウンタ91と、第5比較部93と、第6比較部95と、第7比較部97と、第8比較部99、をも備える。上記スクロール検出部39は、上記各部に加えて、更に、第1積分処理部101と、第2積分処理部103と、第3積分処理部105と、第4積分処理部107と、最大値判定部109と、出力制御部111、をも備える。
第1遅延部57は、図5で示した高輝度/エッジ部検出部37から出力される現フレームの高輝度/エッジ部信号113を入力し、該高輝度/エッジ部信号113を水平方向に遅延させた信号を生成する。本実施形態では、該高輝度/エッジ部信号を、1クロック遅延させた第1の遅延信号、2クロック遅延させた第2の遅延信号、3クロック遅延させた第3の遅延信号、及び4クロック遅延させた第4の遅延信号が、第1遅延部57において夫々生成される。
第1遅延部57は、上記第1の遅延信号を第1論理積演算部61に、上記第2の遅延信号を第2論理積演算部63に、上記第3の遅延信号を第3論理積演算部67に、上記第4の遅延信号を第4論理積演算部69に、夫々出力する。
第1論理積演算部61は、第1遅延部57から出力される上記第1の遅延信号と、図5で示した高輝度/エッジ部検出部37から出力される現フレームの1フレーム前の高輝度/エッジ部信号115とを入力し、両信号の論理積演算を行う。第1論理積演算部61は、上記論理積演算により得られる論理レベル信号を、第1差分演算部69に出力する。
第2論理積演算部63は、第1遅延部57から出力される上記第2の遅延信号と、高輝度/エッジ部検出部37から出力される1フレーム前の高輝度/エッジ部信号115とを入力し、両信号の論理積演算を行う。第2論理積演算部63は、上記論理積演算により得られる論理レベル信号を、第2差分演算部71に出力する。
第3論理積演算部65は、第1遅延部57から出力される上記第3の遅延信号と、高輝度/エッジ部検出部37から出力される1フレーム前の高輝度/エッジ部信号115とを入力し、両信号の論理積演算を行う。第3論理積演算部65は、上記論理積演算により得られる論理レベル信号を、第3差分演算部73に出力する。
第4論理積演算部67は、第1遅延部57から出力される上記第4の遅延信号と、高輝度/エッジ部検出部37から出力される1フレーム前の高輝度/エッジ部信号115とを入力し、両信号の論理積演算を行う。第4論理積演算部67は、上記論理積演算により得られる論理レベル信号を、第4差分演算部75に出力する。
第2遅延部59は、高輝度/エッジ部検出部37から出力される現フレームの輝度(Y)信号117を入力し、該輝度信号117を水平方向に遅延させた信号を生成する。本実施形態では、第1遅延部57におけると同様に、該輝度信号を、1クロック遅延させた第5の遅延信号、2クロック遅延させた第6の遅延信号、3クロック遅延させた第7の遅延信号、及び4クロック遅延させた第8の遅延信号が、第2遅延部59において夫々生成される。
第2遅延部59は、上記第5の遅延信号を第1差分演算部69に、上記第6の遅延信号を第2差分演算部71に、上記第7の遅延信号を第3差分演算部73に、上記第8の遅延信号を第4差分演算部75に、夫々出力する。
第1差分演算部69は、第1論理積演算部61から出力される論理レベル信号をイネーブル信号として、第2遅延部59から出力される上記第5の遅延信号と、高輝度/エッジ部検出部37から出力される現フレームの1フレーム前の輝度(Y)信号119とを入力し、両信号間の差分演算(相関演算)を行う。第1差分演算部69は、上記差分演算(相関演算)により得られる上記両信号間の差分値を示す信号を、第1比較部77に出力する。
第2差分演算部71は、第2論理積演算部63から出力される論理レベル信号をイネーブル信号として、第2遅延部59から出力される上記第6の遅延信号と、高輝度/エッジ部検出部37から出力される1フレーム前の輝度信号119とを入力し、両信号間の差分演算を行う。第2差分演算部71は、上記差分演算により得られる上記両信号間の差分値を示す信号を、第2比較部79に出力する。
第3差分演算部73は、第3論理積演算部65から出力される論理レベル信号をイネーブル信号として、第2遅延部59から出力される上記第7の遅延信号と、高輝度/エッジ部検出部37から出力される1フレーム前の輝度信号119とを入力し、両信号間の差分演算を行う。第3差分演算部73は、上記差分演算により得られる上記両信号間の差分値を示す信号を、第3比較部81に出力する。
第4差分演算部75は、第4論理積演算部67から出力される論理レベル信号をイネーブル信号として、第2遅延部59から出力される上記第8の遅延信号と、高輝度/エッジ部検出部37から出力される1フレーム前の輝度信号119とを入力し、両信号間の差分演算を行う。第4差分演算部75は、上記差分演算により得られる上記両信号間の差分値を示す信号を、第4比較部83に出力する。
第1比較部77は、第1差分演算部69から出力される上記差分値を示す信号と、所定の第1閾値121とを比較演算すると共に、該比較演算の結果を示す信号を第1カウンタ85に出力する。第2比較部79は、第2差分演算部71から出力される上記差分値を示す信号と、所定の第1閾値121とを比較演算すると共に、該比較演算の結果を示す信号を第2カウンタ87に出力する。
第3比較部81は、第3差分演算部73から出力される上記差分値を示す信号と、所定の第1閾値121とを比較演算すると共に、該比較演算の結果を示す信号を第3カウンタ89に出力する。第4比較部83は、第4差分演算部75から出力される上記差分値を示す信号と、所定の第1閾値121とを比較演算すると共に、該比較演算の結果を示す信号を第4カウンタ91に出力する。
第1カウンタ85は、第1比較部77から出力される上記比較結果を示す信号のうちの、上記所定の第1閾値121よりも低い値を持つ信号部分を1フレーム単位でカウントすると共に、それにより得られた第1のカウント値を、第5比較部93、及び最大値判定部109に夫々出力する。第2カウンタ87は、第2比較部79から出力される上記比較結果を示す信号のうちの、第1閾値121よりも低い値を持つ信号部分を1フレーム単位でカウントすると共に、それにより得られた第2のカウント値を、第6比較部95、及び最大値判定部109に夫々出力する。
第3カウンタ89は、第3比較部81から出力される上記比較結果を示す信号のうちの、第1閾値121よりも低い値を持つ信号部分を1フレーム単位でカウントすると共に、それにより得られた第3のカウント値を、第7比較部97、及び最大値判定部109に夫々出力する。第4カウンタ91は、第4比較部83から出力される上記比較結果を示す信号のうちの、第1閾値121よりも低い値を持つ信号部分を1フレーム単位でカウントすると共に、それにより得られた第4のカウント値を、第8比較部99、及び最大値判定部109に夫々出力する。
第5比較部93は、第1カウンタ85から出力される上記第1のカウント値と、所定の第2閾値123とを比較演算すると共に、該比較演算の結果を示す第1の信号を、上述した文字テロップのスクロール速度(数)の第1の検出信号候補として第1積分処理部101に出力する。第6比較部95は、第2カウンタ87から出力される上記第2のカウント値と、第2閾値123とを比較演算すると共に、該比較演算の結果を示す第2の信号を、文字テロップのスクロール速度(数)の第2の検出信号候補として第2積分処理部103に出力する。
第7比較部97は、第3カウンタ89から出力される上記第3のカウント値と、所定の第2閾値123とを比較演算すると共に、該比較演算の結果を示す第3の信号を、文字テロップのスクロール速度(数)の第3の検出信号候補として第3積分処理部105に出力する。第8比較部99は、第4カウンタ91から出力される上記第4のカウント値と、第2閾値123とを比較演算すると共に、該比較演算の結果を示す第4の信号を、文字テロップのスクロール速度(数)の第4の検出信号候補として第4積分処理部107に出力する。
第1積分処理部101は、第5比較部93から出力される上記第1の検出信号候補を入力して該第1の検出信号候補に所定の信号処理を施すことにより、該第1の検出信号候補が所定のフレーム期間中連続して有効かどうかチェックする。第1積分処理部101は、該チェックの結果、該第1の検出信号候補が上記所定のフレーム期間中連続して有効であると判断した場合には、出力制御部111に所定の検出信号を出力する。
第2積分処理部103は、第6比較部95から出力される上記第2の検出信号候補を入力して該第2の検出信号候補に所定の信号処理を施すことにより、該第2の検出信号候補が所定のフレーム期間中連続して有効かどうかチェックする。第2積分処理部103は、該チェックの結果、該第2の検出信号候補が上記所定のフレーム期間中連続して有効であると判断した場合には、出力制御部111に所定の検出信号を出力する。
第3積分処理部105は、第7比較部97から出力される上記第3の検出信号候補を入力して該第3の検出信号候補に所定の信号処理を施すことにより、該第3の検出信号候補が所定のフレーム期間中連続して有効かどうかチェックする。第3積分処理部105は、該チェックの結果、該第3の検出信号候補が上記所定のフレーム期間中連続して有効であると判断した場合には、出力制御部111に所定の検出信号を出力する。
第4積分処理部107は、第8比較部99から出力される上記第4の検出信号候補を入力して該第4の検出信号候補に所定の信号処理を施すことにより、該第4の検出信号候補が所定のフレーム期間中連続して有効かどうかチェックする。第4積分処理部107は、該チェックの結果、該第4の検出信号候補が上記所定のフレーム期間中連続して有効であると判断した場合には、出力制御部111に所定の検出信号を出力する。
最大値判定部109は、第1カウンタ85から出力される上記第1のカウント値と、第2カウンタ87から出力される上記第2のカウント値と、第3カウンタ89から出力される上記第3のカウント値と、第4カウンタ91から出力される上記第4のカウント値とを入力する。最大値判定部109は、上記第1乃至第4のカウント値を比較対照することにより、最も大きいカウント値を選択し、該最大カウント値を、スクロール速度(数)候補値125として出力制御部111に出力する。
出力制御部111は、第1積分処理部101、第2積分処理部103、第3積分処理部105、及び第4積分処理部107から夫々出力される所定の検出信号と、最大値判定部109から出力されるスクロール速度(数)候補値125とを入力する。出力制御部125は、第1積分処理部101乃至第4積分処理部107から夫々入力した所定の検出信号中より、最大値判定部109から入力したスクロール速度(数)候補値125に対応する検出信号を選択する。そして、該選択した検出信号が有効な場合に、上記スクロール速度(数)候補値125をスクロール速度(数)値127として、図3で示した補間フレーム生成部15、及び図5で示した補間イネーブル生成部41に夫々出力する。上記選択した検出信号が無効な場合には、出力制御部111は、上記スクロール速度(数)値127として、スクロール数「0」(文字テロップ無し/スクロール無し)を出力することになる。
なお、図7で示した例では、第1遅延部57における現フレームの高輝度/エッジ部信号113の遅延量、及び第2遅延部59における現フレームの輝度(Y)信号117の遅延量を、夫々1乃至4クロックの4つのパターンとし、1乃至4スクロール対応としたが、本発明はこれのみに限定されるものではない。また、図7で示した例では、第1遅延部57において、現フレームの高輝度/エッジ部信号113を1乃至4クロック遅延させることとしたが、現フレームの高輝度/エッジ部信号113に代えて1フレーム前の高輝度/エッジ部信号115を1乃至4クロック遅延させることとしても差し支えない。
また、図7で示した例では、第1カウンタ85乃至第4カウンタ91において、夫々1フレーム単位で第1比較部77乃至第4比較部83からの出力信号に係わるカウント動作を行うこととしたが、これに代えて、まずライン単位でカウント動作を実施して、該カウント値が所定の閾値以上のラインをテロップラインと定義し、次に該テロップラインが1フレーム中に存在する数(何ライン存在するか)をカウント動作するというような、所謂二段階カウント方式を採用しても差し支えない。また、図7で示した例では、第1比較部77乃至第4比較部83に係わる第1閾値121、及び第5比較部93乃至第8比較部99に係わる第2閾値123は、何れも固定値であるが、例えばフレーム単位で高輝度エッジ画素をカウントし、そのカウント値から文字テロップの大きさや複雑さを予測し、その予測結果に応じて第1閾値121、第2閾値123を変更するような閾値可変方式を採用しても差し支えない。
更に、上述したスクロール速度(数)を、ブロックマッチング法や、勾配法を用いた動き推定法によって検出する方式を採用しても良い、
図8は、図5で示した補間イネーブル生成部41の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。
上記補間イネーブル生成部41は、図8に示すように、第1イネーブル拡張部131と、遅延部133と、論理積演算部135と、遅延調整部137と、第2イネーブル拡張部139と、を備える。
第1イネーブル拡張部131は、図5で示した高輝度/エッジ部検出部37から夫々出力される現フレームの高輝度/エッジ部信号113、及び(現フレームの)1フレーム前の高輝度/エッジ部信号115を入力する。そして、何れも矩形状の波形を持つ現フレームの高輝度/エッジ部信号113、及び1フレーム前の高輝度/エッジ部信号115に対し、上記矩形状の波形の両端側から論理レベル"H"の部分(即ち、信号部分)を、所定画素分だけ拡張するための信号処理を行う。第1イネーブル拡張部131において、上記信号処理を行うことにより、ノイズ等の影響によって上記各信号113、115における高輝度/エッジ部分として把握できなかった部分を、より正確に高輝度/エッジ部分として把握できるようになる。
第1イネーブル拡張部131は、上記信号処理を施した後の現フレームの高輝度/エッジ部信号113については、遅延部133に、上記信号処理を施した後の1フレーム前の高輝度/エッジ部信号115については、論理積演算部135に、夫々出力する。
遅延部133は、図5で示したスクロール検出部39から出力されるスクロール速度(数)検出値40と、第1イネーブル拡張部131から出力される現フレームの高輝度/エッジ部信号113とを夫々入力する。遅延部133は、上記スクロール速度(数)検出値40に応じて、現フレームの高輝度/エッジ部信号113を遅延させる信号処理を行う。これにより、現フレームの高輝度/エッジ部信号113の遅延部133からの出力タイミングを、1フレーム前の高輝度/エッジ部信号115の第1イネーブル拡張部131からの出力タイミングと調整する。
論理積演算部135は、第1イネーブル拡張部131から出力される1フレーム前の高輝度/エッジ部信号115と、遅延部133から出力される現フレームの高輝度/エッジ部信号113とを入力して、両信号(115、113)の論理積を演算する。論理積演算部135は、該論理積演算を行うことにより、スクロール検出部39から遅延部133に出力されたスクロール速度(数)(検出値)40で移動している文字テロップの部分のみを、上記両信号(115、113)中から抽出する。論理積演算部135は、上記抽出した文字テロップの部分を、遅延調整部137に出力する。
遅延調整部137は、論理積演算部135から出力される上記抽出された文字テロップの部分を入力し、該文字テロップの部分に対応するイネーブル信号を、図3で示した補間フレーム生成部15において生成される補間フレーム用に、(スクロール数/2)分移動させて、第2イネーブル拡張部139に出力する。
第2イネーブル拡張部139は、遅延調整部137から出力される上記イネーブル信号を入力する。そして、矩形状の波形を持つ該イネーブル信号に対し、上記矩形状の波形の両端側から論理レベル"H"の部分(即ち、信号部分)を、所定画素分だけ拡張するための信号処理を行う。第2イネーブル拡張部139において、上記信号処理を行うことにより、遅延調整部137から出力される上記イネーブル信号が、文字全体を覆うイネーブル信号に拡張される。第2イネーブル拡張部139は、上記拡張したイネーブル信号を、補間フレーム生成用イネーブル信号141として、図5で示した第2NR43に出力する。
図9は、図8に記載の第1イネーブル拡張部131に入力される前の高輝度/エッジ部信号113、115の波形、及び第1イネーブル拡張部131から出力された後の高輝度/エッジ部信号113、115の波形の比較図である。
図9において、図9(a)で示した波形は、第1イネーブル拡張部131に入力される前の高輝度/エッジ部信号113、115の波形であり、図9(b)で示した波形は、第1イネーブル拡張部131から出力された後の高輝度/エッジ部信号113、115の波形である。図9(a)と図9(b)とを比較対照すれば、図9(b)で示した波形の方が図9(a)で示した波形よりも、第1イネーブル拡張部131において、所定画素分だけ該信号の両端が夫々拡張されているため、論理レベル"H"の部分(即ち、信号部分)が長いことが明らかである。
図10は、図8に記載の補間イネーブル生成部41を構成する各部における処理動作の概念を示す説明図である。
図10では、太線矢印で示すように、時間軸tが図10の右から左に向かって設定されており、現フレーム151とその1つ前のフレーム153との間に、図3で示した補間フレーム生成部15によって生成される補間フレーム155が挿入される。この補間フレーム155の、補間フレーム生成部15による生成に際しては、補間イネーブル生成部41で生成される補間フレーム生成用イネーブル信号141の補間フレーム生成部15への出力が必要である。
1つ前フレーム153は、1フレーム前の高輝度/エッジ部信号115に、現フレーム151は、現フレームの高輝度/エッジ部信号113に、夫々対応している。本実施形態では、1つ前フレーム153の下側領域、及び現フレーム151の下側領域には、夫々スクロール文字「あ」157が存在している。1つ前フレーム153におけるスクロール文字「あ」157の位置から、スクロール数(即ち、移動距離)159分だけ図10の左側に移動した位置が、現フレーム151におけるスクロール文字「あ」157の位置である。
1つ前フレーム153と現フレーム151との時間軸t上の中間位置に、補間フレーム生成用イネーブル信号141が、図8で示した第2イネ−ブル拡張部139から出力されることに起因して、図3で示した補間フレーム生成部15において、破線で示す補間フレーム155が生成される。
1つ前フレーム153におけるスクロール文字「あ」157が、現フレーム151におけるスクロール文字「あ」157の位置に移動すると、まず現フレーム151、及び1つ前フレーム153の双方において、図5で示した高輝度/エッジ部検出部37により高輝度/エッジ部信号113、115が夫々検出される。図5で示した補間イネーブル生成部41では、前記各イネーブル信号(即ち、現フレームの高輝度/エッジ部信号113、及び1つ前フレームの高輝度/エッジ部信号115)を夫々所定画素分拡張する。
次に、現フレームの高輝度/エッジ部信号113を、スクロール文字「あ」157のスクロール数159分だけ遅延させた信号161(太い破線で示す)を生成し、該信号161と1つ前フレームの高輝度/エッジ部信号115との論理積演算を行う。次に、上記論理積演算の結果得られた信号を、上記スクロール数の1/2分163だけ遅延させると共に、該遅延させた信号を、その両端側から所定画素分拡張し、この拡張した信号を補間フレーム生成用イネーブル信号141として(図5で示した第2NR43を通じて)図3で示した補間フレーム生成部15に出力する。
上述した内容は、60Hz→120Hzフレームレート変換に係わる例であり、補間フレーム生成用イネーブル信号の生成の際に、論理積演算の結果得られた信号をスクロール数の1/2分だけ遅延させる構成としている。しかし、本発明は、これのみに限定されるものではなく、(現フレームと1つ前のフレームとの間に挿入される)補間フレームの挿入数に応じて前記遅延数を適宜な値を設定するようにしても差し支えない。
図11は、本発明の第1の実施形態に係る動画ぼやけの改善効果と、従来技術に係る動画ぼやけの改善効果との比較対照図である。
図11において、図11(a)が従来技術に係る動画ぼやけの改善効果を、図11(b)が本発明の第1の実施形態に係る動画ぼやけの改善効果を、夫々示している。図11において、図10で示した物と同一物には、同一符号を付す。
図11(a)で示した補間フレーム155では、文字テロップ部分に完全な「黒」色が挿入されないため、動画ぼやけの改善効果が殆ど期待できない。これに対し、図11(b)で示した補間フレーム155は、文字テロップ部分が動き補償により移動された補間フレームであるため、人間の肉眼による積分区間減少により、動画ぼやけの改善効果が得られる。図11(a)、及び図11(b)では、補間フレーム155に暗フレームが割り当てられているが、補間フレーム155に明フレームを割り当てるようにしても良い。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態においては、階調分割方式を用いた動画ぼやけ改善において、輝度の高い文字テロップが入力された場合に、該文字テロップの位置と、スクロール数とを検出して、文字テロップ部分のみに動き補償処理を行うこととしたので、現フレーム、1つ前フレーム、及び補間フレーム等の各フレームにおける高輝度の部位に関しても、動画ぼやけの改善効果を得ることが可能になる。
図12は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る画像表示装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。
本変形例に係る画像表示装置は、文字テロップ検出部13に対してのみ、RGB/YCbCr変換部11から(現フレームの)YCbCr信号が出力されるように構成されていると共に、図3で示したYCbCr/ RGB変換部23を備えていない点で、図3で示した画像表示装置とその構成が相違する。その他の構成については、図3で示した画像表示装置における構成と同様であるので、図12において、図3で示した物と同一物には同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。なお、文字テロップ検出部13は、RGB/YCbCr変換部11より出力されるRGB/YCbCr信号からY信号(輝度信号)のみを入力する。
本変形例では、文字テロップ検出部13において、Y(輝度)信号のみを入力して文字テロップの検出を行うこととしているが、Y(輝度)信号ではなく、CbCr信号(青・赤の色差信号)を入力して文字テロップ検出を行うようにしても良い。また、文字テロップ検出部13における文字テロップ検出を、Y(輝度)信号や、CbCr信号(青・赤の色差信号)ではなく、RGB信号を用いて行うことも可能である。RGB信号により文字テロップ検出を行うこととすれば、図3で示したYCbCr/ RGB変換部23に加えて、更に、RGB/YCbCr変換部11も不要になるので、画像表示装置の内部構成を、より簡素化することも可能になる。
図13は、本発明の第2の実施形態に係る文字テロップ検出部13(図3で示した)の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。
本実施形態では、図5で示した高輝度/エッジ部検出部37に代えて、エッジ極性考慮高輝度/エッジ部検出部171を、図5で示した補間イネーブル生成部41に代えて、イネーブルトレース部173を、夫々備えている点において、図5で示した文字テロップ検出部13の内部構成と相違する。その他の構成においては、図5で示した文字テロップ検出部13の内部構成と同様であるので、図13において、図5で示した物と同一物には同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る文字テロップ検出部13の特徴は、補間イネーブル信号の生成時に、エッジの極性情報を考慮して、高輝度/エッジ部信号から文字テロップ部分のみを切り出すためのイネーブル信号を生成するようにした点にある。
図13において、エッジ極性考慮高輝度/エッジ部検出部171は、図5において説明したのと同様に、エリア限定部33からの出力、及び第1NR35からの出力に基づいて、高輝度/エッジ部に加え、立上りエッジ/立下りエッジ情報の検出をも行う。エッジ極性考慮高輝度/エッジ部検出部171は、所定の信号処理を行った結果、高輝度/立上りエッジ部現フレーム信号、高輝度/立下りエッジ部現フレーム信号、高輝度/立上りエッジ部前フレーム信号、及び高輝度/立下りエッジ部前フレーム信号の4種類の信号を、スクロール検出部39、及びイネーブルトレース部173に夫々出力する。
以上説明したように、本実施形態によれば、現フレーム信号、及び1つ前フレーム信号において、文字テロップ部と背景とを完全に分離し、文字テロップとは異なる動きをするような背景部分での誤動作を抑制することができる。
図14は、図13に記載のイネーブルトレース部173の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。
上記イネーブルトレース部173は、図13に示すように、イネーブル拡張部181と、遅延部183と、エッジ極性考慮型論理積演算部185と、順/逆トレース部187と、論理和演算部189と、遅延調整部191と、を備える。
イネーブル拡張部181は、図13で示したエッジ極性考慮高輝度/エッジ部検出部171から夫々出力される高輝度/立上りエッジ部前フレーム信号193、高輝度/立下りエッジ部前フレーム信号195、高輝度/立上りエッジ部現フレーム信号197、及び高輝度/立下りエッジ部現フレーム信号199を入力する。そして、何れも矩形状の波形を持つ高輝度/立上りエッジ部前フレーム信号193、高輝度/立下りエッジ部前フレーム信号195、高輝度/立上りエッジ部現フレーム信号197、及び高輝度/立下りエッジ部現フレーム信号199に対し、上記矩形状の波形の両端側から論理レベル"H"の部分(即ち、信号部分)を、所定画素分だけ拡張するための信号処理を行う。
イネーブル拡張部181は、上記信号処理を施した後の高輝度/立上りエッジ部前フレーム信号193、及び高輝度/立下りエッジ部前フレーム信号195については、エッジ極性考慮型論理積演算部185に出力する。また、上記信号処理を施した後の高輝度/立上りエッジ部現フレーム信号197、及び高輝度/立下りエッジ部現フレーム信号199については、遅延部183に出力する。
遅延部183は、図5で示したスクロール検出部39から出力されるスクロール速度(数)検出値40と、イネーブル拡張部181から出力される高輝度/立上りエッジ部現フレーム信号197、及び高輝度/立下りエッジ部現フレーム信号199とを夫々入力する。遅延部133は、上記スクロール速度(数)検出値40に応じて、高輝度/立上りエッジ部現フレーム信号197、及び高輝度/立下りエッジ部現フレーム信号199を遅延させる信号処理を行う。これにより、高輝度/立上りエッジ部現フレーム信号197、及び高輝度/立下りエッジ部現フレーム信号199の遅延部183からの出力タイミングを、高輝度/立上りエッジ部前フレーム信号193、及び高輝度/立下りエッジ部前フレーム信号195のイネーブル拡張部181からの出力タイミングと調整する。
エッジ極性考慮型論理積演算部185は、エッジ極性別にイネーブル信号(即ち、現フレーム信号と前フレーム信号)同士の論理積を演算する。即ち、エッジ極性考慮型論理積演算部185は、イネーブル拡張部181から出力される高輝度/立上りエッジ部前フレーム信号193と、遅延部183から出力される高輝度/立上りエッジ部現フレーム信号197との論理積を演算する。また、エッジ極性考慮型論理積演算部185は、イネーブル拡張部181から出力される高輝度/立下りエッジ部前フレーム信号195と、遅延部183から出力される高輝度/立下りエッジ部現フレーム信号199との論理積を演算する。
エッジ極性考慮型論理積演算部185は、高輝度/立上りエッジ部前フレーム信号193と、高輝度/立上りエッジ部現フレーム信号197との論理積演算の結果得られる論理レベル信号を、順/逆トレース部187に出力する。また、エッジ極性考慮型論理積演算部185は、高輝度/立下りエッジ部前フレーム信号195と、高輝度/立下りエッジ部現フレーム信号199との論理積演算の結果得られる論理レベル信号をも、順/逆トレース部187に出力する。
順/逆トレース部187は、エッジ極性別にイネーブル信号(即ち、現フレーム信号と前フレーム信号)の信号幅の、拡張を行う。順/逆トレース部187は、エッジ極性考慮型論理積演算部185により演算された、高輝度/立上りエッジ部前フレーム信号193と高輝度/立上りエッジ部現フレーム信号197との論理積である立上りエッジ出力イネーブル信号を、立上りエッジから"高輝度、且つエッジが無い"という条件を満たす部分まで時間的に順方向に拡張する処理を行う。この信号処理を、順方向トレースという。また、順/逆トレース部187は、エッジ極性考慮型論理積演算部185により演算された、高輝度/立下りエッジ部前フレーム信号195と高輝度/立下りエッジ部現フレーム信号199との論理積である立下りエッジ出力イネーブル信号を、立下りエッジから"高輝度、且つエッジが無い"という条件を満たす部分まで時間的に逆方向に拡張する処理を行う。この信号処理を、逆方向トレースという。
順/逆トレース部187は、上記順方向トレースにより得られた立上りエッジ出力イネーブル信号、及び上記逆方向トレースにより得られた立下りエッジ出力イネーブル信号を、論理和演算部189に出力する。
論理和演算部189は、順/逆トレース部187から夫々出力される、上記順方向トレースを行うことにより得られた立上りエッジ出力イネーブル信号と、上記逆方向トレースを行うことにより得られた立下りエッジ出力イネーブル信号との論理和演算を行う。この論理和演算の結果として、文字部分のみのイネーブル信号を生成することが可能になる。論理和演算部189は、上記文字部分のみのイネーブル信号を、遅延調整部191を通じて図5で示した補間イネーブル生成部41に出力する。なお、遅延調整部191の処理動作は、例えば図8で示した遅延調整部137のそれと略同様であるので、詳細な説明を省略する。
図15は、図14に記載の順/逆トレース部187において行われる立上りエッジ出力イネーブル信号の順方向トレース処理の概念を示す説明図、図16は、図14に記載の順/逆トレース部187において行われる立下りエッジ出力イネーブル信号の逆方向トレース処理の概念を示す説明図である。
図15、及び図16において、文字「A」は、高輝度(白色)表示であり、図15、及び図16中、横方向に伸びる点線部分が上/下方向に移動することで、文字「A」の走査が行われる。換言すれば、順/逆トレース部187が行う順/逆方向トレース処理において、横方向に伸びる点線部分の1ラインに注目した処理が行われる。
図15において、エッジ極性考慮型論理積演算部185により、現フレーム、及び1つ前フレームの夫々に対し、高輝度エッジ部を示す波形(エッジ波形)201が検出される。このエッジ波形201から、高輝度で、且つエッジ部では無いという条件を満足するまで、波形203(高輝度立上りエッジ部を示す波形)を順方向に拡張する第1段階の順方向トレース処理205、同じく波形203を更に順方向に拡張する第2段階の順方向トレース処理207を含む、順方向にイネーブル信号を拡張するための処理(トレース処理)が行われる。
図16において、エッジ極性考慮型論理積演算部185により、現フレーム、及び1つ前フレームの夫々に対し、高輝度エッジ部を示す波形(エッジ波形)211が検出される。このエッジ波形211から、高輝度で、且つエッジ部では無いという条件を満足するまで、波形213(高輝度立下りエッジ部を示す波形)を逆方向に拡張する第1段階の逆方向トレース処理215、同じく波形213を更に逆方向に拡張する第2段階の逆方向トレース処理217を含む、逆方向にイネーブル信号を拡張するための処理(トレース処理)が行われる。
図15で示した順方向トレース処理によって得られた順トレースイネーブル信号、及び図16で示した逆方向トレース処理によって得られた逆トレースイネーブル信号の論理和が、論理和演算部189において演算される。そして、該演算により得られた順トレースイネーブル信号と逆トレースイネーブル信号との論理和を示すイネーブル信号が、遅延調整部191により補間フレーム用に上記スクロール数の1/2分だけ移動され、補間イネーブル信号40が出力される。
なお、順/逆トレース部187において、エッジ極性考慮型論理積演算部185からの出力信号のトレース処理を順/逆方向(順/逆両方向からのトレース処理)の2種類実施する理由は、ノイズ等の影響で、立上り(立下り)エッジが捉えられなかった場合に、それを補間するためである。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、階調分割方式を用いた動画ぼやけ改善において、輝度の高い文字テロップが入力された際に、その位置とスクロール数とを検出すると共に、更に文字テロップ部分と背景とを完全に分離し、文字テロップ部分のみに動き補償処理を行うことで、高輝度部分に関しても動画ぼやけの改善効果を得ることが可能になる。
図17は、本発明の第3の実施形態に係る文字テロップ検出部(13)の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。
本実施形態では、APL(Average Picture Level)(画面の平均輝度)検出部221を備える点、及び第2NR43から文字テロップイネーブル信号51に加えて、マスクイネーブル信号223をも出力するようにした点において、図13で示した文字テロップ検出部(13)の内部構成と相違する。その他の構成においては、図13で示した文字テロップ検出部(13)の内部構成と同様であるので、図17において、図13で示した物と同一物には同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る文字テロップ検出部(13)の特徴は、補間用イネーブル信号の論理レベルが"L"の部分において、(現フレームの)1つ前フレーム情報の繰り返し表示に際し、該1つ前フレームの画像をマスクするためのマスク信号を生成するようにし、更に、該マスク信号部分に、背景画像のAPL値に応じた画像を表示するようにした点にある。
図17において、APL検出部221は、第1NR35から出力されるモスキートノイズやブロックノイズ等が除去された後の現フレーム信号47を入力すると共に、エリア限定部33により限定されたエリアにおけるAPL値を検出し、該検出したAPL値に応じて、マスクエリアにおける表示階調を決定する。即ち、例えば上記APL値が、図2で示した階調分配方式による動画ぼやけ改善効果の境界値7(以下「LEL」と表記する)以下の場合は黒(0)、APL値がLEL以上の場合は得られたAPL値をマスクエリアの表示階調として、APL検出部221は、APL判定信号225を出力する。
本実施形態によれば、画像信号中の動き補償を行う文字テロップ部分以外の部分において、(現フレームの)1つ前フレームでの繰り返し処理による弊害を防止することが可能になる。
図18は、図17に記載のイネーブルトレース部173の内部構成の一例を示す機能ブロック図である。
図18で示すイネーブルトレース部173は、一方の入力端子が反転入力端子になっている論理積演算部231を新たに備える点で、図14で示したイネーブルトレース部173の内部構成と相違する。その他の構成においては、図14で示したイネーブルトレース部(173)の内部構成と同様であるので、図18において、図14で示した物と同一物には同一符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
図18において、論理積演算部231は、論理和演算部189から出力される立上りエッジ出力イネーブル信号と、立下りエッジ出力イネーブル信号との論理和演算の結果得られた論理レベル信号を、非反転入力端子、及び反転入力端子を通じて入力する。そして、上記2つの入力端子を通じて入力した上記2つの論理レベル信号の間で論理積を演算し、その結果としてマスク信号233を、図17で示した第2NR4に出力する。なお、遅延調整部191は、論理和演算部189からの上述した文字部分のみのイネーブル信号を、図5で示した補間イネーブル生成部41に出力する。
図19は、図18に記載の内部構成を備えていないイネーブルトレース部(173)の各部における処理動作の概念を示す説明図である。
図19では、太線矢印で示すように、時間軸tが図19の右から左に向かって設定されており、現フレーム241とその1つ前のフレーム243との間に、図3で示した補間フレーム生成部15によって生成される補間フレーム245が挿入される。この補間フレーム245の、補間フレーム生成部15による生成に際しては、図5で示した補間イネーブル生成部41で生成される補間フレーム生成用イネーブル信号247の補間フレーム生成部15への出力が必要である。
1つ前フレーム243は、1フレーム前の高輝度/エッジイネーブル信号に基づく信号249に、現フレーム241は、現フレームの高輝度/エッジイネーブル信号に基づく信号251に、夫々対応している。本実施形態では、1つ前フレーム243の下側領域、及び現フレーム241の下側領域には、夫々文字テロップ「A」「B」「C」253が存在している。この文字テロップ「A」「B」「C」253は、画面右側から左側に一定速度でスクロールしている画像である。
1つ前フレーム241と現フレーム243との時間軸t上の中間位置に、補間フレーム生成用イネーブル信号247が、図18で示した遅延調整部191から、また、マスク信号233が、同じく図18で示した論理積演算部231から夫々出力されることに起因して、図3で示した補間フレーム生成部15において、破線で示す補間フレーム245が生成される。
図19において、既述の方法により文字テロップ部分が検出され、補間フレーム生成用イネーブル信号247が得られる。この補間フレーム生成用イネーブル信号247を用いて補間フレーム245を生成する場合、補間フレーム生成用イネーブル信号47における論理レベルが「L」の部分は、(現フレーム241の)1つ前フレーム243の繰り返し出力になる。そのため、文字テロップ「A」「B」「C」253における各文字同士の間隔、及びそれらのスクロール速度によっては、図19で示すように、1つ前フレーム243中の文字テロップ「A」「B」「C」253の映像が、補間フレーム245中の文字テロップ「A」「B」「C」253の映像に重なり、符合253で示すように弊害が発生する可能性がある。しかし、本実施形態によれば、このような弊害を防止することが可能になる。
図20は、図18に記載の内部構成を備えているイネーブルトレース部(173)の各部における処理動作の概念を示す説明図である。
図20において、図19で示した物と同一物には同一符号を付して、それらの詳細な説明を省略する。
図20において、図18で示した論理積演算部231では、反転入力端子を介して入力されるスクロール数分遅延させた現フレーム高輝度エッジイネーブルに基づいた信号261と、非反転入力端子を介して入力される上述した文字部分のみのイネーブル信号247との論理積が求められる。そして、その演算結果としてマスクイネーブル信号263が、論理積演算部231から出力される。マスクイネーブル信号263における論理レベルが"H"の部分に関しては、1つ前フレームの繰り返しではなく、上述した(図17で示したAPL検出部221からの)APL判定信号225により、例えば「黒」を表示することによって、上述したような弊害(図19において、符号253で示した)の発生を防止することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、階調分割方式を用いた動画ぼやけ改善において、輝度の高い文字テロップが入力された際に、その位置とスクロール数とを検出し、文字テロップ部分と背景部分とを完全に分離して、文字テロップ部分のみに動き補償処理を行うと共に、文字テロップ部分以外の1つ前フレームの繰り返し出力処理による弊害を抑圧することによって、動画ぼやけの改善効果を高い精度で得ることが可能になる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
液晶TVにおいて、1フレームを2つのサブフレームに分割した場合の入出力データの階調変換曲線を示す図。 液晶TVにおいて、高階調画像が入力されたときの、1フレームを2つのサブフレームに分割した場合の入出力データの階調変換曲線を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置の構成の一例を示す機能ブロック図。 図3に記載した倍速変換部における所謂フレーム繰り返しの手法の概念を示す模式図。 図3で示した文字テロップ検出部の内部構成の一例を示す機能ブロック図。 図5に記載したエリア限定部によって限定される表示画面領域の一例を示す説明図。 図5で示したスクロール検出部の内部構成の一例を示す機能ブロック図。 図5で示した補間イネーブル生成部の内部構成の一例を示す機能ブロック図。 図8に記載した第1イネーブル拡張部に入力される前の高輝度/エッジ部信号の波形、及び第1イネーブル拡張部から出力された後の高輝度/エッジ部信号の波形の比較図。 図8に記載した補間イネーブル生成部を構成する各部における処理動作の概念を示す説明図。 本発明の第1の実施形態に係る動画ぼやけの改善効果と、従来技術に係る動画ぼやけの改善効果との比較対照図。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る画像表示装置の構成の一例を示す機能ブロック図。 本発明の第2の実施形態に係る文字テロップ検出部の内部構成の一例を示す機能ブロック図。 図13に記載したイネーブルトレース部の内部構成の一例を示す機能ブロック図。 図14に記載した順/逆トレース部において行われる立上りエッジ出力イネーブル信号の順方向トレース処理の概念を示す説明図。 図14に記載した順/逆トレース部において行われる立下りエッジ出力イネーブル信号の逆方向トレース処理の概念を示す説明図。 本発明の第3の実施形態に係る文字テロップ検出部の内部構成の一例を示す機能ブロック図。 図17に記載したイネーブルトレース部の内部構成の一例を示す機能ブロック図。 図18に記載した内部構成を備えていないイネーブルトレース部の各部における処理動作の概念を示す説明図。 図18に記載した内部構成を備えているイネーブルトレース部の各部における処理動作の概念を示す説明図。
符号の説明
11 RGB/YCbCr変換部
13 文字テロップ検出部
15 補間フレーム生成部
17 メモリインタフェース部(メモリI/F部)
19 画像メモリ
21 倍速変換部
23 YCbCr/RGB変換部
25 階調変換部
27 タイミングコントロール部
29 LCD(Liquid Crystal Display)(液晶表示)パネル
33 エリア限定部
35 第1ノイズ除去部(第1NR)
37 高輝度/エッジ部検出部
39 スクロール検出部
41 補間イネーブル生成部
43 第2ノイズ除去部(第2NR)
57 第1遅延部
59 第2遅延部
61、63、65、67 第1論理積演算部〜第4論理積演算部
69、71、73、75 第1差分演算部〜第4差分演算部
77、79、81、83 第1比較部〜第4比較部
85、87、89、91 第1カウンタ〜第4カウンタ
93、95、97、99 第5比較部〜第8比較部
101、103、105、107 第1積分処理部〜第4積分処理部
109 最大値判定部
111 出力制御部
131 第1イネーブル拡張部
133 遅延部
135 論理積演算部
137 遅延調整部
139 第2イネーブル拡張部

Claims (17)

  1. ホールド型発光する表示部を備える画像表示装置において、
    前記表示部に表示されるべき画像情報の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割するフレーム期間分割部と、
    入力された画像信号の階調レベルに応じて、前記フレーム期間分割部により分割された各サブフレーム期間における階調レベルを、最大輝度及びコントラストの低下の抑制が可能な階調レベルに決定する階調レベル決定部と、
    前記入力された画像信号中から、背景画像領域よりも高階調の可動画像を検出する可動画像検出部と、
    前記可動画像検出部が、前記入力された画像信号中から、前記高階調の可動画像を検出した場合に、前記画像信号中の前記可動画像の領域に対し、その動きを補償するための動き補償処理を行う動き補償処理部と、
    を有する画像表示装置。
  2. 請求項1記載の画像表示装置において、
    前記可動画像検出部が、
    前記入力された画像信号中から前記可動画像を検出するための領域を、前記画像信号中の所定エリアに限定するエリア限定部、
    を有する画像表示装置。
  3. 請求項1記載の画像表示装置において、
    前記可動画像検出部が、
    前記入力された画像信号における輝度を検出してそのヒストグラムを生成する輝度ヒストグラム生成部と、
    前記入力された画像信号中からエッジを検出するエッジ検出部と、
    を有し、
    前記入力された画像信号における、所定閾値以上の輝度値を持ち、且つ所定閾値以上のエッジを含む部分を前記高階調の可動画像と識別する画像表示装置。
  4. 請求項3記載の画像表示装置において、
    前記エッジ検出部が、更に、前記検出したエッジの極性情報を、前記高階調の可動画像の検出に用いる画像表示装置。
  5. 請求項3記載の画像表示装置において、
    前記輝度ヒストグラム生成部、及び前記エッジ検出部が、前記高階調の可動画像を識別するための各閾値を、前記入力画像信号における各フレームの高輝度エッジ画素のカウント数に応じて可変するようにした画像表示装置。
  6. 請求項1記載の画像表示装置において、
    前記可動画像検出部が、前記入力画像信号中の文字がスクロールしていることを検出するスクロール検出部、を有する画像表示装置。
  7. 請求項6記載の画像表示装置において、
    前記スクロール検出部が、
    前記入力画像信号の現フレームにおける前記高階調の可動画像部分の画素値と、前記入力画像信号の1フレーム前の前記高階調の可動画像部分の画素値との差分値の累積値により、前記高階調の可動画像部分同士のマッチング処理を行うマッチング処理部、
    を有し、
    前記マッチング処理部においてカウントする差分値の閾値を、前記入力画像信号の各フレームの高輝度エッジ画素のカウント数に応じて可変するようにした画像表示装置。
  8. 請求項6記載の画像表示装置において、
    前記スクロール検出部において検出される、前記入力画像信号の1フレーム期間中の文字テロップの移動量が、前記入力画像信号における所定フレーム期間連続して同一の値を示した場合に、前記移動量を有効とするようにした画像表示装置。
  9. 請求項1記載の画像表示装置において、
    前記可動画像検出部が、
    前記入力された画像信号中から立上り、立下りエッジを検出する立上り、立下りエッジ検出部と、
    前記立上り、立下りエッジ検出部により検出された立上りエッジから、輝度が高く、且つエッジが無いという条件に基づいて、第1の方向に文字部分を辿る順トレース部と、
    前記立上り、立下りエッジ検出部により検出された立下りエッジから、輝度が高く、且つエッジが無いという条件に基づいて、前記第1の方向とは逆方向の第2の方向に文字部分を辿る逆トレース部と、
    を有し、
    前記順トレース部からの出力信号と、前記逆トレース部からの出力信号との論理和により、前記背景画像領域から分離した文字部分領域のイネーブル信号を検出するようにした画像表示装置。
  10. 請求項9記載の画像表示装置において、
    前記可動画像検出部が、
    検出した可動画像部分のイネーブル信号を、前記可動画像部分の移動量分移動させたマスクイネーブル信号を出力し、前記背景画像領域に前記入力画像信号における現フレームの1つ前フレームの繰り返し画像が重なるのを防止するようにした画像表示装置。
  11. 請求項1記載の画像表示装置において、
    前記動き補償処理部が、
    前記可動画像検出部が検出した前記可動画像部分の移動量に応じて、前記入力画像信号における現フレームの1つ前フレームの情報を移動させてサブフレームを作成し、前記可前記入力画像信号における現フレームの1つ動画像部分に対しての動画ぼやけの改善を行うようにした画像表示装置。
  12. 請求項1記載の画像表示装置において、
    前記動き補償処理部が、
    前記可動画像検出部が検出した前記可動画像部分の移動量に応じて、前記入力画像信号における現フレームの1つ前フレームに係わる情報と、前記現フレームの1つ後フレームに係わる情報とから、サブフレームを作成し、前記可動画像部分に対しての動画ぼやけの改善を行うようにした画像表示装置。
  13. 請求項1記載の画像表示装置において、
    前記動き補償処理部が、
    前記可動画像検出部が検出した前記可動画像部分の移動量に応じて、前記入力画像信号における前後複数フレームに係わる情報からサブフレームを作成し、前記可動画像部分に対しての動画ぼやけの改善を行うようにした画像表示装置。
  14. 請求項11乃至請求項13の何れか1項記載の画像表示装置において、
    前記動き補償処理部が、
    前記可動画像検出部が検出した前記可動画像に係わるイネーブル信号部分のみに動き補償処理を行うようにした画像表示装置。
  15. 請求項9乃至請求項13の何れか1項記載の画像表示装置において、
    前記可動画像検出部が、
    検出した前記可動画像部分のみに動き補償処理を行い、前記可動画像部分の背景画像のAPLを検出するAPL検出部、
    を有し、
    前記マスクイネーブル信号部分には、前記背景画像のAPLの画像を表示するようにした画像表示装置。
  16. 請求項1乃至請求項13の何れか1項記載の画像表示装置において、
    前記可動画像検出部の何れか1つを有する画像表示装置。
  17. ホールド型発光する表示部を備える画像表示装置において、
    前記表示部に表示されるべき画像情報の1フレーム期間を複数のサブフレーム期間に分割するステップと、
    前記フレーム期間を分割するステップにおいて、入力された画像信号の階調レベルに応じて、前記フレーム期間を分割するステップにより分割された各サブフレーム期間における階調レベルを、最大輝度及びコントラストの低下の抑制が可能な階調レベルに決定するステップと、
    前記入力された画像信号中から、背景画像領域よりも高階調の可動画像を検出するステップと、
    前記可動画像を検出するステップにおいて、前記入力された画像信号中から、前記高階調の可動画像を検出した場合に、前記画像信号中の前記可動画像の領域に対し、その動きを補償するための動き補償処理を行うステップと、
    を有する画像表示方法。
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